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2022年01月24日 (月)

【ライヴレポート】<fuzzy knot Live 2022 ~S.T.F.~>2022年1月22日(土)東京・新宿BLAZE◆「ライブで好きなように楽しめないもどかしさはあるけど、またきっと好きにやれてたあの頃のような世界がやってくると思う」

REPORT - 21:42:37

シドのShinjiGt)とRayflowerの田澤孝介(Vo)のロックユニット・fuzzy knotが、1月22日(土)東京・新宿BLAZEにて、<fuzzy knot Live 2022 S.T.F.~>ファイナル公演を行った。

119日にリリースされたばかりの最新シングル「Set The Fire !」を掲げて、大阪、東京2DAYSにて行われた今回のライブ。

ワンマンライブは昨年11月に行われた、1stライブ<fuzzy knot Live 2021 Beginning of knot~>以来ということで、フロアを埋めるファンの期待は開演前から高まるばかり。

大阪、東京初日を経てのファイナルということもあり、二人も気合い十分で挑んだこの日の模様をレポートする。

 

 

SEと手拍子に迎えられ、真っ白な衣装で颯爽とステージに登場したShinjiと田澤。

ステージ中央に並んだ二人が高く指を挙げて合わせると、「ファイナル東京! 楽しんで行こうぜ!!」と田澤がシャウト。

Shinjiのエッジィなギターリフから、最新シングル曲「Set The Fire !」でライブの幕を開ける。

サポートメンバーである工藤 嶺(Ba)、与野裕史(Dr)がダンサブルなビートでグルーヴを生むと、田澤が派手なステージアクションを見せながらパワフルな歌声を響かせ、Shinjiは衣装をなびかせて華麗に舞いながら、巧みなギタープレイで魅了。

1stライブに感じた緊張感は一切なく、一曲目から全力のステージングでオーディエンスの心に火を付ける二人に、fuzzy knotのこの日の気合いとバンドの絶好調ぶりがよく分かる。

 fuzzy knot_Z9A0178

「色々縛りはありますが、まずは心を思い切り踊らせて行きましょう!」と、田澤が手拍子をリードして始まった「ダンサー・イン・ザ・スワンプ」では、スウィングするビートに体を揺らして手拍子を鳴らし、「ダイナマイトドリーム」では、アッパーな曲調に体を上下させながら手を挙げる“なんちゃってジャンプ”を合わせるオーディエンス。

多くの規制がある中でも思い切りライブを楽しみ、会場に一体感が生まれる光景に田澤が嬉しそうな笑顔を浮かべると、歌と演奏がさらに熱さを増していく。

 

「<fuzzy knot Live 2022 S.T.F.~>、いよいよファイナルでございます!」と田澤が告げると、ライブの感想を聞かれたShinjiが「ここは新宿ですか? 熱すぎてモルジブかと思いました」と冗談交じりに答え、アットホームな雰囲気で始まったMC。「色んな想いがあると思いますが、今日、ここに集まってくださったことに本当に感謝します。

ありがとうございます!」とオーディエンスへの感謝を述べた田澤は、「ガイドラインのある中ですが、遠慮なく煽っていきたいと思います!」と言い放ち、「生きづらい世の中だけど、涙なんていらないぜ。流すのは嬉しい涙だけにしよう」と熱い言葉を届けた。

 

MCに続き、「本当の自分は一体、どこにいるんだろう? 誰しもそういう心の旅に出たことがあると思うんですが。心の旅に出た僕なりに導き出した答えが、ここに詰まってると思います」と曲紹介して披露したのは、シングル「Set The Fire !」収録の「ペルソナ」。

田澤の感情的な歌声や、Shinjiの切なさを帯びたギターソロが会場の空気を変えると、Shinjiの憂いのあるギターソロから、「愛と執着とシアノス」へ。

哀愁たっぷりのブルースギターと切なく色気のある歌声が、会場をムーディーに包む。

「深き追憶の残火」は、スケール感のある演奏やドラマチックな展開で魅了すると、田澤の伸びやかな歌声とShinjiの感傷的なギターソロが楽曲世界にさらなる壮大さを生む。

ジャンルの枠を越え、どんな曲調も自身の色に染め上げてしまうfuzzy knot

変幻自在にアプローチを変えながら、Shinjiと田澤の個性が色濃く出た楽曲たちにfuzzy knotの高い実力と豊かな表現力を感じると同時に、バンドとしての凄みと魅力を改めて感じさせられた。

 田澤孝介_85C5718

再び会場を明るい雰囲気に変えたのは、fuzzy knot1stシングル曲であり、はじまりの曲である「こころさがし」。

楽しそうな笑顔を浮かべながら歌う田澤が、Shinjiに顔を突き合わせて歌っていた、二人の仲良しぶりが伺えるシーンは実に微笑ましく、見ている方も楽しくなってしまう。

fuzzy knot初めて生で観るって人も多いと思うけど。いいでしょ、fuzzy knot?」(田澤)

「……うん、いいよね(笑)」(Shinji)と自画自賛で始まったMCでは、メンバー紹介からお互いの紹介へ。

「天才ギタリスト兼コンポーザーのShinjiです!」(田澤)

「天才っぽく見えるけど、陰でめちゃくちゃ練習してる努力の人。天才ヴォーカリスト、田澤孝介です!」(Shinji)と互いに褒め合い、ここでも仲良しぶりを見せた。

 

田澤のリードで会場中のオーディエンスが手拍子でリズムを刻み、声が出せない中でも温かみと一体感を生んだ「Sunny Days」でゆったり始まった後半戦。

Shinjiの心地よいファンクギターに乗せて、田澤が歌のみならず全身を使ったパフォーマンスで魅せた「トリックスター・シンドローム」、スカ調の軽快なビートに絡みつくようなメロディとギターフレーズが癖になる「Joker & Joker」と続き、フロアが熱を帯びたところで熱く激しい「#109」を投下!

強靭なリズムとハードな演奏をパワフルにメロディアスに乗りこなす田澤、Shinjiのヘヴィなギターが唸りを上げて、この日のクライマックスと言える盛り上がりを生むと、オーディエンスから割れんばかりの拍手が起きる。

 Shinji_5DA0411

ライブ終盤、「ライブで好きなように楽しめないもどかしさはあるけど、またきっと好きにやれてたあの頃のような世界がやってくると思うし。

仮に知らない世界に変わったとしても、またイチからやり直せばいい。

ここに来てくれてる人は、生で同じ空間で自分の好きな音楽を共有する醍醐味に魅せられた人だと思うし。

僕らも人前で演奏することがミュージシャンとしての存在証明なので。

僕らはここからも歩みを止めることなく、進み続けて行きたいと思います」とライブへの熱い想いを語った田澤。

「みなさんに恵みの雨が降り注ぎますように」とアコギを鳴らし、始まった曲はバラードソング「キミに降る雨」。

ミラーボールの眩い光の下、たっぷり気持ちを込めて届ける田澤の美しく優しい歌声、切ない感情を増幅させるShinjiのギターソロ。

この感動を生で感じ、多くの人たちと共有出来ることが嬉しいし、これこそがまさにライブの醍醐味だ。

 

ラストは「今後なんですけど、いま言える予定は無いです! 無いんですが、その先に向けての準備期間に入りたいと思ってます。

もっともっとたくさん曲を作って、fuzzy knotが特別なものじゃない、自分の体のひとつになるようにしたいです。

回数多めのツアーもやりたいなと思って、虎視眈々と考えてますので、決まり次第、発表させていただきます」と今後の予定を語り、Before Daybreak」を披露。力強く勇ましい演奏に乗せて<幸せよ 降り注げ 世界中の明日に>と歌う前向きなこの曲は、必ずやってくるであろうライブを自由に楽しめる世界や、fuzzy knotのさらなる活躍を期待させる、希望溢れるエンディングとなった。

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全ての演奏を終え、去り際に「しばらく会えなくなるけど、何倍もカッコ良くなって帰って来るからな!」と、ファンに力強く告げたShinji

ここから生まれる新曲や、次にライブでfuzzy knotに会える日が本当に楽しみだ。

fuzzy knotの今後の活動予定は、オフィシャルサイト(https://www.fuzzyknot.com/)をチェックして欲しい。

 

fuzzy knot_85C5744 

写真◎江隈 麗志

文◎フジジュン

 

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fuzzy knot Live 2022 S.T.F.

2022122日(土) 新宿BLAZE

SET LIST

 

01.Set The Fire !

02.ダンサー・イン・ザ・スワンプ

03.ダイナマイトドリーム

04.ペルソナ

05.愛と執着とシアノス

06.深き追憶の残火

07.こころさがし

08.Sunny Days

09.トリックスター・シンドローム

10.Joker & Joker

11.#109

12.キミに降る雨

13.Before Daybreak

 

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≪リリース情報≫

NEW SINGLESet The Fire !」 NOW ON SALE 

<通販限定盤> 品番 DCCA-1064 価格 ¥1,800(税込)

 購入はコチラ https://bit.ly/3nSBbb6 

DOWNLOADSREAMING> https://fuzzyknot.lnk.to/a5t6OA 

MV  https://www.youtube.com/watch?v=ozl2KnmehEY 

 

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fuzzy knot オフィシャルサイト https://www.fuzzyknot.com/ 

fuzzy knot オフィシャルInstagram https://www.instagram.com/fuzzyknot_official/ 

fuzzy knot オフィシャルYouTubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCUXGH2QGObyKqOCfHqJ0xmQ 

fuzzy knot オフィシャルTikTok https://www.tiktok.com/@fuzzyknot_official 

 

シド オフィシャルサイト http://sid-web.info/ 

Shinji オフィシャルTwitter https://twitter.com/shinji_sid 

田澤孝介@STAFF Twitter https://twitter.com/tazawa_staff  






2022年01月23日 (日)

【ライヴレポート】<DASEIN 2021 デビュー20周年記念 FINAL 「NEXT QUEST」~探ギュウ心でlet’sトライ!!~ >2021年12月31日(金) 初台DOORS◆

REPORT - 12:00:07

HYPER BEAT ROCK」という独自の音楽ジャンルを掲げJOEDrums)とRickyVocal)のユニットとして2001年にメジャーデビューを果たしたDASEIN2021年はデビュー20周年のアニバーサリーイヤーとして精力的に活動を続けてきた彼らとザイナー(DASEINファンの呼称)であるが、そのファイナルとして去る20211231日(金) 初台DOORSにて Shimekukul DASEIN 2021 デビュー20周年記念 FINAL NEXT QUEST」~探ギュウ心でlet’sトライ!!~ が行われた。

そして、2022年3月13日(日) JOEのバースデーライブ「WELCOME TO THE FACE 2022」も解禁!

 

大晦日の夜をDASEINと共に過ごす喜びを噛み締めんと会場に詰め掛けたザイナー達。ステージに鎮座する巨大なJOEのドラムキットには思わず一体これタイコとシンバル合わせて何点あるんだろう?と、ライブレポートを忘れてしまいそうであった(笑)。

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白を基調とした衣装に身を包んだ巧(Manipulator)と村井研次郎(Bass)とSCOTTIEGuitar)、そして多点キットにJOEもスタンバイ。すると遂にお馴染みのギャグ扇子(白い羽扇子)を手にサングラスをかけたRickyが登場!2021年最後のライブとなる本公演の幕は「天下無双」で切って落とされた。場内のテンションを一気に上げる疾走感。Rickyのダンスに合わせてザイナー達もギャグ扇子や手持ちサイズのフラッグでもってそれに応える。

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今年最後のワンマンライブ!楽しんでいこうぜ!の煽りに続いてRickyが発した返事は!?返事は!?アイアイサ!のタイトルコール。間髪入れず「アイアイサ」が演奏される。ポップなメロディに対してドカドカと踏み鳴らされるツーバス、このギャップがたまらない。感染対策を徹底して行われた公演故に声を出せないザイナー達も動きで合いの手をばっちりと決めていく。それを超えんとばかりに今度はギターソロの手前でメンバー全員がいきなり停止ボタンを押されたかの様にストップ!思い思いのポージングをどこか可愛げ(?)に決める。

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会場の熱気にRickyは早くもサングラスを外し、JOEはスティック回しやスティック投げで曲間にも華を添えている。続いては「Yの黙示録」。前2曲と一転してダークな雰囲気を帯びるこの曲はJOEによる変則的かつテクニカルなリズムパターンが特徴的だ。メロディの合間に切り込まれるフィルインの手数なんかもう、凄い事になっているぞ(笑)。村井研次郎のベースラインもそれに絡みつく様にうねりを増していく。

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MCでは今年最後のワンマンライブに集まったザイナー、そして配信でそれを見届けるザイナーに感謝の意を示し、アコースティックライブやzoomでのイベントなど、昨今の状況を踏まえた上でのデビュー20周年の活動を振り返りつつ、毎年年末のライブでは干支に掛けたタイトルにしている事(多少強引かも知れないけどとの事です笑)や、本公演のセットリストは殆どがJOEの考案によるものだという事を明かしてくれた。

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ここからはRickyが情感たっぷりに歌い上げるミディアムナンバーが中心となったコーナーだ。

その歌唱力が存分に発揮されたサビから始まる「そばにいてほしい」では歌詞のだけど手は繋がないさ 触れると壊れてしまいそうだからに合わせて客席に妖艶な仕草を見せ、SCOTTIEのカッティングが映える「英雄ピエロ」はどこかノスタルジックなサビが心地良いダンサブルな一曲。壮大なメロディで紡がれる「秘密」ではラスサビ前にドラムソロまで挿入され、月夜を思わせるその世界観にどっぷりと没入させられてしまった。

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僕なら絶対並べない高音の3曲なんだけど、JOEがドラム的には並びが良いからって言うから受け入れましたけどねRicky的にはしぶしぶであったこの並び(確かに3曲共々なかなかボーカル殺しのメロディライン)ではあるが、それはRickyの歌唱力をJOEが如何に信頼しているかの表れでもあると筆者は感じた。

 

メンバー紹介を経て今宵の首謀者!とその名をコールされたJOE今日は長いんで体に気をつけて、この幸せな思いを存分に分かち合いたいと、その人柄が滲み出る言葉でザイナー達を労った。

Ricky“DASEINのカッコいいナンバーをお届けします!の言葉からはヘヴィなブロックへと突入。落差の激しいリズムやSCOTTIEが弾き倒すソロなど楽器的な聴きどころ満載の「バラバラ」。そしてダークと言うよりはホラーのテイストも感じさせる「闇」。言葉数を詰め込んだ構成が胸を熱くさせる「歩」を経て、こちらもDASEINの名物と言えよう。JOEのドラムソロである。導入はスティックをマレットに持ち替えタムを中心とした演奏。そこから流れる様にラテン調のリズムへ繋げて行くのだが、どうやら左足でカウベルを演奏している模様(これめちゃくちゃテクニカルです)。次第にマシンガンの様に手数足数を増やしていき、最後は祭囃子にてクロージング。

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と、ここで終わらないのがDASEIN。手練れ揃いのサポートメンバーも交えてのソロ回しに突入だ。SCOTTIEのアーミングを交えた速弾きと村井研次郎のタッピングのバトルだなんて贅沢にも程がある。

カラフルな上着に着替えたRicky、今度はメガネ姿である。後半戦は先のソロ回しを引き継ぐ様に「修羅」からのスタート。客席を巻き込むジャンプが楽しい「金輪際」と続き「BREAK OFF!!」に至っては最早メロスピの様相である。メタラー的にはたまらんでした(笑)。

 

光溢れる「我ここに在り」にて本編は締め括られ、続いてはアンコール。流離夢(サイリウム)でオレンジに染まる客席に降り立ったDASEIN、黒基調の衣装にチェンジされているもののBlack DASEIN…?ではない様だ。

Rickyの動きに合わせて流離夢が揺れる「流離人」。光る指輪を使用した「君の街に降れるオリオン」では七色の星空が客席に広がった。

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ここで改めてのメンバー紹介。各々に今日の思いを語る中、村井研次郎の“SHOXX見ててDASEINはキラキラしてていいなあと思ってたよ。俺等(cali≠gari)は血糊とか包帯巻いてたから。そういうのやりゃいいじゃん、医療系DASEIN”これめちゃくちゃ観たいです(笑)。

 

おまけやるぞ!の声でハッピーな「貴方しかいないじゃない」を挟みラストに届けられたのは最新のシングル曲でもある「泡沫なる夢幻」。そして年末の決算に相応しい「ケリをつけろ」。ヘドバンの嵐となるザイナーを煽るかの様にRickyは回し蹴りを鮮やかに決め、ステージを降りた。

 

JOEのバースデーライブやレコーディングの予定、夏前のツアーにBlack DASEINの暗躍(笑)など来年の展望の数々も示唆してくれたDASEIN存在し続けていきたいRickyが語ってくれた通り、DASEINの存在を存分に感じながらの2022年を過ごす事が出来そうだ。

 

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DASEIN & 庄村 聡泰 氏(ライター)

 

文:庄村 聡泰

写真:岡本 麻衣(ODD JOB LTD)

 

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2021年12月31日(金)

東京・初台DOORS

Shimekukul DASEIN 2021 デビュー20周年記念 FINAL NEXT QUEST」~探ギュウ心でlet’sトライ!!

 

【セットリスト】

01.天下無双

02.アイアイサ

03.Yの黙示録

ーMCー 

04.そばにいてほしい

05.英雄ピエロ

06.秘密

ーMCー

07.バラバラ

08.闇

09.歩

ーDrソロ~波乱ー

10.修羅

11.金輪際

12.BREAK OFF!!!

13.我ここに在り

ーEC1ー

14.流離人

15.君の街に降れるオリオン

ーMCー

16.貴方しかいないじゃない

17.泡沫なる夢幻

ーEC2ー

18.ケリをつけろ

 

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◆DASEIN presents

JOE Birthday LIVE EVENT

「WELCOME TO THE FACE 2022」

ー祝・50歳で号令かけます一堂零!!!ー

■日程:2022年 3月13日(日)

■時間:OPEN/17:30  START/18:00

■会場:東京・渋谷REX

 

■TICKET:スタンディング 前売¥7,800(D別) / 当日¥8,800(D別)

■先行、一般共通購入ページURL

https://eplus.jp/sf/detail/3567620001-P0030001

【先行受付期間】:2月5日(土)12:00~2月14日(月)23:59

【入金期間】:2月16日(水)13:00~2月18日(金)21:00

■一般発売日:2月26日(土) 10:00~

■問:SHIBUYA-REX 03-5728-4911

 

■出演:DASEIN (JOE/Ricky)

ーSUPPORT MUSICIANー

Gt:SCOTTIE

Ba:リウ(メトロノーム)

Mani:巧

ーGUEST MUSICIANー

Gt:PANTHER (ELLEGUNS)

配信については後日お知らせいたします。

 

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Black DASEIN 企画

上 刃亜巣泥 単独GIG 2022

「歓迎・党坐・池面」

ーウェルカム・トゥザ・フェイスー

~祝 50歳で号令かけるぜ冷越豪!!!~

■日程:2022年3月12日(土)

■会場:目黒LIVE STATION

■時間:OPEN/17:30  START/18:00

■TICKET:スタンディング 前売¥7,500(D別) / 当日¥8,500(D別)

■配信:ツイキャスプレミアム配信(予定)

■配信 TICKET:¥4,500

■出演:Vocal:力

    Drums:上

    Guitar:少

    Bass:流 (ヘルプ)

<チケット購入について>

後日詳細を発表しますのでしばらくお待ちください。









2022年01月17日 (月)

【ライヴレポート】<Petit Brabancon 1st Premium Shooting Live 2022「渇き」>2022年1月14日(金) CLUB CITTA’◆

REPORT - 18:00:09

年末の武道館イベント<JACK IN THE BOX 2021>で初めて人前に姿を現したPetit Brabancon

京、yukihiro、ミヤ、antz、高松浩史という一騎当千のメンバーが集結したニュー・バンドの初ライヴは、わずか3曲、15分にも満たない長さだったが、こちらの予想や期待をはるかに上回る凄まじいものだった。

このバンドの途方もないポテンシャルと、底知れぬスケールをとことん見せつけた壮絶なパフォーマンスに震撼とさせられたのである。

 

 

 その記憶も未だ生々しい114日に行われた2度目のライヴは、MV等今後の映像作品に使用する素材を撮影するため、その現場に入場が許された一般客は29名のみというプレミアム・ライヴとなった。

 

 会場となった川崎クラブチッタのフロアを一杯に使い、ドラム・セットやアンプ類、撮影機材や照明機材、LEDスクリーンなどが所狭しと並べられている。

撮影、音響、映像、照明などのスタッフがその周りをずらりと取り囲み、いつものライヴとは全く異なる緊張感が流れている。

この日の映像ディレクターは、ミッシェルガン・エレファントのドキュメンタリー映画「THEE MOVIE」を始め数多くの音楽映像を手がける第一人者・番場秀一だ。

 Petit Brabancon_s220114-03118_撮影:田中聖太郎

 突然場内が暗転し、長いノイズのイントロが響き、メンバーが無造作に登場した。

1曲目は「非人間、独白に在らず」と題された未発表の新曲。

作詞はもちろん京で、作曲はantzが手がけている。スモークが炊かれ、トーチに炎が灯されて、どこか宗教儀式めいたミステリアスな雰囲気の中、へヴィでノイジーなダーク・サイケデリック~ストーナー・ロック風のサウンドが導かれる。

ミヤとはひと味違う、いかにもantzらしいと言えるオルタナティヴな曲で、ミヤがバンドの太い幹となる楽曲を手がける一方、antzの参加がバンドの幅と可能性を広げていると実感する。

そして激しくのたうつようにカラダをくねらせ、しなやかに跳躍する京の肉体。振り付けられた動きではなく、心の奥からの衝動が彼を突き動かしているのはすぐにわかる。バンドの世界観を統べているのは京だ。

 京_s220114-03683_撮影:田中聖太郎

ミヤ_220114_33854

antz_s220114-04599_撮影:田中聖太郎

 シューティングのためのライヴだから、歓声や拍手はおろか物音ひとつたてるのも厳禁である。

スタッフも客も息を詰めて演奏を見守り、曲が終わっても安堵というよりはピリピリとした静寂が流れる。

それまでの空気は一気にクール・ダウンしてリセットされる。アーティストの集中力の持続が試される場だ。

 

 2曲目は昨秋発売のシングル「刻/渇き」から「刻」。1曲目から一転してリフ主体のヘヴィ・メタリックなラウド・ロックがドラマティックに展開し、京は喉が裂けそうな絶叫からファルセット気味の繊細な唱法まで、いくつもの仮面を使い分けながらさながら舞台劇のようにその場を染め変えていく。

「本当の世界を知りたくない/本当の自分も知りたくない」という叫びが耳に、心に痛い。

ミヤとantzのギターはそのつど役割を入れ替えながら分厚いノイズの壁を作り、yukihiro、高松のダイナミックなリズム隊と対峙する。

ラウドなヘヴィ・ロック・バンドとしてのpetit Brabanconを象徴するような曲だ。

ミヤ_s220114-00699_撮影:田中聖太郎

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 3曲目はこのバンドにしてはポップでキャッチーな「OBEY」、しかしシニカルで自虐的で痛みと孤独に満ちた京の歌詩の世界観はここでも全開だ。

カラフルでサイケデリックでドラッギーで曼荼羅な映像が次々とLEDに映し出され、このバンドが本質的にはらむ危険さ、異形性を浮き彫りにする。

 

 4曲目の「A Praying Man」、5曲目の「擬音」は共に京作詞/ミヤ作曲の未発表新曲だ。

リフ主体でゴリ押ししまくるヘヴィ・ロックをグリーンのレイザーライトや真っ赤な照明、禍々しく綴られる歌詞の断片などが激しく交錯しながらもり立てていく。

Petit Brabancon_220114_32473 

 そして終曲は再びシングル「刻/渇き」から「渇き」。yukihiroの正確無比でありながら生々しく躍動するドラム、高松のグルーヴするベースに導かれ、ギター・ノイズの分厚い壁が再び聴き手に襲いかかり、灯されたトーチの炎、飛び交うレーザー、明滅するLEDPetit Brabanconの世界観を鮮やかに提示していく。

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高松浩史_YK02792

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 ここでライヴは一旦終了し、20分の休憩の間にカメラチェンジを行い、再び同じ曲順・セットを繰り返す。

寸分違わぬクオリティで展開された2つのセットに、バンドだけでなくスタッフ、映像や照明のクルーまでもが一体になってアーティストの表現する意思をなんとしても具現化しようとする執念のようなものを感じ、わずか6曲ながら恐ろしく密度の濃い25分弱だった。

音圧の凄まじさと演奏の強靱さで押し切った武道館に続き、Petit Brabancon2度目のライヴは、その濃厚かつ独自の世界観で見る者を圧倒したのだった。

この日収録された映像素材は、番場監督による入念な編集作業を経てさらなる強固なドラマに濃縮され、まったく新しい作品として再構成されることになるだろう。

 

 すでにバンドはゆうにアルバム1枚分作れるほどの数のオリジナル楽曲を持っていると聞くが、今後の曲作り期間を経てさらに強力な新曲がレパートリーに加わってくるだろう。

その成果は秋のツアー、そしてファースト・アルバムで明らかになるはずだ。

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文◎野島大

写真◎河本悠貴、尾形隆夫(尾形隆夫写真事務所)、田中聖太郎(田中聖太郎写真事務所)

 

 

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2022114日(金) CLUB CITTA

Petit Brabancon 1st Premium Shooting Live 2022「渇き」

 

セットリスト

 

1. 非人間、独白に在らず

2.

3. OBEY

4. A Praying Man

5. 擬音

6. 渇き

 

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<Release>

 

★DOUBLE A-SIDE DIGITAL SINGLE  配信中

「刻 / 渇き」 DCCA-1066

 

【収録曲】

01. 作詩:  作曲:ミヤ

02. 渇き   作詩:  作曲:ミヤ

03. OBEY  作詩:  作曲:ミヤ

 

 

サブスク/ダウンロード:https://petitbrabancon.lnk.to/Koku_Kawaki  

「刻」 Music Video https://youtu.be/9iVJGj5u7WM  

 

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<Live>

 

Petit Brabancon Tour 2022Resonance of the corpse

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202298日(木) 愛知:Zepp Nagoya  OPEN 18:00 START 19:00

(問)サンデーフォークプロモーション 052-320-9100

…………………………………………

202299日(金) 大阪:なんばHatch  OPEN 18:00 START 19:00

(問)SOUND CREATOR 06-6357-4400

…………………………………………

2022913日(火) 神奈川:KT Zepp Yokohama  OPEN 18:00 START 19:00

(問)HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999

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2022916日(金) 福岡:Zepp Fukuoka  OPEN 18:00 START 19:00

(問)キョードー西日本 0570-09-2424

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2022921日(水) 東京:Zepp Haneda  OPEN 18:00 START 19:00

(問)HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999

………………………………………… 

【チケット料金】 ※税込・ドリンク代別 

 SS グッズ付 25,000

 S 15,000 

 A 6,500

 2階席 15,000

…………………………………………

【チケットオフィシャル二次先行受付】

 202221日(火)18:00213日(日)23:59

 受付ページ https://eplus.jp/pb22/ 

 

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<オフィシャルサイト、SNS>

 

OFFICIAL SITE】 https://www.petitbrabancon.jp  

Twitterhttps://twitter.com/PetitBra_staff  

Instagramhttps://www.instagram.com/petitbrabancon.official/  

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