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2019年12月26日 (木)

【ライヴレポート】<AKi LIVE 2019 「SCREAM」 #01>2019年12月18日(水)渋谷ストリームホール◆

REPORT - 18:06:52

AKiがライブツアー『AKi LIVE 2019 SCREAM #01』を開催。

1216日(月)に地元・厚木で行われたThunder Snake ATSUGI公演に続く、1218日(水)渋谷ストリームホール公演で2019年を締めくくった。

2019年は7月にシングル「Monolith」をリリース。同作を掲げた全国ツアーを行うなど、精力的な活動を見せたAKi

122日にはこのツアーをテーマに書いた新曲「SCREAM」もダウンロード配信限定リリースし、気合い十分で挑んだこの日。

AKiの魅力溢れる表情豊かな歌とベースプレイと強靭なバンドサウンドで、ファンを熱狂させた。

 

 

平日ながら、会場を埋め尽くす観客が集ったこの日。フロアに期待が満ち溢れる中、SEと観客の手拍子に迎えられてメンバーが登場。

AKiの登場にフロアから歓声が挙がり、始まった1曲目は「Missing」。

バンドやフロアの様子を確認するように、力強くも丁寧に始まった歌と演奏はだんだんと熱を帯びていき、YOUSAYGt)と会話するようにベースを鳴らした間奏パートでは、嬉しそうにニヤリと笑顔を浮かべる。

胸締め付ける感傷的な歌声を聴かせた「libido」、「飛べ飛べ飛べ!」と観客を煽り会場を揺らした「FAIRY DUST」と続き、重厚なベースサウンドに見える男らしさと歌や仕草に見える色気が同居する「LIVE TO DARE」、力強いコーラスワークに観客が声を重ねた「The Inside War」と、ライブチューンを立て続けに投下。

前半戦を一気に走り抜け、フロアに興奮と熱狂を生む。

 

「ようこそ、渋谷!!」と始まったMCでは熱かった厚木のライブを振り返り、「渋谷はそれを塗り替えて、最高にロックしましょう!」と観客を焚き付けたAKi

Be Free」のMOTOKATSUDr)の突き上げるビートで始まった中盤戦は、<HEADZ UP!>の声を会場中が合わせた「HEADZ UP」、切なく美しい歌声と力強い演奏で楽曲世界を構築した「ジウ」、幻想的な打ち込みサウンドからアグレッシブなバンドサウンドへと繋ぎ、間奏のYOUSAY&加藤貴之(Gt)のツインリードで魅せた「Ray」~「Fahrenheit」と、様々なアプローチから自身を表現し、観客の心を揺さぶる。

また、多角的な楽曲たちからは男気と色気、優しさと激しさ、やんちゃさと貫禄といった様々な表情も見え、AKiの人間的魅力がしっかり伝わってきた。

 

会場中から飛び交う歓声に嬉しそうな表情を浮かべると、「みんなに会いたくて、ライブを半ば強引的に決めちゃいました。

ここまでで、すでにやって良かったと思っています」と喜びを語ったAKi

「今日のライブがここにいる誰かの未来に繋がることを祈って」と、始まった曲は「Wait for You」。

ミディアムテンポの温かいサウンドに乗せて、<強さも弱さも 真っすぐに 奏でよう>と優しい歌声を聴かせたこの曲。

一人ひとりに語りかけるような歌と言葉、感情をなぞるような繊細で温かみある低音がダイレクトに胸に響く。

さらにアコギの音色にたっぷり気持ちを込めた歌声を重ね、祈るように願うように歌を届けた「pray」と続き、その歌声と繊細かつ壮大な演奏で観客を大いに魅了する。

 

 

「この後、盛り上がる曲しか無いけど大丈夫?」とAKiがいたずらな笑顔を見せ、「STORY」で勢いよく始まった後半戦。

「渋谷!突き抜けるぞ!!」と疾走感溢れる「Brave New World」で駆け抜けると、フロア中に拳と掛け声が挙がった「ミッドナイト/狂騒/DARLING:」で狂騒を生む。

強固なバンドサウンドが音の塊となってぶつかってきた「Monolith」は、ツアーを経てライブの要となる曲に成長。

歌声を合わせて熱狂する観客との相乗効果で、最高潮の盛り上がりを生んだ。

本編ラストは「このツアーのテーマで作りました」と披露した、新曲「SCREAM」。

タイトルとは裏腹にメロウで切なさを帯びたこの曲。

悲痛な歌声やメランコリックなギターが聴く者の心に影を落とし、余韻をたっぷり残して本編を終えた。

 

 

鳴り止まないアンコールにAKiが再びステージに登場すると、メンバーと目配せで合図をして「Day 1」が始まる。

どっしりと安定したプレイと伸びやかで艶のある歌声で魅せたこの曲に演奏後、会場中から拍手が起きる。

本編とは異なるリラックスした表情でトークしていたメンバーを交えてのMCを挟み、「久しぶりにやります」と始まった「Path of Light」、ミラーボールの光の下で壮大な演奏を聴かせた「Skyfall」と続き、アンコールラストは「思い切り暴れようぜ!」と「All Through The Night」で完全燃焼。

表情豊かな歌とプレイにAKiの魅力が存分に見えた内容や構成、強靭なサウンドにAKiバンドの最新型が見えた演奏やライブパフォーマンスと、2019年の集大成と呼ぶのに相応しい充実したライブだった。

 

またこの日、2020524日(日)、31日(日)に下北沢GARDENにて、AKi LIVE 2020 Craze Freaks」』が開催されることが発表された。

豪華ゲストアーティストを招いて行われるこのライブ、出演者は後日発表。

チケットの一般発売は2020229日(土)より。

 

文◎フジジュン
写真◎上原俊

 

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AKi LIVE 2019 SCREAM #01

20191218日(水) 渋谷ストリームホール SETLIST

 

01. Missing

02. libido

03. FAIRY DUST

04. LIVE TO DARE

05. The Inside War

06. Be Free

07. HEADZ UP

08. ジウ

09. Ray

10. Fahrenheit

11. Wait for You

12. pray

13. STORY

14. Brave New World

15. ミッドナイト/狂騒/DARLING:

16. Monolith

17. SCREAM

En-01. Day 1

En-02. Path of Light

En-03. Skyfall

En-04. All Through The Night

 

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AKi INFROMATION

 

AKi LIVE 2020Craze Freaks

 

 2020524日(日) 下北沢GARDEN  OPEN 1700 / START 1800

  <Guest Artist coming soon…  

  

 2020531日(日) 下北沢GARDEN  OPEN 1700 / START 1800

  <Guest Artist coming soon… 

  

【チケット料金】 スタンディング ¥6,000(税込・ドリンク代別) ※4歳以上有料

【チケット先行予約】ID-S BASIC優先予約

 受付期間 20191219日(木) 12001224日(火) 1600

  20191217日(火)時点でID-S BASIC会員の方が対象となります。

【一般発売日】 2020229日(土)

【問】 キョードー東京 0570-550-799

 

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■ニューシングル 「SCREAM NOW ON SALE

【ダウンロード配信限定】 品番 DCCA-1027

 <収録曲> 01. SCREAM

 

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AKi Official Site

http://www.dangercrue.com/AKi/ 



2019年12月25日 (水)

【ライヴレポート】<DEZERT「くるくるまわる-2019」>2019年12月23日(月)渋谷CLUB QUATTRO◆時は人を変える。時は状況を変える。時はバンドを変える。

REPORT - 14:03:38

時は人を変える。時は状況を変える。時はバンドを変える。

そう、DEZERTはこの1年で明らかなほどに変わった。もちろんのこと、すこぶる良い意味においてだ。 

 

「そりゃあね、1年も経てば変わるよ。歌だってそう。もっと上手くなりたい!ってずっと思ってきたし。

普通に前よりも善くなりたい、って考えるのは当然でしょ()  

 

2019年、彼らは全国ホールツアー[血液がない!]を終えてから本格的な音源制作へと突入し、つい先日には『TODAY』から約1年で新作『black hole』を発表してみせたわけだが、とある媒体にて筆者がこのアルバムについての取材をした際、フロントマン・千秋から出て来たのが前述の言葉となる。  

 

 

前作『TODAY』がカタルシス的なエモさとバンドとしての性(さが)を音として具現化し、ありのままに迸らせた作品であったとするならば…今作『black hole』は曲調こそ多岐にわたり様々ではあるものの、全編からバンドの放つグルーヴ感の濃厚さと、それに端を発する確かな説得力を打ち出した作品であるという印象が強く、わずか1年でメンバー各人の音楽表現スキルが格段に躍進していることも、その秀逸な仕上がりぶりから如実に伝わってきた。  

 

というのも。

彼らは『black hole』を制作していく際、録った音を後からアレコレと補正するようなエディット作業を基本的に排していたというではないか。

この事実が昨今の音楽シーンにおける通例的なレコーディング方法の逆を行くものであることは間違いなく、もっと端的に言えばDEZERTが“お直し”をせずともあれだけのクオリティを誇るアルバムを作り上げたという事実は、今の彼らにそれ相当の力量が備わっていることをそのまま意味する。  

 

それだけに、このたび1223日に渋谷クアトロにて開催されたDEZERT・年末恒例企画〈くるくるまわる -2019-〉の場では、そんな彼らが持つライヴバンドとしての魅力が存分に披露されていくかたちとなったのは言うまでもない。  

 

なお、今宵のクアトロ場内は満員御礼状態で、開演前には場内スタッフから「皆さま、もう少し前へお詰めください。

入り口のドアが閉められないと開演出来ません!何卒、宜しくお願い致します!!」という切羽詰まったお願いが繰り出されるほどだったのだが、なんでも千秋のMCによると〈くるくるまわる〉がソールドアウトするのは、実のところこれが初めてのことだったのだとか。

 

ここに来て音楽性の幅が一気に拡大し、今夏には大規模ロックフェス・RIJFに参戦したこともあるのか、近ごろ古参のコアファンから「DEZERTはメジャー化してしまった」「DEZERTは昔と比べて丸くなった」といった類いの否定的意見がSNS上で一部あがるようになった事実もあるにはあれど、それでも今回の動員状況をかんがみれば、大局的に今現在のDEZERTが以前よりも音楽ファンからの支持を多く得るようになって来ているのはまごうことなき事実だ。

 

しかも、場内を見渡したところ半年前の今年6月に日本橋三井ホールにて行われたホールツアー[血液がない!]ファイナル公演と比べて、男性ファンの比率が随分と増えている点もだいぶ顕著であったと思われる。いやはや、これはなんとも良い傾向ではないか!

 

かくして、師走の厳しい寒空をよそに熱気が充ち満ちた渋谷クアトロ場内に向け、この夜のDEZERTがまず放ってくれたのはアルバム『black hole』の中でも随一のグルーヴィアッパーロックチューン「Thirsty?」で、いきなり冒頭でこれを堂々とぶちカマしてみせる彼らの音には自信と余裕、さらには痛快なドヤ感までもが色濃く漂っていたと言っていい。

以前にも増して頼もしくなったSORAの叩き出す芯の太いリズムに、絶妙なまろみと攻撃性を共存させたSacchanの職人的な指さばき、繊細さもたたえつつ時に骨太な音像でも差し色を加えていくMiyakoのキレ味鋭いギターワーク。

そうした楽器隊を背にする千秋は千秋で、彼の歌は昨今とても明瞭さに長けてきたように思えてならない。

この日のライヴではいわゆるリバーブもかなり浅めで、歌詞のひとつひとつが曲調に左右されることなく率直に受け手側へと届いていくる感覚がなんとも心地良い。

当然、そんな彼らの放つ音に煽られるかたちでフロアもしょっぱなから激しく沸き始めることに。  

 

black hole』からの疾走感溢れる「バケモノ」に続いては、年末公演らしくかつてのアルバム『最高の食卓』に収録されていた「「セイオン」」や「「宗教」」、はたまた久々にライヴで聴けた気がする「包丁の正しい使い方?思想編?」など、新旧の楽曲たちがランダムに繰り出されていく様子は実に小気味よく、それぞれに生まれた背景や時代は違ったとしても、結局DEZERTの生み出す曲にはどれもなにかしらのかたちではイビツさが織り込まれていて、そのくせ美しくもあり、ある種の悲哀までをもたたえてもいるな、とあらためて実感したりもして。  

 

なお、この夜のライヴ中盤に指し掛かるくだりでは千秋がアコギを持ち出し、これまた『black hole』からバラード的なテイストを持った「天使の前頭葉」と、ミッドテンポの「白痴」を続けて演奏する一幕も用意されていたのだが、不運にも突然の機材トラブルが勃発。

しかし、ここでの彼らは急遽セットリストを変更して「Hello」を入れ込んでから元の流れに戻る、という小粋な技も見せてくれることになった。  

 

そして、つい先日にMVが公開された「ラプソディ・イン・マイヘッド」以降の後半戦ではいよいよライヴバンド・DEZERTとしての本領がこれでもかと発露されていくこととなり、去年あるいは前回ツアーと比べてもメンバー間でのアインコンタクトや、各人がみせる自然な笑顔の“量”が増えている様子からも、彼らが今バンドとして良い状況にあることは明解だったはず。  

 

そうした中、今宵のライヴを締めくくったのは「おやすみ」と「TODAY」の2曲で、ここでは特筆すべき出来事があったこともぜひお伝えしておきたい。

まず、「おやすみ」については本来の歌詞である〈少し泣いたっていいさ 少し失ったっていいさ 少し笑われたっていいさ〉が、〈少し泣いたって生きよう 少し失ったって生きよう 少し笑われたって生きたい〉という風に替えられ、なおかつ〈君を探して言うよ〉という一節も〈君を探して叫ぶよ〉と歌われたのであるが…これは終演後の千秋によると「ステージ上で歌詞がトんじゃって、即座に出て来たのがあれだった。

なんて歌ったかは自分では覚えてない(苦笑)」とのこと。

なるほど。逆に言えば、あの場で出て来たその歌詞は今の千秋が抱える本音だとも言えはしまいか。  

 

一方、もう1曲の「TODAY」に関してはこれを歌う前に千秋が語ったその内容が非常に重要だった。

極めて重要だった。

 

2019年はもう終わりますが、今年の僕らは本当に大変だった。

僕はご存知の通り、凄く気の弱い凡人…いや、凄く気の弱いちょっと天才な青年です。

(中略)そして、DEZERTはもうこれで8年になります。俺の予定では、7年目で武道館やってるはずだったんだけどね()6年間は自分の為だけに歌って、そのあとの1年間は旅に出て、今年やっと「人の為に歌うってどういうことなんだろう?」

っていうことを考えるようになりました。

今年なかなか良い感じのホールツアーが出来たことで、自分の為に歌うことと、人の為に歌うことの間に繋がりが出来たんです。

正直なことを言うと、俺は幸せになりたいから歌を歌ってます。

楽しいっていう言葉とも、最近になって向きあうようになりました。

多分、そこが自分と人を歌で繋ぐためのキーワードだったんだと思う。

(中略)そして、そこを自分にわからせてくれたのが「TODAY」っていう曲でした」  

 

ここまで一気に語ったあと、一呼吸だけ置いて千秋が続けたのはこの言葉だ。

「…言っちゃおう。俺ら、もっと上に行きます!

“売れることが正義だ”なんていう言葉はずっとウザかったんだけど、俺らも君たちと同じように社会のレールにもう乗っかっちまってることに気づいてしまった。

上に行く為に現状をどう突破していくのかっていったら、俺はすげー弱いから。

いやいやメンバーたちと肩組んで、というかイヤがるのはメンバーの方だと思うけど()ここからムリヤリにでも行くしかないよね。それには目標を立てよう。

人は変わろうと思えば変われます。まずは来年、2020年頑張ります。

そして再来年。これはまだメンバーにもスタッフにも誰にも言ってないけど、2021年には必ず満員の武道館でライヴをさせていただきます!

こんなことをステージ上で言うなんて大嫌いだったんだけど、もうシノゴノ言ってられねぇ。

オマエらも、苦しい時はとりあえず再来年まで…敢えてこれは言います。

頑張ってください。その時にはこの曲をやって、またお互いスタートラインに立ちましょう。

必ずやります!!さぁ、ここから新しい一歩を踏み出そう。

一生懸命歌います。俺はここに来てくれたオマエたちの今日と、今ここで演奏している俺たちの今日を信じます。『TODAY』」

 

あぁ、なんという潔さだろう。本当に、DEZERTはこの1年でとても前向きなスタンスを持つバンドに変わった。

時は人を変える。時は状況を変える。時はバンドを変える。

ここから2021年に至るまでの時間の中で、DEZERTがどれだけの奇跡を起こし、その野望を達成していくことになるのかを、我々としてはつぶさに追って行こうではないか。

 

DEZERTのあらたなる目標に、乾杯!

 

 

写真◎西槇太一
文◎杉江由紀

 

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■『くるくるまわる-2019-1223日(月)

   渋谷CLUB QUATTRO SETLIST

 

1. Thirsty?

2. バケモノ

3.「セイオン」

4.「宗教」

5. Dark In Black Hole

6. 包丁の正しい使い方?思想編?

7. 感染少女

8.「死刑宣告」

9. Hello

10.天使の前頭葉

11.白痴

12.ラプソディ・イン・マイ・ヘッド

13.「君の子宮を触る」

14.大塚ヘッドロック

15.半透明を食べる。

16.「遺書。」

17.insomnia

18.おやすみ

19.TODAY

 

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DEZERT INFORMATION

 

RELEASE

New Albumblack holeNOW ON SALE

<収録曲>

1 Dark In Black Hole

2 バケモノ

3 Thirsty?

4 みぎて

5 白痴

6 Call of Rescue

7 半透明を食べる。

8 御法度

9 神経と重力

10 天使の前頭葉

11 ラプソディ・イン・マイ・ヘッド

12 感染少女

13 True Man

14 I’m sorry

 

【初回生産限定盤スペシャル仕様】 <2CD+1DVD+92Pブックレット/デジパック仕様>

DCCL-234236  9000円(税別)

2019824日池袋BlackHole公演 LIVE DVD&CD収録

【通常盤】 <CD ONLY>  DCCL-237 3000円(税別)

 

■先行配信シングル「バケモノ」MV https://youtu.be/Wsy4IQH0_dQ  

■アルバム収録曲「半透明を食べる。」アニメMV https://youtu.be/Vb8uUkuIisg

■アルバム試聴トレイラー  https://youtu.be/PHgl0SN2CHw  

 

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LIVE

■「DEZERT 2020 LIVE / 天使の前頭葉」

2020222日(土)池袋 BlackHole  OPEN 17:30 / START 18:00

2020223日(日)池袋 BlackHole  OPEN 17:30 / START 18:00

2020225日(火)池袋 BlackHole  OPEN 18:30 / START 19:00

2020226日(水)池袋 BlackHole  OPEN 18:30 / START 19:00

2020229日(土)池袋 BlackHole  OPEN 17:30 / START 18:00

202031 (日)池袋 BlackHole  OPEN 17:30 / START 18:00

202032 (月)池袋 BlackHole  OPEN 18:30 / START 19:00

                                         

【チケット料金】 前売4,500円(税込) 

 オールスタンディング・入場時ドリンク代別途必要

 営利目的の転売禁止・未就学児童入場不可

 

【チケット一般発売】 2020111日(土)

 ※お1人様2枚まで ※スマチケのみ(分配可) ※e+のみ

 

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■『MUCC Presents Trigger In The Box supported by MAVERICK DC GROUP

1228日(土)国立代々木競技場第一体育館

【出演】 MUCC / シド/ HYDE / DERLANGER / OLDCODEX / DEZERT /

  凛として時雨/ 44MAGNUM-Trigger In The Box SPECIAL VERSION- /

  Ken -Ambient before the Trigger-(※開場時間中でのパフォーマンスになります。)

  ShinyaDIR EN GREY)圭(BAROQUE Ken -Ambient before the Trigger-でのゲスト出演になります。

  JACK 44MAGNUMでのゲスト出演になります。

【幕間パフォーマンス出演】おかゆ(シド・ゆうや/かたつむり・ニュー岡部)

 

【チケット発売中】 http://www.jack-itb.com/ 

 

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DEZERTThis Is TheFACT-ALL NIGHT METAL PARTY-

202037日(土)TSUTAYA O-EAST OPEN 24:00 / START 24:45

【出演アーティスト】 DEZERT、アルルカン、キズ

【チケット料金】前売5,000円(税込) 当日5,500円(税込) 

        ※オールスタンディング・入場時ドリンク代別途必要

【チケット先行予約】https://eplus.jp/fact-hp/ 

 オフィシャルHP先行(イープラス抽選受付) ※枚数制限:1人様4枚まで

 受付期間:202017日(火)12:00120日(月)21:00         

【一般発売】202028日(土)

 

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Subscription Service

現在、入手困難な音源を含む全楽曲をApple MusicSpotifyLINE MUSICPrime Musicなどで絶賛配信中。

 

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DEZERT オフィシャルサイト http://www.dezert.jp   

YouTube URL:https://www.youtube.com/channel/UCuDMtFChwldsecKgGQrWUeA  

DEZERT 公式Twitter : https://twitter.com/DEZERT_OFFICIAL  

 









2019年12月25日 (水)

【ライヴレポート】<怪人二十面奏 単独公演巡業二〇一九秋「ネオ・シュルレアリスム」ファイナル>2019年12月16日(月)新宿BLAZE

REPORT - 09:35:31

6月にアルバム『聲命力』を発売し、充実した2019年を送った怪人二十面奏。単独公演巡業二〇一九秋「ネオ・シュルレアリスム」のファイナルとなった、1216日新宿BLAZEでの公演の模様をお届けする。

 

緊張感をはらんだSEが流れ出し、場内が暗転。フロアには赤い包丁ライト(包丁の形を模したオリジナルグッズ。彼らのライヴには必須)の光が点滅する。幕が開き、メンバーが徐々にその姿を現した。ライヴの始まりを実感する、心臓が高鳴るひととき。

 

オープニングを彩ったのは、「色盲」。ステージ中央に設置されたソファにゆったりと腰かけ、歌い上げるマコト。艶やかなヴィジュアルとも相まって、遠目にはいたいけな雰囲気さえ漂わせている。さらに「噫無情」と続くと、その歌声は切なさを帯びていった。力強いリズムを背景に、情感溢れる歌声が会場いっぱいに広がっていく。

 

BLAZE! 盛り上がっていきましょう。ようこそ!」と、オーディエンスに呼びかけ、マコトの動きとともに会場全体の空気が動き出す。続くのは「愛憎悪」。赤い包丁ナイフがきらめくフロアを前に、KENも軽快なステップを踏む。勢いのあるサウンドとは裏腹に、歌を含め曲全体の雰囲気は情緒に満ちている。マコトの作り上げる色濃い世界とサウンドとの対比は、彼らの持つ大きな魅力だ。

 

2019年最後のワンマンです。この一年全てをぶつける」と力強く宣言すると、「GGPG」。テンポよく攻め立てるようなサウンドに、タイトルを叫ぶ声が重なる。オーディエンスも熱せられるように動き出し、「想望カルト」「ヲルガン坂に見る夢」と、熱気は増す一方。左右に動き、こぶしを掲げ、手拍子を叩き、激しいノリを楽しむオーディエンスの姿が目立った。

 

「儚夢」では、軽快なリズムで心地よくノせたかと思うと、訴えかけるように言葉を詰めた語りで一気に引き込む。ドラマチックに「近代的極東唱歌」が始まると、力に満ちた歌声が辺りに広がっていった。立て続けに展開しながらも、それぞれの曲の主張は目まぐるしく趣きを変え、それでいて怪人二十面奏というひとつの色を帯びている。

 

同じメロディでも、リズムを変化させながら聴かせた「エフ」や、歌だけでなく、ギターでも聴かせたフレーズが耳に残った「透明。」。世界観を重視しながらも、ロックバンドとして作曲やアレンジを駆使してそれを表現しているのが怪人二十面奏だ。続くMCでも話していたが、次から次へと曲を生み出すことのできるKENの存在があるからこそ、彼らの音楽が成立しているのだろう。

 

MCでは、マコトと共にKENも口を開き、ひと息ついた後は、いよいよ終盤戦。「追いていかれないようについてきてください」と、「狼」から再び走り出す! その見た目からは意外なほど、荒々しく煽ってフロアに火をつけると、カラフルで派手な照明がステージを彩った。

 

「新宿」という、高らかなタイトルコールと共に始まったのは、憂いを帯びたメロディ。ビートに乗って駆け抜けていくような展開にオーディエンスもついていく。「もっと声を聞かせてください」と、「死せる Cecile セルシン摂氏0度」が始まる。会場全体を熱気が包み込み、その場に居合わせた全員が一緒に熱くなっていくような、そんな空気感が伝わってきた。フロアを見つめ、マコトも満足そうだ。

 

「一緒に地獄へ堕ちましょう」という言葉とともに、「ダムド」。感情の高まり、サウンドの勢い、照明の眩しさ。聴覚的にも視覚的にもめまぐるしく、オーディエンスは心地よい陶酔感さえ感じられたのではないだろうか。KENの激しい叫びを受け、さらにマコトが煽ると、「G,Jクローバー殺人事件」が幕を開ける。鋭い視線を投げ掛けるようなマコトの表情が目についた。その鋭さと勢いのまま、「可不可」を荒々しい歌で届けてくれた。

 

本編最後を飾ったのは、「生命力」。ここまでの勢いのままにひたすら突っ走って、あっという間に本編は終了。彼らの楽曲は短めのものが多いうえ、この日のセットリストにはテンポの速い曲が多かったこともあり、17曲も演奏されたとは思えない感覚だった。また、衝動に突き動かされた演奏のように感じられたことも、その体感に拍車をかけたのかもしれない。それでいてサウンドからは、統率されたような整然とした力強さが伝わってきたことも特筆すべきことだろう。

 

リラックスした様子で再び登場したアンコールでは、2020年の活動を告知。怪人二十面奏というバンド名だけに、2020年は自分たちの年ともいえる大事な一年であり、五周年を迎える年でもある。2020年2月20日にチケット代2020円で単独公演を行い、4月には全国二十か所単独公演巡業も決定。全国ツアーで回る地名を発表するマコトの言葉に、フロアのあちこちから歓声が上がるさまが微笑ましかった。

 

2019年最後のワンマンを締めくくったのは、「其の証」。歌が、サウンドが発する感情が、BLAZE全体に充満し、彼ららしい濃度の高い空間を味わうことができた。「2020年もめっちゃ楽しみたい」というKENの言葉と、「2019年もありがとうございました!」というマコトの言葉が、充実した2019年と希望に満ちた2020年を物語っている。着実に自分たちらしい歩みを続けていく彼らを、これからも追いかけていきたい。その先に広がる世界をおおいに楽しみにしている。

 

文:村山幸

写真:大塚秀美

 

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怪人二十面奏 情報

【一生に一度の20の日!怪人二十面奏単独公演決定!

特別単独公演「二十」   

2020220()        

渋谷DESEO

 

開場/開演20:00/20:20 22:00終演予定

料金:前売/当日共通 ¥2,020 *1DRINK別途

 

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5周年記念 全国単独公演巡業二〇二〇「THE NUMBER TWENTY」開催決定!

怪人二十面奏 結成5周年を記念した全国単独公演ツアー決定!

各公演、特別章を含む第一章~第八章、全9種の衣装で

20公演の史上最多公演数、ファイナルは新章コンセプトで202074日赤羽ReNY alpha!        

 

怪人二十面奏 5周年記念 全国単独公演巡業二〇二〇

THE NUMBER TWENTY

 

4/21() 恵比寿club aim

OPEN/START:18:30/19:00

【特別章】激!!戒神一家 篇

 

4/29(水祝) 静岡Sunash

OPEN/START:17:00/17:30

【第一章】怪人二十面奏参上 篇

 

5/1() 横浜Music Lab.濱書房

OPEN/START:18:30/19:00

【第六章】魔都上海 篇

 

5/05(火祝) 福岡INSA

OPEN/START:17:00/17:30

【第七章】傀儡アンティーク 篇

 

5/06(水祝) 岡山CRAZYMAMA 2nd Room

OPEN/START:17:00/17:30

【第五章】闇大日本帝國

 

5/08() 姫路Beta

兵庫県姫路市本町68-170 大手前第一ビル B1

【第三章】闇大日本帝國

 

5/09() 大阪アメリカ村BEYOND

OPEN/START:17:00/17:30

【第四章】地獄文豪少年 篇

 

5/16() ThumbUp

OPEN/START:17:00/17:30

【第二章】電脳九龍城砦 篇

 

5/17() 水戸SONIC

OPEN/START:17:00/17:30

【第八章】大正一〇八年、帝都滅亡 篇

 

5/22() 浦和NARCISS

OPEN/START:18:30/19:00

【特別章】激!!戒神一家 篇

 

5/24() 宇都宮HELLODOLLY

OPEN/START:17:00/17:30

【第六章】魔都上海 篇

 

6/06() 札幌SPIRITUAL LOUNGE

OPEN/START:17:00/17:30

【第五章】闇大日本帝國

 

6/07() 札幌SPIRITUAL LOUNGE

OPEN/START:16:00/16:30

【第八章】大正一〇八年、帝都滅亡 篇

 

6/12() 長野livehouse J

OPEN/START:18:30/19:00

【第七章】傀儡アンティーク 篇

 

6/13() 柳都SHOW!CASE!!

OPEN/START:17:00/17:30

【第四章】地獄文豪少年 篇

 

6/14() 仙台spaceZERO

OPEN/START:17:00/17:30

【特別章】激!!戒神一家 篇

 

6/19() HOLIDAY NEXT NAGOYA

OPEN/START:18:30/19:00

【第二章】電脳九龍城砦 篇

 

6/20() 京都MOJO

OPEN/START:17:00/17:30

【第三章】闇大日本帝國

 

6/21() 奈良Neverland

OPEN/START:17:00/17:30

【第一章】怪人二十面奏参上 篇

 

7/04() 赤羽ReNY alpha

OPEN/START:18:00/18:30

【第九章】XXXXXXXXXX

 

料金(全公演共通):

前売 ¥3,800/当日 ¥4,300 1Drink別途

 

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★怪人二十面奏 OFFICIAL SITE★

http://k20.jp/