2023年02月02日 (木)
【ライヴレポート】<XANVALA ONEMAN TOUR「ANS」 #1 “ANNIVERSARY”>2023年1月31日(火)渋谷clubasia◆XANVALAには乱れ舞う無数の髪が波打つ景色がとても似合う。3周年公演でついに声出し解禁!
REPORT - 22:28:15結成から丸3年。1月31日にXANVALAは、渋谷clubasiaを舞台に、ワンマン公演「XANVALA ONEMAN TOUR「ANS」 #1 “ANNIVERSARY”」を行った。この日は、昨年12月より続けてきたツアーのファイナル公演も兼ねていた。当日の模様を、ここにお伝えしたい。
あれから3年…。始動してすぐにコロナ禍により、表立った活動が難しくなった2020年。2021年にはバンドシーンの先鞭を切るようにツアーを実施。2022年には全国ツアーを活動のスタンダードなスタイルにまで引き上げ、時代に則したライブ活動をXANVALAは提示し続けてきた。
ここに至るまでにも数多くの楽曲を生み出してきた。未音源化も含めると、その数は活動3年のバンドとは思えないほど。その3年という活動の日々を集約する意味も含め、XANVALAはこの日の舞台に立っていた。ライブの冒頭を飾ったのは、もちろんこの曲だ。
XANVALAは、世の中へ最初に提示した『鮮やかな猛毒』をライブの冒頭でブチかました。フロア中のΛ(ファン)たちが、高く手を伸ばし、飛び跳ね、頭を揺さぶり続ける。場内の気温が一気に上昇する。凄まじい?むしろ、XANVALAのライブではいつもの光景だ。最初からレッドゾーンを振り切る勢いで始まったライブが、何処まで限界を超えた熱狂の景色をΛたちと共に作り上げられるか…。それが、XANVALAのライブの判断の基準だ。
「ここまでこい!!」と煽る巽に向かって、絶叫と数多くの拳が突き上がる。『デスパレート』で彼らは舞台演出としてレーザーを投影。熱情した景色へ鮮やかな光の数々が彩りを与えることで、互いに熱をぶつけあう関係に、より臨場感を与えていた。凄まじい轟音を打ち放つ『Bamby』でも、意識をぶっ飛ばす衝撃音とシンクロするように、レーザーの光が華やかに瞬いていた。体感的な衝動も嬉しいが、熱狂に彩りを与える視覚的な効果も、間違いなくXANVALAのライブに新しい色を加えていた。ただし、頭を振り乱していた満員の観客たちが、何処までその効果を見ていたか定かではないが…。
曲が進むごとに、激しさと華やかさが増す。『DROID』では、巽とΛたちが真正面から感情をぶつけあうガチンコなライブを見せていた。雄々しい歌声を響かせる巽を、デスボイスで煽る70.。感情の高ぶった70.は、何時しかフロントの最前まで躍り出て観客たちを煽っていた。ここでの彼らは、まさに“己の壊し方“を実戦していた。
すでに、場内には熱気による“もや“がかかっていた。この日は声出し解禁ライブという理由もあり、本編でも、MC中も、ずっとフロアから声が上がっていた。
『独善』の演奏を合図に、フロア中のΛたちが勢い良く飛び跳ねる。オラオラと煽る姿で、歪む音と、がなる声を突きつけるメンバーたち。荒ぶる音の中でも、明瞭に“思い“を伝える巽。その技量が確かだからこそ、舞台上のメンバーたち同士でガチンコでぶつかりあいながら、熱情した音楽を作りあげる。降り注ぐその音に触れ、狂わないほうがおかしい。高笑いする悪魔の化身と化した巽や轟音の黒い洗礼を与えるメンバーらが叩きつけた『左耳の悪魔』でも、フロア中の人たちが理性を狂わせる音楽を全身に浴びながら、恍惚した表情を浮かべ、熱狂に身を捧げていた。
70.の重低音を次々と突きつける轟音ベースプレイを合図に、楽曲は荒くれるギターのカッティングなフレーズも印象深い『ヒトリ舞台』へ。スリリングな音が爆走する演奏の上で、歌心を持った巽の声が高揚を導く先導師となり、ずっと恍惚の虜にしていった。
雨の音が鳴り響く場内。XANVALAの支持を、大きく高めたきっかけになった『ジャノメ』の登場だ。メンバーらとΛたちが野獣と化した姿で互いに牙を剥き出し、感情をぶつけあう。一体感を生み出すバトルがそこに生まれれば、胸を嬉しく揺さぶるサビ歌で、共に歌いながら恍惚へと浸る。まさに、高貴な破壊衝動を満載した楽曲だ。
踏み切りの音を合図に、鋼の鞭をしならせるように打ちつけたのが、過激さとメロウな表情が交錯する『ケ・セラ・セラ』。1曲の中で、飴と鞭両方の刺激を覚えられるのが嬉しい。「ケ・セラ・セラ」と口ずさみながらも、頭を振らずにいれない。エレクトロな要素も巧みに組み込み、ミドルメロウなグルーヴロックを通して意識を横揺れさせる『ゆらゆら』。でも、フロア中のΛたちが大きく揺れ動いていた。
まわりだす映写機の音。これまでの歪んだ音の衝撃を払拭するように、XANVALAは『眠る秒針』の演奏を通し、その場にいた一人一人の心へ、甘く、優しく忍び込む。音の刃で激しく身体を切り刻むだけが熱情を生み出す手法ではない。甘く陶酔した世界へ酩酊するように浸る音楽も、XANVALAには欠かせない魅力。それは、恋しい思いを感情剥き出しに切々と歌いあげる『Dearest』にも言えること。体感的な衝動を持ちながらも、胸を揺さぶる巽の愛しい歌に心が掻きむしられる。巽の歌に合わせ、フロア中から突き上がった多くの手が色鮮やかな花たちのように揺れていた。
「3年間、俺たちなりに戦って、俺たちなりの道を歩んできたつもりです」「声を出せるだけで、ガラッと色が変わるんだなと改めて思いました。本当に大事なものだったんだなって」(巽)
「俺たちにしか作れない、最高の理想郷をここに作りたいんだよ」。覚悟はいいか,死ぬ気でかかってこい!!全部吐き出せ!!」。巽の魂の叫び声を合図に飛び出したのが、『XANADU』だ。場内中にギラギラとした熱情を注ぎ込む。この曲も、XANVALAの存在を大きくヴィジュアルシーンへ知らしめた楽曲だ。後半へと繋いだライブの物語の新たな始まりを告げるに相応しい、ドラマチックな楽曲だ。熱情のダンスは、まだまだ終わらない。
轟音の洗礼を浴びせるように、XANVALAは『C.D.S』を演奏。荒ぶる感情と感情をガチンコでぶつけあい、熱狂という景色を作りあげる闘いが生まれだす。Λたちはもちろん、メンバーらも頭を振りまわし、轟音の嵐を巻き起こした『悪辣が君を襲う』でも、彼らは限界を越える戦いを挑んでいた。それは、Λたちも同じ。轟音と絶叫がぶつかりあい、さらにカオスな空間をそこに作り上げてゆく。 ヒリヒリとした衝撃と艶かしい高揚が重なりあう『joke』でも、フロア中の人たちが飛び跳ね、祭り上がる。そして…。
「俺が憧れたヴィジュアルロック。それがあったおかげで、俺は冗談みたいな道の上であなたに会った。きっと、全部必然だと俺は思ってる。4年目ここから先、変わらず俺は夢を歩んでいきます。少しだけ胸を晴れるようになったこの胸で、あなたに夢を見させます」(巽)
きっと『アーティスト』という楽曲は、いろんな境界線を越え、たくさんの人たちをヴィジュアルロックの虜にしてゆく曲に成長してゆく。そんな期待を覚えたくなる歌だ。XANVALAがいくつも手に持つ、羽ばたくための武器。その一つとして、『アーティスト』も、ライブの場を重ねるたびにあるべき姿に成長し続けている。立て続けに披露したのが、タイトルへΛの文字を記したように、メンバーとΛたちを強く結び合う高揚シンガロングナンバーの『ΛLIVE』。互いの絆をきつく結び合うその声は、しっかりと心に届いていた。
最後にXANVALAは、3月から新たに始めるツアーのタイトルにも刻んだ『NIX』を演奏。巽の歌からスタート。楽曲は派手で華やかな演奏をぶち噛まし、この空間に、魂を奮わせる音を振りまいていった。スケール大きく、熱を抱いた楽曲だ。この曲でふたたびレーザーの演出も登場。雄大なスタジアムロックナンバーを、さらに懐の深い曲として見る人たちに印象づけていった。
アンコールでXANVALAは、これからのシーンに新たな音楽の変革を成すと宣言するように 『文明開花』を演奏。フロア中にザンバラと咲き乱れる無数の髪。サビ歌では、数多くの扇子が華やかに舞い踊る。これは祭りだ。新しい時代の夜明けを盛大に祝う、華やかな宴だ。
「生きていくことが,わたしの聖なる戦争だ」。メンバーとΛたちが、互いに感情を剥き出しにぶつけあう。『聖戰』を通し、絶頂へ向かって互いに交わしあった、熱情と興奮という名の拳のバトル。『誰が為の幸福論』では、「ガタガタガタガタうるせぇな!!」と歌い叫ぶ巽の声に合わせ、我を忘れて夢中になれる最強で最高の幸福を、くしゃくしゃの笑顔で分かち合っていた。最後にXANVALAは『SCALA』を叩きつけ、これが4年目を駆け抜けるXANVALAだという姿を示していった。その逞しい姿へ、また頭を振り乱し、ついていきたい。フロア中から突き上がった多くの拳と、フロアに舞った多くのざんばら髪やしゃがれた絶叫が、それを物語っていた。
でも、何か忘れてないか。XANVALAを始めたときから、ずっとライブに暴れ乱れる景色を作りあげてきた『CREEPER』を二度目のアンコール曲として演奏。この日は、フロア中から沸き立つ凄まじい絶叫も、『CREEPER』を激しく彩る嬉しい要素として加わっている。巽のシャウト声とシンクロするように騒ぎ祭るΛたち。やはりXANVALAのライブには、ざんばらと乱れ舞う無数の髪の毛の波打つ景色がとても似合う。この日のような景色は、きっと3月から始まる新たな全国ツアー「XANVALA ONEMAN TOUR「ANS」#2 “NIX”」でも体感できるはずだ。熱狂のこの続きのベルが鳴るのは、間もなくだ。
PHOTO:Λ.kwsk(@a_kwsk_1985)
TEXT:長澤智典
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<セットリスト>
『鮮やかな猛毒』
『デスパレート』
『Bamby』
『DROID』
『独善』
『左耳の悪魔』
『ヒトリ舞台』
『ジャノメ』
『ケ・セラ・セラ』
『ゆらゆら』
『眠る秒針』
『Dearest』
『XANADU』
『C.D.S』
『悪辣が君を襲う』
『joke』
『アーティスト』
『ΛLIVE』
『NIX』
-ENCORE-
『文明開花』
『聖戰』
『誰が為の幸福論』
『SCALA』
-W ENCORE-
『CREEPER』
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<ライヴ>
■XANVALA ONEMAN TOUR 「ANS」#2 “NIX”
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3月3日(金)心斎橋soma
18:30 / 19:00
https://eplus.jp/sf/detail/3803510001-P0030001
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3月4日(土)HOLIDAY NEXT NAGOYA
17:30 / 18:00
https://eplus.jp/sf/detail/3803550001-P0030001
…………………………………………
3月6日(月)浜松FORCE
18:00 / 18:30
https://eplus.jp/sf/detail/3803570001-P0030001
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《EXHIBITION LIVE》
4月5日(水)福岡graf
17:00 / 17:30
w/ タラれば / アルスト
https://eplus.jp/sf/detail/3803640001-P0030001
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4月6日(木)福岡graf
18:00 / 18:30
https://eplus.jp/sf/detail/3803680001-P0030001
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4月8日(土)広島SECOND CRUTCH
17:30 / 18:00
https://eplus.jp/sf/detail/3803690001-P0030001
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4月9日(日)松山サロンキティ
17:30 / 18:00
https://eplus.jp/sf/detail/3804570001-P0030001
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4月11日(火)岡山IMAGE
17:00 / 17:30
https://eplus.jp/sf/detail/3803710001-P0030001
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4月21日(金)仙台spaceZero
18:30 / 19:00
https://eplus.jp/sf/detail/3803720001-P0030001
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4月22日(土)郡山CLUB #9
17:30 / 18:00
※会場変更となりました。
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5月13日(土)金沢gateBlack
17:30 / 18:00
https://eplus.jp/sf/detail/3803750001-P0030001
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5月14日(日)長野LIVE HOUSE J
17:30 / 18:00
https://eplus.jp/sf/detail/3803760001-P0030001
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5月16日(火)新潟CLUB RIVERST
17:30 / 18:00
https://eplus.jp/sf/detail/3803770001-P0030001
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5月20日(土)札幌CrazyMonkey
17:30 / 18:00
https://eplus.jp/sf/detail/3803790001-P0030001
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5月21日(日)札幌CrazyMonkey
15:30 / 16:00
https://eplus.jp/sf/detail/3803800001-P0030001
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《#2 TOUR FINAL》
5月26日(金)渋谷clubasia
18:00 / 18:30
https://eplus.jp/sf/detail/3803840001-P0030001
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[チケット]
前売¥2,000 / 当日¥2,500
※D代別
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《ファイナルのみ》
前売¥4,000 / 当日¥4,500
※D代別
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■3/3~3/6
A:e+ プレオーダー (A1~)
・受付期間 2/1(水)12:00 ~ 2/8(水)18:00
・入金期間 2/10(金)13:00 ~ 2/13(月)21:00
B : e+ 一般 (B1~) 2/18(土)10:00 ~
…………………………………………
■4/5~4/22
A:e+ プレオーダー (A1~)
・受付期間 2/22(水)12:00 ~ 2/28(火)18:00
・入金期間 3/2(木)13:00 ~ 3/5(日)21:00
B : e+ 一般 (B1~) 3/11(土)10:00 ~
…………………………………………
■5/13~5/21
A:e+ プレオーダー (A1~)
・受付期間 3/15(水)12:00 ~ 3/22(水)18:00
・入金期間 3/24(金)13:00 ~ 3/27(月)21:00
B : e+ 一般 (B1~) 4/1(土)10:00 ~
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■TOUR FINAL
A:e+ プレオーダー (A1~)
・受付期間 3/22(水)12:00 ~ 3/29(水)18:00
・入金期間 3/31(金)13:00 ~ 4/3(月)21:00
B : e+ 一般 (B1~) 4/8(土)10:00 ~
※声出し等の可否は開催時の会場のガイドラインに準拠します。
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ライブ日程は、こちら。
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SNS
https://www.instagram.com/xanvala/
https://www.youtube.com/channel/UCq1DiSYb5VybCRkwcebXJvQ
2023年02月02日 (木)
【ライヴレポート】<Petit Brabancon「Petit Brabancon EXPLODE -01-」>2023年1月28日(土)チームスマイル・豊洲PIT◆凄まじい轟音と熱気が蠢く狂気の夜──。
REPORT - 20:00:17とんでもないことになっていた……。
昨年9月のZepp Haneda(TOKYO)から4ヶ月、Petit Brabanconは狂犬を超えたモンスターと化していたのである。
2023年1月28日、豊洲PITで『EXPLODE -01-』は凄まじい轟音と熱気が蠢く狂気の夜になった。
無機質なオープニングSEが鳴り響き、大きな拍手に迎えられながらメンバーがそれぞれの持ち場につく。
最後に京がゆっくり闊歩しながらステージのセンターへ。背中を丸めるようにマイクを構えると、カウントもアイコンタクトもなしに、声とバンドの音が襲いかかる。
その殺気を帯びた歌声と地鳴りのごとく響く音が、会場にいる全員をPetit Brabanconの狂気の世界へと引き摺り込んでいく。
「かかってこぉぉーい!!」
オリエンタルなギターのフレーズが、京の叫びによって、津波のような轟音に変わる。
ひたすらに重く、異様なほどに分厚いバンドアンサンブルが猛り狂う。
グッと重心を低くしたグルーヴがひた走る「Ruin of Existence」。淡々としたリズムに、京は狂ったように様々な叫びを乗せる。
yukihiroがクールなビートを刻み、ミヤ(Gt/MUCC)がスケールアウトしていくようなリフを重ねていく「渇き」。
野太い咆哮と突き抜けるようなハイトーンを使い分けていく京。
高松浩史(Ba/ The Novembers)は堅実的にプレイしながらも刺々しい低音を鳴らし、ミヤとantz(Gt/Tokyo Shoegazer, ex-acid android)のギターは、ローチューニングという物理的なところだけではないヘヴィネスなプロダクトでバンドサウンドの壁を構築する。
そんな混沌とした重低音の嘶きのなかで、異様なほど抜けが良く乾いたスネアを打ちつけていくyukihiro。
俯きながら軽やかにストロークする。手数が多いわけでも、パワードラムでもないが、その一打一打は芯があり確実に重い。
大蛇が地を這うヘヴィサウンドながらも、的確で精確にビートを刻み込むyukihiroのドラムが、Petit Brabanconをラウドロックやメタルといったジャンルで安易に括ることのできない稀有な存在にしている。
「OBEY」では初めてのスタンディング形式のライヴということも相俟って、早くもフロアとの一体感を見せる。
次々と曲を繰り出していく5人の演奏はこれまでと違った楽曲の表情で魅了する。
アルバムの音源と大きく変化していることはもちろん、前回のツアーファイナル時より、ロックバンドとしての更なる進化を感じたのである。
バンドがライヴを重ねるごと、楽曲と共に変化していくことは当たり前のことでもあるのだが、こうして猛者が集ったプロジェクト的な印象の強いPetit Brabanconから、そうしたバンドとしての急激な進化を感じることができたのは大きな驚きでもあり、嬉しくもあった。
Petit Brabanconで初めて5弦ベースを手にしたという高松も、感情の赴くまま身体全体でギターを鳴らすantzも、前回よりもリラックスしてライヴに臨んでいることはそのステージングからわかった。
そしてミヤだ。MUCCではギタリストであると同時に自らが先導する、
楽曲とサウンドのイニシアチブを握ったプロデューサー的な立場でもあるわけだが、Petit Brabanconでは、yukihiroという完璧なバンドの屋台骨が存在し、圧倒的なカリスマ・京がフロントにいる。
高松がボトムを支えて、ツインギターの相方としてのantzがいる。
そうしたメンバーに積極的に絡みにいくミヤの肩肘張らないステージの姿は、いちギタリストとして、純粋にライヴを楽しんでいるように思えた。
そんなミヤがken(L’Arc~en~Ciel)のシグネチャーモデル、Fender ken Stratocaster® Experiment #1を手にした「come to a screaming halt」。
ヘヴィなアンサンブルが幽玄なシンセサウンドに乗って伸びやかに変化するトリップホップ。
高松のうねるようなグルーヴが重々しく禍々しく楽曲を差配し、京が艶めかしく妖しく歌う。
場内には煙を含んだ無数のスモークバブルが舞い、ステージ後方にはプロジェクションマッピングによって大きな目が映し出される。
そして、場内サイドに設置されたモニターには「神、悪、人間、信仰、証明、価値……」といった文字が映し出され、美しい悪夢のような世界を演出していった。「come to a screaming halt」は元々、yukihiroがACID ANDROID用に作ったという曲だが、この日披露された新曲「surely」もそう思わせるエレクトロサウンドが特徴的なナンバーだった。yukihiroの妙に説得力のあるビート。
シーケンスに絡むフィル、両手のハイハット捌き……他では聴くことのできない、見られないようなドラミングが心地よい。
ニヒルな京のボーカルもシナジーとなり、Petit Brabanconのロックバンドとしての大きな懐を垣間見た。
ギターの無国籍フレーズ、儀式的なトライバルムードが引っ張っていく「無秩序は無口と謳う」からのゴシックな「非人間、独白に在らず」。
気が触れたかのように痙攣する動きを見せた京は、おもむろに己の口の中に指を挿れ、引っ掻くと、血を吐いた……。
その血を顔に塗りたくり、血まみれになって絶叫する京の姿をまさかPetit Brabanconで見るとは思わなかった。
しかしながら、京のそうした自傷行為は、ひたすらに負の感情を叩きつけていくDIR EN GREYのときとは少しだけ違って見えた。
それは獣のようなグロウルも、耳をつんざくホイッスルボイスも同じだ。そのひとつひとつがより衝動的で人間的なものに思えたのである。
前回のツアーでも披露された未音源曲「Miserable」。変幻自在のアンサンブルと、多様な声色を操る京が織りなすカオティックな世界が拡がっていく。
「狂ってこい! 狂ってこい!」
京の煽りにオーディエンスも全力で応える。無声の歓声が湧き上がり、頭を振り、腕を上げ、「疑音」へ。
ミヤは京の隣に寄り添ってみたり、antzと向かい合って呼応するようにプレイする。
メンバーそれぞれが黙々と演奏していく印象の強いなかで、その間を自由に行き来るミヤの存在にこのバンドの新たな可能性を見た。
「いけんのかー!? いけんのかー!? お前ら、ひとつになれんのか!? もっと噛みついてこい!!!!」
オーディエンスの士気を残らず絞り出させるように京が叫ぶ。イントロが鳴り響いた瞬間、沸き立つフロア。
ラストはアッパーなパンクチューン「Don’t forget」だ。下手のミヤと上手のantzは立ち位置を入れ替わって、オーディエンスを煽っていく。
ミヤが高松に向かって拳を突き出すと、お互い向き合って顔を確認しながらプレイする。
アイコンタクトやセッション的なものとは程遠いバンドだと勝手に思っていたのだが、ライヴを通してバンドとしての大きな手応えを感じていることがわかる、印象的な一幕だった。
こうして約70分のライブは幕を閉じた。時間で見れば短めかもしれないが、濃密で濃厚すぎるライヴであった。
メンバーが引き起こす化学反応という部分では、それぞれの個性とキャリアを持ち寄って生まれた『Fetish』制作時に既に起きていたわけだし、そこからライヴを重ねるごとによって更なる進化を遂げ、深化していった。
そして、今新たなフェーズに突入しようとしている。5人が次を見据えていることは、6月のEPリリースと7月のツアー『INDENTED BITE MARK』の発表が物語っている。
狂犬を超えたモンスター、Petit Brabancon。
異形のヘヴィロックをかき鳴らし、この先も大きな牙を剥き出しにしながら我々に噛みついてくるのだ。
文◎冬将軍
写真◎尾形隆夫 (尾形隆夫写真事務所)/鳥居洋介/ Taka“nekoze photo”
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Petit Brabancon 「Petit Brabancon EXPLODE -01-」
2023年1月28日 チームスマイル・豊洲PIT
SETLIST
01. Isolated spiral
02. Ruin of Existence
03. 渇き
04. OBEY
05. A Praying Man
06. come to a screaming halt
07. 刻
08. 主張に手を伸ばす修羅
09. 無秩序は無口と謳う
10. 非人間、独白に在らず
11. surely
12. I kill myself
13. Pull the trigger
14. Miserable
15. 疑音
16. Don’t forget
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≪LIVE≫
■Petit Brabancon Tour 2023「INDENTED BITE MARK」
7月12日(水) 東京 Zepp DiverCity OPEN 18:00/START 19:00 [問]HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999
7月13日(木) 愛知 Zepp Nagoya OPEN 18:00/START 19:00 [問]サンデーフォークプロモーション 052-320-9100
7月17日(祝・月) 大阪 Zepp Osaka Bayside OPEN 17:00/START 18:00 [問]SOUND CREATOR 06-6357-4400
7月22日(土) 宮城 SENDAI GIGS OPEN 17:00/START 18:00 [問]ノースロードミュージック仙台022-256-1000
7月23日(日) 神奈川 KT Zepp Yokohama OPEN 17:00/START 18:00 [問]HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999
7月29日(土) 福岡 Zepp Fukuoka OPEN 17:00/START 18:00 [問]キョードー西日本 0570-09-2424
【チケット料金】
<SSスタンディング(前方エリア・オリジナル特典付き) > 25,000円(税込・整理番号付き・ドリンク代別)
<一般スタンディング> 8,800円(税込・整理番号付き・ドリンク代別)
<2階SS指定席(2階席前方エリア・オリジナル特典付き)> 25,000円(税込・ドリンク代別)
<2階指定席> 8,800円(税込・ドリンク代別)
【チケットオフィシャル最速先行】
イープラス https://eplus.jp/pb/
2023年1月28日(土)19:30~2月5日(日)23:59
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≪RELEASE≫
■Petit Brabancon New EP
5曲入り
詳細は後日発表
■ライヴBlu-ray 「Resonance of the corpse」 発売中
【完全限定盤(Blu-ray 2枚)】DCXA-2/3 11,000円 (税込) VHS風特製パッケージ ※SOLD OUT
【一般流通盤(Blu-ray1枚)】DCXA-4 5,500円 (税込)
<収録楽曲> 1.渇き2.Don’t forget 3.主張に手を伸ばす修羅 4.come to a screaming halt 5.非人間、独白に在らず 6.刻
7.Pull the trigger 8.無秩序は無口と謳う 9.OBEY 10.Isolated spiral 11.疑音
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≪EVENT≫
■“KNOTFEST JAPAN 2023”
4月1日(土)、2日(日)幕張メッセ国際展示場 9-11ホール
※Petit Brabanconは2日(日)に出演
DAY1″ROADSHOW”:4月1日(土) ※2022年4月9日(土)振替公演 OPEN 9:00 / START 11:00 ※変更となる場合がございます
DAY2″FESTIVAL”:4月2日(日) ※2022年4月10日(日)振替公演 OPEN 9:00 / START 11:00 ※変更となる場合がございます
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Official Web: https://www.petitbrabancon.jp/
Twitter: https://twitter.com/PetitBra_staff
YouTube: https://www.youtube.com/c/PetitBrabancon_official
Instagram: https://www.instagram.com/petitbrabancon.official/
Facebook: https://www.facebook.com/petitbrabancon.official
2023年01月28日 (土)
【ライヴレポート】<PENICILLIN 30 th anniversary TOUR パライゾマスター〜SUPER HEART CORE’22~ 東京キネマ倶楽部>2023年1月13日(金)東京キネマ倶楽部◆パライゾ=楽園世界が遂に完成。
REPORT - 18:00:40楽園たる空間はそこに確かに存在していた。2022年に30周年を迎えたPENICILLINが、フルアルバムとしては実に8年ぶりの作品となる『パライゾ』を発表し、そのうえでこれまた3年ぶりに臨んだ全国ツアー[30th anniversary WINTER TOUR「パライゾマスター」]は、本来であれば昨年12月16日にSpotify O-EASTにてファイナルを迎えるはずであり、しかもその当日はフロントマン・HAKUEIのバースデーライヴとしての意味合いを持っていたものの、なんと不遇にもこれはHAKUEI本人の体調不良によってキャンセルとなってしまうことに…。とはいえ、これまで30年もの間シーンの中で生き抜き続けてきたPENICILLINはすぐに臨機応変な対応をとることで、2023年1月13日にその機会を持ち越すことを決めたのだった。かくして、このたび東京キネマ倶楽部に場を移して開催されたツアーファイナル+HAKUEIのバースデーライヴは、そのままPENICILLINの描きだすパライゾ=楽園世界の復活を意味していたとも言えよう。
「こんばんは、PENICILLINです。会場に来てくださったみなさん、配信でご覧になっているみなさん、あけましておめでとうございます。昨年の12月16日はわたしの誕生日であり、今回のツアーファイナルが行われるはずだったんですが、その節はコロナ感染ということでお越しになるみなさんの予定を潰してしまうことになってしまいました。もちろん、自分としてもなりたくてなったわけではないですし、本当に悔しかったです。体調不良でライヴをトバすなんてこの30年あんまりなかったんですけど、今思うとあれは大学を卒業してすぐくらいの頃に麻疹になって、42度くらい熱が出て入院してSIAM SHADEとの対バンをトバした時以来ですね。あの時はSIAM SHADEのメンバーも協力してくれて、サイコロトークみたいなのをみんなでやってくれたらしいんですけど、今回に関してはさすがにそういうわけにもいかなかったんで(苦笑)、大変申し訳なかったんですが延期をさせていただきました。ほんっっとすみませんでした!でも、今日こうしてみなさんと会えうことが出来て凄く嬉しいです。ありがとうございます!!」(HAKUEI)
アルバム『パライゾ』でも冒頭を飾っていたアグレッシヴチューン「憂鬱と理想」で幕を開け、そこから「パライゾ -30th ver.-」というかたちに転生したアルバム表題曲や、少し懐かしい「Rosetta」が場内へと投下されたのち、今宵の初MCにてHAKUEIがこう述べた時にみせた彼の笑顔と、その様子を見守る千聖とO-JIROのやわらかな表情から得も言われぬ安堵感がうかがえたのは何も筆者だけではあるまい。
「気持ち的には、やっと今日ここで誕生日を迎えられた気がしてます。52歳になりました。(中略)まぁ、コロナにやられっぱなしというのはちょっと悔しいですし、この経験から何かを得たいなと思って実はタバコをヤメたんですよ。今まで以上に1本ずつのライヴを大切にしなければ、という気持ちも今回のことで思い知りましたしね。本日も思い切り楽しんでいきましょう!!」(HAKUEI)
転んでもただでは起きない、良い意味でのしぶとさや逞しさ。それはこの場でのパフォーマンス全編から存分に感じられたところで、HAKUEIの歌の魅力が特に際立っていた「border line」や、爛熟しすぎのSNS文化がもたらす功罪をPENICILLIN流にシニカルな視点で描いた「Social Networking Suicide」をはじめとして、アルバム『パライゾ』の各収録曲を軸としながら、この30年の間に生まれてきた「バラ」や「サファイヤアンドロイドの夢~JULIET II~」なども随所に織り込まれたセトリは、確かなキャリアを持つロックバンド・PENICILLINの強い個性をいかんなく打ち出していたように思う。
また、今回のライヴではアルバム『パライゾ』のリリースから程なく発表された3曲入りパンフレットCD『カタストロフィ』から、いちはやく新曲「Why」が披露される場面もあったのだが、この『カタストロフィ』は『パライゾ』との相関関係を持つものでもあるため、PENICILLINの創りだす楽園世界のより深い部分にもこのライヴを通して触れることが出来たのではなかろうか。
本編ラストを〈止まらない 止められない ここからは君次第さ〉という歌詞が印象的な「Time Machine」で締めくくったあとには、アンコールにおいてHAKUEIの誕生日を約1カ月遅れで祝う豪華なバースデーケーキがメンバーから贈呈される微笑ましい場面もありつつ、PENICILLINの歴史を語るうえでは外すことの出来ないヒットチューン「ロマンス」までが聴けたこのライヴは、結果的にライヴ空間というものこそがPENICILLINと彼らを愛する人々にとってのかけがえのない楽園なのだ、ということを実感させてくれたものだったと確信する。
ちなみに、来たる2月1日にはPENICILLIN 30th Anniversary BEST『30 -thirty- Universe』が発表となるほか、2月11日と12日はPENICILLIN自体の生誕を祝うライヴであると同時にバレンタインの要素も盛り込むという贅沢な企画ライヴ[PENICILLIN HAPPY BIRTHDAY & VALENTINES DAY LIVE SPECIAL 2023]を新宿ReNYにて開催し、さらには2月18日から4月16日の新宿BLAZE公演まで続く全15本の全国ツアー(タイトル未定)も敢行するというPENICILLIN。30年という月日に培われた底力、そしてコロナ禍を超えてますますの胆力を得た彼らが、ここからより魅力的な楽園世界を創世していってくれるのは間違いなさそうだ。
PHOTO:折田琢矢
TEXT:杉江由紀
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<セットリスト>
30 th anniversary TOUR
パライゾマスター~SUPER HEART CORE’22~
東京キネマ倶楽部
1、憂鬱と理想
2、パライゾ
3、Rosetta
4、サファイアアンドロイドの夢
5、LIVING DOLL
6、Screaming Dead
7、バラ
8、border line
9.CRASH
10、Social Networking Suicide
11、J. I. S
12、WHY? (新曲)
13、heart beat
14、快感∞フィクション
15、Time Machine
En1
- 想創シンドローム
2、Samurai Boy
3、ロマンス
En2
1、For Beautiful Mad Human Life
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★PENICILLIN Web★
【ファンクラブ入会案内】
https://www.penicillin.jp/fanclub/enrollment
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<CD情報>
★ペニシリン結成30年
PENICILLIN 30th Anniversary BEST
「30 -thirty- Universe」
2023年2月1日(水)発売
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<限定盤>
4CD+Book / ゲイトフォールドLPサイズジャケット+4CD+ブックレット
UPCY-90192 / ¥12,100(tax in)
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<通常盤>
3CDデジパック+ブックレット
UPCY-7089/11 / ¥6,600(tax in)
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<ライブ情報>
■PENICILLIN HAPPY BIRTHDAY & VALENTINES DAY LIVE SPECIAL 2023
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2月11日(土) 新宿ReNY
開場17:30/開演18:00
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2月12日(日) 新宿ReNY
開場16:30/開演17:00
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◎オールスタンディング:9,000円(税込/D別) ※未就学児入場不可
[問]サイレンエンタープライズ 03-3447-8822
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=TICKET=
*一般発売(先着)
1月28日(土)
■PENICILLIN 30th Anniversary Tour 「30 -thirty- Universe 」
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2月18日(土) 西川口Hearts
開場17:00/開演17:30
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2月19日(日) 柏PALOOZA
開場17:00/開演17:30
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2月23日(木祝) 京都MUSE
開場17:00/開演17:30
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2月25日(土) 福岡DRUM Be-1
開場17:00/開演17:30
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2月26日(日) 福岡DRUM Be-1
開場16:00/開演16:30
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3月05日(日) 仙台MACANA
開場17:00/開演17:30
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3月11日(土) 浜松窓枠
開場17:00/開演17:30
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3月12日(日) 名古屋BOTTOM LINE
開場17:00/開演17:30
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3月18日(土) 札幌cube garden
開場17:00/開演17:30
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3月19日(日) 札幌cube garden
開場16:00/開演16:30
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3月25日(土) 大阪umeda TRAD
開場17:00/開演17:30
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3月26日(日) 神戸VARIT.
開場17:00/開演17:30
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4月08日(土) 岡山YEBISU YA PRO
開場17:00/開演17:30
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4月09日(日) 広島Live space Reed
開場17:00/開演17:30
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4月16日(日) 新宿BLAZE
開場17:15/開演18:00
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◎オールスタンディング:8,500円(税込/D別) ※未就学児入場不可
◎福岡・札幌 各2DAYS通し券[FC先行のみ・整番は2日間共通]:15,000円(税込/D別)
[総合問]サイレンエンタープライズ 03-3447-8822
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=TICKET=
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◆対象公演:2/18西川口Hearts~3/12名古屋(8公演)◆
*一般発売(先着)
1月28日(土)
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◆対象公演:3/18札幌~4/16新宿BLAZE(7公演)◆
【FC[QUARTER DOLL]会員先行(抽選)】
受付期間:1月30日(月)12:00~2月6日(月)23:59
受付URL:会員コンテンツ内にてご案内
制限枚数:各公演お1人様1申込4枚
MOBILE FC会員先行(抽選)
受付期間:1月30日(月)12:00~2月6日(月)23:59
受付URL:会員コンテンツ内にてご案内
制限枚数:各公演お1人様1申込4枚
オフィシャル先行(抽選)
受付期間:2月7日(火)12:00~2月13日(月)23:59
受付URL:https://eplus.jp/penicillin2023/
制限枚数:各公演お1人様1申込4枚
…………………………………………
*一般発売(先着)
2月25日(土)