2021年12月22日 (水)
【ライヴレポート】<AKi LIVE 2021 『NEW ERA』AKi FAN EVENT 2021 LIMITED SPACE #02 – X’mas Special ->12月18日(土)・19日(日)SHIBUYA STREAM HALL◆「来年はもっと良い音楽と良い夢をみんなと見れたらいいなと思います」
REPORT - 12:40:03AKiが12月18日(土)にワンマンライブ<AKi LIVE 2021 『NEW ERA』>、19日(日)にファンイベント<AKi FAN EVENT 2021 LIMITED SPACE #02 – X’mas Special –>を、共にSHIBUYA STREAM HALLにて開催した。
コロナ禍でも配信でライブを届け続け、7月にはアコースティック編成でのツアーを敢行したAKiだったが、バンドスタイルでの有観客ライブは、2019年の<AKi LIVE 2019 「SCREAM」 #01>以来2年ぶり。
自身の真骨頂と言えるバンドスタイルでのライブでいきいきと音を鳴らしたAKiは、この日を待ちわびたファンとの再会の喜びを分かち合い、ファンイベントで感謝の気持ちをたっぷり届けた。
18日(土)はバンドセットでのワンマンライブ<AKi LIVE 2021 『NEW ERA』>。開演時間を迎え、SEと手拍子、そしてファンの大きな期待を浴びながらステージに登場したメンバーとAKi。
満員のフロアを見て喜びを隠しきれないAKiは笑顔を見せながらベースを背負うと、メロイックサインを高らかに挙げて、「FREAK SHOW」でライブの幕を開ける。
重厚なベース、タフなバンドサウンド、パワフルなヴォーカル。
一音一音を確認するように、そして観客にしっかり届けるように演奏するAKiに、フロアから掛け声代わりの手拍子や拳が上がる。
「Be Free」、「FAIRY DUST」と続き、どっしりしたバンドサウンドと気持ちを乗せたヴォーカルで会場の熱を上げていった前半戦。
「The Inside War」では熱のこもった渾身の歌と演奏に、観客が両手を挙げて心の大合唱で応える。
会場中の気持ちがひとつになったことを確認したAKiは「ようこそ渋谷!」と嬉しそうな表情を浮かべると、フロアに投げキッスを送った。
「約2年ぶりのバンドでのライブです。今年はアコースティックでライブしたり、シドでもツアーをしたり、色んなスタイルでライブをやってきたけど。このスタイルが俺の原点なので、今日は一緒にとことん原点回帰していきたいと思います」と、MCでこのライブに掛ける思いを語ったAKi。
「ここまで日常が戻って来たんだよ!? これはこの2年間、みんながライブのルールを守って、俺たちも音楽を守り続けてきた証拠だと思ってます。どんな時も離れず、こうして来てくれるみんながいるからやってこれました。
本当にありがとう」とファンに感謝の言葉を告げ、「今日はとことん暴れようぜ!」と煽り始まった曲は「Collapsing」。
さらに「共犯」、「SCREAM」と続く楽曲たちは、昨年6月にリリースされたアルバム『Collapsed Land』の収録曲。
「新曲というには少し時間が経ちすぎちゃったけど」と語るこれらの曲は、昨年夏に開催予定だったリリースツアーが新型コロナの影響で開催出来なくなり、ライブで生披露出来ていなかった楽曲たち。
生で観るのは初めてなので、ステージに見惚れたり、体を揺らしたりと、それぞれのスタイルで演奏を楽しむ観客の姿が新鮮に見えたが、配信ライブですでに何度か披露しているAKiとバンドメンバーはたっぷり気持ちを込めた歌と演奏で丁寧に楽曲世界を描きながら、配信ライブにはない生の反応に興奮と喜びが隠せない様子だった。
3曲の演奏を終えるとAKiは、「「Collapsing」は去年、こういう状況になって作った曲。想いを込めてやっと届けることが出来ました。
初披露だったので、ここからどんどん育ってくれると思っています」と万感の思いを語った。
「Wait for You」、「pray」とミディアムテンポの曲が続いて会場が温かい雰囲気に包まれる中、コロナ禍も共に戦ってきたバンドメンバーを紹介し、「ロックンロールしませんか?」と始まった終盤戦。
「HEADZ UP」、「Brave New World」とアッパーな曲が続くと、再びフロアが熱を帯びる。
フロア中から拳が上がり、大きな盛り上がりを見せた「All Through The Night」でライブのクライマックスを生むと、「みんなタオル持ってる?」とAKiが呼びかけ、披露した本編ラストは「狂奏夏」。夏が戻って来たような熱気と興奮が会場を包むと、昨年の夏、今年の夏と会えなかった時間を取り戻すかのようにそれぞれが想いを込めてタオルを回し、会場中の気持ちがひとつになったところで本編が終了した。
鳴り止まないアンコールに再び登場したAKi。「新曲持って来ました」とアンコール1曲目に用意した曲は、この日のライブタイトルでもある新曲「NEW ERA」。「“NEW ERA=新時代”って意味で、新時代を感じてるいまの気持ちと、みんなと一緒に歩み、探し続ける新しい時代を想像して作りました」と始まった新曲は、まさに新時代を切り拓くエネルギーに満ちた、勇ましく前向きなロックチューン。
新曲でみんなの心に着火した炎は「ミッドナイト/狂騒/DARLING:」、「libido」と続くライブ定番曲でさらに大きく燃え盛り、この日2度目のクライマックスを生み出す。アンコールラストに披露された曲は「STORY」。
一音一音に込められた想いにグッと胸を締め付けられたこの曲は、約2年ぶりの再会となった大事なライブをしっかり締めくくりながら、ここから始まる新しい物語への決意を表しているようにも聴こえた。
全ての演奏を終え、「最高の想い、受け取りました。日常が音楽が戻って来てることをみんなに教えられて、マジで感動しました。
本当にありがとうございました!」と、観客に深々と頭を下げたAKi。ファンと再会の喜びを分かち合い、日常がここまで戻って来たことを確認し合い、新しい時代を共に歩む約束を交わした、重要な意味を持つこの日のライブ。
見届けることが出来て、本当に良かったと心から思った。
翌19日(日)は、ファンイベント<AKi FAN EVENT 2021 LIMITED SPACE #02 – X’mas Special –>。
ファンへの感謝の気持ちを直接届けるべく、2ショット撮影会、トークショー&抽選会、そしてアコースティックライブという豪華すぎる内容で構成されたこのイベント。
開演時間となり、AKiと進行役の星野卓也がステージに登場。本日のイベント内容を説明すると、ファンが一人ずつステージに上がり、AKiと写真撮影をする2ショット撮影会がスタート。
ファンにとって至福の時間を過ごした後はトークショー。
『AKiの2021年の活動を振り返る』をテーマに、オンラインバースデーイベント、配信ライブ、アコースティックライブツアー、シドのライブツアーなど、濃厚だった2021年の活動を振り返ったAKi。
お楽しみ抽選会では、ライブで着用したTシャツやブーツ、私物のハットやアクセサリーなど豪華賞品を大放出。
嬉しいクリスマスプレゼントにファンが歓喜した。
イベント後半は、アコースティックライブ。今年6月より行った<AKi Tour 2021 『reunite』 – Unplugged Live –>ツアーを共に回ったメンバーとクリスマスパーティーを連想させるシックな衣装で登場したAKi。
「Diminish」で静かにゆったりとライブが始まると、バンドライブとは異なる美しく繊細な歌声で観客を魅了。
一曲歌い終えると、「今日は一曲ごとに曲の話をしながら、一緒にゆっくりたっぷりライブを作り上げていきましょう」とこの日を特別な夜にすることを約束したAKi。
しっとりした演奏にハイトーンヴォーカルが映える「The Inside War」、AKiがベースでリードするバンドアンサンブルが美しく心地よい「Path of Light」と続き、楽曲制作秘話も交えつつ、アコースティック編成ならではの歌と演奏で魅せた前半戦。
「Skyfall」では優しいギターに乗せた情感溢れる歌声を聴かせ、「アコースティックアレンジにしようと全然思えなかった」と語る「ジウ」では底なしのディープな世界観を歌で表現。
ヴォーカリストとしての表現の豊かさや多面的な魅力を存分に見せた。
MCでは約半年ぶりにこのメンバーと一緒に演奏出来る喜びを語り、和やかな雰囲気でメンバー紹介をすると、「クリスマスパーティーに相応しい、笑顔で聴ける曲にアレンジしてきました」と「pray」を披露。
原曲とは印象が異なる、切ない中に開放感や希望のあるアレンジで聴かせると観客の大きな拍手を受け、「クリスマスライブ、楽しいね」と笑顔を見せる。
続いて、「日頃、みんなからもらってる愛や想いに感謝を込めて」と優しくささやくように歌った「My Love」を丁寧に一人ひとりに届けると、「これはわりとレアな選曲になるんじゃないでしょうか?」と感傷的なファルセットが胸に迫る「LOOP」を披露。
歌や演奏が限りなく近いところから響き、細やかな感情まで伝わる臨場感はやはり生のライブだからこそ。
歌声に酔いしれたり、手拍子を打ったりと、この贅沢な時間を自由に楽しむファンの表情は、マスク越しながら笑顔に溢れているのが分かる。
「SCREAM」、「Day 1」と続くと、いよいよ終盤戦。
ゆったり壮大なサウンドと伸びやかな歌声で優しく会場を包み込んだ「tonight.」を披露すると、「今年一年、色んなことに挑戦して。そのたび、みんなの応援してくれる声がしっかり届いて、ここまで途切れずにやってこれました。
ありがとうだけじゃ足りないくらいの愛を受け取ったんで、来年はもっと良い音楽と良い夢をみんなと見れたらいいなと思います」と改めてファンへの感謝の言葉を告げたAKi。
ラストに感謝の気持ちを込めた「Wait for You」を披露すると、会場中が手を振り合わせて、幸福感溢れる中でライブは終演。
AKiからファンへの感謝の気持ちがしっかり伝わる、温かみに溢れたファンイベントとなった。
なお、AKiは12月27日(月)日本武道館にて行われる、DANGER CRUE設立40周年記念イベント<DANGER CRUE 40th Anniversary JACK IN THE BOX 2021 supported by MAVERICK DC GROUP>に、MDC 40th Anniversary SUPER ALL STARSとして出演。12月31日(金)には神奈川・Thunder Snake ATSUGIにて、<AKi LIVE 2021 『NEW ERA』 追加公演 New Year’s Eve Special>を開催。詳細は公式ホームページを確認して欲しい。
文◎フジジュン
写真◎上原 俊
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■AKi LIVE 2021 『NEW ERA』
2021年12月18日(土) SHIBUYA STREAM HALL
SET LIST
01. FREAK SHOW
02. Be Free
03. FAIRY DUST
04. The Inside War
05. Collapsing
06. 共犯
07. SCREAM
08. Wait for You
09. pray
10. HEADZ UP
11. Brave New World
12. All Through The Night
13. 狂奏夏
En01. NEW ERA
En02. ミッドナイト/狂騒/DARLING:
En03. Libido
En04. STORY
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■AKi FAN EVENT 2021 LIMITED SPACE #02 – X’mas Special –
2021年12月19日(日) SHIBUYA STREAM HALL
SET LIST
01. Diminish
02. The Inside War
03. Path of Light
04. Skyfall
05. ジウ
06. pray
07. My Love
08. LOOP
09. SCREAM
10. Day 1
11. tonight.
12. Wait for You
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<イベント情報>
■DANGER CRUE 40th Anniversary JACK IN THE BOX 2021 supported by MAVERICK DC GROUP
2021年12月27日(月) 日本武道館 OPEN 14:00 / START 15:00
【チケット料金】前売 ¥8,800(全席指定・税込)
【チケット発売中】 詳細は、JACK IN THE BOX 2021オフィシャルサイト http://www.jack-itb.com/
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AKi オフィシャルサイト http://www.dangercrue.com/AKi/
明希 / AKi オフィシャルTwitter https://twitter.com/AKiSID_official
シド オフィシャルサイト http://sid-web.info/
シド オフィシャルTwitter https://twitter.com/sid_staff
シド オフィシャルWeibo https://www.weibo.com/sidofficial
2021年12月15日 (水)
【ライヴレポート】<LM.C LIVE 2021 -The Best Live Ever Vol.10- “JUST LIKE THIS!!”>2021年12月10日(金)川崎CLUB CITTA’◆2021年ラストライブ! -The Best Live Ever-シリーズ集大成。
REPORT - 19:00:27
往々にして、わたしたちの人生の中にはそれらがランダムに散らばっているように思うが、LM.Cがこのたび川崎CLUB CITTA’で開催した年内最後のワンマンライヴ[LM.C LIVE 2021 -The Best Live Ever Vol.10- “JUST LIKE THIS!!”]の中にも、その3つの要素はさまざまなかたちで詰め込まれていたのではなかろうか。
「LM.C的には今日が年内最後のライヴということでね。今日は何もためらわずにライヴって嬉しいな!という気持ちを爆発させながら、ワタシは今この場に臨んでおります。
みなさんの中にはライヴが久しぶりだという方もけっこういらっしゃるようですし、それぞれがいろんなハードルを超えたうえでここに集ってきてくれてると思いますが、今夜を2021年をおさめるのにふさわしい最高の夜にしましょう!!」(maya)
今秋に始動からめでたく15周年を迎えたLM.Cが、今年の4月からスタートさせていたシリーズライヴ[The Best Live Ever]。
これは毎回LM.C の楽曲の中から特定の1曲を軸に据えたうえで展開されていくテーマライヴとなっており、今回の[LM.C LIVE 2021 -The Best Live Ever Vol.10- “JUST LIKE THIS!!”]の場合は先だってリリースされた15周年記念DVD集『THE MUSIC VIDEOS ’06-’21』を制作していく中で“あらたにMVを撮って欲しい曲”を募ったところ、ファン投票で1位を獲得しあらたに「JUST LIKE THIS!! 2021」としてリレコーディングもなされた当該曲がある意味での主役として強い存在感を放っていくライヴとなったわけだ。
ただし、冒頭でのフロントマン・mayaによるMCのとおり、今宵はLM.Cにとって2021年の最後を締めくくるライヴおさめの場でもあり、しょっぱなから〈僕らの未来を迎えに行こう〉と高らかに歌いあげられた「LET ME’ CRAZY!!」や、10月に彼らにとってのホームタウン・長野JUNK BOXで行われた[LM.C LIVE 2021 -The Best Live Ever Vol.9- End of the End]で初披露された、ここからのLM.Cにとってかなり重要な存在となっていきそうな新曲「End of the End」など、この場で続々と演奏されていった楽曲たちはどれも主役を食わんばかりの底力を持ったものばかり。
ちなみに、ここまでのシリーズライヴ[The Best Live Ever]において、LM.Cは政府から出されているガイドラインを遵守していくために敢えてセットリストを以前よりもコンパクトにしていたところがあったそうなのだが、緊急事態宣言も明けて医療体制などがひっ迫していない現況をかんがみたうえで、今回の公演では楽曲数も以前のレベルまで戻すことが可能になったそうで、本編中盤では少し懐かしさを感じるメロディとAijiの弾くリリカルなギターソロが映えていた「cosmology」や、これまたライヴで聴くのは久しぶりな気がする「何も始まらなかった一日の終わりに。」と、いわゆるド定番ではないものの隠れた名曲と呼べるようなものたちも、しっかりとライヴの中で堪能することが出来る余裕が生まれていた点が実に印象的だった。
また、以前通りといえば今回のライヴでは後半に向けてのMCでmayaが今さらながらにマンガ『NANA』についての熱弁を唐突にふるいだし、ここでは「読んでて「バンドっていいな」ってあらためて思ったんですよ。そういえば、15年前にはAijiさんと映画も行きましたよね。で、一緒にブチあがりませんでした?「バンドやりてー!!」みたいな」というmayaの言葉に対し、すかさずAijiが「バンドは高一からずっとやってるわ!!」(Aiji)とツッコミを入れてみせる一幕も(笑)。
実にたわいない会話ではあるものの、こうしたLM.Cならではな微笑ましい何時も通りのやりとりが15年経った今でも健在であるところからは、彼らがここまで“続いてきている”理由をあらためて感じ取れたような気がしてならない。
かくして、金曜日にだけ演奏されるレアにしてすこぶるポップな「my girl」から始まった後半戦では、ライヴバンド・LM.Cの真骨頂な部分がこれでもかと発揮されていくことになり、まさに真打ち登場の様相で提示された「JUST LIKE THIS!! -2021-」といい、神秘的な空気感とプリミティヴな音とエモい歌が交錯しながら大炸裂した「The BUDDHA」といい、場内ではステージ上のみならず客席側でもあきらかなる熱いバイブスが激しく沸出していくことになったのである。
「最高です、ありがとうございます!さっき歌った「JUST LIKE THIS!! -2021-」の詞では最後に〈It’s just meant to be〉って歌ってたんだけど、あれは“そうなる運命だったんだよ”みたいな意味で。
つまり、我々はなるべくしてこうして集まってるっていうことなんじゃないかなと思うわけです。
この15年は良いことも、良いことじゃないなと思えるようなこともそれぞれたくさんあったと思うんですけど、そういうのを全て超えてこうやって集まれていることは運命だと思うし、それを運命と名付けていきたいなと思うので、みなさんどうぞこれからもよろしくお願いします!
そして、これからライヴおさめとしてやる次の1曲は、俺たちが間違ってなかったぜっていう曲であり、あのときLM.Cを始めて良かったなって歌うたびに思える曲です。もう1曲、一緒にいてください。俺たちの志!!!」(maya)
この夜の最後に歌われたのは、タイトルの♥部分が“志”を意味しているという「PUNKY ♥ HEART」。
2008年にシングルとして世に出たこの曲には〈きらめく思い出と変わらない想いは 時が過ぎても色褪せることはない〉という一節があり、あれから13年が経ってもこの中に詰まっているものは全く変わっていない…どころか、時を経てより輝きを増しているのでは?!と感じるほど。
「今日は本当にありがとうございました。今年は隔月で試行錯誤しながらライヴを重ねてきたんですけど、だんだんと世の中の状況もおさまってきて、声が出せないとかはあるにしても少しずつ元通りになってきたなと感じてます。
いろんな状況や環境がある中、こうして足を運んでいただいたみなさんには本当に感謝しかありません。俺たちはミュージシャンとして良い音楽を作って、こういうライヴの場所を用意していくことしか出来ないですけど。
まぁ、去年も大変だったし今年も大変だったけど、でもみんなも俺たちもよく頑張ったと思うよ(笑)。
頑張って今日ここにたどりつけたことが全て、というかね。そして、ここからまた来年に繋がっていったら良いかなと思います。
今年の秋から始まった15周年イヤーはまだまだ続いていきますし、近いうちにはきっと良いお知らせ出来ると思うので楽しみにしていてください!
来年も引き続き、みなさんと素敵な時間を共有していきたいです。これからもよろしくお願いします!!」(Aiji)
全ての曲の演奏を終えたあと、Aijiが笑顔で述べたこの言葉からも“コロナ禍であってもなるべくなるよう着実に進んできた”LM.Cの姿を強くうかがえた。
なすべきことをなしてきたからこその今があり、それは時にあたりまえのように感じられる当然として解釈することも出来るのかもしれないが、やがてはそこから思い掛けないような素晴らしい偶然を生み出す可能性があって、それこそが実は必然であるのだということを、わたしたちはこれまでのLM.Cがたどってきた軌跡を通じてよく知っている。
なるべくしてなる必然を、運命として引き寄せていくLM.Cの2022年には一体ここからどんなことが待ち受けているのだろうか…?
彼らが果敢に立ち向かっていく未来に光あれ!
文◎杉江由紀
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-SET LIST-
SE. NO.9
1. LET ME’ CRAZY!!
2. DOUBLE DRAGON
3. Bell the CAT
4. Space Wannabiez
5. We are LM.C!! ~The Anthem of Strong Pop~
6. End of the End
7. METALLY
8. OH MY JULIET.
9. cosmology
10. 何も始まらなかった一日の終わりに。
11. my girl
12. BABY TALK
13. SUPER DUPER GALAXY
14. Avocado
15. JUST LIKE THIS!! -2021-
16. No Emotion
17. Chameleon Dance
18. The BUDDHA
19. PUNKY♥HEART
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【RELEASE】
★LM.C 15th Anniversary Complete Music Video Collection「THE MUSIC VIDEOS ’06-’21」
販売中
ポニーキャニオンショッピングクラブ(PCSC)特設サイト
https://ps.ponycanyon.co.jp/lmc
【For Overseas Customers】
Ponycanyon Shop will accept orders from overseas. Please check below.
海外からご購入のお客様は下記よりお願いいたします。
https://shop.ponycan.com/products/list?category_id=&name=LM.C
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●Blu-ray
¥15,000(税込)
スペシャルパッケージ仕様
・豪華ブックレット
・本編ディスク(1DISC Blu-ray・DVD共通内容)
・特典UHQCD
01.JUST LIKET THIS!!-2021-
※既存曲「JUST LIKET THIS!!」を今作のためにリアレンジした新バージョン。
02. JUST LIKET THIS!!-2021-(Instrumental)
※UHQCDとは:CD規格に準拠しており、既存のプレーヤーで再生可能です。新しく開発された製法により、従来の高音質ディスクよりさらに原盤に忠実な音を再現します。
【Blu-rayスペシャル特典】
・オンラインイベント参加券
もれなく参加いただけるイベントを実施。
※ご予約締切の設定あり。詳細はオフィシャルHP・等サイトにて後日発表します。
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●DVD
¥11,000(税込)
スペシャルパッケージ仕様
・豪華ブックレット
・本編ディスク(1DISC Blu-ray・DVD共通内容)
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【収録内容(全形態共通)】
01. ☆Rock the LM.C☆(タイトル前後、中白・星マーク)
02. little Fát Màn boy
03. OH MY JULIET.
04. BOYS & GIRLS
05. LIAR LIAR
06. Sentimental PIGgy Romance
07. Bell the CAT
08. JOHN
09. 88
10. CHEMICAL KING-TWOON
11. PUNKY ❤HEART
12. GHOST † HEART
13. LET ME’ CRAZY!!
14. SUPER DUPER GALAXY
15. 星の在処。-ホシノアリカ-
16. The LOVE SONG
17. Ah Hah!
18. DOUBLE DRAGON「STORY ver.」
19. DOUBLE DRAGON「BAND ver.」
20. My Favorite Monster
21. MOGURA
22. MONROEwalk
23. レインメーカー
24. The BUDDHA
25. ChainDreamers
26. Door!
27. Happy Zombies
28. JUST LIKE THIS!! -2021-
【Blu-ray版・DVD版共通】
※本商品は当サイト限定商品です。
※限定生産商品となり、完売後の販売再開予定はございませんのでご注意下さい。
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★LM.C OFFICIAL SITE★
http://www.lovely-mocochang.com/
★LM.C OFFICIAL Twitter★
2021年12月14日 (火)
【ν[NEU]】2021年12月11日Takadanobaba AREA presents特別公演◆「Thank you for 高田馬場AREA」ライブレポート!高田馬場AREAに愛を込めて、この日だけのスペシャルセッション!&2021年12月29日に告知アリ!
REPORT - 10:29:591997年オープン以来、数々のヴィジュアル系バンドを支え、育んできたライブハウス「高田馬場AREA」が、オーナービルの取り壊しに伴い2021年12月31日で閉店することになった。高田馬場AREAはν[NEU] が最も多くライブをしてきたライブハウスでもある。この思い出深いライブハウスに感謝の気持ちを伝えるため、1日限りの特別公演が開催された。
2020年に1年間限定の復活をアナウンスしていたν[NEU]だが、コロナ禍の影響を受け復活が叶わずにいる。また、現在のν[NEU]メンバーは仕事も生活環境もそれぞれ異なり、全員が一堂に会することは難しかった。今回のライブも“復活ライブ”ではなく特別公演という位置付けだ。mitsu、タクミ、ヒィロは全曲、ЯeIはライブ終盤のみ、華遊はこの日のために収録した音声データでの参加となった。ЯeI、華遊が参加できない楽曲についてはLiN(ユナイト)、SARSHI(HERO)、風弥~Kazami~(DaizyStripper)、shinpei(ex.SuG)という豪華なゲストメンバーを迎えた。皆、ν[NEU]と親交の深いアーティストたちだ。心強い仲間とともに披露されるν[NEU]の楽曲は、懐かしさだけでなく、新鮮さも感じさせた。
思い出と新鮮さを同時に味わうライブ
会場はν[NEU]スペシャルセッションの登場を待ちわびるファンで満員。ファンの手にはν[NEU]ライブに欠かせないグッズ“キラリンパ”がきらめいている。ライブはゲストにSARSHI 、shinpeiを迎え「PULSE」で幕を開けた。解散以来、7年ぶりのライブだ。緊張するのも無理はない。少しだけ歌詞を飛ばしてしまったmitsuだが、ファンにとってはライブならではのハプニングとして笑顔で受け入れられた。このハプニングのおかげか、緊張が解け2曲目「LIMIT」へ。
MCで「みんな楽しみにしてた? 俺もめちゃくちゃ楽しみにしてた! 楽しみというか大切に思ってた」と話すmitsu。久しぶりのライブということで改めて自己紹介をするヒィロ、タクミにツッコミを入れつつ、ゲストを紹介した。
今回、ライブ前にゲストメンバーに取材をすることができた。shinpeiはこの日が高田馬場AREAでのライブ出演が最後とのこと。高田馬場AREAはSuG加入発表の場であったことから特に思い出深いライブハウスだという。ν[NEU]のファンが待ち望んでいたライブに参加できて嬉しい、と話してくれた。SARSHIは「楽しみだけど緊張してます!」と正直に明かしてくれた。
MCの最後、「準備はいいかい?」とお決まりの煽りを入れるmitsu。声を出すことができないファンたちは手振りや拍手で精一杯応え、「cube」「desire」「Key of Life」と続く。今回のセットリストはスペシャルセッションならではの、そして、今の自分たちだからこそ表現できる曲を選んだとのこと。MCで「いい曲が多い!」としみじみ噛みしめるヒィロに「自画自賛(笑)」と言っていたmitsuだが、彼も今回のライブのためにν[NEU]の楽曲を改めて聞き込み、「いい曲だなぁと思っていた」と話す。
ライブは「LAB」「スプラッシュ!」と続き、SARSHI とshinpeiを加えたパートが終了。LiN 、風弥をゲストに迎える後半へ。
ライブ前の取材でLiNは「14日にユナイトのワンマンがあるけど、AREAでν[NEU]の曲を演奏するのは感慨深い。ちゃんとサポートできるように頑張ります!」と意気込みを話してくれた。風弥は「対バンしていた時によく耳にしていた曲を演奏できるのが楽しみ。でも、たくさん対バンしたν[NEU]の曲だからこそ、自分らしさもちょっと織り交ぜてみたい」と、今回のセッションを楽しんでいる様子。
そんな二人を迎えた後半は、メジャーデビュー曲「RED EMOTION ~希望~」でスタート。このメンバーでのセットリストはν[NEU]を代表するような曲たちで構成されている。セカンドシングルの「カレイドスコープ」と続きMCへ。
LiNがν[NEU]解散公演の渋谷公会堂でのライブの思い出を話し、MC前に次の曲「恋模様」のイントロを流してしまった風弥をmitsuがイジリつつ「恋模様」へ。mitsuは「恋模様」で大サビ前の一番の聴かせどころをノーマイクで歌い、ボーカリストとしてパワーアップした姿を見せた。「YES≒NO」では参加が叶わなかった華遊の音声が流れるというサプライズ。テンション高めの煽りが会場を盛り上げた。
ν[NEU]が活動していた当時の思い出話に花が咲くMCをはさみ、「妄想接吻」へ。曲が始まる前の決め台詞「妄想する?」は、ステージ上のメンバーが“妄想”部分を思い思いのワードに変換して言い合う一幕も。後半メンバーでの演奏は「The 25th Century Love」で終了となったが、会場の盛り上がりは最高潮。
ν[NEU]メンバーはステージから下がることなく、そのままЯeIが参加しアンコール「ピンクマーブル」へと突入した。「ピンクマーブル」ではゲストアーティストたちをステージに呼び、全員で盛り上がる。mitsuもファンも振り付けは完璧。アーティストもファンも弾けるように楽しんだ。
アンコール2曲目「エンドロール」はmitsu、タクミ、ヒィロ、ЯeIの4人で演奏。ν[NEU]解散時のメンバーで奏でられる楽曲はエモーショナルに響き、特別な1日を締めくくった。
最後の時間を最高の時間に
高田馬場AREAに感謝の気持ちを伝える手段としてν[NEU]が選んだのは「楽しむ」ということ。楽しい時間をたくさん過ごした場所だからこそ、最後の時間を今までで一番楽しいものにしたいという想いでライブに臨んだ。現在、音楽をメインに活動しているのはmitsuのみではあるが、タクミ、ヒィロ、ЯeIも7年のブランクをまったく感じさせないどころか、思い出を噛みしめる以上の、素晴らしいステージングを見せてくれた。「状況が変わると、好きという気持ちだけでは集まれないことってあるでしょ? でも、今日はこんなにたくさんの人に集まってもらえて、本当にうれしい。 想像もできなかった形でAREAのステージ立つことができてうれしいです。ありがとうございました!」と感謝を伝え、「またみんなで集まることができる未来を願っています」という言葉を残しステージを降りた。
ライブ後のν[NEU]公式Twitterのツイートによると、 12月29日(水)に告知があるとか……。今後の展開が楽しみだ。
[SET LIST]
1. PULSE
2. LIMIT
3. cube
4. desire
5. Key of Life
6. LAB
7. スプラッシュ!
(Vo. mitsu、Gu. タクミ、Ba. ヒィロ/ゲスト:Gu. SARSHI 、Dr. shinpei)
8. RED EMOTION ~希望~
9. カレイドスコープ
10. 恋模様
11. YES≒NO
12. 妄想接吻
13. The 25th Century Love
(Vo. mitsu、Gu. タクミ、Ba. ヒィロ/ゲスト:Gu. LiN 、Dr. 風弥)
En1. ピンクマーブル
(Vo. mitsu、Gu. タクミ、Ba. ヒィロ、Dr. ЯeI/ゲスト:Gu. SARSHI)
En2. エンドロール
(Vo. mitsu、Gu. タクミ、Ba. ヒィロ、Dr. ЯeI)
Text:板垣可奈子
Photo:Intetsu
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2021年12月11日(土)高田馬場AREA
Takadanobaba AREA presents特別公演
『Thank you for 高田馬場AREA』
出演:ν[NEU]
ゲスト:
LiN(ユナイト)
SARSHI(HERO)
風弥~Kazami~(DaizyStripper)
shinpei(ex.SuG)
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