2018年06月26日 (火)
【ライブレポート】The Benjamin <3rd Anniversary ONEMANSHOW『Too Bitter, But Sweet』>2018年6月22日TSUTAYA O-WEST「君たちの当たり前の存在になれるように前に進んでいきたい」
REPORT - 13:24:34The Benjamin結成3周年、そして最新ミニアルバム『ブーゲンビリア』のリリースを記念して6月22日(金)にTSUTAYA O-WESTにてThe Benjamin 3rd Anniversary ONEMANSHOW『Too Bitter, But Sweet』が開催された。
エキゾチック柄に覆われたステージがライティングに照らされ異国情緒漂う雰囲気の中、開演を待ちわびるオーディエンスの熱気と共に場内はお祝いムード一色。
そこへメンバーたちが満面の笑みを浮かべてステージに登場し、ツブク”Mashoe”マサトシがメインボーカルを取るダンスロックナンバー「SORA-Boeing229-」でオープニングを飾った。
右手を高く挙げながら元気よくジャンプしたり、“オイ!オイ!”と掛け声をあげながらこぶしを突き上げたりと、初っ端から一体感を作りながら会場をあたたかいハピネスな空気に包んだ。
“The Benjaminです。よろしくどうぞー!皆さまに愛し愛され早3年、ありがとうございます!”
と感謝の気持ちを伝えたミネムラ“Miney”アキノリ。
続けて
“3年前に1stワンマンをやった時、僕MCで「このバンドを一番にしたい、一番になりたい」と言いました。
何が一番かなんてわからないけども、とにかく今言えるのは、今日は宇宙、世界の誰よりも俺が一番楽しもうと思ってます。
俺より楽しめる自信のあるやつはいるか?”
と問いかけると思いっきり手を挙げて応えるオーディエンス。
Mineyの声高らかな“プレイボ〜ル!!”の声を合図に「バッターボックス」から演奏を再開。
「ブラシ」「絆創膏」「Brother」といったライブで盛り上がること必至のキラーチューンがメドレーのように間髪入れずに投下。
歌い踊りまくりの凄まじい熱量を持ったライブが繰り広げられていく。
“渋谷!こっからもっと限界で!!”とMineyが煽ると、「BEGIN-不幸のドン底から奇跡の大逆転の始まり-」でさらに限界をも超える勢いを持って全力で楽しむオーディエンス。
そして雰囲気は一転、最新ミニアルバム『ブーゲンビリア』のタイトルチューンを情熱的な演奏と歌で聴かせた。
メンバーが順番に歌を紡いでいく「バトンタッチ」では観客1人1人に視線を向けながら歌い、賑やかなパーティーチューン「ベーゼ」ではメンバー同士ふざけ合ったり、オーディエンスとコミュニケーションを取りながら演奏。
パワフルなロックナンバー「BATTLE FIVER」ではステージ中央でギターソロを弾くウスイ“Tacky”タクマにMineyがバックハグ。
普段あまりしないメンバー同士の絡みにオーディエンスが歓喜の声をあげる場面も。
結成当初からThe Benjaminのライブのベーシックである“明るく、元気に、楽しく”を体現化させるかのようなライブを展開し、“The Benjaminでした!ありがとう!!”と言って笑顔でステージを降りて行った。
大きな“アンコール”に応えて再びステージに登場した彼ら。
このご時世、いつどこで予期せぬことが起こるかわからない。
だからこそバンドが続くことも、ライブにオーディエンスが足を運ぶことも、当たり前のようで決して当たり前ではない。
“すべては当たり前のことではないと思いながらも、やっぱり俺たちは君たちの当たり前でいたいなと思います。
なんか元気がない時とか、何か面白いことはないかなって思った時、The Benjaminがあるじゃん!と思ってもらえる存在でいたい。
もちろん僕たちはそれが当たり前だと思ってないので、これからどんどん自分たちを磨いて君たちの当たり前の存在になれるように前に進んでいきたいと思います”
とMiney。
さらに
“最初のMCでも言った、一番になりたいって。
それは気持ちの問題だけじゃなくて、実状も一番になりたいと本気で思ってる。
もっとたくさんの人たちの当たり前になれるようにこれからも本気で音楽をやっていきます”
と力強く語った。
そして、“みんなの曲を最後にお届けします”と言ってアンコールラストを飾ったのは、ファンの呼称“バーバラ“というタイトルチューン。
回転モッシュで盛り上がり、サポートドラマーを含めメンバー全員ステージ前で一列になって手を繋ぎ、“1、2、3、4”の掛け声でバンザイ。
その瞬間まで終始、場内に充満していたのは幸福感。
それはバンドの結束力の強さと、観客たちのThe Benjaminに対する熱い気持ちが一体となって生まれたものに違いない。
The Benjamin 3rd Anniversary ONEMANSHOWの終了と同時に、オーディエンスと共にThe Benjaminの新たな一歩を踏み出した。
文:牧野りえ
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The Benjamin 3rd Anniversary ONEMANSHOW
『Too Bitter, But Sweet』
2018.06.22 TSUTAYA O-WEST
SETLIST:
1.SORA-Boeing229-
2.バーニングブライト
3.ベルガモット
4.バッターボックス
5.ブラシ
6.絆創膏
7.Brother
8.BEGIN-不幸のドン底から奇跡の大逆転の始まり-
9.ブーゲンビリア
10.ボトルキャップ
11.バトンタッチ
12.ベーゼ
13.バニー
14.ベイクドチーズ
15.BATTLE FEVER
16.ビックリ箱
17.Bitter Love & Sweet Memory
18.秒速2.0m/s
Encore
19.バスストップ
20.バーバラ
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The Benjamin スケジュール
■ライブ会場/オンライン限定リリースシングル
タイトル:「BumbleBee/Boycott」
品番:BDBX-0053
The Benjamin最新作の表題曲「BumbleBee」は社会/恋愛で躓きながらも賑やかに過ごす人々の毎日を描き、
前作「ブーゲンビリア」の歌モノ表現から一転、バンド本来のパーティー感覚溢れるロックンロールなサウンドになっている。
忙しい毎日、夏バテからも元気が湧き上がるようなナンバー。3周年を経て音楽性も一周、ある意味原点回帰とも言える作品。
内容:2曲入りDEMO CD
[収録曲]
1.BumbleBee
作詞/作曲:Miney
2.Boycott
作詞/作曲:Mashoe
発売日:18.08.XX
価格:¥1,200(TAXOUT)
バデッグボックスオンラインショップ
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■Mashoe Birthday ONEMANSHOW「Tsubuku 33 fes」
The Benjaminのボーカルベース ツブク“Mashoe”マサトシのバースデーを記念して32歳最後の日に2部制ワンマン、33歳最初の日にアコースティックワンマンを開催!2部制ワンマンの第1部はMasheoの作詞/作曲ナンバーのみで構成、第2部はThe Benjaminのメンバー構成だからこそできる通常のボーカルパートをシャッフルしてお届け、そしてアコースティックワンマンもMasheoの作詞/作曲ナンバーのみで構成、どれも年に一度観れるか?どうか?のレアなワンマンショー!
[9/9]
第1部-Mashoe Songs Only-
第2部-Vocal Shuffle Show-
公演日:2018年9月9日(日)
会場:恵比寿club aim
開場/開演:
第1部 14:30/15:00
第2部 17:30/18:00
料金(各公演):adv.,¥3,500/door¥4,500 *1DRINK別途
(9/9 2公演+9/10公演 計3公演の通し券 ¥10,000)
[9/10]
-Mashoe Songs Acoustic Only-
公演日:2018年9月10日(月)
会場:中野SpaceQ
開場/開演:18:30/19:00
料金:adv.,¥3,000/door¥4,000 *1DRINK+おやつ別途
(9/9 2公演+9/10公演 計3公演の通し券 ¥10,000)
主催/企画/制作:BadeggBox
問い合わせ:会場
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■The Benjamin Collaboration ONEMANSHOW「Boys 2 Men」
The Benjaminのギターボーカル ウスイ“Tacky”タクマとサポートドラム pinkyのバースデーを記念して豪華ゲストミュージシャンを迎え2部制コラボワンマンを開催!第1部はGt.KEN(怪人二十面奏)/Ba.華凛と共にキャッチーな楽曲を披露!第2部はGt.加藤透/Ba.RENA(ex.THE BLACK SWAN)と共にパンクな楽曲を披露!両公演とも盛り上がる事間違いなし!
第1部 -Catchy Day-
第2部 -Punky Night-
公演日:2018年10月13日(土)
会場:渋谷DESEO
出演:
The Benjamin/
ゲストミュージシャン:
第1部 Gt.KEN(怪人二十面奏)/Ba.華凛 O.A:ケンタッキー
第2部 Gt.加藤透/Ba.RENA(ex.THE BLACK SWAN)
開場/開演:
第1部 15:00/15:30
第2部 18:30/19:00
料金(各公演):adv.,¥3,500/door¥4,500 *1DRINK別途
(1部2部2公演の通し券 有り ¥7,000)
主催/企画/制作:BadeggBox
問い合わせ:会場
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■The Benjamin Tacky Birthday Acoustic ONEMANSHOW
「Tacky Halloween Acoustic~36の鳴いた夜~」
The Benjaminのギターボーカル ウスイ“Tacky”タクマのバースデー記念、そしてハロウィンのお祝いも兼ねてスペシャルアコースティックワンマンを開催!メンバーが仮装して登場!そして仮装して来場された方にはとっておきのお菓子もプレゼント!その他、沢山の企画あり!みんなで思い切り楽しめる一夜!
公演日:2018年10月16日(火)
会場:中野SpaceQ
開場/開演:18:30/19:00
料金:adv.,¥3,000/door¥4,000 *1DRINK+おやつ別途
主催/企画/制作:BadeggBox
問い合わせ:会場
The Benjamin オフィシャルホームページ
2018年06月25日 (月)
【ライヴレポート】<SID 15th Anniversary LIVE HOUSE TOUR 2018>2018年6月16日(土)Zepp Tokyo~暴れ曲限定LIVE~「一緒にぶっ壊れていこう!」
REPORT - 18:00:245月5日の東京から始まった<SID 15th Anniversary LIVE HOUSE TOUR 2018>が東京へ還ってきた。
追加公演の豊洲PIT 2Daysを残すものの、名目上はこのZepp Tokyoがツアーファイナルだ。
今回のツアーは各日様々な趣向を凝らし、“ファン投票”“インディーズ曲限定”“昭和歌謡曲限定”などコンセプチュアルなセットリストが大きな話題を呼んだが、この日のメニューはズバリ“暴れ曲限定LIVE”。
さあ、暴れる準備は出来ているか? フロアはぎっしり満員、立ち上る期待感が陽炎になって目に見えるようだ。
ゆうや、明希、Shinji、そしてマオ。ゆっくりと登場する一人一人に大歓声が襲い掛かる。
マオの目がすでに攻撃色に変わっている。ゆうやが勢いよくカウントを入れ、「dummy」が始まった途端にフロアがぐらりと揺れた気がした。マオが客席に足を突っ込み噛みつくように歌っている。
「隣人」では明希とShinjiが最前線に飛び出し煽りまくり、「ENAMEL」では会場全体を巻き込んだヘッドバンギングで風が起きる。
誰一人、5分後のことすら考えていやしない。刹那の爆音にひたすら身を委ねるのみだ。
「怪我すんなよ。キツそうな奴は助けろよ。あとは何をやってもいい。一緒にぶっ壊れていこう」
マオの短い挨拶に続き、最新アルバム『NOMAD』からハイスピードのメタルチューン「XYZ」。
フロア全体で突き上げる拳が壮観だ。一転して明るいスピードポップ「Re:Dreamer」でマオがようやく笑顔を見せ、客席にマイクを向け大合唱をリードする。「MUSIC」は打ち込みを使った高速エレクトロ・ロックで、明希が弾くスラップ・ベースのソロがかっこいい。中間部のジャジィな4ビートも実にお洒落。
暴れ曲オンリーとはいえ1曲ごとに味付けを変えて飽きさせない、それがシドの楽曲の強みだ。
「次にこんなことやれるかわかんない。悔い残すなよ」(明希)
「のっけからすごいね。パワーもらったんで、ここから倍返しだ」(Shinji)
「2018年で一番暴れた1日にしてやってくださいよ」(ゆうや)
3人が一言ずつ、そしてマオの「ここからはねっとりと絡まっていきましょう」という言葉を合図に、「capsule」「必要悪」と劇的なテンポチェンジを持つヘヴィロック二連発へ。
思い切り歪ませた明希の極悪ベースが工事現場のノイズのようにズシリと響き渡る。
リード曲よりアルバム曲やカップリング曲がここぞとばかりに自己主張する“暴れ曲”のセトリだが、「バタフライエフェクト」はシングルとしては稀有な攻撃型ヘヴィロックとして強烈な個性を見せつける。
蝶のように舞い蜂のように刺す、Shinjiのハードなギターワークは手元を見ているだけで楽しい。
「若干まったりしたけど、ここからまたぶっ壊していくから。お前らに新曲持ってきました」
新曲「VOICE」は、豪快な2ビートとメンバー全員コーラスが印象的な陽性のメロディック・パンクチューンだ。
マオがオーディエンスにシャウトを求め、にっこり笑ってOKサインを出す。
間髪入れずに「Dear Tokyo」を繰り出すと、フロアも二階席も一体となり拳振り上げ、ジャンプ、クラップ、ヘドバン、熱いコーラスで応戦。
「今日はすげーな」と思わずマオが笑う。そのまま「one way」へとなだれ込み、全員が左右にステップを踏みながら踊りまくる、カオスの海の中で陽気に溺れている。
タイトルとは裏腹にガンガン飛ばすロックチューン「プロポーズ」でさらにアクセルを踏み込み、本編ラストを飾ったのはとことんヘヴィなメタル・ダンスチューン「眩暈」だった。
ここまで14曲でなんと60分ちょっと。
14曲を全力疾走で駆け抜けたバンドも、暴れまくったオーディンスも、しかしどちらもギブアップする気はゼロ。
アンコールの拍手に呼び戻されたマオが「ここからもっと飛ばしていこうか」と不敵に笑う。乱舞の宴の再開だ。
インディーズ時代から暴れ曲として名高い「赤紙シャッフォー」、エスニックなギターリフが妖しく舞う「敬礼ボウイ」。
サディスティックなまでに攻撃的な2曲を叩きつけメンバーは一旦ステージを降りたが、鳴りやまない拍手と歓声に応えてダブル・アンコールが実現した。
「もっともっとヤらしいおまえらが見たいんだ」とマオが煽る。明希が「飛ばせ! かかってこい!」と叫ぶ。
曲は「park」、そして本当のラストは「吉開学17歳(無職)」だった。
一番最後に最速ハードコアチューンを持ってくるとんでもない展開に場内騒然、マオが酸素ボトルを破壊し、明希はベースを置きフロアに飛び込もうとする。
暴れ曲限定LIVEにふさわしい、カオスでエモーショナルなラストシーンだった。
「トーキョー、気持ち良かったか? 俺も2回もイっちまったよ。サンキュー、バイバイ」
アスリートのようなスピード感で一気に駆け抜けた90分18曲。
15周年を迎えてたとえベテランと呼ばれても落ち着いたバンドになる気はさらさらない、“暴れ曲限定LIVE”はシドの生き方そのものだった。
終演後には7月25日にライブ映像作品『SID TOUR 2017「NOMAD」』、8月22日にニューミニアルバム『いちばん好きな場所』のリリースが発表され、9月からは“SID 15th Anniversary LIVE HOUSE TOUR 「いちばん好きな場所2018」”の開催も発表された。
そして“SID 15th Anniversary LIVE HOUSE TOUR 2018”の追加公演も、6月27日(水)・28日(木)、豊洲PITにて実施される。
それぞれ、“昭和歌謡曲限定LIVE”、“インディーズ曲限定LIVE”と、これもまたコンセプトの違うライブとなる。
シドは攻め続け、走り続け、暴れ続ける。15周年の祝宴、最高のクライマックスはこれからだ。
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▼2018年6月16日(土)Zepp Tokyo ~暴れ曲限定LIVE~
01 dummy
02 隣人
03 ENAMEL
04 XYZ
05 Re:Dreamer
06 MUSIC
07 capsule
08 必要悪
09 バタフライエフェクト
10 VOICE
11 Dear Tokyo
12 one way
13 プロポーズ
14 眩暈
En1 赤紙シャッフォー
En2 敬礼ボウイ
WEn1 park
WEn2 吉開学17歳(無職)
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<リリース情報>
■LIVE DVD&Blu-ray『SID TOUR 2017 「NOMAD」』 7月25日 Release!!
2017年10月27日に行われた<SID TOUR 2017 「NOMAD」>、 東京国際フォーラム ホールA公演の模様を余すところなく全楽曲収録。
初回生産限定盤にはメイキング映像&ライブ写真集付。
【初回生産限定盤DVD(DVD+写真集)】 KSBL-6322/3 ¥6,000+税
【通常盤DVD】 KSBL-6324 ¥5,000+税
【初回生産限定盤Blu-ray(Blu-ray+写真集)】 KSXL-268/9 ¥7,000+税
【通常盤Blu-ray】 KSXL-270 ¥6,000+税
<収録曲>
01. NOMAD 02. XYZ 03. Dear Tokyo 04. KILL TIME 05. 螺旋のユメ 06. 硝子の瞳 07. スノウ
08. 刺と猫 09. 嘘 10. 低温 11. 躾 12. バタフライエフェクト 13. ANNIVERSARY
14. V.I.P 15. 夏恋 16. one way 17. 青 18. 循環 19. Re:Dreamer 20. 普通の奇跡
※初回特典 Documentary SID TOUR 2017 「NOMAD」 2017.10.27 東京国際フォーラム
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■シド「Colors」(ライブ冒頭のメンバー登場時に使用されていたSE)配信中
iTune: https://itunes.apple.com/jp/album/id1395684887?at=10lpgB&ct=4547366366198_al&app=itunes
レコチョク:http://recochoku.com/s0/sid-colors/
mora:http://mora.jp/package/43000001/4547366366198/
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■Mini Album『いちばん好きな場所』8月22日 Release!!
【初回生産限定盤(CD+DVD)】KSCL-3076/7 ¥2,778+税
【通常盤(CD)】KSCL-3078 ¥1,852+税
<収録曲>※初回生産限定盤、通常盤CD共通
01.VOICE 02.Reverb 03.その未来へ 04.ラバーソール 05.いちばん好きな場所
■SID 15th Anniversary リリース&全国ツアー決定!告知映像
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<ライブ情報>
■SID 15th Anniversary LIVE HOUSE TOUR 2018 追加公演
6月27日(水) 豊洲PIT ~昭和歌謡曲限定LIVE~ OPEN 18:00 / START 19:00
6月28日(木) 豊洲PIT ~インディーズ曲限定LIVE~ OPEN 18:00 / START 19:00
[問] キョードー東京 0570-550-799
【チケット料金】 ¥7,300(税込/ドリンク代別)※未就学児童入場不可
【チケット発売中】
ローソンチケット http://l-tike.com/sid15th/ 0570-084-003(Lコード 74891)
チケットぴあ http://w.pia.jp/t/sid-tt/ 0570-02-9999(Pコード 114-435)
イープラス http://eplus.jp/sid15th-livehouse/
Yahoo!チケット http://r.y-tickets.jp/sid1801
キョードー東京 https://ticket.kyodotokyo.com/sid_15th.do
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■SID 15th Anniversary LIVE HOUSE TOUR 「いちばん好きな場所 2018」
9月3日(月) 神奈川 / CLUB CITTA’ OPEN 18:00 / START 19:00
9月4日(火) 神奈川 / CLUB CITTA’ OPEN 18:00 / START 19:00
9月8日(土) 静岡 / Live House浜松 窓枠 OPEN 17:00 / START 18:00
9月9日(日) 岐阜 / 岐阜club-G OPEN 17:00 / START 18:00
9月11日(火) 愛知 / 名古屋ダイアモンドホール OPEN 18:00 / START 19:00
9月14日(金) 群馬 / 高崎club FLEEZ OPEN 18:00 / START 19:00
9月15日(土) 茨城 / 水戸LIGHT HOUSE OPEN 17:00 / START 18:00
9月18日(火) 栃木 / HEAVEN’S ROCK宇都宮VJ-2 OPEN 18:00 / START 19:00
9月21日(金) 石川 / 金沢EIGHT HALL OPEN 18:00 / START 19:00
9月23日(日・祝) 長野 / 長野CLUB JUNK BOX OPEN 17:00 / START 18:00
9月24日(月・休) 新潟 / NIIGATA LOTS OPEN 17:00 / START 18:00
10月3日(水) 宮城 / 仙台Rensa OPEN 18:00 / START 19:00
10月5日(金) 青森 / 青森Quarter OPEN 18:00 / START 19:00
10月6日(土) 岩手 / 盛岡CLUBCHANGE WAVE OPEN 17:00 / START 18:00
10月8日(月・祝) 福島 / 郡山HIP SHOT JAPAN OPEN 17:00 / START 18:00
10月13日(土) 北海道 / 釧路NAVANA STUDIO OPEN 17:00 / START 18:00
10月14日(日) 北海道 / 帯広MEGA STONE OPEN 17:00 / START 18:00
10月18日(木) 大阪 / なんばHatch OPEN 18:00 / START 19:00
10月20日(土) 香川 / 高松MONSTER OPEN 17:00 / START 18:00
10月21日(日) 愛媛 / 松山WstudioRED OPEN 17:00 / START 18:00
10月27日(土) 岡山 / 岡山CRAZYMAMA KINGDOM OPEN 17:00 / START 18:00
10月28日(日) 広島 / 広島CLUB QUATTRO OPEN 17:00 / START 18:00
11月1日(木) 京都 / KYOTO MUSE OPEN 18:00 / START 19:00
11月3日(土・祝) 兵庫 / 神戸CHICKEN GEORGE OPEN 17:00 / START 18:00
11月4日(日) 滋賀 / 滋賀U☆STONE OPEN 17:00 / START 18:00
11月7日(水) 佐賀 / 佐賀GEILS OPEN 18:00 / START 19:00
11月8日(木) 福岡 / 福岡DRUM LOGOS OPEN 18:00 / START 19:00
11月10日(土) 熊本 / 熊本B.9 V1 OPEN 17:00 / START 18:00
11月11日(日) 鹿児島 / 鹿児島CAPARVO HALL OPEN 17:00 / START 18:00
11月17日(土) 埼玉 / HEAVEN’S ROCKさいたま新都心VJ-3 OPEN 17:00 / START 18:00
11月21日(水) 東京 / マイナビBLITZ AKASAKA OPEN 18:00 / START 19:00
【ID-S BASICチケット優先予約】受付期間 6月22日(金)12:00~6月26日(火)16:00
【ID-S LIGHTチケット先行予約】受付期間 6月27日(水)12:00~7月3日(火)16:00
【SID MOBILEチケット先行予約】受付期間 6月27日(水)12:00~7月3日(火)16:00
【チケット料金】¥7,300(税込/ドリンク代別) ※未就学児童入場不可
【チケット一般発売日】8月11日(土・祝)
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シド オフィシャルサイト http://sid-web.info/
シド 15th Anniversary 特設サイト http://sid-web.info/15th/
シド オフィシャルTwitter https://twitter.com/sid_staff
2018年06月17日 (日)
【ライヴレポート】アルルカン × lynch. 2MAN LIVE<laughing in the dark>2018年6月10日(日)、TSUTAYA O-EAST
REPORT - 18:00:092018年6月10日(日)、TSUTAYA O-EASTにてアルルカン vs lynch.によるツーマン「laughing in the dark」が開催された。
アルルカンからオファーする形で実現した夢のツーマンのチケットは前売りの段階で完全にソールドアウト。この両者による「タイマン」を多くのファンが臨んでいたことが伺え、開演前から会場のフロア全体は異様なまでの熱気に包まれていた。
先攻はlynch.。
挑まれた側であるにも関わらず、余裕すら感じさせる貫禄をたたえながら登場するメンバーと共に「lynch.」と掲げられた巨大なドロップがゆっくりとステージにせり上がる中、葉月(Vo)の「聞かせてくれ!」という声で「EVOKE」からライヴはスタート。伸びやかな葉月の歌声と、貫禄たっぷりの楽器陣のヘヴィ・サウンドがO-EASTにたちまち大きなうねりを生み出す。
「ようこそ処刑台へ!」と葉月が投げかけ放たれたのは「GALLOWS」、そして「I’m sick, b’cuz luv u.」、「THE OUTRAGE SEXUALITY」と続いていく。カオティックな光景の中でも、葉月の立ち振る舞いはあくまでもスタイリッシュさを貫き紳士ささえ感じさせる。
そんな葉月のMCスタイルは先ほどまでのステージとはうって変わりどこまでも自然体。真っ赤の照明の中で繰り広げられる屈託のないトークは、良い意味でシュールさすら感じさせる。今回のツーマンに誘ったアルルカンへの感謝を述べると、あろうことかおもむろに自身のスマホを取り出し、アルルカンVo.暁のツイートを読み上げる。「行くぞ、ダメ人間!」というTwitter上のファンへの呼びかけに対し、「ダメ人間って言われて怒らないんですか皆さん?」と投げかけ会場が笑いに包まれる。「それでも今日はアルルカンのファン全員を奪う気満々だぞ!」とぶち上げ放たれたのは、まさかのアルルカンの「リビドー」のカヴァー。「今夜だけは愛し合いませんか?」「この時間が愛しい!」と、アルルカンのファンの呼び名である“ダメ人間”達への惜しみない愛を届けた。
「アルルカンのようにlynch.のことをルーツと言ってくれるバンドがいてくれて本当に嬉しかった」と、まばゆいばかりの光を歌った「ADORE」で締めくくり、lynch.をこれでもかというほど刻み付けステージを後にした。
後攻はこの日の仕掛人であるアルルカン。
「挑んだからには必ず勝って帰る」とでも言いたげな鬼気迫る気合が、閉じられた幕越しからですら漂ってくる。
「exist」のイントロと共に幕が開くと、そこにはダークなアートワークが施されたドロップを背に、逆光の中俯いたメンバーの姿が。「アルルカンです。よろしくお願いします」と暁(Vo)がつぶやき、「exist」からライヴはスタート。
1曲目から爆音の中で心の闇を吐き出し感情をぶつける暁の姿は、まるで彼一人だけがどこか違う世界に立っているかのような錯覚すら覚える。そんな彼をこの世界に引き戻そうとするかのように、拳を振りあげ、歌と音を受け止めるオーディエンスたち。
おもむろに「アハハハハ!」と、何かを嘲笑うかのような暁の笑い声と共に届けられた「in the dark」、「omit」とライヴは展開していく。
「白死蝶」では会場全体をミラーボールの光が包み、さながら満点の星空のよう。しかし、その星空の下でアルルカンが歌う人間模様は決して生やさしいものなどではなく、いつも哀しくて残酷な現実だ。その対比がなおさら聞き手の胸を打つ。
MCでは「今日この場所を選んでくれた皆さんとlynch.に感謝しつつ……」と言いながらも、「ここにいる皆さんに1つお願いがあります。人の過去のツイートを勝手に朗読しないで下さい!」と、先ほどの葉月のMCへのアンサーを繰り出し、会場の空気をほころばせる。
「今日はもらえるものは全部もらいに来ました。ここにいる人が欲しいものを持って帰れますように」と「lullaby」が届けられ、暁の名前と同じ名を授けられた「暁」では、さらにお立ち台の上からオーディエンスに己の思いを訴えかける。
ラウドなサウンドやファンと共に巻き起こす熱いノリだけではなく、人間という生き物の心の底をえぐり、ごまかしてしまいがちな生きることへの問題提起こそが、アルルカンというバンドの本質だ。
「欲しいものを求めてやってきて、ここまでの時間でまだ満たされていないということは、ここにいる全員はダメ人間ということです!」とはっきり言い切る暁。「俺の愛すべきダメ人間、見せてくれ!」と、先ほど葉月が「あなたたちはダメ人間なんかじゃない」と、かっさらっていた会場の気持ちを見事なまでに取り返してみせたのだった。そんな彼に言葉に心を掴まれたオーディエンスは本日最高のカオスと一体感で応えて見せた。
ラストの「Eclipse」では通じ合えた手応えからだろうか、一筋の希望を確かに残し、今日一番の笑顔をメンバー全員が浮かべながらアルルカンのライヴは幕を閉じたのだった。
この貴重な夜が当然名残惜しく、鳴りやまないアンコールに呼び戻される形でアルルカンの
メンバーが再び登場。
高校生のころからlynch.が憧れの存在であり、今日のツーマンが実現したことへの感謝をしみじみと語りながら、思わず涙ぐむ奈緒。こらえる涙をおさえきれないまま「バンドをやっていてよかった」と本音を語る彼の姿を見て、「嬉しい」とつぶやくlynch.ファンの声があったことをここに記しておきたい。
そんな中演奏されたのは、アルルカン結成にあたりこの5人で最初に音を出したというlynch.の「pulse_」のカヴァー。葉月をゲストボーカルとして呼び込み、6人による豪華な競演が繰り広げられた。
そして最後の最後に「puzzle」で今一度会場の心をひとつにし、挑む者と挑まれる者同士による、夢のような夜は幕を閉じたのだった。
TEXT:二階堂晃
PHOTO:山本貴也 (ViSULOG)
◆セットリスト
lynch.
01.EVOKE
02.GALLOWS
03.I’m sick,b’cuz luv u.
04.THE OUTRAGE SEXUALITY
05.リビドー ※アルルカンカヴァー
06.GEREED
07.INVINCIBLE
08.melt
09.AMBIVALENT IDEAL
10.MIRRORS
11.ALL THIS I’LL GIVE YOU
12.CREATURE
13. pulse_
14.ADORE
アルルカン
01.exist
02.in the dark
03.omit
04.墓穴
05.NEGA ABILITY
06.白死蝶
07.lullaby
08.暁
09.影法師
10.「私」と”理解”
11.像
12.ダメ人間
13.Eclipse
En1. pulse_ ※lynch.カヴァー
En2. puzzle