2022年01月17日 (月)
【Angelo】代々木第二体育館での無期限活動休止前ラストライブ終幕。「現在(いま)を大切に生きてください」
REPORT - 12:36:23去る2021年8月、ホールツアーのファイナルLINE CUBE SHIBUYA公演にて、2022年1月をもって無期限活動休止となることを発表したAngelo。その後、10月に豊洲PITでの15周年記念ライブ2daysを開催、11月17日にニューアルバム『CIRCLE』をリリース、さらに11月20日~1月9日、全15公演に渡る全国ツアー「THE END OF CIRCLE」を完遂した。
「最後の最後まで最高を貫きたいと思います。最後の二日間まで命を燃やし尽くすので、よろしくお願いします」とは、キリト(Vo)が先日のツアーファイナルで告げた言葉。かくして1月15、16日、Angelo無期限活動休止前ラストライブとなる国立代々木競技場第二体育館公演「CONNECTED NEW CIRCLES」が開催された。
ラストツアーという事実を感じさせないものとなった「THE END OF CIRCLE」のムードを引き継ぎながら、Angeloらしい攻撃性を全面に打ち出したステージを展開した第一夜を経て、迎えた第二夜。昨年、コロナ禍の中で制作されたアルバム『[evolve]』の1曲目を飾ったナンバーであり、未曾有の事態をバンドとファンが共に乗り越えてきた日々が思い返される「Enter the NEOPHASE」で幕を開けた時点で、第一夜とは趣の異なるステージになることは必至だった。
アリーナ席、スタンド席ともに多くのオーディエンスで埋め尽くされた美しい光景を前に、キリト、Karyu(G)、ギル(G)、KOHTA(B)が前方に繰り出す場面も多く見られ、冷静沈着なTAKEO(Dr)もいつも以上のテンションの高さが感じられたこの日。ツアーで全曲披露されていた『CIRCLE』収録曲が、このステージでも4曲(第一夜では5曲)組み込まれていたことは、終わりは始まりであること、最新が最高であることの証明、すなわち今届けるべき楽曲たちだからこそ。また、ここで披露された、あらゆる時代に生まれた楽曲たち全てが、この重要な局面においても聴く者の胸に突き刺さるメッセージであることは、どんな時代であろうとキリトが伝え続けてきたことの本質に変わりがないからだ。
なお、このラストライブはメッセージ性や構成、演出、あらゆる観点においてハイライト尽くしだった。オレンジ色の空と大きく映し出されたバンドロゴを背に、ミラーボールの光が輝いた「SIGHT」、サークルのトラスがまるで巨大な月のように浮かび上がった「光の記憶」、〈決して変わらぬヴィジョン描いていく〉と確固たる決意を歌った「DEEP VISION」から、リアルな世界の厳しさと希望を歌った「CRUEL WORLD」の流れ、後半戦の盛り上がりの中でも〈デザインされた輪の中〉(「Pendulum Clock」)、〈円を描く〉(「SCENARIO」)といった『CIRCLE』にリンクするワードの数々など、挙げればきりがないほど。
中でもアンコールは印象深いものだった。「Beginning」「A new story」「Crave to you」を通してAngeloが伝えたのは、何があろうと決して声を、創造を止めないこと、繰り返していく終わりと始まりの中で、選んだ全てが間違いではないこと、現在(いま)を生きること。それはファンへのメッセージであると共に自らの決意表明でもあるのかもしれない。そして、「15年、あっという間に駆け抜けました。本当にありがとう。またいつの日か」というキリトの言葉から、ラストナンバーとなったのは「SEE YOU AGAIN」。巨大なミラーボールがサークルの中央の位置まで下り、場内全体を眩い光で照らし出すなか奏でられたが、ここでキリトがメンバー一人ひとりに寄り添ったシーンは何とも言葉にし難いものだった。なお、曲中に「またいつか、きっといつか帰ってくるからな!」と告げたことも記しておきたい。
以下は、このステージで語られたキリトの言葉。
「Angeloというバンドは、常に最新の形が最高の形だということを証明してきました。素晴らしいバンドだったと思います。長くやってこられたことを本当に誇りに思います。これから先、メンバーそれぞれが思う道を進んでいきます。それぞれの道を愛してやってください。そして皆に伝えたいことは、やっぱりこれから先も、現在(いま)を大切に生きてください。今日こうやって一つの大きな流れが一度終わります。それは皆にとって受け入れ難い、辛いことかもしれないけど、俺は昔から言ってきたはずだから。現在(いま)を必死に生きるということ、それだけがこの先も前を向いて生きていくために必要なことなんです。過去も未来もない。全ては“現在(いま)”という、この瞬間の連続です。いつかまた前を向いて音楽を感じたいと思うなら、居場所を作ります。君たちが帰ってくる居場所、彼らが帰ってくる居場所を。現在(いま)を必死に生きたその先に、もしAngeloが再び皆の前に現れるとしたら、それは過去のAngeloが帰ってくるわけではなく、得体の知れないバンドが新しくできるということなんです。その日を、いつになるかわからないけど、待っていてね」
そして、全パフォーマンスを終えた後の各メンバーの言葉も残したい。
「最高に気持ちよかったです! 本当に皆のことを誇りに思っています! 一緒に最高の景色を作ってきてくれてどうもありがとう!」(TAKEO)
「出し切ることができました! これだけはいつも通り言っておきたい! また一緒に楽しもうぜー!! ありがとー!!」(ギル)
「この光景は忘れません。今までやってこられて本当によかったと思います。皆に感謝です。本当にありがとうございました!」(KOHTA)
「最高のバンドに入れたこと、最高のファンに出会えたこと、感謝しています。必ずまた会いましょう。ありがとうございました!」(Karyu)
「本当に楽しかった。でも、これから先も大事ですから。キリトという人間をずっと見てきてくれた人たちは、これからも信じてください。キリトという人間は何も諦めないです。どんなに時間が経っても、自分の大切な全てのものを守っていきます。これは単なる言葉じゃないよ。これからの俺のやり方を見ていてください。行動で見せていきます。ありがとう」(キリト)
円の終着点は終わりではなく次の螺旋の始まり。積み重ねてきた愛おしき15年は決して消えることはない。今日という日は、Angeloと彼らを愛する全ての人々にとっての新たな門出だ。
(文・金多賀歩美)
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[Release]
■Angelo 「CONNECTED NEW CIRCLES」完全収録BOX 受注販売決定
Angelo 「CONNECTED NEW CIRCLES」完全収録BOX
2022.01.15(土)、16(日)のAngelo国立代々木競技場第二体育館公演の全てを収めたBlu-ray BOXの受注販売決定!!
本日より受付を開始致します。
※受注生産限定盤のみとなりCDショップ等でのお取り扱いはございませんのでご注意下さい。
価格:38,500円(税込) ※送料は別途必要になります。
受注期間:~3/17(木)23:59迄
詳細・お申込はこちら→https://www.ffb.tokyo/angelo/
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【商品内容】
2022.01.15(土) Angelo「CONNECTED NEW CIRCLES」国立代々木競技場第二体育館公演ライブ映像
2022.01.16(日) Angelo「CONNECTED NEW CIRCLES」国立代々木競技場第二体育館公演ライブ映像
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・SPECIAL特典①
16日のライブ映像をメンバー其々にフォーカスしたスペシャル映像
Angelo「CONNECTED NEW CIRCLES」国立代々木競技場第二体育館公演 Case of キリト
Angelo「CONNECTED NEW CIRCLES」国立代々木競技場第二体育館公演 Case of Karyu
Angelo「CONNECTED NEW CIRCLES」国立代々木競技場第二体育館公演 Case of ギル
Angelo「CONNECTED NEW CIRCLES」国立代々木競技場第二体育館公演 Case of KOHTA
Angelo「CONNECTED NEW CIRCLES」国立代々木競技場第二体育館公演 Case of TAKEO
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・SPECIAL特典②
Angelo「CONNECTED NEW CIRCLES」国立代々木競技場第二体育館公演スペシャルフォトブック
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・SPECIAL特典③
15周年を記念した「天使の日」のライブ映像
2021.10.04 Angelo 15th Anniversary「ARRIVAL FIELD」 at 豊洲PIT
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・SPECIAL特典④
13th ALBUM「CIRCLE」を伴なった全国ツアーの最終日のライブ映像
2022.01.09 Angelo Tour 2021-2022「THE END OF CIRCLE」 at Spotify O-EAST
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・SPECIAL特典⑤
Angelo Tour 2021-2022「THE END OF CIRCLE」ツアーオフショット映像
製造・販売元:株式会社ブロウグロウ
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■Best Album「LOCUS」 通常盤 販売決定
\3,960(税込)/IKCB-9579~80/全24曲収録/CD2枚組
CD |
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(DISC1) |
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(DISC2) |
01.REBORN |
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01.OUTBREAK |
02.WINTER MOON |
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02.SCARE |
03.CHAOTIC BELL |
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03.FACTOR |
04.SISTER |
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04.RESULT |
05.薄紅の欠片 |
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05.Cut |
06.光の記憶 |
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06.STRING |
07.El Dorado |
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07.evil |
08.FEATHER |
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08.CREVASSE |
09.Calvary |
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09.CRUELWORLD |
10.RIP |
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10.:evolve |
11.シナプス |
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11.SIGHT |
12.FAITH |
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12.Crave to you |
発売元:(株)ブロウグロウ
販売元:(株)ソニー・ミュージックソリューションズ
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[OTHER]
渋谷マルイにてAngelo POP UP SHOPの開催中‼️
渋谷マルイ Angelo POP UP SHOP
開催期間:2022年1月8日(土)~2022年1月30日(日)
開催場所:渋谷マルイ 8階 イベントスペース
POP UP SHOP開催時間:11:00~20:00
※渋谷マルイの営業時間とは異なりますので、ご注意ください。(渋谷マルイ営業時間11:00~20:30)
※新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため急遽、中止・営業時間の変更を行う場合がございます。
※「3つの密」を避けるため、入場制限や入場整理券を配布する場合がございます。
※内容は予告なく変更になる場合がございます。予めご容赦くださいませ。
※変更等があった場合は各店舗HPにてご案内いたします。
詳細:https://bit.ly/3JbYi9A
ご来場の際はこちらご確認頂き、ご理解ご協力の程、よろしくお願いいたします。
https://www.0101.co.jp/torikumi/
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[SETLIST]
Angelo「CONNECTED NEW CIRCLES」
国立代々木競技場 第二体育館
2022.01.15(SAT)
1.A MONOLOGUE BY MEPHISTO
2.:evolve
3.HYBRID CENTURY
4.COUNTDOWN
5.VOICE
6.スーサイドゲーム
7.ガイア
8.SIGHT
9.螺旋
10.BUTTERFLY EFFECT
11.CRUELWORLD
12.The Crime to Cradle
13.ORIGIN OF SPECIES 「ALPHA」
14.狂人
15.PERFECT PLAN
16.PANDEMIC
17.OUTBREAK
18.FIELD OF GOD
Encore
1.Voice of the cradle
2.春の風
3.報いの虹
4.想像の楽園
5.STOP THE TIME,YOU ARE BEAUTIFUL
6.Daybreakers
2022.01.16(SUN)
1.Enter the NEOPHASE
2.VOICE
3.HYBRID CENTURY
4.NEW CENTURY BIRTH VOICE
5.スーサイドゲーム
6.ガイア
7.FIELD OF GOD
8.SIGHT
9.光の記憶
10.DEEP VISION
11.CRUELWORLD
12.The Crime to Cradle
13.My Strife
14.Pendulum Clock
15.SCENARIO
16.RIP
17.FAITH
18.Daybreakers
Encore
1.Beginning
2.A new story
3.Crave to you
4.PROGRAM
5.シナプス
6.Script error
7.SEE YOU AGAIN
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Angelo オフィシャルサイト
http://angeloweb.jp
2022年01月13日 (木)
【ライヴレポート】<HOWL 新春初詣ワンマン 「共鳴ル初メ。(ハウルゾメ)」>2022年1月12日(水)池袋EDGE
REPORT - 16:20:232022年HOWL初めは、<HOWL 新春初詣ワンマン 「共鳴ル初メ。(ハウルゾメ)」>池袋EDGE。
新年1発目ということで、メンバーカラーの袴を身に纏った真宵(ボーカル)、よっぴ(ギター)、ゆうと(ベース)、yuki(ドラム)が登場した。2022年初HOWL公演の模様をお届けしたい。
お馴染みのSEと共にメンバーの咳払いが聞こえたかと思うと、「ふぁぼって人生(IDOL MIX)」が始まった。
幕が開くと、そこには楽器を持たずにマイクスタンドの前に立つメンバーが!客席も一緒にノリノリでフリを踊る。
曲の中盤からは、HOWLの本来の形態である「バンドスタイル」に戻り、楽曲を届ける。
間髪入れずに、クリスマスイブに“メタナイト”が先に解禁をしてしまった新曲「ENIGMA」。先程までのアイドルのような可愛かったHOWLはどこへ??客席にヘドバンの嵐が吹き荒れる。
まだ数回しか演奏されていない楽曲とは思えないほどの、“はうるんるん”(HOWLファンの名称)の一体感。この楽曲、雰囲気の振り幅がHOWLライブの醍醐味である。
「極楽浄土」と続き、「首置いて帰れよ、良いか!」と真宵の煽りも飛び出し、会場のボルテージがどんどん上がっていく。
「新年あけましておめでとうございます。」の真宵の一言でMCは幕を開けた。HOWLのワンマンライブが初めての人もいるとのことで、まずはメンバー紹介から。2022年、「ソールドアウト計画」として決まっている4月までのワンマンでは、特典付きの有料チケットに加え、無料チケットも用意されている。その成果なのか、初ワンマンの“はうるんるん”も多く見受けられた。
MCでのゆる~い空気を変え、「Mr.Moonlight」を披露。“はうるんるん”のキラキラの指輪が光り、会場を美しく彩っていた。「UNVENUS」「Starry Go Round」とライブの定番曲が続く。慣れていないファンもいる中、真宵の誘導で会場には一体感が生まれている。所狭しとステージを動き回るメンバー。HOWL初め、新年1本目だからと遠慮することなく、HOWLの良さで会場を魅了していく。
次のMCではファミリーマートで「絶景FLAGS」が紹介されていることに触れる。11日から店内でオンエアされているとのことで、深夜帯での放送となるが、お近くの方はぜひチェックしていただきたい。
そこからいつも通りのゆるいMCを繰り広げる。
「anan」に出たいというゆうと。流れで抱負を聞くことに。yukiの抱負は「新しいことに挑戦する」。夏に富士山に登る計画とのこと。真宵もV系登山部として(?)一緒に登るそうなので、活動を楽しみにしたい。真宵は「ワンマンツアーで(メンバーの出身地である)広島と福岡に行きたい」。現実になる日も遠くない!?
昨年同様、とても長くなったMCを挟み、ライブの後半戦へと突入。ライブでの定番曲を立て続けに披露する。
まずは「迷宮ディスコニック」で、会場を心地よい空気で包む。MCでのまったり感が嘘のように、かっこいい姿で魅せるHOWL。「揺らそうか」の真宵の一言で、会場が大きく揺れる。“はうるんるん”のHOWLへの愛が垣間見える。
「honey♡drunker」では会場をクラブに変える。タオルを回したり、くるくる回ったりと、“はうるんるん”も大忙しである。恒例のメンバーコールへ。思い思いの“推し”のメンバーへ、ジャンプして愛を伝える。
「先天性君症候群」と続き、会場のテンションがどんどん上がっていく。難しいフリがついている楽曲ではあるが、会場はひとつになっていた。
続く「無防備フライデー」はHOWL史上最難関のフリがついている、コンビニの揚げ物コーナーで悩む姿が目に浮かぶ可愛い楽曲である。「恋は揚げ物、揚げ物は恋だ」という真宵の迷言が飛び出した。
「テンションが上がったので、このまま行っちゃいたいと思います」と本来のMCをカットして「DARLIN’!!」へ。HOWLがMCをカットするとは(笑)。2022年のHOWLは何かが違うのか??
前のブロックでの会場の一体感そのままに、最後のブロックに突入した。11月に発売したばかりの「絶景FLAGS」を披露。「ゼッケイヲミニイコウ」。コロナ禍でのライブということで、会場のキャパシティを絞らないといけないのが歯痒いが、旗を振るフロアを目にし、メンバーもこの日一番の絶景を見ることができたのではないだろうか。
本編ラストは「An inch ahead」。「ラスト拳あげろ~!」と煽り、ラストの楽曲は始まった。最後まで会場の一体感はバッチリである。メンバー、“はうるんるん”のテンションが上がりきったまま、本編は幕をおろした。
アンコールで再び登場した4人。出会った頃の話を繰り広げる。そこから髪を切ったyukiの話になり、髪型の話を続ける。そしてどんどん脱線していく。これぞHOWL。MCが楽しすぎて、先に進みたくないとまで話すメンバー。会場を絶妙な空気にしながらも、どんどん話していく。会場の人だけに先行した情報解禁もあったが、こちらは発表まで詳細をお待ちいただきたい。
この日はスピードアップしたバージョンで「生きてるだけで褒められたい。」を披露した。「褒められたいか~?俺らも褒められたいから褒めてね」と煽って始めようとしたところ、クリック音が出てしまい、一旦中止に。yukiの優しさの「道標~みちしるべ~」だったらしい。気を取り直して、「生きてるだけで褒められたい。(倍速ver.)」。メンバーカラーのキンブレを持った“はうるんるん”たちも、早い「生きてるだけで褒められたい。」に合わせて、フリを繰り広げる。高速で褒めている姿は不思議な光景であった。
通常のスピードに戻って披露された「PRAYER」。そして「共鳴ル初メ。」ラストは「#prologue」。会場が笑顔で溢れた。ここで終わるはずが、真宵のおかわりで「極楽浄土」が再び披露された。「まだ頭振れますか」の真宵の煽りに応えただけあり、会場はヘドバンの嵐。池袋EDGEが極楽に変わった。
2022年最初のHOWLのライブは、いつも以上に暖かい雰囲気でいっぱいで幕をおろした。
今年も素敵な1年がHOWLにとっても、“はうるんるん”にとっても訪れることが期待できそうだ。
「#prologue」の歌詞に「1人じゃない そばに君を感じるこの場所を 誰にも奪わせないよ」とある。「この場所」をHOWLと“はうるんるん”とで守って、さらに大きくしていく1年にしたいものだ。
HOWLより新しいアーティスト写真が解禁となった。ピンクの可愛らしい写真である。メルヘンな雰囲気の写真に4月のasia公演「メルヘンオーディション『 /150』」への期待が膨らむ。Aチケットの発売が15日から始まる。特典がつくチケットとなっているので、ぜひ早めに手に入れていただきたい。
Live photo by 千佳 @cka_photo
Artist photo by 折田琢矢 @espresso_17
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<セットリスト>
SE
1.ふぁぼって人生。(IDOL MIX~BAND ver.)
2.ENIGMA
3.極楽浄土
MC
4.Mr.Moonlight
5.UNVENUS
6.Starry Go Round
MC
7.迷宮ディスコニック
8.honey♡drunker
9.先天性君症候群
10.無防備フライデー
11.DARLIN’!!
12.絶景FLAGS
13.An inch ahead
EN1.生きてるだけで褒められたい。(倍速ver.)
EN2.PRAYER
EN3.#prologue
EN4.極楽浄土
end SE
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OFFICIAL WEBSITE
公式 @HOWL_staff
▲Vocal.真宵
https://twitter.com/myi_howl
▲Guitar.よっぴ
https://twitter.com/yoppy_howl
▲Bass.ゆうと
https://twitter.com/yuto_howl
▲Drums.yuki
https://twitter.com/yuki_howl
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【ONE MAN LIVE】
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●ゆうとBDワンマン「ROCK!!HERO!!」
2022年2月12日(土) 新宿clubSCIENCE
●真宵BDワンマン「一蓮托生」
2022年2月15日(火)渋谷Starlounge
●よっぴBDワンマン「よぴバサウルスTOKYO2022」
2022年3月1日(火) ZircoTokyo
●最大キャパワンマン「メルヘンオーディション『 /150』」
2021年4月8日(金)渋谷club asia
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【RELEASE】
●配信限定「ENIGMA」
2021年12月25日(土)より各種配信サービスにて配信中。
●1st single「絶景FLAGS」
2021年11月24日(水) RELEASE
Music Video https://youtu.be/ml3DU9ep_Kg
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【EVENT】
●HOWLと初詣に行っちゃおー2022!!
日時:1月16日(日)
時間:(第一部)14:00~/(第二部)17:00~
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02edpkn1f3321.html
●HOWLオンライン推参りトークイベントat ZOOM
日時:1月23日(日) 19:00-25:00
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail
2022年01月10日 (月)
【圭】<レポート>発売前の最新アルバム『utopia.』完全再現ライブ:12月30日東京・渋谷PLEASURE PLEASUREにてアルバムリリース日&4月の公演を発表!
REPORT - 12:00:22圭(BAROQUE)が昨年12月30日に東京・渋谷PLEASURE PLEASUREにてワンマンライブ“in ancient.-the complete utopia.-“公演を開催。そのなかで1月26日にニュー・アルバム『utopia.』をリリースすること。さらに、4月17日の満月を迎える夜、東京・渋谷ストリームホールにてワンマンライブを開催することを発表した。
BAROQUE活休後はギターを中心としたインストスタイルと、本人がセンターに立ってヴォーカルを担当する歌ものスタイル。その2つのパフォーマンスを追求しながらソロ活動を展開している圭。この日のライブは、インストスタイルで作った発売前のニューアルバム『utopia.』を完全再現するという内容の公演だった。
自分1人だけで作り上げたアルバムのサウンドを、有機的なバンドを使っていかに現実世界に召喚していくのか。ライブは頭からラストまで『utopia.』の曲順通りに進行していった。楽曲のアクティングと共に、ステージ後方にはこの日のために『utopia.』のアートワークを担当した美術家・真砂雅喜氏が楽曲ごとに制作した映像が映し出され、その映像とともに観客たちは着席して『utopia.』の全貌を体感。サウンドテクスチャーは、明らかにこれまでの圭を感じさせるもの。だが、なにかが違う。ライブの見せ方も1曲ごとに音、映像が作り出す立体芸術のような作品を、美術館でモダンアートのインスタレーションを眺めるように鑑賞していく。そんな感覚を引き起こすライブだった。
ステージ後方、少し空いた幕の間からアルバムのジャケットが映し出される。サポートメンバーの結生(Gu/メリー)、高松浩史(Ba/THE NOVEMBERS),山口大吾(Dr/People In The Box)、hico(Key&Mani)に続いて、圭が現れる。1曲目の「spirit in heaven.」が始まると後方の幕は全開。波打つ海とともにスクリーンいっぱいに空が広がる。
「みなさん、ようこそ『utopia.』の世界へ。遠いところまで旅するんで、楽しんで」という圭の短い挨拶を挟んでから、ライブは最後までノンストップでアルバム曲を披露していく。広大な夜空をバックに「longing star.」が始まると躍動するリズムに合せて、Bメロから流星群がスクリーン一面に広がって出現。ライブ初披露曲となる「helix.」が始まると、誰もまだ足を踏み入れたことがないような大地に太古のビートが鳴り響き、会場の空気を震わす。圭を中心に放射線状に広がる針葉樹。その神秘的な森のなかを抜け出すと、空一面に青空が広がり、雲が流れ出す4曲目の「mobius.」へ。ベースが浮遊感ある柔らかなメロディーを奏で、その上に圭が優しい音色でアルペジオを重ねていくと、マインドはいつの間にか心地よくチルアウト。これらを、観客を1人ぼっちな気分にさせて鑑賞させていく今回のステージング。
どうやら『utopia.』はこれまでのようにどこかで見たことがあるような懐かしい風景や忘れられない感情を思い出すものとも、音とともに自己の深い意識と対話したり、圭の覚醒した脳内、精神世界とコンタクトするようなものともまったく違う次元にある音楽作品のようだ。圭という作り手から湧き出る感情を音で言語化することを極力排除したら、そこにはなにが残るのか。その元素、bigininngをサウンドデザインしたような世界が『utopia.』にはある。ここでいうutopiaとは生き物や人間が存在する前の誰も見たことがない宇宙の、地球の始まりなのか。ミュージックビデオを作り慣れた音楽の専門家ではなく、美術家である真砂氏が作リ出す映像は基本モノクロームで、余計な心象や情報をいっさい語ることなく、余白を残した美学を追求していく。余計なものを排除したなかで唯一残った空、雲、海、森林、岩など自然界にあるものだけを抽出したミニマリズアートを『utopia.』の楽曲に調和させることで、音楽を立体的芸術作品へと昇華させていったところは今回のライブの大きな見どころにもなっていた。
ライブはすでに中盤。時間が停止したかのような静寂空間が広がるなか、「sanctuary.」が始まると、真っ暗になったスクリーンに白い月が浮かび上がる。反射した光が降り注ぐ「cell structure.」でベースを中心に徐々にバンドが躍動しはじめ、映像の光とピアノがきらめきを増していったところで、スクリーンの映像は宇宙空間から地上へと落下し、真っ白い靄に包まれた森林に切り替わる。その真ん中に縦長に切り取られた海が映し出され、演奏が始まると、神秘的なシンセと圭のエフェクティブなギターとともに映像は海中へとダイブ。自然界初の超常現象がいま目の前で起こっているような錯覚に陥る未知なる音の世界を、彼らはアンビエントとシューゲイザーに即興性が混ざり合ったこのメンバーならではの研ぎ澄まされた演奏で、現代アートを描くようにサウンドを構築してみせた。
神秘的なキーボードとともに、うごめきだした圭のギターがクラブシーンに繋がるビートをとらえ、展開していった「the sin.」でバンドは一気に熱量を放出。ステージは真っ赤な照明に包まれ、白いスモークが何度も吹き出すなか、圭は激しくギターを弾き倒してスパーク。そのあと、柔らかで耽美的なピアノに誘われ始まった「eve.」では、圭のギター・ソロのエネルギーを受けて映像のなかではなにもなかった場所に、薔薇が次々と開花。「in the light.」が始まると、映像にはこれまで感じなかった温もりを感じさせるような木漏れ日が差し込み、生命の息吹、その誕生を祝福するような明るいタッチのメロディーがギターから次々と生まれ出ていく。
照明に照らされ、どんどん明るくなるステージ。そこに「embrace.」が流れだすと、ピアノとギターが奏でるメロディーが音符となって優雅に歌い踊り出し、極上のファンタジックワールドが場内に誕生。そうして、ラストに「utopia.」を演奏すると、映像は再びオープニングの海へと戻って、ライブは終了した。
アルバム『utopia.』を立体的芸術作品として鑑賞した本編で、圭ならではの“エッジーなアンビエント”ライブをとことん堪能した後、「cry symphony.」で幕開けしたアンコールは圭がハンドマイクを持って歌う歌ものライブを展開。歌、楽曲を通して美メロメーカーの圭の魅力がたっぷり感じられるカラフルなメロディーが場内に解き放たれていくと、スタンディングで体を揺らすオーディエンスの表情もとたんに緩んでいく。
歌とともに、ここでは本編では封印ぎみだった圭の饒舌なトークも解禁。そのなかで、2022年は『utopia.』を1月26日にリリースすることをまずサプライズで伝えたあと、その後は「今日もインストの『utopia.』と歌ありをやったけど。その2つの俺を“融合”させるためにちょっとお休みしようかな」と考えていることをファンに告げた。しかし「じゃあ次はいつ会えるの?」とファンを不安にさせないために「2021年は4月12日、新月の日に“輪廻の新月”というライブをやって、そこで初めて歌ったんだけど。2022年は4月17日が満月。その日渋谷ストリームホールがとれたからライブやります」といい、予期せぬライブ告知でファンを大いに驚かせた。
さらに、2022年は自身の誕生日も満月であることを自慢げに話し「2022年のニックネームは“Mr.フルムーン”だから」といって場内を和ませた。そうして、BAROQUEが休止して以降「みんなに支えられて、頑張りたいなと思えた1年だった」と2021年の自分を振り返ったあと「2022年は休みの間に何かをつかんで帰ってきて。みんなを支えて、引っ張っていきたいと思います」とファンに向かって高らかに宣言。そうして、最後にいまやソロのライブのクロージングソングの定番となった「ring clef.」をピアノとギターを演奏しながら歌って、2021年の活動を締めくくった。
文●東條祥恵
ライブ写真●上溝恭香(TAMARUYA)
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【LIVE INFO.】
圭 NEXT LIVE
2022年4月17日(日) 渋谷ストリームホール
*To be announced
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【RELEASE INFO.】
圭
NEW ALBUM
『utopia.』
2022年1月26日 Release
収録曲 // COMPLETE 12 TUNES
scene1____spirit in heaven.
scene2____longing star.
scene3____helix.
scene4____mobius.
scene5____sanctuary.
scene6____cell structure.
scene7____monolith.
scene8____the sin.
scene9____eve.
scene10____in the light.
scene11____embrace.
scene12____utopia.
All Music & Produced : 圭
Guitar & All Instruments : 圭
Recording & Mixing, Mastering Engineer : 圭
<通常盤>PGSK-038 (CD) ¥3,500
Manufactured & Distributed by sun-krad Co., Ltd.
<会場・通販 限定盤>【数量限定】 PGSK-037(CD) ¥6,500
※特殊パッケージ LPサイズジャケット仕様
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■ファン旅行 旅SYNERGY伊東編 実施決定!
圭ファン旅行 旅SYNERGY伊東編
2022年2月4日(金)~2月5日(土)
詳細・お申し込みはこちらから
https://sk-tours.jp/kei2022-synergy/
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サブスク配信中
■圭
•Amazon Music Unlimited:https://music.amazon.co.jp/artists/B085XQWR3Y
•Apple Music:https://music.apple.com/us/artist/kei/1465709836
•Spotify:https://open.spotify.com/artist/0maFrI7WiLIRflewebbNeF?si=W_ypbJb9SVujxq-HpkMU6Q
•LINE MUSIC:https://music.line.me/artist/mi0000000012988b5f
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