2016年04月02日 (土)
【フォトギャラリー】<2日目:2016年4月1日(金)>MAVERICK DC presents DOUBLE HEADLINE TOUR 2016 MAD:恵比寿LIQUIDROOM
REPORT - 23:21:19PHOTO:西槙太一、ひらりい
2016年04月01日 (金)
【ライブレポート】レーベルNO.1のイケ麺を決めろ!!熱狂にまみれたStarwave Records誕生6周年記念イベントを舞台に開催になった「レーベル内イケ麺総選挙」。1位を手にしたのは!?
REPORT - 14:15:40
今年でレーベル誕生から6年を経過したStarwave Records。同レーベルが、3月29日に新宿ReNYを舞台に「Starwave Fest Vol.13」を開催。この日は、Misaruka/Synk;yet/Tokami/THE SOUND BEE HD/Scarlet Valse/Calmando Qual/nüe/MAJOLICA/VAMPIRE ROSE(ゲスト)/アヴァンチック(ゲスト)が参加。転換の合間には、出演メンバーらによるトークコーナーも登場。この日のStarwave Records所属バンドたちのライブの模様を以下へお伝えしよう。
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MAJOLICA
イベントのトップを飾ったのが、MAJOLICA。ライブはヴォーカル京平の雄叫びからスタート。ド頭から拳突き上がる狂騒劇を描こうとMAJOLICAは『Masquerade』をぶつけてきた。攻めと昂揚二つの表情を巧みに使い分け、彼らは観客たちを煽ってゆく。舞台最前線では、激しく身体を折り畳んでゆく人たちも。
猛々しい音を舞台上からぶつけ出したメンバーたち。気が狂ったように叫ぶ京平、演奏陣は身体をつんざく激熱な音をぶつけてゆく。サビでは艶かしい表情も。暴れ奉るための狂奏曲、それが『魔女狩り』だ。
嘆きの表情を持った歌の幕開け。体感的というよりも歌で気持ちを沸き立ててゆく、『春時雨』に印象深く心惹かれたのも、楽曲の魅力はもちろん、 歌で心を酔わせる表現力を京平が持っているからこそ。場内には、数多くの手が咲き誇っていた。
「言葉とか要りません、叫んで!!」。最後は重量感満載な、でも華やかさも携えた『Silent Killer』をプレゼント。「オー!オー!オー!」の雄叫びも印象的。ふたたび場内に暴れの風景を描きながら、MAJOLICAは場内に熱い空気を作りあげていった。
MAJOLICAにとってこの日が解散となったライブ。最後の最後まで全力のステージをぶつけ、彼らは華々しく召されて逝った。
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Calmando Qual
おどろおどろしい雰囲気からの幕開け。禍々しくも痛い空気に触れていると、怪しく身震い覚えてしまう。Calmando Qualが『抜け殻』を通して示したのは、そんな墨色な世界広がるドラマだ。
演奏は重く躍動し出した。『歪』が導いたのは歪んだ踊りの空間。リズム隊の跳ねた演奏、その上でヒリヒリとした旋律を這わせてゆくギター。Hibikiの絶叫と歌声が、狂うための手招きをしてゆく。シャッフル要素交えたインダストリアルゴスな香りが、たまんなく刺激的だ。
疾走し出した演奏。ヒリヒリとした、そしてキリキリと身体に突き刺さる歌声が、痛みを伴いながらも胸に気持ちいい。昂揚した感情のままに歌い演奏してゆくメンバーたち。『一雫の永遠』が、舞台上から与えてくれたのは高ぶる刺激だ。
最後は、奈落へ突き落とすように嘆くゴシック哀切歌『クライ』を披露。暗い闇の中で蠢く、その感覚へずっと浸って痛い(いたい)。和製ポジパンの流れを今に踏襲しながら、現代風に音の化粧を施してゆくCalmando Qual。彼らもまた間もなく(6月9日に)終焉の時を迎えようとしている。それが、とても勿体ない。
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Fixer
今年、新たにレーベルの仲間入りを果たしたFixer。「拳を上げて汚ねぇ声聞かせろ!!」。演奏が始まると同時に、Fixerは観客たちを煽り出した。1曲目に提示した『孤慟 -into the vortex-』の時点から、客席前方には数多くのヘドバンの風景が広がっていた。凛々しく、激しく、華やかに煽ってゆくメンバーたち。サビでは、胸にグッと突き刺さる嘆きの歌を投影。破壊的な衝撃を通し、会場を暴れの風景にFixerは様変えてゆく。まさに、ライブこそが自分たちの生きる場と示すステージングだ。
身体をボコボコに殴るように痛い音の衝撃を、Fixerは『Ignited』を通して突き付けてきた。客席では、逆ダイしながら暴れ狂う観客たちの姿も。妥協を許すことなく、沸き上がる衝動へ突き動かされるように痛く重い旋律と雄叫びをぶつけてゆくメンバーたち。止むことなき、いや、病み続けるこの煽りの光景に浸ってこそFixerのライブの醍醐味だ。
ヴォーカルJeyのアカペラでの熱唱を挟み、演奏は『深淵』へ。猛り狂う演奏、デス声交え牙剥き出しで襲いかかるJey。緩急効かせた音の唸りに抱かれていると、頭を空にしながら大きく大きく身体を揺らし続けていたくなる。スケールあふれたハードエッジな楽曲を通し、改めてFixerは一筋縄ではいかないバンドであることを示してくれた。
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Scarlet Valse
ゴシックでシンフォニックな幕開け。だが、ひとたび演奏が唸り出すや、荒々しい轟音が身体を貫いてきた。『Viriginal Blood』を叩きつけ、Scarlet Valseは観客たちの血流へ熱い刺激を注入し始めた。感情を荒ぶらせる演奏。間奏では、場内へ逆ダイで騒がせてゆく風景も描き出していた。
続いてScarlet Valseが突き付けたのが、暴れるに相応しい曲たちを並べたメドレーコーナー。激烈歌物シンフォニックな『Voyage in Chronos』を奏でヘドバンやモッシュしてゆく様を描けば、『The Name of Valse』でも、勢いを持続させたまま観客たちを熱い唸りの中へと飲み込んでゆく。『揚羽蝶乃夢』で激しさはさらに増加。誰もが沸き立つ感情を抑えきれず、嬉しく暴れの渦の中へと溺れて逝った。
最後も、勇壮で壮大な激熱シンフォニックハードな『Secret Eden』を突き付け、場内に無数の揺れる頭と手の花を咲かせながら、熱狂のドラマをScarlet Valseは描きあげていた。
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THE SOUND BEE HD
さぁ、ゴシックでダークな世界へと導く宴の幕開けだ。THE SOUND BEE HDが『answer』を道案内に観客たちを連れ出したのは、怪しい闇の世界で踊り狂うことが恍惚とばかりに突き付けたゴシックロマンなダンスロックだ。とても攻撃的なのに、そこへ儀式めいた昂揚を覚えるのは、彼らが救世主となり、観客たちを痛い音と感情でギュッと抱きしめてくれたから?!
オリエンタルな風を肌に感じながら、高らかに歌いあげるDaISUKE DARK SIDEへ従うように、舞台上からあふれだす激烈な演奏へ誰もが心地好く身を預けていた。『ReBoRN』に触れてる間中、ずっと感情がフツフツと煮え立っていた。彼らの歌は祈りだ。闇の中へ溺れることへ恍惚な病みを覚えてゆく、激熱な祈りの歌だ。
なんて雄大な幕開けなんだ。救いを求めるように?!。スケールあふれた演奏へ抱かれながら、バラードナンバー『Darkness World』が波紋広がるように心を嬉しく侵食してゆく。その歌や演奏に包まれながら、闇へと誘う歌にも関わらず、そこに温かな愛を感じ続けていた。THE SOUND BEE HDの歌は、闇が持っている無限の包容力を用いて救いを与えてゆく希望の物語?!。最後の『live』でも、THE SOUND BEE HDは荒ぶるゴシックハードシンフォニックな音の爆弾を投下。この宴へ思いきり溺れたからこそ、胸に光射す感覚を抱けたのは間違いない。そう、闇とは救いを与えてくれる存在。それを、改めてTHE SOUND BEE HDに教えてもらった。
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nue
いきなり高ぶった感情のままに歌を解き放ちながら、nueのステージは幕を開けた。空間を活かし、巧みに緩急のドラマを描きながらnueは『mother』を差し伸べてきた。振幅した感情のままに歌声が揺れ動くからこそ、彼らの歌と演奏が、生や愛の意味を、痛みと優しさを持って胸へと突き付けていた。
一変、『甘い蜜』を通しnueは激しく煽る姿勢を提示。唸りを上げて走る演奏に身を任せ、大勢の人たちが拳振り上げ騒ぎ立てていた。キリキリと突き刺さる歌と演奏が、暴れてなんぼでしょとばかりに気持ちを高ぶらせてゆく。何時しか誰もが理性を捨て、場内へ熱を描くことに喜びを覚えていた。
会場内へ生まれた熱を抱く形のまま、クールにスリリングに攻めた演奏が炸裂。荒ぶる熱を持ったロックンロールナンバー『スーサイドハニー』が、触れた人の感情を嬉しく掻き立ててゆく。螺子の壊れたロックンロールパーティに飛び込まなきゃ勿体ない。それを味わなきゃ、nueのライブに触れている意味がない。
最後の『深海』では、深く暗く闇を抱いた音に溺れながら。でも、堕ちてゆくその感覚が心地好くて、どっぷりと心侵食してゆく楽曲に浸り続けていた。
ゲストで出演したVAMPIRE ROSEのステージを挟み、イベントは後半戦へ。
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Tokami
「俺たちと気持ちいいことしようぜ!!」、Tokamiのライブは猛々しい音の唸りを上げながら、観客たちを攻めるようにスタート。『Dictator』に身を任せ、暴れ続けていく観客たち。熱狂の様を、煽りながらも余裕を持って懐へ受け止めてゆくTokamiの面々。その器の深さが、今の彼らを大きく見せている要因だ。
勢いを持続したまま、演奏は激烈かつダークサイドな表情を突き付けた『venom』へ。雄々しく歌い上げてゆくAgato、彼の存在を荒々しい音で際立たせてゆく演奏陣。暴れ奉る?!。それは、今のTokamiにとっては常識というべきライブでの光景だ。
荒れ狂う熱狂は、歌物な表情を携えた『Luminesence』でさえ衰えることはない。むしろ恍惚という熱に冒されながら、ただただ暴れゆく渦の中へクシャクシャな顔で浸り続けていた。それにしても、なんて艶かしいサビ歌なんだろう。激しく疾走してゆく音の中へ妖艶な様が見えるからこそ、余計に楽曲やステージングに惹かれて逝くのだろう。
最後は、激烈な音をドカンと投下。直下型な衝撃をTokamiは『vendetta』を通し落してきた。Agatoの煽りを受け、飛び跳ね、首振り、我武者羅に暴れ続けてゆく観客たち。「殺っちまえ!!」の言葉通り、何度も繰り返される煽りの応酬。互いに全力で感情をぶつけあったからこそ生まれる熱狂が、その場を確かに支配していた。
ゲストで参加したアヴァンチックが作りあげた熱狂を受け継ぐ形のもと、イベントも終盤戦へ。
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Synk;yet
「殺っちまおうか!!」、幕開けから高いテンションのもと、スリリングでハードシンフォニックな演奏を叩きつけ、場内へ熱狂の風景を作り出したのがSynk;yetだ。熱を持って疾走する『[Re]:birth』が、触れた人たちの感情を激しく掻き立ててゆく。荒ぶる演奏を背に朗々と歌いあげる莉希。感情の揺れが伝わる歌だからこそ、激しさに酔いながらも心は嘆いてゆく。
振幅付けながらも、図太いシンフォニックでハードなサウンドを突き付け、場内に暴れの風景をSynk;yetは描いてゆく。緩急のドラマ作り出す演奏とはいえ、大勢の人たちが『インナーチャイルド』の演奏へ無我夢中で飛び乗り、騒ぎ続けていた。
莉希の絶叫からスタート。激昂な音が荒れ狂う『タルペイアの崖』が凛々しく、妖しく襲いかかってきた。サビでは、気持ちを嬉しく武者震いさせる歌も登場。絶叫に、熱狂へ身を溺れてこそ。そんな気持ちを胸に、会場中の人たちが頭振り乱し暴れることへ快感と恍惚を覚えていた。そして…。
会場にいた人たちすべてをメサイアに変えるように、感情を一気に開放するように『Messiah』が飛び出した。耳をくすぐる歌に酔いながらも、身体は騒がずにはいられない。「最後の一瞬まで楽しむことを忘れるな」。思いきり両手を咲かせ、モッシュしながら暴れ狂うことが正しい答えのように、誰もがSynk;yetの作り上げた熱狂へぐちゃぐちゃな表情のもとかしづいていた。
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Misaruka
「Starwave Fest」の最後を飾ったのが、今やレーベルの顔とも言えるMisarukaだ。冒頭を飾ったのが、躍動するシンフォニックハードロマンナンバー『-Unacceptable-』。麗しさと華激さを備えた楽曲を突き付け、場内に無数の花を咲かせてゆく。さすが、麗しき貴公子バンドのMisarukaらしい光景じゃないか。華麗に激しく狂わせていく、その手腕がまた罪深い嬉しさじゃないか。
「ここに集まった最愛のお前たちにこの歌を贈ります」。なんて胸をときめかせる歌なんだろう。疾走する演奏に身を預けながらも、美しくも麗しい衝動与える『-Juliet—』へずっとずっと溺れ続けていたい気分だ。美しさと浪漫な香りで心を射抜いてゆく。だからこそMisarukaの歌に触れ続けていたい。ひとときのジュリエットになり、歌に抱かれていたい。
「お前たちは何が欲しい?!」。そう叫んだあとに続いたのが、マジェスティックな交響浪漫ナンバー『-What do you want?-』だ。会場中の人たちがタオルを振り回し、華麗に躍動してゆく楽曲へ心地好く身を預ければ、逆ダイしてゆく景色まで作りあげていた。演奏が進むにつれ、どんどん熱を帯びてゆくMisarukaのライブ。激しさに身悶えてゆくのもたまんない興奮だ。
「この時間は一瞬で終わってしまうけど、お前らと作りあげたこの光景は永遠だよ」。Misarukaは、最後に『-Rogation-』を叩きつけ、場内に暴れ奉る光景を作り出していた。激しく嘆く歌と演奏に大勢の人たちが身を委ね、頭振り乱し騒ぎ続けていた。そう、この楽しさをずっとずっと身体と記憶へ刻み込むように。
最後に、ruiがこの日、同じく舞台を熱狂で彩り続けてくれた仲間たちをステージへと呼び入れた。何十人という仲間たちと一緒にセッションしたのが、シンフォニックハードナンバーの『My Dear Rose』だ。Misarukaの演奏を背景に、出演者たちが自由奔放に舞台上で騒ぎ続けてゆく。一緒に歌う仲間はもちろん、神輿や胴上げされる仲間もいれば、ファンたちと一緒に咲いてゆく仲間も、誰もが無邪気に仲間たちとじゃれあいながら、この瞬間を祭りとして楽しんでいた。ファンたちが逆ダイしてゆく姿を観て、次々と前へ引き寄せたり、舞台下へ飛び下りて一緒に騒いだりと、気心知れた仲間たちだからこその関係の中、誰もが笑顔浮かべ、このひとときを忘れたくない記憶として刻み込もうと楽しみ続けていた。
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「総選挙」でNO.1の座に輝いたのが…。
最後に、気になる投票結果だが、今回の総選挙で1位の栄誉を獲得したのが、Misarukaのrui。以前から「1位ありがとうございます」と確定を前提に語ってよう、有言実行した結果を示してくれた。2位は、THE SOUND BEE HDの裕が獲得。心も美貌もイケメン王子のように、これも納得の順位!?。そして3位がSynk;yetの栞。次に総選挙があったら、さらに浮上しそうな勢いを感じてしまう。この結果、みなさんはどう受け止めただろうか??
PHOTO: Orita Takuya
TEXT:長澤智典
2016年03月30日 (水)
【ライブレポート】★けけ(ヶ´∀`)KEKE★3rd ONEMAN★3月26日(土)池袋CYBER!!
REPORT - 13:17:35
マルチな才能を発揮しているソロアーティスト(けけ(ヶ´∀`)改め)KEKEが3月30日(水)に約4年に及ぶ活動を集大成した1stアルバム「K」を発売する。
それに先駆け3月26日(土)池袋CYBERを舞台に、3回目のワンマンライブを行った。
KEKEと共同でライブのプロデュースを担っているのが、KEKE自身も劇団員として参加している劇団Vの座長であり、TOTAL OBJECTION(ROOT FIVEのけったろや元12012の須賀勇介も参加)のギタリストである武蔵坊鬼丸。
この日は、MASQUERADEのギタリストであり、最近ではWING WORKSのサポートギタリストとしても活動をしているGt広末慧、ニコニコ動画の弾いてみたで話題のBa shu2ことこくまろみるく@(ティッシュ姫)、元ユナイトのDrゆきみ、TRiANGLE SONiXのサポートドラムも務めていた古くからの友人Dr琥珀、KEKEの親友で美女♂men ZのKey透というバンド編成。
それに加えスペシャルゲストに、KEKEが参加していた劇団Vでお世話になった兄貴分、将星や二階堂隼人とKEKEに沢山の楽曲提供をしているマルチクリエーターのマチゲリータがゲストに登場、豪華な演奏陣が多数出演したことでも注目を浴びた。
会場内に豪快なSEが響き渡り、スタートしたのは今回ゲストで出演しているマチゲリータが手掛けた楽曲「ワンダランクロウラア」。
KEKEの「サイバー!サイバー!」という煽りと激しいギターサウンドに合わせ観客たちも拳をあげる。その激しさとは裏腹に、2曲目は手拍子から始まりまるでラブリーなワンダーランドに堕ちいってしまうかのようなサウンドが印象的な「コズミケアリスワンダラン」。キュートに横揺れするKEKEの姿を真似するかのようにファンも可愛らしく踊り狂う。
MCでKEKEは「僕は大事なライブの時大体雨が降ってしまう。でも今日は晴れで良かったです。ここでメンバー紹介をしたいと思います。」とコメントしメンバー紹介へ。
「こうやってみんなが集まってくれて、そして鬼丸さんや色んな方が関わってくれたおかげで今ここに立てているので、その思いを受け取ってほしい。」と話した後ゲストのマチゲリータが登場。ちょっとした雑談を交え、マチゲリータ作詞作曲のナンバー「けけけのけ」を披露。
サビでは不気味な空気が吹っ飛ぶかのように軽快に飛び跳ね楽しそうな表情の二人の姿が見られた。
広末慧のギターソロではファンたちがバンギャル魂を見せつける大きな咲が会場全体に広がった。
タオルをぐるぐる回し熱狂を感じさせたのは「ワザとらしく変わる君の Weather」。その熱気に包まれさらに会場をヒートアップさせたのは「DARUMAROMAN」。お祭り騒ぎの明るいテンポとは裏腹に、KEKEの熱き想いがふんだんに散りばめられた歌詞が観客の心に響いたことだろう。
そのまま「魂の炎」で会場を多いに魅了し、ボーカロイドのカバー曲「茅蜩モラトリアム」でゲストの最強イケメン王子の将星が登場。曲中早いテンポにも関わらず、二人の息の合った歌声は見事で圧倒された人も多いはず。
「次はみんなが聴きたがっている新曲をやるよ」と始まったのは、ライブ感もありながら掴みのあるメロディの「Great Escape」。まさにヴィジュアルロックな激しいサウンドが観客をヘドバンの渦へ誘った。
そこからまたまたアルバム「K」収録新曲の暴れ曲、「Resolution」を披露。KEKEのシャウトが会場に響き渡りオーディエンスももみくちゃになりながら多いに暴れ狂う。
そして「新曲たちはどうでしたか?みんな暑くないですか?」と問いかけたあと、「東京テディベア」でゲストの二階堂隼人が登場。shu2の奏でる重低音が響くと同時にKEKEと二階堂隼人流の「東京テディベア」を歌いあげた。
このあと将星が再びステージに上がり劇団Vの三人が揃い、「Fire Flower」を熱唱。オレンジ色の照明に照らされ青春そのものが映し出されているような笑顔の三人の姿が美しかった。
「サイバー次でラストだぞ!サイバー」と煽りラストを飾ったのはORANGE RANGEの楽曲「*~アスタリスク~」。
手を横に大きく振り小刻みにリズムを刻むファンの姿と共に軽やかにKEKE流に歌いこなす「*~アスタリスク~」を見せつけ興奮が冷めぬまま本編は一旦幕を閉じた。
その後も、鳴りやまないアンコールの声援に答えて再びKEKEが登場。
「改めてみなさん今日はありがとうございます。
どれくらいの人が集まるかわからなかったけど、こうして沢山の人が集まってくれて、僕の為に色んな方がサポートしてくれて本当に嬉しいです。
それでは、みなさん聴いてください「MaDa☆YaDa」」
KEKE自身が今までに抱いてきたありのままの感情をストレートに表現している歌詞が印象的で、ファンも真っ直ぐにステージを見つめながらにこやかに手にしている赤いケミカルライトを大きく揺らし一体感をみせた。
そして本当のラストを飾ったのは、本編でも大きな盛り上がりをみせた新曲「Great Escape」を再び披露し最高潮の景色を描き出した。
本編とアンコールを含めて全14曲で構成された今回のライブは一つ一つのパートをKEKEの大事な仲間たちがリレーのバトンを渡すかのように繋ぎ合わせて、熱い絆で成功した記念すべき一夜だったと思う。
こんなにも豪華な演奏陣を引き連れて変幻自在な世界を見せつけながら、アットホームな雰囲気を出せるのも、マルチな活動をしているKEKEにしか出来ない表現でもあり、KEKEが仲間たちを心の底から大事にしているという証拠だからだと感じる。
今まで見せてきた、キュートな顔やポップな顔、そして今回新たに見出したヴィジュアル系の顔、幅広く変化しているKEKEの姿は今後も衝撃を連れてきてくれるに違いない。次はどんな展開を曝しだすのか!?
今後の動きに目を離さず、KEKEの姿をしっかり捉えていただきたい。
TEXT&PHOTO 橋本 美波
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けけ(ヶ´∀`)KEKE 3rd one man セットリスト
M1ワンダランクロウラア
M2コズミケアリスワンダラン
MC
M3けけけのけ
M4ワザとらしく変わる君の Weather
M5 DARUMAROMAN
M6魂の炎
M7茅蜩モラトリアム
MC
M8 Great Escape
M9 Resolution
M10 東京テディベア
M11 Fire Flower
MC
M12 *~アスタリスク~
enc1 MaDa☆YaDa
enc2 Great Escape
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◆リリース情報
タイトル:K
アーティスト:KEKE
発売日:2016年3月30日
品番:KEKE-1004
価格:2,000円 (税込)
発売元:KK’S FACTORY
[収録曲]
01. K (prologue)
02. Great Escape
03. Resolution
04. けけけのけ
05. 魂の炎
06. コズミケアリスワンダラン
07. ワンダランクロウラア
08. DARUMAROMAN (Album Mix 2016)
09. MADa☆YADa
10. ワザとらしく変わる君の Weather [けけがとおる]
11. *~アスタリスク~ [KEI×けけ(ヶ´∀`)]
[解説]
KEKE初のフルアルバム。このアルバムのために制作された新曲2曲と、2012年から2014年までにリリースされた全てのオリジナル楽曲(「DARUMAROMAN」はアルバムバージョン)を収録。ボーナストラックには、透ch(美女men)とのユニット「けけがとおる」のレパートリー「ワザとらしく変わる君の Weather」を初音源化。さらに、コンピレーションCD「ドリームボーカリスト」に収録されていたORANGE RANGEのカバー「*~アスタリスク~ (KEI×けけ(ヶ´∀`))」を収録した全11トラック。
◆KEKE
オフィシャルサイト http://keke0630.com/
BLOG http://ameblo.jp/keke0630/
Twitter @keke_0630
ニコニコ動画 http://www.nicovideo.jp/user/20257755/mylist
YouTube https://www.youtube.com/channel/UCApSFG_LlWdxtVJ719gaxTA