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2022年08月11日 (木)

【ライヴレポート】<DEZERT「study」#10 -真夏の“最高の食卓”補習編->2022年8月9日(火)SHIBUYA PLEASURE PLEASURE◆破綻しきっていたはずの世界を絶妙なサジ加減で再構築、そして“TODAY”へ──。

REPORT - 18:00:50

個性の範疇をはみ出すくらいの勢いで響きわたるザラついた音たちも、文字面のうえではことごとく倫理観が崩壊している中で描かれる歌詞世界も、あのシュールでアヴァンギャルドなジャケットデザインも含めて、全ての面で素晴らしく破綻していたのが『最高の食卓』というアルバムだったのではなかろうか。

 

2016年に発表されて以降、今に至るまで長きにわたり名盤として語られ続けているDEZERTの『最高の食卓』。あのアルバムをもって我々へと供されたのは、理路整然とした典型的フルコースとは全く違う、シェフの気まぐれ料理だけで構成されたかのような異端のコース内容であったという印象がとにかく強い。

 

破綻していたからこその、渾沌と虚無に満ちた激しさ。破綻していたからこその、不条理な歪みが生み出す面白さ。破綻していたからこその、不安定で儚い美しさ。『最高の食卓』の中に詰まっていたそれらの要素は多くのファンから絶賛され、業界内での評価も高まり、DEZERTの存在感を不動のものにしたことは周知の事実であるはず。

 

ちなみに、この8月中にDEZERTSHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて集中開催しているシリーズライヴ「study」は、彼らがこれまでに発表してきた過去のアルバムについて補習するための場となるが、このたび89日に開催されたのは[「study#10 –真夏の“最高の食卓”補習編]。

リリースから6年の時を経て、今現在のDEZERTがこのライヴを通してどのような晩餐を賞味させてくれたのかと言えば、それは斬新さが際立っていた鮮烈な味わいこそ当時のままでありながらも、ここまでに多くの経験を積み視野を拡げてきたことで彼らが獲得してきたコクや深みというものが、そこにしかと加えられていたように感じたのである。

 

というのも、DEZERTYouTube公式チャンネルには、201665日に行われた当時のライヴ映像『【楽しい食卓ツアー】FINAL at Zepp Tokyo Trailar』がアップされており、その内容と今回のライヴをあらためて見比べてみるとその差はあまりにも歴然としていたのだ。

オープニングSEの選曲も、まずは「「あー。」」から始まる構成も、6年前とまるで同じように始められたにも関わらず、今回の[「study#10 –真夏の“最高の食卓”補習編]で聴けたそれは、リアルに破綻したものとは異なる“忠実に再現された破綻加減”で表現されており、そこに当時のような生々しい危なっかしさのようなものが漂うことは決してなかった。

たとえるならば、ガチで破れてしまったダメージ・ジーンズと、デザイン性なども考慮しながら意図的にダメージ加工のジーンズでは圧倒的に後者の方がカッコいいものとして映えやすいわけで、一見どちらも破れているように見える=破綻しているように見えるのだとしても、そのプロセスは全く異なるという構図とこの件はきっと似ているに違いない。

 

「あの[楽しい食卓ツアー]はね、みーちゃん(Miyako)がDEZERTに入って初めてのワンマンツアーだったんですよ。どうだった?あの時って楽しかった??[楽しい食卓ツアー]はあのタイトル通りに楽しかった???」(千秋)

 

MiyakoSacchanの顔をのぞきこむようにしながら、千秋がステージ上でこう問い掛けるも両者は苦笑をするのみで芳しい返答はなし。

そして、そのあとにすかさず千秋がこう続けたあたりが実に興味深かった。

「まぁ、あの頃からギクシャクし始めたからね。俺たち(笑)」

 

『最高の食卓』でバンドとしては名実ともにハネたにも関わらず、当時のDEZERTの内情は決して順風満帆な状態であったとは言えなかったらしく、以前のインタビューでは千秋が以下のような発言をしていたこともある。

「みーちゃんが入って『最高の食卓』を作って、っていう流れに関してはもう正直言うとあんまり覚えてない。勢いだけでなんとかしてた、というのが実情。でも、あのアルバムはそれなのに高く評価されたんだよ。皮肉なもんだよね」(千秋)

 千秋1_2022_08_09__01413

また、今回のMCでは『最高の食卓』の制作エピソードとして“何故このアルバムは1曲目からギターの音が割れているのか”ということについても、今さらながらにメンバーたちが解説をしてみせる一幕があったので、ここにその内容も記しておこう。

「『最高の食卓』の時はSacchanがミックスをしてて、その一方で同時に俺とSORAくんとみーちゃんで他の曲のギター録りをしててな。俺がだんだん丿って来て、勢いでDiezelっていうギターアンプのベースとハイをガンって上げて、逆にミッドは思いっきり下げてみたら、SORAくんは「それ、キてる!」って凄い盛り上がったんだよね。みーちゃんはちょっとヒいてたし、Sacchanも困ってたけど(笑)」(千秋)

「そう。送られてきた音を聴いて、さすがにこれは…と思って少し整えたら速攻で千秋くんから電話が来て「おい、音イジったやろ!ぬるくなっとるぞ!!!」って怒られました(苦笑)」(Sacchan

「で、そのあと「最強にズンズンした音のカッコいいアルバムが出来た!」っていうことでSORAくんがミヤ(MUCC)さんに聴かせに行ってんな」(千秋)

「面白かったよ。ふたりで密室で聴いてたら、ミヤさんに「…SORA、オマエ耳おかしいのか??」って言われた(笑)。でも、そのあとに「今こんなのやるヤツいねぇから、俺は好きだよ。グッと来た!!」とも言ってくれたっていう」(SORA

Miyako1_2022_08_09__01640

Sacchan1_2022_08_09__02497

SORA1_2022_08_09__01173 

そんな『最高の食卓』の楽曲たちが刻々とステージ上でパフォーマンスされていった中、今宵のライヴにおいてひとつの佳境と感じられたのは本編後半にてMiyakoの弾く不協和音とSacchanの繰り出す不穏なベースライン、SORAの鋭く切り込むようなリズムがオルタナティヴロック的に炸裂した「「宗教」」において、千秋が〈生まれなければよかったと知りながら なぜ生きるの?息をするの?目を開けるの?〉というオリジナルの歌詞を〈生まれてよかった 僕は期待をしてるんだよ これからも期待をしている こんな世界で 期待をしている〉と歌い上げた場面で、6年前であればこんなにもポジティヴな言葉を千秋が歌うことはきっとなかったものと思われる。

Miyako2_2022_08_09__04515

 Sacchan2_2022_08_09__04292

SORA2_2022_08_09__03733

そのうえ、次の「「誤解」」でも随所に〈欲しいものなんて何もないんだ 昔の僕に自慢出来るように生きたいだけ〉〈でもね ふと見る鏡に映る男は 僕の嫌いな僕自身だ〉といったあらたな歌詞がちりばめられ、最後には〈さぁ過去に塗り固められた罪の先をノックしよう。〉が〈~扉の先をノックしよう。〉と明確に歌い替えられたのだった。

とかく排他的だった6年前の彼と、今の千秋ではメンタリティがそもそも違うということが、こうしたところからもよく伝わってきたのは言うまでもない。

 

「「study#10 、今日は一緒に勉強してくれてありがとうございます。あの不安定だった過去も、不安定な未来も、この不安定な今も、今日89日ここに真実だけを残していきます。俺はずっと不安だ。とことん不安にならなきゃ気がすまないんだ。だから、ひとつ言えるのは…とりあえず生きようじゃないか!」(千秋)

千秋2_2022_08_09__04567 

 

この言葉を受けての「「ピクトグラムさん」」では、エンディング部分の〈意味を探す朝なんて 何度でも迎えるから〉に追加して〈その時まで 生きていよう 生きてよう〉と歌われたことも、DEZERTが何故この機に study」で『最高の食卓』と真正面から向き合うことになったのかを物語っていた気がする。

 

なお、この後のアンコールでは前回の「study#9で発表された1012日のシングル『The  Walker』や、20231月の東名阪ツアーに関するインフォメーションにくわえ、1028日にShibuya WWW Xにて[DEZERT × 夕闇に誘いし漆黒の天使達 “すっごいツインテールを決める会”]、1115日に東京キネマ倶楽部にて[DEZERT × Royz “デザートとロイズでアナタのハートに火はツキマス~?多分ダイジョウブデスっ!”]が行われることも発表され、季節外れながら良曲である「さくらの詩」や、Sacchanのリコーダー・ソロが光った「大塚ヘッドロック」などがあれこれと演奏されたのち、最後の最後を飾ったのはコアファン以外にも広く知られるほどシーンにおける知名度が高く、アルバム『最高の食卓』の中でも特別なポジションを占める曲「「君の子宮を触る」」。

 

またも千秋の提案により、終演後に観客らが規制退場をする際には、Sacchanが延々とインスト曲「-26時の冷凍庫」を生演奏しながら見送るという手厚いファンサもありつつで幕を閉じ、かつては破綻しきっていたはずの世界を絶妙なサジ加減で再構築してみせた今回の[「study#10 –真夏の“最高の食卓”補習編]は、817日の[「study#11 –真夏の“TODAY”補習編]へと繋がって行くことになる。

ただ、アルバム『TODAY』も実は千秋が以前このようにコメントをしたことがあるいわくつきの作品であったりして。

「正直なことを言うと『最高の食卓』の頃は自分がやりたい音楽が何なのかよくわかんなかったし、どう生きていけばいいのかもわかんなくて、あれは完全にオーバードーズ状態だったんですよね。しかも、そこから脱却するのには2018年に『TODAY』を出すまでの2年の時間が必要で。今思っても、あの2年は暗黒期だったねぇ(苦笑)」(千秋)

 

真夏の補習を締めくくる次回公演において、DEZERTがいかなるかたちで『TODAY』と対峙していくことになるのか…。

ここはさらなるお手並み拝見といきたい。

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写真◎西槇太一

文◎杉江由紀

 

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study#10 –真夏の“最高の食卓”補習編

202289日(火)SHIBUYA PLEASURE PLEASURE

 

SETLIST

 

01 SE

02 「あー。」

03 「セイオン」

04 「不透明人間」

05 「ここにラブソングを」

06 「おいしい脾臓は笑わない」

07 飼育部屋

08 「追落」

09 みぎて

10 「問題作」

11 「排泄物」

12 「宗教」

13 「誤解」

14 遮光事実

15 「ピクトグラムさん」

 

En1 さくらの詩

En2 大塚ヘッドロック

En3 「死刑宣告」

En4 チョコレートクリームチェーンソー

En5 「君の子宮を触る」

 

 

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DEZERT最新ライヴ情報≫

 

DEZERT × 夕闇に誘いし漆黒の天使達 “すっごいツインテールを決める会”

 

20221028日(金)Shibuya WWW X

OPEN 17:45 / START 18:30

 

【チケット料金】オールスタンディング ¥6,000(税込・全自由)

※整理番号付、入場時ドリンク代別途必要、営利目的の転売禁止、未就学児入場不可

 

【ひまわり会(DEZERT / すっごいファン(夕闇) チケット先行受付(抽選)】

 受付期間:202289日(火)21:00815日(月)21:00

 入金期間:2022819日(金)13:00825日(木)21:00

※イープラス抽選受付、スマチケのみ、お1人様1枚まで(分配不可)

 

DEZERTオフィシャルファンクラブ「ひまわり会」会員限定受付ページ https://www.dezert.jp/feature/dezertxyuyami 

夕闇に誘いし漆黒の天使達 オフィシャルファンクラブ「すっごいファン」 https://yuyami.jp/  

 

【オフィシャルHP先行受付(抽選)】https://eplus.jp/dezertxyuyami1028-official/ 

受付期間:2022820日(土)12:00827日(土)21:00

入金期間:2022831日(水)13:0096日(火)21:00

 ※イープラス抽選受付、スマチケのみ、お1人様2枚まで(同行者登録有)

 

◎チケット複数枚数ご購入の場合

 複数枚数をご購入の場合は、イープラスの『同行者登録システム』にて事前にご同行者様の情報をご登録のうえお申込みください。

 ※お申込み完了後の氏名変更は出来ません。

 イープラス同行者登録システム https://eplus.jp/sf/guide/fellow-ep/ 

 

【一般発売】2022925日(日)10:00

 (問) DISK GARAGE 050-5533-0888

 

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DEZERT × Royz  “デザートとロイズでアナタのハートに火はツキマス~?多分ダイジョウブデスっ!”

 

20221115日(火)東京キネマ倶楽部

OPEN 17:45 / START 18:30

 

【チケット料金】1F・オールスタンディング ¥6,000(税込・全自由)

 ※整理番号付、入場時ドリンク代別途必要、営利目的の転売禁止、未就学児入場不可

 

【ひまわり会(DEZERT / WINGSRoyz)チケット先行受付(抽選)】

 受付期間:202289日(火)21:00815日(月)21:00

 入金期間:2022819日(金)13:00825日(木)21:00

 ※イープラス抽選受付、スマチケのみ、お1人様1枚まで(分配不可)

 

DEZERTオフィシャルファンクラブ「ひまわり会」会員限定受付ページ https://www.dezert.jp/feature/dezertxroyz 

Royz オフィシャルファンクラブ「WINGS」 https://www.royz-fc.com/ 

 

【オフィシャルHP先行受付(抽選)】https://eplus.jp/dezertxroyz1115-official/ 

 受付期間:2022820日(土)12:00827日(土)21:00

 入金期間:2022831日(水)13:0096日(火)21:00

 ※イープラス抽選受付、スマチケのみ、お1人様2枚まで(同行者登録有)

 

◎チケット複数枚数ご購入の場合

 複数枚数をご購入の場合は、イープラスの『同行者登録システム』にて事前にご同行者様の情報をご登録のうえお申込みください。

 ※お申込み完了後の氏名変更は出来ません。

 イープラス同行者登録システム https://eplus.jp/sf/guide/fellow-ep/ 

 

【一般発売】2022925日(日)10:00

 (問) DISK GARAGE 050-5533-0888

 

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DEZERT最新リリース情報≫

 

NEW SINGLE The Walker

20221012日(水)発売

 

<初回限定盤(CD+DVD)> DCCL-245246 / 2,750円(税込)

<通常盤(CD)> DCCL-247 / 1,650円(税込)

 

CD】※初回限定盤/通常盤共通

1. The Walker

2. あの風の向こうへ

3. モンテーニュの黒い朝食

4. The Walker instrumental

5. あの風の向こうへ instrumental

6. モンテーニュの黒い朝食 instrumental

 

【初回限定盤特典】

・特典DVD

The Walker Music Video -Director’s Cut ver-

The Walker Music Video -Behind the Scenes-

「神経と重力」Live Video at 日本武道館 JACK IN THE BOX 2021

・初回盤仕様ジャケットデザイン

・トレーディングカード 3枚入り(ランダム封入)

 


【通常盤特典】

・トレーディングカード1枚入り(初回プレスのみ。ランダム封入)

 

※トレーディングカードの絵柄は選べません。(全10種類)

 

CDの予約はこちら:https://DEZERT.lnk.to/lkh8oX 

 

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DEZERT最新ライヴ情報≫

 

2023 東名阪ツアー

202317日(土)なんばHatch

202319日(月・祝)名古屋 DIAMOND HALL

2023114日(土) TOKYO DOME CITY HALL

※詳細は後日発表

 

 

■「study」※SOLD OUT

study#9 –真夏のタイトルなし補習編 202283日(水) SHIBUYA PLEASURE PLEASURE 

study#10 –真夏の最高の食卓補習編  202289日(火) SHIBUYA PLEASURE PLEASURE 

study#11 –真夏の“TODAY”補習編      2022817日(水)SHIBUYA PLEASURE PLEASURE   OPEN 18:30 / START 19:00

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≪オフィシャルファンクラブ情報≫

DEZERTオフィシャルファンクラブ「ひまわり会」 詳細はこちらhttps://www.dezert.jp/ 

 

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SORA VoicySORAの元気になるハナシ」 https://voicy.jp/channel/1890  

 


2022年08月10日 (水)

【ライヴレポート】<ビバラッシュSUMMER ONEMAN TOUR 2022 FINAL 顔面ストッキング!!>2022年8月6日(土) Spotify O-WEST◆最上級の“アゲ”の先に見つけた未来への意志表明──「絶対見てね、俺たちの未来も」。

NEWS - 20:00:16

ビバラッシュが、6月から行ってきたサマー・ワンマンツアーを完遂! ツアー・ファイナル公演を8月6日、Spotify O-WESTを舞台に行った “アゲみ集団”を称する彼らが繰り広げた、ビバラッシュ史上最大に派手で、アゲで最高に楽しいライブの模様をお届けしよう。

0806全景

この日のライブ・タイトルは、「顔面ストッキング!!」。「楽しさの絶頂を表現したくて出てきた言葉だった」(るいまる / Vo)と、なんとも彼ららしいワードチョイスだ。こ のタイトル以外にも、会場にはツアー各地でメンバーがインスタントカメラで撮影してきた思い出写真が張り出されたり、バンドロゴを示した巨大なバックドロップがステージを覆っていたりと、ツアーの集大成に対する意気込みが至るところから感じられる。

 

オンタイムで幕を開け、メンバーが一斉に登場すると、キラキラリングが輝く満員のフロアに向けて放った「闇カワ#アゲみゾーン」で、すぐさまボルテージは爆上がり。るいまるが笑顔で「俺たちの最強のライブ、とくとご覧あれ!」と叫びあげた通り、清々しいまでの攻めのスタートだ。「ギガラバチェリハート♡」に続き、生涯現役宣言のごとく “ギャル”のパワーをテーマにした「シワくちゃギャルうぇぽん」。さらに頭上で大きくマルを作った“タピジャンプ”が揺れた「タピってチマチョゴリ」へと、臨場感はちっとも衰えることを知らない。

 

刺激を表すようにキンブレが揺れた「ビ(雷マーク)ビ(雷マーク)」(ビリビリ)では、幸村の「ファイ ナル、ぶちかますぞー!」の掛け声や“アゲみアイーン”とキメポイントでステージとフロアは見事な一体感を生む。「それいけバンギャルちゃん」「Merry-Merry-Merry-Go!!- Round☆」でもハイテンションぶりが急上昇すると、「たけのこチルドレン」でもファニーなたけのこポーズで盛り上がる中に「昨日の自分を超えて行こう!」というメッセージもしっかりと刻んでいく。そして、好きな気持ちを“どすこいポーズ”で表現した「ドス 恋!!~とある横綱系恋愛体質乙女のパワータイプラヴ~」へとぶっ続けに駆け抜けた。

 

エネルギッシュな中にも、ジッと構えて「love」で愛を届けたり、ミラーボールの光が差し込んだ水中を思わせる空間で「Century Mermaid」を聴かせたりといったロマンチッ クな表情が映える。「Blue flame」で再び熱を上げて続いたのは、バンドからの熱意を伝えるための楽曲としてポテンシャル高く進化した「FANTASTIC FLY HIGH」。「どこまでも一緒に行こう。誰一人置いていかない!ビバラッシュの手を握ってくれ、 Dreamer!(※Dreamer=ファンの総称)」(るいまる)

0806るいまる

メンバーが時折ファンへ向けて手を伸ばしながら届ける様は、実にエモーショナルだ。よりラウドにバンド力を見せる「ギャングマーチ」では、ドラムを中心にメンバーが向かい合ってガツンと轟かせるバンドサウンドにはハッとさせられる迫力がある。ポップな印象が強い彼らが楽曲の折に覗かせるプレイヤーなところもまた、ビバラッシュの魅力なのだ。

 

「ライブは、俺たちと君たちの好きが集まる場所」だと一層気合いを入れて突入した後半戦。大事な呪文として放った「オコサマジック」、祭の拍子や花いちもんめのノリを交えた「荒ぶれ!!祭囃子」を通し、ラストスパートへ向けて気持ちを焚きつけた「プリズンラボ」。そこへキラーチューン「踊らされた人生」とくれば、凄まじいほどの一体感で“楽しい”が爆発する。音とパンチのあるワードでビバラッシュ節が炸裂する中で、曲頭にいつも添えている“お前の人生お前が踊れ!”の言葉通りに彼らなりの人生論も感じられるからアツい。

 

「ラスト!」をコールし、本編を締めくくる1曲を届ける前にるいまるは会場へ足を運んでくれたことやビバラッシュを好きになってくれたことに対する、たくさんの“ありがとう”と幸せな思いを嚙みしめていることをファンへと伝えた。

 

「俺たちビバラッシュは、ライブや音楽を通してみんなの楽しいを引き出して、愛をいっぱい届けて、笑顔で溢れさせて、あなたたちの人生を少しでも幸せにしたいと思います。 君たちの人生に関わらせてくれてありがとう」(るいまる) この気持ちをすべて乗せて届けたこの日の「等身大Dreamer」の幸福感と言ったら格別だった。“100年後の僕たちも今と変わらず ワクワクしているかな?”という節を“ワクワク しているに決まってるよな!”と歌い替えたこと、これはしっかりとバンドが前を向いて進んでいる証拠だとも思えた。

 

アンコールの手拍子が起こる中、流れ出した映像で嬉しい発表があった。WINTER ONEMAN TOUR【CLIMAX】を回ることと、そのツアー・ファイナルとして2023年1月11日に恵比寿LIQUIDROOMと次なる大きな目標を掲げたのだ。これを受けてさぞ気合いの 入った姿でアンコールに登場するだろうと思った矢先……なんと顔面ストッキング姿で現れたのだから、さすがである(笑)。しかし気合いはしっかりと「ウチらは明日から本気出す」で伝えると、一人ずつストッキングを脱いでから今回のツアーの手応えを語る場面 もあった。

0806ストッキング

「今回のツアーは特に、どの箇所もファイナルの気持ちで臨んだ」と話したパーミー。ツアー中コロナ感染により2本出演が出来なかった冬也は「ステージに立てないと思った時に浮かんだのはファンの顔だった」と話した。幸村は、「Dreamerのこともメンバーのことも一層好きになった。自分の中で良いことしかなかったツアーだった」と振り返り、ベルは相変わらずの二次元アイドルオタクな思いを吐露して笑いを起こすも「例えばセットリストが同じでも1本1本ライブが違って、お客さんの気持ちも変わる。いろんな見方をする人がいる中でどう楽しませるかを考えた」という。そして、るいまるは「ここ1~2年で頭が固まった。それは、考え方が確定したっていうこと。届けたいと思った時に届けられる相手がいること、音楽に対して足を運ぶことはすごいことだと思う。俺たちは、その人の人生に触れたことになる」と、“人生”という言葉をもって強い責任感のような、フロントマンとしてのメッセンジャー力を確信したようにも感じられた。

バンド活動において、“絆”という言葉を用いるのはありきたりかもしれないが、そこか ら生まれるものが人の心を動かすことは大いにあると思う。この日のビバラッシュからは改めてそれを感じられ、“俺にはお前が居るお前には俺が居るそれだけで強くなれるさ”と いうフレーズが強く胸を打った「もろたでニッポン!」では、前進と挑戦していく気持ちを再確認。さらに「美しく咲き誇れ!」と「ダンデライオン」が輝かしいエンディングを飾った。

 

常に極上のエンターテイメントで“楽しい”を作りだしてきた彼らが、このツアーで目指した“楽しい”の先に残るもの。それは伝えるということであり、伝えた先にある答えをしっかりと胸に刻んで回ってきたことがわかる素晴らしい集大成だった。これを踏まえて、冬のツアーではたくさんの“CLIMAX”を見せてくれるだろう。そんな姿に期待を込めて、るいまるの言葉を借りて皆さんに伝えたい――「絶対見てね、俺たちの未来も」。

 

 

<セットリスト>

 

1.闇カワ#アゲみゾーン

2.ギガラバチェリハート♡

3.シワくちゃギャルうぇぽん

4.タピってチマチョゴリ

5.ビ  ビ  (ビリビリ)

6.それいけバンギャルちゃん

7.Merry-Merry-Merry-Go!!-Round☆

8.たけのこチルドレン

9.ドス恋!!~とある横綱系恋愛体質乙女のパワータイプラヴ~

10.love

11.Century Mermaid

12.Blue flame

13.FANTASTIC FLY HIGH

14.ギャングマーチ

15.オコサマジック

16.荒ぶれ!!祭囃子

17.プリスンラボ

18.踊らされた人生

19.等身大Dreamer

 

EN-1. ウチらは明日から本気出す

EN-2. もろたでニッポン!

EN-3. ダンデライオン

 

 

文 ● 平井綾子 / 写真 ●おにてん。

 

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<NEWS> 

 

本編終了後に流れた映像にて、メンバーの寸劇の中で“俺たちらしい新しい武器”として発表されたのが、VIVA RUSH WINTER ONEMAN TOUR2022[CLIMAX]だ。11月2日の池袋EDGEを皮切りに、全17公演を回る大規模ツアーとなる。こちらはなんと、全公演当日券無料というのだから驚きだ。
そして、気になるツアーファイナルは2023年1月11日 恵比LIQUIDROOM! バンドの更なるステップアップが期待できる、大きな目標となるだろう。
SUMMER TOUR「顔面ストッキング!!」では、“楽しい”の先に伝えることをしっかりと形にしてきたメンバーだったが、「[CLIMAX]は1ヵ所じゃない」とるいまる(Vo)もMCで話していたように、WINTER TOURでは各所でビバラッシュのエンターテインメント性がどのように爆発するのかが今から楽しみなところだ。

音楽とエンターテインメントの最強コラボレーションを繰り広げ続ける、“アゲみ集団”の挑戦に期待が高まる!

 

■ビバラッシュ オフィシャルサイト■
https://vivarush.jp/

 

WINTERTOUR告知用
VIVA RUSH WINTER ONEMAN TOUR2022
[CLIMAX]

※全公演当日券無料※

 

2022年
11月02日(水)【東 京】池袋EDGE
11月03日(木)【千 葉】柏ThumbUp
11月11日(金)【愛 知】HOLIDAY NEXT NAGOYA
11月15日(火)【大 阪】阿倍野ROCKTOWN
11月18日(金)【兵 庫】live music club PADOMA
11月24日(木)【福 岡】INSA FUKUOKA
11月25日(金)【福 岡】INSA FUKUOKA
11月27日(日)【山 口】LIVE rise SHUNAN
12月04日(日)【京 都】京都MOJO
12月07日(水)【神奈川】横浜BAYSIS
12月08日(木)【埼 玉】西川口Hearts
12月10日(土)【宮 城】仙台space Zero
12月11日(日)【宮 城】仙台space Zero
12月21日(水)【愛 知】HOLIDAY NEXT NAGOYA
12月24日(土)【北海道】札幌Crazy Monkey
12月25日(日)【北海道】札幌Crazy Monkey

 

TOUR FINAL
2023年01月11日(水)
【東京】恵比寿LIQUIDROOM

 

●NEW LOOK

10th-るいまる

▲Vocal.るいまる
https://twitter.com/vr_ruimaru

10th-ベル

▲Guitar.ベル
https://twitter.com/vr_belle_

10th-幸村

▲Guitar.幸村
https://twitter.com/vr_yukimula

10th-冬也

▲Bass.冬也
https://twitter.com/vr_to_ya

10th-パーミー

▲Drums.パーミー
https://twitter.com/vr_pamypamy



2022年08月08日 (月)

【ライヴレポート】<AKi Tour 2022 『OVERRUN』>2022年8月6日(土)@SHIBUYA CLUB QUATTRO◆「2年間、チケットを握りしめてたみんな、今日来てくれたみんなに心から感謝します」

REPORT - 14:04:13

ロックバンド・シドの明希(Ba)によるソロプロジェクト“AKi”が、7月より全国9箇所10公演を回ったライブハウスツアーAKi Tour 2022 OVERRUN』>のファイナル公演を、86日(土)SHIBUYA CLUB QUATTROにて開催した。

 

2020年に発売した、アルバム『Collapsed Land』リリースツアーの再振替公演となった今回だが、ツアーでは今年6月にリリースしたシングル「OVERRUN」をタイトルに掲げ、そのどちらもの世界観を融合させた、最新型のAKiサウンドやライブスタイルを表現。

バンドスタイルでのツアーを長く待ちわびた、全国のファンを大いに熱狂させた。

 

そんなツアーのファイナル公演となったこの日。他の会場同様、ライブを長く待ちわびたファンの大きな期待がフロアに満ち溢れる中、SEとオーディエンスの熱い手拍子に迎えられ、MOTOKATSUDr)、YOUSAYGt)、加藤貴之(Gt)が登場。

最後にゆっくり登場したAKiVo&Ba)はステージ前方に立つと、フロアを見渡して拍手を煽り、大きな拍手で応えるオーディエンスに満足そうな表情を見せる。

ベースを背負い、「行けるか、渋谷!?」と1曲目「Silly」でショーの幕を開けると、強烈な熱気で包まれたフロア。

ツアーを経て、さらなる結束力と強靭さを増したバンド演奏に乗せて、たくましい歌声を聴かせたAKiは、ベースソロでも野太い音を響かせ、圧倒的な存在感を放つ。

AKi_22AU7817 

続いて、タイトでパワフルな演奏に胸の鼓動が高鳴る「Monolith」を放つと、STORY」、「All Through The Night」と続き、前半戦からクライマックスのような盛り上がりを見せるフロア。

ここまでの4曲はアルバム『Collapsed Land』収録曲で、この2年間に配信ライブなどで大事に演奏し続けて、盛り上がり必死のライブチューンに育てあげた楽曲たち。

ようやく全国のファンに生で届けることが出来た楽曲たちが、ツアー初日と比べて、さらなる成長を遂げているのが分かる。

 

最初のMCで「おまたせしました、AKiです。今日は2年間の最後の約束を果たしに来ました!」と、ツアー最後の約束の地であるSHIBUYA CLUB QUATTROでライブが出来る喜びを語ったAKi

「今日は想像も出来ないようなライブにするので、期待してください!」と、“イメージを超えて今、形をなすリアル”を約束すると、2年前にこの会場でライブを行った時は、配信で客席に誰もいませんでした」と当時の記憶を振り返りながら、「今日は新たな曲も持ってきて、新しいAKiを存分に発揮していきたいと思います!」と宣言。

さっそく最新型のAKiを見せるべく、最新シングル「OVERRUN」収録の新曲「Mortal Sin」を披露。

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世の中への怒りや悲しみを表現したダークな世界観に仄かな希望を響かせた、これまで無かったタイプの新曲「Mortal Sin」で会場の雰囲気をガラリと変えると、「ジウ」でさらに深い世界へと引き込み、AKiが底なしの愛を叫ぶ。

さらに歌とベースでリードする、強靭なバンドサウンドで魅了した「Collapsing」、「Day 1」と続き、バンドの多面的な魅力を魅せるAKiバンド。

AKiの力強く重厚なベースと表現力豊かなヴォーカル、MOTOKATSUのダイナミックかつ正確なドラム、YOUSAYと加藤貴之のテクニカルなギタープレイと息の合ったギターアンサンブル、そしてそれらが重なった時に生まれる、この4人ならではのグルーヴ感と音像。

満足にライブの出来なかった2年も決して音楽を止めることなく作品制作や配信ライブを続け、バンドとして大きく進化、成長した4人の演奏に、拍手の音が鳴り止まない。

AKiは「どこへ行っても、みんなに温かく迎えてもらえて、本当にありがたいです」と少し照れくさそうに告げると、2年間、チケットを握りしめてたみんな、今日来てくれたみんなに心から感謝します」と、ファンにお礼を述べた。

 

観客の手拍子に包まれて気持ちを込めて歌い上げた「Diminish」、加藤貴之のメランコリックなアコギの演奏に乗せた歌声が甘く切ない「SCREAM」、眩いミラーボールの光の下で真っ直ぐな愛を届けた「My Love」としっかり聴かせる曲が続いた中盤戦を経て、「この瞬間が永遠に感じるくらい、ライブはやってて幸せです」と素直な気持ちを告げたAKi

「ここから、ぶっ壊れるくらいロックしていくから!!」とオーディエンスを煽り披露した曲は、新曲「NEW ERA」。

間髪入れずに「Be Free」をぶっ放し、激しく勇ましいロックチューンに再びフロアの熱が上がる。

「お前らの拳をステージまで届けてくれ!」と始まった「Brave New World」で拳を上げて飛び跳ねるオーディエンスに、フロアが揺れる。

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ライブもいよいよ終盤。「最高の景色を見せてくれないか?」とAKiが呼びかけて始まったのは、狂ったように暑い夏をさらに熱くさせる「狂奏夏」。

会場中がタオルを回して強烈な熱気を放つフロアは、太陽より熱い空間だったはず。

そして圧倒的な盛り上がりの中で迎えた、本編のラストを飾った曲はツアータイトルでもある新曲「OVERRUN」。

「みんなで踊ろうか?」と軽快なイントロが始まった瞬間、「最高の仲間を紹介します!」とAKiがステージに呼び込んだのは、ゲストヴォーカルの武瑠。

AKiと息の合ったツインヴォーカルで堂々とした歌声を聴かせ、ダンスにラップとたくさんの魅せ場を作った武瑠。

ファンクでグルーヴィーな演奏にピースフルな空気が会場を包み、ハッピーで楽しい雰囲気の中で本編がフィニッシュ。

武瑠と目を見合わせながら歌ったり、肩を組んでみたりと、とにかく楽しそうだったAKiの姿も印象的だった。

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「もうちょっと踊ろうか、渋谷!」と始まったアンコールは「FAIRY DUST」、「共犯」と続き、「みなさんのおかげでツアーを無事完走できそうです!」と満足そうな表情で告げたAKi

「ツアー、楽しかったね!」とメンバーと共にツアー振り返りトークでワイワイ盛り上がり、活動7年目となるバンドの仲の良さを見せると、「今日、約束を果たしに来たと言ったんですけど。約束を果たして終わりではなくて、果たした後に続く約束もあると思って」と、9月に渋谷でアンプラグド・ライブを行うことを発表。

さらに「シドが来年20周年を迎えます。ベースを弾き続けて、シドを続けて来て、ソロって場所があって、ここにたどり着いた。

僕の始まりは全てシドにあって、シドがないとここで支えてくれるみんなもいなかったと思うので。来年は派手にやってやろうと思ってます!」

とシドの20周年に向けての約束をして、アンコールラストとなる「The Inside War」を披露。

WowWowWowと吠えるメンバーの声にオーディエンスが熱く拳を上げると、AKiとバンドメンバー、会場中のオーディエンスが一丸となって、最高潮の盛り上がりを見せる中、『OVERRUN』ツアーは幕を閉じた。

 

アンコール時に発表した<AKi PREMIUM UNPLUGGED LIVE 2022 AS ONE」>は、930日(金)SHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて開催。

「心を一つに」の意味を持つ“AS ONE”のライブタイトル通り、会場が一体となる極上のアコースティック・サウンドを、ギター、キーボード、パーカッション、サックスといった豪華編成でお届けする、1日限りのスペシャルな公演となる。

チケットは、シド 明希のオフィシャルオンラインサロン「Resonants」会員を対象に現在優先予約を受付中。

 

 

文◎フジジュン
写真◎上原 俊

 

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AKi Tour 2022 OVERRUN

202286日(土) SHIBUYA CLUB QUATTRO

SETLIST

 

01. Silly

02. Monolith

03. STORY

04. All Through The Night

05. Mortal Sin

06. ジウ

07. Collapsing

08. Day 1

09. Diminish

10. SCREAM

11. My Love

12. NEW ERA

13. Be Free

14. Brave New World

15. 狂奏夏

16. OVERRUN w/ 武瑠

 

En01. FIARY DUST

En02. 共犯

En03. The Inside War

 

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≪ライブ情報≫

AKi PREMIUM UNPLUGGED LIVE 2022 AS ONE

2022930日(金) SHIBUYA PLEASURE PLEASURE

1st SHOW OPEN 1400 / START 1500

2nd SHOW OPEN 1800 / START 1900

 

【チケット料金】 全席指定 ¥6,600(税込・ドリンク代別) ※4歳以上有料

 

【オフィシャルオンラインサロン「Resonants」優先予約】

 受付期間 202286日(土) 2100816日(火) 2300

ID-S BASIC先行予約】

 受付期間 2022817日(水) 1200823日(火) 1600

 ※2022815日(月)時点でID-S BASIC会員の方が対象となります。

 

詳細はコチラ https://www.dangercrue.com/AKi/live.php 

 

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≪リリース情報≫

OVERRUN  Out Now!

<通常盤(CD+DVD+ダウンロードカード)>

品番 DCCA-10881089 価格 ¥8,800(税込)

【収録曲等詳細はコチラ】 https://www.dangercrue.com/AKi/disco.php 

【楽曲配信はコチラ】 https://aki.lnk.to/NQu2jc 

 

AKiOVERRUNMusic Video  https://youtu.be/t37PrPwX1ZQ 

 

AKi オフィシャルサイト http://www.dangercrue.com/AKi/    

明希 / AKi オフィシャルTwitter https://twitter.com/AKiSID_official 

シド 明希 オフィシャルオンラインサロン「Resonants」 https://lounge.dmm.com/detail/3041/ 

 

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