2016年12月17日 (土)
【ライヴレポート】<umbrella>2016年12月16日 OSAKA MUSE。多くの人に支えられた2016年を締めくくるumbrella ONE-MAN〜Chapter.3 「体温」
REPORT - 16:15:54
<もらった「体温」を持って、「踏出(ふみだす)」次の一歩へ。umbrellaとは何なのか。今、改めて彼らが提示する。>
12月16日、OSAKA MUSEに集まったたくさんのファンが息を飲み最初の音を待つ。
この日の1曲目は「月」。澄んだ高い空から暗闇を照らす銀色の月が、目に浮かぶような楽曲だ。
「umbrellaの歌モノとは何かを説明するような曲です(Vo.& Gt.唯)」と演奏されたのは“造形アリス”。続く“レイニングレター”では、歌声と音が溶け合い、耳に心地良い。
「歌モノバンドとして、ライヴバンドとしての意識を変えたきっかけの曲です。“軽薄ナヒト”(唯)」
ここから堰を切ったように、熱く激しい楽曲が立て続けに演奏され、オーディエンスが拳や手拍子で応える。柊が背面でギターを演奏する豪快な姿と小気味良いDr.将のリズムが印象的な “ Witch?”では、メンバーとファンが一緒になってジャンプする。
「みんなの楽しそうな姿を見ると、良かったなって。音楽って、いろんなことをできた方が楽しいんですよ、やっぱり。そんなumbrellaの本質をきいてください。“微熱”(唯)」
まっすぐ前を見つめて歌う唯の口から「体温」がとめどなく溢れ出す。静かなようで確実に熱を持って刻まれる一音一音が、まさに微熱のようにじわりと会場に熱を与え続ける。
本編を締めくくる“ヨルノカーテン”は、11月にリリースされた4thシングルの表題曲。歌詞になぞらえ「これからも僕たちをよろしくね、ありがとう!」と唯が叫び、春は身体全体でベースを演奏する。全員がこの日いちばんの笑顔で『これがumbrellaだ!』とばかりの自信に満ちた表情を見せてくれた。
アンコールでは、結成記念日である3月14日、約1年ぶりに東京でのワンマンライヴ【Chapter.4 「 踏出 」】を開催することが発表された。2016年のリリースやさまざまなライヴを経て改めて「心に傘を」という原点を掲げ、次のステージへ踏み出していきたいという彼らの強い意思が込められている。
そして最後に演奏されたのは“アラン”。明るい中にもumbrella節が光るこの曲は、彼らの未来を描いているようで、今後への更なる期待が高まる。
umbrellaがより一層の進歩を見せつけてくれるであろう次回ワンマンライヴも決して見逃さぬよう、ぜひZirco Tokyoへ足を運んでほしい。
TEXT:田端郁(HoneyMilkWorks)
PHOTO:chi.yow / Ryo Kawakami
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umbrella ONE-MAN 【Chapter.4 「 踏出 」】
日程:2017 年 3月 14日 (火)
出演:umbrella
開場18:30/開演19:00
会場:Zirco Tokyo
前売 ¥3,500 / 当日 ¥4,000
(入場時ドリンク代別途)
★チケット:
・Aチケット(umbrellaライヴ会場物販手売り)
2017/1/14~ライヴ会場にて販売開始
・Bチケット
e+(2017/1/15発売)
・バンド予約
【入場順】A→B→バンド予約
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この時代に流されて見えなくなった本当に大切な事を伝えたい。心の雨は僕達が守るよ。
傘は此処だよ。(唯)
umbrellaとういうバンドが始まって数年こうやって周年にワンマンを出来るのは、やはり愛してくれる人が沢山いるからだと思うと、嬉しく思う反面沢山恩返しをしないと、と思います。
音楽を通して沢山の事を伝えて行きたいと思います。まだまだ前を見て歩き続けます。(柊)
ありがたいことに結成日から止まらず突き進んできました。またこの日から一緒に踏み出して進んでいきましょう。(春)
結成日に東京でワンマン出来る事が嬉しいです。これも普段から応援してくれる皆さんのおかげです。
「踏出」ということで、これからもガンガン攻めていこうという気持ちからこのタイトルにしました。よろしくお願いします。(将)
★umbrella★
2016年12月12日 (月)
【defspiral】波乱の2016年を走り抜け、2017年はさらなる飽くなき探究へ。12月10日<<defspiral oneman live 2016 CENTER OF THE SPIRAL>新宿Zirco Tokyo レポ
REPORT - 13:58:09
12月10日、defspiralが年末恒例ワンマンライブ <defspiral oneman live 2016 CENTER OF THE SPIRAL>を新宿Zirco Tokyoにて実施し、2016年の活動、共に奏でてきた楽曲の数々を振り返り、2017年さらなる探究心を持って活動することをファンの前で宣言した。
<CENTER OF THE SPIRAL>はdefspiralが毎年年末に行っているワンマンライブ。今年は異例の2daysでの開催となり、1日目は、-YOUR REQUEST DAY-と題したファンからのリクエストを募集。2日目となったこの日は-OUR ANSWER DAY-と題し、今度はメンバーからファンへ感謝の気持ちを伝える特別な一夜となった。
defspiralとしては久しぶりの2daysライブ。2日目となるこの特別なライブの始まりは、defspiralとのどこまでも続く未来さえも感じさせてくれるポップでありながら壮大な楽曲「BRILLIANT」からスタート。「Arcoromancer」、「MASQUERADE」、「NIGHTMARE」、「Serenade」と大人で耽美な楽曲からdefspiralの代名詞であるダンサンブルなナンバー、疾走感溢れる楽曲までが一気に押し寄せる。
Ryo(Ba.)のアップライトベースが妖艶に響き渡る「カナリア」をしっかりと聴かせ、MASATO(Gt.)のノイジーなギターから「Vermilion」へとつながりダウナーな世界を展開。一転して「VOYAGE」では新たな世界を切り開き、ステージに光が差し込む。
「例え100票であれ1票であれ、みんなの『この曲を聴きたい』という想いを感じまして、改めて自分たちの曲を愛おしく感じます。」と前日のリクエスト企画を通して改めてファンの想いを受け取り、ステージからそれに応えるdefspiral。バンドとしては初の試みではありながらも、そこには長年培ってきたバンドとファンとの愛が溢れていた。そのまま本編ラストの「SILVER ARROW」までステージとフロア、圧倒的一体感を持って駆け抜けた。
アンコールでは、「2016年、いろいろなことが有りましたが、こうやって最後みんなとワンマンライブ感じ合うことができてよかったです。」とファンに改めて感謝の気持ちを伝えるTAKA(Vo.)。2016年は年明けからMASAKI(Dr.)が腰の故障のため活動を休止、実に8ヶ月以上サポートメンバーを迎えての活動を余儀なくされた。しかし、そのMASAKIも夏のツアーには完全復活。この日はそのMASAKIから2017年春のツアー、毎年大切に実施している周年ライブの告知も行われ会場から大きな歓声が沸いた。「トワイライト」、「RESISTANCE」、「LOTUS」とアンコールにて3曲を披露し、「不甲斐ない思いも今年はしましたし、その中で改めて感じたこともたくさん有りました。その答えは2017年に持ち越すことになるかもしれませんが、その思いを音楽に込めて、言葉に込めて、来年素敵なバンドを届けていきたいと思います。2017年もよろしく。」とdefspiral としては2年ぶりとなる新シングル楽曲「AFTERGLOW」を初披露。フロアからはこの日最大の喝采が起きた。計4曲をアンコールにて披露するも、それでも大興奮のファン達からメンバーを求める声は止まない。ダブルアンコールに応え「CARNAVAL」をさらにプレゼント。合計21曲にも及ぶ2016年最後のワンマンライブは、希望の光に満ち溢れるものとなった。
2016年、確かにdefspiralとして順風満帆な活動が出来なかったのかもしれない。しかし、その分大きな愛をFreaks(:defspiralファンの呼称)から受け取った1年でもあった。2017年はそれに答える、そのANSWERを届ける、まさにこの<CENTER OF THE SPIRAL>「-YOUR REQUEST DAY-」、「-OUR ANSWER DAY-」の二日間がその気持ち、姿勢を象徴しているのではないだろうか。
Photo : HIROYUKI UENO(nonfix creative)
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◎2017年2月、約2年ぶり待望の2017年 第一弾シングル「AFTERGLOW」リリース決定!
2017 .2.22 (wed) Release!
13th Single『AFTERGLOW』
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TYPE A 【CD+DVD】
品番 SSCPC-0015
価格CD+DVD 1944円(税込)
JAN 4571270934242
【CD】
収録曲
M1.AFTERGLOW、他 新曲1曲+インストルメンタル含む4曲
※defspiral 7th Anniversary live -Dear Freaks- リハーサルご招待応募券付き
【DVD】
収録内容
M1.AFTERGLOW MUSIC VIDEO
M2.AFTERGLOW -Behind the scenes-
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TYPE B 【CD】
品番 SSCPC-0016
CDのみ 1620円(税込)
JAN 4571270934259
収録曲
M1.AFTERGLOW、他 新曲1曲+インストルンタル含む5曲
※defspiral 7th Anniversary live -Dear Freaks- リハーサルご招待応募券付き
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◎ defspiral oneman tour 2017開催決定!
Tour Final & defspiral 7th Anniversary live -Dear Freaks-
5.26(Fri) 渋谷TSUTAYA O-WEST
ツアーの詳細は後日発表!
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◎ defspiral presents TAKA & MASAKI Birthday Party2017開催決定!
-BIRTHDAY LIVE-
4.15 会場:横浜 O-SITE ※チケット情報等は後日発表!
-BIRTHDAY BUS TOUR-
4.15〜4.16 ※宿泊先、申込等詳細は後日発表!
★defspiral★
http://www.defspiral.com/index.php
2016年12月08日 (木)
【オリジナルライヴレポート】ソニックデスモンキー<ONEMAN LIVE『ソニックパーリーナイトクラブ〜渋谷だよ!全員集合!〜』>2016年12月2日(金)渋谷club asia!──リツ(B)が初めて明かした「加入の理由」。
REPORT - 12:01:25
2015年3月より本格始動。「楽しく、明るく、元気よく」をモットーに活動するソニックデスモンキーが、12月2日(金)渋谷club asiaにて<ソニックパーリーナイトクラブ〜渋谷だよ!全員集合!〜>と題したワンマンを開催した。多くのバンドが生まれては消えてゆく中、彼らがこのヴィジュアルシーンにてどんなスタイルを築き上げてゆくのか。どんな未来を見せてくれるのか──。
エレクトリックなSEの後、メンバーが一人一人ステージに登場。「皆様、全員拳をください!」まずはアグレッシヴな「二次元ニューワールド」からスタート。この日はイベントライヴではなく自分達だけの時間がたっぷりある、何も臆することは無い、とばかりに冒頭から飛ばしまくる。客席フロアは既にヘドバン、そしてフラッシュリングの波で埋め尽くされる。パワフルなイントロから、手拍子がわき起こる「極上フルコース」へ。そして和風なテイストと力強いサウンドに、回ったりジャンプをしたりとファンの笑顔も溢れる「乙姫遊戯」。ソニックデスモンキーのサウンドやライヴは、いわゆる「V系の王道」とも言える要素がたくさん含まれている。ファンはメロディやリズムに合わせて振りをしたり、飛んだり回ったり。“ファン参加型”でもあるのだが、もちろん全員が必ずやらなければならない訳ではないし、そういった強制的な匂いも無い。激しい部分も多々ある割には殺伐としておらず、アットホームな空気感さえ漂うのは何故なのか。この理由は、後程──。
タクヤ「楽しんでくれてますか?今日はせっかくのワンマンなので、後ろにいるお客さんとか、真ん中とか場所とか関係無く全力で楽しんでいけるようなライブをしていこうと思うので、最後まで力を貸して下さい。どうぞ宜しくお願いします!」
驚くほどに律儀な挨拶のあと、スピード感が心地よい「ダメ女子」では、右へ左へと体を揺らすはる(Gt)、翔人(Gt)、 リツ(B)の弦楽器隊の息の会ったパフォーマンスに客席も同調、場内全体が左右に揺れる。「スイートビターチヨコレイト」では、飛んで跳ねてまるでステージ上で遊んでいるかのようなフロント4人。だが、タクヤ(Vo)は客席の前から後ろまでファンの顔を確かめるように、話しかけるように歌う。強引に「着いてこい!」というよりは、手を取って「一緒に行こう!」というのがタクヤのスタイルだ。「OH、YEAH!」のコールアンドレスポンスもあり、更に一体感を増してゆくフロア。
ここでちょっとしたトラブルが。演奏が中断してしまうのだが、
聖也(Dr)「あってる??俺あってるよ!?あってるよ!!あってるよ!!!!!(必死)」
タクヤ(Vo)「俺が間違ってました(笑)」
聖也(Dr)「あってるよ!?あってるよ!?俺あってるよ!!!(まだ必死)」
いつも面食らうのが、この聖也のハイテンション。大きな声で「俺はここだよ!!!」と主張しまくる(笑)。
そしてとにかく演奏中も満面の笑みを見せ、本当に元気に楽しそうに全身全力でプレイする。
もしかしたらちょっとシャイなメンバーが多い(?)ソニックデスモンキーのフロントを、ぐっと盛り上げてリフトアップしているのがこの聖也だろう。初めてみるとびっくりするオーディエンスも居るかもしれないが(笑)、彼のあの底抜けの明るさと、屈託の無い笑みに引き込まれて一緒に笑顔になれれば、それで成功なのだ。
「君たちのために届けたいと思います。」
静かなタクヤの声を合図に始まったのは「何百何千何万何億年前の物語」。スケール感や優しさを感じさせるこの曲は、ソニックデスモンキーの別の顔を見せる1曲でもある。バックライトがステージを包み、浮かび上がる5人が幻想的でさえあった。
「今日は新曲を持ってきました!なんとりっちゃん(リツ・B)の曲です!」との紹介で始まったのは「君と魔法」。若干ダークな雰囲気をもった、ベーシストが手がけた感たっぷりの1曲。グルーヴが心地よいサウンドは、新たな彼らの魅力のひとつとなりそうだ。現在のソニックデスモンキーのパイロットソングとも言って過言ではない人気曲「酸欠金魚」、ぐっとボルテージを上げるハード曲「デスメロポップス」と立て続けに畳み込む。MCでは「いじられキャラ」と化してきた翔人(Gt)だが、演奏中もにこやかで楽しそうな表情が印象的だ。上手のはる(Gt)も、いつも以上に華やかにステージ狭しと動き回る。対照的な動きを見せるこの二人、時折ロックな男っぽい動きで客席を煽る翔人、艶やかで柔らかいパフォーマンスが華麗なはる、このギター隊は正に「デスモンの花形」と言えるだろう。
お馴染みの「華麗な王子様」ではモッシュでフロアが賑やかになる。恒例となったバナナを客席へ投げ入れ、キャッチしたファンは公演後におみやげが貰える、というパフォーマンスでは「華麗な王子様」にひっかけて、レトルトカレーが用意されていた。こういった企画ひとつをとっても、ステージからの一方通行のみではなく「ファンをライブに参加させる」というバンドの意図が見え隠れする。「逃げちゃダメ、逃げちゃダメ〜!」のコールでスタートした「逃げちゃダメ。」からはもう無法地帯。暴れまくりのオーディエンスと、ついにギターを置いてシャウトする翔人。ラストの「グッバイララバイ。」ではステージセンターにフロントの4人が集結するシーンも見せ、ファンもメンバーも盛り上がりメーターを最高まで振り切って本編を終了。
アンコールはスクリーンの発表からスタート。池袋EDGEにて開催されるタクヤと翔人の生誕祭開催、そして東名阪ワンマンツアー開催が発表された。合わせて、2017年1月11日に発売となるNew Single「エキセントリック恋愛論」のMVがフルで公開。その後メンバーが登場、生でこの「エキセントリック恋愛論」を初披露。どこか歌謡曲風味+聞き易さが癖になる、ちょっと中毒性もある新曲だ。本編から異端児っぷりを発揮している翔人が、またもやギターを置いて客席に向かって振りを誘導したり、踊ったり。本来、「なんでもあり」が魅力のV系というカテゴリー、その中でソニックデスモンキーは「楽しみ、楽しませる」を「自由に」遂行していこうとしている。
アンコールという事もあり、メンバーひとりひとりがMCをするコーナーに突入したのだが、ここで、穏やかかつ、にこやかに熱くステージを支えていたリツ(B)のMCが非常に印象的だったので出来る限り、再現したい。
リツ「ワンマンの感想といっても、みんなと言う事が被ってきちゃうとイヤなんで。まだちゃんとこういう所で言ってなかったので、加入のいきさつをね、しゃべりたいなと。
元々声かけてくれた時って、俺もうバンドやってなくて。引退してまして、やるつもりなかったんですけど。サポートからっていう事で声かけてもらって、かれこれ1年経ちますが。
最初、「ソニックデスモンキー」って名前をまず聞いて、どんなバンドだろう?って調べるじゃん。で、ネットで調べて出てきたのが、アー写でバナナくわえてる…(笑)うそでしょ、このバンド何?!みたいな(笑)。俺の第一印象がそれなのよ。「俺、これやんのか…?」って思ったのが、正直な第一印象で。
でも実際メンバーと会ってみて、一緒に関わるようになってから、写真で感じるイメージと違って意外と熱いし意外と頑張ってるな、って。
変な話、入り口がここだったから(手を下に)それが一気にここまで上がって(手を上に)(笑)。
で、この人達は結構不器用だな、とも思いまして。俺が近くで感じたこのバンドの良さみたいなのが、なかなか伝わりきってない。
写真でのちょっとおちゃらけてるみたいな印象ばっかり先走っちゃって──多分ライブに来てくれてる子はね、気づいてるとは思うんですけど。
そういう良さをもうちょっとみんなに伝えるために、そういう力添えが出来たらいいなと思って、加入を決意しました。」
タクヤ「そうだったんだね。」
リツ「…いや、もっとあるんだけど、デスモンに好きな曲があって。「惚れた女の弱み」っていう曲あるじゃない。ぶっちゃけ次やるんですけど(笑)。あの歌詞、恋に溺れた女の子の曲でしょ。あれね、やばいんですよ(笑)。俺の、このシーンに対する未練みたいなのが、凄いストレートに書いてある気がしちゃって。
俺、いつまでサポートやってるんだろう、とか。毎回「今日こそ断ろう、いつまでもサポートやってられない」と思いながら、わかってるんだけど…ライブハウスに向かう足は早まるんですよ(笑)。(おおー、と客席や他メンバーから感嘆の声)
(私あなた大好きなの そう惚れた女の弱み 悪化してゆく禁断症状消えないの 分かってるのに向かう足は速まるの ────「惚れた女の弱み」)
自分の心にぽっかり空いた穴にね、絆創膏みたいなのをペタペタ貼って隠していたのを、ガシガシ剥がしていくんですよ、この人達(メンバー)が。
まあ、そんなこんなもあって、このバンドのいい所をもっと伝える力添えが出来たらなっていうのと、あとやっぱりこのメンバーといると元気を貰えるっていうか。この間びじゅなびさんのアンケートでもこのバンドは自分のパワースポットって(https://archive.visunavi.com/news/201994/)答えたんですけど。実際そういう所があって、居るだけで無条件でテンション上げてくれるっていうか、そういう場って大事だなって思って。僕の居場所としては最高の場所なんじゃないかなと思って加入する事にしました。
ワンマンってなんかひとつの節目みたいな所あるじゃないですか。だから、今日からやっとちゃんと加入出来たのかなっていう気がしてます。
今日は集まってくれて、本当にありがとうございました。」
この加入に至るエピソードは初披露との事で、言葉の中にもあったとおり、節目であるこのワンマンで加入時の気持ちを話す事で、これからソニックデスモンキーの一員として頑張っていこうというリツの決意のようなものも感じさせるMCだった。
こうして披露された「惚れた女の弱み」、そしてラストの「CRAZY MONSTER」ではこの日一番の拳が上がり、お祭り騒ぎの大騒ぎで終演を迎えた。
このバンドが作り出す、どこかアットホームな空気。これは想いの熱いメンバーが集結し、結束し、そんな5人が皆そろって「ファンの方を向いている」からではないかと思う。メンバー全員がとにかくファン全体を良く見て顔をそちらへ向けて「ソニックデスモンキー」を伝えようとしている。出来るだけひとりも置き去りにしたくない、「楽しい事をやりっ放し」ではなく、「だいじょうぶ?楽しんでる?」「笑顔になれてる?」と、終始問いかける。黙って下を向いてしまっている子の顔を上げさせようと、回りで一生懸命声をかけているような。そんな小さな気遣いがステージから伝わるので、ファンも自然にそんな問いかけに応え、前を向き、体を揺らし、笑顔を見せている。「みんなで楽しもう」という意識が溢れている。それが熱いけれども温かい空間を創り出している理由なのではないだろうか。
「楽しく、明るく、元気よく」。ふざけているようでふざけてはいない、彼らは本気。
今日はライブへは行けない。そう思っていたのにいつの間にか「ライブハウスに向かう足が早まっている」、そんな事があったら、それはまさに「惚れた女の弱み」なのかもしれない。
来年に向けて、更にエンジン全開となりそうなソニックデスモンキー。その元気なパワーで、たくさんの笑顔を生み出してくれることを期待したい。
TEXT◎Koji Endo
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<ソニックデスモンキー 最新情報>
その①
タクヤ&翔人 生誕祭LIVE開催!!
2017/03/31(Fri.) 池袋EDGE
『タクヤ&翔人 生誕祭』
〜今年もやります!タク様 しょと様〜
※より素晴らしい1日にする為に、タク様としょと様は未だ内容を計画中の様です。なので詳細後日解禁!!
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その②
ソニックデスモンキー初!
東名阪ONEMAN TOUR開催!!
ソニックデスモンキー1st.ONEMAN TOUR
『-69-ロックデナシ』
~笑う箱には猿来たる~
▶︎2017/5/20(Sat.)
心斎橋CLAPPER
《♡はROCK!心斎橋CLAPPER編》
▶︎2017/5/21(Sun.)
名古屋Heart Land
《心はROCK!名古屋♡ランド編》
▶︎2017/6/9(Fri.)
高田馬場AREA〜TOUR FINAL〜
《AREAでヤらなきゃROCKじゃねぇ編》
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<Release>
2017/01/11(Wed.)New Single
【エキセントリック恋愛論】Release!
【君にエキセントリック恋愛論】エキセントリック恋愛論 MV SPOT
・A type『ロジック盤』
CD+DVD(2songs+1MV) / ¥1,500(税別) / DCCNM-003
[CD]
1.エキセントリック恋愛論 (作詞:タクヤ 作曲:はる)
2.君と魔法。 (作詞:タクヤ 作曲:リツ)
[DVD]
1.『エキセントリック恋愛論』MV
・B type『ヒステリック盤』
CDのみ(3songs) / ¥1,000(税別) / DCCNM-004
[CD]
1.エキセントリック恋愛論 (作詞:タクヤ 作曲:はる)
2.君と魔法。 (作詞:タクヤ 作曲:リツ)
3.醜いアヒルの仔 (作詞:タクヤ 作曲:はる)
発売元:DANGER CRUE MUSIC
販売元:ダイキサウンド株式会社
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<エムカード>
【ストリーミング収録内容】
1.【コメント。メンバーのご挨拶】
2.【試シ聴キ。】エキセントリック恋愛論(全曲試聴)
3.【試シ観ル。】CRAZY MONSTER(Live Movie)
【配布店舗】
タワーレコード(渋谷店/新宿店/梅田NU茶屋町)
ヴィレッジヴァンガード(池袋サンシャインシティアルタ/川崎チッタ)
ライカエジソン(東京/原宿/名古屋/大阪)
ZEAL LINK(渋谷/高田馬場/名古屋/大阪)
littleHEARTS.(仙台/新宿/大阪)
ブランドエックス(池袋)
自主盤倶楽部(新宿)
fiveStars(名古屋)
ピュアサウンド(アメリカ村店)
Ai-華龍(京都)
Ash-LD’50(静岡)
デュークショップ(松山/高松)
スカルローズ(福岡)
音楽処(札幌)
*カードの到着、店頭での準備など状況により配布開始が遅れる場合があります。
*各店共に限定枚数での配布となります。無くなり次第配布終了となります。
*再生方法、収録内容に関するお問い合わせは、店頭ではお受けできません。
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<MOVIE>
【素晴らしきかな歌舞伎町】CRAZY MONSTER Live MV
【ズルい男よね】惚れた女の弱み MV
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【ソニックデスモンキーOfficial HP】
http://sonic-m.jp/