2016年10月23日 (日)
【Tourbillon】10月22日大阪・Zepp Nambaを皮切りに、全国4か所を巡るZeppツアー開始!
REPORT - 12:07:42RYUICHI、INORAN、H.Hayamaからなるユニット、Tourbillonが10月22日、大阪・Zepp Nambaを皮きりに全国4か所を巡るZeppツアーをスタートさせた。10月12日に10年ぶりとなるフルアルバム『Life is beautiful』を発表したばかりの彼ら。会場には多くのファンが集結。開演の時を今か今かと待ち望んでいた。
満天の星空を思わせる照明、柔らかなキャンドルの火が灯るシンプルなステージの中、1曲目「Unique inquality」からライブがスタート。H.Hayama(Key)の奏でる美しいメロディが会場を優しく包み込み、INORAN(Gt)が凛とした音色を重ねていく。深みのあるRYUICHI(Vo)の歌声は楽曲により鮮やかな色彩を与え、1曲目から心酔するように聴き入るオーディエンスたち。ツアーが始まったばかりということもあり、詳しいセットリストは明かせないがこの日の楽曲のどれもが優しくて力強い、愛に溢れた表情で魅せてくれる。新作を中心とした楽曲展開であるのはもちろん、「アゲハ」「HEAVEN」など初期の楽曲もより深化した世界観を見せ、久しぶりのステージとは思えない、あまりの完成度の高さに思わず身震いがしてしまう。
メンバー3人の歌声、音の存在感はもちろん、バンドの世界観をより強固にさせるサポートメンバーの豪華さにも注目が集まる。沼澤尚(Dr)、TOKIE(Ba)、土屋昌巳(Gt)、YUKARIE(Sax)、個々の音色がバンドの輪郭をさらに強く打ち出し、他にはない雄大な世界観を作り上げていく。中盤にはHayama、沼澤、TOKIEによるインストナンバーも披露。美しくも気高い旋律、生命力溢れる鼓動を鳴らし、バンドサウンドとはまた違った一面に観客は静かに酔いしれた。
壮大な楽曲が続く中、MCでは一転して緩やかな空気が流れる。ファンには周知となっている“雨男”INORANについてや(開演直前に雨が…)、リーダーであるHayama泣かせなトークなど、あまりのギャップに驚いてしまうほど、自由気ままな和やかなトークが繰り広げられる。また、「アルバムをリリースしたし、これからも動いていけたら…」と、今後の活動に期待が高まる発言には会場から大きな歓声が沸き起こる。
その後もアルバムリード曲「Love Life」やタイトル曲「Life is beautiful」など、良質で多幸感溢れる楽曲を次々と披露。“唯一無二”なんて言葉だけでは形容しがたい、“Tourbillon”だからこその極上の音に魅せられ、あっという間にステージが終了した。
まだ彼らのツアーは始まったばかり。明日、23日には名古屋?Zepp Nagoyaで。さらに、10月29日、30日には東京・Zepp Tokyoでのステージが控えている。最新アルバムで感じた感動をさらに上回る、生のライブでの高揚感をぜひとも体感してほしい。
photo Susumu Miyawaki
——————————-
■Love Life (Music Video)
■NEW ALBUM「Life is beautiful」商品情報
発売日:2016/10/12
商品形態:
【CD+DVD】AVCD-93488/B
¥4,500(税込価格)
初回 スリーブ仕様
—————–●
【CD ONLY】AVCD-93489
¥3,500(税込価格)
CD収録曲
1.Life is beautiful
2. Unique in quality
3. Song of 99
4. Love Life
5. 戯曲
6. Cygnus
7. Silent Earth
8. 光
9. as it is
10. Hologram
11. Mirage
DVD収録曲
1.Love Life (Music Video)
2. Life is beautiful ~Making Movie~
—————–●
ライブ情報
10月22日(土) Zepp Namba OPEN 16:00 START 17:00
10月23日(日) Zepp Nagoya OPEN 16:00 START 17:00
10月29日(土) Zepp Tokyo OPEN 16:00 START 17:00
10月30日(日) Zepp Tokyo OPEN 15:00 START 16:00
—————–●
■Tourbillon オフィシャルホームページ
http://tourbillon.jp/index.php
2016年10月19日 (水)
【ライヴレポート】ベル<結成2周年記念単独公演「2nd Anniversary〜冬の六大都市ワンマンツアーに向けてメンバー一同頑張っていきます。」>2016年10月18日(火)新宿ReNY
REPORT - 18:30:29
ベル、生誕2周年単独公演を通し、「一緒に作りあげた曲たちを愛し続けてくれ」と発言!!
11月末には最新シングルの発表も告知!!。それにしても、こんな激しいベルは見たことない!!!!
10月18日(火)、ベルが結成2周年記念単独公演「2nd Anniversary〜冬の六大都市ワンマンツアーに向けてメンバー一同頑張っていきます。」を、昨年に引き続き新宿ReNYを舞台に開催した。タイトルへも示したように、この公演はベルの生誕2周年のお祝いはもちろん 、11月26日より始まる「ベル冬の六大都市ワンマンツアー『歌の大事件』」と3年目への活動の布石にもなっていた。
今宵のベルは、妖しいムードの中へ気持ちを暴発させる起爆剤を幾つも用意。ヤバいぞ、今夜の宴は…。
今宵の宴を彩る幕開けは、心をウキウキと弾ませる『週末レイトショー』から。妖しい歌謡曲ムードの漂う歌が、今夜も濃密な関係を築こうじゃないかと誘いをかけてきた。駆ける演奏の中から滲み出す妖艶な香りが、これから繰り出す演目たちにドキドキとした期待感を抱かせてゆく。
夢人のギターが身体に電光石火を走らせた。軽快なビートに飛び乗り、ヴォーカルのハロが身体を前のめりに観客たちへせまってゆく。『ゼンマイピエロ』は、ちょっぴり危険な香りも漂うスリリングな歌謡ナンバー。駆ける演奏にゾクゾクッとした興奮と震えを感じずにいれなかった。演奏に触発された観客たちも思いきり両手を振り、想いを舞台上に返していた。
『あの日の僕の君と雨』が感情を爆発させる合図だった。夢人のギターが心地好く跳ねるのと重なるように、会場中の人たちが右手を頭上高く掲げ一斉に飛び跳ねてゆく。サビの「バイバイ」では、ハロと一緒に大きくバイバイと手を振る場面も。今宵のベルは、妖しいムードの中へ気持ちを暴発させる起爆剤を幾つも用意していた。ヤバいぞ、今夜の宴は…。
ベルはファンたちを口説いていた。男の色気を振りまきながら、もっともっと熱く絡みあおうと情熱的に誘いをかけていた。
「もっともっとぐちゃぐちゃになりたいか?!、イケるかーっ!!」。ハロの煽りを受ける形で飛びだしたのが、『ノンフィクション』。ゆっくり左右に身体を揺らすハロの動きと重なりあうように、観客たちも身体を揺らしていた。サビや間奏では熱を発した演奏に触発され、誰もがその場で飛び跳ねてゆく。挑発するように、でも優しく歌うハロへ想いを返すよう、左右に大きく手を振り心地好く跳る観客たち。会場にはいい感じで熱が沸きだした。
「もっともっと熱くなれる?!。もっとイケる?!」。ねっとり絡みつく艶めいたスパニッシュなサウンドが飛び出した。なんて妖艶な、エロティックな香りを振りまくステージングだ。ベルは『アモーレ』を通し、ファンたちを口説いていた。男の色気を振りまきながら、もっともっと熱く絡みあおうと情熱的に誘いをかけていた。この手の妖艶サスペンス/妖しくロマネスクな楽曲も、今のベルにはとても似合う音の洋服だ。
夢人のアコギの旋律を合図に、艶やかな香りを携え届けたのが『きみのまま』。相手を求めるようにねっとりと歌いかけるハロ、楽曲が進むごと熱を上げてゆく演奏が、触れた人たちの身体を優しく、でも激しい想いを持って突きあげていた。なんて妖艶で熱情な…哀切ながらも高揚導く歌だろう。ベルは胸をキュッと疼かせる想いを『きみのまま』を通して伝えていた。
切ない歌だからこそ、気持ちをぶつけたいもどかしさに身体が熱い渇きを覚えてゆく。
「せっかくの周年ライブなんでね、久しぶりにやりたい曲も演るから。どれも素敵な歌なので、次も聴いてください」(ハロ)
高らかに吠えるようにギターの旋律が唸りを上げた。跳ねるビートの上に寄り添えたのは、想いを深く嘆くように届けた『さようなら僕だけの人』。とても切ない感情の歌だが、疾走する演奏と哀愁味満載なギターの旋律が、気持ちの奥底から一気に涙が込み上げてゆく感覚さえ与えていた。
たくさんの手拍子に包まれながら歌ったのが、哀愁メロウな『飴と無知』。想いを告白するように歌うハロ。その歌声に誰もがジッと耳を傾け、心で言葉を受け止めていた。意外とテンポも速いように聞き込むタイプの楽曲ではない。でも、嘆く様も漂わせたハロの歌声に触れていると、言葉のひと言ひと言を熱く抱きしめたい気持ちを止められなかった。
後ろ髪惹かれる想いにも似た感情だ。嘆くように、でもその歌声や旋律からは確かな躍動も伝わってゆく。『ビードロ』に触れていると心を涙に濡らしたい気持ちになるのに、身体は熱を上げたい疼きを覚えていた。もどかしい?!。切ない歌だからこそ、気持ちをぶつけたいもどかしさに身体が熱い渇きを覚えていた。
2年前に池袋EDGEを舞台にした主催ライブからベルの活動はスタート。昨年の1周年公演では全曲披露ライブを実施。2年経って持ち歌も現在は32曲に。ハロは、ベルの2年間の歩みを語っていた。
「やりたくない音楽をやって日本武道館に立つより、やりたい音楽をやってライブハウスで歌っていたい」。夢人が楽屋で語っていた言葉を、ハロが変わりに伝えてくれた。
明弥は、「この2年間は汗と涙と本当にいい日々だった」と語っていた。正人は「楽しかった思い出ばっかだよ」と語りながら、すぐに思い出が浮かばず。夢人も言ってたが、みんなつらい思い出をたくさん心に抱えながらもここまで歩んできた。そのつらさも、すべて楽しいに昇華されるからこそ、こうやって4人が前へ進み続けているのも事実。
咲いた両手の花の真ん中にはたくさんの笑顔が輝いている。それそこがベルとファンたちが作りあげた、ここにいる確かな証だ。
「僕たちの耳の鼓膜が破れるくらいの声を出してくれ!!いこうかー!!」。後半戦の先陣を切ったのが、スリリングなギターのカッティングビートが気持ちを嬉しく震わせた『バイバイ』。なんてスリリングな楽曲だ、切っ先鋭い演奏を突き付けながら、サビではともに歌を口づさみ、一緒に気持ちを溶け合わせてゆく。ハロの「バイバイバイ」の声に合わせ、誰もが大きくバイバイと手を振る様もお馴染みの光景。演奏が進むごとに感情が熱を持ってゆく。ヤバい、身体がもっともっと騒ぎたいと熱狂を求めてきた。
終ることなく続く「WOW!」「WOW!!」のやり取り。何故か、夢人の煽りにより観客たちがX JUMPしながら跳ねてゆく場面も。騒ぎたい衝動へスパイシーな刺激を与えたのが『音見世ディスコ』だ。ファンキーなフレーズが炸裂、サイコヒステリックな演奏に刺激を受けた観客たちが大きく頭を振りまわしていく。サビでは「WOW!」「WOWWOW!!」とタオルを振りながら観客たちが飛び跳ねてゆく。何時しか場内は、熱い空気が渦巻く妖しくFEVERするディスコ空間に変貌していた。
熱狂を連れ出すように、正人の激しいドラムビートが炸裂。腰にズンと響く明弥のベースが唸りを上げ出した。歪むギターの音を夢人が荒々しく掻き鳴らしてゆく。昂った熱を抱えたまま、演奏は『厚化粧の女』へ。ソリッドでエナジー満載な演奏に触発された大勢のファンたちが右や左へモッシュすれば、同じく右へ左へくるくる身体を回転させていた。このままイクところまでイッちゃえばいい、それこそがライブが導き出す快楽なのだから。
「もっと揺らせるよな!!もっとバカになれるよな!!」。情熱歌謡ロックの『RED』に合わせ踊り狂う観客たち。とても妖しいドープな香りを発する楽曲だ。演奏に触発され、誰もが手や身体を揺らし続けている。その濃い魔力にはまったが最後、誰もが恍惚のパラタイスを意識の中へ感じていた。
最後は、ベルのライブのクライマックスを彩り続ける『やってない』だ。会場中の人たちが大きく手の花を咲かせ、身体や意識のストッパーをぶっ壊し踊っていた。ベルのアグレッシブな演奏に負けじと、全力で咲き狂っていた。咲いた両手の花の真ん中にはたくさんの笑顔が輝いている。それそこがベルとファンたちが作りあげた、ここにいる確かな証だった。
これからも、みんなと2年間一緒に育ててきた曲を愛してもらいたい。
「一生やらない曲はうちは1曲も作らないし、かならず1年目に出した楽曲も、2年目に出した楽曲も、これから作り出す楽曲も、みんな大切な子供として育てていきたい。これからも、みんなと2年間一緒に育ててきた曲を愛してもらいたいなと思います」(ハロ)
夢人の演奏に乗せ、ハロが絶叫混じりに嘆く歌声を通して届けたのが『ワスレナグサ』。シンプルな演奏の上で、ハロはミッドメロウな楽曲を「どうか忘れないでください~今までありがとう」と感謝の想いも重ね、あふれんばかりの気持ちを込め歌いかけてきた。
哀愁な香りを連れだすように、ベルは『もう一度』を奏でた。シンプルだからこそ、メンバー一人一人の気持ちの輪郭が歌声や演奏からくっきりと伝わってきた。想いを語りかけるように歌うハロ。場内に居る誰もが、その歌と演奏を零さないようにしっかりと心で受け止めていた。
「こっから思いきり飛ばしていこうか!」。ファンキーなカッティングビートが炸裂。駆けだした『涙傘』を合図に、観客たちが一斉に跳ねだした。大勢の人たちが小さな団扇を、みずからの手をひらひらと舞い踊らせてゆく。ふたたび場内は大きく熱を孕みだした。
最後にベルは、あふれんばかりのエナジーを放つ『スローエモーション』を突き付けた。挑む姿勢で観客たちへ熱くせまるメンバーたち。サビでは場内中にタオルが舞えば、頭上に掲げた手を誰もが下ろすことなく熱狂へ嬉しく溺れていた。舞台上で煽る姿は見せても挑みかかる姿勢を見せることのないベルだが、最後には、今にも舞台下へ落ちそうなくらいステージ前まで身体を寄せながら、観客たちと熱い触れ合いを交わしていた。
誰もが頭を空っぽにステップ踏みながらはしゃいでゆく。その姿がとても眩しかった。
「残った体力を根こそぎここに置いて帰る準備はよろしいかい!?。みなさんは僕たちにとって大切な宝であり、仲間です」(ハロ)
止まぬ熱狂の声。三たび彼らはステージへ姿を現した。ベルが最後に届けたのが、最新ナンバー『真夏のバラッド』。この日でこの衣装も見納め。だからこそ、過ぎ去った夏を呼び戻すように、気持ちを思いきり解き放つようベルは『真夏のバラッド』を演奏していった。夏祭りの会場で一緒にスパークしていくように誰もがタオルや拳を振りまわし、左右にモッシュしながら気持ちを無邪気に開放する夏を感じていた。感情を解き放ちはしゃいでいけるこの歌は、どんな季節に演奏しようと、その会場に爽やかな青空とギラついた夏の刺激を届けてくれる。誰もが頭を空っぽにステップ踏みながらはしゃいでゆく。その姿がとても眩しかった。
この日の会場に生まれた熱狂を、ベルはこの冬に始まる六大都市ワンマンツアーへと繋いでゆく。また楽しみが増えたのは間違いない。最後にベルから新しいお知らせが伝えられた。
2月3日(金)、浦和ナルシスを舞台に「ベル明弥生誕ワンマン公演『HAPPY BOY3』」の開催が決定した。さらに、ベル初の東名阪主催ツアー『ベルリンピック2017』が行われることも発表。11月30日(水)には、通算5枚目となるシングル『ルフラン』も発売する。3年目のベルも、いろいろとヴィジュアルシーンを賑わせてくれそうだ。
PHOTO:遠藤真樹
TEXT:長澤智典
——————————-
ベル Web
——————————-
★最新情報★
2017年2月3日(金)浦和ナルシス
ベル明弥生誕ワンマン公演
『HAPPY BOY3』
ベル初の東名阪主催ツアー『ベルリンピック2017』開催
2017年2月11日(土)名古屋E.L.L
2017年2月12日(日)大阪RUIDO
2017年3月11日(日)高田馬場AREA
——————————-
★最新音源情報★
ベル5th single『ルフラン』2016年11月30日(水)リリース決定!!
——————————-
★LIVE情報★
2016.10.28(Fri)
ZEAL LINK Presents「ジンベルグル」
大阪 RUIDO
2016.10.30(Sun)
ZEAL LINK Presents「ジンベルグル」
名古屋 今池3STAR
2016.11.3(Thu)
LEZARD presents 脱皮フェスティバル〜おおしゃか〜
心斎橋VARON
2016.11.4(Fri)
LEZARD presents 脱皮フェスティバル〜にゃごや〜
HOLIDAY NEXT NAGOYA
2016.11.6(Sun)
ZEAL LINK Presents「ジンベルグル」
池袋 EDGE
2016.11.9(Wed)
Autumn Cup TOUR 2016 仙台
仙台MACANA
2016.11.11(Fri)
Autumn Cup TOUR 2016 長野
長野JUNK BOX
2016.11.12(Sat)
Autumn Cup TOUR 2016 新潟
新潟GOLDENPIGS RED STAGE
2016.11.19(Sat)
Autumn Cup TOUR 2016 岡山
岡山IMAGE
2016.11.20(Sun)
Autumn Cup TOUR 2016 広島
広島セカンドクラッチ
2016.11.22(Thu)
Autumn Cup TOUR 2016 福岡
福岡DRUM Be-1
2016.11.23(Wed)
Autumn Cup TOUR 2016 熊本
熊本Drum Be9 V1
2016.11.26(Sat)
ベル冬の六大都市ワンマンツアー『歌の大事件』
会場HOLIDAY NEXT NAGOYA
2016.11.27(Sun)
ベル冬の六大都市ワンマンツアー『歌の大事件 ~大阪編~』
心斎橋VARON
2016.12.2(Fri)
ベル冬の六大都市ワンマンツアー『歌の大事件 ~筑豊魂2016~』
福岡Drum SON
2016.12.10(土)
ベル冬の六大都市ワンマンツアー『歌の大事件 ~札幌前夜~』
札幌 SUSUKINO 810
2016.12.11(日)
ベル冬の六大都市ワンマンツアー『歌の大事件 ~札幌後夜~』
札幌 SUSUKINO 810
2016.12.17(Sat)
SPEEDDISK PRESENTS 『THE忘年会』
高田馬場AREA
2016.12.18(Sun)
冬の六大都市ワンマンツアー『歌の大事件 ~仙台編~』
仙台HOOK
2016.12.21(Wed)
ベル×ギガマウス X’mas special 2MAN night!!「ジングルベル!メリークリスマウス!」
高田馬場AREA
2016.12.24(Sat)
stylish wave 冬将軍 大阪編
大阪MUSE
2016.12.25(Sun)
stylish wave 冬将軍 名古屋編
名古屋E.L.L
2016.12.31(Sat)
stylish wave COUNTDOWN ’16-’17
新宿ReNY
2017.1.8(日)
ベル冬の六大都市ワンマンツアー ファイナル『歌の大事件 ~東京編~ 』
TSUTAYA O-WEST
——————————-
-セットリスト-
『週末レイトショー』
『ゼンマイピエロ』
『あの日の僕の君と雨』
『ノンフィクション』
『アモーレ』
『きみのまま』
『さようなら僕だけの人』
『飴と無知』
『ビードロ』
『バイバイ』
『音見世ディスコ』
『厚化粧の女』
『RED』
『やってない』
-ENCORE-
『ワスレナグサ』
『もう一度』
『涙傘』
『スローエモーション』
-W ENCORE-
『真夏のバラッド』
2016年10月15日 (土)
【舞台レポート】ライブと演技がバトルする音楽舞台劇「Sing Equally under the Sky-DIVISION-」10月12日&13日@TSUTAYA O-WEST
REPORT - 23:14:39
10月12日と13日の2日間に渡り、TSUTAYA O-WESTで音楽舞台劇「Sing Equally under the Sky-DIVISION-」が上演された。
舞台後方高台に2台のドラムセットを設置、その下にアンプ類を据える形でステージ上には2つのバンド用のセットを配置。物語は、自由を獲得するための革命を起こそうと鼓舞する集会場を舞台にしたライブシーンから幕を開けた。
戦争に荒廃した近未来。指導者たちは国の秩序を守るため、幾つもの階層に人間を分類。平和を維持するために掲げた七大禁則のもと上層社会の人たちが国を支配すれば、階層を下げるほど、人は上の階層の人たちを支える立場となっていた。だが、最下層に投げ捨てられた人たちだけは人間扱いされることはなかった。その最下層の人たちが自由を獲得するため、この国を支配する政府を打倒しようと七大禁則を破り、自由革命軍と称し立ち上がった。そこには、戦いで革命を起こそうと意気込む人たちと歌を通して革命を煽動してゆく人たちがいた。
秩序を知らない無法者たちが結束を固め政府へ謀叛を起こす一方、政府の人たちは死罪を掲げ、反乱者たちを殲滅しようとしていた。その物語の中でいくつも生まれた「生きる意味」を問いかけた友情や裏切りなど人との関係。武力を持って武力を鎮圧しようとする愚かな行為の繰り返し…。
この作品は、歌で人の心を一つに結びつけてゆくことがテーマの一つになっていることから、役者たちが描く物語の要所要所にライブシーンを組み込んでいた。ときには、ライブバトルという名のもと、2つのバンドが交互に演奏を行えば、2バンドが一緒に一つの歌を奏でるときも(ツインドラム/ツインベース/ツインギターの迫力は凄まじい)。演奏中も、舞台上では役者たちによる演技(主に戦いの場面)が繰り広げられていた。観客たちも、その場にいることがすでに集会へ参加した役者としての役割を担っていた。
音楽を添え物ではなく、音楽と演技を同一に扱い、舞台劇と歌を通して「Sing Equally under the Sky」という物語は形作られている。
「Sing Equally under the Sky-DIVISION-」と題したこの物語は、過去に上演された「Sing Equally under the Sky.-AWAKEN-」の前章となる物語。つまり、エピソードゼロとなる。始まりの舞台を体験したことで、その続きを観たくなった人たちも多かっただろう。事実、物語の最後には「革命の物語へ続く」と予告されていた。と言うことは、ふたたび「Sing Equally under the Sky.-AWAKEN-」を再構築して描き出すのか、とても気になる。
今回の舞台では、コタニキンヤ/michi.(S.Q.F)/小林写楽(メトロノーム)/Ricky(DASEIN)の4人が役者として演技も見せていた。今後も続きの上演が続く場合、どんなミュージシャンらが物語を彩ってゆくのかも楽しみだ(同じかも知れないし違うかも、そこはまだ未定)。何よりライブハウスを舞台にしたように、観客たちもスタンディングのもとライブシーンでは熱狂しながら物語を楽しんでいた。この続きが何時、どういう形で現れるのかは定かではない。が、そのときを期待して待ちたくなった。それくらい,次の展開を楽しみにさせる物語がそこには描き出されていた。
TEXT:長澤智典