2021年11月01日 (月)
【ライヴレポート】<HOWL Halloween Party 2021>2021年10月28日(木)高円寺二万電圧◆終わりが来てしまうから、俺らは時々約束をする。 今日会えた大好きな皆とまた笑顔で会えるように──。
REPORT - 14:06:18結成3周年を無事に迎えたHOWLが、10/28にハロウィンワンマンライブを東高円寺二万電圧にて行った。
今月頭に発表になったばかりの新衣装ではなく、ハロウィン仕様のゴシック風の衣装を身に纏った真宵(Vo)、よっぴ(Gt)、ゆうと(Ba)、yuki(Dr)。
フロアも仮装姿の”はうるんるん”(HOWLのファンの呼び名)がいたりと、タイトルの「HOWL Halloween Party 2021」らしい雰囲気でいっぱい!
そんなPartyはいつもとは異なったSE「This is Halloween」で幕を開け、続けてお馴染みのSEも流れつつ・・・普段とはちょっと違う空気に楽しみが膨らんでいく。
本編のスタートはハロウィンならではのナンバー、「Freezy Pumpkin Knight」!
ハロウィンらしいフリもついていて、早くも会場が1つに。
続けて人気曲「Mr.Moonlight」「UNVENUS」を畳み掛け、序盤から会場を沸かせた。
ここでは短い MCとなるはずだったのだが・・・メンバーの仮装に不具合が出てしまい、よっぴと真宵が直しに戻るなど、最初からHOWLらしいアットホームでロングなMCを繰り広げた。
MCの雰囲気を一変させ始まったのは「PRAYER」。
そしてタオルや振りで一体感が生まれた「honey♡drunker」。会場が一つになったところで曲中にメンバーコールを挟む楽曲だ。
“かかってこい!”と煽ったかと思いきや、明るく楽しい雰囲気からジャジーな流れを作った「メルティナイト」「Starry Go Round」と続く。
ゴシックなメイクと衣装に大人びた雰囲気というギャップがあるものの引き込まれたのは、楽曲の良さならではだろう。
次のMCでは・・・
ここ最近、対バンライヴではMCを封印していたそうだが、ワンマンなのでメンバーからも話をすることに。
ゆうと、よっぴ、真宵、yukiと、順番にトーク。
カッコいい楽曲やゴシックな見た目とも違うMCは、HOWLメンバーの明るい一面を見せてくれる。
こういった彼らの人間味も、“はうるんるん”の心を虜にしているに違いない。
ゆうとの煽りで「生きてるだけで褒められたい。」へ。始まる前から笑顔で溢れる幸せな空間が作られていたのが印象的だ。
続けて、好きな食べ物のことを思い浮かべて真宵が書き、みんなも大好きなものを想像しながら聴いてほしいという「無防備フライデー」。
「先天性君症候群」、「An inch ahead」とライブでも定番の楽曲が続いた。
“ラスト行けんのか!”と始まった本編ラストは「極楽浄土」。
盛り上がりが最高潮に達した所で幕を下ろした。
アンコールは「ふぁぼって人生。」から開始!
さらに真宵から“今日みんながライブ始まる前に想像してた、期待してた、それ以上へ行こうぜ!”と11月に発売する新曲「絶景FLAGS」を披露。
フロアでは旗を振る“はうるんるん”も多く、新曲ながら早くも定番曲になりつつある。
続けて、“東京!”と何度も煽って始まった「愛情絶対値」 。
“終わりが来てしまうから、俺らは時々約束をする。今日会えた大好きな皆とまた笑顔で会えるように、元気な顔を見せ合えるように約束をしたい。約束してもらっていい?”との真宵からのメッセージで始まった「メロドラマ」。
“「さよなら」よりも「またね」が似合う 胸に秘めた想いは”と歌詞にあるように、終わりを悲しむのではなく、次回を楽しみにしながらの終演となった。
HOWLは年内、あと1本のワンマンライブを控えている。
11月19日に1st Single「絶景FLAGS」発売記念ワンマン<RAISE A FLAG>を、新宿に誕生した新しいライブハウス「新宿HEIST」にて予定している。
こちらは入場特典付きチケットの販売が開始している。
さらに、急遽HOWLの出演がキャンセルになり、「メタナイト」が出演することになったクリスマスライブ。
12月24日のクリスマスイブに<メタナイト Premium Christmas Live 2021>が渋谷スターラウンジで予定されている。HOWLの出演はないが、こちらは11月6日にSチケットが発売になるので、ぜひお早めにチェックしていただきたい。
また、2022年もHOWLの活動は止まることを知らず、1月から4月までのワンマン公演が既に発表されている。
1月の新春初詣ワンマン<共鳴ル初メ。>も入場特典付きのSチケットは発売中である。
詳しくはHPまで。
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<セットリスト>
SE1 This is Halloween
SE2 SE
1.Freezy Punpkin Knight
2.Mr.Moonlight
3.UNVENUS
MC
4.PRAYER
5.honey♡drunker
6.メルティナイト
7.Starry Go Round
MC
8.生きてるだけで褒められたい。
9.無防備フライデー
10.先天性君症候群
11.An inch ahead
12.極楽浄土
アンコール
1.ふぁぼって人生。
2.絶景FLAGS
3.愛情絶対値
4.メロドラマ
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OFFICIAL WEBSITE
公式 @HOWL_staff
Vo.真宵:@myi_howl
Gt.よっぴ:@yoppy_howl
Ba.ゆうと:@yuto_howl
Dr.yuki:@yuki_howl
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【ONE MAN LIVE】
<2021年>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
●絶景FLAGS発売記念ワンマン「RAISE A FLAG」
2021年11月19日(金)新宿HEIST
●メタナイト Premium Christmas Live 2021
2021年12月24日(金)渋谷Starlounge
※HOWLの出演はありません。
<2022年>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
●新春初詣ワンマン「共鳴ル初メ。」
2022年1月12日(水)池袋EDGE
●ゆうとBDワンマン「ROCK!!HERO!!」
2022年2月12日(土) 新宿clubSCIENCE
●真宵BDワンマン「一蓮托生」
2022年2月15日(火)渋谷Starlounge
●よっぴBDワンマン「よぴバサウルスTOKYO2022」
2022年3月1日(火) ZircoTokyo
●最大キャパワンマン「メルヘンオーディション『 /150』」
2021年4月8日(金)渋谷club asia
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【RELEASE】
★1st single「絶景FLAGS」
2021年11月24日(水) RELEASE
Music Video https://youtu.be/ml3DU9ep_Kg
11月24日から東京にてインストアイベント決定!!
https://howl-official.com/2281/
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【ONLINE EVENT】
絶景FLAGS発売記念!HOWLオンライントークイベント
11月28日(日) 時間:17:00~25:00
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02ihe3wprvx11.html
2021年10月29日 (金)
【ライヴレポート】10月に15周年を迎えたLM.Cのライブ企画<-The Best Live Ever->10月公演をレポート!◆15年って大したもんだよね。なかなかよくやってきたと思いますよ、メンバー誰ひとり欠けることなく(笑)。──maya(Vo)
REPORT - 18:00:11ヴィヴィッドかつセンセーショナルで、聴けばたちまち最幸な心持ちになれるトキメキ満載サウンドと、いつまでも全く色あせることのない存在感を発し続けているLM.Cは、なんとこの秋で始動からめでたく15周年を迎えたのだとか。
まさに15年前の同日にLM.Cとしての初ライヴが行われた10月16日には、デビュー当時を彷彿とさせるツナギ的な衣装を着用してのFC限定ライヴ[-The Best Live Ever Vol.7- “We are Team☆LM.C!! “]が行われ、そこから5日後の21日には昨年も開催されそろそろ恒例行事となりつつあるハロウィンライヴとして[-The Best Live Ever Vol.8- “Hollow Hotel”]が白金SELENE b2にて開催されることに。
今回のライヴは15周年記念企画として今年の4月からスタートした[The Best Live Ever]シリーズの一環として行われたもので、これは毎回ライブタイトルの中に掲げられたメインチューンを軸としながら、ここまでの15年間の中で生み出されてきた新旧の名曲たちがその脇を固めていく構成になっている点が大きな特徴となる。つまり、ここではダークファンタジー色の濃い「Hollow Hotel」が表立って掲げられることにより、いわゆるハロウィンライヴとしてのカラーが強く打ち出されていたわけだ。
ちなみに、今回の[-The Best Live Ever Vol.8- “Hollow Hotel”]の冒頭では白金SELENE b2の館主であるというGhost Selene氏より、大切なルールとして「どんなことがあっても決して叫び声をあげてはならないこと」「与えられたパーソナルスペースを死ぬ気で守りながら思うがまま踊り続けること」の2点がいかにもハロウィンライヴらしい怪奇的雰囲気のナレーションによってアナウンスされ、疫病の感染防止策に一役買ってくれていたことをここに付記しておきたい。
かくして、謎めいた夜に向けまず最初にLM.Cが場内へと放ってみせたのはドラマティックでいてホラーティックな雰囲気も漂う「GHOST † HEART」。今宵フロントマン・mayaとギタリスト・Aijiがともに纏っていたスケルトンデザインであると同時にグラムな衣装がこのうえなく映えていたことは言うまでもないだろう。
「我々はこの10月に15周年を迎えました。ありがとうございます。まぁでも、よくよく考えると凄いよね。だって、この曲もあの曲も15年前はなかったんだよ?」
確かにこれはmayaの言う通りでしかない。この場において演奏されていったEDM要素がアッパーにハジける「My Favorite Monster」はもちろん、どこかスパニッシュな香りが音像の中に漂う「…with VAMPIRE」も、映画『キャスパー』の世界観をLM.C流に表現した「Haunted House make a Secret」、そして当夜の主役であった「Hollow Hotel」でさえ。15年前にはカゲもカタチもまだなかったのである。
なお、この夜のライヴではハロウィンパーティーにふさわしいような楽しい楽曲のみならず、mayaが祖母の死を切っ掛けに自身の死生観について描くことになったという「Kiss me?」をブルージーに深く聴かせる一幕もあり、ここでは本来的な意味でのハロウィン(=先祖の霊を迎えるための祭)という面にも、しっかりとフォーカスが当てられていたと言えるのではなかろうか。
そのうえで、本編後半に入っての佳境ではこれぞLM.Cの真骨頂とも思えるファクターが目一杯に詰まった「Happy Zombies」からより烈しいフルスロットルモードへと突入し、最後の「The BUDDHA」では遂に居合わせた人々の意識を極楽浄土へ昇天させてしまいそうなほどの勢いで、彼らはサウンド的にも精神的にも完全にイキ切ってみせたのだった。
さらに、このライヴから3日後の10月24日にはLM.Cのふたりがずっと大事にし続けて来ているホームタウン・長野のCLUB JUNK BOXにて[-The Best Live Ever Vol.9- “End of the End”]も開催されることとなり、コロナ禍の影響によってずっと叶っていなかった久々の“凱旋ライヴ”が実現。しかも、こちらのJUNK BOXは今夏に移転および新装開店したばかりらしく、mayaとAijiにとっては馴染みのある土地で初めて立つステージになったとも解釈出来る。
「久しぶりだな、長野。やっと帰ってこられましたよ。中にはきっと、ライヴそのものを観るのが久しぶりという方もいるんじゃないかと思いますが、ここは我々ふたりが生まれ育った街なので。盛り上がらないわけにはいきませんから、よろしくお願いします!楽しんでいきましょう!!」
というわけで、先日のハロウィンな空気感に徹底してこだわっていたスタイルからは一転し、こちらのライヴではソリッドでシリアスな「Z-MAN」や、初期の頃から高い人気を誇っている「OH MY JULET.」、LM.Cにとっての代表曲のひとつでもある「星の在処。–ホシノアリカ–」など、新旧のさまざまな楽曲たちが続々と場内に投下されていくことになったため、オーディエンス側も終始かなり沸き立っていたように見えた。
そればかりか、このライヴでは中盤戦にてまっさらな新曲「End of the End」がいちはやくお披露目される場面もあり、ある意味では少しばかり“地元びいき”な贅沢でレアなセットリストになっていた、と言えるかもしれない。
「来年のことはまだなんも約束出来ないけど、新しい音源を出してそれにともなったツアーっていうのを考えてるんで。またみんなの街にも行けるようになっていくと思います。少しずつでも前進して、ポジティヴに行きましょう!」(Aiji)
「いやー。15年って大したもんだよね。なかなかよくやってきたと思いますよ、メンバー誰ひとり欠けることなく(笑)。12月10日には川崎CLUB CITTA’で年内最後の[-The Best Live Ever Vol.10- “JUST LIKE THIS!!”]がありますけど、そこではMV集を作る際にアップデートした「JUST LIKE THIS!! -2021-」もやるんでぜひ楽しみにしててください。ありがとうございました!!」(maya)
なんでも、来たる11月17日には『THE MUSIC VIDEOS ’06-’21』が発売となり、ここには2006年のデビュー曲「☆Rock the LM.C☆」から最新作「Happy Zombies」までの全27曲と、ファン投票で1位となった名曲「JUST LIKE THIS!!」のリレコーディング&撮り下ろしMVを含む全28曲が収録されるそう。
ヴィヴィッドかつセンセーショナルで、聴けばたちまち最幸な心持ちになれるトキメキ満載サウンドと、いつまでも全く色あせることのないLM.Cの希有な存在感。これらは15周年の締めくくりを飾る[-The Best Live Ever Vol.10- “JUST LIKE THIS!!”]川崎CLUB CITTA’公演においても、いかんなく発揮されるに違いない。
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【LIVE】
▪︎12月10日(金) 川崎CLUB CITTA’
LM.C LIVE 2021 -The Best Live Ever Vol.10- “JUST LIKE THIS!!”
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【RELEASE】
★LM.C 15th Anniversary Complete Music Video Collection「THE MUSIC VIDEOS ’06-’21」
2021年11月17日(水)発売
ポニーキャニオンショッピングクラブ(PCSC)特設サイト
https://ps.ponycanyon.co.jp/lmc
【For Overseas Customers】
Ponycanyon Shop will accept orders from overseas. Please check below.
海外からご購入のお客様は下記よりお願いいたします。
https://shop.ponycan.com/products/list?category_id=&name=LM.C
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●Blu-ray
¥15,000(税込)
スペシャルパッケージ仕様
・豪華ブックレット
・本編ディスク(1DISC Blu-ray・DVD共通内容)
・特典UHQCD
01.JUST LIKET THIS!!-2021-
※既存曲「JUST LIKET THIS!!」を今作のためにリアレンジした新バージョン。
02. JUST LIKET THIS!!-2021-(Instrumental)
※UHQCDとは:CD規格に準拠しており、既存のプレーヤーで再生可能です。新しく開発された製法により、従来の高音質ディスクよりさらに原盤に忠実な音を再現します。
【Blu-rayスペシャル特典】
・オンラインイベント参加券
もれなく参加いただけるイベントを実施。
※ご予約締切の設定あり。詳細はオフィシャルHP・等サイトにて後日発表します。
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●DVD
¥11,000(税込)
スペシャルパッケージ仕様
・豪華ブックレット
・本編ディスク(1DISC Blu-ray・DVD共通内容)
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【収録内容(全形態共通)】
01. ☆Rock the LM.C☆(タイトル前後、中白・星マーク)
02. little Fát Màn boy
03. OH MY JULIET.
04. BOYS & GIRLS
05. LIAR LIAR
06. Sentimental PIGgy Romance
07. Bell the CAT
08. JOHN
09. 88
10. CHEMICAL KING-TWOON
11. PUNKY ❤HEART
12. GHOST † HEART
13. LET ME’ CRAZY!!
14. SUPER DUPER GALAXY
15. 星の在処。-ホシノアリカ-
16. The LOVE SONG
17. Ah Hah!
18. DOUBLE DRAGON「STORY ver.」
19. DOUBLE DRAGON「BAND ver.」
20. My Favorite Monster
21. MOGURA
22. MONROEwalk
23. レインメーカー
24. The BUDDHA
25. ChainDreamers
26. Door!
27. Happy Zombies
28. JUST LIKE THIS!! -2021-
…………………………………………
【Blu-ray版・DVD版共通】
※本商品は当サイト限定商品です。
※限定生産商品となり、完売後の販売再開予定はございませんのでご注意下さい。
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★LM.C OFFICIAL SITE★
https://www.lovely-mocochang.com/
2021年10月25日 (月)
【Ricky】「僕は此処にいる。」──Ricky、コロナ禍以降、ソロ初の公式有観客ライブを通し満員の観客たちと絆を結びあう。
REPORT - 20:00:2510月16日(土)と17日(日)に渋谷REXを舞台に行った、Rickyの誕生日を祝う2days単独公演「Ricky Birthday Live 2days 2021「THE☆IWAINA☆祭夜」~生まれて翔び出て エイリア~ン’21♡~」。
2日間に渡り、異なるメンバーで違うメニューを用意。
Rickyにとって、コロナ禍以降初めての公式ソロ有観客ライブ(同時にライブ配信も実施)。観客たちを目の前に歌うことを、とても楽しんでいた。
ここでは、ゲストにGt:kazuya(THE MICRO HEAD 4N’S) / Ba:リウ (メトロノーム)を。SUPPORT MUSICIANに、Gt:眞鍋香我 / Ba:YUCHI(sukekiyo) / Dr:MINAMI(AMBEEK) / Key:おおくぼけい(アーバンギャルド) / Manipulator:巧を迎えた、10月17日(日)の公演の模様をお伝えしよう。
まるで壮大なSF映画のような幕開けだ。
気持ちを縛りつける緊張感を持った音に乗せ、Rickyが舞台へ姿を現した。
彼は、身体を躍動させるノイジックでエレクトロなビートナンバー「AGITATOR of A☆my」に乗せ、サングラスの奥から観客たちをジッと見据え、クールに歌いかける。これから始まる物語に期待と驚異を与えてゆく幕開けだ。
演奏が進むごとにリズムが強く鳴り出せば、フロア中の人たちも頭上付近まで手を振り上げ、臨戦態勢に入ってゆく。
「ようこそ!!」。Rickyは、「キミリテラシー」に乗せ、沸き立つ気持ちをぶつけだす。
カラフルな音のシャワーを全身に浴びながら、大きく手を振り上げ騒ぐ観客たち。
Rickyも、伸びのある歌声を響かせ、観客たちに嬉しい刺激を与えていった。
Rickyの「ジャンプ!!」の声を合図に飛び出した「曖昧モラトリアム」では、フロア中の人たちが跳ねたビートに身を預け、上へ上へと跳ねだした。その様をサングラスの奥から熱い視線で見つめながら、Rickyは沸き立つ気持ちをフロア中へ解き放つように歌いあげていた。
サングラスを外し、優しい眼差しを持って観客たちを見つめながら、前日のライブのことを振り返るように語るRicky。
この日のメンバーは、Rickyの歴代の衣装を身につけて登場。Rickyも新衣装姿に。それも嬉しい見どころだ。
ここからは、R*A*P時代の楽曲たちを次々と披露。
心を解き放つように歌った「メッセージ OF 炎」では、高く突きあげた拳をくるくるまわすRickyの動きに合わせ、フロア中でも同じ動きが生まれていた。
胸を熱く騒がせる躍動的な演奏に乗せ、少しずつ想いを解き放つように歌うRicky。
フロア中の人たちも拳やサイリウム、指に付けたカラフルなリングライトを揺らし、Rickyと心を重ね合わせていた。
それまでの開放的な空気を一気に切り裂くように、Rickyは荒ぶる音を突きつけた。
激しさと雄々しさを兼ね備えた「未来☆ワールド」が示した、輝く未来への道。
破壊力満載のダークでワイルドな「愛しのEMERGENCY」でRickyは、この会場を赤黒い熱狂渦巻くデンジャラスな空間へ染め上げていった。
ゲストで登場したのが、THE MICRO HEAD 4N’Sのギタリストkazuya。
披露したのが、kazuyaがRickyに提供したバラードの「闇の世界-Light to Light-」。
美しく壮麗な景観を描き出す楽曲に乗せ、Rickyは想いを届けるように優しい声で歌っていた。
歌声と演奏に心が包まれてゆく、その感覚がたまらない。
Rickyの横でギターを掻き鳴らすkazuyaの姿も強烈な存在感を放っていた。
終盤、ギターの手を止め、祈るように両手を胸に当てていたkazuyaの姿も印象的だった。
バーンとピアノを叩き鳴らし、アバンギャルドな音を叩きつける。
その音へ重なるkazuyaのノイジックなギターの音。Rickyの声を合図に飛びだしたのが、「BLACK ANT」。
それまでの温かい世界を一気にドス黒い闇で覆い尽くすように、重厚な音が響き渡る。
Rickyは叫びにも似た声で歌えば、サビでは闇に落ちてゆく世界へ情熱を注ぎ込み、この場をさらにカオスな熱狂の空間へ染め上げていった。
「みんなの心が晴れますように」。
キラキラとした音色に乗せて届けたのが「雨のスパイラル」。
Rickyがタオルをまわす姿とシンクロするように、観客たちも手にしたタオルを振りまわせば、飛び跳ねるRickyの動きに合わせ、中に生えた小さな翼をはためかせ一緒に跳ねる場面も登場。
Rickyの歌に呼応するように大きく手を振り続ける観客たち。気持ちを一つにしたときに生まれた、フロア中が揺れる景色が最高に鮮やかだ。
次のゲストで登場したのが、メトロノームのベーシストのリウ。強烈なグルーヴロックが身体を直撃。
ファンキーでダンサブルなディスコロックナンバー「ヨウコソサヨウナラ」へ触発され、みんな一斉に跳ねだした。ギラギラとした極彩色な音が飛び交う中、Rickyが気持ち騒がせる歌で観客たちを沸かせてゆく。
強烈なビートに気持ちをシンクロしながら大きく手を振り、跳ねる観客たち。演奏するリウを見ながら歌うRickyの姿も印象的だ。
グルーヴィな熱いディスコロックの洗礼を受け、フロア中がいつしか巨大なクラブに様変わっていた。
続けざまに披露したのが「Hi-Techno Boy」。こちらも、テクノ色の強い音色と強烈なロックのビートと重ね合わせたダンスロックナンバー。
華やかさと破壊力をクロスオーバーした楽曲を武器に、Rickyは観客たちを挑発し続ける。
挑むように、煽るように歌い叫ぶRickyの姿が、とても凛々しい。
Rickyの「Techno Boy」の声へ,「Hi」と心で叫びながら派手に手のアクションを返す観客たち。
フロア中が沸き上がる。激しく騒ぐ人たちにまみれた、このカオスな環境が最高に刺激的だ。
Rickyの歌声のキーが上がるごと、観客たちの掲げた腕もぐんぐん高く伸びてゆく。この一体化が最高にエモい!!
最後にRickyが届けたのが、リウがRickyのために提供した「人の振り見て我がREFRECTION」。
それまでの熱狂をすべて広い懐で抱きしめるようにRickyは歌いだす。だが、楽曲が一気に躍動するのに合わせ、Rickyは雄々しい声を響かせだした。
フロア中の人たちも、身体を直撃する破壊的なダンスビートに乗せ、高く手を掲げ跳ね続ける。
その様を見ながら、挑むような姿で歌うRicky。最後までRickyは激熱な演奏と歌声で、この会場を熱く沸かせていった。
ここから新しい世界(Future World)を作りあげるように、Rickyがアンコールの最初に歌ったのがR*A*Pの「ソラノカケラ」。
ふたたびR*A*Pナンバーの世界へ。穏やかな演奏の上で、Rickyは優しい声を響かせていた。
希望や未来を手にしようと歌うRickyの声をつかもうとするように、たくさんの人たちが伸ばした手で同じように明日を、願いを、未来へ向けて繫ぐ命をつかみ取ろうとしていた。
ふたたび、この会場へ熱狂を連れ戻すように、Rickyは派手でカラフルな、激しさと重厚さを重ね合わせた「NO?フィクション」を通し、観客たちを煽りだした。
熱情した演奏の上で、雄々しく歌い叫び続けるRicky。荒ぶる感情を増幅させるように「幸福あれ!」が流れだす。
サビでは、晴れ渡るRickyの歌声と腕の動きに合わせ、フロア中の人たちも同じ振りを真似ながら、一体化した熱にあふれた空間を作りあげていった。
間奏では「Oi!」「Oi!」と叫ぶRickyの煽りに触発され突き上がり続けた拳の風景も圧巻だ。
ゲストのkazuyaとリウが、Rickyの誕生日を祝おうとケーキとプレゼントを持ってふたたび舞台へ登場。
ここからは、kazuyaとリウもメンバーに迎え、演奏。届けたのが、気持ちを熱くアップさせる「↑UP←SIDE→DOWN↓」。
フロア中の人たちが頭上高く掲げた手をくるくるまわしながら踊りだす。
攻めるように大きく高らかに歌うRickyの歌を音頭に、フロア中の人たちが立ったりしゃがんだり(アップサイドダウン)しながら騒ぎ続ける。
Rickyがアップすればダウンし、Rickyがダウンすればアップする。その様をみんな本気で楽しんでいる。会場中が大人の遊戯場と化してゆく。それって最高じゃない!!
何があってもここで歌い続けると。この場に存在し続けると約束を交わすように、最後にRickyは「My name is…」を、温かい声で届けてくれた。
歌詞のひと言ひと言を自分自身にも言い聞かせるようにRickyは歌っていた。
その歌声へ向け、フロア中からたくさんの手が伸びていた。
みんなで作りあげる温かなこの場所こそ、Rickyにとって、ここに集った一人一人にとっても大切なマイホーム。
還るこの場所で、これからもRickyと一緒に心の底から生まれる笑顔と喜びを分かち合いたい。
僕ら、わたしたちは、いつでもここに足を運ぶから、Rickyも、ずっとこの場で「此処にいるよ」と歌声を響かせていて欲しい。
また必ず新しいRicky Worldを作って戻ってくる」とRickyは約束してくれた。その約束が果たされる日を、今は心待ちにしていようか。
最後に、Rickyからのコメントをお届けしよう。
「2日間、まったくガラッと変えた演目で、無事にライブをお届けできました。
一人でも感染したら出来なくなるというリスクの中で、お客さんを含め、全員がここに集まれたのはすごい奇跡だなと思っています。
2日目の公演は、MINAMIくんがドラマーということから、当時よく叩いてもらっていた理由もあってR*A*Pの曲もやらせてもらいました。
お客さんを前にすると気合も入るし、自然と乗せられていく感覚が懐かしかった。
昨日も今日も、とても良い刺激になりました。
無事に2日間終えられて良かったです。この模様はぜひアーカイブでご覧になってください」
PHOTO:折田琢矢
TEXT:長澤智典
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<セットリスト>
「AGITATOR of A☆my」
「キミリテラシー」
「曖昧モラトリアム」
MC
「メッセージ OF 炎」
「未来☆ワールド」
「愛しのEMERGENCY」
(ゲスト kazuya)
「闇の世界-Light to Light-」
「BLACK ANT」
「雨のスパイラル」
(ゲスト リウ)
「ヨウコソサヨウナラ」
「Hi-Techno Boy」
MC
「人の振り見て我がREFRECTION」
-ENCORE-
「ソラノカケラ」
「NO?フィクション」
「幸福あれ!」
kazuya&リウ 入り
「↑UP←SIDE→DOWN↓」
「My name is…」
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Ricky オフィシャルサイト
http://hyperneosoloist.com/ricky/
Ricky BLOG
https://ameblo.jp/ricky-soloist
Ricky twitter
https://twitter.com/Ricky_A_Prmkv
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<イベント>
■Ricky
歌手人生20周年記念ZOOMオンラインイベント
「THE☆YAMAARI☆TANIARI☆CKY」
~旅行はダメでも関係良好♡2021~
…………………………………………
<日程>
2021年11月23日(火・祝)
…………………………………………
<時間>
ー第一部ー
11:00~スタート
ー第二部ー
15:00~スタート
…………………………………………
<イベント参加費>
3,900円(税込)
…………………………………………
<特典>
デジタルフォト&スペシャル映像URL送付
※スペシャル映像はイベント中に使用された映像になります。
…………………………………………
<2SHOTタイム参加費>
■まったりっきーコース:3,000円
2分+サービスタイム=(約3分)
■しっぽりっきーコース:5,000円
4分+サービスタイム=(約5分)
…………………………………………
ー第二部のみー
■じっくりっきーコース:8,180円
7分+サービスタイム=(約8分18秒)
…………………………………………
★受付開始
10/20(水) PM12:00から
https://kk-kanko.com/Ricky20thonline/
応募締切
11/10(水) 13:00まで