2020年09月22日 (火)
【ライヴレポート】<MUCC 無観客有料配信ライヴ“〜Fight against COVID-19 #3〜『惡-THE BROKEN RESUSCITATION-』”>◆9月20日(日)竹芝ポートホール
REPORT - 11:36:13MUCCが9月20日(日)、5G時代に向け開発された商業施設「東京ポートシティ竹芝」内の多目的ホール「竹芝ポートホール」のこけら落とし公演として、無観客有料配信ライヴ“〜Fight against COVID-19 #3〜『惡-THE BROKEN RESUSCITATION-』”を行った。
#3とあるが、MUCCが配信ライヴをやるのはこれが2回目だ。
#1は配信ライヴという形ではなく、メンバー各々が各自で撮影、録音をした動画を編集・配信したもので、ステイホーム期間中の5月4日に公開された。
これは、まだヤマハがタイムラグがほぼないリモートセッションを可能にしたシンクルームを発表する前に行われた、実験的かつ挑戦的なものだった。
#2は、本来ならアルバム『惡』の披露ライヴ「蘇生」が行われるはずだった6月21日に実施された、MUCC初の無観客有料配信ライヴ。
こちらは、まだ多くがライヴをそのまま配信していただけの模索期に、オンラインに特化した音響や演出を取り入れ行われた画期的なものだった。
具体的には、たとえばレコーディング用のコンデンサーマイクを使用したり、弦楽器はアンプを使わず出力をラインのみにしたり(つまり現場ではドラムの生音とボーカルしか聞こえない)。
ステージ上のみではなくフロアも活用したり、Zoomを使ってファンを画面上に登場させたり。
そんなふうにMUCCはこれまで、一歩先を行く試みに挑んできた。
それからVR、AR、MRなどもどんどん進化し、まるでMVを見ているような演出が施されてきたり、音響的にも3Dシステムが開発されたりと、急激に配信ライヴが発展しているなか、MUCCは今回どんなものを見せてくれるのか――。
結論からいうと、前回の#2をさらに発展させ、そしてそれをモノにした、新しい時代の音楽様式を提示したものだったと、決して大袈裟ではなく思う。
ライヴは、コロナ禍真っ只中の6月にリリースされたアルバム『惡』のオープニングを飾る「惡-JUSTICE-」からスタート。
暗いステージに、ドラムセットこそアクリル板で仕切られているが、3人はディスタンスを保ちながら仕切りなしでいつもの位置に立ちプレイし、サポート(いや、今も第5のメンバーと言っていいはず)の吉田トオルは、サブステージでなんとカワイのクリスタルピアノ(!)を弾いている。
そして、各楽器のディテールまで聴こえてくる分離の良い音と、リアルタイムのスイッチングで頻繁に切り替わる様々な角度からの臨場感あふれる映像に驚く。
それがライヴ中ずっと続き、見る者を飽きさせないのだ。
ヘヴィな「CRACK」では逹瑯の股下をドローンカメラが通過したり、生ピアノとディストーションギターのコントラストが印象的な「海月」ではミヤと吉田の分割映像が流れたりと、攻めたアングルや画面で迫ってくるし、ダブナンバー「アイリス」ではエフェクターを駆使したエゲツないサウンドが耳に飛び込んでくるし、楽器陣がサブステージに移動し逹瑯のみがメインステージに残り歌った「TIMER」ではエレポップ的なサウンドが高解像度で心地よく響く。
「MUCCの皆さん、楽しんでますか? メンバーも楽しんでいれば見てる人も楽しんでくれると思うので、楽しんでいこうね」と逹瑯もサブステージに移動しMCをした後、逹瑯は骸骨マイク、YUKKEはアップライトベースを手にし、「Friday the 13th」「カナリア」とロックンロール曲を続ける。
このサブステージでは、ピアノをセンターに、4人がそれをぐるりと囲むようなポジショニングになっていたり、背景に「死」「罅」「壊」「虫」「海」「神」「終」「空」「偽」「愛」「夢」「依」「病」「光」「独」「生」といったアルバム『惡』の収録曲に割り当てられた漢字1文字が光って配置されているのも技ありだ。
ミヤがフェンダーのエレキとアコギのハイブリッドギター「アコースタソニック」に持ち替え、ジャズの4ビートで始まったのは「月の夜」。全員が椅子に座ってプレイするというナイトクラブ的なムードのまま、フォークとジャズプログレとオルタナをミックスしたようなレア曲「月の砂丘」では逹瑯が熱唱し、ジャジーかつドラマチックに大胆アレンジされた「流星」へと続く。
その後、メンバーはメインステージに戻り、「いつかこの霧は晴れるから」と歌う「アルファ」へ。
このセクションでは、歌詞とリンクするように月、流星、星空の画像や映像がミックスされ、曲の幻想感をさらに引き立てる。
ライヴは後半戦に突入し、「一緒に盛り上げてくれるゲストボーカルを紹介しようと思います」と、アルバム『惡』収録の「目眩feat.葉月」を再現すべく、lynch.の葉月がステージにフルメイクで登場。
ゲストとはいえ爪痕を残そうとグイグイ前に出る葉月、それを楽しげに迎え撃つ逹瑯。
葉月の超低音域のガテラルまでクリアに聞こえ、2人の声の分離もいい。
ひと暴れした葉月が去った後は、「World’s End」で「この船はどんなに激しい嵐が来たとしても 絶対に沈む事はありません」と希望を歌ったかと思えば、「世界は終わっちまったのか? 終わってねーよな! 行こう、My WORLD!」と始まった「My WORLD」では、ステージ後方の8Kの400インチワイドスクリーンにZoomで参加した大勢のファンたちの姿が映るという感動的な演出も。
本編ラストでは「やっぱりみんないると楽しいな。葉月も呼んじゃおうか。いる? まだメイク落としてない?」と、葉月を急きょ呼び込み、MUCCの暴れ定番曲「蘭鋳」を披露し、葉月に「犬○生!」とシャウトさせるという一幕も。
そして恒例のブレイクゾーンでは、再び登場したZoom越しのファンに向かって「全員で座ろうか。パソコンの前で座れ、スマホの前で座れ、テレビの前で座れ、日本中座れ、世界中で座れ」と呼びかけ、「3、2、1」の掛け声と共に世界中のファンに向けてジャンプを促すという、配信ライヴならではの展開も見せる。
声ではなく文字によるアンコールに応え、メンバーが再びステージに登場すると、「今日楽しかったね。ライヴが普通にできるような世の中になったとしてもこれはこれでやりたい」と、このライヴの手応えを口にする。
アンコールでは、「明日世界は笑顔で輝くでしょうか」と牧歌的に歌った「ハイデ」と、オルガンをフィーチュアしたハードロック曲「TONIGHT」を披露。
「TONIGHT」の終盤では、背後のスクリーンに朝焼けが映る。
朝空ではない、朝焼けだ。明けない夜はない、止まない雨はないとはよく言うが、明けない暗闇もないはず。
まだまだ明るい空までは見えないかもしれないが、朝焼けの見える明日を信じて前を向こう。
これは、そんなメッセージだったのだろうか。
このライヴはシリーズということもあってか「against COVID-19」の言葉をタイトルに使っているが、初回が行われた5月の頃とは状況も変わり、今はコロナとの共生へと世の中の意識が向かい、「with」という言葉が使われることが多くなった。
しかしMUCCはもうとっくにその先を行っているのではないかと思う。
彼らの今のマインド的にはきっと「beyond」という言葉のほうが近いだろう。
コロナを超えて――。コロナ禍のなか、それに抵抗するわけでも共生するわけでもなく、次のフェーズに進む道を彼らは選んだ。
音響的にも、映像的にも、演出的にも、コロナ禍が必ずいつか収束した後にも繋がる新しいライヴの在り方を、スタッフと共にチーム一丸となって作り上げた。
暗いステージから始まり、月や流星や星空が見え、最後は朝焼けを見せてくれたストーリー性の高いライヴ。
言ってみれば、このライヴこそが朝焼けだったのかもしれない。
文◎吉田幸司(『ROCK AND READ』編集長)
写真◎Susie、渡邊玲奈(田中聖太郎写真事務所)
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〜Fight against COVID-19 #3〜『惡-THE BROKEN RESUSCITATION-』
2020年9月20日(日)SETLIST
1 惡-JUSTICE-
2 CRACK
3 海月
4 アイリス
5 TIMER
6 Friday the 13th
7 カナリア
8 月の夜
9 月の砂丘
10 流星
11 アルファ
12 目眩feat.葉月(lynch.)
13 World’s End
14 My WORLD
15 蘭鋳 w/葉月(lynch.)
En1 ハイデ
En2 TONIGHT
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<MUCC INFORMATION>
≪ライヴ≫
■無観客有料配信ライヴ「~Fight against COVID-19 #3~ 『惡-THE BROKEN RESUSCITATION』」
※アーカイブ放送は、2020年9月27日(日)23:59までとなります。
※葉月(lynch.)/ 吉田トオル ゲスト出演。
チケット詳細はコチラ https://55-69.com/news/330208
【配信サイト】
<イープラス Streaming+>
通常チケット:https://eplus.jp/mucc20200920/st/
特典付き視聴チケット:https://eplus.jp/mucc20200920-bf/st/
受付期間 2020年9月27日(日)21:00まで
※特典付き視聴チケットは、受付期間が異なります。ご注意ください。
[クレジットカード決済の場合]2020年9月17日(木)23:59迄
[コンビニ決済の場合]2020年9月16日(水)23:59迄
<ニコニコ生放送> https://live2.nicovideo.jp/watch/lv327858656
受付期間 9月27日(日)23:59まで
※MAVERICK DC GROUPニコニコチャンネル有料登録会員、
および新規有料チャンネル入会者は視聴チケットを¥3,500(税込)で購入可能
<PIA LIVE STREAM> https://w.pia.jp/t/mucc20200920-pls/
受付期間 9月27日(日)21:00まで
<ローチケ LIVE STREAMING> https://l-tike.com/mucc20200920/
受付期間 9月23日(水)19:00まで
<LINE LIVE-VIEWING> https://viewing.live.line.me/live/246
受付期間 9月27日(日)21:00まで
<neo bridge> https://ticket.tickebo.jp/mucc20200920/
受付期間 9月27日(日)21:00まで
【チケット料金】 通常チケット ¥4,500(税込)
特典付き逹瑯チケット ¥6,900(税込)
特典付きミヤチケット ¥6,900(税込)
特典付きYUKKEチケット ¥6,900(税込)
特典付きSATOちチケット¥6,900(税込)
【特典詳細】
メンバー全員分の専用固定カメラの映像を9月21日(月)19時からメンバー別に個別配信。
配信ライヴを通してメンバー個別の表情やカメラの前での動きをじっくり楽しむことができます。
※特典付きチケットは、イープラス Streaming+での視聴となります
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■2020年12月27日(日)日本武道館公演、開催
※詳細は後日発表致します。
※本公演決定に伴い、2020年6月21日(日)ぴあアリーナMMにて開催を予定しておりました
「蘇生」公演は中止となり、チケットは全て払い戻しとなります。
※払い戻しに関する詳細は後日お知らせさせて頂きます。
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≪Release≫
■LIVE Blu-ray&DVD「~Fight against COVID-19 #2~『惡-THE BROKEN RESUSCITATION』」
【発売日】2020年10月7日(水)
トレーラー映像
【収録曲】(全形態共通: BONUS TRACK除く)
1.惡-JUSTICE-
2.CRACK
3.サイコ
4.海月
5.ヴァンパイア
6.taboo
7.積想
8.SANDMAN
9.スーパーヒーロー
10.自己嫌惡
11.アルファ
12.ニルヴァーナ
13.My WORLD
14.生と死と君
15.蘭鋳
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BONUS TRACK(FC会員限定生産盤・初回盤のみ)
16.家路
17.ファズ
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【4形態】
<FC会員限定生産盤(Blu-ray)> 品番:MSHN-083価格:\13,000+tax(送料込)
※この商品は朱ゥノ吐VIP会員限定、予定数に達した為、受付終了。
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<初回限定盤(Blu-ray)> 品番:MSHN-084 価格:\8,000+tax
・BONUS TRACK「家路」「ファズ」収録
・Quadマルチアングル(「惡-JUSTICE-」「SANDMAN」「蘭鋳」)
・特典映像:メイキング映像収録/Quad マルチアングル
・40P LIVE PHOTO BOOKLET封入
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<通常盤(Blu-ray)> 1枚組 品番: MSHN-085 価格:\6,000+tax
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<通常盤(DVD)> 1枚組 品番:MSHN-086 価格:\5,000+tax
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■ニューアルバム『惡』 NOW ON SALE
<初回生産限定盤>(CD+DVD) MSHN-077?8 ¥3,500+tax 特製スリーブケース仕様
・MUSIC VIDEO「惡 -JUSTICE- 」収録
・レコーディングドキュメント収録
<通常盤>(CD only) MSHN-079¥3,000+tax
…………………………………………
<初回プレス特典>
[初回生産限定盤][通常盤]初回プレス分にアルバム収録曲16曲、
更にアルバム未収録曲となる「taboo (惡 MIX)」「例えば僕が居なかったら (惡 MIX)」の
2曲を加えた全18曲分の ハイレゾ音質 (96kHz/32bit)と
CD音質 (44.1kHz/16bit)の楽曲データ(共にMastered By Miya)がダウンロードできるエムカード封入。
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「惡-JUSTICE-」MUSIC VIDEO
全曲試聴トレーラー
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2020年09月11日 (金)
BAROQUEの圭(Gt)、ソロワンマンライヴ-振替公演-を開催!これから歩んでいく新たな未来への希望… すべてを音楽に込めて届けようとする覚悟
REPORT - 21:00:109月10日(木)、BAROQUEの圭(Gt)が、ソロワンマンライヴ『beautiful emotional picture 2.0 「神と理想郷」』を日本橋三井ホールにて開催した。
本来は3月を予定していたのだが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期、生配信という選択肢も加えた上での振替公演である。
公演直前の9月8日(火)、BAROQUEの怜(Vo)の引退が発表となり、BAROQUE無期限活動休止、ツアーも中止という突然の知らせに激震が走ったばかり。
このような心境でライヴを観ることになるとは、半年前には予測不可能だった。
座席は感染対策に万全を期し広い間隔を取られており、観客はマスク着用のうえ発声を控えて開演を待機。
紗幕越しにメンバーが登場し、純白のスーツ姿の圭が最後に現れ、ギターを鳴らす。
最初の一音だけでモノクロームの世界を色付かせるような、鮮烈な始まりだった。
無数の光の泡が弾けてゆく映像を背に、ゆったりと宙を泳ぐように身体を揺らしながら、最新ソロアルバム『4 deus.』収録の「empyrean.」を艶やかに演奏。
紗幕が落ち、水面に反射する花の眩い映像が目に飛び込んでくると、2009年の1stソロアルバム『silk tree.』に収められている「pitiful emotional picture.」を繊細に歌い届けた。
音楽だけでなく、想像力を掻き立てられる映像、照明、すべてが絡み合って圭の世界を構築していく。
ノスタルジックなオルゴールのような音色に乗せて静かに始まったのは「vita.」。
同じく『4 deus.』の収録曲で、刻々と移り変わっていく曲調が人生・生命そのものを映し出すような、約15分の大曲。
圭は、無垢なトーンを清らかに爪弾いたかと思えば、やがて咆哮するような攻撃的な音色も含みながら、暗く乱れたカオスへと突進。
高松浩史(Ba/THE NOVEMBERS)、山口大吾(Dr/People In The Box)、hico(Key&Mani)の演奏も迫力に満ち躍動的で、4人の音は互いに絡み合いながら昂っていく。
最後、圭は酩酊したように跪いてプレイすると、その後呆然と立ち尽くし、静かに音色を響かせた。
深く引き込まれる圧巻の1曲だった。
空気が一変し、ブルーのシンプルな光に照らされる中、hicoとの2人編成で披露したのはBAROQUEの「YOU」。
ピュアなヴォーカルラインを、優しく、時にやるせない切なさを漂わせながらギターで奏でる圭。
手を伸ばして何かを求める悲痛な叫びのような、想いの迸るフレーズには胸を締め付けられる。
hicoはさざ波のように穏やかなピアノでそっと寄り添っていた。
「一昨日発表したからね、しんみりしちゃうよね…」とファンの複雑な想いを圭は気遣いながら、その件については後ほど改めて話すと予告した上で、「それまでは普通に楽しまない?」と語り掛けると、観客は大きな拍手で応えた。
外出自粛期間中にスタートさせたツイキャス配信ラジオ番組『SYNERGY』で経験を積み、目に見える反応がない中での発信に慣れたこと、髪が伸び長い襟足で着る白スーツは「チャラいのでは?」と心配になったことなど、ざっくばらんなトークで笑いをもたらしながら空気をほぐした後、1人目のゲスト、圭が敬意を込めて〝変態ギタリスト″と呼ぶtakutoを招き入れた。
2月に圭が出演したフラワーアーティスト相壁琢人の主催イベント『Adam et Eve₋Adam₋』では、takutoはwolrd’s end girlfreindとして出演。
以来2度目の共演となる。
圭がtakutoの隣へと移り、互いに向き合って音を鳴らし合い、セッションがスタート。
音が次々に重なっていくと、それまでの和やかなトーク場面を瞬時に忘れ去ってしまい、時空の歪みに陥ったような狂気の世界へ。
ダークでグラマラスな音の洪水に酔いしれ、忘我の境地に誘われていく。
圭が脚を高く上げギターを振り下ろしセッションを閉じ、takutoを拍手で送り出した後は、「the sin.」を初披露。
配信番組の中で即興的に生み出したばかりの新曲である。
太古から変わらない大地の胎動のような力強さと最新のエレクトロニクスとが共存するダンスミュージックに、澄んだ空のような圭の透明なギターが美しく重なっていた。
続く「moon dreams.」(『4 deus.』)では、新国立劇場バレエ団のファースト・アーティスト益田裕子とコラボレーション(振付協力 丸澤芙由子)。
スクリーンには月や海の神秘的な映像が映し出され、舞台上には淡い光が月光のように降り注いでいる。
白いドレスをまとった益田は、まるで月の精のような透明感を内から放ち、軽やかに優美に舞い踊りつつ、ステージを左右広く使いきったダイナミックな回転や飛翔でも圧倒。
クラシックとモダンが融合し、エレガントでありながらエモーショナル。
強い生命力に満ちたバレエは、圭が紡ぐ音楽の世界と高次で融合し、幻想的な美しさを描き出していた。
曲を終えて送り出した後、圭は「すごいね」と感嘆し、「『moon dreams.』でやりたかったんだよね。イメージがあったというか…実現できてよかったと思います」と、願いが叶ったことを喜び、初の試みに手応えを感じているようだった。
ライヴは終盤を迎え、バンドセッションへ。
ピラミッドなどエジプトのモチーフが背後に映し出される中、妖しくエキゾティックなギター音階を奏でる圭。
4人の音と音とがぶつかり合って次第にボルテージが昂っていき、圭は激しく頭を振って、弾くというよりもほとんど打ち鳴らすようにギターを鳴らし、音に没入していく。
曲が終わらないうちに客席からは自然と興奮の拍手が沸き起こる、熱狂的な演奏だった。
本編のラストは「eve.」。
上述のイベント『Adam et Eve₋Adam₋』のために書き下ろした楽曲だ。
花の蕾が開いたり風に揺れたりする映像には、走り去る電車も織り込まれていたのが印象的。
全身全霊で鳴らすギターを鳴らす圭の姿からは、この現実世界を見つめ、生きとし生ける者の全てをあるがままに受け止める広い視座し、すべてを音楽に込めて届けようとする覚悟が感じられた。
アンコールでは黒いシャツに着替えて圭が一人で登場。
「今日は本当にありがとう!」と感謝を述べ、「大変な状況だったけど、楽しんでくれたでしょうか?」と問い掛けた。
やがて意を決したように、BAROQUEの無期限活動休止の発表について言及。
詳細な経緯に関しては発表直後に配信番組で語っており、説明を繰り返すことはしなかったが、「この件が決まった時、ファンの皆に対しては胸が痛かった。これを聞いたらどう感じるんだろう? すごく傷付くんじゃないかって…」と胸の内を明かした。
「一番大切なことは、それぞれ…俺たちだけじゃなくて、一人一人の人が、本当に自分らしい生き方、自分が納得した、自分が毎日朝起きて楽しいと思える、幸せだと思える生き方をするっていうこと。この世界に生まれた誰にも壊せないものだと俺は思うので、それを今回は尊重させてもらいました」と大切にした理念を述べ、現時点では、「いい意味で流れに身を任せていく」と語った。
バンドの決断に理解を示すファンの優しさに感謝を繰り返し述べながら、「でも、簡単に受け入れられる話ではないのはよく分かってるので」「飲み込まなくていいと思うんだよね」とファンの奥底にある本心を推し量り、喪失感、虚しさ、悲しさをも肯定。
「その気持ちに蓋をする必要もない」と語ったのが印象深かった。人の命の喪失も挙げながら、「失った時に思う心の穴、代わりになるものはない。でも、俺たちは生きてるし、生きていればどういう人生になるか分からない」とも。
気持ちが辛い時には「逃げていいと思う」と受け止め、音楽が「そういう助けになったら一番いいし。俺自身もやっぱり、今日も改めてステージにあって思ったけど、すごく音楽に救われてるから。その救われたものを、自分を通して皆に表現して、何か役に立ったらいい、というのが俺の人生」と、自身の存在意義、音楽との向き合い方を再認識したようだった。
「俺はしんどい時、嘆くし、〝もう一人の自分″に閉じ籠ることもある。
けど必ず、傷付いたものとか失ったものの後には、もっと大きな素敵なものが生まれるのも、これまでの経験で知ってる。
だから…すごく大きなものが今止まったけど、大きいからこそもっと大きいことを感じて、人生を良くして行ける。
ステージに立ってそういうことを今日感じたので、どういう形であれ、俺がここにいることで皆の人生を…おこがましいけど、少しでもいいものにできたら、生まれて来た意味があると思う。
その信念が無くならない限り、俺は絶対に諦めないんで」
と強い口調で宣誓。
「大変な時はたまに言うんで(笑)、心配しないでください。ありがとう!」と最後は笑った。
率直な想いの吐露に続き、アコースティックギター弾き語りで届けたのは、「I LUCIFER」。
BAROQUEの最新アルバム『SIN DIVISION』において、圭が自身の少年期の喪失体験と怒り、その奥にあった哀しみ、抑圧してきた心の叫びと向き合って生み出した特別な曲だ。
ところどころ声を震わせながら、しかし力強く歌い終えた圭の姿を、観客は身じろぎもせずじっと見つめていた。
様々な感情が胸に去来してステージから目を離せないでいると、圭は再びhicoを呼び込んで、最後の曲へ。
本編でタイミングを逸してしまっていたメンバー紹介を、メンバー不在のステージ上で行うことに自ら苦笑しつつ、「まさか3月のライヴがこういうタイミングになって、こういう節目のライヴになるとは夢にも思わなかったですけど…」と圭。
このステージに立つことで「何かが自分でもよく分かるようになったんで、本当にありがたいなと思います」と改めて言葉にすると、「最後に、一番深いところから演奏して終わりたいと思います。今日は本当にありがとうございました」と「deus.」を届けた。
序盤、hicoの物憂げなピアノが心に沁み渡ってきて、赤いライトがステージに圭の影を大きく映し出す中、メランコリックに歪んだギターフレーズが物悲しく会場に響き渡る。
やがて、BAROQUEの「BIRTH OF LIBERTY」のモチーフとリンクしながら、明るい光が差し込んでくるような終盤には、圭がこれから歩んでいく新たな未来への希望を感じた。
思いがけない展開を完全には受け止めきれないままこの日を迎えたが、ライヴで繰り広げられた圭の世界はどこまでも広く自由で、美しかった。
延期の経緯によりリハーサルを十分に行えなかったというのが信じられないほど、サポートメンバーとの呼吸感も抜群。
2組のゲストとのコラボレーションも、圭の表現領域が今後まだまだ広がっていくことを予感させた。
ただでさえコロナ禍でライヴ開催が困難となっている状況で、更なる苦境に直面しながらも、未来への一筋の光を感じさせた2時間10分。
光も闇もすべてを飲み込んだうえで、圭がこれから描き出していく景色はこの上なく美しいものになるだろう。
次に出会えるその日を、楽しみに待っている。
文●大前多恵
写真●KEIKO TANABE
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圭 SOLO LIVE
beautiful emotional picture 2.0
「神と理想郷」–振替公演–
9月10日(木) 日本橋三井ホール
–SET LIST
M1 empyrean.
M2 pitiful emotional picture.
M3 vita.
M4 Y O U
M5 band session #1 Guest takuto(about tess)
M6 the sin.
M7 moon dreams. Guest 新国立劇場バレエ団 ファースト・アーティスト 益田裕子
M8 band session #2
M9 eve.
ENCORE
EN1 I LUCIFER
EN2 deus.
【出演】
圭(BAROQUE)
<サポートメンバー>
Bass 高松浩史(THE NOVEMBERS)
Drums 山口大吾(People In The Box)
Keyboard&Manipulator hico
<ゲスト出演者>
Guitarist takuto(about tess)
新国立劇場バレエ団 ファースト・アーティスト 益田裕子
(振付協力 丸澤芙由子)
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生配信 アーカイブ
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[チケット販売期間]
2020年 9月13日(日)20:00まで
※チケットをご購入された方は9月13日(日)23:59までアーカイブにてご視聴いただけます
ZAIKO http://kei-lcf.zaiko.io/_item/330031
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メモカぴあ 申込受付中
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ベストショットをお届けするメモカぴあ 申込受付開始
[受付期間]
2020年10月1日(木) まで
https://memorial.pia.jp/shop/pages/2020kei.aspx
詳細はこちら▷http://pigmy.jp/
サブスク配信中
■圭
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2020年09月05日 (土)
【DASEIN】DASEIN presents JOE Birthday LIVE EVENT「WELCOME TO THE FACE」~4848 de よかよか~レポート!半年遅れでJOEの生誕祭を初の配信ライブで開催!
REPORT - 11:24:33本当なら3月に行うはずだった、「DASEIN presents JOE Birthday LIVE EVENT「WELCOME TO THE FACE」~4848 de よかよか~」と題したDASEINのドラマーJOEの誕生日を祝う生誕ワンマン公演。コロナ禍の影響で延期になっていた同公演が、「DASEIN presents JOE Birthday LIVE EVENT「WELCOME TO THE FACE OF REVENGE」~4848.5 de よかよか配信~」と、時間の針を若干進めたタイトルに変え、8月30日(日)に渋谷REXで行われた。
この日は観客を入れる形で進めていたが、いまだコロナ禍の影響が影を落とし、配信限定という形で開催。たとえ「無観客ライブ配信」だろうと、久しぶりにDASEINの姿を目に出来たことが嬉しかった。
今年は、DASEIN結成20周年という記念の年。本当なら4月から20周年ツアーも行う予定が、それも延期になったように、直接触れ合えないにしても、半年遅れでJOEの誕生日を祝えることはもちろんDASEINの愛でたい20周年のお祝いも含め味わえたことは、何にも増してご褒美のような気持ちだった。この日のライブには、JOEがDASEINと並行し活動しているtheCYCLE / ELLEGUNSのメンバーであり、盟友のPANTHER(ELLEGUNS)もゲストで参加。ここへ、当日の模様をお伝えしたい。
暗闇に轟くJOEのドラム演奏が、会場中を支配する。高まる感情、昂る興奮。豪圧なドラム演奏に導かれ、メンバーたちが姿を現した。何時しか演奏は「存在」へ。Rickyが最後に現れ、楽曲が「Yの黙示録」へ姿を変えると同時に、DASEINのライブが勇ましくも華やかに幕を開けた。荒ぶる音を背に、「いつまでもずっと 君の夢を見させてくれないか」と歌詞に込めた想いを噛みしめながら歌うRicky。ブリッジパートではたおやかな表情も示しながらも、熱を持った演奏に触発され感情のストッパーを外したRickyは、疾走する楽曲の上でどんどん声の熱量を上げだした。
激しさを数倍強化した「レジスタンス」でも、JOEの鬼のような豪傑ドラムプレイが炸裂。Rickyも、モニターに足をかけ高らかに声を上げていた。「さぁ、夏のDASEINをお届けしたいと思います」の言葉に続いて、「漣」を演奏。どの楽曲も、生バンドによる演奏を強化した今のDASEINのモードへ進化。楽曲の持つ魅力そのままに、より攻める姿勢を強め、DASEINは、画面の先で騒ぎたくてうずうずしている人たちを「騒ぎたいなら騒ぎなよ」と言わんばかりに煽り続けていった。
Rickyの前には、コメントが流れるモニターを用意。MCではタイムラインの書き込みも目にしつつ語っていたところが、配信ライブらしい風景だ。
「なんとか今日このステージに立てたことをみなさんに感謝します。まずはDASEINの存在を感じてほしい。そしてJOEの48.5歳を一緒に祝いましょう」
結成20周年記念配信シングルとしてリリースした「待宵影」をライブで初披露。「待宵影」は、デビュー曲「夢つれづれ」のオマージュ作。NEO HYPER BEAT ROCK STYLEと言えば良いだろうか。妖艶でメロウな歌とダンサブルでエレクトロな音の洋服をまといながらも、今のDASEINらしいハードエッジな音の服を重ね着した姿で表現。心地好く歌に身を預けながらも、迫力あるダンスロックに身体は揺さぶられていた。JOEの猛々しいドラム演奏に乗せ、楽曲が一気に走りだすと同時に、演奏は「キ・ミ・ダ・ケ」へ。哀愁を帯びた歌を、Rickyは画面の先の人たちの胸に印象深く響かせる。ライブという場を通すことで、「キ・ミ・ダ・ケ」がいつも以上に熱情した歌に姿を変えて突き刺さった。彼らの情熱的な想いが胸を騒がせた。
この日の主役JOEのドラムソロが登場。野生の目覚め、大地の咆哮とも言うべき感情を剥きだした勇ましい演奏を披露。激しいドラマを作り出す演奏に導かれ、楽器隊がふたたび舞台へ。音の駆け引きを行うようなスリリングな演奏を魅力に、変拍子も効かせたプログレッシブ/ハードロック/エレクトロな「追憶」を披露。哀愁を帯びた音に色を変え、楽曲は「じっとみつめたい」へ。愛しい人への募る想いに心を浸らせるよう、Rickyは「じっとみつめたい 君といたい」と歌唱。サングラスを外したRickyは、今でも忘れられない愛しい人を、その瞳で追いかけるように歌っていた。Rickyの心といつしか気持ちが同調。切ない想いに、瞼が潤んでいた。
JOEとも同じtheCYCLE / ELLEGUNS CYCLEのメンバーとして活動しているギターのPANTHERがステージへ。この日は、ゲストプレイヤーとして登場。ここからは、ギタリストをPANTHERに変えてのライブへ。
披露したのが、theCYCLEの「ETERNAL RAIN」。Rickyは、中低域を強調しながら雄々しく歌声を響かせていた。天空を揺さぶるようなRickyの歌声がフロア中に響き渡る。PANTHERの空気をつんざくギター音が響き出すと同時に、楽曲は「BREAK←SHAKE→BRAIN」へ。Rickyの背中を豪快な音の風圧で刺激する演奏陣。Rickyも沸き立つ気持ちを熱く震わせ歌っていた。Rickyと演奏陣がセッションを繰り広げるよう、互いに熱を高めあう。熱情と熱情を重ねあわせ、楽曲は唸りを上げ存在感を強めてゆく。
PANTHERのギターとベースの長野典二によるバトル・セッションが展開。そこへJOEのドラムと巧のシーケンスなど演奏陣が加わり、楽曲は「今に勝る時はナシ 今に敗けるよりはマシ」へ。激しさに激しさを塗り重ねる演奏。Rickyも、荒ぶる演奏を雄々しき声で煽っていた。メンバーたちが感情剥き出しのバトルを繰り広げれば、その熱を、Rickyは画面の向こうの人たちにもぶつけてゆく。昂る感情、頭を振らずにいれない衝動が身体中を駆け巡る。
「ケリをつけろ」というタイトル通り、JOEの攻撃的なドラム演奏を背に、演奏陣とRickyは、カメラレンズの先にいる大勢の人たちを「騒ぎ狂え」「ケリをつけろ」とけしかけた。沸き立つ熱情を、もっともっと臨界点まで高め互いにぶつけあおうと、DASEINは強く求めてきた。「Oi!」「Oi!」と煽るRicky、猛り狂う音に浸っていたら、昂る感情をすべて吐きださずにいれなかった。Rickyのハイジャンプキックのエンディングを受け、「我思う、故に、我あり」とRickyが口にした言葉に続き、最後にDASEINは「COGITO ERGO SUM」を演奏。唸る雄大なエレクトロなスタジアムロックナンバーを全身に浴びながら、Rickyは沸き立つ想いを力強く熱唱。この貫祿と迫力、触れた人たちを熱狂の虜にしてゆくパワーと存在感こそDASEINの20年間の歩みだ。
ミドルメロウな「流離人」の音色へ導かれるように、メンバーたちが舞台へふたたび姿を現した。各々の手にはオレンジのサイリウムの光が輝いている。雄々しいRickyの歌声に導かれ、演奏が鳴り響く。壮大な景観を描く楽曲に躍動する表情を与え、気持ちを煽るJOE。Rickyは、大きな音のうねりの中へ身を浸し、歌の世界に心を寄り添えながら、哀愁覚える声で歌っていた。タイムラインにはオレンジのサイリウムの絵柄の変わりにニンジンの絵がたくさん流れていたことも伝えておこう。
「なかなか終息が見えない中、大変な今を、みんなと一緒に素敵な今にしたいと思います。みんなと出会った今を、この大切な曲に込めたいと思います」。壮麗なエレクトロ音が流れる中、DASEINが届けたのが「大切な人へ」。今の自分たちの気持ちをこの曲に託し、彼らは慈しみと感謝の想いを届けてくれた。その演奏と歌声は、大切な人へ向けたDASEINからの素直な告白にも思えていた。
ふたたびPANTHERを招き、「心を一つに共鳴しあおう」の声を合図に、最後にDASEINは夏に相応しい「共鳴り」を演奏。大きく手を振りながら、画面の先の人たちと気持ちを共鳴しあおうと呼びかけるRicky。心を解き放ち、視線の先に眩しい夏の光景を描きながら、DASEINは触れた人たちと素敵な想い出の一場面をそこに残してくれた。開放した気持ちのままに、この想いを、まだ見ぬ次の景色へとDASEINは繋げてくれた。その熱を持った優しさが嬉しかった。画面の向こうでも、Rickyと一緒に騒いでいた人たちも大勢いたに違いない。
アフタートークでは、この日のライブの感想はもちろん。ゲストに、アレンジャーの樫原伸彦やベーシストのジェロニモを迎え、DASEIN活動初期時の、今だから話せるさまざまなこと(裏話?)を気ままに届けていた。
無事、JOEの生誕祭を行うことが出来たのも、素直に嬉しかった。次にDASEINと直接逢える日まで、今は、この日の心のざわめきを大切に胸に閉まっておきたい。
PHOTO:NORI
TEXT:長澤智典
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★インフォメーション★
DASEIN 結成20周年記念配信シングル「待宵影ーマツヨイカゲー」
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【DASEIN プロフィール】
2001年1月1日、avexよりメジャーデビュー。 爆発的パワーとヘヴィかつ的確なビートにより狂気のグルーブを生み出すドラムのJOEと、 幅広い声域と艶のある力強いハイトーンヴォイスでポップス、ロック、シャンソン、 特撮ヒーローソングまでを変幻自在に歌いこなすヴォーカルのRickyからなる二人組ユニット。 DASEIN(ダーザイン)=現存在。11枚のシングルと2枚のアルバムをリリースし、 のちにHYPER BEAT ROCKという独自の音楽スタイルを確立する。 2004年1月、渋谷公会堂2daysをもって解散。 結成10年目となる2010年にSHIBUYA-AXにて復活を遂げ、 2017年には約15年振りとなる3rdアルバム『唯、此処に在ることが愛しくて』をリリース、2019年4月には通算16枚目となるシングル『じっとみつめたい』リリースするなど、現在も音楽シーンでその異彩を放ち続けている。結成から20年目となる2020年には大規模な全国ツアーも予定している。
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Ricky オフィシャルサイト
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JOE オフィシャルサイト
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――セットリスト――
「存在」
「Yの黙示録」
「レジスタンス」
「漣」
「待宵影」
「キ・ミ・ダ・ケ」
–ドラムソロ–
「追憶」
「じっとみつめたい」
「ETERNAL RAIN」
「BREAK←SHAKE→BRAIN」
「今に勝る時はナシ 今に敗けるよりはマシ」
「ケリをつけろ」
「COGITO ERGO SUM」
-ENCORE-
「流離人」
「大切な人へ」
「共鳴り」