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2015年09月07日 (月)

【o(≧∀≦)oライブレポートo(≧∀≦)o】★アンティック-珈琲店-★日比谷野外音楽堂★熱狂にDIVEせよ!!!!! 雨さえ吹き飛ばす最後(強)の夏を連れてきたアンティック-珈琲店-の野音ライブ!!!!!

REPORT - 18:49:52

作詞を大黒摩季が、作曲をdoaの徳永暁人が担当。さらにサウンドプロデュースを、UVERworldを筆頭に様々なアーティストを手掛ける平出悟が手がけた『千年DIVE!!!!!』を発売し、8月26日にメジャーデビューを飾ったアンティック-珈琲店-。同楽曲は、オリコンのシングルチャートで8位を記録。彼らへの注目度は確実に上がっている。余談だが、メンバーは「オリコンのトップ10内へランクインしたら”スカイダイビング”をやります」と宣言していた。その公約も、きっと果たしてくれることだろう。
  今年の夏はワンマンツアーや代々木公園野外ステージを舞台にしたフリーライブなど精力的にカフェっ仔(ファン)たちと触れ合ってきたアンティック-珈琲店-が、「夏の思い出」の締めくくりとして、9月6日(日)、日比谷野外大音楽堂を舞台にワンマンライブ「ANCAFESTA’15
SUMMER DIVE」を行った。
 
まさかの土砂降りに見舞われた日比谷野外大音楽堂でのライブ。夏の終わりを告げるように冷たい雨が降り注ぐ中、ライブは『SUMMER DIVE』から幕を開けた。メンバーの登場に合わせるよう、奇跡的に雨が小降りに。荒々しく飛びだした演奏に合わせ、会場中のカフェっ仔たちも身体を折り畳み、拳を振り上げ、雨に負けじと、熱い想いを舞台上に返してゆく。まさに、雨をも吹き飛ばす勢いだ。
  「俺たちがこの5人になって初めて作った曲です」。唸りを上げ響き出した『覚醒ヒロイズム~THE HERO WITHOUT A NAME~』。カラフルでポップなのに、身体へ激しい高揚感を与えてゆく楽曲だ。刺激的なビートに乗って駆けだした『狼MAN~Let’s make precious love~』。序盤から。気持ちがどんどん興奮へと導かれていく。
  「今日はメジャーになって一発目のライブ、俺たちと最高のスタートを切ろうぜ!!」。みくの言葉を合図にヘヴィな音のウネリが炸裂。『We Can Do It!』を通し、会場中の人たちの身体が揺れ出した。サビでは誰もが拳を振り上げ、思いきり飛び跳ねていく。夢中で騒いでこそアンティック-珈琲店-らしいライブじゃないか!!
  「もっともっとアクセル踏み込んでかっ飛ばしていこうぜ」。熱狂に拍車をかけるように熱い銃弾を発射。『メープルガンマン』を通し作りあげた、高揚一体化した風景。キーボードのゆうきが前へ飛び出し煽れば、アンティック-珈琲店-公認ゆるキャラの”ニャッピー”も騒ぎに参加した『NYAPPY in the world4』。走り出した熱狂はもう誰にも、雨にも止められない!!
 
 「自分が変われば世界は変わると思います」(みく)の声に続いて胸に届いたのが、『Bee myself Bee yourself』。優しい歌声に触れていると、心がほんのり温かくなってゆく。
 
 先ほどまでの悪天候が嘘のように雨も小雨に。でも、メロウなバラード『YOU』を歌い奏で、今度は、カフェっ仔たちの心をアンティック-珈琲店-は泣き濡らしてくれた。
 後半へ向かうにつれ、ふたたび雨足が強さを増してゆく。降りしきる雨の中、『アメージングブルー』に合わせ、場内中に無数のアメイジング(ハンド)ライトが青く光りだした。暮れてゆく風景の中、揺れる輝きは星のような美しさを場内に描き出していた。
 「もっともっと大きな景色をみんなに見せていきたいです」。みくの嬉しい発言に続き、『メリメイキング』を演奏。♪ラララ♪の大合唱も響き渡る中、カフェっ仔たちが満面の笑顔で飛び跳ねてゆく。なんて気持ちへ幸せ注いでくれる歌と風景なんだ。
  「お前ら暴れに来たんだろう!!」。終盤の熱狂を彩るように轟き出した『イタイ女~NO PAIN, NO LOVE? JAPAIN GIRLS in LOVE~』。誰もが拳を振り上げ、躍動的な演奏
へ熱を持って挑みかかってゆく。「たくさんの人たちの夢や未来が詰まっている歌です」。高ぶった熱狂の中へ飛び込むように奏でた『千年DIVE !!!!!』。火のついた勢いは誰にも止められない。『モウソウモモウソロソロ』が作り上げた暴れ祭りな風景。最後はメンバーとカフェっ仔たちとの絆を強く感じさせる『スマイル一番イイ♀~2015ver.~』だ。誰もが最上級の笑顔を浮かべ、思いきり手を振り、大きな花を咲かせながら、最高にいい♀(ビーナス)として熱狂の中で輝いていた。
 
   アンコール前に、ふたたび雨の勢いが増しだした。土砂降りの中で届けたのが、アンティック-珈琲店-流ウェデングソングであり、ファンたちへの感謝の想いも込めたバラート『世界にたった一つの温もり』だ。ずぶ濡れの花嫁たちの胸の内へ、その歌は、心を抱きしめてゆく温かな歌として響いてきた。むしろ、身体以上に心が嬉し涙で濡れてゆく気分だ。「みんなとの絆は誰にも負けないと思います。もっともっと絆をぶっ太くしたいんだよ」。みくの言葉を合図に『BondS~絆~』を演奏。土砂降りにも負けぬ想いを互いにぶつけあうことで感じた、確かな繋がり。最後に、ニャッピーも舞台上へ登場。再びメジャーデビューシングルの『千年DIVE!!!!!』を演奏。誰もがタオルを振りまわし、降りしきる雨さえぶっ飛ばす熱狂へダイブしながら、この日を忘れられない思い出として、心に、身体へと刻み込んでいった。
 「俺たちの夏が終わったね。これが俺にとっての確かな軌跡。たった一つの温もりだと思いました」(輝喜)。この日の模様はDVD DISCとして発売になることも決定。ずぶ濡れの熱狂を、今度はブラウン管を通して楽しんでくれ。
 
 
  今後のアンティック-珈琲店-だが、12月24日(木)にクリスマスイベント「LIVE
CAFE 2015 X’mas special~ニャンタクロースがサンリオピューロランドにやってくる~」を。さらに、2016年1月5日(火)ティアラこうとう 大ホールを舞台に みく バースデーイベントLIVE CAFÉ TOUR’16 「Burning Communication Final」の開催が決定した。11月よりスタートする全国ツアー LIVE CAFE TOUR’15 「Burning Communication」も含め、楽しみに待っててニャッピー!!!!!
   
 
PHOTO:宮脇進
TEXT:長澤智典

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○ANCAFESTA’15 SUMMER DIVE
日程:2015/09/06(日)
場所:東京都 日比谷野外大音楽堂

時間 開場 15:45/開演 16:30

 

<セットリスト>

 

『SUMMER DIVE』
『覚醒ヒロイズム~THE HERO WITHOUT A NAME~』
『狼MAN~Let’s make precious love~』
『We Can Do It!』
『メープルガンマン』
『NYAPPY in the world4』
『Bee myself Bee yourself』
『YOU』
『アメージングブルー』
『メリメイキング』
『イタイ女~NO PAIN, NO LOVE? JAPAIN GIRLS in LOVE~』
『千年DIVE !!!!!』
『モウソウモモウソロソロ』
『スマイル一番イイ♀~2015ver.~』
 
『世界にたった一つの温もり』
『BondS~絆~』
『千年DIVE !!!!!』
 
 

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メジャーデビューシングル「千年DIVE!!!!!」
発売日:8月26日(水)
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●初回限定盤【CD+DVD】 
品番:JBCW-6001
価格:1800円(税込)
<CD>
M1. 「千年DIVE!!!!!」 
 ☆作詞:大黒摩季 作曲:徳永暁人 編曲:平出悟
M2. 「We Can Do It!」
 ☆作詞:みく 作曲:カノン 編曲:小名川高弘・アンティック-珈琲店-
<DVD> 
・「千年DIVE!!!!!」MUSIC VIDEO
・Making of 「千年DIVE!!!!!」
・Member’s Interview
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●Musing盤【CD+DVD+A4サイズ写真集】メジャーデビュー豪華盤
品番:JBCF-9005
価格:5400円(税込)

<CD>  
M1. 「千年DIVE!!!!!」
 ☆作詞:大黒摩季 作曲:徳永暁人 編曲:平出悟
M2. 「世界にたったひとつの温もり」 
 ☆作詞:みく 作曲:輝喜 編曲:小名川高弘・アンティック-珈琲店-

<DVD>
・メジャーデビュー決起集会!~みくの部屋へようこそ~
番外編:美男(イケメン)ロックスターへの道 ~ファッションコーディネート編~

<A4サイズ写真集>
・撮り下ろし写真&沖縄オフショット

※音楽ポータルサイト”Musing”のみでのお取り扱いとなります。
★PC・スマートフォン
http://musing.jp/artist/ancafe/
★携帯サイト
http://musing.jp/mobile/shop/artist/ancafe/
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●通常盤A【CDのみ】 
品番:JBCW-6002
価格:1000円(税込)
<CD>
M1. 「千年DIVE!!!!!」
 ☆作詞:大黒摩季 作曲:徳永暁人 編曲:平出悟
M2. 「スマイル一番イイ♀ ~2015ver.~」
 ☆作詞:みく 作曲:輝喜 編曲:小名川高弘・アンティック-珈琲店-
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●通常盤B【CDのみ】メンバー個別ジャケット(全5バージョン) 
タイトル:千年DIVE!!!!!【通常盤B】 みくver.
品番:JBCW-6003

タイトル:千年DIVE!!!!!【通常盤B】takuya ver.
品番:JBCW-6004

タイトル:千年DIVE!!!!!【通常盤B】カノン ver.
品番:JBCW-6005

タイトル:千年DIVE!!!!!【通常盤B】ゆうき ver.
品番:JBCW-6006

タイトル:千年DIVE!!!!!【通常盤B】輝喜 ver.
品番:JBCW-6007

価格:500円(税込)

<CD>
M1. 「千年DIVE!!!!!」

<封入特典>
直筆コメント(プリント)入り ニャッピートレカ全10種類のうち1枚をランダム封入(通常盤Bを除く)
連動応募特典用ニャッピーマーク(全形態共通)

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アンティック-珈琲店-
Official Website:http://www.ancafe-web.com

 

 








2015年09月07日 (月)

【ライブレポート】★Sick2★SUMMER ONEMAN『女の子を騙すだけの簡単なお仕事です。5』2015年8月27日(木)TSUTAYA O-WEST!!

REPORT - 14:19:47

〝俺らが世界一のバンドになります〟

今日のライヴ最初のMCで、ボーカルのジェネ★が言い放った言葉だ。
歯切れよく聞こえた誓いが胸に刺さると同時に、Sick2というバンドに抱いていた勝手なイメージが崩れた瞬間だった。ハイカラな出で立ちからは想像し難いことが山ほどあったのだ。
バンドの本当の魅力は実際にライヴに行ってみなければ分からないと言うが、まさにその通り。
そのことを今日改めて痛感し、一筋縄ではいかないSick2の魅力を、目に耳にしかと焼き付けた。

ほぼオンタイムで幕を開けたステージ。
オープニングSEが流れると、メンバーへの激アツラブコールが飛び交う。楽器隊が一人ずつ登場するも、なかなかジェネ★の姿が現れない。
ファン達が顔を見合わせていると、突如ステージが暗転。蛍光灯の点滅を模した照明の中、ステージセンターに設置されていたベッドの中から、深い眠りから覚めた様にゆっくりとジェネ★が現れる。
このワンマンのサブテーマとしていた「枕営業、始めました。」、無料配布シングル「deep:sleep」の世界をオープニングで演出した。

オーディエンスの指に付けられたリングが、会場を幻想的に照らすと、いよいよ演奏がスタート。
右へ左へ、ゆっくりと行進するフロアの列が、轟音と奇声が重なるどぎついナンバーを更に怪しく色付ける。悪魔の囁きで操られているかの様に狂い乱れるフロアは、早くも熱気に包まれた。
非現実的な世界、深い眠りへと誘われてしまった我々に、抵抗の余地など無い。
電子音と特異な声、中毒性が強い「Pandemix」から激しい煽りを浴びせられるも、従順なオーディエンス。最前列の柵に向かって大きな波が押し寄せた。
アダルトな歌詞にドキッとする「サイコロジカル・ラビリンス」、エゴイズムたっぷりの囁きにゾクッとする「Dr.Earache」では、たくまと大志のリズム隊二人が、しっかりとアイコンタクトを取りながら、息の合った演奏を届ける。
そして今度は、メンバーがステージ前方へ。先程とは逆の形で、Sick2とオーディエンスの距離が近くなる。カップルで言うところの、持ちつ持たれつの様なイメージかもしれない。曲の山場で、距離がぐっと縮まるという絶妙なバランスを保っていた。
バラエティーに富んだアクションは止まらない。続く「鬼畜カレシ」では、頭を抱えながらゆっくりと頭を横に振るメンバーと、その仕草を真似るオーディエンス。
テンポの良い曲調から予測出来ない変化球を次々と打っ込んでくるが、不思議と乱雑した雰囲気は感じない。曲の変化に対応したスムーズな切り替えしが華麗だった。

〝もっと声寄こせ〟という煽りに、メンバー登場時のラブコールを超える黄色い声が沸く。
〝WESTって結構狭いね〟と、呟いたジェネ★。
そして、今日のライヴはあくまでも通過点であること、今までで一番楽しいライヴにしたいという内容のことを告げた後、冒頭に書いた言葉が掲げられたのだ。
それまでの淡々とした口調とは違い、熱が入った声や自信に満ち溢れた表情に、頼もしさを感じずにはいられなかった。

蛍光ライトを両手に持って信者を誘導する「ロデオドライヴ」から演奏再開。
ここから「VOID」までの中盤戦で披露された六曲は、実に様々な色を持っていた。
「Fiv Five」、「冬の終わる場所。」では、伸びやかな演奏とメンバー同士の快活なやり取りが光る。
ソロの後、祭-まつり-とYuzuのギター陣二人が向かい合い、互いに拳で挨拶を交わす姿や、ドラムの大志が立ち上がり、笑顔で手拍子をする姿が印象的だった。

そんな和やかな空気を変えたのは、異様な雰囲気をじわじわと醸し出しす「眼球」。
真っ赤なスポットライトに照らされる会場で、オーディエンスは全員、自分の顔を両手で塞ぐ。それも、演奏している間ずっと。
耳を凝らし、神経を研ぎ澄ますと、より一層じめっとした感覚に襲われる「VOID」の演奏で再び顔を上げると、それまでとは違うシリアスさが待っていた。
サイコパス的な志向が炸裂したこの空間では、全力で狂いきるしかないようだ。

ワイヤレスマイクを使い、体全身で表現するジェネ★のスタイルは、Sick2の魅力の一つでもあるが、ライヴのスタートから疲れを微塵も感じさせない。
メンバーのみならず観ている側も体力勝負。
今日のライヴで唯一体を動かさなかった「眼球」の演奏で、休憩が取れたのでは?と思う方も居るかもしれないが、違う形で真剣に聴いたからこそ、精神的な面で体力を奪われた気がするのだ。皆様のパワフル過ぎる姿に感服。

ライヴも終盤に差し掛かってきた頃、メンバー一人ずつのMCが挟まれる。
ギャグ満載の面白いトークに加え、大志が「ウエスト」という謎の歌を披露するなど、演奏時とは違うギャップに仰天。
〝聞いて下さい、ウエスト〟と、ちゃっかりタイトルコールを入れてから歌い始めたことがあまりにシュールで、笑いが止まらなかった。

楽しいMCタイムの後は、クラブにご招待。「CLUBSICK」でエネルギーを放出した。
ホストもびっくりするであろう危険なコール(台詞)と共に踊り尽くすと、勢いそのままにノリの良いナンバーを畳み掛けていった。
「カッターナイフ」の間奏ではムーディーな色を出しつつも、終盤では迫力満点のステージを創り上げた。
サビでほんの一瞬だけ陽気な曲調になるが、えげつない台詞がぎっしりと詰め込まれた「ヴィデオローム」が本編ラストを飾り、〝WEST全員くたばっちまえ〟という言葉でステージを去ったメンバー。最後までSick2節全開で駆け抜けた。

この日、Sick2は素敵なサプライズを用意してくれていた。
アンコールの前に映し出された告知映像、まずはSick2の四大サプライズについて。
ワンマンライヴの日程等、今後の楽しい企画に、フロアからは歓喜の声が上がる。
そして、11月4日にリリースが決定しているニューシングル『CRAZY TOKYO』のMVが公開された。ここまでは他のライヴでもよくある話だろう。
しかし、その後、アンコールによってステージへと呼び戻されたメンバーを見て思わず感動。
先程流れたMVの衣装へとチェンジされていたのだ。
通常なら、T-シャツに着替えているであろうタイミングで新衣装をお披露目するとは、なんとも粋な計らいである。

そのまま「CRAZY TOKYO」の演奏がスタート。和をコンセプトとした楽曲ではあるが、Sick2らしさは決して変わらない。
映像から飛び出してきた様な不思議な感覚に酔い痴れた後は、「LIVE ALIVE」、「Lavi!」で、清々しい気分へ。
色鮮やかな風船が宙を舞う中、ステージではメンバー同士が仲良く肩を組むなど、最高にハッピーなエンディングで幕を閉じたのだった。

終演後、「蛍の光」が流れると同時に、ジェネ★のアナウンスが入る。
来場者に向けて感謝の言葉を告げた後〝用がない方は、とっとと帰りやがれ〟と続けた。その後、〝嘘です〟という言葉が笑い声と一緒に付け足されたのである。
どこまでも自由なバンドだな(笑)。でも、それこそがSick2の魅力であることは確かである。
今日のライヴでも、本当に最後の最後まで自分達の個性を貫き通したSick2。
隅々まで工夫が凝らされた幅広い楽曲、ドキッとする様な言葉や仕草、遊び心満載のサプライズ…Sick2になら、何度騙されても構わない、そう思える素敵な一夜だった。

これからもどうぞ変わらずに、Sick2らしく世界一のバンドを目指して欲しい。

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Sick2
NEW SINGLE
「CRAZY TOKYO」
2015年11月4日(水)全国一斉発売!!
全国CDショップにて予約受付開始!!

■A-TYPE [CD+DVD]
価格:¥2,000+税
品番:PCM-174A
[CD]
1.CRAZY TOKYO 2.フレゴリの錯覚
[DVD]
1.CRAZY TOKO(MUSIC VIDEO)

■B-TYPE [CD]
価格:¥1,500+税
品番:PCM-174B
[CD]
1.Squall 2.フレゴリの錯覚 3.Rainy Step

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Sick² 100人限定東名阪ワンマンツアー
『100KILL→TOKYO』
■2015年11月8日(日)池袋RUIDO K3

OPEN 18:00 / START 18:30
前売り¥3,500(1D別)

[チケット]
A.e+プレオーダー受付 9/5(土)12:00~9/13(土)23:59
B.e+一般発売 9/22~
■プレオーダー、一般共通購入ページURL(パソコン/スマートフォン/携帯共通)
http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002163496P0030001

[出演]
Sick2

[問]RUIDO K3 03-5944-8851

 

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『100KILL→NAGOYA』
■2015年11月21日(土)名古屋MUSIC FARM

OPEN 18:00 / START 18:30
前売り¥3,500(1D別)

[チケット]
A.e+プレオーダー受付 9/5(土)12:00~9/13(土)23:59
B.e+一般発売 9/22~
■プレオーダー、一般共通購入ページURL(パソコン/スマートフォン/携帯共通)
http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002163498P0030001

[出演]
Sick2

[問]MUSIC FARM 052-772-2314

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『100KILL→OSAKA』
■2015年11月22日(日)北堀江club vijon

OPEN 18:00 / START 18:30
前売り¥3,500(1D別)

[チケット]
A.e+プレオーダー受付 9/5(土)12:00~9/13(土)23:59
B.e+一般発売 9/22~
■プレオーダー、一般共通購入ページURL(パソコン/スマートフォン/携帯共通)
http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002163508P0030001

[出演]
Sick2

[問]club vijon 06-6539-7411

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OFFICIAL SITE
http://planet-child.jp/sick2/

 






2015年09月06日 (日)

【ライブレポート】2015年9月5日「COMMUNE Vol.1」新木場STUDIO COAST!!

REPORT - 20:52:11

9月5日、新木場Studio Coastはある種「異様」とも言える静かな興奮に満ちていた。
<発狂>をキャッチコピーに掲げ、不穏な空気を発表の時点からまき散らしていた「COMMUNE Vol.1」。この日はMUCC、D’ERLANGER、ギルガメッシュ、DEZERT、NOCTURNAL BLOODLUSTという強烈な個性を持つ5バンドが出演、フロアに早くから詰めかけた満員のオーディエンスはその火ぶたが切って落とされるのを今か今かと待ち望んでいた。

トップバッターはギルガメッシュ。昨今はラウドロック系のバンドとの対バンも多く、彼らが元来から持ち合わせた「扇動力」にも磨きがかかり、この日もその魅力が大爆発。
ライブ冒頭からフロアには巨大なサークルピットが出現と、オーディエンスもいきなり暴走開始である。バンド結成時から早くもEDMとラウドロックの融合を試みていた彼らのサウンドは、初めてその音楽に触れたものでも一気に引きずり込むことが可能であり、このようなイベントライブの際にはその特性が有効に作用する。ラストの「evolution」では左迅(Vo)が客席に躍り込み、オーディエンスとの絆を確かめあい、高らかにその幕を閉じた。

2番手はNOCTURNAL BLOODLUST。その華麗なルックスからはある意味想像できないほどの激烈ハードコアサウンドでシーンの中核に躍り出た、その卓越した演奏力は折り紙付きだ。この日も冒頭から激烈なブラストビートでオーディエンスを激しく煽り立てていく。尋(Vo)のスクリーム、グロウル、そしてキャッチーなメロディラインをも変幻自在に使いわける巧みなヴォ―カリゼーションは、このバンドの大きな武器だ。激しい演奏を一体となって攻め立てるバンドの姿にフロアの熱は急上昇。ラストには「VENOM」を叩きつけ、現在のバンドの勢いを十分に見せつけてステージを降りた。

続く3番手はDEZERT。ここまで高まった興奮の渦は、漆黒の中に浮かび上がる4人の佇まいに、独特の世界観の中へと急激に叩き込まれる。「嘔吐」「誤解」と暗く、重苦しくも激しいその音像にフロア全体が静かに引きこまれる様は、このイベントが掲げる<発狂>をある意味極限まで高めた究極の瞬間でもあった。一転、「不透明人間」「秘密」では激しくオーディエンスを煽り立て、狂乱の渦に引きずり込む。沈み込むような世界観と、狂乱の世界観が一気に押し寄せるという彼らの魅力がこの日も炸裂。ラストの「ghost」ではじっくりと千秋(Vo)が歌詞をかみしめるように歌い、台風のような彼らの狂騒の幕は降りた。

続くはオーガナイザーであるミヤがブッキングにこだわったD’ERLANGER。多くのバンドからリスペクトを受ける彼らの佇まいがあってこそ、「COMMUNE」と言うイベントが第一回目から<狂気>と<殺気>を伴って成立したのかもしれない。冒頭から、そのキャリアを十分に感じさせる重厚なステージングを見せつける。この日のD’ERLANGERのセットリストはキャッチーなメロディを持つ楽曲をずらり揃えたイベントスペシャル。
「Angelic Poetry」「LULLABY」ではそんなキャッチーな楽曲が切れ味鋭い殺傷力満点の演奏で披露されたゆえ、フロアの興奮は更に高まっていく。ラストは最新アルバムからの「CRAZY4YOU」を披露。エンディングのインプロビゼーション演奏の最中に幕が降り、その中で演奏が締まるという、究極のバンド力をまざまざと見せつけたシーンはこの日のハイライトとも言えただろう。

そして大トリは勿論MUCC。この日は「睡蓮」でスタート。続く「ENDER ENDER」ではぎっしり詰まった会場全体が飛び跳ね、2階席までが揺れるほど一気に会場の興奮は高まる。フロントの3人が全く立ち止まることなく軽やかに動き回り続けるボクサーのフットワークのようなこのパフォーマンススタイルは、数々の修羅場を潜り抜けてきた彼らならではの武器だ。セットリスト中盤に配置された「遺書」でNOCTURNAL BLOODLUSTのCazqui(G)を、「蘭鋳」ではDEZERTの千秋をギタリストでゲストに迎えるなど、この日ならではのスペシャル企画も飛び出し、懐の深いところをも見せつけた。「MAD YACK」ではフロアもこの日一番の狂乱でバンドの熱演を迎え撃つ。「今日集まったバンドは同じ穴のムジナだから、誰のファンとか関係無いから暴れちまえ!」と言う逹瑯(Vo)の強烈なMCに導かれ、暴走の果てを尽くしたオーディエンスに最後に捧げられたのは、最新アルバムからの「TONIGHT」。イベントの大トリにふさわしい、熱気と貫録溢れる絶妙なパフォーマンスであった。
終演後のスクリーンには「SEE YOU IN 2016」の文字が映し出され、オーディエンスからは大きな拍手が巻き起こり、大狂乱の「COMMUNE Vol.1」の幕は静かに閉じた。

 

TEXT:加藤龍一

PHOTO:西槇太一

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COMMUNEオフィシャルサイト http://www.danger-commune.jp

 

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【セットリスト】
ギルガメッシュ
01. gravitation
02. お前に捧げる醜い声
03. Drain
04. CRAZY-FLAG
05. patchwork
06. Break Down
07. VOLTAGE
08. evolution

NOCTURNAL BLOODLUST
01. DESPERATE
02. Obligation
03. Ⅰ-Ⅴ-Ⅲ
04. Punch me if you can
05. V.I.P
06. VENOM

DEZERT
01. 「嘔吐」
02. 「誤解」
03. 「絶蘭」
04. 「不透明人間」
05. 「遺書。」
06. 包丁の正しい使い方~思想編
07. 「秘密」
08. 包丁の正しい使い方~終息編
09. ghost

D’ERLANGER
01. Dance naked,
Under the moonlight
02. Singe et Insecte
03. Angelic Poetry~Satisfaction(44MAGNUM)
04. LULLABY
05. Skelton Queen
06. CRAZY4YOU

MUCC
01. 睡蓮
02. ENDER ENDER
03. 塗り潰すなら臙脂
04. 遺書
05. 25時の憂鬱
06. 蘭鋳
07. MAD YACK
08. TONIGHT