2019年02月18日 (月)
【ライヴレポート】<MUCC「壊れたピアノとリビングデッド」>ツアー初日、2019年2月16日(土)Zepp Nagoya。 ──ピアノやオルガンの導入により強調された、各楽曲のアイデンティティ。
REPORT - 19:00:40── 新たなる怪作『壊れたピアノとリビングデッド』を発表のMUCC。
早くも次の過程へと向かいつつある“5人”の現在を見逃すな!
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ライヴ活動の充実はクリエイティヴィティの向上に繋がるはずだし、創作面で良好な状態にあるバンドのライヴが良くないはずもない。
ごく当たり前のことかもしれないが、去る2月16日、MUCCの名古屋公演を目撃して、改めてそれを実感させられた。
この夜の公演は、『壊れたピアノとリビングデッド』と銘打たれた、東名阪での全4公演からなるツアーの初演にあたるもの。
当然ながらそれは、2月13日に発売を迎えた同名の新作アルバムに伴うものだ。
ピアノ/オルガン/鍵盤をフィーチュアしたアレンジ、お蔵入りになっていた楽曲の蘇生(それがゾンビ=リビングデッドという発想に繋がっていることは説明するまでもないだろう)、ホラー・テイストといったキーワードを掲げながら制作されたこのコンセプチュアルな性質の新作に、そもそも彼らはミニ・アルバムを想定しながら着手していたのだという。
しかし結果、それが限りなくフル・アルバムに近いサイズ感と内容的な深みを伴うものとして完成に至り、世に出ることになった。単純な計画変更と思われるかもしれないが、見落としてはならないのは、彼らがミニ・アルバム制作にギリギリ足りるくらいの期間と環境で、この作品を産み落としてしまったということだろう。
しかも結果、そこに未完の作品のようなラフさは感じられず、作品自体の性格が絞り込まれたことで逆にこのバンドの持つ闇と光、絶望と希望という両極のコントラストが見事に体現されることになった。
そしてもうひとつ付け加えておくべきは、今作でエンジニアを務めているのがギタリストのミヤ自身であるということ。
20年を超えるこれまでの経過のなかで養われてきた彼の英知のすべてが、この作品成立を可能にしたと言ってもいいだろう。
このバンドの特性と特異さのすべてを他の誰よりも熟知している彼が自ら録音やミックスを手掛けたからこそ、現在のMUCCを温度差も時差もない状態でこの作品にパッケージすることに成功しているのだ。
つまり、ある種の偶発性をもって誕生したともいえる『壊れたピアノとリビングデッド』がこうした画期的作品になり得たことには、そうした必然的要因があったのだ。
そんな制作過程を経てきたバンドが、良くないライヴをするはずもない。そう考えながら名古屋まで足を運んだ筆者だが、実際の演奏内容はそうした予想をさらに超越するものだった。リビングデッドというテーマ性に呼応しているのか、開演前のZepp Nagoyaに流れていたBGMはMISFITSやMETEORSの楽曲。
それが止み、場内が暗転したのは定刻の午後6時を8分ほど経過した頃のこと。
まず聴こえてきたのはレコードの溝を這う針のノイズが良く似合う“壊れたピアノ”。
今作とそれに伴うライヴ活動全般を通じて期間限定メンバーとして起用されている吉田トオル(key)を含む演奏者たちが1人ずつ登場し、深々とお辞儀をしながら配置に着き、この幕開けの序曲の演奏に加わっていく。
そして5番目に逹瑯が現れると、それまでオルガンを操っていたミヤが本来の立ち位置へと移動し、ヒステリックにギターが轟く。そこで炸裂したのは“サイコ”。超弩級のヘヴィな轟音が場内を支配し、それに圧倒されているうちに次なる“アイリス”が繰り出されていく。
ここまでは、アルバムと同様の流れだ。が、冒頭の“壊れたピアノ”をカウントしても全9曲しかない新曲群だけでは、フルサイズのライヴは成立し得ない。そこに旧楽曲群からどの曲が抽出され、その各曲が鍵盤を用いながらどのようなアレンジで披露されることになるのかという部分にも、オーディエンスの興味は向けられていたに違いない。
そして、まだ序盤だというのに“アイリス”に続いて聴こえてきたのは、MUCCにとってのクラシック・チューンのひとつというべき“オルゴォル”。
生まれながらにしてダークなグランジ風味を漂わせていたこの楽曲が、吉田の操るオルガンの響きによって妖しい味わいを増しているのがわかる。
そこから先も彼らは、今日までに至る時間軸を自在に瞬間移動しながら、さまざまな時代の楽曲を『壊れたピアノとリビングデッド』の時制で披露していく。
新曲たちについてはともかく、旧楽曲群のなかから実際に何がセレクトされ、いかなる変貌を遂げていたかについては、この先に組まれている公演で予備知識なく刺激を味わうことを望む人たちのためにも、この場ではあまり具体的な描写をせずにおきたい。が、明らかだったのは、ピアノやオルガンの導入により各楽曲のアイデンティティ(性格、と言い換えてもいいだろう)がより強調され、ライヴ全体を通じての起伏がいっそうダイナミックさに富んだものになっていたということだ。
同時に、MUCCのバンド・サウンドや逹瑯の歌声と、鍵盤との相性の良さについても改めて実感させられた、ステージの背景は、白地に黒一色で描かれた最新作のアートワークの絵柄で覆い尽くされていた。
シンプルだけども同時に象徴的なその風景を背に繰り広げられる演奏に、特筆すべきほど大きな演出は伴っていなかった。
が、各曲の表情の変化に同調するかのように色味を変えていく照明のあり方には、鍵盤の音色と同様に甚大なる有効さを感じさせられたし、ランタンの炎を揺らめかせながら登場した逹瑯が、ミヤの奏でるピアノに導かれながら歌いあげた“積想”も、このライヴにおける象徴的な一場面だった。
こうしたテーマの伴ったライヴというのは、結果的に〈終わってみれば、いつも通りのライヴだった〉という後味になってしまうことが多々あるものだが、この夜のMUCCはいつもの彼らのままであると同時に、間違いなくどこかが異なっていた。
逹瑯のMCによれば、すでにミヤの頭のなかでは次なるアルバムに向けての構想も固まり始めているらしい。
そして、彼のなかにあるアイデアの数々は、今回の一連のライヴを通じて、より色濃いものになっていくに違いない。
この『壊れたピアノとリビングデッド』に伴うライヴは、こうしてすでに終了した名古屋公演、その翌日に行なわれた大阪公演を含めても、わずか全4本しかない。
確かに5月から6月にかけては『壊れたピアノとリビングデッドfeat.殺シノ調ベ』と銘打たれた計4本のホール公演も控えてはいる。
が、現在のこのモードにあるMUCCと向き合うことのできる時間は、おそらく本当に限られている。
このバンドのクリエイティヴな意欲のベクトルが次の方向へと向かう前に、是非この局面にある彼らの音を生で体感して欲しいものである。
文◎増田勇一
写真◎西槇太一
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≪MUCC Information≫
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<Release>
■NEW ALBUM『壊れたピアノとリビングデッド』 2019年2月13日(水)Release!
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【朱ゥノ吐VIP会員限定受注生産盤(FC限定盤)】(CD+スペシャルブックレット)
MSHN-056 ¥5,000+tax ※別途、送料+手数料がかかります
<CD>
01. 壊れたピアノ
02. サイコ
03. アイリス
04. ヴァンパイア
05. In the shadows
06. 積想
07. 百合と翼
08. カウントダウン
09. Living Dead
<スペシャルブックレット>
東名阪ツアー『壊れたピアノとリビングデッド』、『壊れたピアノとリビング デッド feat. 殺シノ調ベ』
完全密着撮り下ろしライヴ写真をブックレットにまとめ後日発送。
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【通常盤】(CD ONLY) MSHN-057 ¥3,000+tax
※CD収録曲は朱ゥノ吐VIP会員限定受注生産盤と通常盤共通となります。
≪アルバムティイザー映像≫ https://youtu.be/JWykugHylO8
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<In Store Events>
■『壊れたピアノとリビングデッド』“FC限定盤”購入者対象インストアイベント
「『壊れたピアノとリビングデッド』FC限定盤購入者の為の肉筆署名入特典お渡し会 feat. 呪いの握手」
【イベント内容】メンバーの肉筆署名入特典お渡し+握手。
詳細はコチラ https://55-69.com/news/128678
【開催地】東京某所 / 大阪某所
※詳細は後日発表。
※インストアイベントは『壊れたピアノとリビングデッド』“朱ゥノ吐VIP会員限定受注生産盤(FC限定盤)”の
購入者を対象に行います。“通常盤”を購入しましても参加の対象外となりますので、予めご了承ください。
※“朱ゥノ吐VIP会員限定受注生産盤(FC限定盤)”にイベント参加券が同封されます。
イベント当日、参加券をお持ちでない方はイベントに参加できませんのでご注意ください。
■『壊れたピアノとリビングデッド』“通常盤”購入者対象インストアイベント
「『壊れたピアノとリビングデッド』通常盤購入者の為の即席現像写真機での魂抜き取り会」
【イベント内容】
即席現像写真機を使用したメンバーとの2ショット撮影。日付・イベント名・会場名を印刷した記念台紙付き。
詳細はコチラ https://55-69.com/news/146208
【開催日時 / 開催地】
3月16日(土)エンタバアキバ (逹瑯)
4月6日(土)ヴィレッジヴァンガード池袋サンシャインシティアルタ店 (SATOち)
4月13日(土)タワーレコード新宿店 (YUKKE)
4月27日(土)タワーレコード渋谷店 (ミヤ)
5月18日(土)名古屋fiveStars (逹瑯)
6月8日(土)タワーレコード梅田NU茶屋町店 (SATOち)
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<Live>
■壊れたピアノとリビングデッド
3月31日(日) Zepp Tokyo OPEN 17:00 / START 18:00 (問)DISK GARAGE 050-5533-0888
4月1日(月) Zepp Tokyo OPEN 18:00 / START 19:00 (問)DISK GARAGE 050-5533-0888
【チケット料金】
前売:1Fオールスタンディング ¥6,000(tax in /ドリンク代別) / 2F 指定席¥7,000(tax in /ドリンク代別)
【チケット発売中】
各会場プレイガイド情報などの詳細はコチラ→https://55-69.com/news/130499
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■壊れたピアノとリビングデッド feat. 殺シノ調べ
5月1日(水) 中野サンプラザ
5月2日(木) 中野サンプラザ
5月19日(日) 名古屋特殊陶業市民会館ビレッジホール
6月9日(日) グランキューブ大阪
【チケット料金】前売:全席指定 \6,900(tax in)
【チケット先行発売】
<虚無僧DU MODE・朱ゥノ吐一般会員先行チケット受付> 2月13日(水)~2月25日(月)16:00
虚無僧DU MODEへのご入会はコチラ https://mucc-mobile.jp/
※未就学児入場不可 / 営利目的の転売禁止
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2019年02月14日 (木)
【ライヴレポート】<DEZERT「study」#6>2019年2月13日(水)渋谷Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE◆── 学び、闘い、そして希求する。──
REPORT - 14:30:31学び、闘い、そして希求する。今ここに来てのDEZERTがみせている姿勢は、まさにそれなのではなかろうか。
昨年に続いて今年も開催されたライヴシリーズ[「study 」]は、渋谷Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREを拠点としながら、DEZERTが1ヶ月の間に集中的なワンマンを行っていくもので、このたびは[「study ♯5」]から[「study ♯8」]まで続いていく4公演(つまり、昨年は[「study ♯1」から[「study ♯4」]までが実施されたことになる])のうち、実質的には今年2本目のワンマンとなる[「study ♯6」]へと足を運んでみた。
普段はZepp東京など、オールスタンディング形式の各地ライヴハウスにおいてパフォーマンスをすることが多い彼らにとって、そもそもこの会場は全席指定のいわゆるホール仕様になっているところがまずはイレギュラーなところであり、公演ごとにアコースティックスタイルなどの実験的要素や異なる手法がとられるのもこの[「study 」]を語るうえでは見逃せない点となる。
かくして。今宵はいかなるDEZERTの姿を拝めるのかと臨んでみれば…通常なら開演時に鳴り響くはずのSEは流されないまま、ただひたすらに緊張感と静寂が漂う中、彼ら4人はおもむろに昨夏発表されたアルバム『TODAY』の表題曲「TODAY」を、いきなり聴衆へ向かって核心を突きつけるかのごとく奏で歌い始めることに。
年明けには先輩バンド・MUCCとの対バンツアー【MUCC/DEZERT[Is This The “FACT”?]TOUR 2019】で熾烈な連戦を繰り広げてきただけあって、ライヴバンドとしての持ち味がますます濃厚になって来ているせいか、ここでの彼らはフロントマン・千秋の説得力全開のヴォーカリゼイションといい、SORAの力強くエモーショナルなドラミングといい、Sacchanの巧みの技が冴えるフィンガリング5弦ベースといい、Miyakoのセンスフルかつ鮮やかなギターワークといい、全ての要素が渾然一体となり聴き手を深く呑み込んでゆくことになったのは言うまでもない。
また、2曲目では昨年末あたりからライヴで演奏をするようになった「新曲」をここでも披露したほか、全席指定制にも関わらず場内がスタンディング会場かのように激しく横モッシュで揺れた鉄板曲「大塚ヘッドロック」では、DEZERTの一面として絶対に不可欠なアグレッシヴで鋭いサウンドが場内を一気に大席巻。
それでいて、6曲目の「「遭難」」ではベーシスト・Sacchanが傍らにセッティングされたキーボードを用いることで、ピアノヴァージョンとして演奏してみせる一幕があり、ここではDEZERTの持つ“なにしろ根源的な部分で良質な音楽を追求している”ところが、わかりやすく提示されていたように感じられたのだった。
なお、これに次いでこの夜のライヴ中盤ではシニカルで毒気たっぷりな内容でありながらどこまでもドキュメント性の高い「さぁミルクを飲みましょう。」と、DEZERTが十八番とするセンセーショナルな論法をもってヒトの奥底に横たわる赤裸々な欲望を暴き出す「脳姦少年」2曲が、やや久しぶりでオーディエンスに供されたことも特筆すべき部分だったと言えるはず。
と同時に、こうしたエグいことを躊躇なく抉り出して見せるのもDEZERTのひとつの特色ではある反面、旋律と歌詞と音像のどれもにみずみずしい青春の幻影が映しだされる 「オレンジの詩」では、タイトルどおりの甘酸っぱさも堂々と放ってみせるあたり、やはりこのバンドは一筋縄ではいかない。
しかも、彼らは別に多軸性のバンドであるというわけでもないのだ。むしろ、軸は1本でそこにブレは一切なくDEZERTはただ純粋に、今その瞬間の自分たち自身に対して真摯でいたいバンドなのではないか、と筆者は感じている。
思えば、この[「study 」]というライヴのタイトルともつながる楽曲「「教育」」には、以下の一節が既に4~5年前に発売されたあの時点で織り込まれていたではないか。
〈「未来」よりも「今」を叫ばせて〉と。それは、のちに彼らが「TODAY」という名曲を生み出したこととも当然のように1本の軸で連動していると考えられる。
「じゃあ、最後に1曲。また“study”しましょう」
ちなみに、いつもであればライヴの中にメッセージ性の強いMCをそこそこの長尺ですることも多い千秋。
しかし、この夜の彼が客に対して投げ掛けた直接的な言葉は随分と少なかった。
きっと、言葉よりも音楽そのものにまずはアドバンテージを持たせるという試みを、ここでの彼はしていたのだろう。
それだけに、最後に「オーディナリー」を歌いだす前に彼が発したこの一言は、ここからさらに[「study ♯8」]まで今回のライヴシリーズが続いていくことを意味するだけではなく、DEZERTとDEZERTを支持し集う人々にとってこの学びが、いかに肝要なものであるかを物語っていたように思うのだ。
来たる4月3日には『TODAY』以降初の音源となるシングル『血液がない!/Call of Rescue』を発表し、その後には4月から6月にかけ全国ホールツアー[血液がない!]が行われることも決定した今、それを目前にしたDEZERTが[「study 」]の中でここからどれだけのことを学び、時には自らの葛藤と闘いながら、よりバンドとして希求していくことになるものとは何なのか。
ここはぜひとも、飽くなき向上心をもって学習と習得を続けているDEZERTのリアルタイムな動向を、皆さまにもご自身の眼と耳と心と頭をフル稼働したうえで、しかとご確認いただきたい。
文◎杉江由紀
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2019.02.13「study」#6
Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
SETLIST
1.TODAY
2.新曲
3.「軽蔑」
4.大塚ヘッドロック
5.infection
6.「遭難」
7.さぁミルクを飲みましょう。
8.「擬死」
9.脳姦少年
10.オレンジの詩
11.「教育」
12.doze.
13.「切断」
14.「ピクトグラムさん。」
15.オーディナリー
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[Release]
■自身初、両A面シングル「血液がない! / Call of Rescue」 4月3日(水) Release!
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・血液盤(初回限定生産) ¥2,000+tax DCCL-229
【CD 】1.血液がない! 2. Call of Rescue 3. Stranger
【DVD】DVD 2019 01.30に行われた恵比寿LIQUIDROOM公演のLIVE映像(4曲収録予定)
【初回特典】DEZERT 2019 TOUR “血液がない!”ツアー案内状封入
DEZERT “血液がない!“リリース記念プレミアムLIVE優先先行お申し込み券封入
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・レスキュー盤(初回限定生産) ¥2,000+tax DCCL-231
【CD 】1.血液がない! 2. Call of Rescue 3. Stranger
【DVD】Call of Rescue MV + 血液がない MV +おまけ映像
【初回特典】DEZERT 2019 TOUR “血液がない!”ツアー案内状封入
DEZERT “血液がない!“リリース記念プレミアムLIVE優先先行お申し込み券封入
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・通常盤 ¥1200+tax DCCL-233
【CD 】1.血液がない! 2. Call of Rescue 3. Stranger
※音源は3形態とも共通
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[Live]
■DEZERT 2019 TOUR “血液がない!”
4月19日(金) 日本橋三井ホール
5月3日(金祝) 札幌サンプラザ
5月6日(月祝) 新潟市音楽文化会館
5月8日(水) 仙台銀行ホール イズミティ21(小ホール)
5月10日(金) 名古屋市芸術創造センター
5月11日(土) 大阪エル・シアター
6月1日(土) 岡山 さん太ホール
6月2日(日) 福岡 都久志会館
6月22日(土) 日本橋三井ホール
【チケット料金】 全席指定 前売:¥5,000(tax in)
【チケット】各プレイガイドにて先行予約受付中!
イープラス:http://urx2.nu/PSb3
チケットぴあ:http://urx2.nu/PSaY
ローソンチケット:http://urx2.nu/PSb5
【一般発売】2月23日(土)
※未就学児入場不可・営利目的の転売禁止
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■「ダブルラリアット2019」
出演:DEZERT / アルルカン
3月16日(土) 名古屋 ダイアモンドホール OPEN17:00 / START18:00
(問)サンデーフォークプロモーション052-320-9100(全日10:00~18:00)
3月17日(日) 大阪 umeda TRAD OPEN17:00 / START18:00 (問)キョードーインフォメーション 0570-200-888
3月28日(木) 東京 新宿BLAZE OPEN17:30 / START18:30 (問)HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999
【チケット料金】前売¥4,500(tax in) ※オールスタンディング・入場時ドリンク代別途必要
【チケット一般発売中】
イープラス http://urx2.nu/PSb3
チケットぴあ http://urx2.nu/PSaY
ローソンチケット http://urx2.nu/PSb5
※営利目的の転売禁止・未就学児童入場不可
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2019年02月14日 (木)
【ライヴレポート】<AMBEEK主催イベント「アンビエンス.イーク」>2019年2月11日(月)SHIBUYA-REX◆「今日が楽しみ過ぎて寝れなかった」(Vo.KEKE)
REPORT - 11:24:15ついにAMBEEKが「存在証明」を示す日が訪れた。2月11日・渋谷REX。この日、AMBEEKが初めて人前に姿を現した。彼らはdefspiral/葵168/Initial’Lと交遊の深いバンドたちを招き入れ、主催イベント「アンビエンス.イーク」という形を通し、その姿を、奏でる音の魂を、会場を埋めつくした満員の人々の前に知らしめた。KEKE(Vo)/takuma.(G)/つかさ(G)/銀也(B)/MINAMI(Dr)の5人が描いたライブの模様を、ここへ記したい。
AMBEEKのライブは、KEKEの熱い誘いから幕を開けた。これまでに溜め込んでいた想いを一気に吐き出すように、楽器隊が『shout out』に乗せ、荒ぶる演奏を観客たちの身体へ突き刺した。気持ちを熱く掻き立てる音の塊に触れた満員の観客たちが、自然と身体を揺らしだす。それ以上にインパクトの強かったのがKEKEの歌声だ。彼も、気持ちを荒らげるように声を上げていた。でも、KEKEの口にするメロディーはとても温かさに満ちていた。歌に心をつかまれる…。そう、その感覚だ。AMBEEKは、気持ちを揺らす楽曲を届けてゆくバンド。その姿勢を、彼らは始まりの歌の時点でしっかりと示していた。観客たちも、ビートに合わせ身体を揺らしながらも、その歌に惹かれていたと想像する。さすがに前方で騒ぐ観客たちの表情までは伺えなかったが、声を上げ騒ぐ人たちの姿を観ていたら、笑顔で弾けている様が脳裏に浮かんでいた。
「飛べー!!」、KEKEの叫びを合図に、身体中から光を撒き散らすように『存在証明』が勢い良く走り出した。ズクズクと身体を突き刺す重厚な演奏に心地好く飛び乗ったKEKEは、気持ちの揺れるまま。でも、湧き出るエナジーをぶつけるように歌を突き刺してきた。沸き上がる想いを高らかに歌いあげるKEKE。疾走しながらも、巧みに表情を変え心高揚するドラマを描き出す演奏。その音楽は、つかみを持った衝撃として、観客たちの頭上へ降り注いでいた。
「僕ら、始動までに1年半地下活動をしてきたんですけど、ようやく始動しました。今日が楽しみ過ぎて寝れなかった」と語りだしたのがKEKE。MCでは、某ネット番組にゲストに出たときに、「ホストみたいなバンド」という書き込みを見たMINAMIが、「それ、ヴォーカルだけでしょ」と天然な発言をしていたことも報告していた。
「今日はみんなとワーキャーしたい。みんなも自由に楽しんでください」。『茜』では、過ぎ去った思い出へ浸るように、哀切な想いを胸にKEKEが歌いかけてゆく。儚さと切なさを抱いたKEKEの歌声とは裏腹に、雄々しさを持って突き進む演奏。悲しみに揺れた気もちを、AMBEEKは激しく唸る音と歌声に投影。その歌は、心の叫びとして響いていた。
MINAMIのカウントを合図に、演奏は一気に駈け出した。高ぶる気持ちを荒ぶる演奏に変え、AMBEEKは『CLOVER』を突きつけた。熱い息吹を覚え、舞台へ向け拳を突き上げる観客たち。KEKEの温かい歌声が胸をグッつかむ。でも演奏は、激しく唸りを上げ続けていた。身体が熱を覚え、騒ぎだす。それ以上に、気持ちを高ぶらす歌に心がつかまれていた。とても熱と高揚を与える楽曲だ。そこも、歌心を大切にしているAMBEEKらしさ?!
「まだまだやれますかー」、沸き立つ演奏の上で、KEKEが熱した想いを観客たちの胸に突きつけた。激しく唸る『RESONATE』に合わせ、跳ねる観客たち。想いを語るように歌うKEKE。どんどん熱を上げる演奏に合わせ、観客たちは拳を突き上げ続けていた。「何時だって手を伸ばすから」とKEKEは歌いかける。彼らが伸ばしたその手をつかみ続ける限り、これからも僕らはAMBEEKと一緒に魂を開放した叫び声を上げられる。熱狂の中、そんな約束を交わすようにも感じていた。
「みなさんと一緒に100%にしたい。それが今、ここに出来ているなと思います」と語るKEKEの言葉のように、初ライブにも関わらず、この空間には、キラキラと輝く汗飛び交う一体化した空間が生まれていた。それが、とてもフレンドリーな空気だったのも嬉しかったこと。ここでAMBEEKは、夏前に『存在証明』をシングル発売しようと計画していることも伝えてくれた。
「これからのAMBEEKを温かい目で見て、応援よろしくお願いします」。最後にAMBEEKは、自分たちの意志を示すように『霞』を突きつけた。気持ちを開放し、心にたくさんの光を集める楽曲だ。愛しい人へ思いを告白するように歌うKEKE。彼が、メンバーたちが、胸の内から沸き上がる想いをぶつけだす。「もう迷わない、これからも」という歌詞の一節が嬉しいじゃない。微熱な温度を持って揺れる楽曲を介し、誰もが大きな愛に包まれていた。「一人じゃ何も進まない」「僕らの形はどうかな」「その思いを感じ続けたい」。零れ落ちるように響く言葉を受け止めながら、誰もが、これからAMBEEKと一緒に描く未来へ胸を馳せていた。
この出会いが、これから先どんな景色となって続いてゆくのか。気になった方はAMBEEKという列車へ一緒に乗り込み、共に未来へ向けた地図を進んでみないか?!
TEXT:長澤智典
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★オフィシャルサイト・SNS★
AMBEEK Web
AMBEEK twitter
https://twitter.com/Ambeek_official
AMBEEK YouTube
https://www.youtube.com/channel/UChTh8G8rk1LQcDzKtyQQIBg/featured
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★LIVE情報★
千歌繚乱vol.20
会場名:池袋EDGE
公演日:2019年3月25日(月)
【CAST】AMBEEK、ARTiCLEAR、AXESSORY、K、Ruiza solo works (順不同)
開場17:00 / 開演17:30
【先行チケット】3,500円 【一般チケット】3,800円 【当日券】4,000円 ※ドリンク代別途
主催・制作:BARKS(ジャパンミュージックネットワーク株式会社)
http://v-live.futureartist.net/
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<セットリスト>
1.shout out
2.存在証明
3.茜
4.CLOVER
5.RESONATE
6.霞