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2015年10月18日 (日)

超速報!【ライブレポート】★ベル★10月18日(日)新宿ReNY★“俺たちはずっとこれからも夢を持って走っていきたい。”

REPORT - 22:16:07

遡ること14ヶ月前、謎のWeb Siteが登場。ネット上に踊り出たのは「鐘の音がよく聞こえると雨になる」の文字。誰もが、それをバンド名と信じていた。その名を正式に告げたのが、昨年9月23日のこと。そして10月18日、池袋EDGEを舞台に”ベル”は活動の音(ね)を響かせた。
あれから1年、ベルは活動1周年記念のライブの場として、10月18日に新宿ReNYの舞台に立っていた。もちろん、ワンマンという形を持って…。

ベル1周年記念単独公演「歌謡サスペンス劇場-急-」。「序」「破」と続いたワンマンシリーズも「急」で3回目となる。勘違いされる方も多いため先に説明しておくと、「”序破急”は、日本の舞楽から出た概念。けっして、某アニメシリーズのタイトルから取ったものではないことを記しておこう。

この日のライブはベルの一年間の歩みの集大成にしよう、との想いから、持ち歌を全曲披露するという狙いも持って行われた。
 ライブは、会場限定ミニアルバムとして発売になった『鐘が鳴ったら事件が起きる』に収録されていた『万華鏡』から幕を開けた。軽やかに弾む演奏で会場中の人たちを優しく揺らしたこの曲では、場内に咲く無数の手の花が揺れていた。その様は、まるで蝶が舞っているよう。同ミニアルバムに収録していた『あの日の僕と君と雨』では、「バイバイ」と歌うサビに合わせ、会場中の人たちが大きくバイバイと手を振る風景も。曲の世界へスッと入り込んだとたん、誰もがその物語を彩る役者となれる。それも、ベルの楽曲に惹かれる嬉しい魅力だ。

「まだまだ飛べるかー!」駆ける演奏の上で、哀愁味を抱いたギターの旋律が鳴り響いた。1stシングル『ノンフィクション』の、熱を帯びたうねり。『執着駅』では、終点知らずの熱狂を。ファンキーでフリーキーな『夕立ララバイ』が導いた高揚感。2ndシングル『午前3時の環状線』の哀愁浪漫な歌謡劇。
 ラテンのリズムが連れだしたのは、真夏の狂騒劇。ねっとりと絡みつく昭和歌謡ナンバーの『熱帯夜』が、妖しい高揚を全身に注ぎ込んでゆく。誰もが大人の色気を漂わせる艶やかな歌と演奏に身を預け、禁断の悦楽に浸り、踊り狂っていた。情熱的なアコーディオンの音色が案内したのは、大人の恋心が見える『ドラマ』。場末のキャバレーで、人生ドラマを綴った歌に溺れ浸ってゆく。そんな感覚も、“昭和”という時代が釀していた残り香のようだ。

 中盤では、力強さを抱いた楽曲ながらも歌声はムード歌謡的な雰囲気を携えた『マリオネット』。青いスポットライトと足元を覆う白いドライアイスに包まれた舞台という、昭和の歌謡番組風の演出のもとで歌唱。夢人の泣きのギターも冴え渡ったミッドメロウな『あなたまぼろし』と、10月21日に発売する3rdシングル『ビードロ』のC/Wに収録した2曲をいち早く披露。さらに、悲哀な感情をむせび泣くように歌いあげた、バラードの『ワスレナグサ』。アンニュイな甘さと切なさが交錯しあう雰囲気に酔いしれた『飴と無知』など、心を揺さぶる歌をベルは届けてきた。

終盤、『涙傘』で会場中の人たちが小さな団扇を振りまわし騒げば、『バイバイ』で誰もが“バイバイ”と大きく手を振り、たぎる熱情を舞台上へ全力でぶつける。熱狂と勢いへ拍車をかけるように轟き出した『地下室症候群』では、会場中の人たちが頭を振り乱し、暴走した演奏へぶつかってゆく。そこに広がっていたのは、気合いと気合いをぶつけあう戦いの風景。本編最後を熱狂で彩った『スローエモーション』でも、会場上空に無数のタオルが踊り狂っていた。

アンコールは、10月21日に発売となる3rdシングルの表題曲『ビードロ』からスタート。歌謡ロックな歌に、誰もがジッと熱い視線を注ぎながら、ときには手を振り、全身で歌を通した想いをしっかりと受け止めていた。

そしてメンバーが、ふたたび煽り出した。フリーキーなギターの旋律を合図に、観客たちが左右に走り続けた『厚化粧の女』。新曲の『音見世ディスコ』は、ヘドバンしてゆく演出も取り入れた、艶やかで妖しい歌謡ディスコロックチューン。サビでは誰もが大声を上げ、タオルを振りながら跳ね続けていた。なんて感情のロックを外し、制御不能なまでに気持ちを解き放ってゆく楽曲だ。またも熱狂を描くライブナンバーの誕生だ。

「俺たちはずっとこれからも夢を持って走っていきたい。もっと綺麗に咲いてください」(ハロ)

 

最後にぶつけたのが『やってない』。会場中の人たちが、演奏に合わせ大きく手を振り踊りだした。その勢いに床が大きく揺れていた。騒がずにはいられない、飛び跳ねずにはいられない、ベルと一緒に熱狂を描かなきゃやってられない。互いに求めあう気持ちが一つになったとき、そこには無邪気な満面の笑顔と、理屈抜きに心を揺さぶる嬉しい感動が生まれてゆく。そう、ここで一緒にはしゃげることが、何よりも一番の嬉しい財産。その喜びが永遠に続くことを願いたいから、またベルのライブに大勢の人たちが足を運ぶのだろう。そう実感させられたワンマンライブだった。

この日、嬉しいニュースが幾つか発表になった。10月21日(水)に3rdシングル『ビードロ』をリリースすることはご存知だろう。それに続く新作として、来年2月に1stアルバム『歌謡サスペンス劇場』が発売になる。ワンマンツアーへ冠していた言葉であり、ベルの活動コンセプト名をタイトルへ記したように、「ベルの全貌」を味わえるアルバムになりそうだ。

さらにベルは1stアルバム『歌謡サスペンス劇場』を手に、「ベル初東名阪ワンマンツアー『平成歌謡ワンマンショー』」を開催する。ファイナルとなるのが、2016年5月5日・東京キネマ倶楽部。昭和の香り漂う劇場を舞台に行うとは、なんともベルらしい選択ではないか。しかもその日は、ボーカル・ハロの生誕祭も兼ねて行われる。

他にも、明弥の生誕祭「HAPPY BOY2」も、高田馬場AREAを舞台に2月7日(日)に3マン公演として実施することも告げられた。11月や12月はイベントツアーへの出演を通し、全国へ向かうことも決まっている。

今後も怒濤の展開を描き続けてゆくベル、その動きから目を離さないでいて欲しい。

TEXT:長澤智典

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――セットリスト――

『万華鏡』
『あの日の僕と君と雨』
『ノンフィクション』
『執着駅』
MC
『夕立ララバイ』
『午前3時の環状線』
『熱帯夜』
『ドラマ』
MC
『マリオネット』
『あなたまぼろし』
S.MC
『ワスレナグサ』
『飴と無知』
MC
『涙傘』
『バイバイ』
『地下室症候群』
『スローエモーション』
―ENCORE―
『ビードロ』
『厚化粧の女』
『音見世ディスコ』
『やってない』

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☆CD情報☆

2016年2月 1stフルアルバム『歌謡サスペンス劇場』
発売決定!!

『ビードロ』
ベル 初MV付き3rd single
10月21日(水)発売
・S.D.R-286-A
・S.D.R-286-B
・S.D.R-286-C

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☆LIVE情報☆

●ベル初東名阪ワンマンツアー『平成歌謡ワンマンショー』開催決定!
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■ベル初東名阪ワンマンツアー
『平成歌謡ワンマンショー 名古屋編』

2016年2月27日(土)名古屋ell.SIZE

OPEN 17:00 START 17:30

前売り\3,500/当日\4,000(D代別)

チケット発売日:11/21(土)~イープラスより
主催/企画:ベル
問い合わせ:名古屋ell.SIZE 052-211-3997
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公演日:2016年2月28日(日)
タイトル:ベル初東名阪ワンマンツアー
『平成歌謡ワンマンショー 大阪編』
会場:心斎橋CLAPPER
時間:OPEN 17:00 START 17:30
出演:ベル
チケット:前売り\3,500/当日\4,000(D代別)
チケット発売日:11/22(日)~イープラスより
主催/企画:ベル
問い合わせ:心斎橋CLAPPER 06-6213-6331
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・グランドファイナル
公演日:2016年5月5日(木・祝)
タイトル:ベル初東名阪ワンマンツアー
『平成歌謡ワンマンショー 東京編』
~ベル ハロ生誕記念~
会場:東京キネマ倶楽部
時間:OPEN 16:30 START17:30
出演:ベル
※チケット詳細は後日発表致します※
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主催:H.I.P
企画/制作:SPEED DISK

 

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公演日:2016年2/7(日)
タイトル:ベル明弥生誕主催スリーマン公演
『HAPPY BOY2』

会場:高田馬場AREA

 

出演: ベル/Chanty/the Raid.

 

時間:OPEN:17:00 START:17:30

チケット:前売り:3300円/当日:3800円(D代別)

チケット発売日: 11/7(土)~イープラスにて
■購入ページURL(パソコン/スマートフォン/携帯共通)
http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002172217P0030001

主催/企画:ベル

問い合わせ:高田馬場AREA 03-3361-1069

 

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ベル Web
http://www.belle-web.info/

 

 






2015年10月17日 (土)

【驚愕の特盛りレポート※新情報も大盛り※】★伝説のバンド、「スパッツ」★超満員御礼★10月14日 TSUTAYA O-WEST!気合い満載で学芸会を披露!

REPORT - 10:23:44

※長いよ〜(^o^)長澤さんが一生懸命書いてくれたから全部読んでね(^o^)☆

 

 結成した時点で「伝説」を名乗るとんでもなく強かな連中が集まり誕生したのが、「伝説のバンド”スパッツ”」。メインメンバーは、Vo.尽【HERO】/Gu.JUN【GOTCHAROCKA】/Gu.刻【BFN】/Ba.ヒィロ【ex.ν[NEU]】.Dr&Key.テロ【†яi¢к】/Dr.&RAP.Ko-ki【ex.ViViD】の6人。その経歴も豪華ながら、”メインメンバー”ということは、まだまだ伝説を担う”隠れキャラメン”もいるということか!?

5月12日に高田馬場AREAで1stワンマンライブを行い、チケットをSOLD OUT!!。その勢いとノリを持ってスパッツは、10月14日(水)にTSUTAYA O-WESTでワンマンライブを実施。公演名に「スパッツ2本目のライブ【550人埋まらなかったら解散、埋まったら次は1000キャパ(^o^)】」と名付けたように進退を賭けたワンマンを…と発表したところ、こちらのチケットも一瞬でSOLD OUT!!。
すでに、千聖【PENICILLIN/Crack6】/未散【ex.MASK】/団長【NoGoD】をゲストに迎え、1月7日(木)TSUTAYA O-EASTを舞台に3rdワンマンライブ「スパッツ3本目のライブ【1000キャパ埋まらなかったら解散、埋まったらゼップダイバーシティ(^o^)】」を行うことも発表しているように、怒濤の勢いを持ってスパッツは、ヴィジュアルシーンの王道からだいぶ外れた酒徒高(道)を爆走し続けている。
そんな、TSUTAYA O-WESTで行われたスパッツの2ndワンマンライブの模様を、ここにお伝えしよう。

 ヴィジュアル系の”今”を最前線で牽引している面々が集結したスパッツらしく、ライブでは、ヴィジュアル系の歴史を検証/継承すべく…と言いたいところだが、スパッツが演目に並べたのは、アニソン/童謡/昭和歌謡曲/90年代ヒット曲など「時代を超えて語り次がれる名曲」の数々。しかもその曲たちを、スパッツ流ヴィジュアル系ロックスタイルに変換し、パーティ感満載で演奏。さすが、「ヴィジュアル系の歴史の中で語り継がれる存在になる!?であろうスパッツらしい表現だ」と褒め称えたいところだが、あえてひと言で伝えるなら「スパッツは、”プロが本気で遊んでみた”学園祭バンド」。だからこそ生まれる楽しさが、彼らの演奏や、この日のライブには活きていた。

チャイムが鳴り、幕が空いたと同時に、メンバーが楽屋から前説を中継(の体)。すでにメンバーはアルコールに身を浸している状態(の体)!?)。とくに尽の毒舌ぶりは、HERO時以上のブッ壊れ度。いや、メンバーみんなそうか…。

ステージの背景に用意した大きなスクリーンには、文字と写真を使ったメンバーからの言い訳めいた挨拶が延々と流されていた。登場まで引っ張ること15分。凝った演出施した。映像ではなく、文字と写真だけでここまで延々と引き伸ばす大胆さ。恐るべし、スパッツ!!。メンバーが登場し演奏を始めるまでにも、合計20分は過ぎていた。この日は全16曲を用意。とはいえ、演奏時間のトータル分数は1時間程度。まさか、登場までに20分も稼ぐとは、恐るべし策士な連中だ。映し出された細かい内容は下らなすぎて割愛するが、しょーもないながらもピリッと皮肉のスパイス効いた演出(表現)を随所に施していたように、十分にB級な笑いのセンスは取っていた。

スパッツのライブの幕開けを飾ったのが、ビートロックスタイルに変貌した『はじめてのチュウ』。会場を埋め尽くしたスパッ娘(ファン)たちが、演奏に合わせ一斉に肩を組み、一丸となって跳ね出した。綺麗に揃ったノリは、マスゲームさながらのビシッと統一された動きのよう。なんて、チームワークの揃った熱狂ぶりなんだ。ステージ上は自由奔放過ぎるのに…。

「お前ら、めちゃくちゃロックなナンバーいくから覚悟しとけ!!」。尽の声に続いて流れたのが、『もりのくまさん』。肩を組み合いヘドバンし続けてゆく観客たち。なんなんだ、ここの会場は…。尽の歌を輪唱してゆくヒィロ。スパッ娘たちは…、頭振り乱し騒いではゆくが、誰も輪唱には参加しない。その自由奔放さが良いじゃないか。
観客たちの指に付けたリングライトが輝きだした。クールに演奏したのが『ルパン三世のテーマ』。シリアスにせまってゆくところは嬉しい意外性?!。彼らはもともとビジュアル系だもの、キメるときはキメるということ。それにしても尽さん、歌詞カードを覗き見ながら歌うのは、チーッとばかし反則じゃない?!。キー外れまくりのヒィロのコーラスも、いい味!?じゃないか。最後までクールにキメるのではなく、最後の最後に『博多の塩』の1シャウトでシメる遊び心もさすがだ!!

まさかまさかの光景がそこには広がっていた。中島みゆきの『糸』の演奏を通し、場内に作りあげたモッシュの風景。とてもメロウな歌なのに、スパッツの手にかかると熱狂高揚ソングに大変身。印象強い歌にハートをグッとつかまれつつも、跳ねたりモッシュしたり手を振ったりと、スパッ娘たちの身体の躍動は止まらない。誰もがすっかり、スパッツの意図にハメられていたようだ。
「肩組めー!!」。会場中にこだました「Hai×∞」の絶叫。肩を組んだファンたちが開放的に駆ける『勇気100%』に合わせ、満面の笑顔ではしゃいでゆく。この熱狂、○ャ○ー○系の熱狂ぶりに勝るとも劣らない?!。なんて、身体をウキウキ弾ませる歌なんだ。誰もが、ハートに100%勇気のエナジーをチャージしていたのは間違いない!!
 熱狂の表情が一転、スパッツ流ミドルラウドナンバー『巨人の星』では、JUNの泣きのギターが炸裂。まさか『巨人の星』の演奏で、折り畳みや拳振り上げてゆく光景が違和感なく生まれるとは…。まるで演歌歌手のように声を唸らせ歌う尽。その様は、ロック版浪花節??。重くいなたい楽曲に触れていると、頭振りたくなるのも納得だ。最後のエンディングでは、尽が、みんなでジャンプをしてシメようとメンバーに合図を送るも、みんな尽の合図を無視。いらつき出した尽が、ドラムのテロへ「テロさん」と呼びかけ、合図を送ろうとしたところ、テロの合図でビシッと音のシマッたエンディングへ。自分だけおいてけぼりにされたことへ唖然呆然とする尽。…これも、すべて演出として仕込んだこと。演奏後に尽が、「ここの微妙な間を完璧にするために一番練習に時間を注いだ」と裏側を暴露していましたからね。

MCでは、メンバーらと池袋の居酒屋で呑ミーティングしつつも、呑みすぎて尽がマーライオンになった話を延々語っていた。

軽快なロカビリースタイルに変貌した『タッチ』は、スパッ娘らと「ちょっと、ちょっとちょっと」のやり取りからスタート。それ、「たっち」違いです。サビ終わり、会場中のみんなと一緒に「たっち!!」と叫ぶのは納得だが、間奏でも「ちょっと、ちょっとちょっと」のコール&レスポンスを実施。スパッ娘たちも、そのノリに楽しく便乗。それ以上に驚いたのが、あの『タッチ』でさえ、客席には折りたたみの風景が広がっていたことだ。それだけスパッ娘たちの熱狂の感情にも、この歌がタッチしたということか!?
ロックンロールなノリを活かしながら、そのまま演奏は『学園天国』へ。冒頭では、JUNのむせび泣くギターと掛け合う形で「ヘーイヘイヘイヘーイヘイ」のやり取りも登場。原曲の軽快さも半分は活かしながら。ぶっ壊れたフリーキーな演奏に大変貌。間奏では「ヘーイヘイヘイヘーイヘイ」のやり取りも当たり前に描き出されていたよう、騒がずにいれない楽曲だったのも事実。
ヘドバンの光景から幕を開けた『世界中の誰よりきっと』では、誰もが軽快に疾走する演奏に飛び乗り、思いきり身体を弾ませていた。しかも、ギター陣がザクザクとワイルドな演奏をぶち噛ますことから、観客たちも首振り飛び跳ねる姿で熱狂。なんてシルク・ドゥ・ソレイユしているノリ方なんだ。エンディング前には、「着地の瞬間バーン」と何度も何度もメンバーに確認をしてゆく尽。いざ、尽がジャンプしようとしたところで、お約束のバーンと音を鳴らしてのエンディング。やるね、この盛大な茶番劇。めっちゃ病み付きになるじゃないっ!!

ライブは終盤戦へ。続く『おもちゃのチャチャチャ』は、サビで逆ダイしてゆくスパッツ流暴発ナンバー。観客たちも、終始合いの手やコールを入れながら大はしゃぎ!!。童謡には、みんなで一緒に歌える楽曲が多いように、ライブで一体感を作るには最適なのを実感。と言うか、そこに焦点を当てたスパッツ自体が、すごくない?!。間奏では、「オモチャのチャチャ」「チャー」の掛け合いに合わせ、逆ダイしてゆく風景が登場。逆ダイというよりも、何処かおしくらまんじゅう状態だったのも、ご愛嬌か…。
一気にウキウキ弾けだした『グリーングリーン』に合わせ、会場中の人たちが手バンしながら無邪気に騒ぎ続けてゆく。どんどんテンポを上げてゆく演奏。がんがん上がってゆくテンション。このまま最後の曲で絶頂エクスタシーを迎えるゼーット!!
……「えっ?!」。最後に演奏したのが、ポカポカとした日溜まりようなゆったりとした歌を届けた『サザエさん』。それまでの熱狂も横に置いといて、まったりとしたグルーヴを描きながら、誰もが心地好く日曜18時30分の感覚を味わっていた。最後はKo-kiも姿を現し、尽と一緒に幕を閉じる形で本編を終えていった。

 アンコールでドラムを叩いたのが、元ViViDのKo-ki。本編でドラムを叩いていたテロは、マイクを片手にステージ上へ。テロは、完全に「生カラオケ気分」。激しいビートロックナンバーと化した『贈る言葉』では、尽とテロがマイクをリレーしながら歌えは、サビではデュエットも披露。スパッ娘たちもその姿を凝視…することなく、右へ左へ楽しくモッシュしながら大騒ぎ。まさかあの涙涙に暮れる『贈る言葉』が、こんなにもパーティした歌に変貌してしまうとは金八先生もビックリだろう。しかも終盤には、テロが武田鉄也の物真似をしながら歌うというオチまで登場。
続く『世界で一つだけの花』は、尽とテロの血気あふれた合唱からスタート!!。歌詞カードを覗き見ながら歌う尽に、完全にカラオケムードで心酔熱唱してゆくテロ。場内のスパッ娘たちも、頭振りながら公開生カラオケに熱狂し続けていた。どんな楽曲もパーティナンバーに様変えてしまうスパッツの表現力もすごいが、どんな楽曲でもビジュアルノリへ違和感なく変えてしまうバンギャたちの適応力が、もの凄い!!。それこそが、ビジュアル系というシーンが持つ教育力だ!!

 ショルダーキーボードを手にしたテロが、いきなりX JAPANの『紅』を演奏し始めた。その演奏に呼応するように、メンバーもセッション演奏をスタート!!。最初は演奏を止めようとしていた尽まで「紅だー!!」と叫びだしたように、舞台上で何が起きるかわからないところもスパッツらしさ?!
続いては、スパッツ結成のきっかけとなったスピッツの『空も飛べるはず』を演奏。スパッツという洒落の効いた名前も、ここが発端?!。まったりとした楽曲でも、スパッ娘たちは思いきりモッシュやウェーブ、折り畳みをし続けていた。どんな楽曲だろうが、ビジュアル系ノリに様変えてしまうスパッ娘たちの適応力はハンパない!!
 最後の最後にぶつけたのが、『おどるポンポコリン』!!。すっかり会場中の人たちがピーヒャラ頭振り乱し踊り狂っていた。サビでは大きく手を振りながら、尽とスパッ娘たちが熱い歌のやり取りを繰り広げてゆく。マジに頭カラッポに無邪気に音楽を、ライブを楽しめた、超絶アレンジ加えた生演奏カラオケ祭り…基、熱狂描いたスパッツのライブだった。

 でも、改めて思ったよ。メンバーが本気でカバー演奏を楽しんでいるからこそ、これだけ多くの人たちが生オケ演奏によるパーティに集まってくるんだなということを。次は1月7日にTSUTAYA O-EASTでお祭騒ぎの予定だがソールドアウトしなかったら解散するらしい!果たして伝説のバンド「スパッツ」の運命はどうなる!?

この日のライブで、スパッツから嬉しいニュースが屆いた。一つ目がヴィレッジヴァンガードと手を組み、11月1日(日)にシングルを発売する。タイトルは『〜伝説の超コラボレーションアイテム〜「名曲達をヴィジュアル系にしてみた(^o^)」』。収録するのが、この日のライブでも演奏していた『グリーングリーン』『ルパン三世のテーマ』『学園天国』の計3曲。名曲たちがスパッツの手により、どんな迷曲に仕上がるのか楽しみだ。

二つめが、新しいライブスケジュールの発表だ。その中身も、まさにスパッツらしさが全開!!。まずは10月24日(土)新宿Cat’s holeを舞台に、「〜緊急事態!イーストワンマンのチケット代を2000円にしたせいで出る莫大な赤字を埋める企画その1〜「††† 泥酔ロリータハロウィンパーティ〜後編〜†††(150人限定プチワンマン)」を開催。参加メンバーは、尽【HERO】/ヒィロ【ex.ν[NEU]】/テロ【†яi¢к】/Ko-ki【ex.ViViD】の4人。ハロウィンをテーマに…は納得とはいえ、「泥酔」という言葉がスパッツらしいじゃない。果たして、どんな”泥酔ウィンなパーティ”になるのか楽しみだ。

もう一つの日程が、2016年1月23〜24日の2日間に渡り、北海道某所で行われる「スパッツ全世界げきしんワールドツアーinJAPAN「はじめてのえんせい!伝説のバンド「スパッツ」北海道グルメツアー※参加費は自腹です※ライブ編/打ち上げ編」の2本。彼らが何を目的に北海道へ遠征するのかはさておき、スパッツのメンバーと一緒に真冬の北海道を満喫しては如何だろうか!?。もちろん、しっかりスパッツを履いて防寒対策はよろしくということで。
単なる「遊びの時間」じゃ終わらない。一度は引退を決意したはずのヒィロ【ex.ν[NEU]】やKo-ki【ex.ViViD】もガンガンにしゃしゃり出るほど、演者自身が楽しんで活動しているスパッツ。これからも、彼らの動きから目を離さないでいてくれ!!!!!!

TEXT:長澤智典

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―セットリスト―

・セットリスト
01.はじめてのチュウ
02.もりのくまさん
03.ルパン三世のテーマ〜博多の 塩
-MC-
04,糸
05.勇気100%
06.巨人の星
-MC-
07.タッチ
08.学園天国
09.世界中の誰よりきっと
-MC-
10.おもちゃのチャチャチャ
11.グリーングリーン
12.サザエさん

アンコール
en01.贈る言葉
en02.世界で一つだけの花
-MC-
en03.空も飛べるはず
en04.おどるポンポコリン

 

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☆伝説のバンド「スパッツ」メインメンバー☆

Vo.尽【HERO】
Gu.JUN【GOTCHAROCKA】
Gu.刻【BFN】
Ba.ヒィロ【ex.ν[NEU]】
Dr&Key.テロ【†яi¢к】
Dr.&RAP.Ko-ki【ex.ViViD】

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☆スパッツオフィシャル関係☆
【伝説のバンド「スパッツ」公式ホームページ】
素人が適当に作ったコスト0の予算に優しいホームページ(^o^)
http://www.morinokumasan.tv/

【スパッツ非公式業務連絡用Twitter】
スパッツのTwitterです、フォローしてください、お願いします(^o^)
https://twitter.com/spats_official

【スパッツ公式LINE@アカウント】
「@mori_no_kumasan」(頭に@をつけないと知らない人が出ちゃうよ)

<スパッツに行きたくなる動画達(^o^)>
『〜すぱっつ大陸〜スパッツのライブが出来るまで(^o^)』
https://youtu.be/FeGTwts7o54

『14分でわかるスパッツ楽曲13曲ライブガイド(^o^) 』
https://youtu.be/I6tr1TaodC0

<スパッツが好きになるまとめを作ったよ(^o^)>
『取れないチケットの取り方、とか役に立つ事がいっぱい(^o^)』
http://matome.naver.jp/mymatome/mori_no_kumasan

<スパッツってツイキャスも全部録画放送可能なんだよ(^o^)>
『ライブの生放送もやっちゃうよ、来れない子にも優しい(^o^)』
http://twitcasting.tv/spats_official/show/

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☆CD情報☆

全世界げきしん!伝説のバンド「スパッツ」が、あの伝説のすーぱーミラクルショップ【ヴィレッジヴァンガード】と手を組んだ!!(^o^)oh!!

2015年11月1日(日)発売
〜伝説の超コラボレーションアイテム〜
「名曲達をヴィジュアル系にしてみた(^o^)」
\2000(税込)三曲入り音源 SPATS-0011
<収録曲>
01.グリーングリーン
02.ルパン三世のテーマ
03.学園天国

<購入者特典>
「スパッツのライブに多分行きたくなるDVD【すぱっつ大陸〜超完全高画質ver〜】付き」
※その他購入者特典たいしたことない豪華グッズがつく、かもしれない予定(^o^)

・取り扱い店舗
取り扱い店舗につきましては、詳細は後日!(^o^)

〜購入者対象インストア決定!〜
日時:2015年11月14日(土)夕方予定(只今、調整中)
場所:ブルービート ヴィレッジヴァンガード新宿ルミネエスト店
タイトル:【5ショット撮影会だけど、詳細は後日!(^o^)】
参加メンバー:
尽【HERO】
ヒィロ【ex.ν[NEU]】
テロ【†яi¢к】
Ko-ki【ex.ViViD】

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<音源情報>

伝説のバンド「スパッツ」伝説の音源その1
『もりのくまさん』
\1000(税込)SPATS-0004
※2015/10.10リリース_ライカエジソン限定販売※

伝説のバンド「スパッツ」伝説の音源その2
『はじめてのチュウ』
\1000(税込)SPATS-0005
※2015/10.10リリース_ライカエジソン限定販売※

伝説のバンド「スパッツ」伝説の音源その3
『おもちゃのチャチャチャ』
\1000(税込)SPATS-0003
※2015/10.10リリース_ライカエジソン限定販売※

伝説のバンド「スパッツ」伝説の音源その4
『おどるポンポコリン』
\1000(税込)SPATS-0006
※2015/10.14 渋谷TSUTAYA o-west会場販売※

伝説のバンド「スパッツ」伝説の音源その5
『世界中の誰よりきっと』
\1000(税込)SPATS-0007
※2015/10.14 渋谷TSUTAYA o-west会場販売※

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☆LIVES情報☆

●公演日:2015年10月24日(土)
公演場所:新宿Cat’s hole
(ライブハウスURL=http://catshole.syncl.jp)
公演タイトル:〜緊急事態!イーストワンマンのチケット代を2000円にしたせいで出る莫大な赤字を埋める企画その1〜「††† 泥酔ロリータハロウィンパーティ〜後編〜†††(150人限定プチワンマン)」
公演時間:19時オープン、19時半スタート
チケット代金:前売り3000円
参加メンバー:
尽【HERO】
ヒィロ【ex.ν[NEU]】
テロ【†яi¢к】
Ko-ki【ex.ViViD】

ライブ詳細:バンド演奏したりしなかったり、アコースティックライブしたりしなかったり、トークしたりしなかったり、インストアよりインストアしたり、カラオケしたりしなかったり、モノマネしたりしなかったり、下手したら酔っ払って開始10分で終わったり、テンション上がりすぎて100時間やったり(^o^)
※ノークレームノーリターンをご了承の方のみ、チケットをお買い上げくださいませ※

グッズ情報:当日15時よりライカエジソン東京店にて行われるインストア「††† 泥酔ロリータハロウィンパーティ〜前編〜†††」の時より、メイクが数倍濃くなった「破滅的ゴシックロリータ危険度MAX%チェキ」と、「ラバーバンドは作らない事にしたので、チェキのみでお願いします」を会場限定販売致します。

〇チケット販売方法
ライカエジソン東京店チケット専用電話番号にてご予約を承ります。

【電話予約受付期間】
10/15(木)AM11:00~10/17(土)PM8:00まで
・チケットの引取方法は2種類ございます。いずれかをお選びの上スタッフまでお申し付けください。
■東京店来店購入
⇒電話予約手続き終了後、10/18(日)~10/24(土)PM5:00までにライカエジソン東京店にご来店ください。
■通信販売購入
⇒電話予約手続き終了後、10/21(水)までにライカエジソン東京店に現金書留をお送りください。
残券、また予約キャンセルが出た場合は10/24(土)17:00以降に東京店店頭にて販売致します。
※チケットはシャッフル発券となります。
※お客様一人のご予約枚数は最大5枚までとさせて頂きます。 
※チケットには数に限りがございます。無くなり次第受付終了となりますのでご了承ください。
【お問い合わせ】
ライカエジソン東京店チケット専用番号:03-3369-3708

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●公演日:2016年1月23日(土)
公演場所:北海道某所
公演タイトル:スパッツ全世界げきしんワールドツアーinJAPAN
「はじめてのえんせい!伝説のバンド「スパッツ」北海道グルメツアー※参加費は自腹です※ ライブ編」
●公演日:2016年1月24日(日)
公演タイトル:スパッツ全世界げきしんワールドツアーinJAPAN
「はじめてのえんせい!伝説のバンド「スパッツ」北海道グルメツアー※参加費は自腹です※ 打ち上げ編」

両日共に、「公演時間」「チケット代」「チケットプレイガイド」」は、まだ未定です!

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●2016年1月7日(木)
渋谷TSUTAYA o-east ワンマン
スパッツ3本目のライブ
【1000キャパ埋まらなかったら解散、埋まったらゼップダイバーシティ(^o^)】
チケット代 2000円
〜イーストワンマンに出演してくださる素敵なゲストの方々〜
千聖さん【PENICILLIN/Crack6】
未散さん【ex.MASK】
団長 殿【NoGoD】

チケット購入アドレスはコチラ↓↓↓
http://goo.gl/OuS48o
(まだKo-ki君加入前のチケット詳細だけど、Ko-ki君も出るよ(^o^)oh!!)

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☆インストア情報☆

日時:2015年10月24日(土)15時スタート
場所:ライカエジソン東京店
タイトル:「††† 泥酔ロリータハロウィンパーティ〜前編〜†††」
内容::伝説のバンド「スパッツ」が、世界のロリータファッションブランド「Angelic Pretty」と手を組んだ!!参加メンバーが全身プリティを華麗に着こなして、もう誰よりも可愛い可愛い怖い可愛怖いい可愛い怖いぷりてぃなお姫様&執事に大変身!世界で一番きゃわたんなハロウィンイベント(^o^)oh!!!

第一部:お姫様(途中から危険)トーク会&集合チェキ撮影会
第二部:ほろ酔い2ショットチェキ撮影会

参加メンバー:
尽【HERO】
ヒィロ【ex.ν[NEU]】
テロ【†яi¢к】
Ko-ki【ex.ViViD】

参加方法:10月10日発売「おもちゃのチャチャチャ」「もりのくまさん」「はじめてのチュウ」2枚(同タイトル不可)ご購入の方に第一部又は第二部のご希望の参加券を配布致します。
10/8までにご予約頂いた方の参加券は優先的に確保致します。イベント参加券の発券は発売日の10/10(土)AM11:00より開始します。
※トークには人数制限がございますので予めご了承下さい。
問:03-3369-3119

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☆ニコ生出演情報☆
番組名:「ヴィジュアル系通信・改」
日時:2015年10月21日(水)21時30分放送開始予定
出演メンバー:
尽【HERO】
ヒィロ【ex.ν[NEU]】
Ko-ki【ex.ViViD】

 

 

レポートや情報があまりにもたくさんあってビックラゲーション(※すごくびっくり)したびじゅなびです(^o^)<驚いたぜ!

ぜひ隅々まで読んでくれたまえ(薄笑)

 





2015年10月16日 (金)

【ライブレポート】<活動休止>ALSDEAD、2015年10月9日(金)高田馬場AREAワンマン【Born To Be Dead:CODA】

REPORT - 13:56:07

「活動休止」という名のもと、10月9日に高田馬場AREAを舞台にしたワンマンライヴ【Born To Be Dead:CODA】を持って、
7年に及ぶ活動へ一時幕を下ろしたALSDEAD。
彼らは、この日の活動休止へ向け、【Born To Be Dead】と題したシリーズワンマンを4本行った。
 
9月12日に新宿LOFT BAR LOUNGEで行った【Born To Be Dead:PROLOGUE】は、ALSDEAD初のアコースティックライヴ。
9月18日に東高円寺二万電圧にて開催の【Born To Be Dead:ch1】は、全編激しい楽曲のみで構成。
9月19日にSHIBUYA-REXで実施の【Born To Be Dead:ch2】は、ファンの人気投票を元にしたリクエストライヴ。
シリーズ最後を締め括った10月9日に高田馬場AREAを舞台にした【Born To Be Dead:CODA】は、
事前にヴォーカルのMAKIが「いつまでも”挑戦”していくバンドでありたい」と語ったように、
2回のアンコールを含め、全部で32曲を演奏。終始、挑み続ける姿をぶつけていた
 
MAKIがMCで告げた「「今日は特別な夜だからと言って、我々ALSDEADは昔を懐かしんだり過去を振り返る気持ちはまったくない、
今のALSDEADが持っている曲を厳選して届けるんでかかってこいっ!!」という言葉通り、
この日は、ALSDEADの歴史を振り返ったり初期の楽曲を懐かしく演奏するのとは無縁な、
「今のALSDEADを最も磨き抜いた姿として投影してゆく曲たち」を厳選したライヴだった。
選んだ曲たちも、最新3rdアルバム『IDEA-イデア-』と2ndアルバム『Separator』に収録した曲たちを軸に、
その合間へ、1stミニアルバムの『MODALITY』や1stアルバム『ALSDEAD』の中核を成した曲たちを挟み込む形を取っていた。
一度でもALSDEADのライヴを体感したことのある方ならご存じだろう。
どの楽曲も、身体へ熱い衝撃を与える激しくも躍動的な姿を持っている。
それに加え、メロディーの持つ表情が刹那だろうと高揚だろうが、どの曲でも、感情的な歌声が激しい音の上で舞い踊ってゆく。
さらに、痛い気持ちを曝け出したリアルな言葉の数々。
だからこそALSDEADの楽曲が、荒ぶる高揚を覚えながらも頭から離れなくなれば、
ライヴ中に激しく暴れながらも、その歌がズッと胸の奥に響き続けていく。
 
ストロボライト瞬く舞台上、幕開けを飾ったのが、最新アルバム『IDEA-イデア-』に収録した『Behind The Pride』だ。
凛々しく挑戦的な演奏の上で、シャウトとメロを巧みに活かしながら、MAKIが観客たちへ挑みだした。何時もと変わらない。
むしろ、何時も以上に前のめりな姿勢で4人は、観客たちの身体からエナジーを引き出そうとしていた。
MAKIの煽る姿に、拳を突き上げ熱を返してゆく観客たち。
激しい2ビート炸裂した演奏の上で、強い想いを投げかけてゆく『STARLESS』。
猛々しいリフビートが爆発。「地獄を見に行こうかー!!」。
『Adrenaline』を通し場内には、感情と感情とをぶつけあうバトルが勃発。
この一体化したスリリングな熱こそ、ALSDEADのライヴの醍醐味だ!!
 
アルバム『Separator』を軸に据えたブロックでは、デジタルな要素を取り入れつつも、
生音の躍動性を軸に据えた曲たちを次々とブースト。
エキセントリックなデジタルビートへ唸る激しいリフを重ね合わせ、
狂い咲く激しい宴を描きだした『スワローテイル』や、図太い音を次々放ち続けた『Into The Void』。
ずしりと重いメガトン級の演奏をハンマーを打ち下ろすように叩きつけた『Hacktivism』など、
どれも重量感あふれた姿として熱くせまっていた。
 
サビに描いたメロな表情や間奏での穏やかな音のうねりが、荒ぶる演奏の中で美しく輝いて見えた『In Bloom』。
激しさ携えながらも心を打つ歌が,胸搔きむしる高揚を与えた『Fragile』など、
表情豊かな音楽性を描き出した1stミニアルバム『MODALITY』収録曲を通した世界観。
軽やかにステップ踏んでゆく様を描き出したハード&ジャジーな『カトレア』。
舞台上と客席が、剥きだした感情をぶつけあった『VOR』。
ドラマチックな熱狂劇を通し、観客たちのハートを射抜いた『黙殺劇』。
美しく穏やかな音色を背に、MAKIが切々と想い届けるように歌い上げた『Separator』。
身体中を熱い衝撃が貫いた『INAZUMA』や、「革命起こせ!!」の言葉が示すよう重厚な音を手に、
絶叫と絶叫をぶつけあうバトルモードを作り上げた『Cynical』など、
近年の楽曲たちを巧みに組み合わせ、熱狂のウネリを作りあげたブロックを演出。
 
最新アルバム『IDEA-イデア-』を軸に据えたブロックには、
『D9N』や『KILL THE KING』のよう激しい唸りを持った演奏を軸に、観客たちを暴れの空間に導き入れた姿。
『Twilight』や『ノスタルジア』のように、デジタル要素を強めた煽情的なダンスロック曲たちを通し、
絶頂感覚えながら恍惚に酔いしれた面、二つの魅力を巧み提示していた。
 
終盤を彩ったブロックでは、「自分が持ってる悲しみを、力に変えて俺らへぶつけてこい!!」(MAKI)という言葉を証明するように、
ハード&グルーヴなエンジンを吹かした『Vanity』や『Puzzle』、観客たちをモッシュの渦へと堕とし込んだ『Pandemic』、
絶叫と熱狂のバトルを描き出したラウド&ハードグルーヴな『Life Of Sorrow』、
感情解き放つ激しい演奏に満面の表情で拳を振り上げ、頭振り乱し、興奮に溺れた『FLASH BACK』を届けながら、
ライヴバンドならではの感情解き放されたときに生まれる無我夢中な高揚感を、ALSDEADは伝え続けていた。
 
最初のアンコールを通し、触れた人たちを大きなウネリで包みこんだスケールあふれるミドルナンバーの『フライト』や、
大きなグルーヴを背負いながら、胸をギュッと疼かせる力を捧げた『Heaven』など、激しさとは異なる魅力もALSDEADは示してくれた。
「今日のALSDEADは今までで最高の状態です。アーティストでいる限りは、過去よりも今、今よりも未来が最高だと思っている。
ALSDEADは一つの壁にぶつかって、その壁をどうやって壊し、その壁の向こう側へ行けるかを話しあい、
それで出したのが活動休止という決断。
みんなもその決断を前向きに捉えてくれたのが嬉しかった」(MAKI)と、今の心境を包み隠さず、彼らは伝えてくれた。
                    
これからもALSDEADは、進化した姿を持って未来へ向って走り続けてゆく。
その未来を確かな形として刻み続けるための準備期間として、彼らが下した「活動休止」という結論。
彼らは、この舞台に戻ってくることを約束するよう最後に『Gravity』を歌いかけてきた。
これが、4人とファンたちとが、ふたたび一緒に未来を歩んでゆくための約束の指切りのように…。
 
止まない熱狂の声。その声援を受け、最後にALSDEADが届けたのが『Faceless Biliever』だ。
「まだ見たことのない遥かな場所まできっと僕は君を連れていけるよ。眩しくて儚い流星のような願いをいくつも散りばめて」。
何度も何度も繰り返し共に歌ったその言葉こそ、次の扉へ開けるまでの間、
彼らがファンたちの心へしっかりと刻もうとした、未来を示唆した証だ。
しばしの休息を前にした今の自分たちの感情を代弁するように、彼らは”未来を見据えたうえでの惑い”を歌いかけてきた。
何も隠すことなく、今の自分たちをさらけ出すことが、彼らが次のステージへ進んでゆくためには必要な今の答え。
それをALSDEADのことを本気で支持してくれる人たちの胸に届けたうえで、4人は、ひとときの眠りについた…。
 
この日の模様は、LIVE映像として完全収録。さらに、今回のシリーズワンマンの模様もダイジェスト映像としても見れる、
まさに【Born To Be Dead】シリーズを集大成した作品になる予定だ。
こちらは「完全受注生産」となるが、好評につき特別盤の予約受注期間が延長されたという事なので、
気になった方はすぐに予約をしていただきたい。
 
もちろん、今後彼らがどんな姿を持って復活の狼煙を上げるのか、
その始まりの鐘が鳴り響くのも、暫し待ってていただきたい。
 
 
TEXT:長澤智典
PHOTO:玲人

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■ALSDEAD LIVE DVD【特別盤】受注期間延長!
 
10/9で受注を締め切ったALSDEAD LIVE DVD「Born To Be Dead 2015」【特別盤】
好評につき通信販売での受注期間を延長することに決定!
完全受注生産となりますので、この期間にぜひお申し込みください。
 
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ALSDEAD LIVE DVD「Born To Be Dead 2015」【特別盤】
■再受注受付期間 : 10/18(日)23:59
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BARKS×ARTIST DELI SHOPPING
URL→ http://shopping.deli-a.jp/artist/alsdead.php
 
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ALSDEAD LIVE DVD「Born To Be Dead 2015」【通常盤】
■受注期間 : 10/16(金)12:00~10/25(日)23:59予定
BARKS×ARTIST DELI SHOPPINGにて受注受付開始 
 
 
 ALSDEADオフィシャルサイト
http://alsdead.com/