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2023年03月27日 (月)

【ライヴレポート】<Cazqui’s Brutal Orchestra LIVE 001 “幻紫蝶-ヴァイオリア-”>2023年3月7日(火)新宿BLAZE◆

REPORT - 23:00:27

Cazquiが主宰するソロプロジェクト・Cazqui’s Brutal Orchestraが3月7日、新宿BLAZEにて「Cazqui’s Brutal Orchestra LIVE 001 “幻紫蝶-ヴァイオリア-”」を開催した。

昨年11月に青山RizMにて行われた「Cazqui’s Brutal Orchestra LIVE 000 “Dēmonstration”」に続いて、この公演も無料ライブという異例の2公演連続の無料ライブとしたのは、「来たいと思っている人がなるべくみんな来れるように」というCazquiの思いからだった。

 

 

その思いに呼応するように、会場は満員。そして、今回の「Cazqui’s Brutal Orchestra LIVE 001 “幻紫蝶-ヴァイオリア-”」は、昨年末に公開されたMV『THE BUTTON EYES』に出演した”オーケストラクルー”と呼ばれるメンバーが勢揃いするというライブでもあり、ステージもフロアも圧巻の風景という”美しき混沌”が広がっていた。

 

 

ライブは、昨年にMVが公開された『THE BUTTON EYES』をはじめ、以前にリリースされた『OSWALD』、そして今回のライブに公式LINEから応募した当選者への特典の「デモアルバム」からの曲を全て披露するなど、Cazqui’s Brutal Orchestraの世界をじゅうぶんに感じる内容となっていた。
圧倒的なステージパフォーマンスと演奏力、そして楽曲の魅力的な世界観に溢れた今回のワンマンライブ。
まだまだ新たな試みを考えているというCazqui’s Brutal Orchestraのこれからに大注目してほしい。

 

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Cazqui’s Brutal Orchestra LIVE 001 “幻紫蝶-ヴァイオリア-”

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<Orchestra crew>

7strings:Cazqui
Vocal:架神(DEXCORE)
Guitar:Daichi
Bass:Boogie(JILUKA)
Violin:弓代星空(AURORIZE)
Manipulator:Velladon
Drums:Zyean(JILUKA)

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SET LIST

 

NOCTURNE~SE
M1 THE BUTTON EYES
M2 DEBRIS
M3 THE HEAVEN’S OPEN
M4 退廃のエルドラド
~Velladonソロ
M5 RE:NOSTALGIA
M6 光葬
M7 CLEARLANCE
~弓代星空ソロ
M8 幻紫蝶-ヴァイオリア-
M9 THE FANATIC DANCERS

(ENCORE)
En1 AQUALIUM
En2 造花のレヴィアータ
SE:The rupture of a blood vessel
En3 OSWALD
En4 THE BUTTON EYES


2023年03月20日 (月)

【ライヴレポート】<有村竜太朗 BIRTHDAY LIVE 2023 -ROOM306->2023年3月6日(月)

REPORT - 19:00:15

Plastic Treeのボーカリストとして活躍する傍ら、ソロアーティストとして、活動を続けている有村竜太朗。自身の誕生日である36日は、ソロとしての足跡をかみしめつつ、ファンとともにライブでお祝いを共有する日でもある。

今年もまたその日がやってきた。「有村竜太朗 BIRTHDAY LIVE 2023 -ROOM306-」と銘打った公演は、今年も会場をホテルの特別な部屋に見立て、そこにお客様を招待するというユニークなコンセプト。果たして、今年のおもてなしはいかに……

 

 

場内が暗転し、オープニングにはホテルの館内をイメージした映像が映し出される。その後、おなじみのDEMONSTRATIONsのメンバー(B.鳥石遼太、Dr.高垣良介、ManipulatorKey.野村慶一郎)が登場。

本編前半のゲストギタリスト、悠介(lynch./健康)もスタンバイ。大きな拍手に迎えられ、最後に有村竜太朗がステージへ。ピアノに歩み寄ると、静かなトーンでインスト曲「幻形テープ/genkeitêpu」を弾き始める。おごそかな出だしで会場は幻想的な空気に包まれていく。

 

2曲目の「浮融/ fuyuu」では悠介のギターがジワジワと存在感を発揮。エッジの効いたサウンドに煽られて、場内は熱を帯び始めた。曲が終わると、拍手だけでなく、「竜太朗!」と名前を呼ぶ声が混ざる。最初のMCでも有村は声出し解禁のライブであることに触れ、久々に体験する通常のライブへの期待を滲ませた。

3曲目以降は「くるおし花/kuruoshibana」や「猫夢/nekoyume」など、アッパーなナンバーを連発。声出しアリの影響なのか、観客のノリも明らかに違う。突き上げる手も体の動きも、生き生きとしているのだ。

「魔似事/manegoto」「色隷/sikirei」と、曲は進み、前半のラスト曲「19/jukyusai」へ。浮遊感のあるギターから、記憶の奥底をえぐられるような、優しくもノイジーなサウンドが広がっていく。ここに有村の繊細な声が乗ることで、郷愁感が増幅されるのだ。曲が終わり、ギターの残響が響く中、ライブは後半へ。

 

 

背後には時計が映し出され、秒針の音が響く。ライブは再びゆったりと動き始め、「鍵時計/kagidokei」「円劇/engeki」へと続く。優しく沁みていく2曲に、観客はじっと聴き入った。また、後半のゲストギタリストには生熊耕治(cune /BLUEVINE)が参加。キレのあるギターでバンドに切り込んでいく。

 

2回目のMCで有村は「声出しに感動!膝が崩れそう()」と、客席からの声援に表情をゆるませていた。そして、今回の会場であるSpotify O-EASTについては、「昔からお世話になってます。大好きな会場であります。hiro(202111月に急逝した有村の盟友であり、teのギタリスト。DEMONSTRATIONsのメンバーでもあった)と一緒にセッションで出演したこともある。今日、たぶんhiroも来てると思う。絶対来てるね!」と亡き親友に思いを馳せた。その後、ノスタルジックに響く「ザジ待ち/zajimachi」やキャッチーな「憑影と月風/tsukikagetotsukikaze」で、メリハリをつける。こうしてライブは佳境へと進んでいく。

 

 

憂いと儚さが共存する歌詞がグッとくる「また、堕月さま/mata,otsukisama」、毎回エモーショナルな演奏で酔わせる「日没地区/nichibotsuchiku」は、ラスト間近の時間帯を熱く盛り立てた。火照りを落ち着かせるように切ない喪失感を歌った「恋ト幻/rentogen」を熱唱したあとは、クロージング曲の「幻形フィルム/genkeifuirumu」での空気に戻していった。

 

本編が終わると、有村から嬉しい知らせが告げられる。何と、73日にre-arrange ALBUM「≒demo」のリリースと、それに先がけて3/7の「≒nekoyume」から4か月連続で配信リリースを行うと発表したのだ。さらには有村竜太朗 + demons TOUR2023「≒demo」の開催も決定。嬉しい知らせに観客からは歓声が上がった。

その後、観客からは手拍子とともに「アンコール!」の生声援が飛ぶ。このリアルな声に答え、ステージに戻ってきた有村は「アンコールの声、すげ~嬉しいです!」と発言。

やはり生声のパワーには感極まるものがあったようだ。アンコールではリアレンジバージョンの「≒nekoyume」を披露。そして、ダブルアンコールでは、メンバー紹介の流れから有村へのサプライズが用意されていた。

 

前もって座席に用意されていた小さなLEDキャンドルを灯し、ピアノ演奏をキッカケに観客がバースデーソングを合唱というもの。これには「嬉しいです! ありがとう!」と有村も大感激。まさに声出し解禁だからこその感動的なプレゼントとなった。やはり声の持つパワーは最強である。

 

有村は感謝を込めて、「日没地区/nichibotsuchiku」と「鍵時計/kagidokei」のリアレンジバージョンをプレイ。ここでは本日のゲストギタリスト2人が加わり、華やかなギターの競演も楽しめた。コロナ禍を経て、新たな一歩を歩み始めた有村竜太朗。今年はアクティブな年になりそうだ。

 

 

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<リリース>

 

202373()発売

有村竜太朗 re-arrange ALBUM「≒demo

[収録数]全13曲予定

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202373日発売 有村竜太朗 re-arrange ALBUM「≒demo」発売に先駆け、

4ヶ月連続先行配信

 

3/7()「≒nekoyumehttps://linkco.re/x7h8NaGB

4/6()0:00~「×××××

5/6()0:00~「×××××

6/4()0:00~「×××××

 

 

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<ライヴ>

 

■有村竜太朗 + demons TOUR2023「≒demo

7/8() 千葉LOOK (千葉県)

7/15() 大阪TRAD (大阪府)

7/17() 今池CLUB UP SET (愛知県)

8/5() 下北沢シャングリラ (東京都)

 

詳細:https://arimuraryutaro.com/contents/623149

有村竜太朗オフィシャルサイト:https://arimuraryutaro.com/

有村竜太朗ツイッター:https://twitter.com/Pla_ryutaro


2023年03月20日 (月)

【INORAN】3月14日 Billboard Live TOKYOにて、ファンクラブ限定公演を開催!LUNA SEAの盟友・真矢と、一夜限りのセッション披露!

REPORT - 18:00:28

LUNA SEAのギタリストとして、ソロ・アーティストとして、勢力的な活動を続けるINORANが、3月14日、Billboard Live TOKYOにて、自身のオフィシャル・ファンクラブ「NO NAME?」の会員限定アコースティック・ライヴを開催した。

 

ファンクラブの発足記念日となるこの日は、ピアノ葉山拓亮、ヴァイオリンYui、チェロ島津由美という、アコースティック・セットでのレギュラーメンバーに加え、LUNA SEAのドラマー真矢をスペシャル・ゲストに迎え、一夜限りのセッションが実現。
ファンクラブ限定公演ならではの、アットホームな雰囲気に包まれた2ステージで、昨年6月にCDアルバムとして、12月に映像作品としてリリースしたセルフ・カヴァー作「IN MY OASIS Billboard Session」収録曲から全9曲を披露した。

 

 

CD版「IN MY OASIS Billboard Session」同様、バッハの「無伴奏チェロ曲 第1番:プレリュード」のフレーズをフィーチャーした「raize」のイントロからゆったりと滑り出したステージは、2019年のBillboard Live初出演以来、定番としてきたピアノと2本の弦楽器からなるアコースティック・サウンドを基調としながらも、繊細さとダイナミズムとを併せ持った表情豊かな真矢のドラムが加わったことで、これまでの“Billboard Session”とはがらりと表情を変え、全く異なるグルーヴを感じさせるものに。
「Beautiful Now」「I swear」といった、INORANのBillboard Live公演では定番となっている楽曲も、この日ならではの躍動感が実に新鮮で、MCでは「真矢くんのビートで歌うのは気持ち良い。いつもこのビートで歌っているRYUICHIにジェラシーを感じる(笑)」と語ったINORANのヴォーカリゼイションは、より一層のびやかに、より一層エモーショナルに熱がこもっていたのも印象的だった。

 

 

発足22周年を迎えたこの日まで、共に歩んできたファンへの感謝の想いと共に届けられた、感動的なフィナーレ「Thank you」では、各メンバーのソロをフィーチャーしたエンディング・パートで、コロナ禍前のLUNA SEAのライヴを彷彿とさせる真矢のドラムソロが披露される一幕も。
ステージの背景に広がる六本木の夜景の煌めきにも負けない、そのハッピーなムードは、アニヴァーサリーを祝うに相応しく、INORANの音楽世界のまた新たな広がりをしっかりと堪能させてくれる、文字通りプレミアムな一夜となった。

 

 

そんなライヴでファンと共にアニヴァーサリーを祝ったINORANは、4月1日のBillboard Live OSAKA公演を皮切りに、Billboard Live Tour 「IN MY OASIS Billboard Session 2023」をスタートさせる。
こちらは、昨年夏に行われたBillboard Live Tourのアンコール・ツアーとも言うべき位置づけで、ピアノ葉山拓亮、ヴァイオリンYui、チェロ島津由美に、アディショナル・ヴォーカル傳田真央を迎えてのステージになることが発表されている。
この3月14日の公演とはまた雰囲気を変え、昨夏よりもさらに進化したステージを見せてくれるであろうことは間違いない。「IN MY OASIS」シリーズの集大成とも言うべきステージを、決して見逃さないで欲しい。

 

 

Photo by Yoshifumi Shimizu

 

 

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■LIVE INFORMATION

INORAN Billboard Live Tour「IN MY OASIS Billboard Session 2023」

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2023年4月1日(土) Billboard Live OSAKA

2023年4月2日(日) Billboard Live OSAKA
◆1st Stage open 14:30/start 15:30
◆2nd Stage open 17:30/start 18:30

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2023年4月8日(土) Billboard Live YOKOHAMA
2023年4月9日(日) Billboard Live YOKOHAMA
◆1st Stage open 14:30/start 15:30
◆2nd Stage open 17:30/start 18:30

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2023年4月29日(土) Billboard Live TOKYO
2023年4月30日(日) Billboard Live TOKYO
◆1st Stage open 14:30/start 15:30
◆2nd Stage open 17:30/start 18:30

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【出演】
Vocal&Guitar:INORAN
Violin:Yui
Cello:島津 由美
Piano:葉山 拓亮
Additional Vocal:傳田 真央

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▼公演詳細はこちら
http://inoran.org/show/25957/

 

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■RELEASE INFORMATION

NOW ON SALE
Blu-ray「IN MY OASIS Billboard Session」
価格:¥8,580 (税抜価格:¥7,800) 品番: KIXM-515

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【収録内容】
01. 千年花
02. Beautiful Now
03. I Swear
04. raize
05. Daylight
06. Starlight
07. Fading Memory (feat. Mao Denda)
08. Time After Time (feat. Mao Denda)
09. Glorious Sky (feat. Mao Denda) * Origin version
10. Long Time Comin
11. Rise Again
12. Thank you

Dcumentary:The Story of IN MY OASIS

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▼商品情報はこちら
https://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=33839