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2020年11月27日 (金)

【ライヴレポート】<BugLug 有観客ワンマンライヴ「Rock Band Is Not Dead」>2020年11月24日 SHIBUYA PLEASURE PLEASURE◆即完の有観客ライブ完遂!「“こんなに笑顔になれるんだ”って心の底から思えた幸せな時間だった。」一聖(Vo)

NEWS - 12:00:28

今年始動10周年を迎えたBugLug

新型コロナウイルスの影響により、5月に予定されていた記念ワンマンライブ(LINE CUBE SHIBUYA公演)、10周年記念ツアーが相次いで中止に追い込まれていたが、去る1124日に約8カ月振りとなる有観客ワンマンライブをSHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて開催した。

 

同日にリリースされた「苦境に立ち向かう」というテーマを掲げたコンセプトベストアルバム『Rock Band Is Not Dead』と同タイトルを掲げた本公演のチケットは一般発売から10分でソールドアウト。

ファンから渇望されていたライブであるとともにBugLug自身も開催を渇望していたライブであった。

 

全席指定、入場時に検温やアルコール消毒、質問票の提出、常時マスクと配布されたオリジナルフェイスシールドの着用が義務付けられるなど万全の感染予防対策が施された本ライブ。

 

定刻を少し過ぎ、ステージに登場したメンバーに大きな拍手が送られる中1曲目の『TIME MACHINE』でライブがスタート。

BugLugファンにとっては”復活”を想起させるライブではレアなバラード曲の演奏での幕開けに会場内は緊張感で満たされた。

しかし徐々にライブはヒートアップ。

一聖(Vo)の「声出していいんだよ」という言葉に呼応して観客からは堰を切ったように歓声が送られ、ファンはもちろん、もしかすると何よりメンバー自身が待ち望んでいた熱いライブ空間がそこに広がっていた。

その熱は本編ラストのに演奏された新曲『Rock Band Is Not Dead』まで途切れることなく駆け抜けた。

 

アンコールでは本編とは打って変わって和やかな雰囲気で各メンバーのMCを交えつつ進行。

アンコールラストにはライブ定番曲となる『猿』が演奏され大団円を迎えたが、完成の中、なかなかステージを下りないメンバー。

「やっぱりこのまま終わるなんて我慢できない」と急遽『Rock Band Is Not Dead』の演奏を追加。

このライブのメインテーマである「Rock Band Is Not Dead!」というワードをファンと共にシュプレヒコールが会場に鳴り響き、「この苦境に立ち向かっていこう」という力強い拳が突き上げられた。

 

ライブ直後、メンバーにライブを終えてみての感想を聞いてみた。

 

悠介(Dr)「コロナ禍での有観客ライブで、正直どういうライブになるのかわからない不安も凄くありました。

でもこんな状況だからこそライブで伝わることもあるし、楽しむことだって出来る、と感じることが出来たライブでした。」

 

燕(Ba)「ライブをやって本当に良かったです、やっぱりBugLugのホームはライブなんだと改めて実感しました。

そして支えてくれているみんなへ感謝!!また必ず会える

 

優(Gt)「不安が無かったと言えば嘘になるし、複雑な思いを抱えたままステージに上がったのも事実。

だけど皆が拍手で迎えてくれた事でその不安は消えた。音を鳴らした瞬間に鳥肌が立った。

時間がかかったし小さな一歩なのかもしれないけど、皆と共に進むべき未来への光が間違いなく見えた。

そしてなにより皆の楽しそうな顔が嬉しくて涙が出そうになった。

心残りがあるとすれば領収書の精算を忘れた事ですね。」

 

一樹(Gt)「久しぶりのライブでした。ありがとうございました。

まだまだ厳しい日々は続きますが、とりあえず一歩を踏み出しました。これからもよろしく!

 

一聖(Vo)「やってみないとどうなるか分からないと思って挑んだライブだったけど、「こんなに笑顔になれるんだ」って心の底から思えた幸せな時間だった。

ライブに来てくれた人はもちろん、来れなかった人にもみんなに感謝で一杯。

それがライブを終えてみての素直な感想かな。」

 

自粛ムードが漂うロックバンドにとって厳しい状況の中でも「諦めない」という力を示してくれた夜だった。

今後のライブ予定は全くの白紙という彼らだが、きっとまた何かを仕掛けてくるに違いない。

ライブ終演後、彼らはその手始めに全楽曲のサブスクリプションおよびダウンロードを解禁した。

 

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Rock Band Is Not Dead

2020.11.24 SHIBUYA PLEASURE PLEASURE

 -SET LIST-

 

 

01. TIME MACHINE

02. Live to Love 

03. TЯAUMA

04. カラクリリック

05. V.S

06. THE DEAD MANS WALKING

07. Cameraman

08. 人間へと帰りたい

09. SHISHIMAI

10. MOSHPITLIFE

11. KILLER×KILLER×KILLER

12. Rock Band Is Not Dead

 

EN1. 絆・創・幸

EN2. ギロチン

EN3. 絶交悦楽論

EN4.

EN5. Rock Band Is Not Dead

 

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【サブスクリプション】

・一覧ページ

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RELEASE INFO.

NEW ALBUM

Fuck the CORONA collection

Rock Band Is Not Dead

2020.11.24RELEASE

 

▶「Rock Band Is Not DeadMusic Clip

https://youtu.be/QX-OAx7vFVQ

 

 

▼初回盤(CDDVD) RSCD-337/338 4,800(税込)

▼通常盤(CD) RSCD-339 3,000(税込)

 

<収録内容>

[CD]

01. Rock Band Is Not Dead

02. KILLER×KILLER×KILLER

03. SHISHIMAI

04. Cameraman

05. 人間へと帰りたい

06. THE DEAD MAN’S WALKING

07. MOSHPITLIFE

08. V.S

09. TIME MACHINE

10. 絆・創・幸

 

[DVD](初回生産限定盤のみに付属)

Rock Band Is Not Dead -Music Clip-

Rock Band Is Not Dead –メイキングオフショット

 

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2020年11月24日 (火)

【ライヴレポート】<DEZERT SPECIAL LIVE 2020 “The Today”>◆2020年11月23日(月・祝)LINE CUBE SHIBUYA◆──彼らが展開してみせた渾身の“今日”。

NEWS - 20:00:20

 今日の出来事を。今日を生きている自分たちのことを。今日を迎えられたという事実を。

全て堂々と自己肯定したうえで、さらなる佳き未来を呼び込むために「今日から変わっていきたい」と宣言し、それを実行していく彼らの姿がそこには在った。  

 

1年前に最新アルバム『black hole』を発表したのち、本来であれば今年はシリーズライヴ[DEZERT 2020 LIVE /天使の前頭葉]や全国ツアー[DEZERT 2020 TOUR /天使の前頭葉]を実施する予定であったDEZERTがコロナ禍の深刻化により続々と各公演を延期し、さらにはそれらを全て2021年へと再延期するに至ったことこれはもちろん致し方のない不可抗力的災難でしかない。  

 

ただ、DEZERTの場合はここまで頑なと言えるほどのスタンスで無観客配信ライヴの類いを一切開催して来なかった事実があるだけに、このたびLINE CUBE SHIBUYAでの有観客ワンマン[DEZERT SPECIAL LIVE 2020 “The Today” ]を決行したことは、その事実自体がひとつのメッセージにもなっていたと言えるのではなかろうか。  

 

季節が秋から冬へと近付くに従い、目下日本ではコロナ第3波とされる兆候がみられるようにはなったものの、いわゆる50%キャパ制限を遵守しつつ、公演中にも換気のためのインターバルを設け、来場者全員の検温を行うなど各種感染防止対策がとられた中でのこのライヴは、DEZERTというライヴバンドにとって非常に重要な場としての意味を持っていたのだ。

 

「よく生きてたな!いろんな不安はあると思うけど、今日は俺らが全部切り裂いてやるから安心して遊んでってください!!」  

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今宵、フロントマン・千秋が登壇して開口一番にこう述べたうえでまず我々へと供されたのは、この11月より配信開始となったばかりの新曲「Your Song」。

 

〈怖がらなくていいよ 僕がここにいるよ 君がそこにいるのなら〉

〈何度失ったって 世界を無くしたって 君が君でいるのなら 僕は僕でいよう〉  

 

なんでも、この曲はもともとシングル用として年明けにレコーディングしていたものだったそうで、のちに歌詞は少し改編したというだけあり、歌詞には今時分とフィットするくだりが幾つかみられる。

また、音像面での「Your Song」はよりバンドサウンド自体が骨太になっているのと同時に、そこにはロックに不可欠な心地よい緊張感もしっかりと漲っていて、当然その感覚は今回のライヴでも体現されていたため、我々はここで早くもDEZERTなんだか以前より頼もしくなっていることに気付かされることとなったのである。  

 

かくして、久方ぶりのワンマンライヴでいきなり新曲を呈示してみせた一方、ここからのDEZERT“SPECIAL LIVE”の冠を地で行くように「「君の子宮を触る」 」を始めとした懐かしめの過去曲たちや、アルバム『black hole』に収録されていたグルーヴィにして痛快な「Thirsty?」など、ベスト盤的な流れの神セトリで新旧の楽曲たちがあれもこれもと演奏されていくことに。

ここまでの約9ヶ月間はライヴがおあずけ状態になっていたこともあり、臨場感あふれる中で彼ら4人の放つ活きの良い音たちを堪能出来るその時間がやたらと贅沢に感じられたのは、何も筆者だけではあるまい。  

 

なお、今回のライヴについてはwebでの生配信+アーカイヴ配信も行われ、それらのサウンドはなんとMUCCのミヤが自身のノウハウを活かして配信音声マスタリング管理を担っていたそう。

そもそも会場チケットがソールドアウトしていたことや、様々な事情で現場に足を運べないファンがいることを踏まえると、ネット回線を通じても良質なライヴサウンドを味わうことが出来る体制が整えられていたことは素晴らしい限り。  

 

Sacchanの弾く繊細なピアノフレーズや、抑揚の利いたSORAのドラミング、ブルージーな匂いの漂う乙なMiyakoのギターワーク、そして表情豊かな千秋の歌が劇的な情景を描きだした「「遭難」」といい。

時にはヘイトの詰まった曲も生み出してきたDEZERTが、敢えて真正面からの清く正しい正論を掲げる「True Man」といい。

はたまた、従来のライヴでは途中でオーディエンスがサビを歌ってきた場面で楽器隊メンバーがそれを代行した「「遺書。」」といい。

この夜この場で演奏された曲たちが、どれをとっても聴く者の魂を揺さぶるような尊いエモーショナリズムに満ちていたのも実に納得だ。  

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中でも、本編ラストに投下された名曲「TODAY」の存在感はことさら圧倒的で、これの演奏前に千秋が繰り広げた13分近くにもわたる口上も併せて、深い説得力をたたえたものだったと言っていいだろう。

 

3月から、えれぇ世界になってしまったもんです。4月、5月、6月とDEZERT「こんな世界だからこそ、やるべきことをやろう!」と考えてました。

曲も作ったりしましたよ。でも、8月はえれぇー暑かったし、俺は幸せについて考えちゃったんだよね。(中略)

当時は11月のライヴも出来るかどうかわかんなかったし、とにかく

「どうしたら幸せになれるんだろう」

「どうしたら来てくれるやつらを救えるのかな」

「どうしたら、来たみんなが明日からも頑張ろうって思えるようなライヴを出来るのかな」

ってずっと考えてた。

それはみんなのためじゃなくて、自分のためにね」  

 

いやはや。ごく個人的な見解にはなってしまうが、「あなたのためを思って~」などと善意を押し付けてくる人間ほど信用しかねるところがある反面、千秋がここで口にした「自分のために」という言葉に不思議なほどの真実味がこもっていると感じられたのは、そこに偽善という嘘が折り込まれていないからだったに違いない。

 

10月に「TODAY」を新しいアレンジで出したんだけど、あらためて考えたんだよ。

果たして俺は、この詞みたいに〈生きててよかった〉と思えるような本気の夜を迎えられてるのか?とね。(中略)

だから、俺は自分の今日を変えようと思うわけ。そして、それを続けていくことも大事だと思ってる。

実際、俺はこの考え方をするようになってちょっと救われております。やるべきこともなかなか出来ない、こんな世界だけど嘆いててもしょうがないし。

なんか「千秋、丸くなったな」とか「もっと、おまえのやべーとこ見てみたい」みたいなことを言ってくるバカがたまにいるんだけどさ。

何がやべーとこ、だよなぁ。こっちは本気で自分のために歌で人を救いたいと思ってるのに。

でも、そのことにあらためてちゃんと気付いたのもまさにこの期間でした」  

 

つまり、千秋はこのコロナ禍において自らの天命についていよいよ悟ったということなるのかも。

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「前にある人から言われたのね。「やりたいことをやるのが才能じゃねぇ。

やりたいことをやれると思う気持ちが大事だし、やり続けられてるのは既に才能だ」って。(中略)

今日ここにいる人たちにも、俺はぜひそういう人間になっていって欲しいです。俺も頑張ります。

これからずーっとDEZERT続けていくから。チャレンジしていくよ。

DEZERTには武道館、横浜アリーナは無理って言ってたヤツら、見とけ。絶対やるからな。

だけど、それにはオマエたちの存在も必要です。だからこそ、オマエたちもやりたいことをやれる才能を身に着けてください。

そしてまた、この場所でみんなで会いましょう。長くなったけど今日は本当にありがとう。

今ここで。明日じゃない今日。自分を変えていってくれ!最後に聴いてください、「TODAY」!!」  

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意図的だったのか、それとも時たま起こる無意識的な現象だったのか。

〈誰もが失って 時に泣き叫んで また今日から始めればいい〉という歌詞を、〈誰もが失って  時に拳をあげ~〉と替えて歌っていた千秋の歌声には、極めてポジティヴな想いが託されていたように感じられた。  

 

ちなみに、このあとアンコールにて披露された未発表の新曲からもそれは感じられたことで、今日の為に作ってきたというこの書き下ろしの新曲には、聴き取った限り以下のような詞が含まれていたような気がする。

 

〈違いを赦して 違いを愛して 互いを照らしてくれ〉  

 

嗚呼。なんと真っすぐで寛容な愛と希望のうた、だろうか。昨今、方々で多様性を尊重しようという声はそれなりに上がれども、世代や主義主張などあらゆる違いや差の存在するところに分断が生まれ続けている現世において、DEZERTがここで呈示した未来へのヴィジョンは、誰もがたどり着く必要のあるひとつの境地だと言えそう。

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「俺ら、いつかすげぇ虹かけますよ!でも、最後に一言だけ。やっぱ、コロナうっぜぇぇぇぇぇぇぇっっ!!」

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溜まりに溜まった心の内の呪詛を炸裂させながら、DEZERT の深部に眠る三つ子の魂を甦らせるかたちとなった殺伐チューン「「殺意」」の演奏までを含めた、計約3時間。

彼らが展開してみせた渾身の今日は、その様子を見聞きした者たちにとって忘れ得ぬものになったものと思われる。

 

今日を生き抜くことを日々重ねながら、自らのために幸せを貪欲に希求していくDEZERT が、やがて大きな虹をかける時。そこには必ず佳き未来が訪れるはずだ。

 

 

写真◎田中聖太郎・渡邊玲奈(田中聖太郎写真事務所)
文◎杉江由紀

 

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DEZERT SPECIAL LIVE 2020 “The Today”

20201123日(月・祝)LINE CUBE SHIBUYA 

SETLIST

 

1. Your Song

2.「君の子宮を触る」

3. Thirsty?

4. ラプソディ・イン・マイ・ヘッド

5. 蝶々

6. Sister 

7.「教育」

8. 白痴

9.「遭難」

10. Call of Rescue

11.「擬死」

12. 排泄物

13. 肋骨少女

14. 感染少女

15. 「秘密」

16.「変態」

17. True Man

18.「遺書。」

19.「ピクトグラムさん。」

20. TODAY

                           

En1. オーディナリー

En2. 新曲            

En3.「殺意」

 

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<最新ライヴ配信情報>      

    

■ライヴ配信 DEZERT SPECIAL LIVE 2020 “The Today” アーカイブ配信

【チケット料金】¥3,900

 

Streaming+

【チケット発売中】1129(日)21:00まで(※コンビニ決済の方は、1120日(金)23:59まで)

【受付URL】  https://eplus.jp/dezert20201123/st/ 

【アーカイブ期間】 1129日(日)23:59まで

 

MAVERICK CHANNEL(ニコニコチャンネル)>

【チケット発売中】1130日(月)21:00まで

【受付URL】ニコニコ生放送 https://live2.nicovideo.jp/watch/lv328988759 

【アーカイブ期間】 1130日(月)23:59まで

 

 DEZERT SPECIAL LIVE The Today”特設サイト https://www.dezert.jp/live2020/ 

 

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<最新リリース情報>

 

★配信リリース Your Song』 配信中

各ダウンロード、サブスクリプションサイトにて配信

https://lnk.to/DEZERT 

Your SongOfficial Music Video : https://youtu.be/3L-8OE7UU1I 

 

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<2021年ライヴ振替公演>

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DEZERT 2021 LIVE 天使の前頭葉※2020年再振替公演

202158日(土) 池袋BlackHole

202159日(日) 池袋BlackHole

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DEZERT 2021 LIVE 天使の前頭葉結ふ2020年再振替公演

2021527日(木) 恵比寿LIQUIDROOM

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DEZERT 2021 TOUR 天使の前頭葉※2020年再振替公演

2021515日(土) 福岡DRUM SON

2021516日(日) 福岡DRUM SON

2021519日(水) 名古屋Electric Lady Land

2021522日(土) 静岡SUNASH

202165日(土)  神戸VARIT.

202166日(日)  京都MOJO

2021612日(土) 金沢AZ

2021626日(土) 札幌BESSIE HALL

2021627日(日) 札幌BESSIE HALL

202174日(日)  仙台darwin

 

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■現在、入手困難な音源を含む全楽曲を

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2020年11月23日 (月)

【ライヴレポート】2020年11月21日(土)<MUCC無観客配信ライヴ『FROM THE MOTHERSHIP』>◆──MUUCというバンドのポテンシャルの高さをあらためて感じさせる良質なライヴ

REPORT - 20:00:28

6月から無観客配信ライヴをスタートさせたMUCCが、1121日に<FROM THE MOTHRSHIP>と銘打った配信ライヴを行った。

3回目を迎える今回はこれまでのライヴ会場から配信するパターンとは異なり、レコーディング・スタジオを使用したスタイルで開催。

その話を聞いて、“そうなると、聴かせることに特化したライヴになるのかな?”とか“もしかすると演奏に専念するために、ミヤとYUKKEはイスに腰かけてプレイするかもしれない”といったことが頭をよぎった。

ミュージシャンシップの高いバンドだけにそういうパターンも考えられるが、彼らが一筋縄ではないかないことは周知の事実。

MUCCはレコーディング・スタジオで、どんなライヴを見せてくれるだろうとワクワクしながら開演を待った。

 

ライヴはヘヴィ・チューンの「惡-JUSTICE-」からスタート。

始まると同時に、SATOちのドラムセットに向かってミヤとYUKKEが円を描くように立ち、逹瑯と生ピアノを弾くサポート・キーボードの吉田トオルは別ブースに入るというフォーメイションに“おっ?”と思った。

さらに、ギターとベースのキャビネット(スピーカー・ボックス)も独立したブースに入れて、マイクを立てたようだ。

この形ならドラムの遮音などをせずに生ピアノを鳴らせるし、ギター/ベースの音量も自由に上げられる。

つまり、今まで以上にこだわった音作りができるというわけだ。

また、逹瑯はより良い状態で歌声を聴かせるためにレコーディング用のコンデンサ・マイクを使うことにして、別ブースに入ることにしたらしい。

MUCCの配信ライヴは音の良さも大きな魅力になっているが、今回は今までのクオリティーのさらに上をいっていて、1曲目から“やるな!”と思わずにいられなかった。

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 その後は陰影に富んだ展開を活かした「アメリア」やヘヴィネスと抒情性を融合させた「遮断」、パワフル&エモーショナルな「路地裏 僕と君へ」などが相次いで演奏された。

感情を露わにして強く心に響く歌声を聴かせる逹瑯。

激しいアクションとシュアなギタープレイのマッチングが光るミヤ。

ミステリアスなオーラを発しつつ重厚にうねるグルーブを紡いでいくYUKKE

全身を使ってスケールのデカいドラミングを展開するSATOち。

メンバー全員がフィジカルに演奏していながらサウンドがタイトなのはさすがの一言。

秀でた演奏力とクリア&ラウドなサウンド、逹瑯だけ別の場所にいるため背景が変わる映像などが相まって、ライヴでいながらMVを観ているような不思議な感覚を味わうことができた。

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 映像といえば、今回のライヴはカメラワークも絶妙だった。

逹瑯の歌い出しやミヤのギター・ソロなどはもとより、ミヤが足元のエフェクターを切り替える瞬間や

SATOちがフィルを叩くポイントなどもしっかり押さえる辺りは実に見事。

良質なサウンドといい、秀逸なカメラワークといい、スタジオを数日間ロックアウトしてかなり綿密なリハーサルをしたのかなと思ったが、スタッフによるとMUCCがスタジオ入りしたのはライヴの前日だったそうだ。

前日に音作りやモニター・バランスの調整などを行って、映像班は当日入りだったと聞いて驚いた。

1回の通しリハだけでメンバーが希望するカメラワークを実現すべく、映像班は演奏する全曲の譜面を起こして、後何小節で歌が入る、ギター・ソロが入るといったことをリアルタイムで確認しながらカメラのスイッチングを行ったという。

音と映像に強くこだわるMUCCもさることながら、時間がない中でそれに応えるスタッフもさすがの一言に尽きる。

プロフェッショナルが揃った現場ならではのハイレベルな仕上がりが光っていた。

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 ミヤがピアノを弾くスロー・チューンの「積想」を皮切りにライヴ中盤ではファンクが香る「例えば僕が居なかったら」と「秘密」、ジャジーな導入部から力強さと幻想的な味わいを併せ持った世界へと移行する「ゲーム」、翳りを帯びたレゲェ・テイストを活かした「メディアの銃声」などをプレイ。

こういったアダルトな雰囲気の楽曲を並べたセットリストと秋の夜の相性の良さは抜群といえる。

1曲ごとに深みを増していく流れが決まって、時間が経つのを忘れてMUCCの世界に強く惹き込まれた。

 YUKKE_wr201121_2876

 さらに、今回のライヴは“ピン!”と糸が張ったような緊張感がずっと漂っていることも印象的だった。

MUCCのライヴは普段から“ビシッ”としているが、今日はよりシリアスな雰囲気で、メンバー全員が高い意識でライヴに臨んだことがうかがえる。

とはいえ、決してピリピリした空気感ではなく、緊張感が心地よさにつながっているのが実に良かった。

 SATOち_wr201121_2026

吉田トオル_wr201121_2338

 バンドの懐の深さを見せた中盤を経て、逹瑯の温かみに溢れたボーカルやミヤが弾くロマンチックな味わいのギター・ソロなどをフィーチュアした「ブリリアント ワールド」からライヴは後半へ。

逹瑯がブースから楽器陣のいるスタジオに移動したフォーマットで「DEAD or ALIVE」や「茫然自失」「蘭鋳」といったハイエナジーなナンバーが畳みかけるように演奏された。

ついさっきまで洗練された音楽をじっくりと聴かせていたのと同じバンドとは思えない“アグレッシブなMUCC”も本当にカッコいいし、ここでも緊迫感を保っているのは見事。

ライヴで演奏し慣れたハード・チューンを並べた終盤に入ってリラックスした雰囲気は微塵もなく、メンバー達は鋭い眼光を放ちながらプレイ。

彼らのメンタル面のずば抜けた持久力にも、あらためて圧倒させられた。

 

 その後は本編のラストソングとして、激しさと美しさを併せ持った「フリージア」を披露。

ストリングスを配したサウンドやメロディアスなサビ・パートのボーカルなどを聴いていると、心が強く駆り立てられる。

こういう流れで終わる辺りもさすがだなと思わせて、MUCCは本編を締め括った。

 

 さらに、アンコールでは、新曲の「明星」を聴かせてくれた。

「明星」は煌びやかなサウンドと“悲しみを超えて謡え、笑え”というメッセージを活かしたナンバー。

胸を打つ1曲で、視聴者は良質な希望の歌がまた新たに生まれたことを感じたに違いない。

MUCCは今回もライヴを通して様々な感情に揺さぶりをかけてきて、最後に心地いいカタルシスを与えてくれた。

 

 レコーディング・スタジオを使った配信ライヴという新たな試みで、観応えのあるライヴを披露してみせたMUCC

今回のライヴは徹底して計算されたカメラワークやカット割りなどはあったものの、凝った演出や映像面のギミック、ゲストの登場などはなく、さらにスタート時間が遅れたためMCも最小限という、驚くほどピュアなライヴだった。

そういうアプローチで物足りなさを感じさせなかったのは「さすが!」の一言に尽きる。

音楽を最重視したライヴでいながら、メンバーそれぞれが演奏する姿や丁寧なカメラワークなどで視覚面でも楽しませてくれたことも見逃せない。

物足りないどころか、頭の芯が“ジン”と痺れるような感覚を随所で味わせてくれた。

 

 もうひとつ、ライヴを視聴した人はわかっていると思うが、今回のライヴはミヤのギターの弦が切れる、フェンダー・ローズ(エレピ)の電源が落ちる、逹瑯のマイクの調子が悪くなるなど、機材面のトラブルが多かった(開演が遅れたのも機材関連のアクシデントだったらしい)。

生配信ライヴでトラブルが起こるのはかなりの痛手といえるが、MUCCのメンバー達は全く動じることはなかった。

こういったところにも彼らの強靭さは表れている。

メンバーが動揺しないためザラついた空気になることはなく、視聴していた人も逆に普段はあまり見ることできないメンバー達の姿を楽しめたと思う。

 

 ライヴのあり方や音楽性の幅広さ、高度な表現力、そしてメンタルの強さなど、様々な面を通してMUUCというバンドのポテンシャルの高さをあらためて感じさせる良質なライヴだった。

そんな彼らだけに、今後の動きにも大いに注目していきたい。

 

 

文◎村上孝之

写真◎渡邊玲奈(田中聖太郎写真事務所) 

 

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MUCC無観客配信ライヴ『FROM THE MOTHERSHIP

20201121日(土)SET LIST

 

1.-JUSTICE-

2.アメリア

3.遮断

4.路地裏 僕と君へ

5.アイリス

6.room

7.積想

8.語り部の詩

9.例えば僕が居なかったら

10.秘密

11.ゲーム

12.メディアの銃声

13.堕落

14.25時の憂鬱

15.ブリリアント ワールド

16.最終列車

17.DEAD or ALIVE

18.茫然自失

19.蘭鋳

20.フリージア

en1. 明星(新曲)

 

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=MUCC INFORMATION=

 

<LIVE>

 

MUCC無観客配信ライヴ『FROM THE UNDERGROUND

1128日(土) 19:00

【チケット料金】 3,969(税込)

 

【配信サイト】

ZAIKO> 受付期間 20201121日(土)22:00124日(金)20:00

 視聴・購入 https://muccofficial.zaiko.io   

<ニコニコ生放送> 受付期間 20201121日(土)22:00124日(金)20:00

 視聴・購入  https://live2.nicovideo.jp/watch/lv329087697  

 

FROM THE UNDERGROUNDTrailer映像

  

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■「惡-The brightness world

20201227日(日) 日本武道館

OPEN 1600 / START 1700

(問)SOGO TOKYO 03-3405-9999

 

【チケット料金】全席指定 9,600(税込)

※未就学児入場不可、営利目的の転売禁止

 

★チケット:

【プレイガイド3社合同抽選先行】 20201118日(水)12001124日(火)2300

<イープラス>  https://eplus.jp/mucc20201227/  

<ローソンチケット> https://w.pia.jp/t/mucc20201227/

<チケットぴあ> https://w.pia.jp/t/mucc20201227/  

 

【一般発売日】 20201213日(日)

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『惡-The brightness worldWOWOW生中継決定!

 

『生中継!MUCC 日本武道館 LIVE -The brightness world

【放送日時】 20201227日(日)1700

 https://www.wowow.co.jp/mucc/  

 ※番組編成や内容は予告なく変更される場合がございます。あらかじめご了承ください。

 

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<イベント出演

 

rockin’on presents COUNTDOWN JAPAN 20/21

20201231日(木)

幕張メッセ国際展示場111ホール、イベントホール

 

OPEN 1330 START 1500 CLOSED 2830(予定)

【チケット料金】1日券(1231日)¥15,500(税込)

 公式サイトhttp://countdownjapan.jp/  

【一般発売日】 20201213日(日)

 

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<RELEASE>

 

★LIVE Blu-ray&DVD「~Fight against COVID-19 #3~『惡-THE BROKEN RESUSCITATION』」 

【発売日】20201125日(水)

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<朱ゥノ吐VIP会員限定 完全生産限定盤(Blu-ray3枚組> 

 品番:MSHN-087 価格:¥10,000+tax +送料

[朱ゥノ吐VIP会員限定 完全生産限定盤 特典]

・メンバーソロカメラDISC2枚(石岡盤/水戸盤) 

 DISC2石岡盤[ミヤ追従アングル・YUKKE追従アングル

 DISC3水戸盤[逹瑯追従アングル・SATOち追従アングル]

8P LIVE PHOTO BOOKLET

・ドキュメント映像収録

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<通常盤(Blu-ray)> 品番: MSHN-088 価格:¥6,000+tax

<通常盤(DVD)>  品番:MSHN-089 価格:¥5,000+tax

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<購入特典> 通常盤Blu-ray、通常盤DVDいずれか1枚をご購入で「限A3オリジナルポスター」

対象店舗 HMV(店舗・オンライン)Neowing、ライカエジソン、fiveStars、リトルハーツ、新星堂水戸店 、楽天ブックス

 

通常盤Blu-ray、通常盤DVDいずれか1枚をanysee.jpにてご購入で

anysee.jp限定 MUCCオリジナルBOXティッシュ」

★販売ページ  https://anysee.jp/ec/feature/mucc-tokuten/ 

 

Fight against COVID-19 #3~『惡-THE BROKEN RESUSCITATION』」

トレーラー映像 

 

<収録曲>

1.-JUSTICE- 2.CRACK 3.海月 4.アイリス 5.TIMER 6.Friday the 13th 

7.カナリア 8.月の夜 9.月の砂丘 10.流星 11.アルファ 12.目眩feat.葉月

13.World’s End 14. My WORLD 15.蘭鋳 w/葉月 16.ハイデ 17.TONIGHT

 

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★LIVE Blu-ray&DVD「~Fight against COVID-19 #2~『惡-THE BROKEN RESUSCITATION』」 NOW ON SALE

 

<初回限定盤(Blu-ray)>  品番:MSHN-084 価格:¥8,000+tax

<通常盤(Blu-ray)> 1枚組 品番: MSHN-085 価格:¥6,000+tax

<通常盤(DVD)> 1枚組 品番:MSHN-086 価格:¥5,000+tax

 

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