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2019年10月24日 (木)

【ライヴレポート】「舵を取れ」。<Ricky(DASEIN) solo 10th Annivasary TOUR 2019「THE☆10-PARI☆CKY」〜天上天下 唯我独走〜>2019年10月20日(日)赤羽ReNY alpha◆ソロ10周年&生誕祭公演を通し「此処に居るよ」と未来へ向けた人生の道標も提示

REPORT - 11:10:02

シングル「O.1.O~Only One Ocean~」を手に9月よりスタートしたRickyの全国ツアー『Ricky solo 10th Annivasary TOUR 2019「THE☆10-PARI☆CKY」〜天上天下 唯我独走〜』も、自身の誕生日当日に当たる10月20日(日)の赤羽ReNY alpha公演を持ってファイナルを迎えた。

 

 この日のライブはLIVE DVD化されるように、これから書き記すライブの模様を通して少しでもRickyに興味を持ったなら、この日の模様をシューティングしたLIVE DVDの発売を心待ちにしていて欲しい。その前に、Rickyの出演するライブを観に行けって話だよな(笑)。では、そろそろ当日の様子をここへ記そうか。

 

さぁ10年という時代の流れを旅しようか、輝く光へ導かれるようにRickyが舞台へ姿を現した。流れだした「「現在」~此ノ場所~」に合わせ、彼は「すべてが始まるよ 此の場所から」と、ここから新たな始まりの一歩を踏み出す決意を訪れた人たちへ向けて歌いだした。 優しい歌声が、フロア中にいる人たちの想いをキュッと抱きしめてゆく。互いに心の手と手を取り合い、きつく結んで歩み続けよう。そう、今、此の場所から…。

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 その意思を示すように、Rickyは「舵を取れ」と最新シングル「O.1.O~Only One Ocean~」を雄々しく歌いだす。その声に呼応した観客たちが、広げたタオルを大きく振りRickyのもとへ想いを寄せてゆく。Rickyという大きな船は、ここから何処へ舵を取って進むのか。相棒は、Rickyと共に作りあげる熱狂だ。地平線の先にある未来へ向かい、共に雄々しく気持ちを掲げ突き進め!!

 

胸を騒がせるエレクトロなビートが流れだした。強烈な四つ打ちのリズムを武器にRickyは「人の振り見て我がREFLECTION」(メトロノームのリウ氏からの提供曲)を突きつけた。刺激的でスリリングなダンスビートの波に乗り、踊り騒げ。波打つ重厚なリズムが気持ちを熱く高ぶらせる。このままRickyの歌声に導かれ、興奮という海原へ躍進だ。

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観客たちとの熱いコール&レスポンスでフロアの空気をさらに上げたところで、Rickyはメロウなのに熱を孕んだ「我儘EMOTION」を艶かしく歌いだす。零れる想いを一つ一つ言葉へ乗せ、Rickyは優しく歌いかける。甘い衝動にも似た気持ちが胸の中で渦巻きだす。エモーショナルな歌声で、このままギュッと抱きしめてくれ。

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キラキラと音の光が空から降り注ぐ。その輝きを全身に浴びながら、Rickyは心を解き放つように「SING A SONG」を歌いだした。その歌声は、触れた人の気持ちも大空へと連れ出した。次第に躍動するビートへ飛び乗り、Rickyの歌声を相棒に、気持ちを開放しながら空まで駆け上がれ。そんな気持ちを抱かせる歌やステージングなのが嬉しいじゃない。終盤にはフロア中の人たちが手にした翼を広げ羽ばたいて(飛び跳ねて)いた。。

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サングラスを外し、ファンと瞳と交わすRicky。「今日は記録と記憶に残していきたいなと思います。今回は10周年ということで、これまでとこれからの歌をお届けします」

 

その言葉を受け歌唱したのが、Ricky自身が光をつかむきっかけになったバラードの「君がいたColors」。壮麗な景観を描く大陸的な楽曲だ。Rickyは暖かな声を魅力に優しく歌を紡いでゆく。なんてたおやかで愛に満ちた声だろう。おおらかなその歌は、母なる大河の流れにも似ていた。

 

 巨大な満月を背景に、アコギの温かな音色へ誘われるよう、Rickyは離れてしまった愛しい人を思い返すように「唯我独SONG」を歌いだす。とても美しい歌声と演奏だ。そう感じていたのも、彼自身の無垢な想いを乗せた歌声と心が共鳴しあったから。切なきロマンチストRickyらしい、哀しい思い出にそっと寄り添ってくれる歌なのが嬉しかった。歌に触れている間、過去の幸せを思い返し、心に涙していた人たちもいたのでは…。

 

これまでの穏やかさへ黒い衝動を塗りたくるように、舞台の空気が一変。黒く熱く滾る演奏を背に、奈落に堕ちた悲劇の王に変貌したRickyは、怒り覚える音を背景に「BLACK ANT」を朗々と歌いだす。心がきつく痛むから、愛しさがどす黒く膨らむからこそ、その衝動を轟音に乗せぶつけたい。荒ぐRickyの心が、荒れる歌声と演奏を通し胸に、身体へと突き刺さる…。

 

乱れ狂う感情。サイレンの音が鳴り響き、赤い光が点滅するここは「最下層ライブ会場」。奈落の地でRickyは、観客たちの突き上げる拳を貪るように「生命の声明」を雄々しく歌いだす。それまで隠していた黒い牙を剥き出し、毒々しい鮮血を身体中へ巡らせ、Rickyは観客たちへ歌声で噛みついた。その激しさに興奮を覚え、拳を振り上げる観客たち。そこはまるで、血に飢えた闘技場にも見えていた(いや、それは言い過ぎか)。

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「踊れー!!」、Rickyの声を合図に流れた「ヨウコソサヨウナラ」を武器に、フロアは一気に熱を孕んだタンスホールへと変貌。「騒ぎたいんだろう、だったらもっともっと理性を消し去っちまいな」とでも言うように、Rickyは狂おしきダンスロックナンバーに乗せ観客たちを挑発し続けていった。

 

「さぁ、もっと気持ち良くさせてやろうかな」。会場に生まれた勢いを増幅させるように、RickyはスリリングでハードボイルドなEDMナンバー「Hi-Techno-Boy」をぶち噛ました。Rickyやダンサーたちへ導かれるまま、会場中の人たちが両手を頭上高く掲げ、心を開放するように飛び跳ねる。揺らせ、揺らせ、興奮というハイジャンプで、この会場を揺らしまくれ!!

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 「暴れようぜ!!」、Rickyの動きに合わせ一緒に踊りはしゃぐ観客たち。Rickyも、恍惚へと導くメロディックでテクノなダンスロックチューン「UP←SIDE→DOWN↓」を武器に観客たちを挑発してゆく。モッシュも飛び出せば、「UP←SIDE→DOWN↓の掛け声に合わせ観客たちがしゃがみ飛び跳ねる場面も。もっともっと心を開放し、無邪気にはしゃぎまくれ。そう、ここは心の自由を享受しあう解放区なのだから。

 

重厚なのにカラフルなEDMナンバー「曖昧モラトリアム」の登場だ。スケール大きなダンスビートの上で雄々しく響くRickyの歌声。サビでは、会場中の人たちが踊り、跳ね続けていた。さぁ、このままイキきってしまえ!!

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「今日は生きていることをお互いに分かち合って、最高の時間を作りましょう」。本編最後を彩ったのが、自身の存在理由を証明するように歌った「I’m Alive」。それまでの熱狂を、Rickyは希望携えた歌声でギュッと抱きしめてゆく。 「僕は生きるよ」と歌う声に覚えた、彼の深い愛情。そこへ愛する人がいるから、守りたい人たちがいるからRickyは歌い続けてゆく。一人一人の心と繋がり続けたくて、これからも生きてゆく。その想いを分かちあうように響いた「僕は生きるよ ただ生きてるよ」の合唱。この瞬間を味わうたびに感じる、互いの絆を大切に育み続けたい想い。そんな、心を熱く震わせるエンディングに嬉しく瞼が濡れていた。

 

最初のアンコールは、「キミリテラシー」からスタート。エレクトロな歌系楽曲を通し、ふたたびフロアの熱をゆっくりとRickyは上げだした。観客たちも手を揺らし、彼の歌に想いを返してゆく。

 

エスノサイコティックな音色が会場中を包み込む。Rickyは「SYNCHRO2CITY」を通し、異次元の扉を開き、観客たちをパラレルな世界へと導き出す。さぁ、Rickyと一緒にデジタルな世界で踊り騒げ。Rickyの動きに合わせ、一緒に振り真似しながら理性の鍵を外してはしゃぎ続けようか。誰もがサイリウムを手に、Rickyの動きとシンクロしながらパーティに興じていた。

 

超強烈なハイパーダンス/エレクトロビートが洪水のように舞台上からあふれだす。「HURRY UP!!!」の、そして「洗脳ビリーヴァー」の洗礼を浴びた観客たちが、恍惚導く歌と演奏に合わせ、心の衝動を止めることなく踊り騒ぎ続ける。ここは熱狂を交わしあうロックなダンスフロアだと言うように。

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 2回目のアンコールは、Rickyのトークからスタート。「10周年です。ここで一区切りですけど、まだまだ未来は続きます。来年にはアルバムをリリースします。1月29日に「R☆LITERACY」と、アルバムを手にした東名阪ツアーを行います」と、これからの情報を告知。そのうえで、ライブへ…。

 

「新曲の」…と言ったRickyの発言を遮るように、Rickyのためのバースデーイベントがスタート。観客たちの歌う「HAPPY BIRTHDAY」に乗せて…のはずが、何時しか自分で歌っていたところはRickyらしさ。ケーキの蝋燭を吹き消したところで、ここからは新曲「闇の世界~Light to Light~」を初披露。この曲はTHE MICRO HEAD 4N’Sのkazuya氏が提供。たとえ暗闇に包まれようと、自分の歌や存在が誰かの光になれるように。Ricky自身の想いを投影したスケールあふれるこの楽曲は、心を照らす新しいRickyの歌の道標として、これから光輝いていくだろう。

 

荘厳で雄大なエレクトロワールドが広がりだす。力強く、凛々しく攻めるように、Rickyは「R☆MY WORLD」を熱唱。雄々しきその歌声と躍動するビートに触れながら、気持ちを熱く高ぶらす歌へ触発されるように、誰もが心を熱く疼かせ、手にしたサイリウムを振りながら全力で跳ね続けていた。

 

最後にRickyは、自分が「此処にいること」を改めて道標として記すように「My name is・・・」をたくさんの愛情を込めて歌いあげた。その歌を、声を、想いを、誰もが胸いっぱいに吸い込み、共に「此処に居るよ」と胸をノックし続けていた。

 

やまない声を受け、Rickyはみたびステージへ。ダンサーたちが傘を差すのに合わせ、Rickyはメロウでダンサブルな「雨のスパイラル」を歌いだした。その歌声が優しく胸に降り注ぐ、こんな温かい歌の雨ならいくらでも全身に浴びていたい。そして、温かな滴を口に含みながら味わい続けてたい。後半には、拳振りあげ熱狂する風景も誕生。上がり続ける熱。アガりゆく感情。そして…。

 

最後の最後にRickyは、ふたたび「O.1.O~Only One Ocean~」を熱唱。赤羽ReNY alphaに集まったクルー(仲間)たちをRickyはみずからの大きな船へとふたたび乗せ、次なる大海の先にある島(夢)へ向け、共に舵を取って進みだした。Rickyが舵を切った先にどんな景色が広がってゆくのか。その景色を描くためにはたくさんのクルーが必要だ。そのクルー次第で舵を切った先の景色は変わる。この船は、何度だって停泊しては仲間たちを招き入れてゆく。次はあなたも、Rickyという揺るがない大きな船へ乗り込まないか。

 

 今回のツアーでRickyのソロ活動に一区切りが着く…ことはない。これからRickyはアルバム制作へ突入。2020年1月29日にアルバム「R☆LITERACY」を発売。その後、東名阪ツアーも決定している。これからのRickyの動きもしっかりチェックしてくれ。

 

 

PHOTO: 折田琢矢  

TEXT:長澤智典

 

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Ricky Web

http://hyperneosoloist.com/ricky/

Ricky twitter

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Ricky BLOG

https://ameblo.jp/ricky-soloist/

Ricky YouTubeチャンネル

https://www.youtube.com/user/HyperNeoSoloist

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★MV★

「0.1.0~Only One Ocean~」

https://www.youtube.com/watch?v=uJFF8yktjmc&feature=youtu.be

 

 

―セットリスト―

「「現在」~此ノ場所~」

「O.1.O~Only One Ocean~」

「人の振り見て我がREFLECTION」

「我儘EMOTION」

「SING A SONG」

「君がいたColors」

「唯我独SONG」

「BLACK ANT」

「生命の声明」

「ヨウコソサヨウナラ」

「Hi-Techno-Boy」

「UP←SIDE→DOWN↓」

「曖昧モラトリアム」

「I’m Alive」

-ENCORE-

「キミリテラシー」

「SYNCHRO2CITY」

「HURRY UP!!!」

「洗脳ビリーヴァー」

-ENCORE 2-

「闇の世界~Light to Light~」

「R☆MY WORLD」

「My name is・・・」

-ENCORE 3-                                        

「雨のスパイラル」

「O.1.O~Only One Ocean~」

 

 









2019年10月17日 (木)

【ライヴレポート】<PENICILLIN 千聖 BIRTHDAY LIVE 「ROCK×ROCK〜strawberry〜」>2019年10月5日(土)6日(日)恵比寿LIQUIDROOM◆自分の心を裸にどころか肉や骨まで剥き出しに暴れてこそROCK!!!、PENICILLIN、千聖のバースデーライブは異常なまでにヤバかった!!!

REPORT - 11:11:03

10月5日(土)と6日(日)の2日間に渡り、PENICILLINが恵比寿LIQUIDROOMでライブを行った。タイトルへ「千聖 BIRTHDAY LIVE 「ROCK×ROCK〜strawberry〜」と名付けたように、今回は、10月4日に誕生日を迎えたギター千聖の誕生日を祝した内容。

先に伝えておくと、サブタイトルの〜strawberry〜は、今回のBIRTHDAY LIVEが通算15(いちご)回目になることから。

そのギャグセンスも千聖らしさだ。

ライブ取材は、2日目となる10月6日に実施。

その日の模様をここに再現したい。

 

 

 ライブは、「HAPPY BIRTHDAY」のギター演奏曲をSEにスタート。

この日は、千聖が先頭で舞台へ登場。次々とメンバーを迎え入れたあとに披露したのが、「天使よ目覚めて」。

千聖の誕生日が10月4日、つまり”てんし”の日。

そこからこの楽曲を最初に奏でたというわけだ。

「天使よ目覚めて」は、触れた人たちの心へ瞬時に翼を授けてゆく。

高ぶる感情をダイレクトに投影した千聖のギターの音色も、今夜は一段と冴えている。

間奏のギターソロ時に、フロア中から千聖へ向け広げられた無数の手の翼たち。

その手を羽ばたかせるたび、気持ちがどんどん解き放たれてゆく。

ここは、自分の心へ素直に向きあえる魂の解放区。

誰もが無邪気な天使となり、この空間で3人と戯れていた。

 

 

音を靡かせながら演奏は「Rosetta」へ。

挑発してゆくようなとても攻撃的な楽曲だ。

猛々しくリフを切り刻む千聖、その上でHAKUEIが想いを告げるように歌声を重ねだす。

気持ちの内側を痛く突き刺す楽曲と言えば良いだろうか、嘆くように、想いを乞うように歌うHAKUEI。

彼の歌声とは対照的に、ヒリヒリとしたリフを次々と突きつけ観客たちの気持ちを煽り続ける千聖。

この絶妙なバランスがたまらない!!!

 

 

ROCKな魂を掲げた今宵の彼らは、決して手を緩めることはない。

攻撃的なリフを叩きつける千聖の演奏が身体を刺してゆく。

疾走するO-JIROのビートに乗せHAKUEIが歌ったのが「JUMP#1」。心が弾けだす。

触れた人たちの感情へ高ぶる嬉しい衝撃を与えてゆく楽曲だ。

ロックンロールの衝動に身を任せ、沸き立つ気持ちのままはしゃぎ続けろ。

ギラギラとした演奏の上で挑発するように歌うHAKUEIの姿も強烈なインパクトを持ってせまってきた。

千聖のギターが重い唸りを上げると同時に、楽曲は観客たちを奈落へ突き落とすように「Perfect Flame」へ。

激しく重いギターフリが身体へ突き刺さるたびに感情が荒々しく触発される。

もっともっと狂っちまいなと観客たちを煽り続ける千聖。「壊せ」と叫ぶHAKUEI。

スリリングなのに気持ちを笑顔で高ぶらせる、挑発的なこの感覚がとても刺激的だ!!!

 

 

ザクザクとしたリフを刻む千聖の演奏に乗せ飛び出したのが、「marionnette」。

HAKUEIの歌声と千聖のギターリフがシンクロしながらスリリングな空気と衝動をフロア中へ振りまいてゆく。

今宵は「ROCK」というテーマを軸に据えたせいか、何時も以上に挑発的なギター演奏が多いように、HAKUEIと千聖の心地好いバトルがどの楽曲にも生まれていた。

その演奏をタイトなビートで支えるO-JIRO。

この対比が生み出す胸をヒリヒリと揺さぶる演奏が、ワクワクとした気持ちを絶やすことなく沸き立たせていた。

 

 

激しい音の雪崩を巻き起こすように、演奏は「ボニー&クライド」へ。

ワイルドでバイオレンス、クールなのにギラギラとした熱を演奏に覚えるのも、3人がハードボイルドな音の中で熱を交わし合ってゆくからだ。

荒れ狂う激しい演奏をぶつけられるたび、沸きだすエナジーに身が焦がれそうになる。

何時しか僕らはボニーとクライドの関係になり、スリリングなドラマへ思いきり夢中になっていた。

歪んだ音を突きつけ攻める千聖、その上でHAKUEIはなまめかしい歌声を塗り重ねてゆく。

美しさとたおやかさを抱いた「one star」が身体を浸食しては、気持ちを熱く唸らせる。

美メロな歌系ロックンロールナンバーながら、嬉しいくらい気持ちが熱く震えるのも、何時も以上に挑戦的な姿勢を彼らが見せていたからなのは間違いない。

 

 

ヘヴィなギリーリフを切り刻むように千聖が投げたのが、ハードエッジなロックナンバー「Lucifer~光をもたらす者~」。

触れた人たちをどんどん黒い衝動の中へ引き込むような演奏だ。

対照的に、HAKUEIは光を求めるように妖しく、嘆くように歌いあげる。

闇の中に見据えた愛や光という希望。

何時だってPENICILLINは、闇に浪漫を覚えながらも、光に憧れながら心の翼を広げ続ける。

その想いへ共鳴したのなら両手を大きく広げ、その手をはためかせ翼に変えればいい。

 

 

千聖とO-JIROによるコミカルなトークコーナーへ。

千聖の赤い衣装について「還暦のときに着るべきだったかな」という緩いやり取りから会話はスタート。

「今日は15回目の誕生日、でも俺は永遠の18歳だから、4年後からは1からやり直す」とたわけたことも語っていた。

「そーだそーだ、カルピスソーダ」など得意の駄洒落も混じえながら、トークが軽妙に進んでいたこともお伝えしておこう。

 

 

 哀愁を呼び寄せるように奏でたのが、「SOL」。

千聖のアルペジオの旋律に乗せ想いを語るように歌うHAKUEI。

演奏が進むごと熱量がジワジワと増してゆく。

哀愁を抱いた楽曲という理由もあるのか、切々とした衝動に心はズッとつかまれていた。

それはまるで、ハートを片手でギュッと握られたような心情にも思えていた。

感情的なサビ歌に触れ、フロア中で揺れる無数の手の花。

聞かせる曲調でありながらも、その演奏に触発されたせいか、殻を壊したい衝動が心の中に渦巻いていた。

 

 

激しくも喧騒ドラマチックな「魔法ダイヤ」の登場だ。

浪漫な物語を描くように進む演奏。

フロア中の観客たちが心地好く身体を揺らし、情熱的な物語の中へヒロイン気分で浸ってゆく。

めくるめく夢の中へ、今は落ちて心蕩けていたい。

終盤には情熱的なアコースティックギターの演奏も登場。

そのまま千聖は、アコギを介し哀愁スパニッシュな音色を響かせなから「ネオグラマラス」の扉を開け放った。

情熱を音に変えた演奏がフロア中を駆けめぐる。

なんて妖しく情感的で、美しくも官能的な歌と演奏だろう。

そのまま魔性な物語に呑み込まれたい。

 

 

赤い情熱を真紅の熱情へと塗り重ねるように、PENICILLINは「CRASH」を演奏。ふたたび心に羽ばたく情熱の翼を授けた演奏に刺激を受け、フロア中で無数の翼がはためきだす。

大きく手を伸ばし、その想いをつかみたくもなる。

そんな嬉しい高揚をHAKUEIの官能的な歌声が、雄々しく羽ばたく演奏が与えてゆく。

この瞬間、誰しもの心が空を舞い上がっていた。

夜空を自由に飛び交うPENICILLINの演奏をつかもうと、心の焦点を彼らの姿に合わせていた。

 

 

熱狂を抱いたままライブは最後のブロックへ。

激しく荒々しく、音の爆弾を次々と投げ込むように飛び出したのが「快感∞フィクション」だ。

たたみかけるギターサウンドの挑発を受け、激しく頭を振り乱す観客たち。

艶かしく挑発的に身体を揺らし歌うHAKUEIへ向け突き上がる、無数の拳。この快感は無限大?!。

いや、共に熱情をぶつけあうことで、果てを知らぬように想いはどんどん限界の先を上げてゆく。

 

 

重厚なギター音が牙を剥いて襲いかかる。PENICILLINは、「Dead Coaster」を激情した感情と共に突きつけた。

どんどん熱狂の速度を上げ爆走する演奏。

その上で緩急巧みにメロウな表情も描くHAKUEIの歌声。

そのまま熱狂を引き連れ騒ぎ続けよう。フロア中を埋めつくした無数の拳や手の花たちが、それを証明していた。

もっともっとヒリヒリさせてくれ、熱く火照った魂を、火傷しようがこの両手でガシッと握らせて欲しい。

それくらい狂い咲きたい気分だ!!!

 

 

極まった心を優しく抱きしめ共に空へ舞い上がるように、PENICILLINは「Blue Impulse」を演奏。

心揺れるままに、嬉しく身体が震えるまま、誰もが蒼い衝動の中へその身を任せ、吸い込まれてゆくことへ快楽を覚えていた。

何時しか感情は此処ではない桃源郷へと引き寄せられ、彼らと楽園の中で楽しく戯れていた。

 

 

本編最後にPENICILLINが届けたのは、魂を荒ぶらせながらも快楽へと導く「NEW FUTURE」だ。

気持ちを激しく煽る演奏に触発された観客たちが、思いきり両手を揺らし、PENICILLINが示した未来へ繋がる道へ。

快楽へと導く熱狂のレールに飛び乗り、火のついたハートを熱く滾らせ喧騒の中へ嬉しく溺れていた。

そう、もっともっと「燃え上がれ!!!」。

そして「未来に火を付けろ!!!」。

 

 

 千聖へ向けた「ハッピーバースデー」の歌声を受け、千聖がステージへ。

「すごいエキサイティングなライブですね。

 

ひと言でいうと感無量、冠二郎ということで」

 

と素直な感想を、ギャグ混じりで述べた千聖。

 

 

アンコールは、千聖がMSTRと名乗り活動しているバンドCrack6の楽曲を、巧を相棒にアコースティックなスタイルで披露。

千聖と巧による2本のアコースティックギターの音色を重ね合わせ最初に披露したのが、「カナリア」。

ビートボックスのリズムに乗せ、千聖は哀切さを抱いた楽曲へさらに哀切な色を塗り重ねるように歌いあげる。

とても哀愁メロウな、心を濡らす泣きメロを持った楽曲を生身の音と歌声を通して伝えることで、より悲々とした心模様として胸に届いていた。

 

 

メランコリックで情熱的な旋律の掛け合いから演奏はスタート。

続く「CYBER ROSE」もCrack6ナンバー。

千聖は、沸き上がる熱情を会場中へはべらせた。

胸を焦がす歌と演奏に触発された観客たちは、2人へ熱い手拍子を返してゆく。

沸き上がる情熱を隠すことなく、互いに高ぶる想いのままに突きつける。スリリングで冴えた表情なのも、クールでスタイリッシュなCrack6らしさだ。

 

 

 お馴染みバースデーのセレモニーがスタート。

観客たちによる「HAPPY BIRTHDAY」の大合唱。

続いて大きなケーキの蝋燭を吹き消した後に,千聖はケーキと一緒に記念撮影。

 

 

ここからはふたたびPENICILLINとしてのライブへ。

アンコールの最後に届けたのが、お馴染みの「ロマンス」。

つねに愛を求め続ける求道者の千聖を祝う日に相応しい楽曲だ。

今宵は、エッジ鋭いアグレッシブなロックスタイルにバージョンアップ。

何時も以上に求愛した関係をメンバーたちが求めれば、観客たちも大きく両手を広げ、3人の熱愛を全力で受け止めては胸の内側へギュっと抱きしめていた。

サビで交わしあったサビ歌のやりとりなどとても至福な想いを抱きながら、ライブは一度幕を閉じていった。

 

 

アンコールを求める熱狂した声を受け、ふたたびメンバーがステージへ。

さらなる熱狂を求め、ダブルアンコールの最初にぶつけたのが「Desire」だ。

ヒリヒリとしたスリリングな演奏で観客たちの感情を剥きだした裸の姿へ変えるよう、PENICILLINは荒々しい演奏で観客たちを挑発してゆく。

挑発すればするほど、観客たちも気持ちをさらけだし、剥きだした熱情を舞台上へぶつけていく。

互いに本能のまま己をぶつけてゆけ。

そのバトルが生み出す先にこそ、熱狂や興奮、快楽という至福が広がっているのだから。

 

 

止まらない熱い衝動。沸き続ける魂掻き乱す熱情。

狂い咲いた気持ちをすべて燃え尽きさせる勢いを持って、PENICILLINは最後に豪圧なロックナンバー「FOR BEAUTIFUL MAD HUMAN LIFE」を突きつけた。

激しく猛る演奏に負けまいと暴れ狂う観客たち。

自分の心を裸にどころか、肉や骨まで剥き出しに暴れてこそROCK!!まさに今宵のテーマに相応しい、互いに暴れ倒すROCKなライブを描きながら、千聖バースデーライブの幕は閉じていった。

 

 

11月6日には最新アルバム『九龍頭 -KOWLOON HEAD-』を発売。

収録内容やCDジャケット、アーティスト写真、インストアイベントの詳細が発表になった。

さらに、同作品を手にしての全国ツアーが控えている。

次は、新作を手にし、さらにヤバさを増したPENICILLINに逢いに行こうじゃないか!!

 

 

TEXT:長澤智典

 

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★インフォメーション★

 

Mini Album「九龍頭 -KOWLOON HEAD-」

2019年11月6日(水)発売

発売元:Hysteria

販売元:Sony Music Solutions

 

[初回盤]

CD:全6曲+多頁ブックレット(20P)+ミュージックカード

品番:PHY-19001

価格:¥3,300(税込) / ¥3,000(税抜)

 

[通常盤]

CD:全7曲(6曲+ボーナストラック)

品番:PHY-19002

価格:¥2,750(税込) / ¥2,500(税抜)

 

[収録曲]

01九龍頭

02 SEX

03 The pain song of the beast

04 砂漠のバシリスク

05 Too young to die!

06 切り落とされた翼

ボーナストラック:人間失格(通常盤のみ)

 

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<インストア イベント>

11/ 6 (水) HMV渋谷BOOKS(サイン会)

11/ 8 (金) タワーレコード新宿店(トーク & サイン会)

11/15 (金) HMV 大宮アルシェ店(握手会)

11/24 (日) タワーレコード仙台店(トーク & 握手会:HAKUEI & 千聖)

11/30 (土) 福岡ミュージックプラザインドウ(トーク & サイン会)

12/ 6 (金) タワーレコード難波店(トーク&サイン会)

 

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PENICILLIN TOUR 2019 九龍頭 -KOWLOON HEAD-

■11月9日(土)新横浜NEW SIDE BEACH!!※ファンクラブ限定公演

OPEN 17:30 / START 18:00

 

■ 11月16日(土) HEAVEN’S ROCKさいたま新都心

OPEN 17:30 / START 18:00

[問]サイレンエンタープライズ 03-3447-8822

 

■ 11月17日(日) 柏PALOOZA

OPEN 17:30 / START 18:00

[問]サイレンエンタープライズ 03-3447-8822

 

■ 11月23日(土) 仙台HOOK

OPEN 17:30 / START 18:00

[問]キョードー東北 022-217-7788

 

■ 12月1日(日) INSA福岡

OPEN 17:30 / START 18:00

[問]GreeN Music 092-714-0230

 

■ 12月7日(土) 江坂MUSE

OPEN 17:30 / START 18:00

[問]YUMEBANCHI 06-6341-3525

 

■ 12月8日(日) 名古屋SPADE BOX

OPEN 17:30 / START 18:00

[問]ズームエンタープライズ 052-290-0909

 

TOUR FINAL

HAKUEI BIRTHDAY LIVE 「SUPER HEART CORE ’19」

■ 12月15日(日) TSUTAYA O-EAST

OPEN 17:15 / START 18:00

[問]サイレンエンタープライズ 03-3447-8822

 

料金

前売料金(税込) ¥7,000

当日料金(税込) ¥7,500

別途ドリンク代

※6歳以上チケット必要

 

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<セットリスト>

 

「天使よ目覚めて」

「Rosetta」

「JUMP#1」

「Perfect Flame」

「marionnette」

「ボニー&クライド」

「one star」

「Lucifer~光をもたらす者~」

「SOL」

「魔法ダイヤ」

「ネオグラマラス」

「CRASH」

「快感∞フィクション」

「Dead Coaster」

「Blue Impulse」

「NEW FUTURE」

-ENCORE-

「カナリア」(Acoustic)with山田巧

「CYBER ROSE」(Acoustic)with山田巧

バースデーセレモニー

「ロマンス」

-W ENCORE-

「Desire」

「FOR BEAUTIFUL MAD HUMAN LIFE」

 

 





2019年10月10日 (木)

【ライヴレポート】<黒ユナイト 2019 AUTUMN ONEMAN TOUR 「アンコーク」> 2019年10月5日(土)高田馬場AREA◆ドス黒い初期衝動が詰まった“初めて”の全国ツアー初日

REPORT - 17:00:55

本来であればこの場所にはユナイトが立っているはずだった。

8月に渋谷WWWXで行われた<2019 SUMMER ONEMAN TOUR「みんなのおと」>のファイナル公演で発表されたのはそのツアーのアンコール的な位置付けでもあった<2019 AUTUMN ONEMAN TOUR「アンコール」 >のキャンセルだった。

しかし、ピンチヒッターとして黒ユナイトがツアーをまわることが発表されると、そのどよめきはすぐさま歓声に変わった。

 

 

黒ユナイトは、爽やかでポップなイメージを持たれているユナイトとは真逆のハードな部分によりフォーカスし、往年のヴィジュアル系に倣ったダークな一面を引き出す期間限定の人気プロジェクトである。

それに伴いツアータイトルは「アンコール」から「アンコーク~暗黒の薔薇が咲き乱れし約束の丘で破滅と絶望の果てに千年の封印を経て解放されしあの日の『掟』が守られようとしたその時天空の彼方より顕れしデウス・エクス・マキナがパンドラの匣を開けた日。~」へと変更され、黒ユナイト初となるワンマンツアーとなった。

 

 

記念すべき彼らの初となるワンマンツアーの初日、つまり黒ユナイトとして初のワンマンライヴが105日に東京・高田馬場AREAで行われた。

チケットはソールドアウト、会場には後方まで人が詰めかけ、身動きが取れないほどだ。

定刻を少しすぎたあたりで会場は暗転し、お馴染みのSEfunky!!!」が流れたかと思いきやすぐさまノイズにかき消され、打って変わってシリアスでシアトリカルなSE「亡者の行進」をバックに菊の柄があしらわれた統一感のある出で立ちでメンバーが登場するとフロアからは大きな声があがった。

 ユナイト (3)

 

「やれんのか(高田馬場)AREA!」と結(Vo)が吼えると「MISERABLE」でライヴはスタート。

続く「ノゾキアナ?」はユナイト名義の楽曲だが、黒ユナイトのライヴでは黒ユナイトの楽曲以外にもユナイトが元々持つライヴを意識した激しい楽曲も併せて披露される。

それもあってかこの日会場に集まったU’s(ユナイトファンの総称)にはひと際気合いの入った人たちが多かったように思うのは気のせいか。

軽いMCを挟んで披露された「Ravish Monster」は少し早いハロウィンを思わせるダークパーティーチューンだ。

そして、ハロウィンと深い関係があるヴァルプルギスの夜と同じタイトルが付けられた「walpurgis」がセットリストの前後に並べられていたのは必然かただの偶然だろうか。

そんなことに想いを巡らせているとフロアはめまぐるしく展開する中でフロアがヘドバン合戦を巻き起こす「高級娼婦とカミキリムシ」でヘッドバンギングの海に包まれていた。

どうやら黒ユナイトのライヴにはブレーキは存在しないようだ。

 結 (1)

 

ユナイトの楽曲というと椎名未緒(Gt)とLiNGt)による軽やかで繊細なツインギターによるアンサンブルが特徴だが、黒ユナイトではそのイメージを覆すような楽曲も多い。

「モノクロオピニオン」や「Licks」ではラウドな音色でギターを刻み、ハク(Ba)と莎奈(Dr)とともにガッチリとユニゾンを決めるギター隊の二人は斬新であり黒ユナイトの面白味だろう。

MCが一番緊張するから本番直前に“MC コツで検索して調べた」と笑いを誘った未緒のMCも無事乗り切り、「暴れ足りない人、手挙げて!」と結が煽るとツービートで疾走するファストナンバー「釘」へと続き、再びフロアをヘドバン地獄へ叩き落とす。

さらに往年の90年代ヴィジュアル系を彷彿とさせるシャウトが飛び出す「姦詐 the 閻魔」、そのハードさの中にユナイトらしいツインギターによるソロが映えるアグレッシブなライヴナンバー「Eyes_Tea_Bitter_Brown」を立て続けに突きつけ、フロアはそのタイトルの通り(Eyes=目、Tea=茶、Bitter=苦、Brown=茶)、めちゃくちゃに乱れていく。

 椎名未緒 (1)

LIN (1) 

ハク (1)

莎奈 (1)

ライヴは終盤戦に差し掛かる。

乱れたフロアをさらなる混沌に巻き込んだのはイントロからブラストビートが炸裂し、極悪なブレイクダウンまで飛び出すデスコアさながらの「赧い蝶」だ。これまでもミクスチャーサウンドやファンクなど、様々な音楽性を多彩に表現する幅の広さが魅力の彼らだったが、ここまで振り切るとはおそるべしである。

こうして見ると、黒ユナイトは往年のヴィジュアル系のダークさ、激しさをモチーフにしたプロジェクトであると同時に、近年のヴィジュアル系における激しさの表現までも内包していることがわかるだろう。

結 (2)

椎名未緒 (2)

LIN (2)

ハク (2)

莎奈 (2) 

 

アッパーな曲を立て続けにお見舞いされすでに満腹。それでもデザートは別腹なのが人間というものだ。

ただ、思いを確かめ合ったキラーチューン「ice」もメインディッシュ同様のパンチ力を誇っているのは周知の事実で、さらにとどめと言わんばかりに爆走する黒ユナイト流メタルコアである「EARL GREY」でもまだその勢いはとどまることを知らない。

「黒ユナイトということで最後も思いっきり暴れて帰りたいと思うんだけど、最後の力、全部僕らにくれるかい?最高に狂った景色を見せてくれ!」と結がラストソングをコールするとステージのメンバーもフロアのU’sも残った力を振り絞るように「LEMON SQUASH」をプレイ。

しかし、無事に大団円を迎えたかと思ったのもつかの間、結が「久々の黒ユナイトだからもう少し付き合ってくれるかい?」とまさかのロスタイムを要求。

この日2回目となる「LEMON SQUASH」にフロアからは大きな歓声があがり、黒ユナイト初となるツアー初日は無事に幕を閉じた。

 ユナイト (4)

 

今年結成8周年を迎え、シーンの中でも中堅になろうとしているユナイトはその活動の中で様々な初めてを既に体験しているだろう。

そんな彼らが初めてを手さぐりで作り上げていく様は初期衝動に溢れていた。

ここから1ヶ月間、彼らは全国を周り、11/4に渋谷ストリームホールに帰ってくる。

その間どんな初めてが彼らを待ち受け、彼らの音楽がU’sと作り上げる空間をどこまでめちゃくちゃにすることができるのか、今から楽しみでならない。

 

さぁ、黒ユナイト初めてのツアーが幕を開けた。

 

ユナイト (1) 

 ユナイト (2)

取材・文◎オザキケイト

写真◎西槇太一

 

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<黒ユナイト 2019 AUTUMN ONEMAN TOUR 「アンコーク」>

2019105日(土)@高田馬場AREA セットリスト

 

01. MISERABLE

02. ノゾキアナ?

03. Ravish Monster

04. Walpurgis

05. 高級娼婦とカミキリムシ

06. モノクロオピニオン

07. At traction S

08. Licks

09.

10. 嘘つきのプレイリスト

11. world wide wish

12. 姦詐 the 閻魔

13. Eyes_Tea_Bitter_Brown

14. 赧い蝶

15. ice

16. EARL GREY

17. LEMON SQUASH

18. LEMON SQUASH

 

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「赧い蝶」ミュージックビデオ https://www.youtube.com/watch?v=d8s_0zgExf8 

 

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<LIVE情報>

 

 

黒ユナイト2019 AUTUMN ONEMAN TOUR

「アンコーク」

 ~暗黒の薔薇が咲き乱れし約束の丘で破滅と絶望の果てに 

  千年の封印を経て解放されしあの日の『掟』が守られようとしたその時…

  天空の彼方より顕れしデウス・エクス・マキナがパンドラの匣を開けた日。~

 

1011() 名古屋ell.FITS ALL

1013() 広島SECOND CRUTCH

1016() 福岡DRUM SON

1020() ESAKA MUSE

1025() 仙台MACANA

1028() 札幌COLONY

114(月・祝) 渋谷ストリームホール

 

【チケット料金】前売¥4,300(税込・ドリンク代別)

 ※未就学児童入場不可 ※営利目的の転売禁止・転売チケットの入場不可

【チケット発売中】https://bit.ly/2o2CckU  

 

★【遅割キャッシュバック実施】★

黒ユナイトワンマンツアーにて、遅割キャッシュバックを実施致します。

開演後45分後のご入場で、2,000円をその場でキャッシュバック!

 

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<リリース情報>

黒ユナイト「黒ノ彷徨」JK写

 

★黒ユナイト 1st mini ALBUM 「黒ノ彷徨」

2019年102()発売 

2,500(税込) / DCUN-23

 

【収録曲】

01. 赧い蝶 / 02. EARL GREY / 03.  / 04. Ravish Monster / 05. Licks

06. 赧い蝶(off vo.) / 07. EARL GREY(off vo.) / 08. (off vo.)

09. Ravish Monster(off vo.) / 10 Licks(off vo.)

 

CD取り扱い店】

littleHEARTS.全店舗 / 自主盤倶楽部 / 音楽処 / fiveStars / マジカルスクエア / SKULL ROSE

通販サイト「ユナハンッッ!!」 http://www.official-store.jp/unite 

 

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♪インストアイベント

1010() fiveStars

1014(月・祝) マジカルスクエア

1017() SKULL ROSE福岡店

1019()  littleHEARTS.大阪店

1024()  littleHEARTS.仙台店

1027() 音楽処

 

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ユナイト オフィシャルサイト http://www.unite-jp.com/  

ユナイト オフィシャルTwitter @official_unite

ユナイト オフィシャルYouTubeチャンネル https://bit.ly/2mrqorO