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2016年04月13日 (水)

【イベントレポート】「D」が13周年プレミアムライブをサンリオピューロランドで開催!

REPORT - 21:11:03

月2日、Dの結成13周年を記念したスペシャルプレミアムライブがサンリオピューロランドで行われた。
館内にある「エンターテイメントホール」でライブを行ったバンドは、なんとDが初との事。
Dの独自の世界観にサンリオキャラクター(ハローキティ、マイメロディ、クロミ、キキ&ララ、ウサ耳仮面の計6キャラクターが登場!)たちも見事にマッチし、正にプレミアムな2部構成のライブとなった。
サンリオキャラクターとメンバーが中睦まじくふれあう姿や、メンバー仕草を真似るキャラクターの姿も見ることができ、1部2部共にプレミアムに相応しい熱狂に包まれたラ イブ になった。
当 日はハローキティやマイメロディとコラボしたグッズも販売され、来場したファンもコラボグッズを手に取り歓喜の声が聞こえる場面も。
14年目の彼らの航路は今まで以上に素晴らしいものとなるだろう。

 

※ライヴスケジュール
2016年4月15日(金)
D 13th Anniversary 「Mad Tea Party Vol.34」 
EX THEATER ROPPONGI

2016年8月29日(月) 
TSUTAYA O-EAST

コラボグッズ通販 web site
http://www.rosen-kranz.jp/shop
※近日スタート予定

D official web site
http://www.d-gcr.com/

ASAGI official web site
http://www.god-child-records.com/asagi/

 

 

©’76,’90,’05,’16 SANRIO APPROVAL No.P0804133




2016年04月11日 (月)

【イベントレポート】千歌繚乱vol.2★2016年3月30日、渋谷REX★レインディア / BUK BUK / ツヅキマシテ、 / umbrella

REPORT - 16:19:36

 

今注目の若手ヴィジュアル系バンドが出演するライヴイベントシリーズ「千歌繚乱」。

2016年3月30日、渋谷REXにてその第三回目が開催された。

 

今回出演したのは

レインディア

BUK BUK

ツヅキマシテ、

umbrella

の4バンド。

 

どのバンドも個性が際立ち、独特の世界観を持っている。

それぞれが大いに会場を盛り上げていた。

今回はその模様をレポート。

 

ちなみに本イベントの出演順は、公式Twitterでファンがリツイートした数によって決定され、事前に公開されている。イベント開催前からファンが楽しめるように工夫されているのが本イベントの魅力でもある。

 

rain★

 

トップバッターはレインディア。

レインディアは2014年に結成され、都内を中心に活動中。人間が生きる上で感じる、感情をそのまま表現しているバンドだ。

 

幕が開けるとそこには5人が立っていて、すぐに『嘔漏羅』の演奏が始まった。

 

そこから2曲目3曲目と畳み掛けるようにヘドバン必須の激しい曲が続き、ライヴの定番曲『残虐的狂死曲』で観客は大いに盛り上がる。

 

Vo.三好健が感情そのもののような歌声で、「孤独」や「死」「絶望」などの鋭い言葉を

心に突き刺してくる感覚にぞくぞくする。

 

レインディアは終始激しいステージを見せてくれたが、最後に演奏されたのは「紅いモノクローム」という、絶望の中に一筋の希望が見えるような曲。

切なさも感じさせてくれるこの曲で、ただ暴れるだけのバンドではないことも見せつけてくれた。

 

 

フロア全体がレインディアの作り出す雰囲気にのみこまれ

余計なことなど考える隙もない30分間のステージだったと言える。

 

 

 bukbuk★

 

続いてはBUK BUKの登場。

 

BUK BUKは今年2月に結成されたばかりの新バンド。活動期間は短いが、精力的にライヴを行い、既に熱狂的なファンもついている。

 

幕が開けると水音と気泡の音が聞こえ、『熱帯魚』という曲が始まった。

ステージではメンバー全員が激しく頭を振り、それにつられるようにフロア全体も一斉にヘドバン。

 

暴れ曲の『空腹』ではVo.沫が「生きろ!」と叫び、逆ダイの波が起こる。

熱の上がったGt.純もフロアに下りて観客を煽った。

 

BUK BUKの曲はとても激しく、重低音響くダークな音にデスボイスも炸裂する。だがサビのメロディはノリやすく、歌声もクリアなので意外と聞きやすい。

見た目のイメージだけにとらわれない曲が魅力かもしれない。

 

暴れっぱなしで荒々しいBUK BUKのステージは、30分間があっという間に感じられた。この勢いがあれば、これからの活躍にも大いに期待できそうだ。

 

 

tudukimasite★ 

 

観客の拍手で迎えられ三番目に登場したのは、ツヅキマシテ、。

 

ツヅキマシテ、は2015年から活動を開始。まだ始動して1年未満とは思えないほど、確固たる世界観を持ったバンドだ。

 

拳をあげて会場の熱量を上げてから披露された『わるぐち』。

「わるぐち かげぐち」の歌詞が、ついつい口ずさんでしまうほどに耳に残る。

 

この曲に限らずツヅキマシテ、の曲はどれもフレーズとメロディに特徴があり、一度聴いたら忘れられない。バンド名もそうだが、初めてみた人でもすぐに覚えられる。

 

五曲目の『喪失』ではツヅキマシテ、の真骨頂、レトロでアナログチックなサウンドが楽しめた。ヴィジュアル系の音楽に、歌謡曲のようなメロディがうまく融合されているのが魅力だ。

 

もちろんジャンプやヘドバンなどでのれる曲もあり、観客もずっと笑顔で楽しんでいた。

ほかのバンドにはない独特な雰囲気に、ついつい引き込まれてしまうようなステージだった。

 

 

umbrella★

 

トリを務めるのはvol.1にも出演したumbrella。

「心に傘を」というコンセプトを掲げ、関西を中心に活躍している。

 

umbrellaは叙情的な歌詞と、メロディアスなサウンドが特徴の歌モノバンドだが、この日は『内向的声明』からという、ほかの若手バンドにも負けない激しめのセットリスト。

 

事前投票で本日のトリに選ばれただけあって、観客も終始拳を上げて盛り上がっていた。

2曲目からはVo.唯もギターを持ち、演奏に彩りを添える。

 

高い演奏力と歌唱力ゆえ、激しめとはいっても、全曲にわたってオトナなムードが漂っていた。

 

最後に演奏されたのは2月に発売されたばかりのnew singleの表題曲『アラン』。

この曲では観客も一緒になってコーラス。会場の声と唯の声が重なり、会場に一体感が生まれていた。

 

明るく美しいこの曲で、umbrellaのステージと本イベント自体がきれいに締めくくられたようだった。幕が下りたあとも余韻が残り、このバンドが持つ力強さを感じられた。

 

 

 

 

イベントの最後にはこのイベント独自の企画である「バンドくじ」も行われた。これは入場時に渡されるくじ引き券を使って行われる抽選イベント。

この日にしか手に入らないバンドのオリジナルグッズやメンバーの私物などが多数景品に出され、来場者は抽選の結果に一喜一憂してとても盛り上がっていた。

 

そして本イベントの第四回目の開催も発表された。

次回「千歌繚乱vol.4」は5月25日(水)、渋谷REXにて行われる。

出演バンドはAzero / DIGIT / HuV / MALISEND / RealtO / SIN. / VENDETTA。

過去最多の7バンドで構成される。

 

次回からは今までの企画に加え、出演バンドを取り上げたフリーマガジンも来場者限定で配布される予定。

 

ライヴイベント自体を楽しめる企画満載でますます目が離せないこの「千歌繚乱」シリーズ。次回も楽しみにしておいてほしい。

 

「千歌繚乱」オフィシャルサイト
https://v-live.futureartist.net/

 

「千歌繚乱」オフィシャルTwitter

https://twitter.com/v_live_

 

「千歌繚乱vol.4」チケット購入ページ

http://ticket.deli-a.jp/

 

 

<セットリスト>

【レインディア】

嘔漏羅

後悔謝罪嗚呼融解

3.左手首とカッターナイフ

4.残虐的狂死曲

5.たんぽぽ畑

6.紅いモノクローム

 

【BUK BUK】

熱帯魚

彼奴

空腹

鬼ごっこ

三拍子

 

【ツヅキマシテ、】

ハジメマシテ、

わるぐち

言い訳のミストラブル

月曜日は敵

喪失

ららららら

 

【umbrella】

内向的声明

非『情』階段

スカイフィッシュ

電脳・少年・スピーカーーー。

フェイク・アンダーグラウンド

Witch?

7.アラン

 

<関連リンク>

umbrella http://xxumbrellaxx.com/
ツヅキマシテ、 http://tsudukimasite.com/
BUK BUK http://bukbuk.jp/
レインディア http://raindia.jp/

Azero http://azero.info/
VENDETTA http://vendetta.jp/
SIN. http://sin-official.com/
DIGIT http://digit-official.com/
HuV http://huv-huv.com/
MALISEND http://malisend.com/
RealtO http://realto-official.wix.com/realto

 


2016年04月11日 (月)

【ライブレポート】★Raphael:2016年4月7日(木)TSUTAYA O-EAST★蒼の邂逅〜伝説を伝説で終わらせない〜2016年を生きるRaphaelがついに降臨。多くのフォロワーに支えられ、再結成。

REPORT - 16:05:29

 10代で日本武道館での単独公演を成功させ、伝説を作ったバンド・Raphaelが3年半ぶりに再始動、TSUTAYA O-EASTのステージに立った。
Raphaelは、2000年にリーダーでギタリストの華月が逝去したことに伴い活動を休止していたが、華月の十三回忌を機に2012年10月31日・11月1日にZEPP TOKYOにて2日間限りの復活を果たした。あれから3年半──。華月の十七回忌を迎える今年、YUKI、YUKITO、HIROの3人は再びの再結成を決心、今日という日を迎えた。

 前回の再結成とは異なり、今年は、今日の“蒼の邂逅”にはじまり、夏のツアーやニューアルバム発売などと、長いスパンにわたって大きな展開を行っていく。その幕開けとなる今日のTSUTAYA O-EASTライブはチケットソールドアウト。会場がパンパンにふくれあがるほどに集まったファンたちは、開演前からステージに熱い視線を注ぎ、これから始まる再びの“Raphael伝説”を見届けようと幕開けを待った。

 開演時間ほぼオンタイム、ステージに姿を現したYUKI、YUKITO、HIRO、そしてサポートギターを務めるANCHANG(SEX MACHINEGUNS)、咲人(NIGHTMARE)はそれぞれのポジションにつき、1曲目の「「・・・」~或る季節の鎮魂歌」の演奏を始める。YUKIは華月のギターを持ち、ANCHANGや咲人の演奏に支えられながらギターを奏で、歌う。そのまま2曲目の「Sacrifice」に続き、その演奏が終わったところでギターを外したYUKIが超満員のファンに向かって口を開いた。

“ようこそ。みんなお元気だった? ギター歴5週間の”櫻井有紀”です。パンパンだね。想像してた倍以上のお客さんの顔の数!!”
 2曲を演奏している時のシリアスさと比べると、MCの時のYUKIはとても陽気で明るい。そんな彼の明るい問いかけに、会場の雰囲気はほっこりと和む。アットホームな雰囲気の中のメンバー紹介で、YUKIは華月の名を呼び、ステージに置かれている華月のギターも紹介。今日は、月姫1号機・青ジャクソン・ペガサスファンタジーの3本がYUKI・YUKITO・HIROのステージを見守っている。

 今日のステージはバックに黒布が落とされたとてもシンプルなセットだった。余計なものが目に入らないからこそ、歌と演奏、楽曲そのものに耳と身体を預けることができる。前半は、メンバー自身も黒の衣装に身を包み、Raphaelのレパートリーの中でも比較的ハードで激しい曲を連発。曲によって、ANCHANGと咲人が入れ替わりながらのフォーメーションで演奏をしていたが、11曲目の「エルフの憂鬱」にはサポートギターを入れず、華月のギター音源をギターアンプから流し、バックのスクリーンに在りし日の華月の映像を流しながらYUKI・YUKITO・HIROの3人で演奏。いや、華月を加えた4人でのRaphaelとしての演奏で魅せる。

 「エルフの憂鬱」のあと、セットリストは後半戦へ。白い衣装に衣替えし、明るく楽しいRaphaelナンバーが続くパートに入る前にYUKIからこんな言葉が伝えられた。
“3年半前の再演の時も(昔の)映像を探しまわったけど、今回もまたいろいろ探して。みんなに観てもらえる形にしました。今日はお祭りにしましょう。ありのままでいいよ。泣きたい時は泣けばいいし、笑いたい時には笑えばいいし。音楽をとことん楽しむっていうミッションのもと、集まってるわけだからね。ミッションコンプリートしよう”

 メンバーひとりを失った痛手はとても大きい。だからこそ、Raphaelは12年という長い間、活動を止めていた。言い方を変えるならば、メンバーもファンたちも、心の整理をつけるまでにそれだけの時間が必要だったのだと思う。けれど、音楽の力というのは誰もが思う以上にミラクルを引き起こすものだと、今日のステージを観ていて痛感する。楽曲は、奏でてこそ活きるもので、止まった時間の中に置いてしまったら、文字通りそのまま呼吸は止まってしまう。その証拠に、“再現性を重視した”という3年半前の再演に比べ、この度の再演はとても自由度が高い。YUKIもMCで言っていたが、“たくさんの可能性を秘めた作品たちの可能性をさらに広げる”、その挑戦に、15年以上前に作られた楽曲達はしっかりと応えてくれている。YUKI(櫻井有紀)とHIRO(村田一弘)はriceとして15年活動を続けてきて、10代の時に比べて段違いのスキルと経験を身につけているが、そんな彼らがアレンジを加えて演奏しても、Raphaelとしての輝きを失うことはない。

 それがとても素敵な形で実を結んだのが、アンコールで披露した、アコースティックスタイルの「秋風の狂詩曲(ラプソディー)」と「Evergreen」。YUKIがピアノを弾きながら歌い、YUKITOがアコースティックベースを弾き、HIROが小口径のドラムを叩くという編成。大きくアレンジを加え、今の3人だからこそ紡ぎ出せる楽曲として生まれ変わっていた。こういった形での演奏ができるからこそ、再々演の意味があるのだと思う。

 最後に再びANCHANGと咲人を迎え、「夢より素敵な」でセットリストのすべてを披露し終わったあと──
この再演を行うことのもうひとつの意味が語られた。語ったのは、音楽活動から身を引く決意をしたというYUKITO。彼は、華月と出会ってRaphaelに導かれた過去の話から今回の決意に至るまでの心境を赤裸々に話し──初めてはっきりとRaphaelの“解散”について言及した。2016年の活動がRaphaelとして最後の動きになることを。それを聞いた場内の観客からは悲鳴も聞こえたが、多くのファンは静かに彼らの決意を受け取っていたように思う。その証拠に、メンバーが去るステージには温かい拍手が送られていた。

 今後は、5月23日からツアー“癒し小屋”が始まり、ツアー前の5月18日に新録アルバム『NEVER』が発売される。終熄に向かう彼等の活動だからこそ、Raphaelとしての可能性がどこまで広がるか、それをしっかり見届けたいと思う。リアルタイムの活動当時、そして2012年の再演、それを受けての2016年。彼らはひたすら前を向いて進化し続けているから。受け手となる私たちも、しっかり前を向いて、音楽の素晴らしさ、楽しさ、奏でることの意味を感じられることを感じたい。

 

 

 

★Raphael★
http://raphael.jp/