2017年09月20日 (水)
【ライヴレポート】<CLØWD 全国ツアー「バタフライ・エフェクト-不死蝶-」>2017年9月17日(日)代官山UNIT◆初の全国ツアーファイナルで進化を証明
REPORT - 20:17:45CLØWD初の全国ツアー「バタフライ・エフェクト-不死蝶-」のツアーファイナル公演が、9月17日、代官山UNITにて行われた。
今ツアーはバンドを“船”に例えるという発想から海賊をテーマにし、各日メンバーがキャプテンとなって各々の個性を活かした指示を出しながら廻ってきた。
そのため、エンターテイメント性を織りまぜながら臨んだ全11公演。
しかし実際はエンターテイメント性にプラスアルファの部分、ステージングはもちろんバンドに向き合う精神的な面も含めて、バンド力を強めてきたツアーとなったようだ。
そう感じさせるツアーファイナル公演のアクトは、間違いなくCLØWDが進化を遂げて帰ってきたことを証明するものだった。
ライヴは「Worry?」から冒頭8曲をノンストップで演奏。
勢いを増す中、KØUの歌声が突き抜けた「RUDENESS RESORT」をフックに置きつつ、観客のボルテージが音を通して容赦なく焚き付けられていく様子は、実に爽快。
そして、中盤のハイライトは間違いなく「紅い意図」であったと思う。
先週リリースされたばかりのニュー・シングルであるこの曲は、音楽的な面や詞の世界観においてもCLØWDの新境地を築いた1曲なだけに、歌モノながらも異彩を放つエモーショナルな表現力の高いプレイを魅せつけた。
続いた「One」では、KØUが綴ったファンに寄り添う素直な思いをじっくり届け、そのメッセージからはより強く備わった説得力が感じられる。
早くも「バタフライ・エフェクト」から後半戦に突入し、すっかりライヴのキラーチューンと化した高速のツーバスに加え、弦楽器隊の攻めたプレイが光る「我武者羅」でラストスパートをかけ、本編を締めくくった「キミトボクラ」。
「俺らについてこい。もう、頼りないなんて言わせねぇぞ!」
KØUが「キミトボクラ」の導入として叫びあげた言葉は、この日の5人の力強さと息の合った団結力を見るからに、本物であると実感させるものであった。
アンコールでは全4曲を披露。「Eeny, Meeny, Honey, More」の際には、本日のキャプテンである庵の誕生日を祝う場面も。本編とは一変アットホームな空気を帯びながら、ラストの「Child’s Dream」では、「僕たちの夢をこれからも見ていてください」と堂々とした面持ちで“未来”を見据えた意思を示していた。
なんと、メンバーがステージを去ってもなお鳴り止まないアンコールに応え、完全に予定になかったダブルアンコールが実現!
こうした場面でも、観客とバンドとが互いにモチベーションを高めてきたことが伺える。
結果、「我武者羅」で白熱した一時で今ツアーを締めくくることとなった。
この勢いは、すでに発表されている3周年を祝う2018年1月8日 TSUTAYA O-WEST公演へと繋がっていく。
彼らを知っている方は今一度、知らない方は是非一度その目を向けていただきたい。
現在のCLØWDが自身の音楽にかける真剣な思いは、必ずやあなたの心を震わせるはずだ。
文◎平井綾子(Cure編集部)
写真◎Seka
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<CLØWD INFORMATION>
■CLØWD 3rd ANNIVERSARY LIVE「REVENGE」
2018/1/8(月・祝)TSUTAYA O-WEST
OPEN 17:00 / START 17:30
[チケット料金] 前売¥3,500 当日¥4,000(税込・オールスタンディング・ドリンク代別)
<チケット発売中!>
イープラス https://goo.gl/DVUTAy
チケットぴあ https://goo.gl/vNXVbq 0570-02-9999(P:337-303)
ローソンチケット https://goo.gl/Ns7W4R 0570-084-003(L:72770)
■9/13(水)RELEASE 6th SINGLE「紅い意図」
「紅い意図」MV https://goo.gl/LSvGji
2分半で分かる「紅い意図」https://goo.gl/UeHNjx
【初回生産限定盤A】CD+DVD DCCL-222~223 / 1,800円+税
[CD] 1. 紅い意図 / 2. One
[DVD] LIVE Shooting from「バタフライ・エフェクト-残響-」
1. ANTITHESE / 2. ケミカルZOO / 3. RUDENESS RESORT/4. Child’s Dream / 5. NEVER ENDING STORY / 6. #夏の微熱
【初回生産限定盤B】CD+DVD DCCL-224~225 / 1,800円+税
[CD] 1. 紅い意図 / 2. 我武者羅
[DVD] CLØWD Theater「僕らの夏休み~そうだ、キャンプに行こう~」
【通常盤】CDのみ DCCL-226 / 1,200円+税
[CD] 1. 紅い意図 / 2. Eeny, Meeny, Honey, More / 3. 紅い意図 (KØULess Ver.)
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■メンバーバースデーライヴ
CLØWD冬真生誕祭「溺れる微熱とRevolution」【ACT】CLØWD / DADAROMA / LEZARD
11/21(火)池袋EDGE [OPEN 18:00 / START 18:30]
CLØWD×ぞんび「千葉凱旋!~たっちゃんのお誕生日会~」【ACT】CLØWD / ぞんび
12/2(土)柏ThumbUp [OPEN 17:00 / START 17:30]
KØU Birthday LIVE「チキチキ大忘年会2」【ACT】CLØWD
12/30(土)池袋EDGE [OPEN 17:00 / START 17:30]
[チケット料金] 前売¥3,500 当日¥4,000(税込・ドリンク代別)
<9/30(土)10:00よりイープラス先着販売スタート!>
11/21(火)池袋EDGE購入ページ https://goo.gl/A65eTb
12/2(土)柏ThumbUp購入ページ https://goo.gl/uuuFQD
12/30(土)池袋EDGE購入ページ https://goo.gl/oPGgaZ
■インストアイベント開催中!
9/23(土) タワーレコード渋谷店
9/30(土) 大阪ZEAL LINK
10/1(日) fiveStars
10/9(月・祝) 自主盤倶楽部
10/22(日) little HEARTS.新宿店
10/29(日) 渋谷ZEAL LINK
11/3(金・祝) BrandX
※インストアイベント詳細 http://clowd.tokyo/instore.php
CLØWDオフィシャルサイト http://clowd.tokyo
2017年09月17日 (日)
【ライヴレポート】MASK主催イベント<仮面舞踏会-2017->9月9日(土)TSUTAYA O-EAST◆終わることのない夢の一夜、そして新たな始まりの日。
REPORT - 14:41:50昨年5月1日、10年ぶりに一夜限りの復活をZEPP TOKYOにて果たした”MASK”。
夢の一夜は、あの日で終わることはなかった。
いや、そのゾロ目の日が”MASK”(第一期/第二期)にとって新たな始まりの日となった。
“MASK”の第一期で、かつて行っていた主催イベントタイトル「仮面舞踏会」を、9月9日(土)TSUTAYA O-EASTを舞台に開催!
改めて活動継続を告げた。
この日のイベントは、アンティック-珈琲店-/少女-ロリヰタ-23区/SANA/HERO/葵-168-がゲストで参加。
もちろん”MASK”も、第一期と第二期、二つの形で出演。
司会として、出演者全員と仲の良い星野卓也氏が登場。幕間でライブを終えたメンバーらと軽妙なトークを繰り広げていた。
今回のイベントの特徴は、SANA/HERO/葵-168-と”MASK”のメンバーらが現在活動しているバンドとしても出演していること。
「”MASK”のメンバー全員が現役で音楽活動を続けているからこそ実現できる。そこが何よりも大事なことなんですよ。」とMICHIRUは語る。
つまり、各メンバーが現役ミュージシャンとして活動を続ける限り、”MASK”もまた不定期ながら継続してゆく意志を、彼らは先の言葉として語ってくれた。
この日は2階席まで埋めつくした超満員の観客たちを前に、SANA/アンティック-珈琲店-と続いた後に”MASK”(第一期)が登場。
少女-ロリヰタ-23区/HERO/葵-168-と続き、”MASK”(第二期)が出演。
最期に”MASK”(第一期/第二期)の7名が揃ったライブを見せる形で進行。
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第一期”MASK”。
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時代をタイムスリップするように流れた『お通しパレード』のSEに乗せ幕が開くと、赤いお揃いの衣装を身にまとった5人が姿を現した。
AOIの「色鬼、始めましょう!」の声を合図に飛び出したのが、第一期”MASK”のライブへ熱狂を描き続けた『色鬼』。
NANA、KAZUTAKE、MICHIRU、SANAの攻撃的な演奏が、AOIの煽りに刺激を受け、場内は一瞬にして熱気へ包まれてゆく。
客席を激しく挑発する5人。殺るか殺られるか、この刺激がたまらなく胸を熱くさせる。
ザクザクとしたサウンドの上で5人は妖しく刺激的に『Gemini』を突き付け、観客たちを熱狂の中でとろけさせた。
艶やかなAOIの歌声とは裏腹に、楽器隊の演奏は鋭利な音の刃をチクチクと突き付けてゆく。痛心地好い刺激が、たまらない。
「踊ろうか?」
『東京トリックシアター』に乗せはしゃぎだす観客たち。このダンスは頭の螺子をイカれさせる。
SANAとMICHIRUのギターの旋律が、頭の神経をどんどん歪ませる。このヤバい陶酔感は、今の時代には感じれない刺激だ!
「SANA/KAZUKATE/NANA/MICHIRU/MINAMI/AOI、この6人が”MASK”です。天にいるJINくん聞こえてますか?」
遅刻してリハーサルを欠席したJINへ皮肉を込めたAOIのユーモアなMC。
「聞こえてますか、JINくん?俺たち”MASK”は格好いいよね!」
「けっして途切れるごとのない赤い絲、ここできつく結びましょう」。
『赫い盲目』でも第一期”MASK”は、妖艶/哀愁/スリリング/ダーク/興奮など感情を激しく乱す音のスパイスを掻き混ぜ、観客たちを刺激してゆく。
その妖しい高揚や心を潤す哀愁歌謡なAOIの歌声が、互いの心の絲(意図)をきつく結びつけていった。
猛り狂うSANAとMICHIRUのギター、そしてKAZUTAKE、NANAのボトム。
胸の内側へ黒い闇を忍ばせるよう影を抱いた痛い想いを、AOIが哀切な声色を持って注ぎ込む。
ヒステリック/メロウな演奏に乗せ響かせた『ためらい自殺信号』が、闇に浸る心地好さを教えてゆく。
「誰か生きる意味を教えてよ」
その言葉は人の心を救う呪文のようにも響いていた。
かかってこいとばかりに、ふたたび舞台上で暴れだしたメンバー。
AOIは『XxxXマスター』を挑発するように歌い、熱狂の中、狂ったように一つに溶け合おうと誘いをかけた。あの頃のようなヤバい空気が刺激的でたまらない。
最後に第一期”MASK”は、サイコヒステリカル/メロな『赤裸々ノイローゼ』を叩きつけ、観客たちの感情を野生に塗り替えていった。
AOIの振りを真似る仕種など、気持ちは十年以上前にタイムスリップ。
誰もがあの頃の少年少女に戻りながら、会場に生まれた熱狂を貪り喰っていた。
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第二期”MASK”。
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トリを飾った第二期”MASK”のステージは、テーマ曲『WE ARE MASKER』に乗せ、メンバーそれぞれがアピールする形で幕を開けた。
ライブは、温かな春の風を運ぶように『桜』からスタート。
雅な香り匂わせる歌へ、艶やかに酔いしれる心。会場中の人たちが手バンしながら想いの花を咲かせてゆく。
折り畳みする姿へ上品さが見えたのも、誰もが楽曲の世界へ浸っていたからか。
「声を出せー!」
ライブは一気に挑発モードへ。
『世の中の日常で頻繁に起こる今ではごく当たり前とされている出来事』を突き付け、”MASK”はフロアー中へ無数の廻る人の渦を作り出していった。さぁ、熱狂はこれからだ。
「俺たちが”MASK”だ!間違えた、俺たちも”MASK”だ!」
JINのコミカルなMC。
“MASK”で、JINのトークはHEROを越えているテンションだったのは、さすがだ。
身体にズシッと響く重厚な音を突き付け、第二期”MASK”は煽りモードへ突入。
挑発するJINに刺激を受け、観客たちもダークてアグレッシブな『求めた故に残ったもの』へ飛び乗り跳ねてゆく。
SANAのギターが、高揚した刹那の風を呼び込んだ。心へセンチメタンタルな影を映すように流れた『会いたくて』。
胸をグッと泣き濡らす、なんて美メロな歌だろう。哀愁の香りを運ぶ彼らの演奏とJINの歌声へ触れていたら、胸がキュッと高鳴った。
一気に熱を加えるよう第二期”MASK”は『Boys be ambitious』を突きつけた。
何時しか場内には、頭振り乱す光景が広がっていた。JINの動きに合わせ踊る観客たち。
身体は激しく乱れながらも、心は歌へ惹かれてゆく。これぞ、当時の熱狂ナンバースタイルだ。
「飛べ!」、MINAMI、KAZUTAKEの演奏が一気にブラストビートを刻むと、MICHIRU、SANAも加わり楽曲が激しく吠えだした。
『ローズ・マリー』が、満員の観客たちを次々と跳ねさせる。
サビで開放してゆくメロディアスな歌も第二期”MASK”にはお馴染みのスタイル。
激しくステージ上へ感情をぶつけていたはずなのに、何時しか笑顔で飛び跳ねていた。メンバーらへ向かって歌声をぶつけ、無邪気にはしゃいでいた。
最後は、やはりこの曲だ。
気持ちに大きな二つの翼を与え一緒に熱狂へ飛び立とうと、第二期”MASK”は『未来への翼』を届けてくれた。
観客たちが胸の前で揺らした両手は、まるで翼のよう。その歌は、身体中に光を注ぎ込む。
注がれた光を感じるたびに、心は空へ向かい解き放たれてゆく。歌が心に翼を与えてくれた。
それを感じれたことが何よりも嬉しかった。
アンコールは『優しい嘘』からスタート。
胸暖まる歌に包まれながらも、開放感を持って駆ける演奏が心地好く身体を揺らし出す。
ハートをギュッと捉えたSANAのギターソロ、相手を抱きしめるように歌うJINの歌声に気持ちがクラッと傾倒すれば、『空』に飛び乗り、会場中の人たちが一斉に横モッシュ。
『空』に触れている間、誰もがあの頃へ戻っていた。
眩しい青春時代に立ち返り、様々な憧れを胸の中へ映しながら、優しい歌に想いを重ね合わせていた。
ここで、AOIとNANAもステージへ。7人編成”MASK”の登場だ。
「色鬼、始めましょう!」
最後にぶつけたのが、”MASK”流激熱煽りナンバー『色鬼』。
デスボイスをぶつけるAOI。観客たちを煽るJIN。
「鬼さん」「こちら」「手のなる」
挑戦的な演奏に刺激された観客たちは、理性の鎖を引きちぎり、全力で滾る感情を舞台上へ叩きつけてゆく。
何度も何度も続く煽りのやり取り。ずっと狂ったように暴れ続けていたい。
そんな嬉しい余韻を残しながら、第一期/第二期”MASK”のライブは、ふたたび眠りのときを迎えていった。
次に”MASK”に会えるのは、果たして何時になるのか?
でも、彼らが現役で活動し続けている限り、また会えると彼らは約束してくれた。
今は、その言葉を信じて待とうじゃないか。
PHOTO:TAKUYA ORITA
TEXT:TOMONORI NAGASAWA
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<セットリスト>
MASK(第一期)
『お通しパレード』(SE)
『色鬼』
『Gemini』
『東京トリックシアター』
-MC-
『赫い盲目』
『ためらい自殺信号』
『XxxXマスター』
『赤裸々ノイローゼ』
MASK(第二期)
『WE ARE MASKER』(SE)
『桜』
『世の中の日常で頻繁に起こる今ではごく当たり前とされている出来事』
-MC-
『求めた故に残ったもの』
『会いたくて』
『Boys be ambitious』
-MC-
『ローズ・マリー』
『未来への翼』
-ENCORE-
『優しい嘘』
『空』
『色鬼』
====================
<関連リンク>
<MASK Web>
<MASK twitter>
https://twitter.com/mask20160501
<尽 twitter>
https://twitter.com/hero_tajahashi
<尽 Blog>
<葵 Web>
<葵 Blog>
http://ameblo.jp/aoiblog-official/
<SANA Web>
<SANA Blog>
http://blog.livedoor.jp/sanasama0618/
<和矛 Blog>
http://blog.livedoor.jp/badlot1024/
2017年09月08日 (金)
【ライヴレポート】<治外法権>8月25日Zepp DiverCity★Resistar Records新春恒例イベント<治外法権-新春だょ全員集合!!2018->の開催を発表!
NEWS - 12:00:34DOG inTheパラレルワールドオーケストラ、BugLug、Blu-BiLLioNと、Resistar Records所属の3バンドによるレーベルツアー“治外法権”が今年も開催。
7月より全国13都市を回り、8月25日のZepp DiverCityでファイナルを迎えた。
通算7度目のツアーでZepp DiverCityでのファイナルも4度目と、もはや夏の風物詩とも言える“治外法権”だが、夏ツアーは今年で一旦の終了となることが事前に発表。悔いを残さないようにと3バンドそれぞれが今ツアーで得た成長を全力で示した最後には、来年お正月にも“治外法権”を行うことを発表し、レーベルの絆とたゆまぬ進化を約束した。
「泣いても笑っても夏の“治外法権”は今日で終わりだ! 声出していけ!」と、初っ端からミケ(Vo)が煽ったトップバッター・Blu-BiLLioNは、現在“革命”の真っ只中。
“純粋に自分たちがやりたい音楽をやる”というモットーを掲げ、タオルを振ってモッシュする「Ready?」をいきなり序盤に持ってくる等、これまでのメロディ重視なイメージを大きく覆すアグレッシヴなステージで魅せる。
最新シングルにしてシリアスなロックチューン「The Awakening of Revolution」で己の革命宣言を叩きつけ、かと思いきやエレクトロなダンスチューン「S.O.S.」ではミケがマイクを置いて全身で踊る場面も。
これまで多彩なジャンルに挑戦してきたBlu-BiLLioNだからこそ、結果見出した“目指す未来”は明確で、ラストの「H&H」で歌い叫ばれた「主人公はココにいるお前らだ!」の言葉が、変わることにのないメッセージとして深く心に刺さった。
10月17日にはニューアルバム『EDEN』のリリースも決定している彼ら。
その後は“Blu-BiLLioN TOUR 17-18-19[Strive for EDEN]”と題して、ゴール知らずのツアーが控えている。
この日、解禁された青一色の新アーティスト写真からも、その覚悟の程がうかがえるだろう。
二番手のDOG inTheパラレルワールドオーケストラもまた、昨年から“project『Love』”なる一大プロジェクトを敢行中で、昨年末には“DOGは変わります”宣言をしたばかり。
その真意は“DOGとは何か?”を追求するために“挑戦”し続けることであり、この日もキュートな曲調に毒を滲ませる幕開けの「チューリップ中毒」以降、何かが吹っ切れたような荒ぶるパフォーマンスで、可愛いだけではない芯の強さを露わにしてゆく。
ハードにヘッドバンギングを繰り出しながらも、物騒な言葉を気の抜けたようなコーラスで繰り返す「調+教」に野球拳を盛り込んだ「遊郭ディスコ」等、どこかコミカルな要素も提示してくるのがDOGらしいところ。
だが、それらが単に奇をてらったものではなく確固たる意志に基づくものであることは、感情をリアルに落とし込むあまり時に“語る”かのような春(Vo)のヴォーカルからも明らかだ。
中でもラストの「JOY TO THE WORLD」で歌詞と現在の心境を完全にリンクさせた歌唱は素晴らしくソウルフルで、オーディエンスの大合唱と共にまるでワンマンのような感動が。
9月9日に同じくZepp DiverCityで迎える“project『Love』”のグランドフィナーレ公演に向け、このツアーで5人が得たものの大きさは計り知れない。
中東風のオリエンタルなメロディを盛り込んだ“らしい”新曲インストゥルメンタルで、いきなりヘドバンの海を作ったのはトリのBugLug。そのライヴは“抑圧からの解放”とも呼べるものだった。
豊富なキャリアに似合わぬ衝動的なステージングは実にスリリングだが、その根底にあるのは2年ぶりにこの場所に5人で帰ってくることができた喜び。
重量頭部外傷のため1年間の活動休止を余儀なくされた一聖(Vo)が復帰し、今年5月の日本武道館ワンマンで完全復活した彼らにとって、ステージに立っている一瞬一瞬が宝なのだ。
「このツアー自体が俺にとっては新人生なんだ!」と叫んだ8月9日発売の最新シングル「新人生」には死の淵から蘇った彼の想いがあふれ、4カウントでオーディエンスをジャンプさせる場面も。
単に上手い歌/演奏を超えた“表現者”としての自由なパフォーマンスが訴えるのは、バンドに関わる人全てを含めてBugLugであるということで、13本も回ることが最初は怖かったツアーもフタを開けたら楽しすぎたと語った一聖は「お前らといるからBugLugなんだよ!」と断言。
ラストの「HICCHAKA×MECCHAKA」でタオルを振るファンとの一体感も絶大で、9月3日に始まる47都道府県ツアーへの期待を否が応でも高めた。
最後は2016年1月の“治外法権”以来、実に1年7ヶ月ぶりに16人が揃っての大セッションも。
そこで春の口から、来年の1月8日に“治外法権-新春だょ全員集合!!2018-”が新木場STUDIO COASTで行われることも発表された。
夏はツアー、お正月に単発ライヴというのが“治外法権”の恒例スケジュールだったが、ひとまず新春ライヴのほうは継続されるとのこと。
3バンドそれぞれが研鑽を重ねた4ヶ月後、“治外法権”では初となる会場で新年のスタートダッシュをいかに切るか必見だ。
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【Resistar Records information】
Resistar Records PRESENTS「治外法権-新春だょ全員集合!!2018-」
2018年1月8日(月・祝)
新木場STUDIO COAST
【出演】
DOG inTheパラレルワールドオーケストラ / BugLug / Blu-BiLLioN
LEZARD / ジャックケイパー
開場 13:00 / 開演 14:00
チケット:全席指定 ¥5,800(D別)
★チケット:
【れじ☆モバ会員1次先行受付(Aチケット)】
受付期間:9/1(金)21:00~9/10(日)23:59
入金期間:9/15(金)~9/25(月)23:59
【れじ☆モバ会員2次先行受付(Aチケット)】
受付期間:9/29(金)21:00~10/9(月・祝)23:59
入金期間:10/14(土)~10/22(日)23:59
※こちらの整理番号はれじ☆モバ会員1次先行の受付の続きからになります。
【オフィシャル1次先行(Bチケット)】
受付期間:9/27(水)21:00~10/1(日)23:59
入金期間:10/2(月)~10/9(月・祝)23:59
【オフィシャル2次先行(Bチケット)】
受付期間:10/13(金)12:00~10/29(日)23:59
入金期間:11/3(金・祝)~11/12(日)23:59
【一般発売(Cチケット)】
11/25(土)
(問)NEXTROAD 03-5114-7444(平日14:00~18:00)
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◆DOG inTheパラレルワールドオーケストラ
◆BugLug
◆Blu-BiLLioN
Resistar Recordsオフィシャルモバイルサイト『れじ☆モバ』
『れじ☆モバ』総合トップ
【スマートフォン】http://www.sp-freewillonline.com/rr_moba/
【携帯】http://www.freewillonline.com/?art=rr_moba
◆Resistar Records 公式ニコニコ生放送
ニコれじチャンネル http://ch.nicovideo.jp/channel/nikoresi
◆Resistar Records オフィシャルYouTube◆
れじちゃん http://www.youtube.com/ResistarRecords