2016年03月14日 (月)
【ライブレポート】★Chanty★2016.3.11池袋EDGE「桜舞い散る木の下でキミが待ってるワンマンツアー」
REPORT - 23:19:37「胸ぐら掴んで引っぱりこむようなライヴを見せつけてやる」
Chantyの全国ツアーがスタート!初日の熱気を、物語綴る1ページ目へ殴り書き!
桜舞い散る木の下でキミが待ってるワンマンツアー」と題されたChantyの全国単独公演が、まだ桜咲く前の3月11日(金)池袋EDGE公演よりスタートした。開場中の場内に流れていたのは、「旅立ちの日に」や「仰げば尊し」など、卒業唱歌の数々。気持ちをキュッとしめつける空気に包まれながら、場内を埋めつくしたファンたちが始まりのときを心待ちにしていた。
ハプニングはライヴ前から起きていた。今ツアー初お披露目となる新SEが流れ、程よい緊張感に包まれる中、先頭を切って意気揚々と舞台に登場したギターの千歳だが、予定より早めに出てしまい慌ててステージ袖にもどり場内の笑いを誘った。何を起こしてしまうか読めない。それこそが、Chantyのライヴでこそ味わえる醍醐味だ。
「桜舞い散る木の下でキミが待ってるワンマンツアー、始めます」芥がそう呟くとアットホームな雰囲気から一変してステージは重低音唸る『ALIVE』から幕を開けた。冒頭から高いテンションと疾走性、何より身体にズシッと響く重量感を持った演奏を叩きつけ、Chantyは観客たちの拳を次々と天高く突き上げさせていた。感情高ぶるままに歌いあげてゆくヴォーカルの芥。ツアー初日ということもあって、メンバー全員の緊張感を抱いた気合いが伝わってきた。“生まれ変わっても僕を許してくれるのか!”。ヒリヒリとした感情を、演奏を通して突き付けては触れた人たちに高ぶる衝動を与えてゆく。このスリリングな心地好さが、たまんない!
Chantyのライヴ特有のスリル感あふれる演奏が、身体を大きく揺さぶっていく。リズム乱れ撃つ変拍子ナンバー『ソラヨミ』が強く音の雨を降り注いできた。
躍動する『ひどいかお』の演奏に合わせ、跳ね続ける大勢の観客たち。ヒステリックな旋律の数々が胸にガシガシと突き刺さってゆく。その演奏に触発された人たちが全力で左右に駆けだした『絶対存在証明証』。Chantyは、騒がずにいれない興奮と衝動を立て続けに放ち続けてきた。
「Chantyの世界へようこそ!」「せーのでイッちゃって!」次々とソリッドな旋律が折り重なってゆく。変拍子用いた、展開激しいハイテンションな組曲ナンバー『君と罰』が飛び出した。聞き手を圧倒する演奏と凄まじい気迫。何より猛々しい音の唸りが感情を痛く刺激してゆく。
「歩き続ければ、答えは出るのかな?」。芥の言葉に続いて流れたのが、『誰』。空間を活かした歪んだ音飛び交う演奏の中、想いを呟くように歌う芥。舞台上から放たれる言葉が、触れた人へ希望の存在を示してゆく。
芥がアカペラで切々と、悲哀な想いをむせぶように歌いだした。“わたしは可も不可もなくここに生きてる、消えたい今日も消えたい無かったことにしたいよ”裸の感情を剥き出しの心模様を絶叫と激奏に乗せ、Chantyは触れた人たちへ「君の答えはどうなの?」と問いかけてきた。野太い演奏に乗せ、心掻きむしるようダイレクトに言葉を突き刺した『ダイアリー』だ。
ゆったりと鳴り響く悲々とした演奏が連れ出した『とある星空の下』では、今にも涙零れそうな、振り絞る想い抱いた歌声を芥は唱えてゆく。観客たちの誰もが、Chantyがこの空間に作り上げた込み上げる想いへ切なく浸っていた。
場面は、一変。 力強くストロークするギターの旋律に飛び乗り、絶望と悲嘆にくれながらも闇の中へ光を求めようと、芥が『交差点』を朗々と歌いかけてきた。 その交差点を渡った道の先には、光と闇のどちらの未来が待っているのだろうか? “行き先はわからない”と歌いながらも、進むことが未来へ繋がる勇気だとChantyに教えられた。
「『交差点』はですね、Chantyの歌に登場する救われない主人公たちを救ってくれる曲になったなと思えてる。今日、ファンたちの前で歌えて本当に嬉しく思います」
芥のMCに続き、ここからはアグレッシブなダンスロックをChantyは次々と突き付けてきた。大勢の人たちが“僕はシューティングスター”と、サビで笑顔浮かべ大きく手を左右に振ってゆく。激しく跳ねる演奏の上で、会場中の人たちがタオル振り廻し踊り騒いだ『流星群』。
熱く激烈なグルーヴロックナンバー『いっせーの』が、マイナス思考さえぶち壊してゆく。気持ち解き放った観客たちも、右へ左へ駆けながら、激しく唸り躍動するロックに全力で身を任せていた。
共に声を張り上げ、頭上高く掲げた両手を打ち鳴らし、空間活かした熱を放つ『ミスアンバランス』へ嬉しく溺れてゆく。芥の煽りに刺激を受け、次々飛び交っていた雄叫び。高ぶる感情は解き放ち続けるしかない、身体求めるまま踊り続けることが正解だ!
「ヤレるかいっ!」「かかってこいやー!」。スリリングな、凄まじい熱を持った演奏が炸裂。誰もが『衝動的少女』の演奏に闘いを挑むよう全力で身体を折り畳み続けていた。
場内に渦巻いた熱気。「祭りは好きかー!」。会場中の人たちが、Chanty流の祭りナンバー『やんなっちゃう』に身を預け、タオル振りながら、感情振り乱し踊り狂いだした。この騒ぎに飛び乗らなきゃ女が廃るとばかりに、ほとばしる感情をぶつけながら祭り上がっていた。
続いて演奏されたのが、この日よりライヴ会場及び通販限定で販売がスタートした『貴方だけを壊して飾ってみたい』。さっきまでの熱気を受け継ぎながらも、優しく疾走してゆく歌と演奏に、誰もが心地良さそうに身体を揺らしていた。いや、演奏が進むごとにどんどん気持ちに高ぶり与えてゆく昂揚ナンバーだからこそ、身体の揺れも大きく膨らんでいた。
このワンマンツアー、(動員)数で言ってしまえば厳しいです。でも、そんなこと関係なく、会いに行けることをこんなにも楽しみにしていられるバンドは他にいないと思います。こんな自分勝手なことをやっている自分たちとみんなとで共有しあえることが嬉しくて。だからこそ、もっとおまえたちの仲間を増やせるように日本一周してきます。また力をつけて東京に戻ってきます」(芥)
ツアータイトルになぞらえたMCは“キミを待っている”わけではなく、“キミが待っている”というスタンスをあらためて提示した。全国各地にファンを迎えに行くという強い意志が伺える。
ライヴも終盤へ。残された気力をすべて放つように、アグレッシブな歌声と演奏を魅力に『犬小屋より愛を込めて』をChantyは叩きつけてきた。一つ一つの音のなんて力強いことか、ひと言ひと言が本気で魂を揺さぶっていく。ライヴこそChantyが生きる場所。その意味を、存在を証明するように、凄まじい熱を携えた演奏が触れた人たちの身体を熱く熱く包みこんでいた。
「この赤い糸が途切れないように」。最後にChantyは『赤い糸』を演奏。互いの心と心をふたたびきつく結び合うように。また一緒に熱狂の中で触れ合おうと約束交わすよう、気持ちを空へ解き放つ開放的な『赤い糸』を歌いながら、彼らは、全国ツアーへ旅立つ挨拶を、会場へ足を運んだ人たちに届けてくれた。最後の最後まで会場中に響き渡った“ラララ”の合唱。その歌声の、なんて温かかったことか……。
止まないアンコールの声を受け、メンバーがふたたび舞台へ。ここでは、オープニングの登場で失敗したことから、再び実践。しかも今回は、メンバーがそれぞれ決めポーズをしながら登場。この姿、各地でも観れるのだろうか? 今回のChantyの全国ツアーは幕開けから楽しみだ。
「めっちゃ楽しい。とにかく見せつけたい。胸ぐらつかんでひっぱり込むくらい楽しいライヴを届けたい。それくらいChantyのライヴって楽しいんですよ」(芥)
続いて流れたのは開放的な『フライト』だ。すべてのマイナス要素を吹き飛ばすように、光解き放つ歌と演奏が身体中をキラキラと包みこんでいった。あらゆるネガティブな意識を忘れさせ、ただただ無邪気な気持ちへ身を、心を浸してゆく。その昂揚した感情を全身に抱きながら、“答えをくれたのはあなたでした”と嬉しい感謝と感動をこの歌に覚えていた。
最後に響かせたのが、『m.o.b.』。突き刺さる激しい音へ、誰もが身体を揺さぶり、拳振り上げ闘いを挑んでゆく。ライヴ特有の気持ちを空っぽに熱狂させてゆく風景。Chanty流に言うなら、心踊らせてゆく一体感を通し、ツアー初日のライヴは、会場に熱気を染み込ませながら、物語の最初の1ページ目へ熱狂と興奮を力強く殴り書きしていった。
Chantyの全国ツアーの物語は、凄まじいまでの高いテンションをぶつけてゆくステージングから幕を開けた。この熱を、ぜひ全国各地へ届け、切れない太い赤い糸をどんどん増やして欲しい。その赤い糸を、今度はあなたが心へ結びにきて欲しい。途切れない無数の赤い糸が日本中で綾取りしていたら、とても素敵だと思いませんか!?
TEXT:長澤智典
——————————-
◆セットリスト
1.ALIVE
2.ソラヨミ
3.ひどいかお
4.絶対存在証明証
5.君と罰
6.誰
7.ダイアリー
8.とある星空の下
9.交差点
10.流星群
11.いっせーの
12.ミスアンバランス
13.衝動的少女
14.やんなっちゃう
15.貴方だけを壊して飾ってみたい
16.犬小屋より愛を込めて
17.赤い糸
En1.フライト
En2.m.o.b.
——————————-
◆「桜舞い散る木の下でキミが待ってるワンマンツアー」
2016.3.11(金) 池袋EDGE
2016.3.18(金) 岡山IMAGE
2016.3.20(日) 福岡queblick
2016.3.21(月祝) 熊本Be9V-2
2016.3.26(土) 仙台MACANA ~成人生誕祭~
2016.3.27(日) 宇都宮KENT
2016.4.01(金) 新潟GOLDEN PIGS BLACKSTAGE
2016.4.03(日) 長野LIVEHOUSEJ
2016.4.09(土) 札幌COLONY
2016.4.10(日) 札幌COLONY
2016.4.15(金) 横浜BAYSIS
2016.4.16(土) 西川口HEARTS
2016.4.20(水) 稲毛K’SDREAM ~千歳生誕祭~
2016.4.22(金) 名古屋ell.FITSALL
2016.4.23(土) 大阪RUIDO
2016.4.29(金祝) TOKYO FMホール ~芥生誕祭~
※チケット一般発売中!
——————————-
◆メンバー生誕祭
2016.5.17(火) 松坂M’AXA ~野中拓生誕祭~
2016.8.29(月) 広島セカンド・クラッチ ~shia.生誕祭~
——————————-
◆「貴方だけを壊して飾ってみたい」
恋愛ゲーム「貴方日記~ユーフォリア~」とのタイアップアイテム
2016年3月11日よりライヴ会場&通販限定発売
MNPK-010 / 1,000円 (税別)
[収録曲]
貴方だけを壊して飾ってみたい
[封入特典]
メンバーのオリジナルボイスが聞けるVカード(全5種)ランダム封入
◆オフィシャルサイト
◆オフィシャル通販サイト「まんぷくレコーズ商店」
2016年03月11日 (金)
【ライブレポート】元LOST ASHのDaikiがソロ活動をスタート!バンド編成による初のワンマンライブを実施!
REPORT - 23:26:55「生きることの尊さ」を優しく、ときには情熱的に歌いあげてゆく。それがDaikiスタイル。
誰にも譲れない夢を吐きだして、GO!!
2015年12月を持って、自身がヴォーカルを担ってきたLOST ASHが解散。今年に入り、ソロアーティストとして活動を開始したDaiki。1月より彼は、アコースティックなスタイルでライブをスタート。3月9日(水)に渋谷REXで行なわれた初のワンマンライブから、バンドスタイルでもステージングを行ないだした。
この日より、ライブ会場および通販限定という形のもと、 Photobook付DEMO CD『Daiki’s LIFE vol.3』の販売もスタート。Vol.1&2はLOST ASH時代にソロ活動を試験的に行なっていたときに販売。すでに完売しているため、Daikiとしてはこれが最初の作品にもなる。
ライブは、泉谷しげるの『春夏秋冬』をカバーする形でスタート。背景に優しく流れる演奏に気持ちを寄り添わせ、Daikiは歌詞のひと言ひと言を噛みしめるように歌いかけてきた。沸き上がる想いを言葉と歌声に乗せ、触れた人の心へダイレクトに届けてゆく。今回のステージよりバンド演奏を従えたことで、その想いに力強い存在感が加わったのは間違いない。
一転、演奏は心地好く駆けだした。触れた人に優しい微笑みを投げかけるよう、ときめく感情を解き放つようにDaikiは『Sweet Heart』を歌いかけてきた。温もりを感じながらも軽快に演奏が走るからこそ、気持ちは一緒にスキップを踏んでいた。何より「未来をこの胸に預けて欲しいよ」「君を守りたい」と告白するように歌われちゃ、胸がキュンと疼かずにはいれなかった。
Daikiの手の動きに合わせ、会場中の人たちも寄り添うように手を振り、舞台上から流れだした『愛になろうよ』へ心地好く想いを、身体を寄り添わせていく。気持ちをウキウキ弾ませる。そこに理屈なんて必要ない。Daikiの歌声と演奏へ素直に心を溶け合わせれば、それでいい。
人には必ず訪れる死をテーマにした『レクイエム』は、今にも瞼から涙零れそうな想いへ連れ出してゆく哀切さ抱いたバラートナンバーだ。「僕を残して一人星になった」「君が帰ってくるような気がしてる」と歌うDaikiは、この歌へ綴った君と、どんな強い心の繋がりを持っていたのだろうか?!。君の想いも背負いながら未来へ進もうという強い意志を抱きながら、君を想い返すよう切々と感情的に歌うDaikiの歌声が、触れた人の気持ちもギュッと痛く抱きしめていた。
同じく『kimi』も、昨年、急逝した仲間に捧げたナンバー。永遠の別れを交わした君のことを思い返すように歌った楽曲だ。「僕らは互いを支えるように夢を語りあっていた」と、疾走した演奏の上で今にも壊れそうな感情のまま歌いかけてゆくDaiki。躍動的な歌でも思いきり心を泣き濡らしてくれる。それが、Daikiの音楽の大きな魅力になっているのも忘れてはならないこと。
痛い感情を解き放つように叫ぶ幕開け。影を背負った、むしろ、心の闇を吐き捨てるようにDaikiは『堕天使輪舞曲』を歌いかけてきた。気持ちの奥底に潜む嘆きや叫びを突き付けるからこそ、Daikiの歌に生々しい感情の揺れを覚えてゆく。「僕に目覚める 悪魔を殺して下さい」誰しもの中に巣くう闇の心。それを受け止めるのも、大切なこと。
「この間、アッパーチューンで泣いてくれた子がいて。それだけ心に熱く滾るものがあったんだなと感じれたら嬉しかった。激しい歌で心を揺さぶる。それが俺の目指すライブ。それを実現したいなと思ってます」
ライブ後半の始まりを告げたのが、熱く駆けだしたロックンロールナンバー『心に愛を~Let’s Go !!~』だ。舞台前方では、演奏に身を預け「Let’s Go!!」と叫び、Daikiとコール&レスポンスを繰り返しながら飛び跳ねてゆくファミリーたちの姿も。ここからは、魂揺さぶる躍動的なSHOWの始まりだ!!
会場一体化した「シャナナ」の合唱も登場。勢いを加速させるように流れだしたのが、夢と希望にあふれた青春ロックな『シャナナ』。心に熱く沸き上がる情熱を注ぎ込んでゆく。身体が疼いてたまらない、Daikiの放つ言葉が、眩しい青春の息吹をカンガンに注入していく、こんな青春のエンブレムなら何時でも胸に付けてたい。「いつの日かまたここで笑いあえたらいい」、ホントそうだよな。
「俺たちには誰にも譲れない夢がある!!」。同じく、熱狂したファミリーたちとのコール&レスポンスから始まったのが、情熱爆走ロックチューンの『誰にも譲れない夢がある』。どんな困難や壁が立ちはだかろうと、譲れない熱い夢抱く想いさえあれば、すべて壊して明日へ走っていける。 熱した気持ちのボルテージはガンガン上がっていくのみ。その情熱を止めることなんて誰も出来やしない、そんなことさせやしない!!
『明日に向かって』が教えてくれたのは、気持ち感じるままに裸の心で生きてゆくことが自分らしさということ。Daikiの歌は、迷いを持った人にとって嬉しい心の励みになる。明日へ向うための指針となる。君は、明日に向って生きていますか?!
「自分がソロとして活動を始めると決めたときに生まれた曲です。みんなのことを優しく包みこむ歌も歌っていきたい。広い大地の中で一緒になっていきたいなと思います」
本編最後を飾ったのが、広げた両手で優しく包み込むような温もり与えた『ピエロ』。「君のために歌うよ」という言葉は、Daikiを支えてくれるファミリーたちへ向けた想い。「誰もが弱い自分と戦っているよ」。Daikiも僕らも、気持ちの根底にあるのは同じ感情。だから彼は歌を通し仲間を抱きしめることで、自分もその温もりを感じあっていたかったのかも知れない。途切れない「ラララ」の合唱こそ、一つに溶け合っていたい互いの心の本音の姿だ。
「僕のライブのイメージは「生きること」と「頑張ること」の尊さ。アッパーチューンでも泣いてしまうこと。何歳になっても夢を持てるって素敵なことだと思う。僕は歌っていく中で、ここに来てくれるファミリーみんなの夢も応援していきたいなと思っています。もちろん、自分も夢を叶えたくて歌っています。その活動を通し、みんなにも少しのきっかけとなる爪痕を残したい。これから出会うファミリーの人たちも受け入れ、みんなで大きくなっていけたら…。同じ想いを共有しながら、今年中にここの会場をギュウギュウに埋め尽くすライブをやりましょう」
アンコールの最初に持ってきたのが、「俺たちに出来るのは、平和を導くための愛を持っていることを伝えてゆくこと」と語った上で歌った『愛をください』。ミドルバラードの上で、LOVEな想いを分かち合える幸せを願うよう、Daikiは「愛をください」と切々と歌いかけてきた。ジンと心に染みる歌。だからこそ、いろんな人に伝えたい歌なのも、確かな真実。
アコギの演奏を軸に据えた 吉田拓郎のカバー『今日までそして明日から』の演奏。途中からパンクスタイルに変貌する様が、やるじゃない。
最後は、Daikiの歌う指針にもなっている『誰にも譲れない夢がある』と『明日に向かって』をふたたび演奏。Daikiは客席へ飛び下り飛び下りんばかりに客席に身を乗り出し、高ぶる感情のままに熱く熱く歌い上げていた。迸る情熱を熱く熱く熱くぶつけあい、共に歌い続けたその姿のなんと熱情的だったことか、バンドスタイルのDaikiも最高じゃないかっ!!
Daikiは、まだまだスタートラインに立ったばかり。この日のワンマンは、動員面に於いて厳しいものがあったのも事実。「来年の今日、またここでワンマンやります。それまでに俺もファミリーも大きくなって最高の時間を分ち合いたいです」と約束。でも、魂の歌が多くのファミリーたちに広がれば、彼の目の前の夢となるライブハウスを埋めつくすのも、そんな遠くはない…と願いたい。
PHOTO: 柳延人
TEXT:長澤智典
――セットリスト――
『春夏秋冬』
『Sweet Heart』
『愛になろうよ』
MC -1
『レクイエム』
『kimi』
『堕天使輪舞曲』
MC -2
『心に愛を~Let’s Go !!~』
『シャナナ~Graduation~』
『誰にも譲れない夢がある』
『明日に向かって』
MC -3
『ピエロ』
アンコール
MC -4
『愛をください』
MC -5
『今日までそして明日から』
『誰にも譲れない夢がある』
『明日に向かって』
——————————-
Daiki Web
——————————-
★LIVE情報★
3月16日(水) 名古屋SOUNDNOTE
4月22日(金) 下北沢MOSAiC
Daiki ONEMAN LIVE
4月10日(日) 名古屋SOUNDNOTE
7月9日(日) 下北沢MOSAiC
8月20日(土) 名古屋SOUNDNOTE
9月4日(日) 下北沢MOSAiC
10月22日(土) 名古屋SOUNDNOTE
11月27日(日) 下北沢MOSAiC
——————————-
マンスリーゾロ目アコースティックライブ
「Daiki’s Life 365」
会場:幡ヶ谷36°5
4月4日(月)
5月5日(木・祝)
6月6日(月)
7月7日(木)
8月8日(月)
9月9日(金)
10月10日(月・祝)
11月11日(金)
12月12日(月)
2016年03月04日 (金)
【ライヴレポート】★カメレオ★4年に1度の祭典!?2016年2月29日(月)『2016冬季カメリンピック -Vol.1-』TSUTAYA O-WESTワンマン♪
REPORT - 22:56:572月29日(月)、カメレオがTSUTAYA O-WESTにてワンマンライヴ『2016冬季カメリンピック -Vol.1-』を行なった。
ボーカル・HIKARU.のバースデーライヴ(本人の誕生日前日と翌日で2デイズ開催)など、2月に行なったワンマン公演が全会場ソールドアウトとなったカメレオ。そんなワンマンシリーズを締め括ったのが、4年に1度のうるう日に行なわれた『2016冬季カメリンピック -Vol.1-』だ。
このライヴは、本来だったらうるう年に開催されるオリンピックは夏季のほうだが、その年の冬季に「カメリンピック」と題したワンマンをしてみようというコンセプトがあったそうだ。会場となったTSUTAYA O-WESTは、イベントでは何度も立ってきた会場だが、意外なことにワンマンを行なうのはこの日がはじめて。平日にも関わらず駆けつけた多くのカメコ・カメオ(カメレオファンの愛称)達とともに、“4年に1度の祭典”で盛り上がった。
オリンピックを思わせるファンファーレが鳴り響いた後、ド派手なEDMに乗ってメンバーが姿を現わしたが、HIKARU.はTakeshiが作った“聖火”(おそらくダンボール製)を持って登場。そして、「宣誓! 我々、カメレオ一同は、この第一回冬季カメリンピックを、全力で最高のものにすることを誓います! 2016年2月29日、TSUTAYA O-WEST、ぶっとんでいこうかー!」と、開会宣言。そこから「評論家的ダンスナンバー」「で?」「How much?」と、アッパーチューンを3連発で披露した。スタートダッシュで高めた会場のボルテージを更にあげるべく、やすむことなくメンバー全員がマイクをとる5人ボーカル曲「↑アゲていこう歌↑」で、怒濤のダンスタイムへ。途中のコール&レスポンスでは、“屈伸”や“ジャンプ”に加え、全身をすばやく左右に動かす“シビれる”といった謎の準備体操をしたり、「次の競技は“タオルぶん回し大会”でございます!」と前置きされた「思考は常にマイナス」では、オーディエンスが一斉にタオルを振り回したりと、ステージもフロアも“テンションフルMAX”で駆け抜けて行った。
また、ライヴの中盤では「國學院大學公認学生団体・国際協力サークル~優志~」と共に行なっているチャリティープロジェクト「今、僕達に出来ること」の途中経過が報告された。昨年開催した47都道府県ツアーの各会場に募金箱を設置してきたカメレオだが、そこで集められた募金177,016円で、カンボジアのコンポンスプー州オラール郡にあるエミ小学校にトイレを一棟設置し(約150,000円)、残り全額を今後の支援に充てることを発表した。今回の活動に対して改めて感謝を述べたHIKARU.は、「音楽を通してみんなで生み出したパワーや笑顔を、ライヴ会場だけで終わらせるんじゃなくて、もっともっと違う力に変えて、外に飛び出して、それが世界中に広がったらいいなと思っています」と話していた。そして「今からやる曲は、そんな想いを全部詰め込んだ曲です」と「12月」を披露。<音楽という魔法で 何か出来る事はないかな?><微力だけれど無力じゃない>。今回の活動から得た想いを歌詞に綴ったミディアムナンバーを、Daisukeはアコースティックギターを、Takashiはキーボードを操り、メンバー全員が心を込めてしっかりと奏でていた。続けて「大切な人がいつまでも笑顔でいられますように」と、「v(^_^)v」を披露。会場をハートフルな空気で包みあげた。
ややインターバルを置いたあと、(Takashiがボイスチェンジャーを使った)女性の影アナで、次の競技は“個人競技”と題したソロコーナーを行なうことを発表すると、客席からは悲鳴にも近い歓声があがった。楽器を置いて5人全員が歌うだけでなく、ソロ曲も発表しているカメレオ。ライヴでのソロ楽曲の披露は、「良い意味でヤバいのか、悪い意味でヤバイのかは定かではない無謀な挑戦」として、昨年1月に渋谷公会堂で行なった3周年記念ライヴ振りとなった。
まさかのレア展開にカメコ・カメオ達がステージを食い入るように見つめる中、トップバッターのHIKARU.が登場。クラップを求めながら「Jump!!」をボーカリストらしく堂々と歌い上げると、続くDaisukeはギターをかき鳴らしながら「カタルシス」を披露。Takashiは「典型的なA型」で軽快なダンスを見せつければ、Kouichiはセンチメンタルな「不適切な関係」を、マイクスタンドを握りしめて熱唱……といった具合に、メンバーそれぞれの個性を活かしたパフォーマンスを繰り広げた。そしてトリを務めたタケシはアップテンポな「食べもののうた♪」を、“とりあえず振っておけばなんとかなる”と、塩の万能っぷりを熱弁しながら歌い上げ、最後にはメンバー全員が登場し、肩を組んで大合唱。見事に個人競技を締め括った……と言いたいところなのだが、個人競技中にひとつ、ちょっとした事故があった。
実はDaisukeが、登場するなりお客さんを煽っていたら楽しくなってしまって、ギターを弾き始めるタイミングを間違えるという凡ミスをしでかしていたのだ(苦笑)。この日を含め、カメレオは過去にソロコーナーを3回行なっているのだが、Daisukeに関しては、1回目はちょっとしたトラブルがあったり、リベンジと意気込んだ2回目は1拍早く歌い始めてしまったりと、毎回なにかしらある模様。尚、ソロコーナーに関しては「次にやるのは多分4年後(笑)」とのことだったが、はたしてDaisukeは、次回こそノーミスでソロ曲をばっちり披露できるのか!? ちなみに、終演後にメンバーに話を聞いたところ、「“3度目の正直”じゃなくて“2度あることは3度ある”のほうになっちゃったって、レポートに書いといてくださいね!」とTakeshiが笑いながら話している横で、Daisukeが絵に書いたような苦笑いをしていたことをお伝えしておく。
ライヴ後半戦は最新曲「パリピポ」で作り上げたパーティー空間を、続くスカチューン「D・S・K」でさらに盛り上げ、「全員で金メダル獲りにいこうぜ!」と「捏造ピエロ」へなだれ込んだ。曲中では、2階から1階へ大量のバルーンが投入されたのだが、そのバルーンの数がなんというか……。どう考えても会場のサイズと見合っておらず、敷き詰めたら完全にフロアが埋まっちゃいそうなほどに大量で、まぁ、どう考えてもやりすぎだった(笑)。しかし、それでこそカメレオというもの。そこにいる人達が笑顔になるのであれば、何事も全力でやってしまおうというショーマンシップを持っている彼ららしい一幕だったと思う。そして「今この瞬間、この場所が、世界で一番幸せだと言える空間を作り出そうぜ!」と、ラストナンバーの「万歳\(・∀・)/Music!」まで、ハッピーな空間を作り上げていた。
“4年に1度の祭典”でも、見る者すべてを巻き込んでハッピーにしてしまうライヴを繰り広げたカメレオだが、そんな彼ららしいスタンスは、4月6日に発売されるミニアルバム『KAMENICATION!』、そして、4月17日(日)に大阪NHKホールにて行なわれる『カメレオ2016 春の祭典~浪花でデラックスするパターンのヤツや!~』でも、十二分に発揮されるようだ。このライヴは、カメレオにとって関西地方での初ホールワンマンになるのだが、当日のステージプラン(舞台の設計図みたいなもの)を見たKouichiによると「これはお金がかなり……(かかっている)」とのこと。「デラックスというタイトルに負けないものにしたい!」と、かなり気合いが入っているので、当日はいつも以上に何が起こるか分からないステージになりそうだ。尚、このワンマンライヴのチケットは、3月6日(日)10:00から一般発売がスタートする。赤字覚悟、業界騒然、笑いの本場・大阪で繰り広げられるカメレオのエンタメ精神あふれるスペシャルライヴをお見逃しなく!
TEXT:山口哲生
PHOTO:MASANORI FUJIKAWA
——————————-
カメレオ Official HP http://www.kameleo.jp/
——————————-
★2016年4月6日発売
ミニアルバム『KAMENICATION!』
【初回生産限定盤】 CD+KMカード 初回36Pブックレット
<CD>
1.SE 〜5 Soldier〜
2.カメクエ
3.宇宙旅行
4.なぞなぞ
5.頭の中の理想の風船
6.幸あれっ!
<KMカード特典>
「カメクエ」MV&メイキング
DCCSG-007 ¥2,800+税
【通常盤】 CDのみ
<CD>
1.SE 〜5 Soldier〜
2.カメクエ
3.宇宙旅行
4.なぞなぞ
5.頭の中の理想の風船
6.幸あれっ!
7.カメトーク
DCCSG-008 ¥2,300+税
——————————-♪
【インストアイベント】
4/9(土) ライカエジソン・ラフォーレ原宿店
5/7(土) 福岡・ミュージックプラザインドウ
5/8(日) タワーレコード福岡店
5/14(土) ZEAL LINK大阪店
5/15(日) タワーレコードNU茶屋町店
5/21(土) タワーレコード近鉄パッセ店
5/22(日) 名古屋・fiveStars
5/25(水) little HEARTS.仙台店
5/29(日) HMV札幌ステラプレイス
5/29(日) 音楽処
6/11(土) タワーレコード渋谷店
——————————-
■カメレオ ミニアルバム発売記念プチワンマンツアー
「Let’s KAMENICATION♪」
5/6(金) 福岡DRUM SON
【時間】OPEN 18:00 / START 18:30
【お問い合わせ】BEA 092-712-4221
5/13(金) 大阪RUIDO
【時間】OPEN 18:00 / START 18:30
【お問い合わせ】キョードーインフォメーション 06-7732-8888
5/20(金) 名古屋ell.FITS ALL
【時間】OPEN 18:00 / START 18:30
【お問い合わせ】サンデーフォークプロモーション 052-320-9100
5/26(木) 仙台MACANA
【時間】OPEN 18:00 / START 18:30
【お問い合わせ】キョードー東北 022-217-7788
5/28(土) 札幌DUCE
【時間】OPEN 17:00 / START 17:30
【お問い合わせ】WESS 011-614-9999
6/3(金) HEAVEN’S ROCKさいたま新都心VJ-3
【時間】OPEN 18:00 / START 18:30
【お問い合わせ】HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999
6/10(金) 新宿BLAZE
【時間】OPEN 18:00 / START 18:45
【お問い合わせ】HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999
【チケット料金】
前売 4,000円(税込・ドリンク代別) ※終演後の撮影会もあるため、通常より短めの公演となります。
前売 4,500円(税込・ドリンク代別) ※6/10 新宿BLAZEのみ
□6ショットチェキ撮影会開催決定!
※「Let’s KAMENICATION♪」ツアー公演の終了後に撮影会を開催致します!
5月6日(金) 福岡DRUM SON
5月13日(金) 大阪RUDIO
5月20日(金) 名古屋ell.FITS ALL
5月26日(木) 仙台MACANA
5月28日(土) 札幌DUCE
6月3日(金) HEAVEN’S ROCKさいたま新都心VJ-3
——————————-
□4/17(日)大阪NHKホール
カメレオ2016 春の祭典~浪花でデラックスするパターンのヤツや!~
【時間】OPEN 17:30 / START 18:00
【料金】前売 ¥5,000 / 当日 ¥5,500(税込・全席指定)
【お問い合わせ】キョードーグループ 0570-200-888(10:00~18:00)
●イベント情報
4/29(金祝)幕張メッセ「ニコニコ超会議2016 / 超ニコびじゅLIVE」
——————————-
●その他
□2/29(月)~カメレオ公式LINEスタンプ発売スタート!
□カメレオモバイルファンクラブ開設&オープン記念イベント開催決定!
3/7(月)モバイルファンクラブ「カメレオマニア」オープン予定
3/21(月・祝)「カメレオマニア」オープン記念イベント開催
詳細後日発表
□よゐこ濱口率いる禿夢×カメレオ 新感覚ネットバラエティ 禿レオ 放送中!
AmebaFRESH!で視聴可能
□一部地域を除くJFN系全国21局ネット×ニコ生連動番組「wktkの枠」
準レギュラーMCでKouichi不定期出演
□カメレオメンバーによる完全プロデュースネット番組「カメちゃんねる」
配信場所:「カメレオofficial web site」「Danger Crue Official YouTube」にて配信
配信日時:不定期更新