2018年08月06日 (月)
【ライヴレポート】千聖/Crack6<ワンマンTOUR 2018『ジキルとMAD RIDER』“破 ~千聖 < Crack6~”>◆2018年6月30日(土)名古屋ell.SIZE
NEWS - 14:50:23愛知北FMで「あにびじゅ!」にてナビゲーターをなさっている緒方こむぎ様より、ライヴレポートが到着いたしましたのでお届け致します!
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みなさん、こんにちわ。
緒方こむぎです。
今日は、先日行われた千聖さんのソロプロジェクトツアー名古屋公演のライブレポートを書きたいと思います!
いつもより緊張しております(笑)
千聖さんといえば、かの有名なPENICILLINのギタリスト。PENICILLINの代表曲は、以前某ラジオ番組のコーナーのアニメ特集でご紹介させて頂いたロマンスです。
千聖さんは、ソロでも活動しています。また、PENICILLINとはまた別にソロプロジェクトのCrack6というバンドでボーカルとギターを担当しています。
Hybrid Music Project”なるコンセプトを掲げ、既存のイメージに捉われない多彩な音楽表現を展開してきたCrack6。
そして今回6月6日に千聖さんソロと千聖さんソロプロジェクトのCrack6のスプリット・シングル「ジキルの空/MAD RIDER」がリリースされました!
千聖さん名義のソロシングルとしては、なんと、、、約19年振りだそうです!
そんな「ジキルの空/MAD RIDER」を引き下げたツアー、名古屋公演に潜入してきました!
会場は、名古屋ell.SIZE。名古屋の有名な商店街、大須商店街にあるライブハウスです。
会場に入るなり、入口ギリギリまでお客さんがたくさん。
外も充分暑かったんですが、なんなら、会場内の熱気の方があつい!会場の熱気と満員のお客さんのボルテージが上がる中、ステージは幕を開けました。
キャッチーなサビが印象的な「Loveless」が流れ出すと、会場からは歓声が。一曲目から会場は一丸となり、TENZIXX (長野 典二 from everset)が千聖さんになりきって作ったという「Crazy Sky」は、アグレッシブな印象を受けます。
この日初めてのMCでは、「名古屋帰ってきたよ」という千聖さんの声に名古屋のお客さんもモチベーションがさらに上がったよう。なんと千聖さん、頚椎ヘルニアで治療中だそうで、ギターを弾いたり、激しい動きをするなどをお医者さんから止められてるとの事でした。立って普通に歌っている分には、ライブには支障がないそうですが、普段千聖さんは、ギターを弾きながら歌っているので、ギターをあまり弾かないライブは、珍しく手持ち無沙汰なんだそう。腕くみしてればいいの?となんだかお茶目な千聖さんを垣間見れるMCでした。
千聖さんのあおりと共に、2ブロック目に突入し、「773H」の前奏が流れ始めると、会場からは歓声が。初期のCrack6の名曲「Cool Moon」は、どこか悲しげで歌謡曲を思わせるようなムーディーなナンバー。
2回目のMCで、今回の19年振りの千聖ソロシングル「ジキルの空」について話すと、そのまま「ジキルの空」に突入。
ハイパーなデジタルサンバ的なリズムをベースにした「ジキルの空」は、”ハレルヤ”を合言葉に聞いている人に元気を与えてくれます。千聖ワールドに惹き込まれた観客が一体となって、手を挙げ空間を作り出します。
ファン投票により作られたベスト・アルバムにも収録されている、「CYBER ROSE ~XX ver.~」、そして今まであまり演奏された事のないレア曲「NO REASON」と続き、ライブは中盤を迎えます。
千聖さんの「夏だぜー!飛ばすぞ」の掛け声とともに、「Violet Eyes」「666 ~Ver. XX~」。「マリーゴールド」では観客もタオルを振り回し会場にさらなる一体感が生まれます。最後の曲は、”Just For Venus Sick For Venus”の歌い出しで始まった「VENUS~XX ver.~」。
アンコールでは、全員このツアーのグッズのTシャツに着替えて当時。今回のツアーのメイン楽曲、「MAD RIDER」を歌い上げる。一気に書き上げたというこの楽曲は、破壊的なイメージ、サウンドになっています。
このあと、MCでは今回ツアーのグッズ紹介がされ「キラ☆キラ」この日2回目となる「ジキルの空」が披露され、まだまだ静まらない会場は、ダブルアンコールはへ突入。「BANG!」「NEO」。予定では、「NEO」の1曲だけだったようで、ステージ場で急遽千聖さんが演奏する曲を決定。お互いにみんなで顔色を伺いながら、どの曲?あれ?あの曲?と顔を見合わせるサプライズを披露。ここでまた千聖さんのおちゃめなサプライズを垣間見れました。
文◎緒方こむぎ
写真◎DUPLEX DEVELOPMENTS JAPAN
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《セットリスト》
SE
1 Loveless
2 770R
3 Crazy Sky
MC
4 773H
5 Sisyphus 1996
6 Cool Moon
MC
7 ジキルの空
8 CYBER ROSE~XX ver.~
9 Bass Solo
10 NO REASON
MC
11 Violet Eyes
12 666~XX ver.~
13 マリーゴールド
14 VENUS~XX ver.~
ENCORE1
15 MAD RIDER
MC
16 キラ☆キラ
17 ジキルの空
ENCORE2
18 BANG!
19 NEO
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2018年07月31日 (火)
『ROCK AND READ』078号発売記念◆幸樹(ダウト)トークショー・レポート「まずは曲を作って演奏して、CD出すのはその後。それがバンド本来の姿だと思うんです」
REPORT - 15:35:427月22日『ROCK AND READ』78号の発売を記念したトークイベントが幸樹(ダウト)をゲストに迎え、高田馬場ZEAL LINK店内にて開催された。当日の司会進行は吉田ROCK AND READ編集長が担当。
猛暑の休日午後1時、満員になった店内に吉田編集長が登場、早速幸樹(ダウト)を迎え入れる。
幸樹:暑い中お集まりいただきありがとうございます、今日もこの後ライヴなんですけどその前に久しぶりにイベントを。こうやってROCK AND READ吉田編集長と話す機会はなかなかないので、今日はちょっと真面目を多めに。
吉田編集長(以下吉田):オフレコ話をいっぱいしようと思ってます(笑)。
ここで着席を促すが、「縦社会なんで、僕立ってしゃべります」と立ったままの幸樹、流れで吉田編集長も立ったままのトークが始まった。
吉田:今日は本当に暑くて熱中症が話題になってるんですけど、大丈夫ですか?
幸樹:暑い方が好きですね、僕、寒いのが苦手なんで。明日も野球があるんですけど。(場内からえ〜〜!と驚きの声)、いや、野球やってると、“野球やってるヒマあるんですか?”って意見をよくもらうんですよ、これがジムだったら“ストイックですね、頑張ってますね”って言われると思うんですけど、これって一緒じゃないですか、やってることは(笑)。で、これ俺だけかなと思ったら、バンドマン結構みんな言われてるみたいで。“みんなでワイワイやってるだけみたいに見えて、俺たちがどれだけガチでやってるか分かってないよね、今度みんなにも見せよう“って話になってましたよ。(場内に)相当緊迫した中で野球やってるからね、守備でエラーしたらベンチに戻りたくない気持ちでやってますから。
吉田:明日?
幸樹:夕方からと、夜からの2試合なんで、そんなたいしたことないです。(場内驚きの声)。この前11時からやったんですけど、さすがにそれは暑くて無理だったので昼は止めたんです。
吉田:いやいや、明日、東京は今世紀最高の暑さらしいですよ(結果・翌日7/23熊谷市で国内観測史上最高の41.1度を記録)。で、野球もこの暑さの中での挑戦だと思うんですけど、今回の「ROCK AND READ 078」での幸樹さんの撮影もかなりの挑戦だったと思うんです。「シーシャ/水タバコ」を吸ってる写真を撮りたいってリクエストを貰って、ちょうどダウト10周年を終えたということもあって、水タバコをリラックスした雰囲気で吸ってる、まったりチルアウトした写真を撮りたいのかなと思ってたんですね。それが、シーシャの専門店を借りてロケをしたんですけど、スゴいことになっちゃって。
幸樹:僕の中では、自分の中からアクを出す感じで。
吉田:デトックス。
幸樹:そうです、巡り巡って浄化をイメージして。一番白く出せるものを調べたらシーシャだったので。でもやってみてこんなに辛いものとは思わなかったです。ああいう吸い方をしちゃダメみたいで、本当は3時間くらいかけてゆっくりと吸うそうで。
吉田:撮影なので、カメラマンが煙を出してくださいって何度も言うもんだから。
幸樹:全部空気を出して、全部シーシャ吸ってっていうくらいやったんです。最初は余裕だったし、煙の上手な出し方を教えれくれた女性の店員の方も慣れてるからバカバカ吸って白い煙を出すので、こっちも負けん気が出てやったんですけど──。人生の中で初めてですね、あんなに酸欠になったの。何度も中断して、吐く物がないのに吐き気がするってあんなにキツいんだなぁ…って、生まれてから一番気持ち悪かった。でも、ある意味デトックスですよね。
吉田:あの撮影もかなり無謀だと思うんですけど、僕の中ではダウトって無謀なことをやるのが真骨頂みたいなイメージがあるんですけど。
幸樹:たぶん僕ら5人が、あまり無謀だとは思ってないんですね。事の大きさがわかってなくてやってしまったり。結成してすぐの頃、リハスタの近くに豊島公会堂があったんです。当時、渋谷公会堂でやることが憧れだったけどさすがに結成2年じゃ無理かと、でもなんか近い感じがしたので、豊島公会堂の事務室に5人で行って、“ここで僕らライヴしたいんですけど“って…。
吉田:え!? 豊島公会堂に直で行ったってことですか?だってあれは豊島区の公的機関の会場で、そこに駆け込みで行った?すごい度胸。
幸樹:後々調べると、ブルーハーツがやってたり。
吉田:80年代は、BUCK-TICKだったり、ポジパンのバンドもよく使ってた会場ですね。
幸樹:警戒心がないんですかね、結局その話はポシャったんですけど。あと、僕ら『ZIPANG』ってアルバムでジッタリン・ジンの「夏祭り」をカバーしてて、2周年で<府中の森芸術劇場ふるさとホール>でライヴをやることになったとき、いつも使ってたリハスタにWhiteberry(「夏祭り」をカバーしてヒットさせた女性バンド)のヴォーカルの人が働いてたんです。これはライヴに登場していただこう──ってお願いしたんですけど、正式に断られました(笑)。
吉田:そういうのは普通ためらうのに(笑)。
幸樹:僕らダウトは、スタッフとかと仲良くなり過ぎちゃって、スタッフがメンバーに対してキレることが多いんです、ローディの子とかも。昔ならあり得なかったですよ、ローディがメンバーにそんなことしたらすぐに坊主でしたから。
吉田:今、バンド同士ではどうなんですか?昔は楽屋でケンカしたりとかありましたけど。
幸樹:昔、そういうのを目の当たりにしてましたけど、今は全然ないです。挨拶も“おはようございます”1回です。昔はすれ違うたびに“お疲れさまです”を言わなきゃいけなかったけど。
吉田:まぁ、いいといえばいい時代。
幸樹:でも、先輩からは言われるんですよ、“よく他のバンドと写メ撮れるよな、俺たちの頃は敵でしかなかったから”って。で、先輩に“ちょっと一緒に写メ撮ってもらっていいですか?”って言ったら、“いいよ”って(笑)。
吉田:昔は打ち上げもあったじゃないですか、飲むときは必ず一気で。一気飲みオンリー(笑)。
幸樹:先輩から、ジョッキを指して“おい”って言われたら、まずそれを空にしてから飲まないと失礼に当たるので、一気で空にしてから、“ありがとうございます”って戴いてました。
吉田:そういうのは最近はない?
幸樹:全然ないです。今、打ち上げもなくて、皆結構さっと帰りますからね。
吉田:会場の皆さんから事前にいただいた質問にもあったんですけど、お酒って飲む方ですか?
幸樹:飲むときは飲みますよ。でもビールが飲めないんですよスゴく酔うので。だから赤ワインとか。これは痛風で尿道結石持ちのおとん(父)が“結石は死んでもいいいと思ったくらい痛いぞ、だから遺言だと思ってこれから先、酒を飲むのなら赤ワインにしておけ”って。赤ワインはアルカリ性らしいんですよ、だからそれ以外飲むなって。
吉田:いい話なんだかどうだか分からない話ですね(笑)。
幸樹:遺言だと思って──って言いながらピンピン生きてますけど(笑)。
吉田:(笑)、さっきの無謀な話に戻るんですけど、去年から今年にかけてやった「前人未到!47!?都道府県フリーライブツアー2017-2018」って無謀の極みですよね。
幸樹:100か0かっていう意識がうちのバンドは強いんです。47ツアーのハコ(会場)は決まっていて、他のバンドからも地方の状況を聞いていて。じゃぁこのツアーをやることで、僕らにとって一番のプロモーションになることは何だろうって考えたとき、それはテレビとかに出まくることじゃなくて、ライヴを見てもらうことが一番いいってことになったんです。で、“よし、じゃぁ全部フリーにしようよ”ってことになったんですけど、絶対一人くらいは “いやいやいや”って言うですけど、うちらは全員“それで行こう”って。だからシンプルなんです、<いいライヴをすればいい>って。
吉田:それはそうですけど、全部フリーライブですよ!?
幸樹:もちろんタダでライヴができるわけじゃないので、“最悪バイトしよう”って。僕以外みんな自営業なので。
吉田:その47都道府県も、もしお客さんがゼロだったやらないっていう条件で。
幸樹:1人でもやろうと思ってました。で、フタを開けたら初日の山形はゼロ。最初の第一開封のときは山形だけゼロで、あぁこれじゃできないね──って思ったんですけどその後伸びて無事に。
吉田:よかったです(笑)。で、その47都道府県フリーライヴツアーを発表した日のライヴがまたスゴくて、なんですかあの10時間110曲ライヴって。
幸樹:全曲ライヴ。あれは今までやった曲を全部やりました。
吉田:だってあのムックの逹瑯さんが褒めてましたもん、あの毒舌逹瑯さんが(笑)。
幸樹:逹瑯さんから連絡が来たんですよ。“あれってメドレーとかでやったの?”って聞かれたので、“全部フルでやりました“って答えました。そしたら“マジすげえね”って。
吉田:逹瑯さんが褒めるくらいの無謀なことをやったわけですけど、喉は大丈夫なんですか?
幸樹:喉は余裕でした。最初は抑えて──とか思ったんですけど余裕でした、まだ行けましたね。でも夜11時過ぎまでやってて、ファンの方々がそろそろ終電が──っていうのが心配でした。
吉田:喉は何か鍛えてるんですか?
幸樹:極力使わないですね。ライヴの日だとほとんど喋らないし、リハーサルも自分のモニターさえ良ければいいわけで、そこで練習しようとは思わないし。だからリハは2曲くらいで出ますね。
吉田:普段何かケアはしてるんですか?
幸樹:加湿くらいじゃないですか。昔はワンマン・ライヴ1本やるだけで声が全然出なくなってたんです。それって自分の自信のなさから全部の曲に対して100%で歌ってて、抑揚もない一本調子で。でも意外に俺の声って優しく歌っても聴こえてる──って思ってからは、歌の振り幅が大きくなって、それが喉を痛めなくなった原因かなと。
吉田:ツアー中には飲まない?
幸樹:絶対飲まないですし、ホテルの部屋は真っ白になるくらい加湿して。そうすると全然違いますよ。
吉田:野球は──喉には関係ないか。体は鍛えられるかもしれないけど。
幸樹:野球は僕のメンタルケアで。これ、よくバンドマンは言うんですけけど、<あと4日頑張れば野球に辿り着ける>って。だからそれが今の原動力になってるんです。
吉田:その野球関連の質問も来てまして、“YUKKE(ムック)さんをどう思ってますか?”。
幸樹:YUKKEさんキャプテンなのに最近来ないんですよ。ハマの番長、三浦大輔さんがピッチャーの時にYUKKEさんがショートで。1回ポロっとエラーしちゃったんです、1回くらいするわな──と思ったら、不運にもその後YUKKEさんの所ばかりに飛んじゃって4連続エラーをして。番長も4回目のときはグローブで指して、オイッ!!って。で、最近来ない。
吉田:YUKKEさんのメンタルが心配(笑)。
幸樹:でも野球のメンバーのLINEでは“今日も行けなくてゴメン”って会話はしてくれます。
吉田:端から見ていて、幸樹さんって交友関係がすごく広い人っていうイメージがあるんですよ。
幸樹:いや、僕、全然ないですよ。好きなものに対して集まる人たちと仲がいいだけで。やっぱり人って怖いじゃないですか、だから必要以上には踏み込まないようにしてます。
吉田:僕の印象では誰にでもフレンドリーな優しい人ってイメージなんですけど。
幸樹:深く探ると、意外とこの人ひねくれてるなって所はたくさん出てくると思いますけど。
吉田:最近よく遊ぶ人っています?
幸樹:今は野球が恋人みたいになってしまっているので。
吉田:この一号前のROCK AND READ(077号)でゴールデンボンバーのキリショーさんに表紙をやってもらっているときのインタビューでも、わざわざ名前を出して、“ダウトはスゴい”と。今のバンドはバンギャに嫌われることを嫌がって守りに入るというか飛び出すようなことをしていないのに、ダウトはそれを恐れないでチャレンジしてる──と褒めてました。そういう意味では最近のヴィジュアル系に対して思うことあります?
幸樹:昔はもっと個性のあるバンドがいて──って思ってたんですけど、実は昔も今も同じようなバンドはいっぱいいて、その中で残ったのはオリジナリティがあるとか、何かしら取っ掛かりのあるバンドで、それは変わらないと思うんです。僕はメジャーにも行ったし、だからメジャーに行ってない後輩が“メジャーに行っても売れないっすよ”って言ってくるのは、“お前、それ違うから、売れるバンドはインディーズでも売れる”っていうのは話してます。結局はバンドなんですよね。
吉田:だからそういう意味ではメジャーもインディーズも関係ないと思うんですけど、今は、ダウトって完全インディーズですよね。
幸樹:今日も一人で来ましたから。マネージャーいないです、キレて来るローディはいますけど(笑)。でもそれって当たり前のことで、自分たちが結成したときってバイトもして、その中でグッズを作ったり、全部自分たちでやってたし。今ってCD出すのが最初じゃないですか、でもその頃はCDも出せなかったから曲先行で作って演奏してそのあとCDを出して。それがバンド本来の姿だと思うんです。今、バンドとして曲をたくさん作っていて、CDを出さなくても演奏したいし、もしツアーがあったら、“え、この曲何?”って曲が半分とか1/3あってもいいなって思ってるんです。いろんな経験をして、今、気持ちが結成した当初の感じに戻ってる気がします。
吉田:という感じで話がまだまだ続きそうなんですが。
幸樹:え、まだまだ行けますよ。
吉田:でも時間が来たので、何か告知があれば。
幸樹:今日この後ツーマンがありまして、10月20日に僕、誕生日のライヴ「KOUKI BIRTHDAY PLEMIUM CONCERT 幸の恩返し‘18〜満天の演奏会〜を北とぴあドームホールでするんです。で、まだ発表してないんですけど、誕生日当日はやっぱりダウトでやりたいと思ったので、10月21日も空けておいてもらえたらありがたいなと思います。
吉田:あと何かやってみたいことは?
幸樹:もっと吉田さんと話したかったです。
吉田:でも、だってダウトはこのあとライヴがあるんですよ!
幸樹:そうっすよ(笑)。でも楽しかったです、たぶん掘り下げるともっといろんな話があるんですけど。
吉田:ま、でも今日はこんな感じでトークを締めてサイン会に。
幸樹:ありがとうございました。(場内大拍手)
この後、サイン会が行われた。
ROCK AND READ 078
A5判/224頁/本体価格1,200円+税/発売中
ISBN:978-4-401-77167-7
ミュージシャンの本音と本心に迫るパーソナルロングインタビュー集『ROCK AND READ』、最新号の表紙巻頭はthe GazettEのボーカリストRUKIが飾る。巻末にはluzが本誌に初登場。他にも幸樹(ダウト)、武瑠(sleepyhead)、AKIHIDE(BREAKERZ)、ナカヤマアキラ(Plastic Tree)他が登場
2018年07月24日 (火)
【ライヴレポート】2018年7月23日 梅田TRAD<umbrella 1st Full Album「ダーウィン」リリース記念&柊 生誕祭ワンマン 【Chapter.7】「ダーウィンへの伝言」~大阪編~>「ここ(umeda TRAD)が終着点、でも道は続く──。」
REPORT - 13:31:332018年、初夏。
夏の日差しが眩しい中、大阪は梅田にあるライヴハウスTRADにだけは雨が降る予報がされていた。
そう、本日7月23日はumbrella 1st Full Album「ダーウィン」リリース記念&柊 生誕祭ワンマン
【Chapter.7】「ダーウィンへの伝言」~大阪編~と銘打たれた記念すべき日なのである。
「ダーウィン」を制作し、umbrellaはどの様に進化を遂げたのか。
そんな期待感の高まる一夜の様子をお届けしたいと思う。
定刻より10分ほどして、暗転。
お馴染みのSEからスタート。
これから始まるステージに傘人(umbrellaのファンの総称)達の視線が集まる。
将(Dr)、春(B)、柊(G)と順に登場し、メンバーの登場から拍手が起こる。
登場から拍手が起こるのもumbrellaならではであり、
傘人達がこの日をどれだけ楽しみにしていたかという気持ちが格段に溢れ出ていた。
最後にVo.唯が傘を持って登場、雨宿りをするかの様にスタンドにセットし、
唯のギターから『anima』がスタート、一気にumbrellaの世界へと誘ってくれた。
【ファイナルぶっ飛ばそうぜ大阪〜!】と間髪入れずに『ヨルノカーテン』を披露。
【こんばんはumbrellaです。今日はファイナル来てくれてありがとう!いっぱい楽しんで帰って下さい!】
と伝え、『ヤマアラシの涙』、初期代表曲の『五月雨』と徐々に会場のボルテージを上げていく。
【ここ(umeda TRAD)が終着点、でも道は続く。】と話し、『微熱』、『軽薄ナヒト』を披露。
柊のギターの音色で会場が包み込まれ、将のドラムが雨粒の様に響き渡り、
どっしりとバンドを支える春と会場に響き渡る唯の歌声が傘人達の気持ちを浄化する様だった。
続く『ミラーガール』では【踊ろうぜ!】、『非「情」階段』では【楽しんでもらわないと困る!】と、煽る唯も反応した傘人達もとっても笑顔。
【いい繋がりを持って下さい。】と『「管」』へ。
間違いなく今のumbrellaの代表曲であり、唯自身、遺作でもいいという位に自信作だという『「管」』。
『スロウレイン』では唯が傘をを持ち歌う姿がとても印象的で、聴き入る傘人達の心に彼らの音楽が染み渡っていく。
柊がノイジーなギターをかき鳴らし『Labo』へ。
【大阪〜!調子乗っていくぞ〜!!】と『SCAB』では煽り倒す!!
いつになく走り回る唯やギターソロで背面ギターを披露した柊などメンバーも気持ちが溢れ出ていた。
ここで【まだまだumbrellaの旅を続けていく。】と伝えた唯の気持ちは本心であろう。
立て続けに披露された『hollow』、『叩けば誇り。』、『Frontier』では歌モノロックバンドとしてのカッコいい部分もバッチリ見せてくれた。
というのも、良質な楽曲やメロディラインに留まらず、ロック然とした気持ちも彼らは持ち合わせている。
『O3』(オゾンと読む)で歌われていた「最後の日が訪れたら大好きなものを食べよう」はきっと誰しもが当てはまるし、
小さな幸せの積み重ねで毎日が出来ている事の表れでもある様に思えた。
最後に【これでダーウィンは完成です。】と披露された『夕立』。
唯がこの曲に込めた想いは傘人達に確実に届いてるであろう。
アンコールでは本編の様などこか張り詰めた空気とは違う、アットホームな空気から『トウメイ』を披露。
メンバーからのメッセージを経て、柊を祝う様に『Door』へ。
そして本日のラストに彼らが用意した楽曲は、初披露されたのもこの場所であるという『アラン』。
会場全体が歌う姿はいつ聞いても圧巻で、胸に染みるのだが、今日は特に格別だった。
今日このステージで彼らが見た景色はどんな景色だったのだろう?
傘人達が見た景色は間違いなく最高なものだったに違いない。
「ダーウィン」を経て、ヴィジュアル系として、ロックバンドとして歌と曲を大切にし続け進化し続けてきたumbrella。
彼らがツアーの中で得たものは大きく彼らの中に芽吹いているし、自身の糧として更に飛躍していく事を願うばかりだ。
文◎森孟司
写真◎YOSHIHITO_SASAKI
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umbrella 1st full album「ダーウィン」リリース記念&柊 生誕祭ワンマンツアー【Chapter.7】「ダーウィンへの伝言」
208年7月23日 umeda TRAD
SETLIST
M-1 anima
M-2ヨルノカーテン
M-3 ヤマアラシの涙
M-4 五月雨
M-5 微熱
M-6 軽薄ナヒト
M-7 ミラーガール
M-8 非「情」階段
M-9 「管」
M-10 スロウレイン
M-11 Labo
M-12 SCAB
M-134hollow
M-14 叩けば誇り。
M-15 Frontier
M-16 O3
M-17夕立
En-1トウメイ
En-2 Door
En-3 アラン
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≪umbrella INFORMATION≫
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<LIVE情報>
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【umbrella Member Produce OneMan】
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■【Case春 「持」】
2018年10月4日(木) 北堀江club vijon
♪ライヴ内容:唯がギターを弾く曲のみのセットリストとなります / アンコールはありません
開場 18:00 / 開演 18:30 / 終演予定時間 20:30
前売 3,500円 / 当日 4,000円 (ドリンク代別途)
限定物販:春 デモ音源、もつ煮込み
★チケット:
A:先行チケット チケットデリ http://ticket.deli-a.jp/
受付期間:7月23日(月)22:00~8月5日(日)23:59
B:手売りチケット(8月19日 CRUSH OF MODE大阪公演umbrella終演後より物販にてシャッフル販売)
C:イープラス https://goo.gl/Y7EGy1 (8月26日~発売)
D:バンド予約(8月26日 10:00~ umbrella.information@gmail.comにて受付開始)
入場順:A、B並列入場→C→D→当日券
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■【Case柊 「CONTACT US ASAP!!」】
2018年10月25日(木) SHIBUYA REX
♪ライヴ内容:上手ギター始まりの曲のみのセットリストとなります / 当日限定 柊専用お立ち台あり
開場 18:00 / 開演 19:00
前売 2,400円 / 当日 2,900円 (ドリンク代別途)
限定物販:柊 デモ音源
★チケット:
バンド予約(7月23日 22:01~ umbrella.information@gmail.comにて受付開始)
※お一人様4枚まで。バンド予約者にメルマガ配信
入場順:バンド予約→当日券
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■【Case将 「噛めば噛むほど味がある」】
2018年11月25日(日)大阪・寺田町Fireloop
♪ ライヴ内容:後日解禁
来場者特典:イベントライヴドラムカメラDVD(25分or30分ステージ)
開場17:00 / 開演17:30 / 終演予定時間 19:30
前売 2,910円 / 当日 4,030円 (ドリンク代別途)
限定物販:将 デモ音源
★チケット:
A:イープラス https://goo.gl/7BNWfe (9月1日~販売)
B:バンド予約(9月1日 10:00~ umbrella.information@gmail.comにて受付開始)
入場順:A→B→当日券
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■【Case唯 「自論」】
2018年12月23日(日・祝)池袋手刀
♪ ライヴ内容:後日解禁
開場17:00 / 開演17:30
前売 3,000円 / 当日 3,500円 (ドリンク代別途)
限定物販:唯 デモ音源(タイトル未定)収録曲数未定
★チケット:
A:オリジナル手売りチケット(9月14日公演物販よりシャッフル販売)
B:イープラス https://goo.gl/Juj9Ck (9月21日~販売)
C:バンド予約(9月23日 10:00~ umbrella.information@gmail.comにて受付開始)
入場順:A→B→C→当日券
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<リリース情報>
★1st full album「ダーウィン」 NOW ON SALE
価格:3,000円(+税) / 品番DCCNM-505
【収録曲】01.anima 02.ヨルノカーテン 03.SCAB 04.ヤマアラシの涙 05.ミラーガール
06.hollow 07.五月雨 08.O3 09.叩けば誇り。 10.アラン 11.夕立
「anima」MVフル https://youtu.be/BIJHMuPQWuA
「ダーウィン」試聴動画 https://youtu.be/9kIlOy0pvJM
★LIVE DVD「傘が生まれた日」 NOW ON SALE
価格:4,630円(税抜) ※ライヴ会場限定販売
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★umbrellaオフィシャルサイト★