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2015年12月16日 (水)

【ライブレポート】DEZERT 年末特別公演【ちみとぼくの最終実験(仮)】2015年12月12日(土)新宿BLAZE

REPORT - 12:43:37

12月12日(土)、新体制となったDEZERTが、新宿BLAZEにて『年末特別公演【ちみとぼくの最終実験(仮)】』を行なった。

 9月に行なわれた赤坂BLITZ公演でギタリストが脱退して以降も、各地イベントに出演を続けていたDEZERTだったが、本公演の2日前である12月10日に、サポートメンバーとして参加していたMiyako(Gt.)が正式加入することを発表。この新宿BLAZE公演から再び4人体制として活動することとなった。開演を待ちわびるオーディエンスの熱気に満ちた超満員のフロアには、これまでと変わることなく、ビートルズの「Yesterday」がエンドレスリピートされている。

 場内がゆっくり暗転していくと、ステージにかけられた幕の向こう側から奇怪な不協和音が流れ始めた。幕が開くと、Miyako、SaZ(Ba.)、SORA(Dr.)の3人がすでにスタンバイ。そこへゆっくりと千秋(Vo.)が姿を現わし、新体制一発目のライヴは「「眩暈」」で幕を開けた。重音を撒き散らし始めた4人が「メリーさんの自殺未遂」「「殺意」」と続けると、ヘッドバンギングを繰り返すオーディエンスたち。そんな狂乱状態のフロアを“なめてんのかお前ら! 殴り合え! 殺し合え!”と激しく煽る千秋は、「肋骨少女」や「胃潰瘍とルソーの錯覚」ではギターを手に取り、ときに叫ぶようにメロディーを歌い上げていた。

 前半戦を終え、よくあるライヴであればこの辺りで一度MCを挟みそうなものなのだが、休むことなく凶暴なサウンドを繰り出し続けて行く4人。“少し休憩しようか……”と告げるものの、間髪いれずにSORAがカウントを刻み、「包丁の正しい使い方 〜実行編〜」、そして「ゴシック」へとなだれ込んでいく。“疲れた顔してどうしたの!? 後ろ! 降りてくるなら今だぞ! 柵ごと外して突っ込んでこい!”と狂騒を煽れば、オーディエンスも声を張り上げて応戦。そんな中、千秋にマイクを渡されたMiyakoが、フロアに半身を乗り出してアジテーションする場面もあった。また、オーディエンスのみでなく、“本気だそうじゃねえか! 俺たちのライヴだ! あっち(フロア)はどうでもいい! やぶれ! (ドラムヘッドを)全部やぶれ! 全部弦ちぎれ!”と、千秋はメンバーにも檄を飛ばしていた。

 ライヴも中盤をすぎ、さすがにここで一段落かと思いきや、原曲よりもえげつないほどにテンポをあげた「doze.」を投下。更にオーディエンス全員が床に座ってヘッドバンギングを繰り広げる「「秘密」」や、SaZの凶悪なベースからなだれ込んだ「包丁の正しい使い方 〜終息編〜」では、フロアにウォール・オブ・デスが発生。そしてそのど真ん中でもみちゃくになる千秋と、まさに地獄絵図のような光景が延々と繰り広げられていた。

 ラストこそミディアムな「「追落」」だったものの、セットリストの大半が攻撃的な楽曲で構成され、ほぼ暴動状態の盛り上がりとなったこの日。4人は最後までMCをすることなく、全18曲、90分間をノンストップで激走し、Miyako加入後初のワンマンを締め括った。

 圧巻のライヴで新体制の幕開けを飾ったDEZERTは、全曲終了後、2016年1月20日にリリースするニューアルバム『最高の食卓』に収録される「君の子宮を触る」のミュージックビデオを公開。こちらは現在彼らのオフィシャルYouTubeチャンネルにアップされているので、来るべきアルバムの片鱗を是非感じていただきたい(https://www.youtube.com/watch?v=PV_MI2mhpRo)。また、現在発表されているワンマンツアー『DEZERT ONEMAN LIVE TOUR 2016【楽しい食卓】』のツアーファイナルを、6月5日(日)にZEPP TOKYOで行なうことを発表。2016年も凄まじい勢いで駆け抜けていく。尚、ZEPP TOKYO公演のチケット最速先行予約は2016年1月5日(火)12時よりスタート。詳細は彼らのオフィシャルホームページまで。

 

text 山口哲生
photo インテツ

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DEZERT INFORMATION

DEZERT ONEMAN LIVE TOUR 2016 【楽しい食卓ツアー】 FINAL
2016年6月5日(日) Zepp Tokyo

開場/開演: 17:00/18:00
前売¥4,000- 当日¥4,500- 税込・1Fスタンディング ※入場時ドリンク代別途必要

一般発売日:2016/4/3(日)
一般発売に先駆けて最速先行あり!
【受付URL】 http://eplus.jp/dezert0605/ (PC・携帯・スマホ)
受付期間:2016/1/5(火)12:00~2/7(日)23:00

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【NEW ALBUM 「最高の食卓」 詳細情報】

2016.1.20 Release
 「最高の食卓」

 

 収録曲

1.  「あー。」
2.  「君の子宮を触る」
3.  「ここにラブソングを」
4.  「問題作」  
5.  「追落」
6.  「排泄物」
7.  「おいしい脾臓は笑わない」
8.  「セイオン」
9.  「宗教」
10.「ピクトグラムさん」

【初回生産限定盤】¥3.500 (税別)
内容 : CD全10曲+DVD 「君の子宮を触る」MV

【通常盤】¥3.000 (税別)
内容 : CD全10曲

 

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 DEZERT ONEMAN LIVE TOUR 2016 【楽しい食卓】

2/13 (土)仙台 MACANA 17:00/17:30
2/20 (土) 札幌 COLONY 17:00/17:30
2/21 (日)札幌 COLONY 17:30/18:00
3/2 (水) 高田馬場 AREA  18:00/18:30 
3/12 (土) 新潟 GOLDEN PIGS RED 17:00/17:30
3/13 (日) 金沢 vanvan V4 17:30/18:00
3/18 (金) 福岡 DRUM Be-1 18:00/18:30
3/20 (日) 松山 サロンキティ 17:00/17:30
3/21 (月・祝) 岡山 IMAGE 17:30/18:00
3/26 (土) 大阪 MUSE 17:00/17:30
3/27 (日) 大阪 MUSE 17:30/18:00
3/29 (火) 名古屋 ELL  18:00/18:30

チケット料金:¥3800(前売) ¥4300(当日) 税込*ドリンク代別
チケット一般発売中。

最新MV 「君の子宮を触る」 
 

TOTAL INFORMATION
DEZERT OFFICIAL SITE  http://dezert.jp/

 






2015年12月15日 (火)

【Acid Black Cherry】18万人を動員したアルバムツアーが完結!1分でSOLD OUTした武道館、アルバム「L-エル-」の全楽曲を披露。

REPORT - 13:22:31

ロックバンドJanne Da Arcのボーカル・yasuのソロプロジェクトAcid Black Cherry(以降:ABC)。2月に発売したアルバム「L-エル-」のアリーナツアーのファイナル公演が日本武道館で行われ、自身のアルバムツアーとして自己最多の18万人を動員した。

この日来場した1万人のチケットは一般発売開始1分以内でSOUL OUTする盛況ぶり。

今回はアルバムツアーという事で、ライブで盛り上がる定番曲だけではなく、アルバム「L-エル-」の中から全楽曲を披露。yasuの唄声で満員の会場を魅了しつつ、楽曲の世界観、曲調とリンクした照明が演出となって会場を盛り上げた。

会場が暗転し、今回のアルバムのコンセプトになっている一人の女性エルの一生を表現した映像が会場に流れる。オープニングナンバー「Loves」が唄われ、程なく逆光に照らされたyasuの姿が現れると会場は大歓声に包まれた。続いて主人公エルの激動の人生をサウンド化したかのような激しく攻め立てられる1曲「versus G」を披露、「liar or LIAR ?」の冒頭ではステージ前方で特効の爆発と共に、yasu含めたメンバーがステージ前でパフォーマンスし、ファンのテンションは一気にヒートアップ。

頭のMCでは「武道館!今日は最後まで暴れて帰ってくれ!」と煽ると勢いそのままに「Greed Greed Greed」、「黒猫~Adult Black Cat~」などシングル曲を畳み掛けるように披露。

エルの人生の絶望部分を表現している楽曲「INCUBUS」ではCDのジャケット写真をイメージしたであろう影をつけた照明が印象的だった。

今回のツアーでも、MCの内容はTwitterでファンから募集したものをメンバー全員で楽屋トークのように繰り広げた。ステージでの圧倒的なパフォーマンスとは正反対のゆるーいトークも、ABCの魅力である。

「まだ元気あるか?後半戦飛ばしていくぞ!最後まで暴れて帰ってくれ!」というyasuの煽りから始まった後半戦一発目は、ライブでも人気のナンバー「ピストル」。MCで緩んだ会場を一気に引き締めるアップテンポなロックナンバーを披露。まだまだ暴れ足りないyasuは「おまえらこんなもんか!?もっと声出せよ!もっと暴れろ!武道館、もっと暴れていこうぜ!」と煽り、「少女の祈り」と「cord name【JUSTICE】」で勢いをつけた。そして、本編ラストナンバーは最新アルバムでも特に人気がある「エストエム」。yasuの掛け声とともに、会場にはヘドバンの嵐が巻き起こった。最後の最後まで頭を振り続け本編を駆け抜けた。

アンコール1曲目は「L-エル-」。ミラーボールで彩られた会場と、優しく、柔らかな音色で届けられるこの楽曲は、ロックというジャンルを超えた、出逢えた奇跡と幸せを唄った胸を打つ1曲だった。続いて演奏された「& you」では、カラーテープで会場を彩り、日本武道館という会場が幸福感で埋め尽くされた瞬間となった。

ダブルアンコール明けのMCでは3月からスタートした長いツアーを共にしてくれたファンへの感謝を述べつつ、アルバム「L-エル-」に込められた想いを語り、「きっと僕が年をとっておじいさんになった時に、この「L-エル-」といいうアルバムと、このツアーを思い出した時に色々感じるものがあると思ったそんなツアーでした。」と語った。

最後には主人公エルの人生に重ね、「皆さんの人生の中にも、辛いこととか楽しいこととかいっぱいあると思うんですけど、人生のヤマを決めるのは本当に自分次第だと思うんで、「エル」のように、愛されることをやめずに、自分の夢があったら一生懸命頑張ってほしいなと思います。ありがとうございました。」と話すと会場は大きな拍手で包まれた。

「よっしゃー武道館!まだ元気あるかい!アンコール、みんなで悔いがないように暴れて帰ろうぜ!」と煽り「少女の祈りⅢ」と「SPELL MAGIC」を立て続けに放ち、「武道館!もう一曲だけいいですか?ここにいるみんなに届けます。」と「20+∞Century Boys」を披露しライブは終了。

全20曲、ファンと共に一気に駆け抜けた、18万人を動員したアルバム「L-エル-」のツアーファイナル日本武道館公演だった。

尚Acid Black Cherryの今後の予定は、今回のアリーナツアーのライブCDが来年1月27日に、アリーナツアーと並行して行われたライブハウスツアーの映像が来年2月17日に発売となる。

本日の武道館公演の映像化も決定しており、まだまだAcid Black Cherryから目が離せない。

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◆セットリスト

01.Opening ~Loves~

02.versus G

03.liar or LIAR ?

04.Greed Greed Greed

05.黒猫 ~Adult Black Cat~

06.指輪物語

07.INCUBUS

08.Round & Round

09.君がいない、あの日から…

10.眠れぬ夜

11.7 colors

12.ピストル

13.少女の祈り

14.cord name【JUSTICE】

15.エストエム

[Encore]

01.L-エル-

02.& you

 

[W Encore]

01.少女の祈りⅢ

02.SPELL MAGIC

03.20+∞Century Boys

 

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◆リリース告知

タイトル:2015 livehouse tour S-エス-

発売日:2016 年 2 月 17 日 ( 水 )

DVD / AVBD-32247 / \4,200 (本体価格)+税

Blu-ray / AVXD-32248 / \4,600 (本体価格)+税

タイトル:2015 arena tour L-エル- LIVE CD

発売日:2016年1月27日(水)

価格:¥1,800+税

品番:AVCD-32246~7 (DISC2枚組)

http://www.acidblackcherry.net/



2015年12月14日 (月)

PENICILLIN / HAKUEI、45歳を祝うバースデーライブ開催!!「みんながいなければ、ここまで歩んで来れなかった」

REPORT - 19:52:25

12月13日(日)、新宿BLAZEにてHAKUEI BIRTHDAY LIVE SUPER HEART CORE’15が開催された。

会場はもちろんSOLD OUTしており、熱気が立ちこめる状況からライブがスタートした。

結成23年を走り続けているバンドだけあって、新旧様々なヒット曲、ライブでの定番曲をふんだんに盛込んだ内容になった。

またHAKUEIの誕生日という事で、彼の選曲によるアニソン「残酷な天使のテーゼ」をバンド披露し、最近テレビ露出が増えているきっかけにもなった、日本テレビ「有吉反省会」の禊企画“富士急ハイランドの戦慄迷宮完走”から出来た曲「戦慄迷宮(仮)」を1コーラスだけ披露。激しさあり、笑いあり、盛りだくさんの内容で会場に詰めかけたファンを魅了した。

 

HAKUEI自身も「昔は気づけなかったけど、本当に20年以上走り続けてくるとファンのみんなの支えがなければここまでこれなかったって実感が湧いていて、心から感謝しています、そして愛してます。」と素直な気持ちをファンに伝えた。

 

次は、2月のバンド結成24周年ライブになり、2016年もPENICILLINの活動から目が離せなさそうだ。

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「24th ANNIVERSARY HAPPY BIRTHDAY & VALENTINE’S DAY LIVE SPECIAL」

16.2/13(土) 新宿 ReNY
OPEN 17:15 / START 18:00
INFO. サイレン・エンタープライズ TEL.03-3447-8822

16.2/14(日) 新宿 ReNY
OPEN 16:15 / START 17:00
INFO. サイレン・エンタープライズ TEL.03-3447-8822

16.2/20(土) 大阪 RUIDO
OPEN 17:30 / START 18:00
INFO. 夢番地大阪 TEL.06-6341-3525

16.2/21(日) 大阪 RUIDO
OPEN 16:30 / START 17:00
INFO. 夢番地大阪 TEL.06-6341-3525

詳細:http://www.penicillin.jp

 

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HAKUEI BIRTHDAY LIVE    SUPER HEART CORE’15
15.12/13(日) 新宿 BLAZE

1.WARP
2.99番目の夜
3.REALXXX
4.make love
5.Stranger
6.天城越え  -PENICILLIN ver.-
7.魔法ダイヤ
8.リミットコンプレックス
9.冷たい風
10.ウルトライダー
11.バラ
12.Japanese Industrial Students
13.快感∞フィクション
14.JUMP#1
15.HELL BOUND
16.ロマンス

【ENCORE 1】
En1.残酷な天使のテーゼ(V-ANIME collaboration -femme- ver.)
En2.戦慄迷宮(仮)(1cho のみ)
En3.愛のメモリー  -PENICILLIN ver.-
En4.FOR BEAUTIFUL MAD HUMAN LIFE

【ENCORE 2】
En6.NEW FUTURE
En7.Chaos