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2016年01月26日 (火)

【ライブレポート】★Tokami★1月25日(月)池袋サイバー:60分限定無料ワンマン「H.B.1000.F」

REPORT - 13:50:51

1月25日(月)池袋サイバーを舞台に、Tokamiが「Tokami 60分限定無料ワンマン「H.B.1000.F」」と題し、観客たちと「60分一本勝負のバトル」をブチ噛ました。この日はドラマー1000のバースデーも兼ねた内容であり、同時に、通販/ライブハウス限定DVD『=Advent Gibeon=』の会場先行発売も行われた。

 ライブは、Agatoの野太いスクリーム声から幕を開けた。低音の聴いた豪圧な音が塊となって客席へ降り注いでゆく。重いウネリの上で、朗々と嘆きの歌を唱えてゆくAgato。冒頭を飾った『アネモネ』に手の花咲かせながら、間奏では頭振り乱し、5人の熱を観客たちは受け止めてゆく。幕開けは、戦いというよりも、Tokamiの描き出した大きく重い音の唸りの中へ観客たちを包み込む形のもと始まった。
気持ちを昂揚の境地へ導く、祈り嘆くような歌が響きだした。その声を合図に、楽曲は一気に激しく轟きだした。Tokamiは『葬影送り火の空』を叩きつけ、観客たちの荒ぶりたい感情へ熱い刺激を注いでゆく。気持ち高ぶらせる歌と重く突き刺さる音の衝撃へ、心地好く手の花咲かせ溺れてゆく観客たち。熱狂の階段を駆け上がる環境は、早くも整った。
印象深い歌始まりの『追憶の葬、弔いの蒼』が流れだした。一瞬で、魅惑的な歌へ心惹かれてゆく観客たち。低音の聴いた重厚な音で攻めながらも、その歌声は身体を、心を揺らす心地好い昂揚を与えてゆく。そう、身体は熱を欲しているが、心は揺れるときめきに浸りたい。そんな二つの衝撃に触れ、大きな手の花揺らす人から身体を小刻みに揺さぶる人まで、そこにはいろんな楽しむ風景が描きだされていた。

破壊的な、ラウドな音の衝撃波が舞台上から放たれた。グロウル混じりに観客たちを煽ってゆくAgato。サビでは胸くすぐるキャッチーな歌を届けながらも、他のセクションでは熱い衝動を投げかけてゆく。何時しか観客たちも、『Addicted Lover』の演奏に合わせ、拳振りながら、熱した衝動をその身で嬉しく受け止めていた。
 ヒステリカルでフリーキーな、でも、これまで以上に重厚な音を武器に、Tokamiは訪れた人たちの感情を爆撃し始めた。いや、サウンドは重いが、歌はなんて艶かしいんだ。二つの痛い魅力が重なりあうことが、何時しかその歌を共に口づさみたくなる嬉しさが、『poker face』の魅力だ。

「こっから一気に奈落の底へと落してやる!!」。 轟き渡る黒い衝動と衝撃。ダーク/ラウド/スクリーモ、どんな言葉で形容しようが、『Venom』が導いた重厚な音の唸りに巻き込まれたら、我を忘れ騒ぐのみ。重い音に身を預け全力で跳ね続ける観客たち。中には、恍惚の絶叫上げる人たちも。剥き出しの感情と感情とを戦わせる、まさにバトルの様がそこには描きだされていた。
最後は、会場中の人たちが振りで一つになった『Crimson Sky』だ。歌に酔い、でも、豪快で厚みのある音へ身体は武者震い立ってゆく。なんて胸に響く歌なんだろう。間奏では折り畳みしてゆく光景や絶叫のコール&レスポンスしてゆく様、何度も何度も逆ダイし絶叫交わしてゆく風景までがそこには描きだされていた。
 暴れたい、騒ぎたい、もっともっとTokamiの音楽に触れ合いたい、そんな頂点を求め熱し、火照った感情を全身に感じたまま、本編は終了。

 誕生日だったドラマー1000のバースデーを祝福しつつ、アンコールで叩きつけた暴れ暴走ナンバー『憂鬱なる不確かな明日、微笑みの先についた嘘』へ、誰もが感情を全力投球。舞台上も客席も、余力残してなるものかと力の限り拳振り上げ、頭振り乱し、サビでは咲き続けていた。満面の笑顔で暴れはしゃぎ続ける、その姿のなんとキラキラしていたことか。「俺たちの生きる励み」というAgatoの言葉通り、その様を知らしめた熱狂のバトルライブを、Tokamiは繰り広げていた。

          
 正直、60分という短い時間で満足を得れるほどTokamiのライブは薄いものではない。むしろ、もっともっとという欲求を携えた状態で幕を閉じたからこそ、早くTokamiのライブへ触れたくて仕方ない衝動に全身が支配されていた。もっと長い熱狂に身を溺れたい、それを味わうためにも、6月29日に新宿ReNYで行なうワンマンライブに足を運ぶしかなさそうだ。

TEXT:長澤智典

 

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セットリスト

『アネモネ』
『葬影送り火の空』
『追憶の葬、弔いの蒼』
MC
『Addicted Lover』
『poker face』
『Venom』
『Crimson Sky』
アンコール
MC
『憂鬱なる不確かな明日、微笑みの先についた嘘』

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Tokami Web
http://tokami.heavy.jp/

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★LIVE情報★

2016年6月29日(水) 新宿ReNY
Tokamiワンマン「Unknown Sanctuary~a place of your own~」

OPEN: 17:30 / START 18:00
前売 ¥3,500 / 当日 ¥4,000 ※Drink代別
出演:Tokami
※当日重大発表あり
※入場者特典あり

【チケット】
http://sort.eplus.jp/sys/
■バンド予約(ペアチケット)
■当日券(ペアチケット)
※ペアチケットは1枚で2名入場可能となります。
※ペアチケットは1枚で1名の入場も可能となります。

 

Tokami ニューアルバム [Metamorpha]
https://www.youtube.com/watch?v=36rxa-A7w-Y

 



2016年01月26日 (火)

【ライブレポート】defspiral★2016年1月23日JAPAN EXPO THAILAND/ Tokyo Crazy Kawaii Bangkok★タイはバンコクにて真夏の夜に負けない熱狂的なステージを披露、5000人を超えるファンを灼熱の渦へ!

REPORT - 13:08:47

2016年1月23日、defspiralがタイはバンコクで行われたJAPAN EXPO THAILAND/ Tokyo Crazy Kawaii Bangkokにて、暑い夏の夜にメインステージ前に集まった5000人を超えるファンを灼熱の渦に巻き込んだ。

 

 JAPAN EXPO THAILAND/Tokyo Crazy Kawaii Bangkokは日本ブームの創出を目的に、伝統芸能、テレビ番組、アニメ、漫画、ゲーム、音楽、ファッション、キャラクター等のコンテンツ、ビジネスマッチングを目的としているタイ&アジアで最大級のオールジャパンイベント。このイベントにはdefspiralの他、AKB48やSuGらも出演した。今回会場となったのはバンコクの中心部に位置するセントラルワールドプラザ。この日は35℃を越す気温の中、同イベントには10万人に迫る“日本好き”が駆けつけた。その中で、昨年5月に引き続き2度目のバンコク公演となったdefspiralは屋外メインステージにて暑いタイの夜にも勝る圧倒的熱量を持ったライブを見せてくれた。

 

 海外でのイベント出演ということもあり、開演直前までトラブル続きではあったが、1曲目の「Arcoromancer」が演奏されればdefspiralの再訪を待ち望んでいた現地のFreaks(=defspiralファンの呼称)らの熱い声援が巻き起こる。曲中TAKA(Vo.)がタイ語で「今日は楽しんでいこうぜ!」と叫べばタイのファンの勢いは序盤からフルスロットルに。続いての「MASQUERADE」では日本でのライブと同様に、曲に合わせて激しくジャンプをするタイのファンたち。その勢いは日本以上のモノと感じさせるほど。

 

 MCではTAKA特製のタイ語カンニングノートも飛び出しつつ、「楽しんでる!?」「お前たち可愛いよ!」などタイ語を披露。タイのファンの心をしっかりと掴む。力強さと疾走感溢れる「SILVER ARROW」ではTAKAの伸びやかなボーカルと共に歌詞に込められた強烈な“想い”が言語の壁を超えて届けられる。続けざまに披露された「Dream of you」では艶やかな大人のサウンドに酔いしれる。

 

 「星空をイメージした曲を歌います、気持ちを込めて皆に届けたいと思います」とのメッセージと共に届けられた壮大なバラードナンバー「ESTRELLA」。開演時には夕暮れに差し掛かっていた屋外ステージも既に星空。スペイン語で星を意味する同タイトルに相応しい、煌めく星の下でステージが光に包まれる。 

 

 「次の曲は俺達のロックスター、敬愛する日本のロックスターの曲をやりたいと思います。」と紹介されたのは彼らを見出したhideの名曲「ROCKET DIVE」。日本の誇るロックスターhideはもちろんタイでも知られており、涙するファンも。畳み掛ける様に演奏されたのは彼らのライブの終盤で演奏される「LOTUS」。defspiralらしい大人なダンサンブルナンバーで会場のボルテージも最高潮に。リズムに合わせて身体を動かすことに言語や文化の違いなど何の影響も与えない。ただ、そこにあるのは熱いパフォーマンスを繰り出すアーティストと、それに応えるファンたち。

 

 「必ずまた会いましょう。最後に、今日皆と会えた証に皆に贈ります」と約束の後に贈られたのは“始まり”を告げるナンバー「CARNAVAL」。ステージセンターに位置する観客席へと続く花道を駆け抜けるメンバー達。RYO(Ba.)はさらに花道を降り客席でのプレイを行うほど。最後の曲にして、終わらないCARNAVAL=お祭りの始まりが意味するものは、彼らにとってこのタイでのステージは決して1度きりのものではなく、どこまでも続く終わらない彼らのストーリーの一部であり、必ずまたタイでのステージを行ってくれるという“約束”ではないだろうか。 

  

 defspiralはTHE MICRO HEAD 4N’Sとの対バンツアー「THE MICRO HEAD 4N’S × defspiral COUPLING TOUR 2016 9BALL GAMES -2nd-」が3月13日(日) 渋谷GARRETからスタートする。また、椎間板ヘルニア治療のため活動を休止していたMASAKI(Dr.)の手術も無事に終了したとのこと。復帰が待ち遠しい。今後も国内外で展開を続けていくdefspiralから目を離すな。

 

JAPAN EXPO THAILAND/Tokyo Crazy Kawaii Bangkok

 

 

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2016年1月23日(土)

セントラルワールドプラザメインステージセットリスト

 

  1. Arcoromancer
  2. MASQUERADE
  3. SILVER ARROW
  4. Dream of you
  5. ESTRELLA
  6. ROCKET DIVE
  7. LOTUS
  8. CARNAVAL

 

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THE MICRO HEAD 4N’S × defspiral

COUPLING TOUR 2016 9BALL GAMES -2nd-

 

3月13日(日) 渋谷GARRET

OPEN/START 17:30 / 18:00

ドリンク代:¥ 600

LAWSON TICKET 0570-084-003

チケットぴあ 0570-02-9999

e+ http://eplus.jp

(問)DISK GARAGE 050-5533-0888(平日12:00~19:00)

 

3月18日(金) 西川口HEARTS

OPEN/START 18:30 / 19:00

ドリンク代:¥ 500

LAWSON TICKET 0570-084-003

チケットぴあ0570-02-9999

e+ http://eplus.jp

(問)DISK GARAGE 050-5533-0888(平日12:00~19:00)

 

3月19日(土) HEAVEN’S ROCKさいたま新都心VJ-3

OPEN/START 17:30 / 18:00

ドリンク代:¥ 500

LAWSON TICKET 0570-084-003

チケットぴあ0570-02-9999

e+ http://eplus.jp

(問)DISK GARAGE 050-5533-0888(平日12:00~19:00)

 

3月21日(祝・月) 横浜Baysis

OPEN/START 17:30 / 18:00

ドリンク代:¥ 500

LAWSON TICKET 0570-08-4005

チケットぴあ0570-02-9999

e+ http://eplus.jp

(問)DISK GARAGE 050-5533-0888(平日12:00~19:00)

 

4月15日(金) 梅田シャングリラ

OPEN/START 18:30 / 19:00

ドリンク代:¥ 500

LAWSON TICKET 0570-08-4005

チケットぴあ0570-02-9999

e+ http://eplus.jp

CNプレイガイド 0570-08-9999

(問)キョードーグループ 0570-200-888(10:00~18:00)

 

4月16日(土) 名古屋ell SIZE

OPEN/START 17:30 / 18:00

ドリンク代:¥ 500

ダイレクトセンター052-320-9000

チケットぴあ0570-02-9999

LAWSON TICKET 0570-084-004

ライカエジソン名古屋店 052-229-8211

TANK!theWEB http://www.sundayfolk.com/

(問)サンデーフォークプロモーション 052-320-9100(10:00〜18:00)

 

4月21日(木) TSUTAYA O-WEST

OPEN/START 18:30 / 19:00

LAWSON TICKET 0570-084-003

チケットぴあ0570-02-9999 050-5533-0888

e+ http://eplus.jp

ドリンク代:¥ 500

(問)DISK GARAGE 050-5533-0888(平日12:00~19:00)

 

4月29日 祝・金 XXXXXXXX

4月30日 土 XXXXXXXXX

 

特設サイト:http://9ballgames.com/

制作:CB Agent Inc.

 








2016年01月26日 (火)

The Benjaminのミネムラが司会を担当するヴィジュアル系番組「ヴィジュアル刑事Z」が、公開収録も兼ねたアコースティックイベントライブを実施。

REPORT - 01:17:28

The Benjaminのツブク、THE BEETHOVEN/怪人二十面奏のマコト、Dacco/Psycho le Cemu/NINJAMAN JAPANのLida、犬神サアカス團の犬神情次2号、リウ、Develop One’s Facultiesのyuya、UCHUSENTAI:NOIZのYAMATOと豪華メンバーが勢揃いしての大セッション大会!!
 
 
 1月11日(月・祝)、渋谷REXを舞台にミュージック・ジャパンTV「ヴィジュアル刑事Z」presents「 一斉検挙 vol.02-アコースティックナイト-」と題されたライブイベントが、2月1日及び16日の放送用の収録も兼ねて行われた。
 この日は、ヴィジュアル刑事ZことThe Benjaminのミネムラ刑事(Vo/AG)司会のもと、The Benjaminのツブク巡査(Vo/AB)、THE BEETHOVEN/怪人二十面奏のマコト(Vo/AG)、Dacco/Psycho le Cemu/NINJAMAN JAPANのLida(Vo/AG)、犬神サアカス團の犬神情次2号(Vo/AG)、リウ(Vo/AB)、Develop One’s Facultiesのyuya(Vo/AG)、UCHUSENTAI:NOIZのYAMATO(Vo/カホン)と、総勢8名のミュージシャンがミネムラ刑事を囲むように舞台へ登場。
  今回はアコースティックイベントということだが、彼らが、入れ代わりでステージをこなすような在り来りなイベントを行うわけがない。このイベントは、各メンバーごとの持ち歌に、全員が手にした楽器やみずからの歌声を通して参加するセッション形式で行われた。しかも細かいアレンジは、その場で話しあいながら決める形で進行。なんて斬新な、でも百戦錬磨な連中だからこそ出来る内容だったのも事実。
 
 ライブは、ミネムラ刑事とツブク巡査が登場し、この日の出演者たちを迎え入れる形で幕を開けた。
  メンバー紹介の時点から、それぞれの出演者たちがボケやツッコミを次々繰り出すトークを披露。YAMATOがこの日のために用意したカホンに対し、犬神情次2号が「せっかくカホンを買ったんだから家宝にしたほうがいいよ」など、いろんな?!駄洒落飛び交う?!場内。細かいやり取りは、ぜひ番組をご覧になっていただきたい。
 
 
               ツブクの持ち歌コーナー
 
  ライブは、出演者たちがウィットに富んだ会話を繰り広げつつ、ツブク巡査の持ち歌であるThe Benjaminの『ぼっち』をセッションする形から始まった。
 Lidaのリードとミネムラのタンバリンの音を合図に、出演者たちが次々演奏を重ねる形でスタート。ヴォーカルも、ツブクを中心にマコトも歌えば、出演者たちがコーラスを重ねたり、間奏でツブクとリウがベースソロを繋いだりと、ミネムラの声のリードを合図に進んでゆく。ある程度の基本ラインを事前に決めてたとはいえ、すべてがその場の雰囲気で進んでゆくところが、このセッションの楽しい醍醐味だ。
 
 犬神情次2号が、ツブクとマコトの書いた譜面を「糞だ!」とののしれば(笑)、衣装話になったとき、「yuyaの身体に蛇を巻いてやればいい」などの会話も飛び交っていた。どういう流れがらそういう話になったのかは、番組をご覧になってください(笑)
 
 
               Lidaの持ち歌コーナー
                         
 二番手は、Lidaの持ち歌であるDaccoの『コイガオカ』をカントリー調でセッション。ミネムラはトライアングルとシェイカー,ブルースハープで、yuyaはシェイカーを持ちながら、リウはタンバリンで、ツブクはアップライトベースで参加。Lidaの歌をリードに軽快に進む演奏。ヴォーカルもLidaを中心に、マコトも歌を受け継いでゆく。胸弾む心地好い楽曲のように、場内には牧歌的な優しい空気が流れていた。
 
  ちなみにLidaは、Daccoでエアロビ担当ではなくエロビ担当らしい。ミネムラは、ブルースハープのみならず薬草ハーブも得意だそう。詳しくは、番組で?!。
 
 
             犬神情次2号の持ち歌コーナー
 
  三番手は、犬神情次2号の持ち曲である犬神サアカス團Zの『危険なハーブ』。歌詞に記された「万引き、強盗、売春」の歌詞が番組的に放送が難しいことから、この日は「どん引き、教頭、青春」に変えて披露(でも、よーく聞くと…)。
  この歌では、リウがアップライトベースを担当。セッションは、重いロックンロールなリフ演奏が炸裂しスタート。犬神情次2号が歌をリード。そこへ、歌い手たちが掛け声を加えてゆく。サビでは、犬神情次2号の歌へ、他のメンバーらが掛け合いや掛け声を投げてゆく場面も。かなりブラックな歌詞とフォークロックな演奏は、なかなかいなたい味を出していた。この歌でも、マコトが途中で歌パートを担当していた。
 
  ここでは、喫煙話が登場。それは、歌に関わる話から。詳しくは番組で(笑)。
 
 
               YAMATOの持ち歌コーナ
 
  四番手は、YAMATOの持ち曲であるUCHUSENTAI:NOIZの『Ritardando』。もちろん、歌はYAMATOが担当。彼の歌い方がANGEL TAKAに似ていることから、YAMATOにいろんなツッコミが入ってゆく。それに対してYAMATOが「歌い方のひな型が」と言ったとたん、そこら中から「雛形あきこ??」というくだらないツッコミも。そこが、この8人のトークの醍醐味だと伝えておこう。
  この歌は、YAMATOのカホンをリードにスタート。リウはアップライトベースで、ツブクはタンバリンで参加。声を張り上げ歌うYAMATOの歌を、演奏陣がしっかり盛り上げていく。触れた人の気持ちを昂揚させてゆくこの歌でも、途中マコトが歌を担当。ミネムラは、やたら身体を揺らしながら演奏していたことも付け加えておこう。
 
  この歌では、YAMATOが虚空を観ながら歌っていた。その歌う姿に対して、メンバーらから「(きたの)たけしみたい」などいろんなツッコミも。ちなみに犬神情次2号は寂しがり屋。詳しくは番組をご覧になってください。
 
 
               yuyaの持ち歌コーナー
 
  五番手は、yuyaの持ち歌である『non title』。リウは、この歌でもアップライトベースを担当。そのリウがずっと立ってしゃべっていたことから、会話は、「学生時代に叱られたとき廊下に立たされたか?!立たされる制度はなかったか?!」の話へ。
  この歌の演奏について、ミネムラが「バラード曲だから、最初からみんな入るんじゃなく、ブリッジから入ろうか?!」と話し始めたところ、「ブリッジとは何処か?!」の論争が起きだした。その論争ぶりは、ぜひ番組で。ちなみに、Lidaはブリッヂと書くそうだ。
  セッションは、yuyaの弾き語る歌から幕を開けた。儚い、でも、しっかりとした軸を持った歌をはべらせゆく。しばし独奏が続いたところで、サビから一斉にメンバー全員が演奏に参加。その重奏を背景にyuyaが朗々と歌い上げてゆく。二番からは、yuyaの歌に薄くハミングを重ねてゆく場面も。大サビからは、他のメンバーも歌に参加。とても感動的な空気を作りあげていた。
 
  この歌は、名曲に多い1645の黄金進行で展開。ここから、黄金進行の名曲を悩みながら思い出しだしつつ幾つか披露。さらに、とある流れからダイヤモンド☆ユカイさんや研ナオコさんの話へと展開。その様子は、番組でご覧になってください。
 
 
               マコトの持ち歌コーナー
 
  六番手はマコトの持ち歌であり、ドレミ團の3拍子ナンバー『彼岸花』を3カポ用いて演奏。この歌は、yuyaのリクエストで決まった楽曲。リウは、相変わらずアップライトベースを、ミネムラとツブクはタンバリンを担当。ここでは、カポの使い方で熱く談義。さすが,そこはミュージシャンたち。
 セッションは、yuyaの歌からスタート。とても哀愁味を持った昭和歌謡ナンバーを、yuyaとマコトが歌を交わしあう形で披露。間奏では、犬神情次2号がスパニッシュムード携えた哀愁浪漫なソロギターを披露。なんて、胸をグッと泣き濡らすセッション演奏なんだろう。
 
 
               リウの持ち歌コーナー
 
  七番手は、リウの持ち歌『サクラレクイエム』。この歌で、ツブクはタンバリンを、yuyaはトライアングルも担当。何時もは2人のアコースティックスタイルで披露しているらしく、この大人数で演奏することをリウは喜んでいた。ここではJohannesやユーイチロウなど、この日の出演者に関連したメンバーの話も登場。
  セッションは、トークから自然な流れでミネムラのイントロギターへ…の予定だったが、本番前のリハーサル演奏に苦戦しているミネムラの姿が、そこにはあった。本番では、犬神情次2号のアルペジオ演奏、ミネムラとLidaのハモリフレーズ、YAMATOのパーカッションが心地好く混じるセッションから幕開け。歌が入ったとたん、演奏は一気に熱を帯びてゆく。なんてドラマチックで感動的なセッションだ。二番では、マコトが歌を担当。間奏では、ミネムラ、マコト、yuya、犬神情次2号、Lidaとソロをまわしてゆく場面も。リウはエレキベースを手に座って…ではなく立って熱唱。それだけ、気持ちが入り込んでたということだ。
 
  人の曲を歌うのが好きなマコトと、普段はあまり歌うことのないyuya。そんな2人が自由に歌に絡んでゆく様に、リウが感動。この日の演奏に対して、みんなとても心地好く楽しく演奏してきたことをトーク。なぜか、Lidaの布袋寅泰の物真似まで飛び出していた。その模様も、番組でご覧になってください。先のトークパートも含め、何処が流れるかの保証は致しませんが(笑)。
 
 
              ミネムラの持ち歌コーナー
 
  最後は、ミネムラ刑事の持ち歌であるThe Benjaminの『ベーゼ』。軽快でファニーな楽曲を、メンバーみんなのハミングを混じえながらパーティムードたっぷりにセッション。サビての合唱や掛け合いしてゆく様は、まさに楽しく笑顔で演奏を重ね合わせる宴ムード。歌には、ツブクやマコトも参加。間奏では、ツブク、Lida、リウ、マコト、YAMATO、yuya、犬神情次2号、ミネムラとアドリブをふたまわしもしてくれた。セッション演奏の最後に相応しい盛り上がりを描いてくれたところは、さすがミネムラ刑事だ。
 
 
  この日の模様は、2月1日(前半)と16日(後半)からスカパー内ミュージック・ジャパンTV「ヴィジュアル刑事Z」で放送。リピート放送も多いので、せひご覧になっていただきたい。
 

PHOTO: 井野友樹
TEXT:長澤智典

 
 
「ヴィジュアル刑事Z」Web
http://www.mjtv.jp/lineup/visual_deka_z/