2021年02月20日 (土)
【ライヴレポート】<mitsu オンラインライブ Vol.4 親密~明日への切符~>2021年2月14日◆“明日を迎えるための糧” になるライブ
REPORT - 21:00:462021年2月14日、春の到来を感じさせる穏やかな日にmitsuの4回目の配信ライブ「親密~明日への切符~」が開催された。
mitsu(ボーカル)、柴 由佳子(バイオリン)、藤原 泰斗(キーボード)の3人によるアコースティック編成のライブシリーズ「親密」としての開催は約4カ月ぶり。
今回のライブは“明日を元気に迎えるための糧になる”ことをテーマにしており、第1部「やすらぎの緑」・第2部「情熱の赤」と題した2部構成だ。
昨年から入念な打ち合わせを重ねたライブは、第1部・第2部ともにメッセージ性が強い曲を揃え、歌詞が持つ力を大事にしたmitsuの歌唱はもちろん、各部のテーマにマッチするようアレンジされた演奏も素晴らしい。
“やすらぎ”“情熱”を表現することを最優先にしたセットリストは、今までの「親密」に比べるとmitsuの楽曲が少なめだ。
mitsuも初めて歌う曲が多いという今回のライブは、今までとは一味違う「親密」を見ることができた。
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優しいだけじゃない“やすらぎ”
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第1部「やすらぎの緑」は、胸いっぱいに音を吸い込みたくなるような癒やしの曲で構成。ファンに語りかけるように歌う『言いたいことも言えずに(mitsu)』でスタートした。
柴は自らが提案したという『a song decided(PUSHIM)』について「もともとPUSHIMが好きで、辛い時にもよく聴いていた。コロナ禍で改めて聴いてみて、歌詞の「安らぎさえも手渡せないけど 力の限りこの場所で 歌い続け君に届け」が胸に響いて、自分にも何かできることがあるはずだと思えた。この曲が今回のライブに採用された時に、3人が同じ方向を向いていると実感できた」と教えてくれた。
mitsuは『GREEN DAYS(槇原敬之)』について「コロナ禍でずっと聴いていて、すごく力をもらった曲。自分のことをいろいろ見直している時に、たくさんの気付きをもらった。心の中にある大切なものの存在に気付かせてくれる。今まであえて歌っていなかった曲だけれど、今だからこそ歌いたくなった」と語る。
柴、泰斗ともに「自信作!」と語ってくれたのは、第1部の最後の曲『For Myself(mitsu)』。この日が初披露となる新バージョンのアレンジは、静かな海に登る朝日のように力強く美しい。「親密」だからこそ実現した壮大なアレンジは必聴だ。
ただ静かで優しいだけではなく、支えてくれるような力強さや、希望、祈りを感じる楽曲で組まれたセットリストは、聴く者の心に寄り添い、やすらぎと元気を与えてくれた。
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すべてをさらけ出す“情熱”
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心に炎が灯るような情熱的な曲で構成された第2部「情熱の赤」は、『蜃気楼(mitsu)』からスタート。泰斗はこの曲について「個人的に好きな曲! 弾くのが難しいけれど、ちょっと難しいぐらいの方が燃える。そういう意味でも情熱的になれる曲」と語る。スリリングな曲調が心地よい緊張感をもたらすようだ。
第2部のセットリストについて、mitsuがMCで「選曲が今までと違う。セオリー度外視の曲順で、アコースティックのライブと思えないほどの熱量がある。この3人だったらアコースティックのイメージをぶち壊せる」と話していたように、泰斗も「バンドっぽい曲が多いので、原曲の厚みを損なわないアレンジにするよう気を付けた」と明かしてくれた。柴は『タマシイレボリューション(Superfly)』について「親密の編成でもパワフルさを失っていない。この編成でもできた! ということが意義深い。演奏していて楽しい!」と話す。 アーティストの情熱を聞き手に分け与えるような全力のパフォーマンスをmitsuは「歌に全勢力を傾けて、すべてさらけ出す! ガバッと心臓を見せる」と表現していた。
mitsuは『田園(玉置浩二)』について「昨年末のカラオケ配信で最後に歌った曲。もともと好きな曲だけど、今、この状況だからこそ曲の持つパワーが刺さる! 今の自分が歌っても、この曲の言葉の力を伝えきれないかもしれないけど、いつか全部伝えられるようになれたらいいなと思いながら歌っている」と語る。
へこんだ心を励まし、鼓舞し、力強く勇気付ける第2部の最後は『Live Your Life(mitsu)』。自分らしく、自由でいることを選ぶ強さを教えてくれる曲で締めくくった。
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進化し続ける「親密」
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初めての曲、初めてのアレンジが多い今回のライブは、3人にとっても大きなチャレンジだった。カバーするということは、他人の曲を通して自分の表現力を試すことなのかもしれない。3人のチャレンジ精神は、ファンに新しい音楽との出会いをもたらしてくれる。今回もボーカル、バイオリン、キーボードというシンプルな編成に潜む可能性の大きさと、音楽の幅を見せてくれた。「親密」の3人はこれからも進化を続けるだろう。アーカイブは2月28日(日)まで配信。旅の途中の3人に注目してほしい。
また、3月2日には毎年恒例のワンマンライブ「みつの日」を、第1部は有観客、第2部は配信で開催することが決定! 2020年3月2日、断腸の思いで無観客での開催に変更した「みつの日」から1年。ファンと同様、mitsuも待ち望んでいた有観客でのライブだ。「親密」のメンバーに加え、KOUICHI(ギター)を迎えて行われるライブは期待大。この1年、多くのチャレンジを自らの力に変えてきたmitsuのライブをお見逃しなく。
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第1部「やすらぎの緑」SET LIST
1. 言いたいことも言えずに(ν[NEU])
2. いのちの記憶(二階堂和美)
3. たしかなこと(小田和正)
4. Motherland(Crystal Kay)
5. a song decided(PUSHIM)
6. to U(Bank Band with Salyu)
7. GREEN DAYS(槇原敬之)
8. For Myself(mitsu)
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第2部「情熱の赤」SET LIST
1. 蜃気楼(mitsu)
2. 愛は勝つ(KAN)
3. タマシイレボリューション(Superfly)
4. 何度でも(DREAMS COME TRUE)
5. 全力少年(スキマスイッチ)
6. 旅人よ~The Longest Journey(爆風スランプ)
7. 田園(玉置浩二)
8. Live Your Life(mitsu)
Text:板垣可奈子
Live Photo:上原 俊
Artist Photo:Intetsu
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【公演情報】
2021年2月14日(日)
「親密~明日への切符」
ボーカル mitsu
キーボード 藤原 泰斗
バイオリン 柴 由佳子(チーナ)
●プレミア配信チケット:3,500円
※その他、特典付きチケットあり
●チケット購入:
【やすらぎの緑】https://twitcasting.tv/neu_mitsu/shopcart/52054
【情熱の赤】https://twitcasting.tv/neu_mitsu/shopcart/52055
※アーカイブ視聴可能期間:どちらも2月28日(日)23:59まで
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2021年3月2日(火) 渋谷REX
みつの日「TRIAL」
・出演者
mitsu
・サポートメンバー
Gt.KOUICHI
Key.藤原 泰斗
Vn.柴 由佳子(チーナ)
▼時間
OPEN 17:00 / START 17:30
▼チケット金額
¥6,500-(D代別)
※座席あり
▼チケット販売スケジュール
<ファニコン「SECRET ROOM」会員先着先行>
【受付期間】2/20(土)21:00~2/21(日)20:00
【受付URL】ファニコン「SECRET ROOM」内よりご確認ください
<一般先着販売>
【受付期間】2/21(日)21:00~
【受付URL】https://tiget.net/events/122290
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2021年3月2日(火) 渋谷REX
mitsu Online Live vol.5 みつの日「TRIAL」
・出演者
mitsu
・サポートメンバー
Gt.KOUICHI
Key.藤原 泰斗
Vn.柴 由佳子(チーナ)
時間:
OPEN 20:25 / START 20:30
※生配信の為、多少前後する可能性がございます。
※配信は約50分を予定しております。
アーカイブ視聴可能期間:
3月16日(火)23:59まで
※配信終了後も視聴期間内は何度でもご視聴いただけます。(動画音声の無断転載をお断りします。)
チケット代:
・プレミア配信チケット:¥3,500-
・特典付きプレミア配信チケット:¥5,000-
※ピクチャーチケット、本番録音音源ダウンロードURL(当日演奏する楽曲より1曲セレクト)
※追加チケットよりご購入ください
https://twitcasting.tv/neu_mitsu/shopcart/56871
▼当日の無料配信につきまして
こちらのオンラインライブの様子をmitsu Official YouTube Channelにて1カメの固定映像で数曲ほど無料配信予定です
https://www.youtube.com/c/mitsuOfficial
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【親密 特別対談】
mitsu×藤原 泰斗
https://youtu.be/hv9W0ngKGgM
mitsu×柴 由佳子(チーナ)
https://youtu.be/iu23f4ir9D0
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【mitsu INFORMATION】
◆mitsu Official Website
◆mitsu Official Twitter
https://twitter.com/neu_mitsu
◆mitsu STAFF Official Twitter
https://twitter.com/mitsu_official
◆mitsu Official YouTube Channel
https://www.youtube.com/c/mitsuOfficial
◆mitsu Official SoundCloud
https://soundcloud.com/mitsu-official-882610076
2021年02月17日 (水)
【ライヴレポート】<SPECIAL 3MAN LIVE 『ユナヒロ犬。』>2021年2月11日(木・祝)新木場Studio Coast◆4ヶ月越しのリベンジ。3バンドが目指す本当の夜明け。
REPORT - 16:14:11ユナイト、HERO、DOG inTheパラレルワールドオーケストラによるスリーマンツアー『ユナヒロ犬。』の開催が発表されたのは関東一都三県に緊急事態宣言が発出された直後の2020年4月20日だった。
当時、ユナイトの椎名未緒が“皆さんにとっても、希望の一つになれたらと!”と語っていた通り、不確定要素がある中でツアーが行われる秋までにある程度事態が収束することを期待して、予定通り開催したい、開催できたらいいなという願いにも似た告知であったことは想像に難くない。
しかし、各都市における感染状況及び、お客様の安全を確保できないという判断から、残念ながら全公演中止となってしまった。
そして、年は明け次第に各バンドが活動を再開させ始めた2月11日に再び3バンドが揃い、4ヶ月越しのリベンジともいえるSPECIAL 3MAN LIVE 『ユナヒロ犬。』を東京・新木場USEN STUDIO COASTで開催した。
トップバッターは2019年12月に約2年ぶりに活動休止から完全復活したHEROだ。
幕が開くとそこにはすでにJIN(Vo)、SARSHI(Gt)、YU-TA(Ba)、yusuke(Dr)がステージにスタンバイしており「カゾエウタ。」でライヴはスタート。
「お久しぶりです!俺たちがHEROだ!」とJINが開口一番に叫ぶと声が出せないフロアからは大きな拍手が起こる。
そう、彼らは活動再開以降2月にライヴを1本やって以来実に1年ぶりのライヴなのだ。
しかし、HEROのライヴの魅力のひとつである一体感を生み出す“肩組み”はガイドライン上禁止行為となっているためいつもであれば「肩組め!友達作って帰れ!一人ぼっちの子がいたら巻き込んでやれ!」と煽るJINだが、この日ばかりは「肩組んじゃダメ!友達なんていらない!お前ら今日は全員一人ぼっちだからな!」とらしくない煽りを見せるも、ヒロイン(HEROファンの総称)はいつもと違う楽しみ方を提示されて楽しそうだ。
そんないつもとは違う肩組みを見せた「「to you…」」を経て、SARSHIの軽やかなギターが冴える「「色合わせの法則」」、YU-TAのベースが暴れまわる「Listen to me」と徐々に会場のボルテージを上げ、後半戦に差し掛かり披露された「Shall We Sing」ではJINの口から「やっぱり有観客ライヴは最高だな!」と本音が漏れる場面も見られた。
ここからはラストスパート。疾走感溢れる「テノヒラ」、yusukeの軽快なドラムから始まった「カントリーロード」、さらに普段であればヒロインとの掛け合いがお決まりの「「ソプラノ」」では心の中で歌ってくださいと投げかけラストナンバーとした。思い返せば“愛”にまつわる曲が多く披露されたHERO約1年ぶりのライヴはJINの「本当楽しかった。愛してる。バイバイ」の言葉とともに幕を閉じた。
続いて二番手に登場したのは1月12日に約10ヶ月ぶりに有観客ライヴを再開させたDOG inTheパラレルワールドオーケストラ。
フラッシュリングの海が広がるフロアに迎えられた彼らは「断崖式DDT」をSEに登場し、「to greet the dawn.」でライヴの幕を開いた。
少しずつこれまで通りを取り戻すかのように<次の夜明けを迎えるために>と春(Vo)がしっとりと歌い上げてくれたのちに「我慢したスリーマンツアー、年が明けていろんなことを3バンドで考えて、今夜を迎えに来ました。ここに集まってくれたみんなも、カメラの向こうのみんなも思いっきりステキな夜にしようね」と投げかける。
すると準々(Gt)のリフが響き「午前0時」をドロップ。<今日が終わっちゃうのに何も変わんない そんな明日がずっと嫌いなんだけど>というコロナ禍においての苦悩とも重なるこの曲では、歌詞の通り我慢した先でファンに会えた歓びをダイレクトに感じることができた。
温まってきたフロアの熱をさらに上げた「HOTDOG」ではフロアがモンキーダンスを踊り、パンキッシュな「Doggy Style」、さらには「今日みんなは大騒ぎ出来ないから、かわりに我々が大騒ぎしますので、みなさんはその場で大いに楽しんでください!」とメンバーがステージを所狭しと駆け回った「遊郭ディスコ」ではフロアは制限があるのを忘れるくらいの盛り上がりを見せてくれた。
ライヴは終盤戦、「マジで散々な一年だったけど、一年でたった一日“おめでとう”とか“ありがとう”とかそういうことが繋がって一年っていうのは出来てると思いますので」と誕生日を祝うことも祝われることも出来なかった去年を振り返り披露された「アンハッピーバースデー」では<今日も生きてるんだ ただそれだけで褒めてくれなくちゃヤだよ 明日も生き抜くんだ やっと良い日が来るって信じて>と歌ってくれた彼らは、散々だった一年を生き抜いて、なんでもないこの日のこの場所にたどり着いたことを祝福してくれたようだった。
そして、この日のラストに演奏されたのは新曲である「LiFE iS LiVE」この曲にはあえてシンガロングパートが盛り込まれており、これはこの状況下においていつかこの歌を一緒に歌う夜を目指して活動していくという意志が込められているという。
そんな日を目指して彼らはこれから何度も明けない夜を越え、本当の夜明けを目指すのだ。
そしてトリを務めたのはユナイト。
彼らも1月21日に有観客ライヴを再開させたばかりだ。
「ここは天国ですか?」をSEに登場し、「お待たせしましたユナイトです!」の結(Vo)の挨拶ともにパーティーファンクナンバー「–ハロミュジック–」でライヴはスタート。
つづくライヴ初披露となった「さよならユーフォリア」は椎名未緒(Gt)とLiN(Gt)のツインギターによるカッティングとハク(Ba)のスラップが絡み合い、「栞」でも莎奈(Dr)を含めた楽器陣の巧緻なアンサンブルを聴かせ、その楽器陣のクオリティの高さを見せつけてくれた。
「さあコースト、ルールに制限はあるけど、思いっきり上に高く跳ねてみようか!」と結が煽り始まった「Ravish Monster」では<Let’s Party!!>の歌詞の通り久しぶりの対バンライヴを楽しむU’s(ユナイトファンの総称)の姿を見ることができた。
「本来ならこの『ユナヒロ犬。』は3バンドで全国をまわる予定だったんだけど、残念ながらそれがなくなってしまったので、その分をこの一日にすべてを詰め込みたいと思う」と意気込みを結が語ると、まだまだパーティーは終わらないと言わんばかりに「Cocky-discuS」を披露。さらに後半戦は盛り上げ隊長・LiNが声を張り上げた「small world order」、「新木場STUDIO COASTの皆さん、イタダキマス」の合図から繰り出されたキラーチューン「ice」でフロアにとどめをさしにかかる。
そして「なかなか逢えない日々が続いているけど、僕らはいつもここにいるから。お互いを照らし合い、支え合い、これからも歩んでいきたいと思ってる。その想いを最後この曲に乗せて届けます」とラストナンバー「イオ」をプレイ。
木星とその衛星であるイオの関係をユナイトとU’sになぞらえたこの曲で、彼らはU’sに対して<いつだって僕らはここにいるから>と手を差し伸べ、U’sはその手を取り、彼らを照らし続けるというユナイトとU’sの絆を改めて強く感じるラストだった。
また、最後は全バンドを呼び込み大セッションが行われ、出演者全員で去年のツアー中止の際に返礼品として作られた「ユナヒロ犬。のテーマ」を披露。
3バンド入り乱れた仲睦まじいセッションに思わず笑みがこぼれたと同時にここに至るまでの長い道のりに胸が熱くなった。
しかし、春の「これはゴールではなく、おれは全然諦めてないから、いつか『ユナヒロ犬。』で絶対にツアーやろうね!」の言葉の通り、これはまだ夜明けへの第一歩であり、ユナイト、HERO、DOG inTheパラレルワールドオーケストラの3バンドは“本当の夜明け”を目指してまたここから歩いていくのだ。
(取材・文 オザキケイト)
写真 (撮影者:西槇太一)
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<SPECIAL 3MAN LIVE ユナヒロ犬。>
2021年2月11日(木・祝)@新木場USEN STUDIO COAST セットリスト
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■HERO
01. カゾエウタ。
02. 「to you…」
03. 「色合わせの法則」
04. Listen to me
05. Shall We Sing
06. テノヒラ
07. カントリーロード
08. 「ソプラノ」
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■DOG inTheパラレルワールドオーケストラ
SE. 断崖式DDT
- to greet the dawn.
- 午前0時
- HOTDOG
- Doggy Style
- 遊郭ディスコ
- アンハッピーバースデー
- ハルシオンキャンディ
- LiFE iS LiVE(新曲)
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■ユナイト
SE. ここは天国ですか?
- –ハロミュジック–
- さよならユーフォリア
- 栞
- Ravish Monster
- Cocky-discuS
- Small world order
- ice
- イオ
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■セッション
01. ユナヒロ犬。のテーマ
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<SPECIAL 3MAN LIVE「ユナヒロ犬。」配信ライブ>
視聴期限: 2021年2月25日(木) 23:59 まで視聴可能
視聴チケット販売中:¥1,500(税込)
https://twitcasting.tv/official_unite/shopcart/52851
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【HERO】
■リリース情報
・New single『音の手紙』
HERO onlineshop (https://heroonline.base.shop/) にて販売中!
■ライヴ情報
有観客生配信ライヴ
・2月22日(月)渋谷Milkyway
・3月25日(木)西永福JAM
[HERO オフィシャルサイト]
[HERO オフィシャルTwitter]
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【DOG inTheパラレルワールドオーケストラ】
■リリース情報
・NEW SINGLE 『LiFE iS LiVE』
2021年2月17日(水) RELEASE
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【初回盤A】 RSCD-340/341 (CD+DVD) ¥2,000+税
※着せ替えジャケット封入(初回盤A,B共通10種よりランダム1種封入)
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【初回盤B】 RSCD-342/343 (CD+DVD) ¥2,000+税
※着せ替えジャケット封入(初回盤A,B共通10種よりランダム1種封入)
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【通常盤】 RSCD-344 (CD) ¥1,500+税
※3タイプ購入特典:DOG通信Vol.0.997
■ライヴ情報
・DOG inThePWO 有観客ONEMAN LIVE『ミッドナイトダイビング』
【日程】 2021年3月16日(火) SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
【開場/開演】 開場16:45 開演17:30
【チケット料金】 指定席¥5,500(D別)
【一般発売日】 2月13日(土)より
(問)NEXTROAD 03-5114-7444
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・DOG inThePWO ONLINE LIVES ♯6
ONLINE ONEMAN LIVE 『ミッドナイトダイビング』
【日程】 2021年3月13日(土)
【開場/開演】 開場17:30/開演18:00
【配信チケット料金】 ¥3,000 https://www.galacaa.com/concert/145
【チケット販売期間】 1月16日(土)21:00~3月16日(火)20:00
【アーカイブ視聴期間】公演終了後、アーカイブ作成完了より~3月16日(火)23:59
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[DOG inThePWOオフィシャルサイト]
[DOG inThePWOオフィシャルTwitter]
https://twitter.com/RR_DOGinThePWO
[DOG inThePWOオフィシャルYoutubeチャンネル『犬Tube』]
https://www.youtube.com/channel/UCaAb2-_rwsi4r2bmJ7X6lpw
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【ユナイト】
■リリース情報
・1st mini ALBUM 『ファンファーレ』
2021年3月3日(水)発売 / \3,300(税込) / DCUN-30
各配信サイト
通販サイト「city!」(https://citycity.theshop.jp/)にて販売
■LIVE情報
・UNiTE. 10th Anniversary oneman live [U&U’s -Fanfare-]
2021年3月28日(日) LINE CUBE SHIBUYA (渋谷公会堂)
OPEN 16:00 / START 17:00
(問)DISK GARAGE 050-5533-0888
[ユナイト オフィシャルサイト]
[ユナイト オフィシャルTwitter]
https://twitter.com/official_unite
2021年02月15日 (月)
【ライヴレポート】<XANVALA単独公演 宗馬生誕祭2021「嘶く麒麟」>2021年2月12日(金)池袋BlackHole◆上がり続ける無数の拳、あるべきライブの姿。
REPORT - 21:00:502月12日(金)、池袋BlackHoleを舞台にギター宗馬の生誕祭「XANVALA単独公演 宗馬生誕祭2021「嘶く麒麟」」が行なわれた。
当日の模様を、ここにお伝えしたい。
この日のライブへの期待の現れを示すように、SEが流れると同時にフロア中から大きな手拍子が沸きだした。
ステージに姿を現したメンバーらは、満員の人たちの期待へ応えるよう観客たちの拳を高く突き上げさせ、「これこそが俺らの理想郷だ」と叫びながら「XANADU」をぶつけてきた。
観客たちは激しいダンスロックナンバーに触発され2STEPを踏みだす。
心を熱くさせるサビ歌に触れフロア中に数多くの手の花が咲き、大きく揺れていた。
冒頭から此処は途切れることない熱を放出する理想郷へ変わりだしていた。
上がり続ける無数の拳。その様こそあるべきライブの姿だ!!
熱が沸きだした空間へ、さらに黒い熱風を吹きつけるようにXANVALAは轟音ハードミックスコアナンバー「帝」をぶち込んだ。
重い音の衝撃に触発され、髪の毛をザンバラと振り乱し身体を深く折り畳む観客たち。
XANVALAのライブではお馴染みの光景。
むしろ、熱狂したこの風景こそがスタンダード。
それを踏まえどれだけ観客たちの理性を粉々にしてゆくかが毎回の勝負だ。
「その乱れ髪を俺たちに向けてください」。巽の声を合図に飛びだしたのが轟音ラウドコアな「ratchet」。
しなる鞭のように重く鋭利な音が強烈に身体へ食い込んでゆく。
痛みの中へ心地好さを覚える刺激に興奮を覚えた観客たちが、全力で飛び跳ねていた。
黒く重い音がフロア中を這いずりまわる。
その音に締めつけられるような感覚が、たまらなく快感だ!!
序盤から怒濤の進撃を続けるXANVALA。
今宵も互いに想いを全力でぶつけあう夜になるのは間違いない。
演奏が終わったとたん、誕生日を迎える宗馬へ向けフロア中から祝福の拍手が全力で打ち鳴らされていた。
今宵のタイトル「嘶く麒麟」の由来を、巽が「XANVALAの麒麟児ということで、自分のことをタイトルへ強く出してきた理由が一つ。
空想上の生き物の麒麟の鳴き声は、あらゆる災害を吹き飛ばすと言われています。今、我々がライブをすることで災厄を吹き飛ばすという理由で付けた」と分析。
それを聞いた宗馬が「インスト曲のタイトルとして、響きの良い言葉として付けた」と真相を語っていた。
メンバーやまわりの人たちが深読みしてゆくのとは裏腹に、付けた本人は意外にノリだったところが宗馬らしいというか、XANVALAらしいというべきか。
「いつも以上に想いを全力で受け止めるので、全力で想いをぶつけてきてください」の言葉に続いてXANVALAがぶつけたのが、歌メロが印象深い「左耳の悪魔」。
胸にダイレクトに突き刺さる耳心地好いメロディも印象的。
歌メロに心が強く惹かれながらも、その歌を覆う服(サウンド)が鋼の鎧のよう。
耳や心は巽の歌に惹かれながらもフロア中の人たちは時にステップを踏み、ときには頭を振り乱し、またときには大きく両手を広げ、彼らの想いや熱を全身で受け止めていた。
勢いにさらに激しさと重さを塗り重ねるように、XANVALAは最新シングル「ジャノメ」を突きつけた。
巽のスクリームから幕開けた楽曲は、重さと激しさを次々と塗り重ね、音の牙を剥き出しながら観客たちに襲いかかる。
ステージ上もフロアも剥きだした熱情をぶつけながら、互いに投げつける熱を全身で受けとめては貪り喰っていた。
互いに攻撃的な野獣のような姿を見せ、熱狂の中で消せない傷を心に付け合ってゆく。
でも引っ搔きあったその傷痕こそが互いに感情をぶつけあった自慢のシンボルだ!!
クリアトーンのギターのカッティングビートに乗せ、巽が感情的な歌声を揺れ動くままに響かせる。
体感的な激しさも魅力だが、「終幕」のように心を熱く揺さぶる楽曲にも強く惹かれる。
乱れ狂う気持ちのまま激情するように歌う巽。彼の心模様をソリッドでラウドな音が煽り立てる。
気持ちを煽情する楽曲に触発され、いつしかフロア中の人たちが大きく手を振り上げ飛び跳ねていた。
止まることなく演奏は同期を活かしたエレクトロでラウド/ヘヴィな「ヒトリ舞台」へ。
こちらは重厚かつ、身体を熱く刺激する強烈なデジタル系のダンスロックナンバーだ。
フロア中の人たちも気持ち触発されるままに右手を大きく天へと突き上げ、その場で跳ね続けていた。
一打一打、一音一音の強烈なリズムや演奏に身を預け、頭を空にしながら飛び跳ねていたい。
恍惚に浸り続けるこのひとときが最高だ!!
「俺からの最高のラブレターです」(宗馬)の言葉に続いてぶつけたのが「誰が為の幸福論」だ。
身体の芯から熱く昂らせる楽曲の登場に、メンバーたちのテンションもガッと上がれば、フロア中にも無数の髪の毛が乱れ狂う風景や飛び跳ねる様が広がっていた。
とてもキャッチーな歌のように、誰もが巽の歌に合わせ心で口ずさみながら身体はもっともっとイカせてくれと言わんばかりに熱狂を貪っていた。
最後にXANVALAがぶつけたのが「独善」だ。
XANVALAの武器である胸をつかむ歌と身体を熱く揺さぶる重厚な音を重ね合わせた楽曲が「お前らの限界はこんなもんじゃねぇだろ!!」と煽り立てる。
メンバーたちが気持ちも、身体も前のめりに観客たちを煽り続ければ、フロアでは誰もがその場で大きく飛び跳ね、この空間を揺らしていた。
拳や手の花を大きくなびかせ、この場に熱狂という宴を作りあげていった。
理性で塗り固めた自分を壊し、本能で生きる自分に作り替えてゆく。
だからXANVALAのライブに足を運びたくなる!!
ここで宗馬が一人ステージに。
彼が自分の誕生日を祝おうと訪れた人たちへのお返しのプレゼントとして、インストナンバーの「嘶く麒麟」を演奏。彼の冴えたギターの手腕を存分に味わえた楽曲だ。
いわゆるテクニック一辺倒に走るのではなく、耳に心地好く響くメロディを軸に据えているところがメロディメイカーである宗馬らしさ。その様を堪能出来たプレイだった。
この楽曲はこの日のライブに足を運んでくれた人たちへの来場プレゼントCDとしても配られていた。
これはとてもレアな音源になることは間違いない。
アンコールは、XANVALAが新たな時代を切り開くと告げるように「文明開花」からふたたび始まった。
和要素を抱いたとても華やかで激しい楽曲だ。
派手というよりもケバケバしい音を撒き散らしながら楽曲は疾走してゆく。
その演奏や煽る歌声に触発され騒がずにいれない。
フロアでは大勢の女性たちが恍惚に乱れ狂う美しき花魁と化し、本能のままに髪振り乱し騒いでいた。
とても派手なのに破壊力満載な楽曲だ。
気持ちが止まることなく昂り続ける。
このまま絶叫まで導いてくれ!!
その気持ちへ応えるよう、「俺からの最大の愛を届けていいですか!!」と煽る宗馬の声を合図に、XANVALAは破壊力満載な重低音ナンバー「CREEPER」を叩きつけた。
「CREEPER」が一瞬にして理性という感覚を吹き飛ばした。
フロア中は乱れる黒い髪の波に覆い尽くされている。
サビ歌では誰もが拳と頭を振り乱し、騒ぎ祭っていた。
騒がずにいれない、興奮したこの気持ちを抑えるなんて不可能だ。
誰もが制御機能が壊れ暴走したマシンと化し、XANVALAと一緒に恍惚を感じあっていた。
何時ものXANVALAらしいライブだった。
その“らしさ“のパワーは、君らが想像する“らしい“のだいぶマシマシであることだけは伝えておくけどな。
最後にエンドSEで流れた「睡蓮花」(湘南乃風)に合わせメンバーらが合唱しながら宗馬のバースデーパーティを行なっていたことも伝えておこう。
TEXT:長澤智典
Photo by A.Kawasaki
https://twitter.com/a_kwsk_1985
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<セットリスト>
「XANADU」
「帝」
「ratchet」
「左耳の悪魔」
「ジャノメ」
「終幕」
「ヒトリ舞台」
「誰が為の幸福論」
「独善」
「嘶く麒麟」〈宗馬ソロ〉
-ENCORE-
「文明開花」
「CREEPER」
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★インフォメーション★
[Starwave Fest Vol.23~レーベル設立11周年記念イベント~] Starwave Records presents
2021/02/18 (Thu)
高田馬場CLUB PHASE
OPEN 15:30 / START 16:00 ※緊急事態宣言の延長に伴い変更となりました。
前売 ¥4,000 / 当日 ¥4,500 ※D代別 配信チケット ¥3,000
XANVALA / Scarlet Valse / 未完成アリス / ラヴェーゼ / UNDER FALL JUSTICE
O.A セッションあり
【チケット】
■A:eプラス
https://eplus.jp/sf/detail/3366470001-P0030001
※転売防止のため整理番号のスタートはランダムになっています。
■B:当日券
※バンド予約無し
入場順:整理番号順
■配信チケットURL
https://eplus.jp/sf/detail/3369100001-P0030001
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その他、ライブスケジュールは下記へ。
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ジャノメ / XANVALA
https://www.youtube.com/watch?v=enPEATka8UE
XANADU / XANVALA
https://www.youtube.com/watch?v=N9Jk8dP7Q6I
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