2022年02月25日 (金)
【KIRITO】50歳、自身の“節目”の誕生日にソロ公演で新たなスタート!3曲連続配信リリース&全国ツアー開催決定!
REPORT - 11:21:321月15、16日に国立代々木競技場第二体育館でAngeloの無期限活動休止前ラストライブを終え、早くも1月19日にはソロ名義での本格始動を発表した“KIRITO”。その発表後、初のステージとなるアコースティックライブ『KIRITO Acoustic live 22’「THE NIGHT BEFORE AWAKENING」』が、KIRITOの誕生日当日である2月24日、LINE CUBE SHIBUYAにて行われた。彼の生誕を祝う公演は、過去10年にわたりAngeloで毎年行われてきた恒例行事でもあり、名義は異なれど11年目となる2022年も無事に開催できたことは、何より喜ばしい出来事。また、今年は“KIRITO”の始動と50歳という節目も重なり、より大きな意味合いを持つものとなった。
サポートメンバーにJOHN(Ag)、Allen(Dr)を迎え、トリオ編成で行われた本公演は、KIRITOが描いてきた物語は今も続いているのだということを示すように「SIGHT」(Angelo)で幕を開け、様々な場面を経ながらラストナンバー「TEAR」に至るまで、あらゆる時代に生み出された全20曲が披露された。音数を減らしたシンプルなスタイルゆえ、より歌が際立つと同時に、楽曲の良さすなわちメロディーメーカーとしてのKIRITOの才能をも再認識させられたステージ。メッセージ性の観点においても、各曲アプローチは様々あれど、その全ての根本にあるのはポジティブな力強さ。それはKIRITOという人間の生き方が映し出された結果に違いない。
また、先述の通り様々な面で大切な日であることから、KIRITOが真剣な面持ちで、その胸中を語る場面も多く見られた。1月のAngeloのライブについて「最高のライブができた」「メンバーにも心から“ありがとう”と言えたし、一人ひとりとハグをして、“これからも仲間だから”と言えました」と述べ、「僕は波乱万丈な道を自ら選んでいるんですね。楽な道で安定するより、何歳になっても挑戦して新しい道を切り開く。その先にまた未来があるから」という彼らしい発言も。さらに、一昨年他界した父親について触れ、とことん貫くと約束したこと、過去にKIRITOから父親にプレゼントした腕時計を、今このステージで着けていることを告白。
ここで「僕の父親を少しだけ想像して聴いてください」と「ティアドロップ」を、本編終盤には「彼ら(メンバー)の道が険しくても光り輝くものになってほしいと、心から願っています」と「PRAY」(Angelo)を奏でたように、KIRITOが発する言葉は楽曲とリンクしており、つまり彼が綴る歌詞はリアル。だからこそ聴く者の胸を打つのだ。
“覚醒前夜”と冠されたこの日、「また新しい約束。50歳からのKIRITOは信じられないことを成し遂げていくから。ガンガン攻めていくので、これからもよろしく」という言葉もあった通り、3曲連続配信リリースの決定と、全国ツアー『KIRITO Tour 2022「THE EMERGENCE OF ANTIMATTER」』の開催が発表された。「これから新しいKIRITOとしての攻撃が始まります」とのこと、心して待ちたい。また、「体が動く限り歌い続ける」という嬉しい宣言も、彼ならばきっとそうに違いないと思わせてくれるのがKIRITOという人物だ。ソロアーティスト“KIRITO”の新たな門出を祝福するとともに、今後の動向から目を離さないでいたい。
(文:金多賀歩美)
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【3曲連続配信リリース決定】
3曲連続での配信リリースが決定しました。
第1弾は3月23日(水) 0時より配信開始となります。
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配信リリース情報
・第1弾配信リリース
3月23日(水)「ANTI-MATTER」
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・第2弾配信リリース
4月6日(水)「INTO THE MIRROR」
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・第3弾配信リリース
4月20日(水)「RAID」
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※ 詳細につきましては、決まり次第ご案内いたします。
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【KIRITO Tour 2022「THE EMERGENCE OF ANTIMATTER」決定】
KIRITO Tour 2022「THE EMERGENCE OF ANTIMATTER」
4.30(土) Spotify O-EAST 17:15開場/18:00開演
5.01(日) Spotify O-EAST 16:15開場/17:00開演
5.04(水・祝) YOKOHAMA Bay Hall 17:15開場/18:00開演
5.05(木・祝) YOKOHAMA Bay Hall 16:15開場/17:00開演
5.08(日) CLUB CITTA’川埼 17:15開場/18:00開演
5.12(木) 仙台Rensa 18:00開場/18:30開演
5.14(土) 札幌PENNY LANE 24 17:00開場/17:30開演
5.21(土) 名古屋Electric Lady Land 17:30開場/18:00開演
5.22(日) umeda TRAD 17:00開場/18:00開演
5.29(日) 福岡DRUM LOGOS 16:15開場/17:00開演
6.05(日) EX THEATER ROPPONGI 17:15開場/18:00開演
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サポートメンバー:Gt.海(vistlip)、Gt.JOHN、Ba.Chiyu、Dr.Allen
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<チケット詳細>
[販売チケット]
全席指定
*5/14 札幌PENNY LANE 24、5/21名古屋Electric Lady Land、5/22 umeda TRADに関しては整理番号スタンディング公演
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料金:9,300円(ドリンク代別・税込)
ファンクラブ先行料金:8,800円(ドリンク代別・税込)
ファンクラブ先行受付期間:2月24日(木)21:00~3月6日(日) 23:59
制限枚数:お一人様1公演につき2枚まで ※同行者は非会員可
※3歳以上有料/別途手数料あり
詳細はこちらhttps://kiritoweb.com/info/live/715/
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【セットリスト】
2022.2.24 LINE CUBE SHIBUYA
KIRITO Acoustic live 22’「THE NIGHT BEFORE AWAKENING」
1.SIGHT
2.Enter the NEOPHASE
3.春の風
4.METHOD
5.砂丘
6.Cherry trees
7.再生の朝
8.逆光
9.ホログラム
10.光の記憶
11.CRUELWORLD
12.ティアドロップ
13.Voice of the cradle
14.BIRTHDAY
15.PRAY
16.Beginning
17.EXIT
Encore
1.壊れていくこの世界で
2.PERIOD
3.TEAR
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KIRITOオフィシャルサイト https://kiritoweb.com/ (PC/スマートフォン)
KIRITOオフィシャルTwitter https://twitter.com/kirito_0fficial
2022年02月17日 (木)
【HOWLライヴレポート・第二弾!】<真宵 BIRTHDAY LIVE 「一蓮托生」>2022年2月15日(火)渋谷STAR LOUNGE◆(誕生日の)理想的な1日は、メンバーとみんなと、こうやってライブで過ごすことで、本当に欲しいプレゼントは“一緒にいる時間”」
REPORT - 11:07:33HOWLの2月、2本目のワンマンはボーカル・真宵のバースデーライブ!
12日のゆうとバースデーに続き、誕生日当日の15日、渋谷Starloungeにて<一蓮托生>と銘打ったライヴが開催された。
この日のセットリストは真宵が考えた、誕生日ならでのもの。このセットリストを見た時、我が目を疑った当日の模様をお届けしたい。
お馴染みのSEが鳴り、お揃いの真っ赤な戦闘服に身を包んだよっぴ(Gt)、ゆうと(B)、yuki(Dr)、続けて真宵が登場。
「MCが大好きな僕ですが、1MC、NOアンコールで行きたいと思います。そして本日2月15日がみんなにとって今までで1番しんどい日になります。一蓮托生、今日は俺と死んでくれ。極楽浄土!」の掛け声で、1曲目「極楽浄土」が始まった。
メンバーの高なるテンションと重なるように、1曲目とは思えない盛り上がりで会場に集まった“はうるんるん”(HOWLファンの愛称)も応える。
「まだまだ行くぞ!」と、なんと本日2回目の「極楽浄土」。どうしても真宵は“はうるんるん”の頭が欲しいようだ。
「次はこの曲だ!」と本日3回目の「極楽浄土」が始まった。
“はうるんるん”よりもメンバーの方が疲れ始めているような気がするのは・・・気のせいだろうか。
元気いっぱいに真宵からの愛の鞭に応える“はうるんるん”。
ここでやっと次の曲へ。体力の消耗が激しい「honey♡drunker」!
モッシュしたり、回ったり、タオルを回したりと忙しいこの曲で、真宵はメンバーと“はうるんるん”の体力を奪う。
そして曲中のメンバーコールは、本日のバースデーボーイ・真宵のみ!誕生日恒例になるのか?
「俺が!HOWLの!ボーカル真宵だ!」と、とても楽しそうである。
計4回、真宵コールが続いた。
疲れたのか、座り込む“はうるんるん”。
続けて披露されたのは・・・ 「極楽浄土」。本日4回目である。でも仕方ないのである。
この日のライブタイトルは「一蓮托生」。「極楽浄土」の歌詞にも「一蓮托生」というワードが入っている。
4回目の「極楽浄土」を経て、「ENIGMA」へ。こちらもヘドバンが続く過酷曲。
人生の中で辛い日は幾度となくやってくるが、今日のライブよりしんどい日は日常でもそうないというメッセージを込めて、本日のセットリストは組まれている。
メンバーにとっても“はうるんるん”にとっても、忘れられない1日になったことだろう。
真宵の大好きなMCへ。「楽しいセトリにしてみました。」と、大層ご満悦。
「俺が思ったよりも、みんなついてこれている」、集まった皆さんは「エリートはうるんるん」だそうなので、自信を持ってもらいたい。
ステージ上でプレゼントをゆうとに催促する真宵。ゆうとは今日も「言わなくて良いこと」を発表する・・・さすがである。
続いてよっぴ。こちらも「言わなくて良いこと」を言いながら、思っていたプレゼントを用意出来なかった理由を披露する。
yukiは既にプレゼントは渡していたようで、プレゼントの説明や楽屋でのエピソードも飛び出し、ハシャいでいる様子が手にとるように分かる。
「昔は誕生日が好きだった。18歳で東京に出てきて、初めての誕生日を一人で過ごしてからは苦手で。次の曲は誕生日の曲を書きたいな、誕生日どう過ごしたいんだろうって思って(曲を)書きました。理想的な1日は、メンバーとみんなとこうやってライブで過ごすことで、本当に欲しいプレゼントは一緒にいる時間だなって思って。」と誕生日への真宵の思いを伝えてから、12日のゆうとの誕生日で初披露となった「1/365 day(ワンデイ)」を届けた。
特別な1日だからこそ、大好きな人とかけがえのない時間を過ごしたい、そんな思いが詰まっているのかもしれない。
東京での初めての誕生日は友達に「一緒にいて欲しい」と言えず、一人で過ごした寂しい思い出だったかもしれないが、時を経て今は、メンバーや“はうるんるん”と過ごすかけがえのない素敵な1日になっているに違いない。
温かい気持ちで会場がいっぱいになったところで、ライブは後半戦へと突入!ライブで定番となっている「PRAYER」、「An inch ahead」「UNVENUS」へと続く。
「遊ぼうか!」と会場を盛り上げる真宵。曲中、リズムに合わせて真宵の指示で“はうるんるん”が動くパートでは、拳ヘドバン、ヘドバン、折り畳みとバンギャルちゃん的定番な動きもありつつ「誕生日なんで祝ってもらえませんか?」と謎のスクワットを指示!“はうるんるん”のスクワットが真宵にとっての1番のプレゼントになったようだ。
そして本編ラストはもちろん、「死ぬ覚悟はあるか!一緒に死んでくれるか!」の真宵の掛け声で始まった「極楽浄土」!
この日はこの楽曲を5回も聞くことができたおかげで、夢に出てきそうである。
「東京!出し切ったか?楽しかったか?足んないのか?まだ足んないのか?」の一声で、まさかの6回目の「極楽浄土」が急遽演奏された。途中でよっぴが足を滑らせ転ぶハプニングも!
本編12曲のセットリストで、半分の6回が「極楽浄土」である。ぜひどれくらい大変かは、ライヴに体感しにきて欲しい。
「おい!おい!」と目を見ながら煽っていく真宵に、休憩する暇も与え得られない。
アンコールに応えて、メンバーがステージに戻ってきた。手拍子がなかったらアンコールはしない予定だったらしい。
1番しんどかった曲の話になり、真宵は「ENIGMA」、よっぴはラスト2回前の「極楽浄土」でこけた後の空気、yukiはセットリストにない曲をやられた時、ゆうとは「evergreen」と語った。体力よりも「メンタル」が大変なのかもしれない。
この日のメンバー用セットリスト・アンコール部分、なんと曲名は「気分」と書かれているなんてエピソードも飛び出した。
「現場の空気を見てセットリストは変えていきたい」とのことなので、今後メンバーもライブの度に準備が大変かもしれない。
「俺が歌えなくなった時のためにyukiくんがコーラスを練習してる曲があって。yukiくんに任せて良いかな?エモい曲だから、yukiくんが歌っても泣かないでね。」と真宵から説明があり・・・「ENIGMA」が始まった。どこまでも会場を殺しにかかっているようだ。
ここで「休憩!」と、真宵からの一言。なにせ、次の曲は決まっていないのだ。「ラスト!」の合図で、よっぴとゆうとは伝えられていない最後の曲「愛情絶対値」が無事に始まった・・・!?
そしてまたまた追加で「#plorogue」が披露。
最後まで“はうるんるん”も元気いっぱいに、真宵の想いに応えている。
「忘れない誕生日になりました!また必ずどっかで遊びましょう。俺たちがHOWLだ!」と真宵からのメッセージでステージは終了。思わず倒れ込むゆうと、そして引っ張り上げる真宵。メンバーもクタクタだ。‘
「楽しくない誕生日もあったから、メンバーとライブが出来て、好きな人たちと過ごせて嬉しい。一緒にいてくれて、ありがとうございました。」とこの日のライヴを締め括った。
次は3月1日にギター・よっぴの誕生日ライブが開催される。
この日のセットリストがどうなるのか、気になるところである。
Live photo by 千佳 @cka_photo
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人生のメリーゴーランド
SE
1.極楽浄土
2.極楽浄土
3.極楽浄土
4.honey♡drunker
先天性君症候群extend
5.極楽浄土
6.ENIGMA
MC
7.1/365 day(新曲)
8.PRAYER
9.An inch ahead
10.UNVENUS
11.極楽浄土
12.極楽浄土
アンコール
1. ENIGMA
2. 愛情絶対値
3. #plorogue
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OFFICIAL WEBSITE
公式 @HOWL_staff
Vo.真宵:@myi_howl
Gt.よっぴ:@yoppy_howl
Ba.ゆうと:@yuto_howl
Dr.yuki:@yuki_howl
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【ONE MAN LIVE】
●よっぴBDワンマン「よぴバサウルスTOKYO2022」
2022年3月1日(火) ZircoTokyo
●最大キャパワンマン「メルヘンオーディション『 /150』」
2021年4月8日(金)渋谷club asia
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【RELEASE】
●配信限定「ENIGMA」
2021年12月25日(土)より各種配信サービスにて配信中。
●1st single「絶景FLAGS」
2021年11月24日(水) RELEASE
Music Video https://youtu.be/ml3DU9ep_Kg
2022年02月16日 (水)
【ライヴレポート】<逹瑯 First Solo Tour『はじめまして逹瑯です。』>2022年2月12日(土)KT Zepp Yokohama◆初ソロ名義ライヴツアーファイナルで提示した境地。「新しい未来へ!」
REPORT - 18:00:33MUCCの逹瑯が2月12日、神奈川・KT Zepp Yokohamaで初のソロ名義ライヴツアー「First Solo Tour『はじめまして逹瑯です。』」ファイナル公演を行なった。
本ツアーは1月15、16日の東京・新宿LOFT公演を皮切りに、2月4日には東京・Spotify O-EASTで行われ、本公演は逹瑯がソロ活動を発表した際の大きな反響を受けての追加公演。(大阪BIG CAT、名古屋E.L.L.公演は延期)
2月2日に2枚同時リリースされた1st Album『=(equal)』『非科学方程式』の楽曲の数々を混ぜ、新境地を提示した逹瑯のワンマン有観客公演のレポートをお届けしたい。
逹瑯は今年ソロデビューとして、アルバム2枚同時リリースというパワフルなスタートを見せた。
そして初ツアーのファイナル公演では、MUCCで様々な音楽性を示す逹瑯のソロとしての新たな世界観をKT Zepp Yokohama中に広げた。
ライヴは強烈なギターリフが轟く「CRASH MAN」から幕開けだ。
威風堂々とステージに立つ逹瑯は逞しく頼もしいヴォーカルを力強く響かせ、序盤から勢いよく会場のボルテージを突き上げる。
続く「New Chaotic Paradise」では一文字区切りのストレートな歌い回しが印象的なAメロから、豊かな構成の楽曲・アンサンブルを駆け抜ける。
アルバム『=(equal)』収録曲1、2曲目からのスタートに続き、逹瑯のラップが胸に彫り込まれるような「TATTOO」を披露。
オーディエンスは一斉に右手を上げて揺らし、多幸感あふれるムーブで賑わいを見せた。
バンドメンバーのグルーヴからはツアーで培った仕上がりがビシビシと伝わってくる。
SORA(DEZERT/Dr)、Masa(NOCTURNAL BLOODLUST/Ba)のビートとボトムラインは極めて強固。
海(vistlip/Gt)、奈緒(アルルカン/Gt)のギターアンサンブルは、あらゆる奏法と音色で多彩な楽曲を明瞭に表現する。
足立房文(Key)のプレイと悠然とした振る舞いはバンマスらしい存在感を示す。
各メンバーへの十分な信頼感共にパフォーマンスを魅せる逹瑯は、新たな姿を解き放つようにステージを縦横無尽に駆ける。
ライヴ前半から瞬時に放出された熱気は、Ken(L’Arc~en~Ciel/Gt)が楽曲提供した「the love letter feat.DURAN」
(※CDおよび配信音源ではfeat.DURANだがライヴでは逹瑯一人で歌う)でさらに膨張する。
逹瑯の声の特徴を最大限に生かした楽曲がエモーショナルに響き渡り、大いに感情と魂を揺さぶらせてくれる。
MCで逹瑯は、アルバム2枚同時リリース、1stツアーでフルサイズワンマンができたことについて、オーディエンスに真摯な口調で感謝の意を伝えた。そして今回のツアーメンバーを紹介しつつ、これから先の“逹瑯ソロツアー・ファミリー”の展望にも触れ、今後のソロ活動への様々な期待感を膨らませてくれた。
ライヴ中盤でも、逹瑯は新たな音楽性を次々と提示してくれた。
スタイリッシュなポップテイストの「DYSTOPIA」、煌々としたダンサンブルなビートで攻める「frigidity」、ダイナミズムの広さ、深さ、危うさも妖艶さも聴かせる歌唱の「壊れたピアノ」と、ソロデビューアルバムの色彩をライヴ空間にビビッドに広げた。
逹瑯は「ソロを始めてわかること、気づくこと」がたくさんあったと語る。
そこに対し、「色んなことに気づけただけでも、新しいことはやる価値があると思いました」と、感慨深く述べた。
さらに、「フルサイズのワンマンをもっとやりたい」という熱意をオーディエンスに伝える。
そして、「色んな種を蒔いて、色んな花がこれから先の未来、枯れるまで咲き続けていってほしいなと思います」という言葉を添え、ライヴは「bloom」へ進む。
ステージに姿を表した後藤泰観(Vn)の煌びやかなヴァイオリンの音色は、逹瑯のヴォーカルと絶好に絡み合い、美しいアンサンブルで魅了。
逹瑯がふと放った「なんかいい感じになってきた」という言葉通り、次曲の「Mr.Countdown」の曲中テンポアップからボルテージはさらに上昇。
「新世界」に突入すると勢いは右肩上がりに、如実にフロアの一体感を生み出した。
逹瑯とメンバーの激しくほとばしるエネルギーはライヴサウンドとして拡張し、燃え盛るような新たな世界観を示し続ける。
ソリッドかつ清涼感を含むポップテイストの「compass」でライヴはとどまることなく疾走。
逹瑯の「新しい未来へ!」と舵を切る叫びと共に演奏された「cherry blossom」のアグレッシブなサウンドがオーディエンスを包み込む。
曲中の逹瑯のシャウトと足立の繊細なタッチの鍵盤プレイのコントラストが見事に映え、「door」へ進むとライヴは最高潮に。
そしてアルバム『非科学方程式』のラストトラック「朱色の月」のドラマティックな楽曲構成は、本編最終曲目にふさわしく、本ツアーファイナルの美しい幕閉じを飾った。
アンコールには3曲応え、『非科学方程式』リード曲の「赤い糸」も披露。
深い情念が込められつつも衝撃の展開となっている本曲がライヴでさらに生々しく沁み込んでくる。
そしてラストは逹瑯、足立、後藤の3ピース編成でしっとりと、『=(equal)』収録の「good night」で締めくくった。
逹瑯ソロ初ライヴツアーファイナル公演は、逹瑯が走り出した新たな未来、まだ観たことのない未知の世界の景色に対し、期待の念を大いに広げてくれた。
本編のMCで逹瑯は、「もっとライヴをやりたい」という意欲、「もっと尖っていたいね!」という想いを述べた。
そして、「あれがあって、こうなれたこともあったよね、という話が一つでも多く作れるように、一歩一歩進んでいけたらいいなと思っております」と、語った。
常に多彩な音楽性を追求し、洗練させ、20年以上進化を遂げるMUCCのボーカリストとして飛躍し続ける逹瑯は、ソロ名義初の本ツアーでも唯一無二の存在感を示した。
そして、全く新たな未来の世界観をライヴで提示した。
初動で『=(equal)』『非科学方程式』の2枚のフルアルバムを同時リリースした逹瑯が、ソロで展開する新境地は、極めて深い高揚感に満たされるものであることをお伝えしたい。
文◎平吉賢治
写真◎冨田味我
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「First Solo Tour『はじめまして逹瑯です。』」
2022年2月12日@KT Zepp Yokohama
セットリスト
01. CRASH MAN
02. New Chaotic Paradise
03. TATTOO
04. DESIRE
05. the love letter
06. DYSTOPIA
07. surrender
08. frigidity
09. 壊れたピアノ
10. bloom
11. Mr.Countdown
12. 新世界
13. 無限の花
14. compass
15. cherry blossom
16. door
17. 朱色の月
ENCORE
EN1. what if
EN2. 赤い糸
EN3. good night
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<LIVE情報>
■First Solo Tour 『はじめまして逹瑯です。』振替日程決定
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<大阪BIGCAT>
変更前 1月28日(金)
1部showcase『非科学方程式』 open17:00/start17:30
2部showcase『=(equal)』 open19:30/start20:00
↓
変更後 4月11日(月)
1部showcase『非科学方程式』 open16:30/start17:00
2部showcase『=(equal)』 open19:00/start19:30
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<名古屋E.L.L.>
変更前 1月29日(土)
1部showcase『=(equal)』 open17:00/start17:30
2部showcase『非科学方程式』 open19:30/start20:00
↓
変更後 4月19日(火)
1部showcase『=(equal)』 open16:30/start17:00
2部showcase『非科学方程式』 open19:00/start19:30
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<振替のご案内>
尚、振替にあたり、開場、開演時間の変更がございます。現在お持ちのチケットは有効になります。
※上記公演のチケット払い戻しのご案内
残念ながら延期日程の都合が合わずご来場になれない、辞退するというお客様のため、返金の対応をさせていただきます。
チケットの払い戻しをご希望のお客様は、払い戻し詳細をご確認の上、期間内にお手続きをお願いいたします。
詳細はHPをご確認ください。
https://www.tatsuro-soloworks.jp/news/articles/27
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<名古屋・大阪振替公演バンドメンバー>
G:海(vistlip)
G:奈緒(アルルカン)
B:Masa(NOCTURNAL BLOODLUST)
Dr: 宏崇
Vn:後藤泰観
Key:足立房文
※SORA(Dr)のスケジュール調整が適わず、ドラムが宏崇に変更になっております。
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<リリース情報>
★「=(equal)」 NOW ON SALE
【完全生産限定盤】 6,600円(税込) DCCA-88~89
【会場&オフィシャル通販盤】 3,000円(税込) DCCA-86
※収録曲詳細 https://www.tatsuro-soloworks.jp/discography/articles/
★「非科学方程式」 NOW ON SALE
【完全生産限定盤】 6,600円(税込) DCCA-90~91
【会場&オフィシャル通販盤】 3,000円(税込) DCCA-87
※収録曲詳細 https://www.tatsuro-soloworks.jp/discography/articles/3
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SREAMING & DOWNLOAD https://tatsuro.lnk.to/lMpMafmA
「赤い糸」MV https://www.youtube.com/embed/tYBF8l3umYM
「=(equal)」 Trailer https://youtu.be/RzzUby2iHG0
「非科学方程式」 Trailer https://youtu.be/h1EbJxiLUMI
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<インストアイベント日程>
2月19日(土)19:00~ タワーレコード新宿店9Fイベントスペース
2月21日(月)19:00~ 天王寺ミオ本館12Fミオホール ※1月27日の振替
2月22日(火)18:00~ 名古屋fiveStars ※1月30日の振替
詳細はコチラ https://www.tatsuro-soloworks.jp/schedule
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逹瑯 solo works official site https://www.tatsuro-soloworks.jp/
逹瑯 solo works official Twitter @tatsuro_sw
逹瑯 solo works official YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCJWLvNHKtA967h-qLEiH4Mw