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2019年02月26日 (火)

【ライヴレポート】<PENICILLIN『27th ANNIVERSARY HAPPY BIRTHDAY & VALENTINE’S DAY LIVE SPECIAL』>2月9日(土)、10日(日)東京・新宿ReNY◆「27年前にバンド結成した時の、気持ちの奥底にあるロックバンドに対する憧れだとか夢だとか、そういう熱みたいなものはまったく変わってないと思います。」

REPORT - 20:17:54

2019214日にバンド結成27周年を迎えたPENICILLIN29日(土)、10日(日)に東京・新宿ReNYにて『27th ANNIVERSARY HAPPY BIRTHDAY & VALENTINE’S DAY LIVE SPECIAL』を行った。

両日ともフロアは超満員の観客で埋め尽くされ、開演前からお祝いムード一色。

壮大なストーリーを予感させるSEと共にステージの幕が上がり、大きな歓声を浴びながら登場したメンバーたち。

行くぞ、東京ー!!”HAKUEIVo)が呼びかけ、初っ端から一切手加減のない全力のパフォーマンスでファンを巻き込み一体感を作り上げていった。

 

今回はメジャーデビューアルバム『VIBE∞』からリリース順に1曲ずつセレクトした構成で披露。

それも両日、数曲以外は違った楽曲が演奏された。

オリジナルアルバムだけでも17作品。

本編に収まり切らず、前作『Lover’s Melancholy』と最新作『メガロマニアの翼』からの楽曲はアンコールに披露するという、27年の歴史を物語る場面も。

 

さらにダブルアンコールではインディーズの頃の作品から選曲しファンを喜ばせた。

これまで一度も休止することなく続けてきたからこその、今の彼らの演奏力と表現力で演奏される楽曲たちは、色褪せることがなく輝きを放ちすべてのファンを熱くさせた。

 

27年前にバンド結成した時の、気持ちの奥底にあるロックバンドに対する憧れだとか夢だとか、そういう熱みたいなものはまったく変わってないと思います。

きっとそういうメンバーだからここまで続いてきたし、その火が燃えている間はこうしてステージに立ち続けようと思ってます

HAKUEI

 

そんな初期衝動と経験というバンド最大の武器を持って、27年間の軌跡を2日間に凝縮したステージを観せた彼ら。

216()17日(日)には大阪・梅田Shangri-Laでも同SPECIAL LIVEを開催した。

そして、427() PALOOZAを皮切りに『TOUR 2019 関東サーキット』を開催する。

TOUR FINAL519() 渋谷ストリームホールにて。HAKUEIThe Brow Beat、千聖はCrack6O-JIROはサポートドラマー等、各メンバーのソロ活動も平行しながら、27年目も精力的な活動を展開するPENICILLINから目が離せない。

 

PENICILLIN Web

https://www.penicillin.jp









2019年02月26日 (火)

【ライヴレポート】<-緊急招集-誤算史上最大規模 無料ワンマンat新宿BLAZE>2019年2月25日(月)新宿BLAZE◆「やべぇな新宿!パンパンです!」

REPORT - 20:05:48

緊急!救世主求む!~生きてる限り、随時募集中~

 

でかい会場を舞台に快進撃を続ける0.1gの誤算。本日はここ、新宿BLAZEにて『緊急招集』と銘打たれたワンマンライヴが行われた。

無料ワンマンとしては誤算史上最大規模の会場。

そこで見た彼等の雄姿をレポートする。

 

ネットの普及によって、学生時代に読み漁った音楽誌が廃刊し、通い詰めたCDショップ、地方のライヴハウスが閉店するなど、直接肌で感じられるツールや場所がどんどんなくなっている今の音楽シーン。

平成元年生まれの筆者だが、そんな現代社会が正直大嫌いだ。でも逆に言えば、ネット回線が繋がってさえいれば、クリックひとつでわりと何でも出来てしまう、そんな時代だからこそ、この瞬間を大切にしたいと思えるのかもしれない。

 

開演時刻の1730分ぴったりにSEが鳴り響き、メンバーが一人ずつステージに登場。

演奏序盤から、幅広い楽曲センスを感じさせるノリの良いナンバーを畳み掛ける。

場に設置されたKIDSゾーンに訪れたちびっこパワー全開の純粋な子供たちをはじめ、身体は大きくても心だけは素直なままでいたいと願う大人、好きなものはどこまでも真っ直ぐ追い掛けるアイドルオタクの男性、ライヴハウスは暴れてなんぼと思っているロックな女性”…と、色んな奴等を招集。

また、その中には誤算のライヴを初めて観る奴も多く居た。

その日初めて自分達のライヴに訪れた人に手を挙げさせて確認するというのは、他のバンドのライヴでもよく見る光景だが、今日は想像していたよりも遥かに沢山の手がフロア後方で挙げられていたことも記しておきたい。

 

やべぇな新宿!パンパンです!と、息を切らしながら、会場を見事に埋め尽くした喜びを伝えたVo.緑川裕宇。

初めて観る奴等に向けて、最後の曲が終わる頃には、愛して止まない!そんな気持ちにさせてやるから宜しくどうぞ!という言葉を続け、「溺愛ヤンデレボーイ」から演奏を再開。普通のノリ・普通の愛じゃ足りないという気持ちを炸裂させた。

また、ライヴは日々の嫌な事を全て吐き出せる場所だということを力強く宣言し、「【L1126【悲劇】」を披露。

その後も、激しいモッシュが繰り広げられる「月詠センチメンタル」で会場を盛り上げるなど、ライヴ中盤では、音楽・バンドと必死に向き合う彼等の強い信念みたいなものを感じた。

 

そして、いよいよお待ちかねのナンバー!間違いなく、ここに居る全員が知ってる曲という前置きから始まったのは「有害メンヘラドール」。

それまでフロア前方の勢いに負けていた初めて観る奴も頭を振り乱し、豪快に暴れ出す。

また、バンド結成当初から応援し続けているファンならではの少々面倒臭い問題…“バンドの進化に戸惑いを感じてしまうという古株ファンのセンシティブな気持ちあるあるについて言及しつつ、「2008高田馬場AREA」を投下。

ジャンルに拘らず自由な発想力を伸ばしていきたいという表現者(バンド側)の正直な思いをこの曲と共にぶつけた。

そして、誤算の代表曲「必殺!からくり七変化!」では、ヘドバンから前後左右にモッシュ、サークルモッシュ、スクワットと、存分に暴れられるスペシャルバージョンが用意されており、会場のボルテージはMAX

そんな熱気籠る空間で「君色トワイライト」を軽やかに演奏。

ありがとうございました。楽しかった?という問い掛けに応えるかの様に、沢山の笑顔が広がった。

 

このままライヴが終わるかと思われたが

 

ここで終われるわけねぇだろうが!ライヴでしか出来ないこと見せてやる!と、「VITAL」、「21gの感傷」、「男闘魂戦争卍燃えよ誤算光殺砲卍」の3曲が急遽追加で演奏された。

最後の最後まで全力で駆け抜けた90分だった。

 

初めて観る奴等へ向けたメッセージが、MCの所々で挟まれた今日のライヴ。

最後は、今日が会うの最後なんて、死んだ後なんて嫌だからね。また生きてるうちに会おうぜ。ここに居る奴等と、また魂をぶつけ合うライヴをしたい!という言葉が贈られた。

 

全ての演奏が終了した後、会場のスクリーンには“53日 日本青年館の文字が映し出され、会場からは大きな歓声が沸き起こった。

53=誤算の日ということで、現在進行形で増え続けているファンと共に、今日を越える白熱したライヴが観られるであろうことを期待せずにはいられない。

 

今まさに目の前に広がっている、熱き魂がぶつかり合った後の清々しい光景。

これを創る為に全力を注いでいる0.1gの誤算というバンドは、現代の音楽シーンとの薄っぺらい付き合い方を変えてくれるであろう頼もしい救世主の一つ。

そして、ライヴを一緒に創り上げているファンの皆もそう。今は、一人でも多くの救世主が必要なのだ。

 

平成から新元号へと引き継がれる0.1gの誤算というバンドの魅力 316日には、Zepp Diver Cityにて3周年ワンマンを行うことも大決定している。

 

この記事を読んで少しでも興味を持ってくれた人、ニコニコ生放送の独占生中継で今日のライヴを観て、会場に来られなかったことを悔やんでいる人達へ。

 

思い立ったら即行動!まだ全然遅くない。0.1gの誤算と共に創る景色は、これからもっと凄いものになるはずだから。

 

文:藤代 冬馬

写真:堅田ひとみ

 

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SET LIST

01. オオカミ男と月兎

02. K0626【渇望】

03. 敵刺す、テキサス

04. アストライアの入滅

05. 溺愛ヤンデレボーイ

06. L1126【悲劇】

07. しいたけ人生論

08. 月詠センチメンタル

09. 有害メンヘラドール

10. 2008高田馬場AREA

11. 混沌的極悪暴曲ヴィジュアロックパロディウス

12. 必殺!からくり七変化!

13. 君色トワイライト

14. VITAL

15. 21gの感傷

16. 男闘魂戦争卍燃えよ誤算光殺砲卍

 

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最新情報

 

2019423

ニューシングル「獣猛者戦争卍轟け!超誤算狩猟卍」3タイプ同時発売決定!!

 

2019316日(土)

3rd Anniversary ONEMAN【俺達を倒せるのはただひとつ、俺達だけだ】

Zepp DiverCity公演開催決定!!

 

201953日(金)

毎年恒例!「誤算の日」日本青年館公演決定!

詳細、その他の情報は、0.1gの誤算 OFFICIAL WEB SITE をご覧ください。

 

https://gosan.g1-corp.com/










2019年02月19日 (火)

【ライヴレポート】「愛!台湾!」シド、5年ぶりの台湾公演成功!中国語でのサプライズにファン感動!

REPORT - 12:07:04

結成15周年のアニバーサリーイヤーを邁進中のシドが、アジアツアーSID 15th Anniversary ASIA TOUR THE PLACE WHERE WE LOVE MOST 2019”』をスタートさせた。

アジア4都市を巡る今回のツアーだが、初日公演を215日(金)、台湾・Legacy Taipeiにて行った。

 

熱狂的な現地ファンが、会場を埋め尽くす中ライブはスタート。

SEに合わせて1人ずつステージに登場したメンバー。会場には割れるような大歓声が巻き起こる。

1曲目に放ったのは、彼らのアニバーサリーイヤーを彩るにふさわしいナンバー、「ANNIVERSARY」。

ファンは「待ってました!」と言わんばかりに、会場のボルテージは一気に最高潮へ。

 

そして、Shinjiのギターリフと、躍動感のあるゆうやのドラムが印象的な「VOICE」へと続く。

日本だけでなく、台湾のファンにも向けた「一人残さず 連れていこう」というメッセージは、フロアを大合唱に導いた。

ヴォーカル・マオの「Dear…!Dear…!Dear…台湾!」のコールとともに「Dear Tokyo」を繰り出すと、フロアは拳を振り上げ、ジャンプや手拍子、熱いコーラスで応戦した。

MCでマオは、「アイ!タイワン!(台湾、愛してます!)」と、中国語で挨拶。

日本のアーティストが冒頭のMCで中国語の挨拶をすることはよく見る光景だが、シドが凄いのはここから。

その後も、マオは

 

「ダージャーハオ!ウォーメン、シド!ウォーシー、マオ!シャンウォーメンラマ?

ウォーメンイエシャンダージャーラ!(みなさんこんにちは!僕たちがシドです。僕がマオです。みんな会いたかった?

僕たちもみんなに会いたかったよ!)」

と、留まることない中国語でのMCを続けた。

 

続いて「アリバイ」では、マオの大きく振り撒いた投げキッスに会場からは悲鳴にも近い歓声が湧く。

間髪入れずに、楽器陣のアンサンブルが印象的な「KILL TIME」、TVアニメ『将国のアルタイル』オープニングテーマ「螺旋のユメ」で楽しませた。

結成15周年のアニバーサリーイヤーに入り、数多くのツアーを回ってきたシド。

さらなる結束力が生まれている彼らだが、その結束力はここ台湾でもパフォーマンスや演奏力にしっかりと表れている。

 

続くMCでは、「ホォンパァォヂァンラァィ(お年玉ちょうだい!)」とマオがちゃめっけたっぷりにねだってみせると、会場からは笑いが巻き起こった。その後マオはなんと、メンバー紹介も全て中国語で話しただけでなく、Shinji、明希、ゆうやの3人も自己紹介を中国語で伝えた。しっかりと聞きとれる彼らの中国語でのMCは、台湾のファンを大いに湧かせるとともに、容易に想像がつくその練習量に、シドの台湾への愛情の深さを感じることができる。

hug」では会場全体を温かく包み、15周年だけでなくその先もファンと共に一緒に歩んでいこうという、大きなメッセージの込められた「その未来へ」では、なんとマオは、サビを中国語に変えて歌い上げ、台湾への愛をダイレクトに伝えた。

 

そして、台湾にもシドの名を知らしめるキッカケになったであろう、代表曲の1つ「嘘」を披露。

LiSAへの楽曲提供で話題となった「ASH」、TVアニメ『マギ The labyrinth of magic』のオープニングテーマ「V.I.P」と続き、台湾ファンにも耳馴染みのある楽曲たちで盛り上げる。

「ダージャーシーファンシアティアンマ?!(みんな夏は好き?!)」というマオの中国語から始まったのは「夏恋」。

開放感のある「ラバーソール」では「オーイェー!」の大合唱が一体感を生み、「結婚しよう!」の掛け声から「プロポーズ」、そして「one way」を繰り出し、最高潮に熱いステージで本編を締めくくった。

 

台湾ファンの大きなシドコールに応えて、再び登場したメンバーがアンコール1発目に披露したのは、「モノクロのキス」。

そして骨太なロックチューン「reverb」、「エール」を熱演した。

MCでマオは、「台湾のみんなが、いつも頑張って日本語で手紙やメッセージをくれるから、今日は俺たちが頑張って中国語を覚えてきました。」と、温かい言葉で伝える。

「シドは15周年です。単独ライブだと台湾は3回目。15年もあったのに3回しか来ていないのは寂しいなって…。

これからは、もっともっと近くで活動したいと思っています!」と宣言。

台湾ファンを、“もっと身近に感じたい”という想いが伝わる。

「ダージャーシーフーマ?(幸せだった?)」と一人一人に向けて、呼びかけるマオ。それに応えるフロアは多幸感に溢れた。

「また会いましょう、聴いてください。」と、ラストナンバー「いちばん好きな場所」へ。

“距離も時も超えて会いに行こう”そのメッセージを体現するかのような、5年ぶりの台湾公演。

その会えなかった5年間を埋めるように、鳴り止まない拍手と歓声の中ステージを締めくくった。

 

シドは、310()に横浜アリーナ公演、『SID 15th Anniversary GRAND FINAL at 横浜アリーナ ~その未来へ~』を行い、15周年の集大成を見せる。当日、横浜アリーナの会場では、「その未来へ」の会場限定盤パッケージも販売されるとのこと。

「その未来へ」は、昨年リリースされた自身初のミニアルバム『いちばん好きな場所』の収録曲でありながら、今回の横浜アリーナ公演のタイトルにも冠されている、シドの15周年を象徴する大切な楽曲の1つ。

こちらも詳細を楽しみに待とう!結成15周年、アニバーサリーイヤーの集大成を駆け抜けるシドから今後も目が離せない。

 

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≪シドInformation

 

SID 15th Anniversary GRAND FINAL at 横浜アリーナ ~その未来へ~

310() 横浜アリーナ OPEN 17:00 / START 18:00

 

【チケット発売中】

ローソンチケット https://bit.ly/2FM6bFf 

イープラス  https://bit.ly/2FJGzJ2 

チケットぴあ https://bit.ly/2Hv7VEt 

セブンチケット https://bit.ly/2Hv7VEt 

LINEチケット https://bit.ly/2S5xos5 

【チケット料金】 全席指定 ¥7,500(税込) ※未就学児童入場不可

【問】 キョードー東京 0570-550-799

 

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SID 15th Anniversary ASIA TOUR THE PLACE WHERE WE LOVE MOST 2019

 220() 香港 / MacPherson Stadium, Mongkok, Kowloon  OPEN 1900 / START 2000

 222() 上海 / BANDAI NAMCO SHANGHAI BASE DREAM HALL, Shanghai  OPEN 1830 / START 1930

224() 北京Tango livehouse  OPEN 1830 / START 1930

 

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■リリース情報

『その未来へ -SID 15th Anniversary GRAND FINAL at 横浜アリーナ 会場限定盤

昨年リリースされた自身初のミニアルバム『いちばん好きな場所』から、収録曲「その未来へ」のシングルカットが決定!

2019310日に行われる横浜アリーナ公演での会場限定15周年豪華記念盤パッケージでリリース!

 

発売日:2019310()

※横浜アリーナ会場限定

※詳細は近日発表

 

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■『SIDぴあ』発売中

A4 / 136P / オールカラー

本体価格:2000円+税 

発売:全国の書店、ネット書店にて  

 BOOKぴあ http://piabook.com/shop/g/g9784835640020/  

 セブンネットショッピング https://7net.omni7.jp/detail/1106961690   

 Amazon https://amzn.to/2Swt99h  ほか

 

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シド オフィシャルサイト http://sid-web.info/

シド 15th Anniversary 特設サイト http://sid-web.info/15th/

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