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2019年12月08日 (日)

【ライヴレポート】<hide Birthday Party 2019>開催!川崎CLUB CITTA’にhideの仲間たちが集結&SOLD OUT!2020年5月にメモリアルイベント<hide The 23rd Memorial @ CLUB CITTA’ >の開催も発表!

REPORT - 22:42:59

  今年も、毎年恒例となっているhideのバースデーイベント「hide Birthday Party 2019」が、128日(日)に今年も川崎のCLUB CITTA’にて開催された。このイベントは、毎年hideの誕生日である1213日に合わせて開催されており、hideにゆかりのあるアーティストや、hideから影響を受けた新進気鋭のアーティストまで、ジャンルや世代の垣根を超えたおもちゃ箱をひっくり返したようなまさにhideらしいイベントとして開催され続けている。2000年より開始されたこのイベントも今年で20回目。今年は特にhideとゆかりの深いアーティストが大集結し、約1,500人のファンとともに、hideの誕生日を祝福した。

 

 今年一番の冷え込みが予測されていたこの日も、hideのコスプレに身を包む人、赤い髪のhide人形を大切そうに抱きかかえる人、思い思いにhideの話に花を咲かせる人、多くのファンが開場時間前からCLUB CITTA’の前に集まり、年に一度のお祭りを今か今かと心待ちにしている。hideが旅立ってから長い年月が経とうとも、この光景は変わらない。

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 10組のアーティストの出演が発表されており、今年もお昼から丸一日かけて行われるこのイベントは、heidi.からスタート。hideの所属事務所の後輩である彼らが先陣を切り「hide Birthday Party2019!みんなで盛り上がっていこうぜ!」 と1曲目の「一瞥」から激しくフロアを煽る。おなじみの「月光ショータイム」ではサビに合わせて拳を回し、歌謡曲的メロディに哀愁を感じさせる「泡沫」と、heidi.らしいメロディラインとロックサウンドの融合を披露する。続く「がらんどう」では転じてエキサイティングなロックナンバーという新しい側面も見せてくれる。「早いもので最後の曲です」とhideの楽曲「MISERY」をカヴァー。序盤からガッツリとファンの心を掴んでいった。

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 二番手のSPEED OF LIGHTSは、かつてhideに見出されたshameのヴォーカルCUTTを中心に結成された、全員が宇宙服を着た宇宙系エレクトロロックバンド。「悔い残さないようにお祝いしようぜ!」と「Fusen Asteroids」では心地よいエレクトロサウンドに合わせた横揺れを誘い、自身のバンド名を冠した「Speed of Lights」では上昇感を伴ったポップな楽曲がフロアを盛り上げる。二番手の登場にして、彼らの生み出す独特な世界観がこのイベントの多様性を強く感じさせてくれる。同時に、CUTT自身は大のhide好きを公言しており、「hideさんに感謝を込めてスペシャルメドレーを披露したいと思います。ただ、普通にメドレーをしても面白くないので」と、「異星人が遠い未来、遠い銀河でhideさんの楽曲を発見するのだけど、その異星人がドジでhideさんの楽曲を再生する時にオケと歌がゴッチャになっちゃったというメドレーをお届けしたいと思います!」と少々トリッキーな説明からhideの楽曲をマッシュアップしたノンストップメドレーを披露。「ピンク スパイダー」のオケに載った「ROCKET DIVE」や、「50% & 50%」のオケに載った「Hi – Ho」など、なんともマニアックでらしい展開に会場は笑顔に包まれる。PCのトラブルに見舞われながらも、それでも最後の曲として締めくくったニューアルバムの表題曲「Supernova」では、宇宙的な雄大で浮遊感のある世界を披露してくれた。

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 三番手での登場は、こちらもhideに見出され世に放たれたバンドdefspiral。ヘヴィなドラムのビートと空気を切り裂くハードなロックサウンドの「AURORA」が会場を黒く染め上げる。「PULSE」にてTAKAが吠えれば、MASATOのギターが叫び、RYOのベースが唸れば、MASAKIのドラムが踊る。ハードなサウンドの中にシンセサイザーの音色が織り交ぜられた大人なナンバーがフロアを掻き立てる。続いて、数多くのhideイベントに出演している彼らがカヴァーしたのはhideの「限界破裂」と「DICE」。初披露であった限界破裂と共に、忠実に原曲をカヴァーしつつも、シャープにエッジの立ったパフォーマンスには息を呑む。defspiralが代名詞と言えるダンサンブルなロックナンバー「IRIS」では再びフロアを渦に巻き、「GALAXY」ではドラマチックに美しいメロディが響き渡り、ワンマンライヴのような密度のステージを締めくくった。

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 続いて登場したのは、史上最大規模のファイナルツアーを行っているモンスターバンドKISS、ではなくそのトリビュートバンドのMAKIN’ LOVE。しかし、トリビュートとは言え侮ることなかれ。MAKIN’ LOVEは、KISSの形のみではなくSpiritsまでを継承するとして1995年より活動を続けている本格派バンド。KISSといえばhideが少年時代に衝撃を受け、ロックンロールの世界にのめり込んでいくきっかけとなったバンドである。KISSの載っている雑誌を買い漁り、ファンクラブにも入会したhideが毎日のように自宅の郵便受けの前で会報を待っていた逸話は、ファンの中では今でも語り継がれるほど。幕が上がればそこには格好だけではなく、所作も佇まいもKISS4人が。「Detroit Rock City」、「Deuce」など往年のヒットソングを披露し、ジーン・シモンズの火吹きや血を吐くパフォーマンスまで行う徹底ぶり。「hideちゃんが大好きだったKISS、みんなで楽しみましょう!」と「Shout It Out Loud」、「LOVE GUN」と荒々しいロックンロールナンバーを立て続けに披露し、ラストナンバーはKISSのライヴでもエンディングで演奏されることが多かった「Rock and Roll All Nite」。会場からシンガロングが生まれ、hideが愛したKISSを通して、全員が一つになった様子が印象的であった。

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 ステージ前方にせり出した特別ステージに現れたのは、hideの盟友DJ-INA。かつてはI.N.A.として、hideのバンド、ならびにhide with Spread Beaverのメンバーとしてまたhideの楽曲の共同プロデューサーとして、hideと共に歩んできたINAのステージでは、「CELEBRATION」、「ever free」、「MISERY」などhideの往年の楽曲をDJとしてプレイ。hideの生前の歌声とYAMAHAのボーカロイド技術を用い完成した「子 ギャル」ではアニソンDJ・リアルバーチャルYouTuberとして活躍する桃知みなみが飛び入り。幻のzilchヴァージョンの「DAMAGE」やhideが歌うX JAPANの楽曲「SCARS」が初お披露目されるなど、レアな楽曲も飛び出した。また、hideの誕生日の前日が誕生日であるINAの誕生日を祝うためにSPEED OF LIGHTSからCUTTdefspiralからTAKARYO、そしてhideの実弟でありマネジメント事務所の代表である松本裕士氏が少し早いサンタクロースの格好をして登場。hideだけではなく、INAの誕生日も盛大にお祝いするのも、このイベントの恒例となっている。

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 会場の熱がさらに増してきた後半戦トップバッターは、こちらもhideのバンド、hide with Spread Beaverのベースとして、hideをその重低音で下支えしてきたChirolyn率いるChirolyn & the Angels17年ぶりの再結成として登場。いきなり飛び出したのはChirolynによるhideの楽曲「子 ギャル」。この曲は、hideが旅立ってしまった後のツアーにて、Chirolynがヴォーカルを務めたことのある曲としても知られている。「HALENTI」、「I need your love」と、ドライブ感満載のビートに骨太なサウンドとハスキーなヴォーカルが合わさり、ソリッドなバンドサウンドとしてストレートに畳み掛ける。サポートベーシストとしてステージに立つことが多いが、自身の豪胆な音楽をギターの井上慎二郎と新ドラマーの柴田花連がChirolyn同様に暴れまわり体現する。ラストは「みんなロックンロールは好きかい?好きかい?ロックンロールは好きですか!?」とChirolynの代表曲「君は変わっちまった」が超絶ロックンロールバージョンにて勢いよく放たれ、フロアに残響を残していった。

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 続いての登場は、X JAPANとして、そしてhidehide with Spread Beaverの助っ人怪人としても共にギターを響かせてきた、hideの相方であるPATAのバンドRa:IN。けたたましいほどの轟音が、圧倒的なパワーを持ってズシンと身体の底に響いてくる。「Happy」、「Summer of Love」と、様々に移ろいゆくインストゥルメンタル楽曲を荒々しく響かせる。ここまで出演してきたバンドの中でも、そのどれとも異なる個性のバンドの音に会場は静かに聴き入る。しかし、DIE(key.)がショルダーキーに持ち替えた「wish」をきっかけに、次第にその音に合わせて身体が揺れ動きはじめ、拳が挙がり始める。続く「within’ You」では、ここまで繰り広げられてきた無言の圧力の世界から開放されるかのように、まるで世界に光が挿し込むかのように、ゆっくりと張り詰めた空気が解けていく。michiaki(Ba.)が「Last Song」と一言囁いた「382」では、Ryu(Dr.)の迫りくるようなツーバスに端を発し、再び荒々しく轟音を掻き立てるメンバー。しかしその様子は序盤のそれとは異なり、今度は会場がその音に身を委ね大きくうねりを打つ。その無言の調教劇は圧巻の一言であった。

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 本編のトリを飾ったのは、こちらもhideに見出されデビューを果たしたZEPPET STORE94年にリリースしたアルバム「Swing, Slide, Sandpit」が偶然hideの目に留まり、hideは彼らをデビューさせるべくレーベルLEMONeDを設立。一度は解散をするも、2011年に起きた東日本大震災の震災チャリティーを目的として再結成した際には、hideの誕生日に合わせて8年ぶりのオリジナルアルバムを発表するなどhideには深い縁のあるバンドだ。「CROSS」、「NOTHING」では、木村世治(Vo. & Gt.)の暖かく甘美なヴォーカルが、トリプルギター編成の複雑なサウンドに絡み合い独特の浮遊感を生んでいく。「hide Birthday Party 2019 楽しんでいますか!?最後まで楽しんで行こうぜ」と「夜に這う」、「PARANOID」とパワフルに、そしてエモーショナルに自身の音楽性を余すことなく展開していく。ラストの「THE GAME」に至るまで、今年で結成30周年を迎えるバンドとしての完成されたグルーヴィなサウンドがステージを包んだ。

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 ここまで8組、hideにゆかりのあるアーティストがそれぞれ個性を発揮したステージを展開。決して一つのカテゴリーに収められるものではなく、これこそが、hideのイベントの最大の特徴ではないだろうか。

 

 そして最後は、毎年恒例の出演者全員による大セッション。自身のステージに加え、司会から小コーナーの担当までマルチに活躍したCUTTがステージに現れ、このお祭りに出演した全アーティストを順番に呼び込むと、なんとhide with Spread BeaverのメンバーでもあるKiyoshi(Gt.)JOE(Dr.)がサプライズで登場。最後の最後に飛び出したビッグサプライズにフロアの盛り上がりも最高潮に。「ROCKT DIVE」では会場内に銀テープが舞い、出演者がステージを所狭しと自由に、歌い、踊り、そして盛り上がる。続く「TELL ME」でもその勢いは加速していくばかり。hideが歌い、hideのバンドメンバーが演奏し、hideとゆかりのあるアーティストが寄り添い、hideを愛するファンたちが共に盛り上げ、そこには大輪の笑顔の花が咲く。あの頃と変わらない温かい空間がここにはあり、hideが紡いでくれた繋がりの不変さや、何よりその暖かさを毎年再確認させてくれる。この「hide Birthday Party」は今までも、これからもhideとみんなを結びつける場所であることだろう。

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  公演終了後には、20205月2日に「hide The 23rd Memorial @ CLUB CITTA’」が、本日と同じく川崎 CLUB CITTA’で開催されることも発表された。再びhideマネジメント事務所である株式会社ヘッドワックスオーガナイゼーション 代表取締役 松本裕士氏が壇上に現れ、「先程来年の告知もさせていただきましたが、ただ悲しいだけの日じゃなく、みんなで大きな声で歌えたらと思いっています。そのために色んな人が手を上挙げてくれています。」と予告。

 

来年はhideが旅立って22年を迎える。

 まだまだhideの音楽、存在が多くの人々の中で生き続ける。

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【本日のイベント】

 

タイトル:hide Birthday Party 2019

日程:2019.12.8 ()  OPEN 12:15 / START 13:00

会場:川崎 CLUB CITTA’

動員数:1,500名 THANK YOU SOLDOUT!

出演:(ABC順)

hide / Chirolyn & the Angels / defspiral / DJ-INA / DJ-桃知みなみ/ heidi./ MAKIN’LOVE KISSトリビュートバンド~ / Ra:IN / SPEED OF LIGHTS / ZEPPET STORE

 

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<hide The 23rd Memorial @ CLUB CITTA’ 開催決定!!>

 

hide The 23rd Memorial @ CLUB CITTA’

日程:2020.5.2 ()  会場:川崎 CLUB CITTA’

 

2020 52 hide が旅立って22

hide The 23rd Memorial @ CLUB CITTA’ 』の開催が決定。

詳細は随時、hideオフィシャルサイトでお知らせ致します。

 

春に会いましょう

 

hide オフィシャルサイトはこちら http://www.hide-city.com/

 

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hide OFFICIAL GOODS

 

hide オフィシャルカレンダー2020

2020年版は前回も大好評だった豪華16枚つづりのBIG壁掛けタイプ!

Xからソロ活動まで、hideの軌跡を辿った選りすぐりの写真16カットを、ビックサイズ(B2サイズ*51.5cm×72.8cm)でプリント。

<販売日時>201912月9日(金)13:00

 

『イエローハートキャリーケース』

hide オフィシャルグッズ【TRAVEL JETS】シリーズより第一弾アイテム『イエローハートキャリーケース』が登場!

外側のイエローハート柄と内側のhideロゴコラージュがインパクト大。さらにオリジナルのトラベル巾着袋(大小セット)&トラベルタグのおまけ付き!

<販売日時>201912月13日(金)13:00

hide オフィシャルグッズ通販サイトはこちら http://sisinc.shop12.makeshop.jp/

 

hide 完全オリジナルワイヤレスイヤホン発売中!】

hideのギターを代表するモデルYellow Heart(イエローハート)のデザインを取り入れた特別仕様。イヤホン本体のみならず充電ケース、パッケージまでもYellow Heart仕様で製作された「hide TRUE WIRELESS STEREO EARPHONES」はまさにファン垂涎のアイテム。

<発売日> 20191208日(日)

先行販売期間は終了

詳細はこちら https://store.universal-music.co.jp/product/uezz2266/

 

【コラボレーションドール TAEYANG / hide TELL ME」発売】

大好評のhide x TAEYANG(テヤン)コラボレーションドール 第5弾として『TAEYANG / hide TELL ME』の発売が決定!

<発売日>20191224日(火)

詳細はこちら https://www.jgroove.jp/hide-tellme

 

【新スタイルのhideオマージュ本 「#hide2020」発売】

2度目の東京オリンピックが開催される2020年。最初のオリンピックイヤーに生まれた hide をテーマにした新しいスタイルのオマージュ本の発売が決定!

様々なジャンルで活躍する20のアーティストやブランドが  2020年のhide」をテーマに、それぞれの個性を炸裂させ、今まで見たことのない新しい世界を創作。

<先行予約受付開始>

2020 110 (金)

<発売日>2020124日(金)

詳細はこちら https://transworldjapan.co.jp/hide2020/index.html

 

Q posket-hide-vol.6】【hide でっかいぬいぐるみ~2020ver.~】

1219日(木)よりX JAPAN のライヴ衣装を着た『Q posket-vol.6-』、4月中旬よりサイコベア”Tシャツ&グリーンコートを着たサイズ約30㎝の『ぬいぐるみ』がゲームセンターに順次登場!

最新商品情報はこちら https://bpnavi.jp/s/tc/hide-09

 

LINEスタンプ&着せかえ】

ピンクのチェック衣装を身にまとった動くhideが、日常会話を楽しく盛り上げてくれる使いやすいアニメーションスタンプ『animation ver.6』と、「hide Birthday Party 2019」キービジュアルでもある、革ジャンに身を包んだhideROCKなスタイルに合わせたブラックでクールなデザインのLINE着せかえが11/29()より配信スタート!

LINEスタンプ詳細はこちら https://line.me/S/sticker/9977615

LINE着せかえ詳細はこちら https://line.me/S/shop/theme/detail?id=c77abdd6-4c15-4615-84d4-7bfdd001d62d











2019年12月02日 (月)

【ライヴレポート】2019年11月5日(火)東京・渋谷O-EAST<MUCC BIRTHDAY CIRCUIT 2019 Grand Final「40」~YUKKE限定 LASTGIGS -孤独の40歳児、 今日だけは許して下さい-~>◆「みんなのおかげで、ゆけたん40歳になりました! お前ら、40代の地獄の列車に乗せてやるからよ!」

REPORT - 14:35:28

115()東京・渋谷O-EAST にて、MUCCのベーシストであるYUKKEの誕生日を記念したMUCC BIRTHDAY CIRCUIT 2019 Grand Final40」~YUKKE限定 LASTGIGS –孤独の40歳児、今日だけは許して下さい~』が開催された。

ミヤ(Gt)、SATOち(Dr)逹瑯(Vo)と続いた『BIRTHDAY CIRCUIT』企画のファイナルとなったこの日。

他のメンバー企画はそれぞれの縁深いバンドやミュージシャンをゲストに迎えて行われたが、今回はゲストなし。YUKKEプロデュースによるMUCCのライヴは、この日限りのスペシャルな演出や構成で会場を大いに湧かせ、YUKKEのバースデーをファンと共に祝った。

 

 

事前に「当公演はYUKKE限定ライヴです。皆様の思うYUKKEコスでお越しください」とアナウンスがあったこの日。

集まったファンは金髪のウィッグにそれぞれの思うYUKKE風の衣装を着用しており、フロアを金色が埋め尽くす会場はかなり異常な光景。さらに開演時間となり、SE「壊れたピアノ」に乗せて一人ずつ登場したメンバーも、金髪にイエローラインの衣装のYUKKEコス。

金髪のウィッグをかぶった逹瑯が登場すると、フロアから驚きや喜びの大きな歓声が上がる。

さらに、金髪に白ドレス姿の女性16人編成による“YUKKE合唱団”が登場。

1曲目、ミヤのギターで「サイコ」が始まると、逹瑯のボーカルに重なる澄んだ歌声のコーラスが楽曲を美しく新鮮に彩り、賑やかに華やかにYUKKE限定ライヴが始まる。

 

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逹瑯が<嫌い嫌い嫌い>とYUKKEを指差して始まった「大嫌い」は、合唱団がステージをのたうち回ったり、掴み合いのケンカを始めたりと、暗黒舞踏のようなダンスで魅せる。

ベースを弾くYUKKEの周りを合唱団が囲み、罵るシーンは思わず吹き出してしまった。

その様子をYUKKEコスの観客が笑顔で見守りながら、ヘドバンや合唱を合わせるというなかなか異様な光景が生まれた後は、ゆったりと静かに始まった「ポラリス」が会場の空気を変え、逹瑯の伸びやかなボーカルと合唱団の歌声が美しく壮大なハーモニーを聴かせて観客を魅了する。

YUKKE合唱団がステージを去ると「黒煙」でライヴが本格スタート。

続く「My  WORLD」では本日の主役であるYUKKEがぴょんぴょん跳ねながら笑顔を見せ、楽しそうにプレイする姿が印象的だった。

 

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YUKKEYUKKEによる、YUKKEのための誕生日パーティーにようこそ」と始まった逹瑯のMCでは、「この格好で真面目な曲を歌うのは違和感あるんですが、最後まで楽しんでって下さい」と挨拶。

YUKKEがリードして手拍子を煽った「999-21st Century World-」、この日会場で限定発売されたばかりの新曲「例えば僕が居なかったら」、YUKKEがベースをアップライトに持ち替えてムードたっぷりに聴かせた「月の夜」と、YUKKE作による楽曲が続いた中盤戦。

「『壊れたピアノ(とリビングデッド)』のもう一つの顔です」とYUKKEが曲紹介し、演奏されたのは『壊れたピアノとリビングデッド』のDEMOとしてリリースされた「テディベア」。

激しくダンサブルに感傷的にと、様々なアプローチで聴かせる意外性のある選曲が、MUCCの音楽的振り幅の広さを表すと同時に、この日限りのスペシャル感を演出しており、誕生日企画の面白さを改めて感じさせてくれる。

 

 

「この格好で歌い上げるのも慣れてきましたよ」と逹瑯が笑い、幻想的に始まったYUKKE作曲の「モノクロの景色」、YUKKEがセンターに立って手拍子を浴びながらベースをプレイした「CLASSIC」と続くと、ライヴはいよいよ終盤戦。

「さぁ、行こうか?」と始まった「アメリア」では激しくカオティックな演奏に逹瑯の咆哮が響き、「知ってんだぞ、俺もお前も本当はYUKKEじゃないことを。化けの皮をはがせ!」と始まった「カウントダウン」では観客の大合唱と巨大サークルが起きる。本編ラストはヘヴィなイントロから逹瑯のシャウトでスモークが上がり、フロアを熱狂させた「TONIGHT」でクライマックスを生んだ。

 

 

アンコールではYUKKEの呼び込みで一人ずつメンバーが登場し、YUKKEとの対話形式でMCが進む。YUKKEのお辞儀の真似をしてイジり倒すSATOち。

ヘアスタイルまで寄せたというYUKKEコスのこだわりを語ると、「逹瑯はYUKKEというより、写楽(メトロノーム)だよね?」と笑わせたミヤ。

「どんなにトーク引っ張っても、サプライズはここじゃねぇんだよ」とさらっとネタバレする逹瑯。

YUKKEがメンバーやファンに愛されてることがよく分かる、和気あいあいとしたトークに続き、「またこの曲をやる時が来るとはね」と逹瑯が笑い始まった曲は「テラス」。

69日にニコ生で配信された「MUCC 690分密着ニコ生! THE LIVE!~今年は小樽でムックの日!!~」の「SATOちドッキリ企画」で、SATOちに内緒で演奏したこの曲。

この日のSATOちは迷いや戸惑いもなく力強いビートを鳴らし、逹瑯の真っ直ぐな歌声が聴く者の心を射抜いた。

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ミヤ cb412747343e6e4bef87afd7d9cb16b3c_25581525_191130_0011

 SATOち cb412747343e6e4bef87afd7d9cb16b3c_25581525_191130_0025

吉田トオル cb412747343e6e4bef87afd7d9cb16b3c_25581525_191130_0029

ベースにスポットが当たり、YUKKEの先導で始まったのは「YOU&I」。

「みんなのおかげで、ゆけたん40歳になりました!お前ら、40代の地獄の列車に乗せてやるからよ!」と叫んだYUKKEは、堂々としたプレイでベースソロを魅せる。

続いて逹瑯が「今夜の主役が通るぞ!」と観客をどかせてフロア中央に花道を作ってYUKKEをステージから降ろすと、YUKKE合唱団がバースデーケーキを持ってサプライズ登場。

会場中の拍手と「おめでとう!」の声に嬉しそうな表情を浮かべたYUKKEは、スタッフに肩車されてケーキを掲げる。

すると肩車されたままベースが渡され、「MAD YACK」の演奏が始まる。

逹瑯が「40歳初日のライヴでぶっ殺してやろうぜ!」とニヤリ笑うと観客が一斉にYUKKEに群がり、YUKKEは揉みくちゃになりながらベースをプレイ。このいたずらな感じのサプライズが実にMUCCらしくて良い。

ラストは再びステージに戻ったYUKKEが、「地獄行きの列車に乗ってついて来いや! 全員殺るわ、行くぞ渋谷! 全員死刑!」と叫び、「蘭鋳」で完全燃焼。

この日の主役であるYUKKEは演奏後、一人ステージに残り、感謝の気持ちを込めて深々と挨拶した。

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MUCC BIRTHDAY CIRCUIT 201940」』を終えたMUCCは、127日(土)より上海と台北で『Lock on snipe Tour #9 Style Of ASIA Broken Piano And Imprisonment of livingdead 3days~』を開催。

そして1228日(土)には国立代々木競技場第一体育館にて、自身がホストを務める『MUCC Presents Trigger In The Box supported by MAVERICK DC GROUP』を開催する。

 

 

文◎フジジュン

写真◎西槇太一

 

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MUCC BIRTHDAY CIRCUIT 2019 Grand Final40

 ~YUKKE限定 LASTGIGS –孤独の40歳児、今日だけは許して下さい~』

115()東京・渋谷O-EAST  SET LIST

 

01 サイコ

02 大嫌い

03 ポラリス

04 黒煙 

05 My WORLD

06 999 -21st Century World-

07 例えば僕が居なかったら

08 月の夜

09 テディベア

10 メルト

11 モノクロの景色

12 CLASSIC

13 アメリア

14 カウントダウン

15 TONIGHT

En1 テラス

En2 You&I

En3 MAD YACK

En4 蘭鋳             

 

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MUCC INFORMATION

 

MUCCアジアツアー  MUCC 2019 Lock on snipe Tour #9

~Style Of ASIA Broken Piano And Imprisonment of livingdead 3days~

127日(土) 上海バンダイナムコDream Hall

128日(日) 上海バンダイナムコDream Hall

1215日(日) 台北Legacy

 

mito LIGHT HOUSE 30th anniversary SPECIAL 30days~「バトルオブアンバサダー」』

1218日(水)水戸ライトハウス

 

■ポルノ超特急2019

1222日(日) 京都パルスプラザ

 

MUCC Presents Trigger In The Box  supported by MAVERICK DC GROUP

1228日(土)国立代々木競技場第一体育館 http://www.jack-itb.com/  

 

rockin’on presents COUNTDOWN JAPAN 19/20

1229日(日)幕張メッセ国際展示場111ホール、イベントホール

 

MUCC 2020 Lock on snipe Tour #10『関東型壊れたピアノとリビングデッド収監11days

2020110日(金) 水戸ライトハウス

2020111日(土) 水戸ライトハウス

2020113日(月/祝) HEAVEN’S ROCK 熊谷 VJ-1

2020118日(土) HEAVEN’S ROCK 宇都宮 VJ-2 

2020119日(日) 高崎 club FLEEZ

2020125日(土) 甲府CONVICTION

2020126日(日) 新横浜 NEW SIDE BEACH!!

202021日(土) 柏 PALOOZA

202022日(日) 新宿BLAZE

202028日(土) 恵比寿LIQUIDROOM

202029日(日) 恵比寿LIQUIDROOM

 

■『壊れたピアノとリビングデッド』追加公演

2020216日(日) 松山W studio RED

2020223日(日)、24日(月/祝) 小樽GOLD STONE

 

■ヨーロッパツアー『MUCC 2020 Lock on snipe Tour #11

 ~Style of EUROPE Broken Piano And Imprisonment of livingdead 8days~』

202045日(日)モスクワ Pravda Club

202046日(月)ワルシャワ Club Proxima

202048日(水)ベルリン Lido

202049日(木)ベルリン Columbia Theater

2020411日(土)ボーフム ZECHE

2020412日(日)ケルン LUXOR

2020415日(水)パリ Maroquinerie

2020416日(木)ロンドン Acad. Islington

 

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<Official HP> http://www.55-69.com/ 

<Official Twitter> https://twitter.com/muccofficial 

<Official Instagram> https://www.instagram.com/mucc_official/ 

<Official Facebook> https://www.facebook.com/facemucc 

<Official Weibo> https://www.weibo.com/muccofficial 

 









2019年11月26日 (火)

【ライヴレポート】<SID TOUR 2019 -承認欲求- FINAL>2019年11月21日(木)東京国際フォーラム ホールA◆「本当に僕たちにとって、やってよかったツアーでした。」

NEWS - 22:07:18

 シドが11月21日、東京国際フォーラム ホールAにて、アルバム『承認欲求』を携えた全国ホールツアー「SID TOUR 2019 -承認欲求- FINAL」公演を開催。
そのステージで、新たなシドのライブを見せる場所として2020年5月9日(土)、10日(日)山梨・河口湖ステラシアターにて「SID LIVE 2020 -Star Forest-」を開催することを発表した。

 

  
一冊の本を読み終えたような、充実した読後感のあるライブだった。
──“あなたをあなたと認めてくれるものは何ですか?”“僕たちは誰ですか?”“あなたは誰ですか?”──
ステージ前面に貼られた大きなスクリーン幕。そこに問いかけのメッセージが打ち出された。
これは誰でもない“あなた”へのメッセージなんだと、その後に映し出された様々なSNSの見慣れたアイコンが、ステージと観客一人一人のリアルを繋ぐ。

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それまで期待に沸いていた場内が、水を打ったように静まり返った。静寂の中、スタートしたのは「承認欲求」。
演奏するメンバーはスクリーンの向こう側。一つ幕を隔てた距離感は、この「承認欲求」の歌のようにむき出しの“リアル”を覆ったサウンドと、映し出される歌詞と映像が相まって、まるでドラマかアニメのオープニングを見ているような感覚に陥った。
続く「see through」のイントロで幕が開き、ファンキーなグルーヴを奏でるメンバーが姿を見せた。
もともとアルバム『承認欲求』はコンセプトアルバムではなかったが、こうしてツアータイトルになり、新旧の楽曲の歌詞とオリジナルの詩という“言葉”をメッセージとして放つことで、コンセプチュアルなステージを作り上げた。「螺旋のユメ」や「MUSIC」といった人気のライブ曲も、このラインナップに入ると、よりメッセージ性が強まった気がする。
マオの柔らかで温かみのある歌が響いたのは「2月」「手」「淡い足跡」のミディアムナンバー3曲。
「手」ではShinjiが奏でるアイリッシュなサウンドが、その世界観へと引き込んだ。

 
中盤ではこの日のために作ったという新曲「delete」を披露。
明希のダウンピッキングによる重厚なビートが印象的な、スリリングなビートナンバーだ。
ゆうやもドラムセットから降り、アコースティックスタイルで聴かせた「ポジティブの魔法」では、左右に並びプレイするメンバーに歌いながら絡んでいくマオの姿に笑いが起こる。
音源ではしっとりとした印象のある曲なのに、たちまち愛らしい曲に変わった。
こういうライブならではの印象の変化も楽しい。
そして、ゆうやのタイトなリズムが焦燥感をかき立てる「Blood Vessel」を皮切りに、「プロポーズ」「park」とアッパーチューンを畳み掛ける。
激しいヘドバンで乱れた会場を見て、「今日もすごかったね。風の強い日のゴルフ場みたいだった」とマオ。
秀逸なコメントで和ませると、光溢れるミディアムナンバー「その未来へ」へ。
メンバー4人と観客との大合唱で、一つの大団円を迎えた。
ステージ前にゆっくりスクリーンが降り、本編ラストの「涙雨」。
雨の映像と共に歌詞がポツポツと降り落ちる。そこに流れるエモーショナルなサウンドと歌声。
なんともドラマティックなラストだった。圧倒的な余韻に身動きできなかったのだろうか。
大きな拍手が沸き上がったのは、演奏が終わってメンバーがステージを去り、一瞬の沈黙が流れた後のことだった。
 マオ 2019_11_21_01498

Shinji 2019_11_21_01628

明希 2019_11_21_00913

ゆうや 2019_11_21_03361

アンコールを受けてステージに戻ってきたメンバーは、ツアーTシャツに着替えてラフなスタイルで
「デアイ=キセキ」「循環」「ドラマ」「エール」と聴かせた。
そして迎えたエンディング。冒頭に出た問い掛けに対し、シドはちゃんと音楽で答えを出す。

シド 2019_11_21_01167
 
──“あなたにとって僕たちは、必要ですか?”“あなたが認めたあなたに認めてほしい”“それが僕たちの承認欲求”──

シド 2019_11_21_00087
心理学において、“承認欲求”からの脱却に必要なのは“自己肯定”だと言われる。
このメッセージの後、最後に鳴らしたのは「君色の朝」。
〈眠ってる力を信じたぶんだけ 僕たちはまた色を纏う〉。マオの伸びやかな歌声と、それに寄り添うたおやかなバンドアンサンブルで放たれたメッセージが、心の中に染み込んでいく。
日々、たくさんの言葉が流れていく中で、きっとシドの音楽は“信じられる”ものなのだろう。
ステージから放たれるメッセージをじっと見つめ、真摯に耳を傾ける観客の姿がとても印象に残っている。
彼らは明日、どんな色の朝を迎えるのだろうか。この曲を胸にワクワクしてほしい。
そんなふうに思えたのも、このステージでシドがかけた“ポジティブの魔法”のせいなのかもしれない。
 

最後にステージに残ったマオは、「何が起こってもやれるんだなと、じんわり心にしみたツアーでした。
本当に僕たちにとってやってよかったツアーでした」とツアーを振り返った。
そして、延期になっている2公演に向けて「あと2本、今までに見せたことのないような俺の“伸び”を見せるから、期待してて」と語っていた。
終演後、延期になっていた2公演と、2020年5月9日(土)、10日(日)に山梨・河口湖ステラシアターで開催される「SID LIVE 2020 -Star Forest-」が告知された。
マオの言う“伸び”がどんなものか気になるところだし、野外ステージで彼らがどんなパフォーマンスを見せるのか楽しみである。
それと共に、18年目に向けてスタートを切ったシドの新章に期待したい。
 
 

文◎大窪由香

写真◎西槇太一

 

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SID TOUR 2019 -承認欲求- FINAL
2019年11月21日(木) 東京国際フォーラム ホールA

 
SET LIST
01 承認欲求
02 see through
03 螺旋のユメ
04 MUSIC
05 2月
06 手
07 淡い足跡
08 罠
09 delete(新曲)
10 Trick
11 ポジティブの魔法
12 青
13 Blood Vessel
14 プロポーズ
15 park
16 その未来へ
17 涙雨
             
En01 デアイ=キセキ
En02 循環
En03 ドラマ
En04 エール
En05 君色の朝
 
 

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<ホールツアー情報>

■SID TOUR 2019 -承認欲求- 振替公演
2019年12月29日(日) 埼玉 / 大宮ソニックシティ  OPEN 17:00 / START 18:00
2020年1月5日(日) 宮城 / 東京エレクトロンホール宮城  OPEN 17:00 / START 18:00

 
【チケット一般発売日】 11月30日(土) 10:00~
<大宮ソニックシティ>
ローソンチケット  https://l-tike.com/sidtour2019/ 
チケットぴあ https://w.pia.jp/t/sidtour2019/  
イープラス https://eplus.jp/sidtour2019/ 
Yahoo!チケット http://r.y-tickets.jp/sidtour2019/ 
LINE TICKET  https://ticket.line.me/sp/sidtour2019/ 
キョードー東京 0570-550-799

<東京エレクトロンホール宮城>
ローソンチケット https://l-tike.com/sidtour2019/ 
チケットぴあ  https://w.pia.jp/t/sidtour2019/ 
イープラス  https://eplus.jp/sidtour2019/ 
 
【チケット料金】 全席指定 ¥7,500(税込) ※4才以上有料
 

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■ライブ情報
SID LIVE 2020 -Star Forest-
2020年5月9日(土)河口湖ステラシアター
2020年5月10日(日)河口湖ステラシアター
※詳細は後日発表 
 

■テレビ情報
CS放送 TBSチャンネル1
『シド「SID TOUR 2019 -承認欲求- FINAL」』
2020年1月26日(日)20:30~
番組サイト https://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/o2360/ 

 
■ニューアルバム『承認欲求』NOW ON SALE
【初回生産限定盤A(CD+DVD)】 KSCL-3180/1 ¥3,611+税
【初回生産限定盤B(CD+写真集)】 KSCL-3182/3 ¥3,611+税
【通常盤(CD)】 KSCL-3184 ¥2,870+税
 詳細はコチラ https://sid-web.info/music/217996  

 
■『承認欲求』Music Video(YouTube) 

 

 
■サブスクリプションサービス https://kmu.lnk.to/sid_digital 
 
 
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