2022年08月01日 (月)
【ライヴレポート】<怪人二十面奏 七周年記念単独公演巡業二〇二二「狂導幻創論」ファイナル>2022年7月18日 渋谷DESEO◆マコトとKENが自分たちの生命やすべてを賭して表現するもの──。
REPORT - 13:24:32怪人二十面奏というバンド名、白塗りに軍服のヴィジュアル、最新音源のタイトルは『幻創大東亞狂榮圏』とくれば、ある意味、非常に偏ったイメージが思い浮かびそうだ。彼らはその名にたがわないアーティストである一方、コロナ禍においてもひたすらツアーを続け、ファンの前に姿を現し続けた熱いロックバンドでもある。そんな彼らが、7月18日に渋谷DESEOで迎えたツアーファイナルの模様をお届けしよう。
開演時間ちょうどに暗転、重々しいSEが鳴り響き、ステージの幕が開く。そこに登場したのは、軍服に身を包んだマコトとKEN。マコトの手にはサーベル。令和の渋谷のライヴハウスとは思えない空気感に、教科書やテレビで聞きかじった戦時中のイメージが頭をよぎり、不安感を掻き立てる。
そこに始まった一曲目は、「ナショナリズム・アイデンティティ」。緊張感が会場中を支配しする。張り詰めた緊張をマコトの雄叫びが破り、次の「ダムド」で一気に会場の空気が動き出した。さらに狂気じみた笑い声をあげたマコトは、完全にこの異世界に入り込んでいる。かと思えば、オーディエンスを目にして満足げに笑みを浮かべ、とにもかくにもこの空間を満喫しているようだった。
ツアーファイナルのお礼を口にするマコトは本当に嬉しそうだ。7周年のお祝いでもあるこの日を迎えた喜びが伝わってくる。そして最新曲「幻創大東亞狂榮圏」を披露。スピード感あるサウンドに、朗々と、滔々と、勇ましい主張をぶつけていく。その後は、「G.G.P.G」「人間失却」と、勢いをつけて転がるようにライヴは展開する。笑みも含め、豊かな表情を見せるマコトとは裏腹に、KENは表情ひとつ変えることなく荒々しい声をあげている。
空襲警報のようなサイレンが鳴り響き、真っ赤に染め上げられたステージに、「一銭五厘ノ命ノ価値ハ」が流れ出す。頭に思い浮かぶのは空襲、爆撃、戦争…。最後に軍服姿のマコトが敬礼をすれば、それはもう出征する兵士にほかならず、ロックバンドのライヴを観ているという事実を忘れそうになる。楽曲やセットリスト、衣装などのヴィジュアル、すみずみまで徹底したこだわりを見せ、江戸川乱歩のエログロナンセンスの世界や猟奇的な事件、歴史に刻まれた闇などを表現する彼らの美意識やセンスにぜひ一度触れてみてほしい。決して誰もが好きになるとは言わないが、刺さる人には間違いなく刺さるはずだ。
マコトの母親の死をきっかけに書いた「命日」のように、永遠の別れといった普遍的なテーマを哀切に満ちた歌で届けるシーンも。マコト節とも呼びたい彼ならではのメロディにKENのギターが絡む。人間であるからこそ感じる、どこまでも人間臭い感情あふれる音楽、歌そのものだった。実際の命日に近い、毎年この時期に年に一回だけ演奏するというところにも、マコトらしいこだわりを感じる。
MCを挟んでも息つく暇もなく、「Pied Piper of Hamelin」へ。瞬く間に世界はハーメルンのおとぎ話の世界へと色を変え、マコトのホイッスルがオーディエンスを煽る。「狼」では、手を掲げたオーディエンスが全力でジャンプ、フロアは一気にライヴハウスらしい様相を呈す。マコトは「もっともっと!」と声を投げ掛け、「癈人録」ではマコトに応えるように激しいヘドバンが繰り広げられた。
タイトルどおり新宿を舞台にした、悲しい女の泥臭い物語が紡がれたのは「新宿」。女の感情に浸っていたオーディエンスは、「アヴストラクトシニシズム」で手拍子を打ち、体を揺らし、こぶしをふりかざす。ぎゅうぎゅうのフロアで、みんな一緒に同じ動きをする行為は、独特の陶酔感があるだろう。そこにどこか全体主義的なものを想像してしまうのは、彼らの生み出す世界観ゆえだろう。
そんな様子を目に、「素晴らしい景色です!」とマコトは嬉しそう。「死せるCecileセルシン摂氏0度」で、フロアが激しく荒々しい手と頭の動きでいっぱいになったところで、最後は「可不可」。カラフルに光るタンバリンがフロアを彩り、ライヴのクライマックスを盛り上げた。そんな光景を目にして、「最高だ!」と喜ぶマコトに対し、鋭い目つきでニコリともしないKEN。その対照的な佇まいがまた彼ららしく、ライヴの最初から最後までそれぞれの個性が際立っていた。
アンコールでは、本編からは想像もつかないような軽口も飛び出し、笑いをさそってリラックスムード。11月2日にアルバム『人生』をリリースし、全国ツアーを敢行することを発表。コロナ禍でも全く立ち止まらなかった彼らの歩みは、まだまだ続いていく。
この夜を締めくくったのは「生命力」。彼らが表現するのは、ハッピーな明るい光に満ちたものではないかもしれない。けれども、マコトとKENの二人が自分たちの生命やすべてを賭して表現に向かっていることに、あなたも励まされるはずだ。ぜひ彼らの音楽に耳を傾けて、あなたの心にどんな風に響くか確かめてみてほしい。それは、当たり前だと思っていること、たとえば自分自身や既存の価値観や社会に対し、改めて見つめ直してみるきっかけになるかもしれない。
文:村山 幸
写真:Lestat C&M Project
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<リリース情報>
★発売中★
シングル「幻創大東亞狂榮圏」
BDBX-0089 ¥1,818(税抜)
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収録曲
1.幻創大東亞狂榮圏
2.ナショナリズム・アイデンティティ
発売元/販売元:株式会社BadeggBox
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★2022年11月2日(水)発売★
フルアルバム「人生」
BDBX-0091
¥3,182(税抜)/¥3,500(税込)
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<ワンマン情報>
■Music Lab.濱書房 五周年記念
怪人二十面奏特別単独公演
「”人生”の裏側で」
2022年9月25(日)Music Lab.濱書房
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開場17:00/開演17:30
前売¥3,800/当日¥4,000*1DRINK別途(¥500)
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チケット
TIGETにて8月7日(日)正午12:00より発売
https://tiget.net/events/193739
(問)Music Lab.濱書房045-212-4486
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■怪人二十面奏
単独公演巡業二〇二二
「素晴らしき哉、人生」
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11/3(木祝) 新潟GOLDEN PIGS BLACK STAGE
開場 17:00/開演 17:30
11/12(土) 仙台enn 3rd
開場 18:00/開演 18:30
11/13(日) 浦和Narciss
開場 17:00/開演 17:30
11/19(土) 名古屋ell.SIZE
開場 18:00/開演 18:30
11/20(日) 大阪RUIDO
開場 17:00/開演 17:30
11/23(水祝) 横浜BAYSIS
開場 17:00/開演 17:30
11/28(月) Veats SHIBUYA
開場 18:30/開演 19:00
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料金(各公演):前売¥3,800/当日¥4,300*1DRINK別途
※開演開場時間の変更に関するチケットの払い戻しはございませんので予めご了承ください。
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●先行チケット(BadeggBox Club先行)
[受付期間]2022年8月20日(土) 正午12:00~8月28日(日) 23:59
[抽選期間]8/29~8/30
[当落発表、入金期間]8/31(水)12:00~9/9(金)23:59
スマートフォンサイト「BadeggBox Club」
https://badeggbox-members.jp/
専用ページより申し込み。
※会員登録が必要です。
※クレジット決済可能。
※郵便書留での発送。
※2022年10月中旬に発送予定。
※ツアー内複数公演申し込み可能。
※1申し込みにつき発送手数料が別途¥600かかります。
●一般チケット(TICKET PAY)
一般発売日:2022年10月1日(土) 10:00-
入場券:TICKET PAY
チケットNo.B001-
入場順:番号順:A→B→当日券
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★オフィシャルwebサイト★
http://k20.jp
2022年07月31日 (日)
メリー結成20周年を締め括るライブイベント「東京大ストリップショウ」が開幕!
REPORT - 18:00:55メリーが7月23日ダンスホール新世紀にて20th Anniversary 東京大ストリップショウ [幕開け]JAZZメリー・極楽結の2部公演を開催した。
1部JAZZメリーでは、ゲストミュージシャンにピアノ 吉村 隆行 氏を迎え、バンドサウンドに華を添える。
新旧織り交ぜたセットリストはこの日の為に全曲ジャズアレンジされ、普段ダンスホールとして使用されている会場とも合わさり、洗練された大人な雰囲気を増していく。
途中、ジャズアレンジならではの各楽器のソロパートやセッションも挟まれ、この日ならではの楽曲達にVoガラのハスキーな歌声も乗り、メリー色に会場を染めていく。
フロアのファンも着席スタイルで演奏される楽曲に聴き入り、曲が終わる度に大きな拍手を贈っていた。
アンコールではメンバーが履けた後のステージにガラとピアノだけが残り、「Fleeting Prayer」が披露された。
当初セットリストに入っていなかったこの曲は今ガラがどうしても歌いたい、届けたい。
とメンバーに話し追加された曲であったと言う。
歌とピアノだけで披露されたこの曲はガラから空に向けてのメッセージであった。
歌い終わりに上を見上げ何か語りかけた様なガラの仕草が印象的だった。
こうして1部JAZZメリーの幕は降りた。
約1時間半の間を空けて2部 極楽結は幕を開けた。
このタイトルから何を想像出来ただろうか?
1部のステージとは全く違う異世界がそこには広がっていた。
Voの立ち位置には何やら鉄棒の様な器具が設置され花が飾られている。
これから始まるショウに誰しもが期待を膨らませていた。
オープニングSEの「S.trip theater 」が流れる中、サブステージにガラと黒い衣装に身を包んだ緊縛師が現れガラの身体に縄を縛っていく。
縛られたガラはそのまま一曲目の「erotica」を歌い始める。
真っ赤な照明に照らされたその姿はこのショウの始まりを告げた。
妖しく激しい曲が続いて演奏されガラの緊縛もエスカレートしていく。
紐に縛られ繋がれながら歌う姿は異様な雰囲気を醸し出していた。
真ん中に置かれた鉄棒の様な器具にはブランコが吊るされ、そこに座りながら歌うガラに緊縛師はさらに紐を巻付け華を挿していく。
緊縛師の見事な手解きと綺麗な緊縛姿にフロアも見惚れてしまっていた。
ショウが進み本編最後には縄が外されブランコから解放されたガラが花を撒き散らし咥えたりとやりたい放題。
メンバーもここからだと言わんばかりにアッパーチューンを畳み掛け、フロアを挑発し、それに応えるように多くの人が手を挙げる。
大いに盛り上がりを見せ本編は終了した。
アンコールの拍手が響く中メンバーが登場し「薔薇と片隅のブルース」のセッションを披露。
その後アンコール3曲が演奏され、極楽結は終わりかと思いきや、鳴り止まない拍手に応え再度登場し、ネロの「皆んなまだやれんの?」と、メリー初期の代表曲「バイオレットハレンチ」が投下され最後は楽器隊のセッションでライブを閉じ全22曲の極楽結は終了した。
今回幕開けとなった「メリー 20th Anniversary 東京大ストリップショウ」は4本開催されその全ての公演内容が異なる内容となっている。
公演日程は発表されていたが、xxxxと伏せられていた対バンも解禁された。
9月18日(日)大阪 味園ユニバースには、この日が結成初ライブとなるthe stupidとの共演が決定した。
9月24日(日)東京 ダンスホール新世紀にはあのcali≠gariの出演が決定し、
東京大ストリップショウ
夢の対決!! エログロvsエロトピア
「混ぜるなキ・ケ・ン」
とサブタイトルも発表された。
両公演共とても気になる何かが起こりそうな対バンとなりそうだ。
そして20周年のグランドフィナーレは11月12日(土)神田スクエアホールにてメリーの歌もの、バラード曲で構成される白い羊と激しい曲で構成される黒い羊のライブが決定している。
メリーが20周年を締め括るイベントとして打ち上げた「東京大ストリップショウ」。
今のメリーを是非、その目で確かめて楽しんでもらいたい。
ライブ写真◉中村 卓
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公式サイト http://merryweb.jp
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【LIVE INFO】
メリー 20th Anniversary
東京大ストリップショウ
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9月18日(日) 味園ユニバース
~味園特別編~
メリー vs the stupid
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9月24日(土) ダンスホール新世紀
メリー vs cali≠gari
夢の対決!! エログロvsエロトピア
「混ぜるなキ・ケ・ン」
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東京大ストリップショウ
[グランドフィナーレ]
~白い羊・黒い羊~
2022年11月12日(土) 神田スクエアホール
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東京大ストリップショウ詳細
http://merryweb.jp/schedule/7172/
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メリー 20th Anniversary
【実演配信】
History of メリー
~PEEP SHOW編~
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≪LIVE映像配信≫
配信日:8月6日(土) 21:00~
(アーカイブは8月14日(日) 23:59迄)
配信URL https://www.galacaa.com/concert/264
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◆メリー公式リンク◆
公式サイト http://merryweb.jp
公式Youtubeチャンネル https://www.youtube.com/user/MERRYOfficial
公式Twitter https://twitter.com/merry_official
公式Instagram https://www.instagram.com/merryofficial/
2022年07月30日 (土)
【ライヴレポート】<ユナイト 2022 Oneman Live Tour「CONTiNUE?」>2022.07.20 / 21 Veats SHIBUYA◆ツアー幕開け2daysで見せたバンドの希望と、繋いでゆくゲストヴォーカルのバトン。
REPORT - 12:12:00ユナイトのOneman Live Tour「CONTiNUE?」がいよいよスタートした。7月20日、21日と東京・Veats SHIBUYAにて行われたツアーの幕開けを飾った2daysをレポートする。
今年4月にヴォーカルの脱退を発表するも、メンバーはユナイトを続けていくことを選んだ。それは、彼らにとって自然な決定だったという。その理由としては、結成当初から「終わらないバンド」を掲げて活動してきたことはもちろん、昨年結成10周年を迎えたタイミングで「ユナイトとして在り続ける事に価値がある」というバンドの、ひいては“集団”としての在り方に対するヴィジョンを見出していたこともあるだろう。一連の流れを受けて、もともと発表されていた夏のツアーのタイトルを「CONTiNUE?」と改め、4人のゲストヴォーカル[夕霧(DaizyStripper)、翔梧(アンフィル)、mitsu、CHISA(ACME)]を迎えて各地を回ることとなった。これはある意味、ユナイトにとって起死回生のツアーとなる。
迎えたツアー初日は、メンバーの意気込みと同等の「どのようなライヴになるのか?」という期待が入り混じる緊張感を持って幕を開けた。そこにすぐさま流れ出したのは、椎名未緒(G)が作曲した未音源化インストゥルメンタル曲「ユニコーン」だ。続いて初日のゲストヴォーカルを担う夕霧が登場し、自らの決めた道を突き進む意志を込めたメッセージを「レヴ」を通して力強く届けた。初っ端の“4人でのアプローチ”とバンドとしての指針を示すオープニングは、しっかりと攻めの姿勢を表し、「CONTiNUE?」という問いにメンバー自ら「YES」と答えるかのようだった。
ライヴ中盤に用意されていたのは、既存曲をインストゥルメンタルアレンジで楽しませてくれた場面。ファンがお馴染みの振付を見せながら盛り上げた「ユキノシタ」と、可愛らしいミュージカル音楽を聴いているかのようだった「ベリアル」の2曲をLiN(G)が歌メロをなぞる形にアレンジをして披露した。こうした“4人でのアプローチ”からなる方法で、ユナイトの楽曲の良さを新たに発見できるところは、間違いなくこのツアーのポイントになるだろう。
再び夕霧がステージに戻ると、「FAQT」で屈伸する独自のノリを生み出し、「必殺」で高めたボルテージをキラーチューン「ice」でさらに白熱させていく。ここからドラマチックなエンディングへと導いたのが、夕霧の言葉から続いた「starting over」だった。
「終わらないバンドなんだろ?ユナイトは――俺たち4人が終わらせないから」
ここで言う“4人”というのはユナイトメンバーのことであり、4人のゲストヴォーカルのこととも受け取れた。後者の“4人”に関して言えば、普段は良きライバルでありバンド仲間でもあるユナイトへ手を貸そうと1つになっていることを意味しているようにも思え、「starting over」の“終わらない歌を歌う為”の決意を表す歌と演奏に強く胸を打たれた。「またrestartだ!」と強調した部分はユナイトの思いを代弁していたと同時に、同じく10年越えのバンドキャリアを持つ夕霧からのエールでもあったのかもしれない。ラストは、「何度でもやり直そうよ」と告げて届けた「シトラス」が、晴れやかにこの先のツアーへ幸先の良い光をさすかのようにして幕を閉じたのだった。
2日目は、翔梧がゲストヴォーカルとしてバトンを引き継ぐ。ライヴは前日同様にインストゥルメンタル曲からのスタートとなったが、この日はLiN作曲による「krake」が披露された。ここで翔梧が登場し、「楽しもうぜ渋谷!」と客席にしっかりと目を向けながら「A Little Picture」を美しく歌い上げ、その歌声と翔梧の笑顔が会場の空気を柔らかく温かなものにシフトさせた。
そして、この日のインストゥルメンタルセクションでは「flower of reunion」と「ふわり」をセレクトし、椎名未緒が歌メロをリードして披露した。それぞれに個性のあるギタリストだからこそ、椎名未緒の美しいクリーンな部分と、LiNの遊び心のあるアバンギャルドな部分は、2daysで展開していく今ツアーにおいて各日のお楽しみな部分でもある。
翔梧が再び登場したステージ上は、和気藹々とした雰囲気に包まれた。前日の屈伸ノリを引き継いだ「FAQT」や、 “ちょこモ(※ちょこっとモッシュ)”に沸いた「Licks」「ice」でテンションが急上昇する会場に、目一杯の“楽しい”が溢れたのも、翔梧のモチベーションを筆頭にしての事。ユナイトに対するリスペクトから、ユナイトの楽曲を歌える嬉しさを爆発させていたようにも思える翔梧が、「俺も本気で歌うから、ついてきてくれよ」とキリっと表情を変えて届けたのが「starting over」だ。客席へ手を伸ばしながら、ただただひたむきに言葉を紡ぐ歌には、物事の初期衝動を再確認させる力があった。「–ハロミュジック–」で豪快にフィナーレを迎え、「本当に楽しかった!」と満面の笑みでステージを後にした彼がMCで伝えた、人の気持ちを一つにする“ユナイトのパワー”は、このツアーを通してどんどん連鎖していくことだろう。
こうして、好調なスタートを切ったワンマン・ツアー「CONTiNUE?」。この先に控えているゲストヴォーカルmitsuとCHISAが登場する日には、どんなカラーが発揮されるのだろう? また、今回登場した夕霧と翔梧の日がどのようにグレードアップしていくのかにも注目したい。多彩な楽曲を持つバンドだからこそ、まだまだ計り知れない可能性が秘められている。この先、そんな期待でいっぱいにしてくれた東京2daysの幕開けだった。10月12日&13日には新宿BLAZEにてツアー・ファイナル公演の追加も発表。この先ユナイトが歩んでいくのは、“LEVEL UP”しかない未来だ。
ライター:平井綾子
写真:藤川正典
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7/20
[Guest vocal.夕霧(DaizyStripper)]
SE.Whopper
1.ユニコーン
2.レヴ
3.ふわり
4.BadRequest
5.timeSICKness
6.狐媚
7.ユキノシタ
8.ベリアル
9.FAQT
10.必殺
11.ディシバダルツ
12.ice
13.starting over
14.アイ –‘ation-
15.シトラス
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7/21
[Guest vocal.翔梧(アンフィル)]
SE.Whopper
1.krake
2.A Little Picture
3.ナユタの秘密
4.さよならユーフォリア
5.ベリアル
6.THEATER-LA-
7.flower of reunion
8.ふわり
9.FAQT
10.必殺
11.Licks
12.ice
13.starting over
14.ビリブオアノ
15.-ハロミュジック–
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〈LIVE情報〉
■ユナイト 2022 Oneman Live Tour「CONTiNUE?」
・7/20(水) Veats SHIBUYA 〈guest vo:夕霧 (DaizyStripper)〉
・7/21(木) Veats SHIBUYA 〈guest vo:翔梧 (アンフィル)〉
・7/29(金) 前橋 DYVER 〈guest vo:mitsu〉
・7/30(土) 前橋 DYVER 〈guest vo:翔梧 (アンフィル)〉
・8/03(水) 仙台darwin 〈guest vo:mitsu〉
・8/04(木) 仙台darwin 〈guest vo:mitsu〉
・8/08(月) HEAVEN’S ROCK さいたま新都心VJ-3 〈guest vo:mitsu〉
・8/09(火) HEAVEN’S ROCK さいたま新都心VJ-3 〈guest vo:夕霧 (DaizyStripper)〉
・8/13(土) 広島SECOND CRUTCH 〈guest vo:CHISA (ACME)〉
・8/14(日) 広島SECOND CRUTCH 〈guest vo:CHISA (ACME)〉
・8/16(火) ESAKA MUSE 〈guest vo:CHISA (ACME)〉
・8/17(水) ESAKA MUSE 〈guest vo:CHISA (ACME)〉
・8/25(木) 水戸LIGHT HOUSE 〈guest vo:夕霧 (DaizyStripper)〉
・8/26(金) 水戸LIGHT HOUSE 〈guest vo:夕霧 (DaizyStripper)〉
・9/03(土) 札幌PLANT 〈guest vo:mitsu〉
・9/04(日) 札幌PLANT 〈guest vo:mitsu〉
・9/09(金) 金沢AZ 〈guest vo:mitsu〉
・9/10(土) 金沢AZ 〈guest vo:mitsu〉
・9/15(木) 新横浜NEW SIDE BEACH 〈guest vo:翔梧 (アンフィル)〉
・9/16(金) 新横浜NEW SIDE BEACH 〈guest vo:翔梧 (アンフィル)〉
・9/21(水) 名古屋E.L.L. 〈guest vo:翔梧 (アンフィル)〉
・9/22(木) 名古屋E.L.L. 〈guest vo:翔梧 (アンフィル)〉
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■ユナイト 2022 Oneman Live Tour「CONTiNUE?」 FINAL DAY1
・10/12(水) 新宿BLAZE 〈guest vo:mitsu & CHISA (ACME)〉
※【来場者特典】 来場者限定CD配布「AGREE 1」
収録曲:01.ふわり(CONTiNUE? ver.) / 02.必殺(mitsu ver.) / 03.イオ(CHISA ver.)
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■ユナイト 2022 Oneman Live Tour「CONTiNUE?」 FINAL DAY2
・10/13(木) 新宿BLAZE 〈guest vo:夕霧 (DaizyStripper) & 翔梧 (アンフィル)〉
※【来場者特典】来場者限定CD配布「AGREE 2」
収録曲:01.ふわり (CONTiNUE? ver.) / 02.シトラス (夕霧 ver.) / 03.PiNKY_she_SWeAR (翔梧 ver.)
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★ユナイト OFFICIAL SITE★