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2023年09月03日 (日)

【ライヴレポート】<XANVALA ONEMAN TOUR「ANS」GRAND FINAL>2023年8月31日(木)恵比寿LIQUIDROOM◆届かなかったいつかの自分の大事な夢も背負って、あなたの夢も背負って、最高のバンドを作っていきます。」──巽(Vo)

REPORT - 12:00:14

 「#1 “ANNIVERSARY”」「#2 “NIX”」「#3 “SYMBIOSIS”」と3回に渡る全国ツアー「ANS」を約9か月に渡り続けてきたXANVALA。同ツアーのGRAND FINALとなる公演を、831()に恵比寿LIQUIDROOMで行った。場内には、後ろまでぎっしりとファンが詰めかけ、彼らの蒔いた種は、3回のツアーを通してしっかりと芽吹き、咲かせたいと願っていた場所で、満開の花を咲かせることへ繋がった。

 

 SEが鳴り出すのに合わせ、フロア中から起きたクラップ。メンバーらの登場に合わせ、その音はさらに激しさを増す。そこへ、音を掻き鳴らすメンバーらの演奏が思いを重ね合うように響きだした。

 

「もうガタガタガタガタ五月蠅えな」と叫ぶ巽の声を合図に、XANVALAのライブは『誰が為の幸福論』から幕を開けた。5人は体中から沸き立つ熱を、全身を奮い立てるように歌や音にぶつける。彼らに向け、フロア中の人たちが一瞬で理性を吹き飛ばし、髪の毛を振り乱し、高ぶる感情を舞台の上に投げつける。XANVALAは、「ガタガタガタガタ五月蠅えな」と苛立つ気持ちを吐き捨てながら、観客たちの心を縛っていた苛立つ現実の鎖を引きちぎり、広大な空間へ一気に解き放った。

 

 嬉しいね、いつも通りだ。続く『デスパレート』を通し、XANVALAは、さらに気持ちを裸に、感情と感情をぶつけあうガチンコな戦いを繰り広げていた。遠慮なんて言葉は全部綺麗に消し去り、互いに声を張り上げ、身体を激しく折り畳み、気持ちの高ぶるままに暴れ騒げばいい。この場に必要なのは、剥きだした感情のみ。あとは、己の身体が求めるままに飛び跳ね、声を張り上げればいい。場内を震撼させるくらいに熱い観客たちの雄叫びが胸を奮い立てる。

 

巽の絶叫を合図に『MY BLACK』が解き放たれたとたん、観客たちも一斉に身体を揺さぶり、高く高く右手を掲げて騒ぎだす。最凶かつ最強にノイジックなラウド曲が巻き起こす音の強風に煽られ、観客たちの乱れ髪が、いつも以上にフロア中で激しく揺れる。もっともっと、もっともっと狂わせてくれ。

 

 

 

「お前に嫌いなやつはいるか」の声を合図に、重厚な音の弾丸をマシンガンのように次々と撃ちつける演奏陣。フロア中の人たちも、掠れるほどの声を張り上げ、その場で高く高く飛び跳ねながら、『ratchet』を通して日頃の鬱憤をすべてぶち蒔けていた。何百人もの獣たちが一斉に飛び跳ねる景色は圧巻だ。

 

 「突き落としてやるよ」の言葉を合図に、XANVALAは『落ちていく魔法』を通してヒステリカルな魔法をかけだした。XANVALAのかける魔法は、理性や妥協なんて言葉をすべて消してゆく。彼らのかける魔法に操られた観客たちが、巽の歌声のタクトへ導かれるままに、フロアを左に右へと横モッシュすれば、身体を深く折り畳み、大きく手を揺らしだす。会場中の人たちが、演奏陣の音とシンクロするように同じ動きをしながら暴れ狂う。この一体感、ずっと覚めないでいたい。XANVALAは、熱狂という名の魔法を解くことなく、ヘヴィグルーヴな『joke』でも観客たちの両足を床から解き放ち、艶かしくも狂おしい歌の虜にしてゆく。

 

 歪むギターの音が、頭の中の壁を思いきり叩きつけた。フロア中の人たちが『明日、虫になっても』に合わせ、一心不乱にヘドバンし続ける。開放的な音の飛び交う演奏パートでは手を高く上げて飛び跳ねるなど、曲の表情に合わせて巧みに荒ぶる感情の色を塗り替え、XANVALAは熱情したくなる衝撃を終始突きつけていった。

 

 

 

 巽の絶叫を合図に飛び出したのが、『ジャノメ』だ。荒れ狂う歌と演奏は、ハンパな気持ちでこの場にいるんじゃねぇ、もっともっと感情を剥きだしてぶつかりあえと煽る声にも聴こえていた。言葉の一言一言に熱情した思いを塗りたくり、巽が、メンバーらが、激烈した感情と言葉を音の暴風雨に変えてフロア中へ降り注ぐ。何百人という観客たちが一斉にざんばらと髪の毛を振り乱す景色は、まるで迷宮へと引きずり込む、奈落で蠢く怪物たちのようにも見えていた。

 

 そのまま観客たちを奈落へ落とすように,XANVALAは『冥冥』を奏で、呪詛のような歌声とメルトしてゆく音たちを通し、観客たちを迷宮の世界へグイグイと引きずり込む。脳が蕩けてゆくような不思議な高揚感が心地よい。緩んだ笑みを浮かべ、ゆらりゆらりどころか、勢いよく頭を振り乱し続けていたい。重厚な音に合わせ、もっともっと落ちてしまいたい。

 

 悲しき不協和音が鳴り響く。XANVALAは『クチナシ』を歌いながら嘆くように。いや、乱れ彷徨う悲嘆な感情の傷へ歌声や演奏という媚薬を塗り付けながら、心を解き放とうとしていた。巽の乱れ狂う感情へ、宗馬の狂おしいギターの旋律が優しく寄り添う。いつしかXANVALAのライブは、体感的な衝撃を抱きながらも、感情の内側へ内側へと視線が向けられていた。

 

 

 

 

  少しだけ甘い春風を覚えながら、巽が乱れ騒ぐ感情を抑揚したエモいメロディーに乗せて歌いあげる。『春が刺さる』でXANVALAは、乱れ、もがく巽の感情を、エモい演奏の風を通して揺さぶっていた。フロア中の人たちも、このときばかりは身体を揺らしながらも舞台の上に視線を向け、その様を見つめていた。

 

 『終幕』でもXANVALAは、心乱れ騒ぐままに歌う巽の感情へ寄り添うように、悲劇のファンファーレを鳴らすような音を塗り重ねていた。その様に心揺さぶられた満員の観客たちも、ときに両手を咲かせつつ、ふたたび乱れ騒ぐ気持ちをONにし、熱狂というアクセルを吹かしだす。そして

 

 「俺たちにとって今までで一番デカい挑戦。こんないい景色になるなんて」「俺たちのヴィジュアル系を示してやる」「誰よりも死に物狂で、誰よりも優雅に歩いてみせろ」と叫ぶ巽の言葉を受け、『リード・アクトレス』へ。曲が始まるのを合図に、フロア中の人たちが横モッシュに興じれば、サビ歌では身体をくるくる回転しながら、誰もが恍惚に溺れていた。間奏中、フロアを染め上げた巨大な横モッシュの様は、本当に気持ちをゾクゾクさせた。

 

 間髪入れずに『キネマ』へ。巽の歌声を旗頭に、フロア中の人たちが広げた扇子を可憐に舞い踊らせ、この空間にきらびやかな宴の様を描き出す。フロア中で綺麗に舞う揺れる扇子の景色が、とても華やかだ。その様は、たくさんの花魁たちが喧騒に酔う宴のようにも見えていた。

 

 「俺が死ぬときに思い出す景色はもっと先にあるはずだと信じて進み続けます。俺は、早いうちに死のうと思っていました。ても、このバンドを始めて、自分が大好きなものを背負って、いつの間にか生きて愛されたいと思う欲張りな人間になりました。俺にとって息をするのは、このバンドのためです」()

 

  先の言葉の意味を音や歌に乗せて語るにように、次にXANVALAが突きつけたのが、この日、会場で無料配布したCDに収録していた『ANS』。これはすべての答えではない。でも、彼らがこのツアーで見つけた、XANVALAとして生きる理由を示す最新の答えだ。人は、環境や状況に合わせて変わり続ける。感情を持った人間なんだもの、それでいい。だからこそ、今の彼らが突きつけた「あなたと生きてる」理由を、しっかりと前向きに受け止めていたい。

 

 

 

 

  先の答えを改めて示すように、 XANVALAは「私は、此処にいる」と、気持ちを前へ前へと煽り立てるように凛々しい姿で『アーティスト』を歌い奏でていた。眩しいその姿をつかもうとフロア中の人たちが飛び跳ね、笑顔ではしゃぐ姿も、同じように眩しく見えていた。

 

 なぜ、自分たちはここに立って轟音を鳴らし、声を張り上げているのか。それは、応援してくれる仲間たちと一緒に描いた夢をリアルにしてゆくため。そのリアルな景色を、一緒に歓喜に変えたいから。彼らは『ΛLIVE』に乗せ、「届いてくれ」と歌っていた。Λ(ラムダ)はファンたちの呼称。タイトルの綴りがAではなくΛなのも、それが理由だ。俺らは、愛すべきこいつらと一緒に、描いた夢や叶えたい願いをすべて現実に変えてやる。そう宣言をするように、巽は「君をつれていこう」と歌っていた。「どうか、一緒に生きていこう」の声も嬉しく胸に響いていた。

 

  「一人一人に答えがある。でも一つだけ変わらないものがある。俺たちとお前らが手を上げることで生まれる場、ここが俺たちの理想郷だ」。本編最後にXANVALAが突きつけたのが、彼らの存在を世の中へ強く示した『XANADU』だ。XANVALAが求めた理想郷は、ライブという回数を重ねるごと、着実に形を成してきた。でも、理想とする答えはずっと先にある。きっと完成することはない。でも、完成を求め、こうやって積み重ねてきた熱狂と絶叫、ほとばしる汗と興奮と笑顔は、間違いなくこの場に集った一人一人の心の中に輝く理想郷を作りあげていた。その理想郷をもっともっと輝く場に染めたくて、こうやって多くの人たちがここに集っている。この日も満員の観客たちが、この場に生まれた理想郷でたくさんの幸せをチャージしていた。

 

アンコール前に、メンバーらがこの日の感想を述べだした。

 

 「「ANSTOUR42本回ってきた中、5人たけではこのライブは作れないんだと実感しています。お客さんが目の前にいるのが当たり前じゃないことを実感しています。でも、今日が一番格好いいXANVALAなので」(知哉)

 

 

 

 「まずはΛがこんなにもいるんだと再確認できたのがめっちゃ嬉しい。ここにいる全員、これからも一緒に進む仲間だと思ってます。何も怖くない。XANVALAはすべて上手くいっているバンドではないです。負けることもあるし、失敗することもある。でも、無理って思わないで諦めずに進んできたから、こんなにも仲間が増えました。全員味方です。」(宗馬)

 

 

 

 

 「メンバー、関係者、Λ(ラムダ)のみんなが支えてくれたおかけでどんな苦難も乗り越えることができました。本当にありがとうございます。」(Yuhma)

 

 

 

 「こんな広い場所にみんなが集まってくれて本当に嬉しいです。今の景色を想像出来ない時期もあって、それを乗り越えてこれたのは、みんなのおかげです。3本のツアー42本のライブをやってここに立っています。それを乗り越えられたのもみんなのおかけです。音楽って、ライブハウスって、自分の生きざまや証を見てもらえる場だと思っています。この生きざまを命をかけて届けていくので、みんなも生きざまを見せてください。次は4桁のキャパシティに挑戦します。ここからは選ばれたバンドだけが挑む領域だと思います。これからも俺たちの生きざまを見続けていてください」(70.)

 

 

 

 「バンド続けていて良かったし、このツアーをやって良かったなと思っています。こんな最高の景色を見れるならXANVALAをやるでしょ。どんな道のりでも最高の景色を必ず約束しますし、最強のバンドにしてみせます。届かなかったいつかの自分の大事な夢も背負って、あなたの夢も背負って、最高のバンドを作っていきます。これらも一緒に歩いていこう」()

 

 

 

 

アンコールの最初を飾ったのが、XANVALAの始まりを告げた『鮮やかな猛毒』だ。5人がXANVALAを始めたときに夢や理想として描いた景色が、今、鮮やかな現実になって目の前に広がっている。彼らが3年半以上の歳月を重ねたうえで描き出した景色は、どんな色鮮やかな絵よりも輝いていた。それも当然だ。絵を最高に輝かせる、こんなにもたくさんのカラフルな絵の具(観客)たちが、5本の絵筆と一緒にカンバス(理想郷)を染め上げているのだから。

 

ここからは、徹底して煽り立てる宴の場へ。『Bamby』に合わせて、フロア中に広がるざんばらと髪振り乱れる景色。誰もが熱狂の踊り子と化し、これでもかと全力で暴れ、祭り上がる。これぞヴィジュアル系というシーンにXANVALAが示した、新たな文明開化の始まりの景色だ。

 

 「俺たちのための時代が待っている」の声を合図に飛び出した『文明開花』でも、メンバーらの攻撃的な演奏をさらに追い風に変えるように、フロアのあちこちで扇子が舞い踊れば、全力で暴れ狂う景色が目の前を埋めつくしていた。ここには、確かに革命の音が鳴り響いていた。

 

 巽の歌声が、感情のストッパーを粉々に破壊する合図だった。『左耳の悪魔』の演奏に合わせ,、左や右へと民族大移動の景色が広がる。大きな海の中から沸騰したあぶくが沸き立つような乱れ狂う頭の景色。間奏で魅せた、宗馬の挑発するギターの音色も気持ちを暑く騒がせる。胸の奥で嘲る悪魔のような声が、もっともっと現実を壊しなよと笑っていた。

 

まさに戦いだ。XANVALAが『聖戰』を叩きつけるたび、この空間には熱情した感情と感情をぶつけあうすさまじい光景が広がる。熱情なんてものじゃない。互いが、本気ですべての感情を剥き出し、この空間を通して殴りあう。その拳に痛みを覚えるたび魂が燃え立つように、この場には、15ラウンド目の王者たちの激闘のようなアグレッシブな景色が生まれていた。

 

 「俺たちの夢にはあなたの声が絶対に必要です」。「その声か鼓動を鳴らし~」と巽と観客たちが一緒に歌いだす。XANVALAは最後に『NIX』を演奏。互いに感情の殴りあいを続けながらも、気持ち晴れ渡る歓喜の思いも覚えていた。この日のライブ中、ずっとそうだったが、背景の巨大なスクリーンに映し出された視覚的な演出や照明による演出も理性を吹き飛ばす効果を与えていた。落ちサビでフロア中の人たちが高く腕を突き上げ、ともに歌いあげる様。最後に向かって最高の笑顔で騒ぐ観客たちの姿を見ながら、巽が言った「一番高いところへ行こう」の言葉。その言葉を信じて、絶対に離れないぞと胸に誓っていた。

 

 でも、まだやってない曲があるんじゃないか?!彼らは、忘れ物を届けにステージへ戻ってきた。XANVALAは最後の最後に『CREEPER』を投げつけた。「さぁ乱れていこうぜ」の言葉を合図に、横モッシュが生まれれば、髪の毛をざんばらと振り乱すお馴染みの景色が誕生。観客たちは「ねぇねぇねぇ」と熱狂をねだりながら、この空間で5人に熱い愛撫を求めていた。いや、互いに最凶で最強の愛情を持って、全身汗まみで愛を交わしあっていた。最高の興奮と恍惚と絶頂をありがとう!!!!!

 

XANVALAは、ふたたび夢を現実に変える旅に出る。次は、2024611日・Zepp Shinjuku!!!!!

 

 

 

 

 

 

PHOTO: @a_kwsk_1985

TEXT:長澤智典

 

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NEW RELEASE

 

XANVALA NEW SINGLE

「本能」

2023.09.13 DIGITAL RELEASE

 

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《主催フェス開催決定!》

 

XANVALA PRESENTS

VASALA FEST. 2024

2024229()

新宿BLAZE

出演アーティスト等の詳細は後日お知らせします。

 

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《全国ツアー開催決定!》

XANVALA TOUR 2023-2024

THE CULTURE

-Beginning-

TOUR FINAL -4th ANNIVERSARY-

2024.01.31 WED

下北沢シャングリラ

 

 

“THE CULTURE”

GRAND FINAL

2024.06.11 TUE

Zepp Shinjuku (TOKYO)

https://xanvala.com/news/fe37d38e-afd6-40d1-95f3-582ded6edc61

 

 

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 SNS

https://xanvala.com/

https://twitter.com/XANVALA

 

 

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<セットリスト>

 

『誰が為の幸福論』

『デスパレート』                                    

MY BLACK

ratchet

『落ちていく魔法』

joke

『明日、虫になっても』

『ジャノメ』

『冥冥』

『クチナシ』

『春が刺さる』

『終幕』

『リード・アクトレス』

『キネマ』

ANS

『アーティスト』

ΛLIVE

XANADU

-ENCORE-

『鮮やかな猛毒』

Bamby

『文明開花』

『左耳の悪魔』

『聖戰』

NIX

-W ENCORE-

CREEPER


2023年08月30日 (水)

【ライヴレポート】<SID 20th Anniversary Premium FANMEETING TOUR 2023>2023年8月26日(土)Zepp Haneda

REPORT - 17:00:19

シドがファンミーティングツアー<SID 20th Anniversary Premium FANMEETING TOUR 2023>を826日、東京・Zepp Hanedaで開催した。

 

バンド結成20周年を記念して、723日からファンミーティングツアー<SID 20th Anniversary Premium FANMEETING TOUR 2023>を行なっているシドが、826日、東京・Zepp Hanedaでその5公演目となるイベントを開催。本ツアーは、20231227日に東京・日本武道館で20周年のフィナーレを飾るSID 20th Anniversary GRAND FINAL 「いちばん好きな場所」>に向けたスペシャルファンミーティングという位置付け。

そもそも、シドがこのようなファンミーティングツアーを行なうのは、今回が初。彼らの新しい挑戦を観たいというファンが殺到したため、チケットは早々にSOLD OUT

本公演は通常のライブとは異なり、2部構成となっていて、1部はこのツアーのために新たなアレンジをほどこした楽曲をアコースティック編成で演奏するライブ。

2部は、シドの20周年の歴史を様々なゲームを交えながら振り返っていくトークショーを繰り広げるという、まさに20周年という節目だからこそ観られる、プレミアムな内容のファンミーティングになっていた。

 

開演前のロビーには毎公演ごとにメンバーの衣装展示が行われており、この日は<SID TOUR 2017 NOMAD」>で4人が着用していた真っ白い衣装がファンをお出迎え。

20周年ならではの特別展示に続き、場内もステージには赤いドレープカーテンや大きなシャンデリア、大小4機のミラーボール、キャンドルスタンドなどがセットされ、空間全体がいつものシドのライブとは違う、クラシカルで格調高い雰囲気に包まれていた。

 

定時、舞台にラグジュアリーな衣装に身を包んだ4人が静かに登場。

フロントに上手からゆうや(Dr)、ShinjiGt)、マオ(Vo)、明希(Ba)が並ぶというイレギュラーな立ち位置で、ライブは「live」で幕開け。

ゆうやは小ぶりなドラムセットの横にあるコンガを叩き、Shinjiがアコースティックギターを奏でると、マオが柔らかなタッチの歌声をのせ、明希のベースフレーズまで人肌の温もりを感じさせるような表現で「live」をアクト。

今回、アコースティックアレンジを担当した葉山拓亮(Key)は、サポートメンバーとしてツアーにも帯同し、明希の横で、シドサウンドにエレガントな彩りを加えていく。

 

 

 

 

 

20年目にして、編成もサウンドも真新しい扉を開けたシド。4人は椅子に座り、これまでライブで聴き慣れた曲を大人びたムードで次々と演奏。

集まったオーディエンスは、メンバーそれぞれのテクニカルで艶っぽい音像に集中して没入しながら、楽曲の新たな魅力、新しいシドの表現を発見してはうっとりとした表情を浮かべる。

 

本公演で5本目となったバンド初のアコースティックライブについて「毎回違うよね。みんな、アレンジを変えてくるから」とマオが感想を述べると「だから、一瞬一瞬にドラマがある。まさにプレミアムライブ。楽しく演らせてもらってます」と明希が付け加えた。

そして、後半はシドのライブならではの客席のシンガロングを即すようにマオが椅子から離れ、観客にマイクを預けると、アコースティックライブとは思えない様相で、どんどん盛り上がりを作っていく。

ミラーボールが燦然と輝く空間に、シドのアニバーサリーのアンセム「ANNIVERSARY」が放たれると、

この日最大の合唱が客席から響き渡り、場内にひたすら歓喜が広がっていくなかで1部は終了した。

 

休憩を挟んで、2部は司会進行役として大阪でラジオDJを行なっている下埜正太がMC役で登壇。

メンバーを呼び込み、2部はシドとオーディエンス、みんなで飲み物を持ち、20周年を祝福する乾杯から幕開け。

そうして、このあと彼らは楽器のない舞台で、本格的なトークショーを繰り広げていったのだ。

 

 

 

最初に始まった<推しライブ>コーナーは、これまで過去に約400本のライブをやってきたシドのライブのなかから、

スタッフが選んだ過去のライブ映像とMCを舞台上のスクリーンに映し出し、それを全員で鑑賞しながら当時の思い出などを語り合うというものだった。

この日の<推しライブ>は<SID TOUR 2014 OUTSIDER>の「CANDY」。ライブ映像が流れると、誰もがすぐさまShinjiの奇抜なヘアスタイルに着目。

「俺、化石だね。アンモナイトみたい」とShinji自ら自分につっこみ、場内の笑いを誘った。

 

次に用意されていたのは、正解をファンがジャッジメントする<ファンのあなたが正解です>コーナー。

こちらは、出題されたクイズに対してメンバーが回答をフリップで表示。そのなかで「いいな」と思ったメンバーの名前を観客が叫び、そのデシベルを集音器で測定して1位になった人はポイントを獲得。最下位のメンバーには罰ゲームが課せられるというものだった。

「シドクイズ」として「シドの20年を漢字2文字で表すと?」というお題にはShinjiが「20年でライブ通算400本、プロ生活20年で400本の本塁打を放った阿部慎之助の“阿部”」、マオが「最愛のみんな、最愛のメンバー、最愛のスタッフと歩んできた20年で“最愛”」、ゆうやが「それぞれのカラーを保ちながら色々辿ってきた20年で“色彩”」、明希が「モノを作り続けた20年は、表現の連続。表現をやめなかったから“表現”」と回答。ここでは観客の声援でマオがポイントをゲット。

 

しかし、最後の「お絵かき対決」で、会場にちなんだ「飛行機」のお題にマオが最下位となり、罰ゲームをやるはめに。

ボックスから自ら選んだ罰ゲームテーマに従い、マオはこのあと、ステージ上を移動しながら90秒間モデルポーズを決めながらパフォーマンス。

その間、SNS等へのアップは禁止とした上でスマホでの撮影が許可されると、場内は大歓声に包まれた。

 

そうして、このあとは<質問コーナー>へ。こちらは事前に募集したファンの質問にメンバーが回答していくというもので、いくつかの質問の中から「ここは海です。何をしますか?」という質問で大盛り上がり。

Shinjiは「マテ貝をチューペット感覚で食べたい」、マオは「ジェットスキー。誰もいないところで大声で叫ぶ」と答えたあと、ゆうやが「俺はナンパかな」というと客席に一瞬冷ややかな空気が広がったため、リズム隊ならではのコンビプレイで明希が「俺もゆうやと一緒でナンパかな」と助け舟を出すと、「ウギャー」と観客はもの凄い悲鳴をあげて狂喜。「なにそれ、ギャーってなんだよ! おかしいだろ!」と憤慨するゆうやの横で「最高だね」と笑い合うマオとShinji

 

こうして、普段は絶対に見られない4人の素顔満載の抱腹絶倒トークをたっぷり楽しんだあと、年末の日本武道館に向けてShinjiは、「トークではふざけてましたけど、武道館に向けて、音楽は真面目に向き合って少しでもカッコいい姿になって。シドが20年積み上げてきたものをお届けできたら」と伝え、マオは「今回はアコースティックを初めてやって、ふざけたトークでは各々のキャラクターも出たイベントでしたけど。本来、シドのライブはみんなで盛り上がって、騒いで、みんなの声援で4人がキラキラしてる。そんな姿を武道館ではたっぷり見せたいと思います」と続けた。

そうして明希が「ナンパ師の明希です。1227日は11人に声をかけにいくので楽しみに待っててください」といって客席を狂喜乱舞させると、ゆうやも「大好きなみなさん。一つだけいいたいことがあります。愛してます」とナンパ師になりきった発言で客席を大いに笑わせ、4人はステージを後にした。

そうして、このあと武道館に向けて<SID 日本武道館公演 2017 「夜更けと雨と」「夜明けと君と」>のライブ映像の「ANNIVERSARY」を観て、2部は終了した。

 

この公演当日、オフィシャルサイトを通じて1227日、日本武道館で開催する<SID 20th Anniversary GRAND FINAL 「いちばん好きな場所」>のチケットの詳細について発表していた彼ら。

いろんな困難がありながらも、20周年を駆け抜けたシドの感動のフィナーレ。

シドとファンの絆で、シドがメジャーデビュー記念ライブを行なったあの「いちばん好きな場所」をみんなの笑顔でうめつくし、新たな歴史をうみだすこの瞬間を見逃すな。

 

 

PHOTO:今元 秀明
TEXT:東條 祥恵

 

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SID 20th Anniversary Premium FANMEETING TOUR 2023

826日(土)@Zepp Haneda

 

SET LIST

01.live

02.

03.声色

04.涙雨

05.その未来へ

06. ANNIVERSARY

 

SID 20th Anniversary Special Site  https://www.sid20th.jp/ 

 

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▼ライブ情報

SID 20th Anniversary GRAND FINAL 「いちばん好きな場所」

20231227日(水) 日本武道館

OPEN 1600 / START 1700

 

ID-S BASIC会員優先予約】

受付期間 2023829日(火) 120095日(火) 2300

2023827日(日)時点でID-S BASIC会員の方が対象となります。

 

【チケット料金】 全席指定 ¥7,500(税込)

※未就学児童入場不可

 

詳細はコチラ https://sid-web.info/event/350157 

 

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▼リンク先

シド オフィシャルサイト http://sid-web.info/ 

シド オフィシャルTwitter https://twitter.com/sid_staff 

シド オフィシャルInstagram https://www.instagram.com/sid_official_jp 

シド オフィシャルWeibo https://www.weibo.com/sidofficial 


2023年08月29日 (火)

【ライヴレポート】<DEZERT LIVE TOUR 2023“きみの脊髄と踊りたいんだっ!!ツアー”>2023年8月27日(日)なんばHatch◆最新型のバンドの姿を噓偽りなく、明け透けに見せつけてくれた一夜──。

REPORT - 20:00:28

DEZERTのライヴツアー『DEZERT LIVE TOUR 2023“きみの脊髄と踊りたいんだっ!!ツアー”』の最終公演が、827()に大阪・なんばHatchにて開催された。

今回のツアーは会場限定発売のシングル「僕等の脊髄とブリキの夜に」を携え、神奈川·CLUB CITTA’を皮切りに全国9カ所10公演を巡るもの。

ツアー最終日となるこの日は「今日(この場所は)は間違いなく僕らの居場所でした」「これが今のDEZERTです!」(千秋)の言葉の通り、最新型のバンドの姿を噓偽りなく、明け透けに見せつけてくれた一夜だった。

 

「やる気あんのか、大阪! かかってこいよ!」、ステージに姿を現した途端に千秋(Vo)が煽りの叫びを一発カマし、1曲目「君の脊髄が踊る頃に」へ。

会場限定発売のシングル「僕等の脊髄とブリキの夜に」の表題曲でもあるこの曲。重厚で圧の強いリズムが炸裂するなか、緩急をつけた楽曲展開が子気味良い♪ 今楽曲が今日までの10本のライヴでしっかりと育ってきたことも伝わってきて、たった1曲を披露しただけで、この日のステージへの期待値がぐんと高まっていく。

 

続く「再教育」、ポップ&キャッチーな歌い出しにMiyako(Gt)の歪みを効かせたギター、SORA(Dr)の感情を昂らせるドラミングにフロアの熱も急上昇。

硬質でえぐるようなSacchan(Ba)のベースラインが轟き、千秋のデスボイスも一層際立つ。「今日はめっちゃ良い夜にしましょうね!」なんて、笑顔で可愛く言ったかと思いきや、「ここにいるっちゅうことはやれるっちゅうことでしょ? 落ちても(下に)人おるから大丈夫や!」と、2階席まで徹底的に煽る千秋。

 

 

 

 

 

 

タイトなリズムの中を突き進む、捲し立てるような早口の歌唱が印象的な「ミスターショットガンガール」。

自由度が高い楽曲だけど、魅せるところはしっかりと魅せる。焦らしが上手いというか、なんとも駆け引き上手な楽曲陣が続いていく。

ライヴが始まってまだ数曲だというのに、観客はヘドバンしまくり、拳突き上げまくりで大忙しだ。

 

かと思えば、未音源化楽曲の「ともだちの詩」では柔く優しいメロディに、思わず心揺さぶられる言葉の数々に観客はただじっと立ち尽くして聴き入っている。

そこからの「モンテーニュの黒い朝食」への流れも絶妙だった。ポップでダークなサウンドにSacchanの軽快なベースアプローチ、韻を踏んだリリックがハマる中毒性の高い楽曲。

リリース時にビジュアル系の枠に収まりきらないと話題になった楽曲だが、過去があってこその今、全部ひっくるめてDEZERTなんだと痛感させてくれる多彩な楽曲陣が続いていく。

 

 

 

1度きりの人生、もっとボクたちと遊ぼうぜ!」「忘れられない夜にしてやっからよ!」(千秋)

infection」からのライヴ中盤はさらにギアを上げ、密度の高いパフォーマンスを届ける4人。

華やかなSORAのドラムはより一層パワーを増し、千秋のデスボイスがひときわ低く唸る。

「わしは昨日を越えたいぞ! 明日をも超えたいぞ!」、千秋がこの日のステージに懸ける思いを叫ぶと、それに呼応するように観客も歓声をあげる。

 

 

 

この日のライヴで千秋はとにかくよく観客を煽った。中にはドキっとする言葉もあり、「楽しんで生きてるか? どいつもこいつも同じことやってて楽しいか~?」と、同じ振り、同じノリではなく、もっと自分らしいライヴの楽しみ方を見つけてほしいと言葉を掛ける。

もちろん、煽ったならそれ以上のパフォーマンスで返すのがDEZERT。「感染少女」「肋骨少女」など、新旧の楽曲陣でこれでもかと観客を躍らせにかかる。

 

「行くとこまで行く気やけど、どーですか?」「もっとシバかれたいんちゃうん? シバくぞ!!」、

関西弁バリバリの千秋の煽りは地元大阪ということもあってか、ますます鋭さを増していく。ライヴが進むほどに血が滾り、欲が高まっているようだ。

それでも「全員まとめてひとつになろうや!」と、さらなる高みを目指そうと言葉を懸け、次曲「MONSTER」へと流れる。

この日のセットリストは前日の深夜に決まったようだが、ライヴ直前になって変更になった楽曲がいくつかある。

それがこの楽曲。武者震いするように全身で力強く歌う千秋、タイトに攻め込むSORAのドラム、Sacchanの足元から揺さぶるグルーヴ、Miyakoの美麗なメロ。

タフでヘビーなサウンドはバンドのギアがまたさらに一段階高まったのを体感。セットリストを変更した意図に納得せざるを得ない、圧倒的な存在感を誇っている。

ライヴは瞬間で、その場限りのもの。決まりきった型にハマらず、今のバンドのありのまま、現在進行形の姿を見せようとするバンドの生きざまにも惚れ惚れしてしまう。

 

 

 

ライヴ後半は「「君の子宮を触る」」「「遺書。」」を披露。闇満載のリリックもキャッチーなメロとタフネスサウンドで後味スッキリに。

特に「「遺書。」」は初期と比べてよりメロディアスに仕上がっていて、バンドの世界観がここ数年でさらに広まったのを実感。

声出しが解禁されたこともあってか、観客の大合唱もひと際大きく響く。もちろんここでも、「結構えぇやん♪ ナニワの狂犬!」とおだてておきながら、

「隣に任すな!お前が歌えよ!」と厳しい鬼の指導をぶつけ、もっと大きな声を欲する。

飴と鞭の使い分けも絶妙で、「続きはオレらに任せろ!」なんて頼もしいことを言われたら、心も体もまるごとついていくしかない。

 

そんな飴と鞭の極致が、新曲「僕等の夜について」に現れていた。「わざわざここに来てるあなたたちのために詰め込んだ曲。僕らの夜を始めよう、良い夜にしよう!」(千秋)と、

さっきまでのドSな煽りやヘビーなサウンドから一転。優しさと愛に満ち溢れた言葉を綴り、ファンへの思いを音にして届ける。

千秋、MiyakoSacchanSORA4人、そしてたくさんのファン。互いに支え合い、着実に歩みを進めてきたからこそ作り上げることができた楽曲は温かく、慈愛に満ちていた。

 

本編ラストを前に、「(活動開始から)12年、オレたちもここまで来たよ。オレらも生きてきたよ。よく辿り着いた」(千秋)と足掻き藻掻きながら、今の場所へと歩みを進められたと吐露。

「ほんまは1人は寂しい。今日だけは1人じゃない。そう思える夜にしてやるんで、付き合ってよ」(千秋)と、「ミザリィレインボウ」へ繋ぐ。

弱いところを知っているから、同じじゃないことを知っているから。楽曲に綴られた言葉の数々は思わず心が痛くなるほど真っ直ぐだ。

共に前を向いて進むメンバー、そしてファンも、いまこの場にいる全員の心を繋ぐような楽曲には美しさすら感じてしまう。

 

 

アンコールでは本編とは一転、アットホームなトークで和気あいあいに。ステージ上でなぜかケータリングの豚まんを頬張りだすSacchanに、千秋が「551があるとき~♪ないとき~♪」と、関西人なら誰もができるコール&レスポンスで遊ぶシーンも。

ツアーファイナルということもあり、会場には関西だけでなく遠方からのファンも半数近く足を運んでいた(中には台湾からのファンも!)。

ライヴはすでにたっぷり2時間は過ぎていて、遠征組はそろそろ最終の新幹線を気にする時刻…。

それでも「もうちょい楽しんで帰る~??」(千秋)と、甘美な誘いで「半透明を食べる。」からアンコールへ。

 

「普通じゃないⅢ」では前公演の名古屋でも行った、フロアの練り歩きに挑戦する千秋。

大阪公演のみ着席スタイルの公演となっていたのだが、そんなことは気にもせずにズンズンと客席へ進んでいく。

さらに同曲のタイミングのみ、録画撮影もOKに。この模様は「#今日のDEZERT」のハッシュタグがつけられSNSに投稿されていて、記者がいた2階席から見えなかったが、実はフロア後方で千秋が観客を巻き込んでサークルを作っていたことが発覚。

その後、2階席までやってきたときに彼の表情を間近に見たが、“ライヴキッズ”まんま、とにかく嬉々としていたのが印象的だった。

 

 

「今日(この場所)は間違いなく僕らの居場所でした」と、改めてこの日のライヴへ、そしてバンドへの思いを語る千秋。

「居心地の良いとこだけじゃない。ありのままでは難しいものもあるけど、DEZERTが好きっていう仲間がいるだけで、きれいごとがあっても頑張れる。

心から生きてて良かったと思えるように。そうでないなら、また思わせられるように。今のオレたちが最強ってことを見せてやろう! 心込めて歌うぜ!」と、「TODAY」へ。

バンドの意志の強さ、次へ進む一歩、そしてそこに寄り添うファンへの思いを感じられる楽曲は大きな包容力と信頼感に満ちていた。

ラストは「これが今のDEZERTです!」と「「切断」」へ。容赦ない、気圧されるような重厚なサウンドで圧巻のフィナーレを飾った。

 

 

 

 

最終曲を前に千秋は「いつかは日本武道館のステージへ。(バンド結成)13年目に向ける覚悟を見せたい」と語っていた。

今回のツアーを経て、923日には東京・LINE CUBE SHIBUYAにて「DEZERT SPECIAL LIVE 2023 -DEZERT-」と、バンド名を銘打ったライヴの開催を予定している彼ら。

目標である日本武道館でのステージへまたひとつ歩みを進めるための重要なステージになることは間違いない。

 

 

PHOTO:日吉”JP”純平
TEXT:黒田 奈保子

 

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DEZERT LIVE TOUR 2023 “きみの脊髄と踊りたいんだっ!!ツアー”

2023827() なんばHatch

<SETLIST>

 

01 君の脊髄が踊る頃に

02 再教育

03 Thirsty

04 ミスターショットガンガール

05 ともだちの詩

06 モンテーニュの黒い朝食

07 infection

08 Dark In Black Hole

09 感染少女

10 肋骨少女

11 MONSTER

12「君の子宮を触る」

13「遺書。」

14 僕等の夜について

15ミザリィレインボウ

 

EN1 半透明を食べる。

EN2 普通じゃないⅢ

EN3 「秘密」

EN4 TODAY

EN5 「切断」

 

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<最新ライヴ情報>

 

DEZERT SPECIAL LIVE 2023 – DEZERT –

2023923日(土・祝)LINE CUBE SHIBUYA

OPEN 16:30 / START 17:30

() DISK GARAGE https://www.diskgarage.com/form/info 

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【チケット料金】全席指定 ¥6,500(税込)

※営利目的の転売禁止、未就学児童入場不可

 

【チケット一般発売中】

イープラス https://eplus.jp/dezert0923/ 

ローソンチケット https://l-tike.com/dezert0923/ 

チケットぴあ https://w.pia.jp/t/dezert0923/ 

 

※詳細はこちら https://www.dezert.jp/news/detail/14966 

 

DEZERT 最新リリース情報≫

■会場限定 NEW SINGLE

「僕等の脊髄とブリキの夜に」

2023617日(土)のライヴ会場より発売中

 

CD販売公演】

DEZERT LIVE TOUR 2023“きみの脊髄と踊りたいんだっ!!ツアー”

2023923日(土)LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)

※上記会場のみでの販売となります。他公演、店舗、通販での販売はございません。

 

■配信シングル「君の脊髄が躍る頃に」 配信中

 配信リンク https://dezert.lnk.to/sekizui  

※詳細はこちら https://www.dezert.jp/discography/detail/1928/ 

 

 

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