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2017年11月15日 (水)

【ライヴレポート】<umbrella>2017年11月12日(日)高田馬場AREA【Chapter.5「切開」】◆進化し続けるumbrellaがワンマン公演で見せた、眩しい未来の風景。

REPORT - 22:41:26

10月に6thシングル「管」をリリース。その作品を受け11月12日(日)高田馬場AREAを舞台に、umbrellaは「【Chapter.5「切開」】」と題したワンマン公演を行った。
この日は、会場へ訪れた人たちへLoopの音源も無料配布。
今年のumbrellaは、Frontier「管」と新境地を切り開いた2枚のシングル盤をリリース。
この日のライブは、進化し続けるumbrellaの一つの過程の姿を斬新に投影した内容だった。

 心地好い穏やかな幕開け。やがて悲しみの淵へと導くよう、厳かな音色が波紋を広げるよう会場中に染み渡りだす。
ジワジワと沸き上がる気持ちの昂りを音と唄に乗せ、umbrellaは「管」を唄いだした。
想いを忍ばせ揺れる音の波は、ゆっくりとフロアーを呑み込んでゆく。
遥か遠い過去、母親の体内で微睡みながら生を覚えていたような感覚を与える「管」。
荘厳壮麗な音のうねりに呑み込まれながら、しばし夢見心地に酔いしれたい。

 将のドラムカウントを合図に、一気に演奏は躍動。シューゲイズしたギターの音とタイトなビートへ導かれ、
観客たちがヨルノカーテンに乗せ一斉に跳ねだした。熱を持った感情を解き放つように歌う唯。
身体は覚えていた、ジワジワと躍動する高揚を…。

 柊のギターがザクザクとした音を突き付けた。唯の「拳ください」の言葉を合図に、演奏は掌ドロップへ。
ノイジックな音が、唸るグルーヴが、この空間を熱色に染め上げた。
唯は沸き上がる感情を、腹の奥底まで響くビートに乗せ突き付けてゆく。荒ぶれ、もっともっとこの空間に熱を撒き散らせ!!
「今日は何もかも捨ててください、飛べー!!」、スカイフィッシュが、フロアー中の人たちの感情へ瞬時に翼を生えさせた。
なんて懐の大きな楽曲だ。躍動と興奮二つの翼をこの唄は授けてゆく。umbrellaは僕らに自由を与えてくれた。
共にイッちまおうぜと、音の成層圏で泳ぐ楽しさを伝えてきた。「もっと恥ずかしいことしようよ、いいかー!!」。
広大な荒れ野から吹きすさぶ大地の音が、身体をリズミカルに揺らす。Frontierに飛び乗り、
雄々しく音の荒野を駆け抜けろ。熱した轟音と化した演奏が、感情を野生へ揺り戻す。そう、もっともっと荒ぶれと…。

「umbrellaが誇らしげに思えるライブをみなさんに届けたいと思います」(唯)

熱気躍動した風景に続いて広がった痛い衝動や刹那な高揚。歪みを上げた音が導いたのは、心を突き刺す蒼い衝動。
蒼白な音を塗り重ねるワスレナグサの唄と演奏に心は釘付けだ。
一緒に切ない色を抜きながらモノクロームな姿へと変えてゆく、その哀しい心模様へ寄り添い続けたい。

「叶わないものは、それでも…」。夜空へ蒼い色を塗り重ねるようアンニュイな表情の絵筆で奏でた「月」。
光を携え一気に駆けだした演奏。心でハミングするように、僕達が描いたパノラマを彼らと一緒に口づさみたい。
umbrellaは目の前に広がった音のパノラマへ時間や感情の流れをまぶしながら、
胸をギュッと締めつける痛心地好い想いを次々と描き出してゆく。

「9年前くらいに出来た曲です」。
壊れそうな心の叫びを憂いたスロウレインは、umbrella誕生以前から大切にしてきた楽曲。
悲哀を抱いた三拍子のリズムが、悲しみの涙の滴によって生まれた深淵へ心を導いてゆく。
「本当に愛している人を見つけてください」。哀切さを抱きながら弾む音色が、ときめきの影を映してゆく。
LoV、なんて刹那くて美しくも悲哀なラブソングだ。ジワジワと胸に染み入るその愛しさを、このまま感じ続けていたい。
押しつけな愛情よりも、壊れそうなくらい脆い愛情のほうが、抱きしめたくなるほど愛おしい。

サイコティックなエレクトロシューゲイズナンバーアンドロイドと果実が、意識を夢想と現実の中で混濁させる。
アバンロックな演奏の上で秘めた情熱をぶつけるように歌う唯、
何時しか大勢の人たちが、大きく手を振り音のうねりへ身を寄せていた。
意識を震撼する重厚な演奏が炸裂。Laboに合わせ大きく身体を折り畳み、熱狂へ墜ちてゆく観客たち。
「乱れろ!!」、果ての世界へ意識をトリップさせるヒステリックな音の衝撃が、今宵はたまらない快楽だ。

「暴れるとき暴れたらいいじゃない!!」、春の重厚なベースの演奏が狂喜への合図だった。
猛々しく轟きだした黒猫が通るへ飛び乗り、轟音と一緒に熱狂へドライブだ。
沸き上がる気持ちのままに騒げばいい。ここは、己を開放してゆく自由区。自分を野生に変えてゆく無法地帯。
激しい熱を抱いたまま、演奏はumbrella流EDMダンスロックなWitch?へ。
サイコパニックな楽曲に触発され、大勢の人たちが踊り狂う。止まることなく跳ねる観客たち、2STEP踏みながら歌い踊る唯。
興奮が凄まじい速度で増殖してゆく。その熱を、会場中へ…世の中へ伝播してやれ!!

「唄物だからとか、静かだから盛り上がらないとか無視しませんか?。
売れるためにとか、そういう奇麗事は通用しない時代なんですよ。
いろんな音楽を楽しむためにumbrellaがあるように、幅広いんです。
僕、辞める理由がないんで音楽を続けています。
好き勝手やってるし、うちの曲を好きと言ってくれる人たちがいるから、ここに立てています。
続けるって難しいんですけど、みんなが必要としている音楽が出来ているように、これからも会いに来てください」

掻き鳴らす唯のギターへうねるように絡む春のベース、タイトな将のドラムと歪みを上げた柊のギターが重なり、
楽曲はレクイエムへ。あの頃の記憶を思い返し確かめるよう、切な感情のままに唄を放つ唯。
物語るように唄うその想いを、ギュッとつかみたい。
荘厳に揺れる音の景観の中へ溶け込み、一緒に哀切な想いを抱きしめたい。

最後にumbrellaは、ほとばしる情熱を濃縮しぶつけるように箱庭を演奏。すべてのわだかまりを吐き出し、
彼らと一緒に浄化したい。歪んだ意識さえ、熱した興奮が何もかも燃やし尽くしてゆく。
突き上がる無数の拳に感情を乗せながら、彼らは演奏という懐ですべてを呑み込んでいった。

アンコールは、この日に会場無料配布した音源に収録したLoopからスタート。
とても明るいギターロック/ビートナンバーした楽曲なのが嬉しい驚きだ。
これまでのダウナーな印象を一気に覆す表情へ、この日は戸惑う人たちも多かったのが正直な反応。
とはいえ、とてもノリ良い楽曲だけに、Loopが今後umbrellaのライブの中、
どんな立ち位置を持った楽曲として成長してゆくのか楽しみだ。

「今回の「管」は、何時死んでも誇りに思えるシングルになったと思っています。
TSUTAYA O-WESTを決断したように、決断力って本当に大事なこと。この家族と一緒にTSUTAYA O-WESTへ行って、
今日以上の景色を見たいと思います。死に物狂いでumbrellaを加速させていきます」(唯)

最後にumbrellaはアランを投影。タクトを手にした唯の振りに合わせ、会場中の人たちが共に歌いだした。
激しくタクトを振り、観客たちを熱狂詰め込んだ交響曲の中へumbrellaは連れ出した。場内から響き渡る観客たちの合唱。
その興奮と高揚を後々まで語り継ぐように、umbrellaはアランを通し、その存在を眩しい輝きに変えていった。

umbrellaは、2018年3月14日「傘が生まれた日」にTSUTAYA O-WESTでワンマンを行うことを告げた。
彼らは、この日に向かって進みだした。これからumbrellaが何を仕掛けてゆくのか、
今後の活動にも、ぜひ熱い視線を注いでいただきたい。

 

写真◎荒川れいこ/chi.yow

文◎長澤智典

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<umbrella ONE-MAN 【Chapter.5 「 切開 」】SETLIST>
M1「管」
M2 ヨルノカーテン
M3 掌ドロップ
M4 スカイフィッシュ
M5 Frontier
M6 ワスレナグサ
M7「月」
M8 僕達が描いたパノラマ
M9 スロウレイン
M10 LoV
M11 アンドロイドと果実
M12 Labo
M13 黒猫が通る
M14 Witch?
M15レクイエム
M16 箱庭
-ENCORE-
En1 Loop
En2 アラン

 

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<LIVE情報>
■umbrella ONE-MAN 【Chapter.6 「 傘が生まれた日 」】
 2018 年 3月14日(水) TSUTAYA O-WEST
 開場 18:00 開演 18:30 終演予定時間 20:30
【チケット料金】前売 4,000円 / 当日 4,500円 (入場時ドリンク代別途)
【チケット先行受付】チケットデリ http://ticket.deli-a.jp/
 [受付期間] 11/12(日)21:00〜11/30(木)16:00

■umbrella 年末感謝祭acoustic oneman【雨やどり-其ノ㈪-】
 12月16日(土) Bigtwin Diner PANHEAD GROOVE 
 開場 17:00 開演 17:30 
【チケット料金】前売 3,500円 / 当日 4,000円 (入場時ドリンク代別途)
【一般発売日】 11月18日(土)

<リリース情報>
■6th SINGLE 「管」 NOW ON SALE
 収録曲 01.管 02.アンドロイドと果実 03.箱庭
 DCCNM-008 1500円(税込1620円)
 MVフル視聴 https://www.youtube.com/watch?v=FlOUk6Lidrs 

umbrellaオフィシャルサイト  http://xxumbrellaxx.com/  











2017年11月14日 (火)

【ライヴレポート】2017.11.7 新宿ReNY<BadeggBox設立 5周年記念イベント『Bible-想像する未来はいつも楽しい-』>

REPORT - 22:49:47

 BadeggBox設立 5周年記念イベント『Bible-想像する未来はいつも楽しい-』が11月7日に新宿ReNYにて開催された。BadeggBox所属バンドのThe Benjamin、怪人二十面奏、THE BEETHOVENをはじめ、過去に所属していたthe Sherry、ギガマウス、RUVISHが1日限定で復活。さらにえんそく、Dear Loving、ミニーを褒め称える会(Vo:慎一郎、Gt:TφRU、Ba:リウ、Dr:K)、ADAPTER。、Dacco、慎一郎&杏太といったBadeggBoxと親交のあるバンドやアーティストが集結した。フロアの上手に“お祝い駆けつけステージ”が設けられ、メインステージと交互に出演する構成でおよそ6時間にわたって繰り広げられた。この日はBadeggBoxの代表を務めるミネムラ“Miney”アキノリ(The Benjamin / THE BEETHOVEN)の誕生日ということもあり、会場は終始お祝いモード一色に包まれていた。

 

 トップバッターはTHE BEETHOVEN。“『Bible-想像する未来はいつも楽しい-』へようこそ!今日は最高の1日にしようね!”とマコト(Vo)が声高らかに言い放ち、「L・S・L・G」の重厚かつダンサブルなサウンドが場内を支配する。次々と繰り出される躍動感あふれる激しいサウンドと、耳に絡み付くような色気のあるマコトの歌声が観る者の心と体を解放していく。そんなTHE BEETHOVENのどこかレトロ感漂う妖しく魅惑的な世界に観客たちは酔いしれた。

 

 最初にお祝い駆けつけステージに登場したのはコントラリエ。“短い時間ですが僕らのできることを精一杯やりたいと思います”とぼん。(Vo)。12月20日発売のBadeggBox所属第1弾シングル「雪椿-ユキツバキ-」、そしてThe Benjaminメンバーの前身バンド、花少年バディーズの楽曲「乙女桜」の2曲をアコースティックバージョンで披露。初々しくも熱のこもった演奏と歌で聴かせた。

 

 Dear Lovingは胸をくすぐるポップなロックチューン「今世紀最大限のラブソング」でライブをスタート。 “グリコサイン”で観客と一つになる「グリコ」や、The Benjaminの曲「バスタオル」のカバーなどを披露。“何より今日一緒に祝えたことが嬉しいし、またこうやって一緒にステージで歌える未来を描いて頑張っていきたいと思います”と語ったMASA(Vo)。リスナーの心に寄り添うようなサウンドと歌声で、場内はハートフルな心温まる空間を作り上げた。

 

 The Benjaminからツブク“Mashoe”マサトシをゲストベーシストに招いて行った慎一郎&杏太。“残念ながら我々は明るい曲がありません。少し暗い歌詞ですが祝う気持ちはたくさんあります!”と笑いを誘って演奏されたのは「バースデイ」、そして花少年バディーズから「落陽」。シンプルながらも温かなアコースティックサウンドと共に、少し影のある伸びやかな歌声で丁寧に歌い上げた。

 

 大きな歓声とデスボイスで迎えられたRUVISH。“俺たちがRUVISHだー!!ぶち上がるぜ、東京―!!”と威勢よく煽り、「ININITY」から激しいロックサウンドで一気に熱を高めた。“(1年8ヶ月での1日復活は)カッコいい、カッコ悪いあるけど、一番お世話になった人たちに何か恩返ししたいなっていう気持ち、それだけッス!”とレオン(Vo)。幾度となく笑顔でアイコンタクトを取りながら伸び伸びと演奏。久々のファンとの空間が楽しくて仕方ない様子だった。

 

 お祝いの気持ち全開で登場したえんそく。熱狂する観客たちに、“わかるよ、キミたちの気持ち。みんなの幸せパワーを受けながら俺も絶対的ハピネスを感じてる”とぶう(Vo)。Mineyがアレンジを手掛けた「流星雨」では、Mineyがキーボードとコーラスで参加し初共演。メンバー全員楽器を置いて横一列になって踊る「狂い時計のネジ巻きマキナ」では、ぶうの誘いに渋りながらも曲が始まった途端、センターで踊り始めるMineyに観客たちは大爆笑だった。

 

 スペシャルシークレットゲストとして登場したのは、謎の”とりん星”出身アーティスト、TЯicKY。“ちゃお!”と元気に挨拶し、ニューシングル「バナナの皮を捨てるな」を披露。間奏中には“ミネムラさんからOKをもらいました!”と言ってバナナをフロアに投げ、観客たちのハートを狙い撃ち(!?)する場面も。TЯicKYならではの一人エンターテイメントでお祝いした。

 

 ギガマウスは活動休止から半年ぶりの1日復活。“新宿―!ギガマウスがやってきたぞー!今日はBadeggBox5周年、派手に祝ってやろうぜー!!”と叫ぶライ(Dr)。BadeggBox所属第一弾シングル「GIGA SPEAKER」から凄まじい勢いを持って飛ばしていく。当時とは違い、同期モノは一切ナシ。とはいえ音の薄さを一切感じさせることなく、むしろ3ピースバンドとは思えない圧倒的なパワーと熱いパフォーマンスでギガ級のカッコ良さを観せた。

 

 続いてのお祝い駆けつけステージはDacco。ノーメイクにサングラスでステージに現れたLida。その訳は“ものもらい”ではなく、Lida曰く“恋わずらい”なのだとか(笑)。しばし漫才のようなテンポの良い掛け合いトークを繰り広げた後、歌いながらフィットネス並みの振り付けを観客と一緒に元気に踊って盛り上げた。

 

約3年ぶりの一日復活を果たしたthe Sherry。黒を基調とした衣装に身を包み、シックで大人っぽさを醸した彼ら。KØU(Vo)が深々と一礼してライブをスタート。“ただいま、the Sherryです”とKØUが挨拶すると“おかえり!”の声が飛び交う。ファンの大きな声援と嬉しさを全身で表現する姿に、自然と笑みがこぼれ、一日復活に至ったこの奇跡的な日を心から楽しむ彼ら。the Sherryの明るい未来を歌った音楽は今も光輝いたまま観客たちの心に届けられた。

 

 慎一郎(Vo)&リウ(B)、TφRU(G)&K(Dr)、それぞれ花少年バディーズ時代の衣装を着て登場したミニーを褒め称える会。選曲はもちろん花少年バディーズの楽曲。ウスイ“Tacky”タクマがメインボーカルの「ブシドーマン」では、武士の格好をしたTacky本人が、「未来へと」ではMineyがギターを持って登場して盛り上げた。ラストの「バナナ」では大小のバナナのぬいぐるみが飛び交い、当時のライブ定番の光景のまま演奏された。

 

 神奈川県横浜市が生んだテクノ番長、ADAPTER。。“さあ皆さんはりきっていきましょ~か~!ハイッ!”と呼びかけ、ピコピコ・テクノ・サウンドとヴォコーダーヴォイスに合わせて一斉に踊り出す観客。曲中、“ハイ、どうぞ!”と福助。が掛け声をかけて扇動し、観客たちは手を挙げたり飛び跳ねたり手拍子したり……会場がテクノダンスフロアと化した。

 

 赤いペンライトがフロア一面に揺らめく中、颯爽と登場した怪人二十面奏。「愛増悪」の演奏が始まった途端、体を激しく揺さぶる観客たち。昭和レトロ感漂う音世界へと一瞬にして誘った。“(所属して)この1年半で素晴らしいレーベルなのはもちろん、ミネムラアキノリに魅せられた人間がこれだけいるっていうことです。最高にハッピーな空間にしようぜ!”とマコト。哀愁を抱いた躍動する甘美な世界観の中で観客たちは恍惚とした様で踊り狂った。

 

 トリを飾ったのはThe Benjamin。TackyとMashoeの2人が登場した後、壮大なシンフォニックのSEが流れ、神々しい雰囲気の中、ステージに現れたMiney。結成以来、60年代のブリティッシュビートのポップでキャッチーなサウンドを根底に、世代を超えて支持を得る普遍的な音楽を生み出してきたThe Benjamin。この日もまた、良質な曲と歌と演奏で観る者の心と身体を躍らせるスタイルで、会場にいるすべての人をハピネスな空気に包み込み笑顔いっぱいにした。

 

 アンコールはイベントを華やかに彩った出演者たちが再登場し、5年前のこの日にリリースした「Bible」(花少年バディーズ/1stアルバム『Bible』収録)を大セッション。“未来へ!未来へ! 二人で!”と心から幸せな未来を思い描き、願う気持ちが綴られたこの曲を、各バンドのボーカリストたちが順番に歌を紡いでいった。“これからもみんなで楽しい未来を描いていきましょう!!”とMineyが力強く言い放ち、最後はMineyの胴上げでイベントは終了した。

 

 想像する未来はいつも楽しい──。今、世の中は子供も大人も夢や希望を描けなくなっている。人生を楽しく生きるのも幸せになるのも自分次第。楽しい未来への鍵はいつでも自ら開けられる。それを自ら証明するかのように、たくさんの笑顔で溢れていた『Bible-想像する未来はいつも楽しい-』。これからもBadeggBoxは音楽の持つ無限の可能性を信じて楽しい未来を想像し、そしてファンと共に創造していくだろう。

 

文:牧野りえ











2017年11月13日 (月)

【ライヴレポート】<Jin-Machine>11月12日(日)渋谷チェルシーホテル◆新ヴィジュアル公開!新ベーシスト「レジデンス涼羽—178」正式加入!他最新情報てんこ盛り!!

REPORT - 18:58:15

 Jin-Machineが11月12日に渋谷チェルシーホテルにて、【Jin-Machineツアー2017秋 じんましーんのプンプンガッツマン!】のツアーファイナル公演を行った。

今回のツアーは10月15日から全国7都市8公演で開催。

会場はツアーの集大成を目に焼き付けようと駆けつけた満員の平民(Jin-Machineのファンの呼称)で埋め尽くされた。

 

 

今回のツアー用に制作されたSEに乗ってメンバーが1人ずつ登場。

最後に登場したfeaturing16(以下、16)が“渋谷!楽しんでいこうぜー!”と呼びかけると一気に会場のボルテージがあがり、「New Life」からミサ(Jin-Machineのライブの呼称)はスタート。

テンションを高く保ったまま「シャンゴリラ」「たのしい日本語」「スーパーハッピー」と立て続けに4曲を披露。

 

各地で行ってきたミサを思い返しながら、いつも以上に緊張を感じながらファイナルを迎えたというMCを挟んで、16がアコースティックギターを持ちJin-Machineの代表的バラード「夢の中で」を演奏。

今回のツアーは勢いを重視したセットリストが組まれ、バラードの後はヘビーなサウンドの楽曲「ロックミュージックシンドローム」「やったぜ!バイトリーダー」「モンスターペアレンツ」と続き、‘モッシュ’や‘折り畳み’、‘ヘドバン’などヴィジュアル系ではおなじみの動きが次々と展開されていく。

このセクションのラストは12月13日発売の新曲「売れたくて」を演奏。

平民の発売1ヶ月前とは思えない一体感のある動きからは、今回のツアーで新曲として猛烈にアピールしてきた楽曲の深い浸透を感じた。

 

 

 今回のツアーを振り返るMCコーナーではメンバーそれぞれの思い出の場所、食べ物などをスライドで紹介。

笑いを誘った。

テンポよく進んできたミサも最後のセクションとなり、「ゴリラ」「お野菜天国」のネタ曲、逆ダイの定番曲「救声」、フリップ芸を取り入れた「環境デストロイ」と個性豊かな楽曲が並んだ。

本編ラストナンバーはJin-Machineにとって特別な楽曲である「FIVE」を披露。

この楽曲をラストに演奏したのには、感動的なフィナーレを演出することとはまた別に大きな理由が隠されていた。

そのことを平民はまだ知らない。

 

Jin-Machineではお馴染みとなっているアンコールの‘帰れコール’が鳴り響く中、スクリーンに動画が流れる。。。

 

ツアーに参加してくれた平民への感謝の言葉が続いた後、「FIVE」の答えとなるメッセージが現れた。

 

 

『涼羽 正式加入決定』

 

 

今年の7月からサポートベースとしてバンドを支えてきた涼羽の正式加入が決定し、ステージネームも“レジデンス涼羽―178(読み方:れじでんすりょうは いちななはち)”と発表された。

Jin-Machineが新たなメンバーをむかえて、また“5人”で歩み始めるというサプライズ発表に大きな歓声が上がり、会場全体が喜びに沸いた。

発表後一人でステージに現れた涼羽は深いお辞儀の後、丁寧な口調で正式加入にあたっての決意表明を語った。

真面目で律儀な性格が伝わるその言葉は平民の涙を誘った。

 

 

メンバーがステージに再登場し、改めて正式加入を報告。

真っ先に伝えたかった平民への報告を済ませたからか、メンバーそれぞれに安堵の表情が印象的だった。

新しいスタートを切ることになった新生Jin-Machineの最初の演奏曲は「ENCORE」、そしてラストはJin-Machine定番曲である「マグロに賭けた男たち」を披露し2ヶ月に渡ったツアーの幕を閉じた。

 

 

16は「新しい一歩を踏み出すのは怖い・・・」と語っていたものの、新メンバーを迎えさらに加速度を増すJin-Machine。

ミサ終了後には2018年2月から始まる新ツアー【Jin-Machine 2018 tour「今日から一歩」】が発表された。

18都市19公演のワンマンミサとなっている。

さらに12月21日(木)に渋谷チェルシーホテルにて【平民vs国民「売れたくて」リリース記念フリーイベント】の開催も決定。

Jin-Machineのファンである平民に対し一般的な音楽ファンを国民と称しイベントを行う。

普段ヴィジュアル系のライブに足が向きにくい音楽ファンに門戸を開放するJin-Machineならではの新しい試みが展開する予定。

 

 

そして今回『売れたくて』商品特設ページがオープン、ニューシングルに収録される新音源が視聴できるクロスフェード動画も公開予定となっている。

特設ページには今後のミサ情報やメディア情報、フリーイベントのことなど情報が満載。

初めてJin-Machineに出会った方でも見やすいページとなっているのでぜひチェックしてほしい。

 

 

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■セットリスト

 

2017年11月12日(日)Jin-Machine ツアー2017 秋 じんましーんのプンプンガッツマン!

渋谷チェルシーホテル

 

 

01.New Life

02.シャンゴリラ

03.たのしい日本語

04.スーパーハッピー

-MC-

05.夢の中で

06.ロックミュージックシンドローム

07.やったぜ!バイトリーダー

08.モンスターペアレンツ

09.売れたくて

-MC-

10.ゴリラ

11.お野菜天国

12.救声

13.環境デストロイ

14.FIVE

 

En01.ENCORE

En02.マグロに賭けた男たち

 

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Jin-Machine『売れたくて』商品特設ページ:

http://www.yamahamusic.co.jp/uretakute

 

 

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●平民vs国民「売れたくて」リリース記念フリーイベント

2017年12月21日(木) 渋谷チェルシーホテル

 

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<シングルリリース情報>

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『売れたくて【TYPE-A】』

■発売日:2017年12月13日(水)

■品番:YCCW-30066

■形態:シングルCD

■価格:1,800円(本体)+税

■Amazon:http://www.amazon.co.jp/dp/B076DCXCSS

■CD収録曲:<全9曲>

01.売れたくて

02.マグロに賭けた男たち

03.売れたくて(カラオケ)

04.マグロに賭けた男たち(カラオケ)

【「全日本おもしろ選手権ツアー」 2017.05.01初台DOORSミサ音源】

05.ようこそJAPAN

06.さくら~NEVER DIE~

07.通勤モッシュはエブリデイ

08.パンチ伝説

09.ゴリラ

 

商品情報:

http://www.yamahamusic.co.jp/artist/detail.php?product_id=934&artist_id=232

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『売れたくて【TYPE-B】』

■発売日:2017年12月13日(水)

■品番:YCCW-30067

■形態:シングルCD

■価格:1,800円(本体)+税

■Amazon:http://www.amazon.co.jp/dp/B076DDBJPM

■CD収録曲:<全10曲>

01.売れたくて

02.maria.

03.売れたくて(カラオケ)

04.maria.(カラオケ)

【Jin-Machine TOUR 2017 kiss-キス- ~愛 miss 優~ 2017.07.09原宿アストロホール ミサ音源】

05.ようこそJAPAN

06.贈る言葉(トーク)

07.がんばれ!桜、アディオス

08.FIVE

09.さよならアキラメロン

10.スーパーハッピー

 

商品情報:

http://www.yamahamusic.co.jp/artist/detail.php?product_id=935&artist_id=232

 

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『売れたくて【TYPE-C】』

■発売日:2017年12月13日(水)

■品番:YCCW-30068

■形態:シングルCD

■価格:1,400円(本体)+税

■Amazon:http://www.amazon.co.jp/dp/B076DD8K7M

■CD収録曲:<全6曲>

01.売れたくて

02.恋してせんべろ

03.パチンコ イェーイ!!!

04.売れたくて(カラオケ)

05.恋してせんべろ(カラオケ)

06.パチンコ イェーイ!!!(カラオケ)

 

商品情報:

http://www.yamahamusic.co.jp/artist/detail.php?product_id=936&artist_id=232

 

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<公演情報>

 

■ワンマン公演

【Jin-Machine 2018 tour「今日から一歩」】

 

2018年

02月03日(土)横浜BAYSIS

02月04日(日)高田馬場AREA

02月10日(土)西川口Hearts

02月11日(日)千葉LOOK

02月12日(月)HEAVEN’S ROCK 宇都宮VJ-2

02月17日(土)神戸VARIT.

02月18日(日)大阪MUSE

02月24日(土)名古屋ハートランド

02月25日(日)静岡Sunash

03月10日(土)新潟GOLDEN PIGS BLACK STAGE

03月11日(日)金沢GOLD CREEK

03月17日(土)岡山LIVE HOUSE IMAGE

03月18日(日)広島BACK BEAT

03月21日(水)福岡DRUM SON

03月24日(土)仙台HOOK

03月25日(日)郡山HIP SHOT

03月31日(土)札幌KRAPS HALL

04月01日(日)札幌KRAPS HALL

04月15日(日)CLUB CITTA’ KAWASAKI

 

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■イベント公演

【えんそく新章突入記念主催-モラトリアム†パイロキネシス-】

2017年11月18日(土)新宿BLAZE

 

【THE冠アルバム発売記念 奪冠ツアー2017/2018】

2017年11月19日(日)柏PALOOZA

2017年12月17日(日)西川口Hearts

 

【ジンマシーン歳末謝恩大市】

2017年12月30日(土)仙台イービーンズ

 

【non stylish wave’17 秋ら100%】

2017年11月21日(火)高田馬場AREA

 

【澁谷奇想舞踏会vol.05】

2017年12月01日(金)渋谷チェルシーホテル

 

【ART POP ENTERTAINMENT PRESENTS 「睦月旅情’18~西へ向かって走っちゃえ ! ~」】

2018年

01月13日(土)神戸VARIT.

01月14日(日)岡山IMAGE

01月15日(月)広島SECOND CRUTCH

01月17日(水)福岡DRUM Be-1

 

【Anli Pollicino Presents 3ヶ月連続 東名阪2マンツアー 三本勝負! 1st round Anli Pollicino VS Jin-Machine】

2018年

01月20日(土)高田馬場CLUB PHASE

01月27日(土)名古屋ell.FITS ALL

01月28日(日)阿倍野ROCKTOWN

 

 

 

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■Jin-Machine オフィシャルウェブサイト

http://www.jin-machine.net/