2021年02月22日 (月)
【ライヴレポート】Starwave Records設立11周年記念イベント<Starwave Fest>◆~XANVALA・Scarlet Valse編~
REPORT - 12:00:27レーベルを設立して以来、ダークなヴィジュアル系バンドの作品を数多くリリースし続けてきた「Starwave Fest」。毎年2月に行なっているレーベル設立を記念した周年イベントも、今年で11回目。例年、数多くの所属バンドがイベントの舞台を賑わすが、今年はコロナ禍ということもあり、今のStarwave Recordsを代表する数組に絞ってイベントを構成。出演したのが、ラヴェーゼ・UNDER FALL JUSTICE・未完成アリス・XANVALA・Scarlet Valseの5組。オープニングアクトには、この日のために結成したスペシャルバンドも登場。有観客のみならず、配信ライブとして届けたこの日の模様を、ここに紹介したい。
ここでは後半を担ったXANVALAと、トリを飾ったScarlet Valseのライブの模様をお伝えしよう。
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XANVALA
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ヴォーカルの巽がスクリームし、演奏陣が猛々しい音が鳴り響かせると同時に、頭を激しく振り乱す衝動に駆られる「ジャノメ」が飛びだした。XANVALAは最初からアクセルを全開に、観客立ちへ飛びかからんばかりの勢いで歌や演奏をぶつけてきた。観ている側も、最初から感情のストッパーを外し、彼らの勢いへ負けじと挑みかかっていく。
続く「雨声に帰す」も、高らかに歌いあげる巽の歌声からスタート。雄々しく、朗々と歌う巽。彼の歌声を、ノイズのような轟音を響かせ煽る演奏陣。「乱れていこう」の言葉に相応しい、理性の入る余地など微塵もない狂おしい環境を、XANVALAはこの場に作りあげていった。比較的歌物色が強いとはいえ、轟音に浸る中で聞くと、抑揚した巽の歌声もひと際狂気を抱いた色として見えてゆく。
今宵のXANVALAは、徹底して攻める姿勢を示していた。彼らは、観客たちを熱狂と興奮という理想郷へ連れ出そうと、メロディックでハード&グルーヴなロックナンバー「XANADU」を突きつけ、フロア中の人たちを恍惚という様に塗り上げてゆく。激しい中にもメロディアスな表情を折り込んだ楽曲のように、身体は激しさを求めながらも、意識はずっと巽の胸くすぐる歌に惹かれ続けていた。
さぁ、理性や現実というリアルな環境をぶった切り、己の本能のみをさらけ出し全力で騒ぎ狂え。触れた人たちの感情の中に隠れている野生という本能を、XANVALAは「CREEPER」を通して引きずり出し、フロアという檻の中で騒ぎ狂う様を作り上げていった。
「今日という日を忘れないように、深くまで傷付けあおうか!!」「乱れていこう!!」。最後にXANVALAは「悪辣が君を襲う」を叩きつけ、フロア中を熱狂渦巻く極上の空間へ染め上げていった。たとえ声は出せなくとも、一定の距離を置いた中だろうが、自分を開放したい感情を誰も制御など出来やしない。どんな状況下だろうと、己を開放し本能のままに動く自由な自分になれる。XANVALAのライブの時間が、まさにそうだった。
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Scarlet Valse
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イベントのトリを飾ったのが、Scarlet Valse。同イベントのトリを担うということは、レーベルとしても、今年とくに力を注ごうという姿勢の現れだ。ライブは、胸を熱く騒がせるサビ歌が印象的なハード&ドラマチックナンバー「Metamorphosis」から始まった。ヴォーカルKakeruの煽りに触発され拳を振り上げ、その場で大きく飛び跳ねる満員の観客たち。とても雄々しい楽曲なのに、魂を熱く揺らす切なくてメロウな歌に心が騒ぎ続けていた。
「日頃の感謝を込めてScarlet Valseから熱い気持ちを送ります。全力でいこうぜ、気合入れてけよ!!」。Scarlet Valseらしいシンフォニックでハードロマンな最新シングル「Valkyrie」が飛びだした。この歌に触れていると、どんな状況下でも、彼らの差し出す歌の手さえ握りしめていれたら、どんな環境の中でも羽ばたける気持ちになれる。苦難の最中にいようと、しっかりと顔を上げ前へ進んでいける自分でいられる。今のような先の見えない時代だからこそ、この歌が、暗闇の中から光射す未来へと導いてゆく。
Scarlet Valseといえば、この歌も欠かせない。楽曲が流れだすと同時に、フロア中が無数の髪の毛揺れるヘドバンの風景に染まりだす。頭を振り、飛び跳ねながら、高ぶる気持ちをメンバーらへぶつける観客たち。サビでは胸を熱く高ぶらすメロウな歌に触れ、頭上高く伸ばした両手を大きく広げ、翼に変えて揺らさずにいれない気持ちに心が染まっていた。いや、「揚羽蝶乃夢」に触れた誰もが、美しい輝きを放つ揚羽蝶になり、漆黒の闇が覆うダークな世界の中でみずからが光輝く存在として、キラキラとした光の粉を振りまき続けていった。
「苦しい世の中でも、君たちと俺たちがいれば、それで十分だ!!」。暗い闇が覆い尽くす世界を激しい音で切り裂き、大勢の人たちの元へ希望や愛という光を降り注ぐように、最後にScarlet Valseは「Prayer」を奏でてくれた。この日の彼らは、今の情勢だからこそ、ネガティブな要素をすべて消し去り、希望で心を満たす楽曲ばかりを届けてきた。それが、今のScarlet Valseの姿勢だ。それこそが、これからも夢に向かって突き進むScarlet Valseらしい生きざまだ。まさに、イベントのトリを飾るに相応しいメッセージをたくさん詰め込んだ、心を笑顔と高揚と興奮に染め上げるライブをScarlet Valseが見せてくれた。
どんな険しい状況に置かれようと、Starwave Recordsは変わらぬ姿勢で、シーンに新しい刺激と希望を与え続けてゆく。その姿勢も示したイベントになったのは間違いない。
PHOTO: A.Kawasaki (@a_kwsk_1985)
TEXT:長澤智典
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XANVALA
「ジャノメ」
「雨声に帰す」
「XANADU」
「CREEPER」
「悪辣が君を襲う」
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Scarlet Valse
「Metamorphosis」
「Valkyrie」
「揚羽蝶乃夢」
「Praye」
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2021年02月21日 (日)
【ライヴレポート】Starwave Records設立11周年記念イベント<Starwave Fest>◆~未完成アリス・UNDER FALL JUSTICE編~
REPORT - 12:00:58レーベルを設立して以来、ダークなヴィジュアル系バンドの作品を数多くリリースし続けてきた「Starwave Fest」。毎年2月に行なっているレーベル設立を記念した周年イベントも、今年で11回目。例年、数多くの所属バンドがイベントの舞台を賑わすが、今年はコロナ禍ということもあり、今のStarwave Recordsを代表する数組に絞ってイベントを構成。出演したのが、ラヴェーゼ・UNDER FALL JUSTICE・未完成アリス・XANVALA・Scarlet Valseの5組。オープニングアクトには、この日のために結成したスペシャルバンドも登場。有観客のみならず、配信ライブとして届けたこの日の模様を、ここに紹介したい。
ここでは、未完成アリスと、トップを担ったUNDER FALL JUSTICEのライブの模様をお伝えしよう。
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未完成アリス
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とてもひねくれた歌系楽曲を魅力にしている未完成アリス。この日のライブも、冒頭に癖の強いサイコヒステリックなメロディックチューン「所業無情大殺界」を奏で、フロア中の人たちの意識をバグらせ、身体を騒がせてゆく。キャッチーなのに、素直にキャッチーと言いたくない、ひねくれながらも心地好い感覚が彼らの魅力だ。
「お前らもたった一度きりの人生を楽しんでいこうぜ」。有栖川塁の煽りを受けて飛びだしたのが、思い切り螺子が壊れ歪んだ様を見せながらも、妙に癖になる歌や演奏に強く惹かれる「くたばれエイリアン」。変拍子ならぬ変狂気な歌や演奏に触発され、何時しか理性がイレースされ、壊れたオモチャのように身体がぐにゃぐにゃに揺れていた。
「大人はスペックで人を判断するけど、君のスペックを決めるのは大人じゃない!!」。続く「低スペック悲観ガール」では、ギミックの少ない演奏を武器に、強いメッセージを彼らはガシガシに突きつけてきた。伝えたいメッセージによって、いろんなスペックに楽曲の色も塗り替えてゆく未完成アリス。歌物という軸を据えながらも、そこをいろんなアプローチで形にしてゆく、多岐に渡るその仕様項目も、彼らを語るうえでは欠かせない。
「想いを胸に…」。美しい歌や旋律が気持ちにスーッと溶け込んでゆく。有栖川塁の歌声や記した歌詞には、とても純粋で美しい想いが込められている。そこへ彩りを与える演奏が心地好く歪んでもいるからこそ「Stargazer」が、癖が強くも上質な、心を濡らすミドルメロウな楽曲として響いていた。
「もしも君たちがこの先の人生で挫けそうになっても、一筋の光を探して前に進めばいいんだよ」。最後に未完成アリスは「NaNa~繰り返す7人の私」を演奏。未完成アリスらしい、胸をわくわくさせる明るいサイコポップな曲を奏で、観ている人たちの気持ちにワクワクとした楽しさや、自分らしくいればいいんだよという自信を与えてゆく。未完成アリスのライブに触れていると、何時しか無邪気な笑顔になれるのも、彼らが気持ちをポップに染めてくれるからだ。しかも、どっか濁っているところもまた魅力的じゃない。
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UNDER FALL JUSTICE
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UNDER FALL JUSTICEのライブの演奏が鳴りだすと同時に、大勢の人たちがメンバーらへ向かって祈りを捧げだした。「ひとつ、ふたつ、みっつ…」。前田愛郎の呟きを合図に、ぐにゃぐにゃに捩じれまくったサイコでヒステリックな音が会場中に鳴り響く。UNDER FALL JUSTICEは「数え唄」を届けながら、フロア中の人たちから現実という空間を奪ってゆく。観客たちを異境の地へと連れ出したメンバーたちは、艶かしい歌と演奏を通し観客たちの心をメルトしてゆく。
「君の顔も身体も心も、全部僕だけのもの」。美しく艶かしく、でも猛り狂うほどの荒々しさも抱いた「執拗なまでに君に執着する僕」が飛びだした。心に刺さる痛い歌詞を、艶かしくも、ときにサディスティックな様で歌う前田愛郎。彼の心情を黒く妖しく激しく彩る演奏陣、何時しか会場中の人たちが暗鬱で妖艶な世界へ身も心も蕩けていた。
「ごめんごめんごめん…絶対絶対許さない」と歌い叫ぶ前田愛郎。誰もが心に抱えている醜い本心を、UNDER FALL JUSTICEは音楽を通して晒すように届けてゆく。「ごめんなさい」に刻んだ歌詞のひと言ひと言が胸に痛く刺さるも、それが心地好い。誰もが心に抱えている闇な欲望や本心を彼らは感情沸き立つままに歌うからこそ、観ている側もその気持ちに自分の感情を重ね合わせ、同化したくなる。一緒に狂喜の中へ浸りたくなる。
切っ先鋭いダークな音をチクチクと突きつけながら、観客たちを刺激してゆくメンバーたち。「壊れそうな僕」を演奏しながら、UNDER FALL JUSTICEは会場中の人たちの頭を激しく振り乱してゆく。サイコな音で最後まで騒ぎ狂え。それが、この場に生まれた最狂のルールだ。
「ここにいる君たちは本物ですか?偽物ですか?」最後にUNDER FALL JUSTICEは、美しくも切なさを抱いた歌系曲「幻想」を歌い奏で、観ている人たちの気持ちを惹きつけ、艶かしい音楽の虜にしていった。妖艶と暗鬱と浪漫と狂気と破壊的な衝動を攪拌したようなUNDER FALL JUSTICEのライブ。この時間、僕らは現実を忘れ、淫らな夢を見ていた。
PHOTO: A.Kawasaki (@a_kwsk_1985)
TEXT:長澤智典
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未完成アリス
「所業無情大殺界」
「くたばれエイリアン」
「低スペック悲観ガール」
「Stargazer」
「NaNa〜繰り返す7人の私」
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UNDER FALL JUSTICE
「数え唄」
「執拗なまでに君に執着する僕」
「ごめんなさい」
「壊れそうな僕」
「幻想」
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2021年02月20日 (土)
【ライヴレポート】Starwave Records設立11周年記念イベント<Starwave Fest>◆~Eleventh・ラヴェーゼ編~
REPORT - 21:06:16レーベルを設立して以来、ダークなヴィジュアル系バンドの作品を数多くリリースし続けてきた「Starwave Fest」。毎年2月に行なっているレーベル設立を記念した周年イベントも、今年で11回目。例年、数多くの所属バンドがイベントの舞台を賑わすが、今年はコロナ禍ということもあり、今のStarwave Recordsを代表する数組に絞ってイベントを構成。出演したのが、ラヴェーゼ・UNDER FALL JUSTICE・未完成アリス・XANVALA・Scarlet Valseの5組。オープニングアクトには、この日のために結成したスペシャルバンドも登場。有観客のみならず、配信ライブとして届けたこの日の模様を、ここに紹介したい。
ここでは、オープニングを飾ったEleventhと、トップを担ったラヴェーゼのライブの模様をお伝えしよう。
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Eleventh
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Kakeru(Scarlet Valse)と有栖川塁(未完成アリス)のツインヴォーカルを中心に、ギターに凪斗(ラヴェーゼ)とYuhma(XANVALA)、ベースに70.(XANVALA)、ドラムにHakuyaを迎えて結成した、一夜限りのバンドEleventhが「Starwave Fest」のトップを飾って登場。
有栖川塁とKakeruがハモるツインヴォーカルを魅力にEleventhが最初に届けたのが、Misarukaの名曲「Juliet」。胸を優しくくすぐる歌に気持ちがすっと引き寄せられる。躍動する楽曲に触発され身体が騒ぎながらも、ずっとハモり続ける2人のエモーショナルな歌声に、同じく心も騒ぎ続けていた。
騒ぐ気持ちに熱狂という衝動を加えようと、EleventhはFIXERのカバー曲「孤慟-into the vortex-」をぶつけてきた。重く激しい演奏が炸裂。フロア中からも拳が突き上がれば、激しく頭を振り乱す様もフロア中に広がりだした。攻めに徹した楽曲の上で、Kakeruがグロウルすれば、メロウな歌を有栖川塁とKakeruがハモり続ける。2人のヴォーカリストの阿吽の呼吸は、長年共にStarwave Recordsへ所属し、数多くのライブを共にしてきたからこそ。セッションバンドとはいえ、メンバー全員が歴代のStarwave Records所属バンドのメンバーや親交の深い関係。だからこそ、質の高い演奏を通し、観ている人たちの気持ちを熱く騒がせていった。最初から最後までクライマックスなライブだったのも嬉しいじゃない。
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ラヴェーゼ
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イベントのトップを担ったのがラヴェーゼ。重厚な「–自罰–」の演奏へ導かれるようにヴォーカルの紗弥-saya-が舞台に姿を現し、マイクを手に絶叫すると同時に、楽曲は「Psycho」へ。呪詛のように言葉を呟き、叫ぶ紗弥-saya-。ラウドでサイコヒステリックなサウンドが観ている人たちの理性を狂わせる。サビではメロディアスな歌に触発され、大勢の人たちが心を酔わせていた。ド頭からラヴェーゼは、観客たちを自分たちの懐の中へ抱え込んでいった。
後ろ手にしながら中指を立てて煽る紗弥-saya-。唸りを上げ疾走する「Loser」を武器に,ラヴェーゼは観客たちを刺激し続ける。歌心の強い楽曲なのも嬉しい。落ちサビで落とす表情も見せながら、つねに楽曲へ高ぶる高揚を与えてゆく。だから、彼らの歌声や演奏に強く惹かれてしまう。
「レーベルの誕生日という愛でたい日を、最高に熱い日にしていきたいと思います。もっとその頭を狂わせてください。何時来るんだ?今でしょ!!一つになろう!!」。紗弥-saya-の煽りを受け、「Desperate destiny」が飛びだした。エッジ鋭くも歪みを上げた楽曲を魅力に、ラヴェーゼはフロア中の人たちをバネの壊れた人形に変え、その場で狂ったように騒がせていった。互いに感情と感情をぶつけあうことで生まれる熱した空気。それを感じたくて、限度人数いっぱいの人たちがこの会場に詰めかけていた。
「さぁ、いこうぜ!!」。ノイズのような荒れ狂う演奏が会場中を包み込む。カオスな空間の中、ラヴェーゼは「Vanissing to chaos」を武器に、観客たちの理性を壊してゆく。サビ歌がとても胸をくすぐるように、歌に惹かれながらも、身体は騒ぐ気持ちを抑えられない。
ラヴェーゼは、最後にラウド&コアなデジロックナンバー「Aube」を演奏。メロとデス、2つの表情を巧みに使い分けながら、美しさと混沌とした魅力を入り混ぜた独特の世界観を描きあげ、フロア中に熱狂を作り上げていった。
PHOTO: A.Kawasaki (@a_kwsk_1985)
TEXT:長澤智典
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Eleventh
「Juliet」(Misaruka)
「孤慟-into the vortex-」((FIXER)
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ラヴェーゼ
「SE-自罰–」
「Psycho」
「Loser」
-MC-
「Desperate destiny」
「Vanissing to chaos」
「Aube」
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