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2023年04月06日 (木)


【びじゅなび主催:4/30池袋EDGE★出演者インタビュー(2)】<ヤミテラ:Gt.蘭樹>「メイクをすることで普段の自分ではなくなり、そのスイッチが入っている状態でステージに立つことで自分も非日常になれる」◆9月16日(土)渋谷CLUB QUATTROワンマン開催!

LIVE - 20:00:18

4月30日に池袋EDGEにて開催する<VISUNAVI presents Visual Rock is not “DEAD”>。
今回は、その出演者それぞれに行ったインタビューを順次お届けしていく。

 

第二回は、現在全国ワンマンツアー中のヤミテラより、Guitarの蘭樹へインタビュー。

 

明るく、泥臭く、そしていつも前向きなヤミテラ。

「メイクをすることで普段の自分ではなくなり、そのスイッチが入っている状態でステージに立つことで自分も非日常になれる」と語る蘭樹の目には、きっといつも笑顔で楽しむファンの姿が映っているに違いない。

池袋EDGEでも、存分にそのステージで楽しませてくれるだろう。

9/16に渋谷CLUB QUATTROにて行われるワンマンへ向けて、彼らの更なる進化も見届けていきたい。

 

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──今日はよろしくお願いします。

蘭樹:はい。ヤミテラの下手ギターの蘭樹です。あとはヴォーカルがRiNA、上手ギターがShuKa、ベース湊叶、ドラムじゅんじゅんの5人編成のバンドです。

 

──だいぶコロナによる状況が緩和されてきました。ヤミテラもコロナ禍に激突したタイミングではあったと思いますが、当時を振り返るといかがでしたか?

蘭樹:情勢が読めなかったときは考えるということ自体ができなかったですよね。目の前のツアーどうする?とかそういうレベルでしたし。あとは忘れがちですけど、ライヴハウスが世間から非難の矛先になった時期でもあったじゃないですか?お客さんにとってもライヴに通いづらくなって、結果的にライヴハウスから足が遠のいてしまったと思います。コロナは憎かったですね。今もですけど。

 

──そういう状況下において他のバンドと連携を取ったり、情報交換をしましたか?

蘭樹:他のバンドと直接っていうよりはイベンターさんと連絡を取って周りの動きを聞いたりはしてました。自分たちだけ好きに動けるはずもないので、話し合って今はライヴをやるべきじゃないよねって結論に至りましたね。

 

──それから時間が経ち、情勢が変わりました。まさにマスクルール緩和当日にヤミテラは主催3マンを開催し、目が覚めるような素晴らしいステージを魅せてくれました。

蘭樹:制限はなくなったんですけど、日本人の意識的にまだ自主的に制限してると思うんですよね。ライヴで声を聴けて嬉しいっていうのはもちろんあったんですけど、ライヴハウスで声を出さないで楽しむっていうことがもう定着してるんだなと思いました。正直コロナ前と比べたら全然こんなんじゃなかったって感じますしこの期間が長すぎたのかも知れないですよね。だから解禁前と変わってないです。これをいきなり急に無理矢理戻すっていうのも難しいので徐々にですよね。3年前の状態に時間をかけて戻していくことですね。

 

──313日のヤミテラからはそのスピリットを感じましたし、あの日あそこまで挑戦的なアティチュードで臨んだバンドがどれほどいただろうと痺れた一方で蘭樹さんも仰っているように無理矢理戻すのも違うよねっていう葛藤も見て取れました。ただ、このコロナ禍の間にライヴハウスに足を運びだしたお客さんももちろんいますよね。

蘭樹:そうですね。コロナ禍からヤミテラに来始めてくれた人って結構多いんですよありがたいことに。だから前に戻すっていうことで新鮮に感じてほしい一方で、ただ前に戻すだけではダメですよね。新しいものも同時に提示しなくてはならない。

 

──ところでヤミテラはこの期間中も作品を出し続けていましたが、コロナ禍を経て作品に影響はありそうですか?今後?

蘭樹:当時はツアーが飛んでしまって、リリース資金も底をついてしまい、クラウドファンディングをさせていただいたりっていうところがありました。やっとライヴができるようになってからようやく自分たちで賄えるようになってきました。ただ、自分たちはリリース日を決めるっていうことをせずに、良い作品が出たら出すっていうスタイルなので、むしろ作曲に時間を充てることが出来たんだと考えるようにはしてます。

 

──少しでも前向きに捉えるしかなかったと。ヤミテラって内向的でなはく、お客さんを見てる、外をしっかり向いているバンドだなって印象なんですけど、蘭樹さんはどう思いますか?

蘭樹:そうですね~根が明るいです。

 

──湊叶さんとか酒豪ですしね()

蘭樹:学校行事に全力!みたいな()そんなメンバーが集まっているバンドなので明るくワチャワチャしているところを楽しさとしてお客さんに届けたいです。

 

──お客さんも光るグッズをつけていたりと楽しそうですもんね。そんな根が明るいバンド、ヤミテラにとってヴィジュアル系っていうものにどのようなこだわりを持ってますか?

蘭樹:個人的には音楽の入りがヴィジュアル系だったんですね。自分がかっこいい!と思った感情を後の世代にも伝えていけるようになりたいっていう気持ちがまずあります。あと、メイクすることによって、普段の自分じゃなくなるじゃないですか。そのスイッチが入ってる状態でステージ立つことで自分も非日常になれますし、それをお客さんにも味わってほしいです。

 

──ちなみに蘭樹さんが出会って入口にになった、かっこいいとバンドはどのあたりですか?

蘭樹:あー、the GazettEさん、アリス九號.さん、ナイトメアさんとかです。昔はアニメのタイアップとかヴィジュアル系ばっかりで、かっこいい音楽を耳にする機会がたくさんありましたよね。

 

──昔が良かったとかそういうことではなく、良いものだからこそ耳にする機会を作る必要がありますよね。

蘭樹:そうなんですよ。最近はバンドというよりは、バンギャ特集みたいなのをテレビでやってること多くてああいうのも武器としてキッカケになればいいと思うんですけど。まぁちょっとサブカルチャーっぽくなり過ぎても微妙ですね。もっと身近でありたいかな。

 

──耳に音楽を届けるためにはメインカルチャーであることも必要。そういう意味でいうとヤミテラはYoutubeにショート動画を上げたりしていて近寄りやすい身近なV系を表現してますよね。あれは誰の発案なんですか?

蘭樹:ヴォーカルのRiNAですね。

 

──そうなんですね。バンギャあるあるネタなどポップで面白いので是非チェックしてほしいです。

https://www.youtube.com/@yamitera_

そして入口を広げるという意味ではヤミテラは積極的に無料ライヴを定期的に開催しています。

蘭樹:今回は7か月連続でやってますね。無料ライヴをやろうって言いだしたのは…ShuKaだったと思います。

 

──間口を広げる一方で中には「●●の人限定無料」みたいなギミックに遊びもありますよね。「カップル無料とか」。これまでで気にいったコンセプトありましたか?

蘭樹:あー、「ぼっち無料」ですね。別にファンの方にパートナーがいるかどうかなんて僕らわからないじゃないですか。だから「このライヴに来てるってことは…(パートナーが)いないのか。」って。

 

──アハハハハハ!ヒドイ!()

蘭樹:ファンの方のプライベートが垣間見えたのが個人的には面白かったですよ()

 

──さて、ちょっと先の話にはなるのですがヤミテラは916日に全国ツアーファイナルが渋谷クラブクアトロで行われますよね。

蘭樹:はい。クアトロです。クアトロってヴィジュアル系バンドというよりは一般的なロックバンドが目指す箱だと思うんですよ。それが自分たちのライヴのスタンスと合ってるかなぁと思って。はい、あえてクアトロにしました。

 

──なるほど。確かに昨年は恵比寿リキッドルームでワンマンをやってらしたわけですしね。順当ではないぞ?と。

蘭樹:そうですね。人と同じ道だとありきたりかなと思います。

 

──ツアー自体は始まっていてこの先続くわけですが、これから来る/行ってみたいそんなお客さんにどう楽しんでもらいたいですか?

蘭樹:もう自由で!ヴィジュアル系にありがちなヘドバンとかも嫌ならしなくていいし、バーカンでお酒飲みながら立ってゆっくり観るでも全然ウェルカムです。その人が好きな楽しみ方をしてくれれば。せっかく無料の「七星CHANCE」もありますし、Youtubeのショート動画がきっかけでどこかに遊びにきてくれたりとかでも嬉しいです。あと今回のツアーは招待チケットというのがあって、チケット持ってる子のお友達が来てくれたりするんですけど、それで全くヴィジュアル系を知らないよって方もいて、嬉しいです。そういう取り組みをしてバンギャの母数を増やし、シーン全体を活性化したいです。

 

──シーンの活性化という点で430日には池袋EDGEにて<VISUNAVI presents Visual Rock is not “DEAD”>開催されます。気になる共演バンドはいますか?

蘭樹:KAKUMAYさんはよく一緒になるのでその他だとビバラッシュさんですね。あの人たちも全員明るいし、ノリがウチと似ているところもありますね。ウチはちょっと泥臭くて、向こうはもっとキラキラしていてその対比に注目してほしいです。

 

──最後に4月30日の池袋EDGEに来るお客さんにもメッセージをお願いします!

蘭樹:びじゅなびさんのシーンを盛り上げようという意志に賛同して出演するので、自分たちの持てる力を使って初めて観る人、ヴィジュアル系をまだ知らない人にも届くようなライヴをします!

 

 

取材・文:山内秀一

 

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ヤミテラ2023 ONEMAN TOURTHE LIVETOUR FINAL

2023/09/16 (Sat)渋谷CLUB QUATTRO

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OPEN 16:45 / START 17:30

Sチケット¥5,000 Aチケット¥500(ドリンク別)

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★チケット:

一般発売中

受付期間:2023/2/5()10:002023/9/14()18:00

購入URLhttps://eplus.jp/yamitera/

Sチケット¥5,000(ドリンク別) 特典:当日限定ラバーバンド・ライブフォトセット

Aチケット¥500(ドリンク別)

 


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★びじゅなび主催はこちら!★

 

■VISUNAVI presents Visual Rock is not “DEAD”
4月30日(日)池袋EDGE
http://xxxrecords.jp/edge/

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OPEN 16:00 / START 16:30

【チケット料金】
前売り4,800円(税込)/オールスタンディング
※入場時ドリンク代別途必要 

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【出演】(A〜&五十音順・敬称略)

AURORIZE
HOWL
KAKUMAY
ビバラッシュ
ぶえ
ヤミテラ

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★チケット:

【一般発売】
2023/3/11(土)10:00〜

https://eplus.jp/sf/detail/3813200001-P0030001

問:池袋EDGE 03-6907-1811