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2020年12月09日 (水)

【キズ】約10ヵ月ぶりとなるワンマンライブ「本望」終幕。彼らが出した決断とは──。

REPORT - 21:00:12

125日、SHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて、キズワンマンライブ「 望」が行われた。

 

ライブ前に発表された声明文には、活動再開か休止かキズの未来を決めるライブになるという内容が記載され、ライブのタイトルも「 望」と、空白部分が残されたままの状態だった。インタビュー動画も公開され、期待と不安が入り混じる中、開催された「 望」。

 

SEと共に現れたキズの4人は、始動当初の白い衣装というファンにとっては嬉しいサプライズに会場の熱量は一気に上がる。2曲目に代表曲「おしまい」を披露するが、その演奏をVo&Gt来夢が途中で止め、そして静かに話し始めた。

 

「このライブハウスのルールに従ってライブをするんだけど…声出していいんだって」

その言葉に、割れんばかりの声があがり、会場が震える。

 

最後に披露された「黒い雨」では、様々な事情があって会場に足を運べなかった人達のために、撮影可能となった。気になる方はSNS等で検索し、少しでもキズの思いを受け取って頂きたい。その曲を最後に、10ヵ月ぶりのキズのライブは終幕した。

 

そして先日、新たな声明文が発表され、タイトルが「本望」に決定。

 

今後のキズの活動については明言されていないが、「この時代に本当の意味で立ち向かえるバンドになりたい」という発言に、また何かやってくれるのでは、と期待が高まる。

続報を楽しみに待ちたい。

 

 

ライブ写真●川島彩水

 

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≪キズ OFFICIAL BLOG MAGAZINE

来夢「人外」

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ユエ「人間賛歌」

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きょうのすけ「ボク☆参上!」

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▼キズInterview about 2020.12.05『 望』

https://youtu.be/zLtL2pLr0Lw

 

▼キズ LIVE DVDONEMAN TOUR FINAL 消滅 2020211EX THEATER ROPPONGI」視聴SPOT

https://youtu.be/YZQpBy0cJX4

 

▼「地獄」MV FULL ver.

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▼「地獄」全曲動画SPOT

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2020年12月04日 (金)

【ライヴレポート】2020年11月23日(月)<mitsu オンラインライブvol.3「原点回起」>◆32歳のスタートであり、先へ進むための“原点回起”

REPORT - 20:00:53

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*とにかく格好良い!必見のライブ

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mitsuにとって“32”は自身の名前と重なる特別な数字。11月23日、同月に“32”歳を迎えたmitsuの誕生日記念オンラインライブが開催された。

結論から言うと、mitsuの、そしてサポートメンバー3人の格好良さが遺憾なく発揮されたライブだ。未視聴の方はいますぐアーカイブを観てほしい。彼らの格好良さにノックアウトされること間違いない。見逃すなんてもったいない、最高に格好良いライブだ。

 

 

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特別な1年間の幕開け

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今回のライブには「原点回起」というタイトルが付けられている。「原点回起」とは、ソロ始動から5年が過ぎ、自身が歌う意味を改めて見つめ直す「原点回帰」に、困難な状況にあっても「僕らは何度転んでも起き上がれる」という気持ちを掛け合わせた造語だ。

「32歳の1年間を特別な年にする」と宣言しているmitsu。特別な1年のスタートを飾るオンラインライブは、7月のソロ活動5周年記念ライブから約4カ月ぶりのバンド編成、しかも、ソロ始動時と同じメンバーによる4人編成にした。

リハーサルスタジオを会場に選んだことにも「原点回起」の想いが感じられる。自分たちの原点を見つめ直すために、計り知れないほど長い時間を過ごし、お互いに磨きあってきた場であるスタジオにした。

 

 

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「原点」であり「最新」の音

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セットリストもmitsuの原点を振り返るような構成だ。5年前の誕生日にリリースした「It’s So Easy」から始まり、発表年を追いつつ、気分を上げてくれる曲からハッピーな曲、ギラギラしたロック、重厚なバラードまで、mitsuの音楽を存分に楽しめるバリエーションに富んだラインアップ。さまざまな曲調で組まれたセトリは、みんなで音を出すのが楽しくていろいろな曲をやりたくなる、という彼らの気持ちが反映されている。サポートメンバーが増えてから作曲された「遥か」などを4人編成のアレンジで聴くことができるのも、今回のライブならでは。発表以来アップデートし続けている「キンモクセイは君と」も4人編成の最新版アレンジで演奏する。

ライブのラスト2曲は特にエモーショナル。ネガティブになりがちなときも未来を見ていこうという想いで作詞し、現在の状況ともリンクするところがあると語った「Live Your Life」。そして、5年前のソロ始動ライブでも最後に演奏した曲「For Myself」には、mitsuがあの頃も今も変わらず大切にし続けているものが歌われている。この2曲は、mitsuからファンへ贈るメッセージであり、「特別な1年」をスタートさせた彼自身へのエールにも聞こえた。

MCも見どころのひとつ。東名阪ツアーの思い出や、「原点回起」アーティスト写真のこと、曲への想い、サポートメンバーへの想い、mitsuへの想い……。ラフで楽しいおしゃべりから「3軒目でいつもやる話」(Gt.夢時談)という熱い気持ち、そして、今後の活動についても語られている。

 

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さらに先へ進むために

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ν[NEU]解散後、自分の感性をストレートに歌うための場がほしいという想いからスタートしたソロ活動は、サポートメンバーのAki(Dr.)、Sato(Ba.)、夢時(Gt.)を迎えた4人編成が核となって現在の形にまで成長してきた。4人で奏でるmitsuの曲は、いつもよりソリッドな雰囲気が漂う。男っぽくて、底力を感じる音だ。

「4人編成が「骨」で、やがてサポートメンバーが増え、みんなで肉付けして育ってきた5年間。約3年ぶりとなる4人だけのライブで「骨」を今、もう一度やってみる。あの頃を完全再現することはできないけれど、どれくらい成長したかを実感するために、あの頃に立ち返ってみるのも悪くない。4人でゼロから作り上げてきた「原点」を見つめ直すいい機会と捉えた。」と明かしてくれたmitsu。「“今”に5年間のソロ活動の全てが詰まっているので、今の姿を見てくれれば伝わると思う。でも、5年前を知っている人は聞き比べてみてほしい。」と語る。

32歳のスタートであり、先へ進むための「原点回起」は、“今”のmitsuを全部出し切ったライブになった。彼の音楽から、また、MCで語られた言葉からその想いを受け取ってほしい。

mitsuは今回のライブに向けてドキュメントを配信している。ファンとまだ直接会うことが叶わない状況で、ライブへの想いを伝えるため作成されたものだ。また、サポートメンバーとmitsuへのインタビューも公開中。ライブをよりいっそう深く楽しむことができるコンテンツをお見逃しなく。

 

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▼SET LIST

 

1. It’s So Easy

2. スローペース

3. エトリア

4. 蛍

5. MIDNIGHT LOVER

6. 遙か

7. Naked

8. 言いたいことも言えずに

9. キンモクセイは君と

10. Live Your Life

11. For Myself
※SoundCloudにてこちらのセットリストと同じプレイリストを無料でお聴きいただけます

https://soundcloud.com/mitsu-official-882610076/sets/2020-11-23-mitsu-vol-3

 

 

Text:板垣可奈子

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【Online Live Vol.3 「原点回起」ドキュメント】
#1 「原点回起」に込められたmitsuの願い

 

#2 31歳の1年間を振り返って

 

#3 「原点回起」はどんなライブになる?

 

#4 サポートメンバーの3人の話

 

#5 mitsuにとっての「歌う」とは

 

#6 32歳はどんな一年間にしたい?

 

#7 「原点回起」はどうだった?

 

 

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2020年11月23日(月・祝)

mitsu誕生日記念 オンラインライブ Vol.3

「原点回起」

 

サポートメンバー:

Gt.夢時(eStrial)

Ba.Sato https://twitter.com/Satos_Cafe_Bar

Dr.Aki(Bräymen)https://twitter.com/Lc5_Aki

 

プレミア配信チケット:3800円

アーカイブ視聴可能期間:12月7日(月)23:59まで

チケット購入:https://twitcasting.tv/neu_mitsu/shopcart/35618

 

<購入時のご注意>

※お支払いは、「クレジットカード」「ネット銀行」「ペイジー」「コンビニ払い」「Amazon Pay」からお選びいただけます。

※コンビニ・ペイジー決済は配信予定前日23時まで可能です。開催日以降は、コンビニ・ペイジー決済を利用して購入することはできなくなります。

※「購入を確定してお支払いへ」の画面に進んでから45分以内に「購入完了」または「購入予約完了」の画面まで進まないと、購入はキャンセルされます。

※「購入完了」または「購入予約完了」後はキャンセルはできません。

 

▼詳しいご購入方法、ご視聴方法はこちらをお読み下さい。

https://twitcasting.tv/helpcenter.php?pid=HELP_PREMIER_LIVE_BUY

 

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【mitsu INFORMATION】

 

◆mitsu Official Website

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2020年11月30日 (月)

【ライヴレポート】<MUCC 無観客配信ライヴ『FROM THE UNDERGROUND』>2020年11月28日(土)◆「居るよね、お客さんが」(ミヤ) 「居るよ! 居る!」(逹瑯)

REPORT - 16:00:15

20201128日。MUCCが2週に渡る配信ライヴ企画の2本目を行った。

前週の21日に行われた2週連続配信ライヴの1本目『FROM THE MOTHERSHIP』は、レコーディングスタジオからの配信であり、2本目となる今回はキャパ200ほどの小さめなライヴハウスで行われた。

 

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が蔓延した中で、【配信ライヴ】というものが取り入れられられるようになり、徐々に広がり始め、いつしか【配信ライヴ】というものが“当たり前”の手段として受け止められる様になった今、私たち書き手もその【配信ライヴ】のURLを受け取り、視聴者と同じ目線でそのライヴを視聴し、書き止めることが多くなった。

 

いろんなアーティストの配信ライヴを観るのだが、どうしても、やっぱり “生”を知ってしまっている私達は、“やっぱりライヴは生だよなぁ”と思ってしまう。熱の伝わり方の違いだろうか。

MUCCは最初の配信ライヴから、日常にあった形のライヴを、そのまま【配信ライヴ】にすることは選ばなかった。

MUCCは、最初から【配信でなくては作れないライヴ】を届けることを選んだのだ。

 

まるで映像作品を作っているかの様な、通常のライヴではありえないメンバーの立ち位置でのステージングや、作り込まれたセットの中で歌うシーン、ドローンやクレーンなどを使った映像ならではの見せ方で視聴者を楽しませた。

さすが、どんな環境も味方に付けてしまうのがMUCCというバンドである。

 

ライヴハウスからの配信と聞いて、やっとか、という思いだった。

MUCCはそこから始まり、そこで育ってきたバンドだから。彼らは【配信ライヴ】を始めたとき、  その原点を選ばなかった。

621日の渋谷ストリームホールはライヴスペースではあるものの、普段はDJやクラブイベントなどが行われる、ライヴハウスとは毛色の違う場所だった。

920日のポートホール竹芝はライヴスペースですらない、ただの空間を使ったライヴだった。

この二本のライヴで様々な演出や最新の技術、映像も音も配信に特化したノウハウを駆使した配信の形をやった後に、先週のレコーディングスタジオからの配信、そして今回のライヴハウスからの配信を選んだのだ。

今までの配信ライヴを見た視聴者は、この時を待ってましたとばかりに“この日の配信ライヴは絶対に観たい”と思ったのではないだろうか。

通算14枚目となるアルバム『壊れたピアノとリビングデッド』のライヴでは、中野サンプラザのステージを映像を駆使した異空間の中に包み込んだこともあり、“ライヴバンド”と“エンタテイナー”な両面を持ち合わせている特殊なバンドでもあるMUCC4本目の配信ライヴの舞台に選んだのは、観客が最も求めるものであり、配信ライヴにおいてはアーティストがその表現に最も苦心する「生の熱量」を届けるのに最適なライヴハウスだった。

 

定刻時間通り。画面に誰もいないステージが映し出されると、SATOち、YUKKE、ミヤ、逹瑯の順にステージに姿を表した。

それぞれが定位置に着くと、ミヤは胸の前で両手を合わせ、いつも通り深々と頭を下げた。

逹瑯がスタンドマイクの位置を正すと、一瞬そこに静寂が漂った。静寂はミヤのギターによって破られ、「惡-JUSTICE-」が幕を開けた。

突き抜けたメジャー感をサビとするこの曲は、極端な激しさと美しさが同居するトリッキーな楽曲だ。

激しさと美しさが激しく移り変わる流れの中で、4人は音を内側から吐き出す様にぶつけ、そして叫んだ。

そんな4人を、LEDにはない熱量を持ったライヴハウスならではの赤一色な灯体が呑み込んでいく。

 

2曲目はMUCCらしいアンダーな世界が侵食する「CRACK」。曲中に在る逹瑯の語りは、独特な世界観へとより深く引き摺り込んでいった。

ライヴでは初披露となる「神風 Over Drive」では、逹瑯とミヤの掛け合いのボーカルが際立ち、温まり始めた空気を加速度的にヒートアップさせる。

ENDER ENDER」ではミヤとYUKKEが立ち位置を入れ替わり、逹瑯はまるでオーディエンスが見えているかの様にモニターに足をかけ、その前足に重心を置くとカメラではなく、無観客のはずのフロアに何か意味を含ませた笑みを残した。

 

次に投下されたのは「夢死」。今のMUCCからはあまり匂わなくなった“いなたさ”が全面に広がるこの曲は、“今のMUCC”によって洗練された景色に塗り替えられていた。そんなアレンジの変化での聴こえ方の違いも実にそれぞれに魅力的だが、充分大人になった彼らが、“嘘まみれの大人達と戯れよう 何度でも何度でも刻み続けることができたあの頃は世界がまっ白に見えたんだ”という“大人”への鬱屈した想いを歌うのは、実に愛おしい瞬間であった。

 

わずかな数の照明で照らされたステージにSATOちのドラムが放たれ、YUKKEのベースフレーズが「ぬけがら」へと導いていく。

比較的、昔のMUCCを感じさせるアレンジに仕上がっていて、発表当時の4人の事が脳裏をよぎった。

 

「いろんな景色の中で配信ライヴをやってきましたけども、ライヴハウスでライヴ形式でやるのは初めてですね。

今日はイヤモニではなく、返し(モニター)からの音を聞いてやってます。ツアーの初日感がありますね」(逹瑯)

「あるね、初日感!」(YUKKE

「居るよね、お客さんが」(ミヤ)

「居るよ! 居る!」(逹瑯)

 

そんな会話にSATOちがシンバルを鳴らして応える。

 

MCに続いて始まったのは「商業思想狂時代考偲曲」。小刻みなギターが印象的な旧曲だ。

スピーディーに畳み掛けられるこの曲のサビではいつも、フロアにサークルモッシュが広がる。

この場所に夢烏(ムッカー=ファンの名称)達はもちろん居ないのだが、ミヤと逹瑯が言った様に、私の目にもハッキリとサークルを作って楽しそうに笑顔でモッシュする夢烏達が見えた。

夢烏あってのMUCC。ここに足りないものはそれだと感じた。しかし、どうやら彼らにはこの日ハッキリと夢烏が見えていたようだ。

ときおりフロアに送る目線が熱をおびていたのは、本来そこにいるはずの夢烏に向けられたものと何ら変わらなかった。

そんな彼らの性を視聴者である夢烏達も肌で感じたに違いない。

 

続いて放たれたのは「ガーベラ」。いなたいメロと世界観が実にMUCCらしい楽曲。抑揚のあるイントロのSATOちのドラムに心躍る。

少し古臭さを感じるこの曲に新しさを感じたのは、当時よりも軽やかに弾かれるミヤのギターフレーズの変化だろうか。

滑らかに弾かれるギター音が、昔よりも少しこの曲を洗練された印象に変えていた様に感じた。

 

感慨深かったのは、「昔子供だった人達へ」。

夕焼けを思わせるオレンジの照明が、同郷の4人を逆光で照らした。

これぞSATOちという心を打つメロディに、逹瑯が書いた幼かった自分の心情をリアルに描いた歌詞が乗る。

苦手だった逆上がり、履き潰した上履き、教科書の隅に誰にも見られないように、押さえきれずに書いた好きな子のイニシャル。

 

どうしようもなく胸を締め付ける郷愁感は、そこに嘘がないからだと思う。

画面を通してでも伝わってくるその体温は、MUCCというバンドの人間力を示すものだった様な気がする。

 

この後、「キンセンカ」「はりぼてのおとな」「茜空」を届け、後半戦へ。

MCを挟んで届けられた「目眩」では、NOCTURNAL BLOODLUSTのボーカル尋がゲストボーカルとして参戦し、ツインボーカルで届けられた。

音源で共演したlynch.の葉月のパートでもあることもあり、そこを超えたいという想いと、先輩バンドの中で歌うというプレッシャーが重なっているところへ、ナント、10キロのダンベル付きの“尋専用マイク”が用意されていた。さすがMUCC

愛のある後輩弄りは健在だ。

 

そんな軽くないイジメを物ともせずパワフルなデスボイスと笑いを加えてライヴを盛り上げた尋。

NOCTURNAL BLOODLUSTというバンドを知らないファンも多かったようだが、その姿は確実に初見の視聴者も虜にしただろう。

 

続いてはヘヴィなサウンドの中でミヤとのハモリがフックとなる「塗り潰すなら臙脂」。

ミヤとYUKKEが背中合わせに間奏を奏でる姿もなんだか久しぶりだ。

 

2曲続けてのヘヴィゾーンから舵を大きく切って届けられたのは「謡声(ウタゴエ)」。

前向きさが眩しいこの曲から「前へ」に繋がる流れは、夢烏達にとって音を浴びて騒ぎたい瞬間だったに違いない。

「前へ」では、逹瑯のオキマリのツイストダンスや、ブルースハープも届けられた。

逹瑯は途中、自分の歌からマイクを外し、フロアに向かって耳を済ます仕草をした。

逹瑯には、夢烏達が歌う声が聴こえていたのだろう。嬉しそうな笑顔をカメラに向け、夢烏達から歌を受け取り、その続きを歌った。

ここからの「カウントダウン」への流れも最高だった。ここでも笑顔でハイタッチしながらサークルモッシュを走る夢烏達が見えた。

 この規模のライヴハウスだからこその熱さが伝わってきた【配信ライヴ】に、新たな可能性を感じたこの日。

 

「俺、やっぱり掻き回すの好きなんだなって思った!」(SATOち)

 

と、本編のラストのMCで語っていたSATOち。

それは、感染予防の為、いろいろな制限の中で窮屈にライヴをしてきた圧迫を残念に思う気持ちをSATOちらしい言葉に変えた発言だった。

 

「蘭鋳」で本編を締めくくり、アンコールとして届けられた「明星」は、大人になった彼らが歌う「前へ」の現在版に聴こえた気がした。

 

ライヴハウスで体感する熱には敵わずとも、それぞれの表情がしっかりと見て取れる配信ならではの魅力の詰まったMUCCだったと感じた。

次は1227日。武道館有観客ライヴ。

久しぶりに生で聴けるMUCCを今から心待ちにするとしよう。

 

 

文◎武市尚子

写真◎Susie

 

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MUCC無観客配信ライヴ『FROM THE UNDERGROUND

20201128日(土)SET LIST

 

1 -JUSTICE-

2 CRACK

3 神風 Over Drive

4 ENDER ENDER

5 夢死

6 ぬけがら

7 商業思想狂時代考偲曲

8 ガーベラ

9 昔子供だった人達へ

10 キンセンカ

11 はりぼてのおとな

12 茜空

13 目眩 feat.尋(NOCTURNAL BLOODLUST)

14 塗り潰すなら臙脂

15 謡声(ウタゴエ)

16 前へ

17 カウントダウン

18 蘭鋳

 

En1 明星(新曲) 

 

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MUCC INFORMATION

 

 

<LIVE>

 

■「惡-The brightness world

20201227日(日) 日本武道館

OPEN 1600 / START 1700

(問)SOGO TOKYO 03-3405-9999

 

【チケット料金】全席指定 9,600(税込)

※未就学児入場不可、営利目的の転売禁止

 

【プレイガイド3社合同2次先行】 20201125日(水)1200126日(日)2300

<イープラス>  https://eplus.jp/mucc20201227/  

<ローソンチケット> https://w.pia.jp/t/mucc20201227 / 

<チケットぴあ> https://w.pia.jp/t/mucc20201227/  

 

【一般発売日】 20201213日(日)

 

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『惡-The brightness worldWOWOW生中継決定

『生中継!MUCC 日本武道館 LIVE -The brightness world

【放送日時】 20201227日(日)1700

 https://www.wowow.co.jp/mucc/  

 ※番組編成や内容は予告なく変更される場合がございます。あらかじめご了承ください。

 

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rockin’on presents COUNTDOWN JAPAN 20/21

20201231日(木)

幕張メッセ国際展示場111ホール、イベントホール

OPEN 1330 START 1500 CLOSED 2830(予定)

【チケット料金】1日券(1231日)¥15,500(税込)

 公式サイトhttp://countdownjapan.jp/  

【一般発売日】 20201213日(日)

 

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<RELEASE>

 

★LIVE Blu-ray&DVD「~Fight against COVID-19 #3~『惡-THE BROKEN RESUSCITATION』」 

【発売日】20201125日(水

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<朱ゥノ吐VIP会員限定 完全生産限定盤(Blu-ray3枚組> 

 品番:MSHN-087 価格:¥10,000+tax +送料

[朱ゥノ吐VIP会員限定 完全生産限定盤 特典]

・メンバーソロカメラDISC2枚(石岡盤/水戸盤) 

 DISC2石岡盤[ミヤ追従アングル・YUKKE追従アングル

 DISC3水戸盤[逹瑯追従アングル・SATOち追従アングル]

8P LIVE PHOTO BOOKLET

・ドキュメント映像収録

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<通常盤(Blu-ray)> 品番: MSHN-088 価格:¥6,000+tax

<通常盤(DVD)>  品番:MSHN-089 価格:¥5,000+tax

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<購入特典> 通常盤Blu-ray、通常盤DVDいずれか1枚をご購入で「限A3オリジナルポスター」

対象店舗 HMV(店舗・オンライン)Neowing、ライカエジソン、fiveStars、リトルハーツ、新星堂水戸店 、楽天ブックス

 

通常盤Blu-ray、通常盤DVDいずれか1枚をhttp://anysee.jp にてご購入で

http://anysee.jp限定 MUCCオリジナルBOXティッシュ」

★販売ページ  https://anysee.jp/ec/feature/mucc-tokuten/ 

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Fight against COVID-19 #3~『惡-THE BROKEN RESUSCITATION』」

トレーラー映像 https://youtu.be/163STv6O0v4  

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<収録曲>

1.-JUSTICE- 2.CRACK 3.海月 4.アイリス 5.TIMER 6.Friday the 13th 

7.カナリア 8.月の夜 9.月の砂丘 10.流星 11.アルファ 12.目眩feat.葉月

13.World’s End 14. My WORLD 15.蘭鋳 w/葉月 16.ハイデ 17.TONIGHT

 

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★LIVE Blu-ray&DVD「~Fight against COVID-19 #2~『惡-THE BROKEN RESUSCITATION』」

NOW ON SALE

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<初回限定盤(Blu-ray)>  品番:MSHN-084 価格:¥8,000+tax

<通常盤(Blu-ray)> 1枚組 品番: MSHN-085 価格:¥6,000+tax

<通常盤(DVD)> 1枚組 品番:MSHN-086 価格:¥5,000+tax

 

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