2022年02月16日 (水)
【ライヴレポート】<AMBEEK 3rd Anniversary入場無料ONEMAN”革鳴”>2022年2月10日(木)赤羽ReNY alpha◆3周年単独公演に描いた、新たな未来を生み出す火種。「言葉にはできなかった この思いよ、歌に乗せて届け」──。
REPORT - 14:51:00バンドの誕生から丸3年、AMBEEKが2月10日(木)に赤羽ReNY alphaで「3rd Anniversary入場無料ONEMAN”革鳴“」を行った。当日は、関東に大雪警報が発令になる超悪天候の日。移動も大変な日に集まった大勢の人たちと共に作りあげた熱狂の景色の模様を、ここに伝えたい。
革命の声を上げるように、AMBEEKのライブは「モノガタリに生かされモノガタリで失った「暁」その結末」から幕を開けた。冒頭からメンバーらは、沸き立つ熱情をぶつけずに己を保てないと言わんばかりに、身体を、感情を奮い立てる演奏を全力で叩きつけてきた。フロア中の人たちもその勢いに刺激を受け、身体を激しく折り畳み、高く掲げた両手を振り、高ぶる気持ちを思いきり舞台上へ向かってぶつけだす。本当にこれが始まったばかりのライブなのか。そう思えてしまうくらい、ド頭からメンバーらはパワフルでパッションあふれる歌声や演奏を叩きつけ、見ている人たちを現実から一気に引き離してゆく。
舞台上と客席の間で起きた、煽りの応酬。ファンたちは声を張り上げられないもどかしさを、その場で飛び跳ねる姿に変えて騒いでいた。メンバーらも、気持ちを熱く奮い立てる煽り系のラウド/デジロックナンバーの「Scar」を武器に、熱狂と熱気渦巻きだした宴の場へ観客たちをグイグイ引き込んでゆく。フロアでは大勢の人たちが拳を振り上げ、荒ぶる演奏に身を任せ、心の中で声を張り上げていた。
これこそが俺たちの存在証明だと言わんばかりに、AMBEEKは「存在証明」を演奏。AMBEEKの始まりを告げた歌だ。3年前に彼らはこの楽曲を世に突きつけ、産声を上げた。あのときの衝動は、今も「存在証明」を歌うたびに甦る。自分たちがこのシーンに居場所を見いだし、このシーンに自分たちだけのテリトリーを作りあげようとしていたあの頃の情熱は、今も健在だ。むしろ、さらに強く渇望した思いとして、言葉が、演奏が、胸に突き刺さった。どんな状況下へ陥ろうとも、自分たちの居場所を守り続け、育てあげればいい。みずからの存在を証明してゆく強い意志は、今も逞しく生きている。
「言葉にはできなかった この思いよ歌に乗せて届け」。KEKEの強い意志を持った歌声を合図に、躍動した演奏が飛び出した。言葉を超えたところで、この歌が互いの気持ちを一つに結びあう。どんな逆境に身を置こうとも、この歌を分かち合うことで一緒に手を取り駆けだす勇気や力を手にできる。それが音楽の、ライブが生み出す魔法だと彼らは知っている。だからこそ、「カレナコトハ」に想いのすべてを乗せ、共に歩み続けようと5人は誘いかけてきた。その先に待っている輝く世界を一緒に見に行こうと、彼らは観客たちの手を強く握り、引き連れだす。揺れ動く感情のままに歌うKEKEの声に、魂を熱く揺さぶる歌と演奏に、奮い立つ気持ちの揺れが治まらない。
気持ち揺れ動くままに、KEKEが「茜」を歌いだした。それまでに見せてきた攻めの表情から少し色を塗り変えるように、AMBEEKは躍動した楽曲の上に、琴線をキュッと刺激する高揚した歌声を重ねてきた。駆ける演奏に身体は熱を覚えながら。心は、感情の振幅激しいKEKEの歌声へ導かれるように、言葉や想いを、自身の中へ浮かんだ切ない景色と重ねあわせていた。
「大切な人に贈ります」。KEKEの声を合図に、高揚した熱を抱いたまま、楽曲は勢いよく駆け出した。激しさの中にも開放感を抱いた「CLOVER」の演奏に刺激を受け、沸き立つ思いを5人へぶつける観客たち。抑揚したKEKEの歌声が、「CLOVER」を通して気持ちを高みへと導いてゆく。愛しい人へ向け、熱情した思いを歌いあげる声に、その思いを激しく増幅する演奏に、身体が打ち震える。
「狂っていこうぜ!!」の声を合図に、AMBEEKはフロア中を熱狂の宴に塗り上げようと「CLEA Re:QuEstion」を突きつけた。KEKEの煽りを受け、跳ねながらその場でくるくるまわりだす観客たち。気持ちを奮い立てる楽曲だ。その声が、演奏が、熱狂の中へ飛び込めと、観客たちの感情の手をグイグイと引き込む。その誘いを受け、跳ねながらくるくるまわり続ける姿が最高だ。
「さらけだしてこい!!」。グイグイと激しく攻める演奏だ。超絶パワフルでスピーディーな「自虐メカニズム」をAMBEEKは突きつける。とても破壊力を持ったサウンドだ。その上でKEKEが、気持ち掻き立てる歌声を突きつけ、観客たちを現実からさらに遠ざけた。間奏で、メンバーらと観客たちが身体を折り畳む景色も最高に胸熱だ。身体の奥底から止めどなく熱いエナジーが沸きたち、気持ちを、意識を、感情を揺さぶり続ける。だから衝動を抑えきれず、熱狂の中へ溺れてしまうんだ。
MCでは、takuma.が3周年について「日頃から支えられた3年間。今日は3年間の集大成ができて嬉しいです」と語れば、KEKEも感謝の言葉を述べていた。
悔いなく楽しませようと、AMBEEKはサビ歌から幕開ける「shoutout」を並べてきた。KEKEの絶叫を合図に、美メロなリフを刻みながら楽曲が走り出す。心揺さぶる歌と荒ぶる演奏に触発されたフロア中の人たちが、身体を揺らし、ときに拳を振り上げ、舞台の上へ思いを届けていた。気持ちを掻き立てながらも泣かせる歌だ。強い思いを込めた言葉のひと言ひと言を、KEKEは見ている一人一人の心の中へ歌を通して注ぎ込む。気持ち昂りながらも、その歌にずっと触れていたい。
「もっと遊ぼうか!!」。フロア中の人たちが、「MERRY-GO-ROUND」の猛り狂う演奏や激しいビートと重なり合うように身体を揺さぶり続ける。サビでは、胸熱く騒がせる美メロでキャッチーな歌に合わせ、大勢の人たちが手にしたタオルを高く突き上げ、振りまわしながら飛び跳ねていた。高ぶった気持ちが螺旋を描くように登り続ける。手にしたタオルをくるくるまわすたび、感情も同じように上がり続けてゆく。終盤には、ヘドバンの嵐吹き荒れる光景も生まれていた。
壮麗でシンフォニックな音色が胸を嬉しく揺さぶり、高ぶらせた。剥きだした着飾らない真っ直ぐな思いを、メンバーらは「RESONATE」へ詰め込み、伝えてゆく。目の前で熱狂に溺れる観客たちへ、KEKEは「君は君らしくあればいい」と歌っていた。自分たちが3年間の日々の中、ずっと葛藤し続けてきた“自分たちらしくあればいい“という思い。ときには、それを否定されたこともある。彼らも、自分らしさという意志を曲げそうになったこともある。でも、信じた思いを。自分たちだからこそ吐き出せる感情を言葉や演奏にすることで、共鳴の声を上げ、ついてきてくれる人たちがかならずいる。それこそが、自分たちを前へと突き動かし続けてきた真実だ。その気持ちを、AMBEEKは高らかに宣言していた。
最後にAMBEEKは「little MONSTER-名も無き少年–」を演奏。沸き立つ炎を心に燃やし、背中に翼を与える楽曲だ。勢いよく駆ける楽曲へ飛び乗り、高ぶる気持ちを羽ばたきに変え、熱く沸き立つ気持ちを抱えながら熱狂の世界を飛び続けたい。荒ぶる感情をシニカルなメッセージに変え、AMBEEKは不条理なこの世界へ、一緒に小さな革命を起こしていこうと熱い誘いをかけてきた。世の中から見たらちっぽけな存在かもしれない。でも、確かにこの場には、同じ熱意を持った仲間たちが共に声を上げていた。小さなモンスターたちがこの場へ作り出した本気が、今後、どんな革命の火種を生み出すのかはわからない。でも、ここに集った仲間たちと作りあげた熱狂と絶叫は、新たな何かを生み出す火種になる。AMBEEKの4年目を描くドラマの火種は、間違いなくついていた。
止まぬ、アンコールを求める拍手。これまでの3年間の活動の中、一度もアンコールを行ったことのないメンバーたちが、「思いを伝えきりたい」ことからふたたび舞台へ。最後の最後にAMBEEKは、もう一度「カレナコトハ」を演奏。「言葉にはできなかった この思いよ歌に乗せて届け」。その言葉こそ、AMBEEKがつねに心の中で燃やし続けている核となる思い。言葉にはできないからこそ、彼らは「カレナコトハ」を歌い奏でることで、3年間歩み続けてこれた感謝の思いを。何より、この感情が消えない限りは、ライブという場で思いを発してゆくことを誓うように、5人は沸き立つ熱情を力の限り届けていた。フロア中で揺れるたくさんの手の花が、その思いを咲き誇らせていた。
次は、3月9日(水) 新宿WildSideTokyoで行うベース銀也の生誕祭「銀也BIRTHDAY 39の日」に集おうか。この日は、メンバー全員が銀也メイクで登場の予定。それも、楽しみだ。
TEXT:長澤智典
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AMBEEK「カレナコトハ」MV
https://www.youtube.com/watch?v=a2KR_sU6DCQ
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★インフォメーション★
2022年3月9日(水) 新宿WildSideTokyo
“銀也BIRTHDAY 39の日“
OPEN17:30 START18:00
【出演】
AMBEEK
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2月10日の赤羽ReNY alpha物販よりLIVE DVD引換券配布 3月9日の物販にて商品をお渡し致します
※DVD引換券は3月9日のみ有効
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■購入ページURL
https://eplus.jp/sf/detail/3574390001-P0030001
SNS
https://twitter.com/Ambeek_official
https://www.youtube.com/channel/UChTh8G8rk1LQcDzKtyQQIBg/featured
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セットリスト
「モノガタリに生かされモノガタリで失った「暁」その結末」
「Scar」
「存在証明」
「カレナコトハ」
「茜」
「CLOVER」
「CLEA Re:QuEstion」
「自虐メカニズム」
「shoutout」
「MERRY-GO-ROUND」
「RESONATE」
「little MONSTER-名も無き少年–」
-ENCORE-
「カレナコトハ」
2022年02月14日 (月)
【ライヴレポート】<HOWL・ゆうとバースデーライブ「ROCK!!HERO!!」>2022年2月12日(土)新宿club SCIENCE◆モテそうでモテない担当、そして愛され担当・ゆうと(B)。「喋らんとかっこいい」(Vo.真宵)「モテないけど愛おしい」(Gt.よっぴ)
REPORT - 17:00:56ついにHOWLのメンバーバースデーラッシュが始まった。1人目はベースのゆうと!
これまでは3日違いの真宵(Vo)と一緒にバースデーライブを行っていたのだが、今年はなんと単独。
さぞや初のバースデーライブで喜んでいることだろう・・・。
そんなゆうとのバースデーライブ「ROCK!!HERO!!」@新宿clubSCIENCEの模様をお届けしたい。
お馴染みのSEが鳴ると、まずはyuki(Dr)、よっぴ(Gt)、真宵(Vo)が登場。主役のゆうと(B)も揃い、ライブは「UNVENUS」から幕を開けた。
ゆうとを祝うように、会場に集まった”はうるんるん”もジャンプで応える。1曲目からゆうとも笑顔でいっぱいだ。
続く「ENIGMA」。こちらも”はうるんるん”のジャンプで会場が揺れた。
さらに「極楽浄土」へと続き、会場はどんどん盛り上がって行く。
初っ端から、会場はヘドバンの嵐。真宵の「新宿、首を置いて帰れ!」の言葉に、会場全体が応えているようだ。
途中、ゆうとと真宵のグータッチも飛び出した!
本日が初めてのバースデーライブとのことで、タオルを忘れた真宵が楽屋に取りに戻ったりと、いつも通り(?)ゆるい空気に。(結局タオルはなかったようだ・・・)
「今日も倍速で行くぞ!俺についてこい、新宿~!」の掛け声で「生きてるだけで褒められたい。(倍速ver)」が・・・始まらない(笑)。
無事に曲がスタート、よっぴは曲中で「ゆうとさんおめでとう!」と、バースデーをお祝いする。
とても早いこの倍速ver、今回はyuki以外も早いテンポでもそれぞれのパートを歌い上げた。
この速さなのにフリをやりこなす”はうるんるん”の凄さはさすが!最後はみんなでゆうとを褒める!
続けて「無防備フライデー」。みんなでジャンプ、会場が“揚げ物”と“推し”のことを考える、とても幸せな空間になっていた。
この日はゆうとが考えたセットリストだったが、みんなが笑顔になれる楽曲が多いように感じられる。
「友達の誕生日って楽しいね。」と真宵。
そしてゆうとと真宵は楽屋に退散・・・毎度ながら、自由なメンバーである。
戻ってきたゆうとはマイクスタンドを持ち、プロデュース商品の紹介が始まる。
スタンドマイクを引きずり歩くゆうとに、メンバー一同も”はうるんるん”も爆笑!
本日も天然を存分に発揮したゆうとなのであった・・・。
「生きてるだけで素敵、生きてるだけでかっこいい。誕生日はまた1年間生きられた、という証の日だと思います。2月12日という365分の1日を過ごそうとしてくれたことを嬉しく思います。」と真宵が話し、そんな特別な1日のことを歌った新曲「1/365 day」を初披露。
こちらは「ワンデー」と読み、バースデーライブでは披露されるのではないかとのこと。2年前にゆうとが持ってきたデモを、誕生日をテーマに真宵が歌詞を書いた。
「生きてるだけで褒められたい。」より古い楽曲とのことで、驚きを隠せない。
誕生日とのことで、みんなが大好きなゆうとの煽りで次の曲へ。
「焼き魚になれるか。よっぱらえるかい。俺に酔えるか。」と煽ったゆうと、曲は「honey♡drunker」へ。サビではタオルなどを回して盛り上がる!
曲中にメンバーコールが入るこの曲。今回は誕生日特別バージョンで「ゆうとコール」だけをすることに。メロディーに合わせ、3回立て続けにコールを繰り広げた。
前方だけが盛り上がっているライブも多く見かけるが、HOWLは違う。前方も後方も多いに盛り上がる!これもみんなに愛されるゆうとのパワーだろうか。
そしてライブ後半戦を定番曲で畳み掛ける。
「先天性君症候群」ではゆうとのおもちゃになっていたマイクスタンドを使って、真宵がパフォーマンス。
会場は熱気に包まれ、全体が揺れる!「PRAYER」へと続き、「ラストいけるか!」と「An inch ahead」を披露。
「一寸先の闇を照らしてくれる魔法」はきっと 、“はうるんるん”のことを表しているのだろう。
「新宿!ありがとうございました。HOWLでした。ゆうと、ハッピーパースデー!!」と真宵の言葉で本編は幕を閉じた。
アンコールに登場した真宵とyuki。昨今のお天気事情に触れる。
空から降ってくる白いものは「yuki」だそうなので、yukiファンは大事に取っておいてもらいたい。
続けてゆうとも、自身がプロデュースしたTシャツを見にまとい登場し、続けてよっぴも登場。
ここではチェキ撮影の裏話を繰り広げたメンバー。和気藹々とした空気が伝わってくるようだ。
それぞれ自分とは別パートの楽器を手に持って、思い思いに遊ぶ。「いつかパートチェンジをしよう」と話し、自分の定位置に戻り演奏を始めるのかと思いきや・・・まだ話は続く。
ゆうとのバースデープレゼントの話。「モテそうでモテない」担当のゆうと。
「喋らんとかっこいい」とは真宵談。「モテないけど愛おしい」とはよっぴ談。「みんながいないとロックヒーローじゃなくなる」とのことなので、これからもゆうとを応援して欲しい。
「日をまたぎまして」と言うところを「年を越しまして」と普通に言い間違えるゆうとは、今年も絶好調である。
“THE言わんくていいこと”を次々に言い放ち、モテない証拠を会場に披露したゆうとなのであった・・・。
みんなの為にゆうとが考えたセットリストもあと少し。真宵の「祝えんのか!」の煽りで、「ボクラノシンフォニー」を披露。MCでのゆるい、のほほんとした空気を覆す。
この素敵なメロディーを生み出しているメンバーがモテないのはいささか残念ではあるが、会場に集まった“はうるんるん”たちの愛情でいっぱいなので、きっとゆうとにとって素敵な誕生日になったことだろう。
そして、本来のラストとなる楽曲は「メロドラマ」。しっとりとした空気が会場を埋め尽くす。
「また来年も一緒にこいつ(ゆうと)のこと祝おうな、約束だよ!」と真宵から嬉しい約束も飛び出した。来年と言わず、再来年も、ずっとずっとお祝いできますように。
「俺らの愛情をこいつに目一杯ぶつけようぜ、東京!」の一言で「愛情絶対値」がスタート。
さらに追加の1曲は「ヒーローが決める」とのことで、ゆうとが「#prologue」をリクエスト。
突然でもすぐに対応出来るのは、メンバーの仲が良い証拠でもある。
全て終わったと思ったところで、バースデーセレモニー!
始終、会場が温かい雰囲気で包まれていたのはHOWLならではだが、いつもよりさらにHAPPYな空気が流れていたのは、本日の主役がゆうとだからだろう。彼の人柄がそうさせたに違いない。
この1年もその天然っぷりを発揮し、「モテそうでモテない」かもしれないが、めげずにHOWLを暖かい空気で包んでもらいたいものだ。
Live photo by 千佳 @cka_photo
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人生のメリーゴーランド
SE
1.UNVENUS
2.ENIGMA
3.極楽浄土
MC
4.生きてるだけで褒められたい。(倍速ver)
5.無防備フライデー
MC
6.1/365 day(新曲)
MC
7.honey♡drunker
extend~
8.先天性君症候群
9.PRAYER
10.An inch ahead
●アンコール
1.ボクラノシンフォニー
2.メロドラマ
3.愛情絶対値
4. #prologue
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★OFFICIAL WEBSITE★
公式 @HOWL_staff
Vo.真宵:@myi_howl
Gt.よっぴ:@yoppy_howl
Ba.ゆうと:@yuto_howl
Dr.yuki:@yuki_howl
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【ONE MAN LIVE】
●真宵BDワンマン「一蓮托生」
2022年2月15日(火)渋谷Starlounge
●よっぴBDワンマン「よぴバサウルスTOKYO2022」
2022年3月1日(火) ZircoTokyo
●最大キャパワンマン「メルヘンオーディション『 /150』」
2021年4月8日(金)渋谷club asia
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【RELEASE】
●配信限定「ENIGMA」
2021年12月25日(土)より各種配信サービスにて配信中。
●1st single「絶景FLAGS」
2021年11月24日(水) RELEASE
Music Video https://youtu.be/ml3DU9ep_Kg
2022年02月06日 (日)
【ライヴレポート】メリー 『Stripper』ツアーファイナル公演を東京キネマ倶楽部にて開催。妖艶、卑猥な一夜に
REPORT - 12:00:51メリーが、新体制第一弾アルバム『Strip』を引っ提げたツアーのファイナル公演「メリー 20th Anniversary Live Showcase 2『Stripper』 【Tour Final】~PEEP STRIP SHOW~」を、2月4日東京キネマ倶楽部で開催した。
ガラ(vo)はアルバムタイトル『Strip』について、「全てを脱ぎ捨てるという意味と、裸一貫でゼロから向き合う意味を込めて」と語っていた。ステージに現れたガラの出立ちは、目の大きい網のボディースーツに黒いアイマスク、黒いエナメルパンツの上に赤い紐のショーツというボンデージ……というより変態ルック。“裸一貫”の解釈がいささか歪んでいるように思えたが、これが幕開けを飾った「ニューロマンティック【NOISE CORE】」、続く「erotica」や新曲「Stripper」の偏愛・倒錯の世界観をよりディープに彩ることになる。舐めるように観客に視線を送り、どこからでも見ておくれとばかりに全身をしならせる。
しばしその奇抜なガラの様相に釘付けになっていたが、全貌に目を向ければメンバーのフォーメーションも大きく変化していた。5人体制の頃はセンターにいるガラの後ろに鎮座していたネロ(Dr)のドラムが上手に移動し、元々上手にいた結生(G)が下手へ、その斜め右後ろにテツ(B)が立つ。それにより3人のパフォーマンスがより見えやすくなったネロのドラムは、今まで以上に表現力高く曲に寄り添っていたし、結生のギターもテツのベースも粒立ちよく聴こえた。「BLUESCAT」での深みを増したネロのドラムや、ギターとベースのユニゾン、「躊躇いシャッフル」での情感豊かなアンサンブル、新体制による過去曲のニューアレンジは特にそれぞれの進化を感じさせた。「zombie paradise」「不均衡キネマ」とアップチューンで盛り上げ、ガラが捌けた後の3人による「薔薇と片隅のブルース」のセッションは、その最たるものであった。
“Strip”とは、メリーのメリーによるメリーのための“脱皮”だった。ただ脱ぎ捨てるだけではない。大きく成長するための、美しく変態するための脱皮なのだと思った。しかしそのスピリットは、ライヴハウスの壁にビニール本を貼り付けたインディーズの頃と何ら変わりはない。今回のステージも、ネロが買い揃えたというエロ本のピンナップが、ドラムセットやステージセットの至る所に貼られてあった。非日常の世界観でオーディエンスを楽しませること。体制が変わっても、メリーの本質は何も変わっていなかった。
ガラが赤いロングシャツを羽織って出てきた中盤戦は、アジアンテイストのエレクトロなイントロが印象的な「ブルームーン」。電子音は色が変化するMIDIパッドを結生が演奏し、視覚的にも魅せる。続く「煙草」と2曲続けて女性目線の失恋ソングを歌うガラのヴォーカルが切ない。メリー流のシティポップで新境地を見せた「遠い昔の恋愛ソング」は、キャリアを重ねてきた今だからこそできる味わい深い演奏を聴かせた。インスト曲「PEEP SHOW」から「狂騒カーニバル」の流れはアルバム『PEEP SHOW』(2006年)当時のスピード感と狂気を彷彿とさせ、オリエンタル調の「rat-a-tat-tat」から「オリエンタルBLサーカス」への流れも秀逸だった。最後の“自分の歩むべき道はどれですか?”というガラの絶叫を耳に残したまま、「妄想rendez-vous」へ。“素晴らしい世界がそこにあるから”と歌うガラの姿は、全身墨で黒くしているもののパンツ一枚だった。“裸一貫”の覚悟と潔さ。その姿はそんな格好良さだけではない。痛々しさや滑稽さまでもガラはリアルに体現して見せているのではないかと思った。そして新生メリーの向かうところを方向づけた「psychedelic division」を熱唱し、本編を締めくくった。歌い終わった後、放心したようにステージにうずくまったままのガラの姿が印象的だった。
アンコールのステージ上でプレイングマネージャーを務めるテツから、メリーの次なる予定が告知された。これまで過去の作品を新体制によるニューアレンジでプレーする実演配信企画『History of メリー』の『モダンギャルド編』『現代ストイック編』を配信してきたが、その第3弾となる『個性派ブレンド クラシック編』が初の有観客での公開収録が決定した。ネロの誕生日の翌日である2月12日(土)に、ネロの地元・埼玉県熊谷市にあるHEAVEN’S ROCK 熊谷 VJ-1で開催される。さらに2部構成となり、第1部は『個性派ブレンド クラシック編』、第2部は『Strip』を中心にした最新のメリーのライヴが楽しめる。また、より広くこの『Strip』とメリーの音楽を広めたいという思いから、2月5日より『Strip』『for Japanese sheeple』『エムオロギー』『NOnsenSe MARkeT』『Beautiful Freaks』の5作品がストリーミングでフル尺配信されることになった。
「何か見つけ始めてる気がする。このツアーで」と、バンマスである結生がアンコールで語っていた。まだぼんやりとしたその光を、どう輝かせるのかは彼ら次第。アンコールでは今の心情を吐露するようなナンバーが揃った印象だ。過去の想い出に別れを告げる「林檎と嘘」、裏腹な思いが交錯する「愛なんて所詮幻想で都合のいいものなのに」、自身の生き様を映した「Bremen」では“きっと来るさ 夢叶うその日が”と歌う一方で、“憧れていた夢や理想は 今となっては離れた場所”(「[human farm]」)、“腐った世界にさようなら”(「センチメンタル・ニューポップ」)と絶望を歌う。だけど彼らは手当たり次第にマシンガンをブッ放すのだ(「Mechanical words」)、予定外で歌った「千代田線デモクラシー」のラストにガラが叫んだ“クソッタレのこの世界”で。いまだメリーから目が離せないのは、彼らがクソッタレの世界にいつか大きな風穴をあける様を見てみたいからだ。完全体に向けて、メリーはきっとこの先もきっと脱皮を繰り返すのだろう。この20周年のアニバーサリーイヤーがどんな変容をもたらすのか、これからも楽しみである。
取材・文◉大窪由香
ライブ写真◉中村 卓
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公式サイト http://merryweb.jp
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メリー 20th Anniversary
【実演配信】
History of メリー ~個性派ブレンドクラシック編~
【有観客公開収録】
2022年2月12日(土)
HEAVEN’S ROCK 熊谷 VJ-1
開場 / 収録開始 17:00/17:30~
チケット料金 1部・2部通し券 ¥5,000
チケット販売 TickketTown
https://www.tickettown.site/products/detail.php?product_id=195
今回の実演配信は有観客2部制公演。
第1部は個性派ブレンド、第2部では最新のメリーLIVEを開催します!
※配信日は後日発表致します。
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メリー最新アルバム『Strip』サブスク解禁
メリー最新アルバム『Strip』が2月5日より各種ダウンロード・ストリーミング配信サービスにて配信開始
同時に過去アルバム4作品のストリーミングでのフル尺配信が開始となります。
『Strip』(2021.11.3 Release)
『for Japanese sheeple』(2019.4.17 Release)
『エムオロギー』(2017.9.6 Release)
『NOnsenSe MARkeT』(2014.12.24 Release)
『Beautiful Freaks』(2011.7.27 Release)
■DOWNLOAD
・iTunes Store
https://itunes.apple.com/jp/artist/%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%83%BC/404845625?app=itunes
・Amazon Music
https://www.amazon.co.jp/MERRY/e/B001LHUK1A/digital/ref=ntt_mp3_rdr?_encoding=UTF8&sn=d
■STREAMING
・Apple Music
https://music.apple.com/jp/artist/%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%83%BC/404845625
・Amazon Music Unlimited
https://music.amazon.co.jp/artists/B003V6I8NG/merry
・Spotify
https://open.spotify.com/artist/7j48nt3KeDmMNFlyfMhYHW
・LINE MUSIC
・AWA
・KKBOX
・YouTube Music
https://music.youtube.com/channel/UCcq6GUOxcxF955Mr1EpE_gA
・GALACAA
https://www.galacaa.com/membership/music/15
◆メリー公式リンク◆
公式サイト http://merryweb.jp
公式Youtubeチャンネル https://www.youtube.com/user/MERRYOfficial
公式Twitter https://twitter.com/merry_official
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