2017年08月19日 (土)
【ライヴレポート】<NOCTURNAL BLOODLUST>2017年8月11日(金・祝)渋谷 CLUB QUATTRO:ハリセンとウォール・オブ・デス。そして貴方を待っている、灼熱のゲヘナ。
REPORT - 10:46:56
2017年8月11日、渋谷CLUB QUATTROにてNOCTURNAL BLOODLUSTによる<全国ツアー[TOUR OF GEHENNA 17-18]>の幕開けとなるワンマンライブが開催された。
前ツアーのファイナルを飾った4月1日新木場COAST以来となる、待望の国内ワンマンライブ。
真夏に決行される事となった今ツアー。
しかし季節を語るなど、愚の骨頂。
彼らのショウは、いつだって灼熱を極めるのだから。
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2017年8月11日(金祝)
渋谷 CLUB QUATTRO
ONE MAN TOUR 「TOUR OF GEHENNA 17-18」
1.Pandemic
2.Last Relapse
3.NG+
4.UNBREAKABLE
5.Punch me if you can
6.Bury me
7.FATE
8.Aster
9.Eveil-Calamity of Victims
10.Trigger
11.EXCEED
12.BREAK THIS FAKE
13.PROVIDENCE
14.I-V-III
15.GENESIS
16.The Strength i Need
17.Malice against
-enc1-
18.Live to Die
19.銃創
20.Obligation
-enc2-
21.V.I.P
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新たなツアーの開幕を告げるSEが鳴り響き、五人の登場を待ち望んだフロアから大歓声が上がる。
彼らの1stフルアルバム”GRIMOIRE”の冒頭を飾る「Pandemic」が披露され、最新作[THE BEST 09-17]収録曲を含む、バラエティに富んだ楽曲群がセットリストを彩っていく。
やはりここで見逃せないのは”ワンマンライブならでは”のアプローチだ。
国内随一のシャウトボーカリストとして高い評価を受ける尋(Vocal)だが、「Aster」のようにメロディアスなバラードをも歌い上げるその様は、彼らの幅広い音楽性を象徴しているといえよう。
なおかつ、ハードな長尺セットリストにおいても、決して声を枯らす事なく叫び倒す。
あの鍛え抜かれた肉体がそのパワフルさを生み出しているに違いない!
ステージを縦横無尽に翔けるCazqui(7strings)による、ノスタルジックさを内包したシュレッドプレイは随所で強い存在感を放っており、轟音の壁を麗しく・激しく創り上げるDaichi(guitar)とのハー モニーにも磨きがかかっている。
この2人の掛け合いが強いタッグ意識の元に成立している事は、「FATE」が顕著に物語っていた。
そして堅実にNOCTURNAL BLOODLUSTのヘビィネスを支えるだけでない、芸達者なMasa(bass)のスラッププレイが印象的な「PROVIDENCE」。
当楽曲では、MVの1シーンを模した尋とCazquiのコミカルな寸劇が垣間見れる。
突如登場したのは…まさかのハリセン。Cazquiに引っ叩かれる尋。もはやコントである。
先ほどまで「Calamity of victims」で重厚な世界観を披露していたとは思えぬ、シリアスとコミカルの双極性は、このバンドの魅力の一つだ。
前ツアーですっかり定着した印象のあるハイスピードチューン「EXCEED」では、Natsu(drums)の高速バスドラムがウォール・オブ・デスで入り乱れるフロアに鳴り響く。
加速するテンションと共に、印象的なコーラスの大合唱が巻き起こった。
本編ラストは今やNOCTURNAL BLOODLUSTの代名詞である「Malice against」で締め括られ、盛大なアンコールに応えた彼らが披露したものこそが、今回配信リリースされた新曲”Live to Die”である。
※itunes storeリンク
https://itunes.apple.com/jp/album/live-to-die-single/id1272046065
ヘビィグルーヴにエスニックなテイストを加味し、非常にモダンながらも、彼ららしさを追求したハイブリッドな楽曲だ。
アンコールのMCでは今ツアーの追加公演が発表された。
ツアーファイナルは2018年3月10日。
前回に引き続き新木場Studio Coastとなる。
魔王降臨祭など、意味深なタイトルが非常に気になるところだが…
なんにせよ「Live to Die」が各所で披露される事は間違いない。
このツアーを通し、「Live to Die」はいったいどのように成長するだろう。
楽曲の生みの親はバンドだが、育ての親はライブオーディエンスであると言っても過言ではない。
今回の配信音源をゲットして、是非とも彼らの愛する子の『親』となっていただきたい。
この子には、父と母の存在がそれぞれ必要だ。
男女がフロアに入り乱れ、ファン層に隔たりのないNOCTURNAL BLOODLUST。
彼らのワンマンツアーは、まだ始まったばかり。
今なら、まだ間に合う。
配信音源「Live to Die」、そして公演チケットを入手して、NOCTURNAL BLOODLUSTの世界に飛び込もう。
灼熱のゲヘナが、貴方を待っている。
文◎山田”ギガンティック”
写真◎nonseptic
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【LIVE SCHEDULE】
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「TOUR OF GEHENNA 17-18」
8/19(土)柏PALOOZA
8/20(日)HEAVEN’S ROCK さいたま新都心VJ-3
8/25(金)札幌cube garden
8/26(土)札幌cube garden
9/02(土)仙台darwin
9/03(日)新潟CLUB RIVERST
9/09(土)TSUTAYA O-WEST《男限定》
9/10(日)TSUTAYA O-WEST《女限定》
9/16(土)神戸VARIT.
9/17(日)名古屋Electric Lady Land
9/23(土・祝)umeda AKASO
9/30(土)福岡・DRUM Be-1
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Halloween ONE MAN LIVE 「pump 筋 creature」
10/31(火) 渋谷CLUB QUATTRO
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「魔王降臨祭」
11/28(火) club asia
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X’mas ONE MAN LIVE 2017′ 「Merry Fxxkin’ Xmas」
12/24(日) Shibuya WWW X
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ONE MAN TOUR 「Inmost of Gehenna」
2018′
2/17(土) umeda TRAD
2/18(日) 名古屋 CLUB QUATTRO
3/10(土) 新木場 Studio Coast
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NOCTURNAL BLOODLUST OFFICIAL HP
http://www.nocturnalbloodlust.com/





