2018年11月07日 (水)
【ライヴレポート】2018年10月20日大阪アムホール◆MIRAGE&Matina 20TH ANNIVERSARY YEAR「BURIAL OF EPISODE -OSAKA-」
REPORT - 12:33:52
先日、10月20(土)に大阪アムホールにて行われたKISAKI主催の“MIRAGE&Matina 20TH ANNIVERSARY YEAR「BURIAL OF EPISODE -OSAKA-」“に行ってきましたのでライブレポートをお届けします!
ここでKISAKIの紹介。
和歌山県出身のベーシスト、ヴィジュアル系バンドのプロデューサーとして関西を中心に活動。多数のライブや海外ライブも行ってきた。活動休止中であったが、 MIRAGE&Matina 20周年を期に期間限定で再始動。彼が人生を捧げたバンドMIRAGEと20歳という若さで立ち上げた自身のレーベルMatinaが20周年を迎えた。
3月31日(土)には新宿BLAZEにて“MIRAGE&Matina 20TH ANNIVERSARY YEAR「BURIAL OF EPISODE -TOKYO-」“が開催され、今回はこのライブの大阪編が梅田にある大阪アムホールで開催された。
大阪アムホールは、大阪、梅田駅からほど近い商店街の中にあるライブハウス。階段をあがると2階に飲食店が。おなかがすいたらすぐ!
その上階が会場入り口。
入り口には、関係者からのお花が。
この日のライブは、14時半からとフェス並に早めの開始。多数のバンドが出演されるためなかなかの長丁場。主催のMIRAGEは大トリ。
この日のライブを盛り上げてくれた出演者は、
–オープニングアクト–
■Marvelous Cuerlty
■Crucifixion
■La’veil MizeriA
■魔帝那オールディーズ
(Vo:ヒナ-AZALEA- G:真稀-AZALEA-G:玖蘭-Eze:quL- B:GOMA-vellaDonna- Ds:紫音-Syndrome-)
■マツタケワークス
■emmuree
■GRASS
■祗音(一日復活)
■MIRAGE
バンド活動25周年のKISAKI最後のライブともあって、今まで一緒に音楽活動に携わってきた先輩や同期、後輩達が彼のために集結した。この日のためだけに1日だけ復活したバンドも。
MIRAGEが始まる頃になると、さらに会場は満員状態に。仕事が終わってからかけつけたであろう人で会場は最後尾まで埋め尽くされた。
中には、外国人のお客さんや年配の方も。音楽は年齢、国境を超える。
ついに、MIRAGE。この日一発目に演奏された曲は、「GRAVE~古エノ眠リ~」。続いて、「Wind Whisper」、「流星」。この日最後だというステージを目に焼き付けながら観客が待ってましたといわんばかりに音楽に乗る。
MCでAKIRAは、「バンド活動25周年を迎えた、ボス(KISAKI)、おめでとうございます!!実はね、ここに(腕を見せながら)ボスのサイン。今日のこのステージで一旦ステージを降りる事を決めたボス(KISAKI)ですが、僕たちとみんなとの心でステージを満たして、楽しんでいきたいと思います。」と語った。これまで一緒に活動してきたメンバーそれぞれにも思うことがあるのだろう。
観客と一体になったまま「I.D」へ。「全力でかかってこい!」とAKIRAが観客を煽ると、会場は再び沸いた。そんな盛り上がりの中、高まったKISAKI自身が、ステージを降り、観客の元へ。メンバーにステージから見守られながら、会場を魂の声で訴え盛り上げまわるKISAKI。旧友達を巻き込んでさらに会場を盛り上げた。ベースソロでは、会場の景色を目に焼き付けながら、楽しむようにベースを弾く姿を見せる。
最後の一曲となってしまったところで、AKIRAが話し出す。
「早いもので最後の1曲になってしまいました。僕がMIRAGEに入ってから、約20年間大切にしてきてた曲です。よかったらみんなも一緒に歌ってください。MIRAGEから最後に送ります・・Air」
神秘的な前奏から始まるこの曲は、どこか悲し気で今にも壊れそうな思いが伝わってくる。心に突き刺さるメロディーが観客を包んだ。
KISAKIは、
「青春だったMIRAGE。そして発足20周年YearのMatinaレーベル。たくさんの仲間たちとステージに立てて、本当に嬉しかった。天国にいるAYAMEも喜んでくれてると思います。
僕の音楽人生25年間、波乱万丈。そして激動の25年間でしたけど、苦労したことも未来につながっていると思います。バンドメンバーは、みんなそれぞれ活動を続けていくと思いますので、これからも応援してあげてほしいなと思います。
そしてMIRAGE最後のライブとなった今日、サポートをしてくれた、同期でもあり良きライバルでもある、【zo:diaek】のYomi君と、僕の憧れでもある20年以上かわいがってもらっている大先輩のD≒SIREの聖詩さんと一緒にステージにたてたことをうれしく思います。今日集まってくれたみなさん、サポートしてくれたみなさんに心から感謝します。本当にありがとうございました。」
と感謝を語った。メンバーが最後に手をつないで一列になり深々とお辞儀をすると静かに幕は降りて行った。
…が、観客の熱は冷めやらない。すぐに「アンコール!アンコール!」の声が響くと間もなくして幕は再び開いた。アンコールは、「百花繚乱」。この日2回目となるMIRAGEの1番最初の曲だ。本当に最後になるこの曲にのせてメンバーは思いを届ける。
そしてこのアンコールで、MIRAGE初代ボーカルのTOMOと盟友【zo:diaek】メンバーのサプライズ乱入が。最初で最後となるMIRAGE新旧2人のボーカルの歌声が披露された。
TOMOは、「KISAKI君お疲れ。また和歌山で遊びましょう。(2人は、ともに和歌山県出身。)飛び入り過ぎて、ポケットに携帯と財布入ったまんまです。」
KISAKI「俺も、どこのおっちゃんが来たんかなと思ったわ。」と会場に笑いを誘った。
「こんな風にステージに立てるなんて、音楽の奇跡ってすごいですね。じゃあ最後AKIRA締めて。」とKISAKI。
突然の締め指名に戸惑いながらもAKIRAは、「こう見えて、TOMOさんと一緒にステージに立つのは初めてなんですよね。」
TOMO「どうも、初代です。僕が辞めてからずっと頑張ってくれて。陰ながら応援しておりました。KISAKI君とは、ずっと友達で…」
咳き込みだすAKIRA「げほげほ…」
心配になる観客…
TOMO「おいっ!(笑)まあ今日はありがとうございましたー!」と締めるTOMO。
KISAKI「本当に今日はありがとうございました!」
最後は、やっぱりKISAKIで締め。懐かしのメンバーたちの登場で、和やかな雰囲気で最後は幕を下ろしました。
長い間、仲間たち、MIRAGEを引っ張ってきたKISAKI。波乱万丈の彼の音楽人生の中でMIRAGEの存在と仲間たちの存在は大きかったに違いない。引退を表明したものの、きっとまたいつか何かの形で活躍してくれるに違いない。
ライブから時間がたった今、彼のブログに今の気持ちがつづられている。
是非チェックしてほしい。
文章:緒方こむぎ
写真協力:KISAKI OFFICIAL
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