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2019年05月29日 (水)


【ライブレポート】2019年5月26日(日)新宿MARZ<URGE OF K BIRTHDAY>◆誕生日当日に大暴れ!演奏トラブル!?かと思いきや、サプライズでバースデーケーキも登場!

REPORT - 12:34:13

               

誕生日当日となる5月26日(日)、Kは新宿MARZを舞台に『URGE OF K BIRTHDAY』と題したワンマン公演を行った。サポートしたのが、タイゾ(G:ex.Kra)/祐弥(G:DuelJewel,ユウヤヤバセ)/seiya(B:ギガマウス,GTB)/匠(Dr:ex.Unsraw)という気心知れた仲間たち。

 

ラウドなSEに導かれメンバーらがステージへ。最後に登場したKは、ギターを…手にすることなく、スタンドマイクをガッと握りしめ、舞台上からあふれだした轟音を全身で感じながら歌いだした。ライブの冒頭を飾ったのは、『fame』だ。重く激しく低音を唸らせる演奏の上、まるで先導者のような出で立ちと歌声で、彼はフロアの人たちの理性のスイッチをこともなく破壊した。拳を振り上げ、絶叫を上げる観客たち。マイクを両手で握り、沸きだす感情をぶつけるK。その攻めた凛々しい姿に触発され、理性が消し飛んでしまうのも納得だ。

 

お立ち台に右足を乗せ、Kは前のめりの姿勢で煽りだした。激しく唸る『Raging pain』が、沸き立つ気持ちへさらに熱を加えだす。時に頭を振り乱し、挑む姿勢で歌をぶつけるK。途中、マイクスタンドを頭上高く突き上げれば、間奏ではフロアにヘドバンの嵐を巻き起こす風景も。止まるどころか、どんどん激しさと速度を増す演奏に触発され、拳を掲げずにいれない!!

 

「今日という日を最後まで楽しんでください」の言葉に続き、Kが突きつけたのがシンガロングなスタイルも魅力な爆裂パンキッシュナンバーの『Screaming for~』。凄まじい速度で暴走する演奏に触発された観客たちは、その場を駆けるような勢いで小刻みに跳ね続ける。なんて攻撃的な演奏だ。会場には、序盤から互いの感情をぶつけあう凄まじいバトルの光景が生まれていた。

 

seiyaのベースが激しく唸りを上げると同時に、演奏は勢いをさらに加速させるように『Higher』へ。フロアには、笑顔で身体をぶつけあう無数のモッシュピットも誕生。Kもお立ち台の上に立ち、観客たちを「もっともっと狂っちまえ」と言わんばかりの勢いで先導。序盤から、凄まじい熱気だ。演奏陣も、互いに音をぶつけあい激しいグルーヴを生み出すことへ興奮を覚えながら、今宵のライブを存分に楽しんでいた。

 

ギターを手にしたKは、『HARMFUL』に乗せドライブした音を突きつけた。トリプルギターという編成も刺激的だが、K自身は熱したグルーヴの上で歌を弾ませることへ心地好さを覚えていた。激しい中へ胸をつかむキャッチーな歌を挿入することで、ライブの中へ緩急した気持ちの揺れをKは描き出していった。

 

チューニングを終えたメンバーたちがおもむろにセッション演奏を始めた。穏やかな、でも、透明感と伸びのある旋律を幾つも重ねながら、その場へ静かな衝動というべき景色を作りあげてゆく。その音色を受け、Kが届けたのが『Lily』。廻るミラーボールの光を身に受けながら、彼は溜め込んだ感情を吐き出すように歌いだした。サビを通して優しく解き放った歌声が、触れた人たちの心を温かく包みこむ。とても愛おしさと温もりを覚える楽曲だ。人肌のような温かさを覚えるKの歌声に、今は心地好く抱きしめられていたい。

 

 ギターを置いたKは、ミディアムメロウな『色彩』に身を、心を預け、沸きだす想いを零すように歌いかけてきた。触れた人たちの心の奥へ想いを届けようと、優しく歌うK。その大らかな歌声は、胸の中へカラフルな色を滲ませていった。

 

この空間へ晴れ渡る景色を描くようにKは『STORY』を届けてきた。爽やかさを抱きながら、でも、演奏が増すごとに激しさと熱をKは曲の中へ加えてゆく。何時しかKはギターを手に、「あふれる想いにSTORY」と胸の内側から沸きだす想いをこの空間へ次々解き放っていた。身体は熱を覚えながらも、心は、彼の歌へ導かれるまま心地好く大空を駆けめぐる。「解き放つようにSTORY」、そう、この歌は触れた人たちの気持ちを無邪気に開放してゆく素敵なマジックナンバーだ。

 

 サポートメンバーたちによる熱いセッション演奏を挟み、ライブは後半戦へ。マイクを手にしたKは、轟音ロックナンバーを背に、呪詛を叶えるよう『雀羅』を歌唱。サビでは荒ぶる感情を、雄々しい歌声に乗せKはぶち噛ましてゆく。Kと観客たちによる熱い声のぶつけあい。狂ったように頭を振り乱す観客たち。その熱をさらに掻き混ぜるように、Kは『deeply』を突きつけた。荒ぶる演奏に煽られ、大きく身体を折り畳む観客たち。サビでは、Kの声を先導に右へ左へと大きくモッシュしてゆく光景も。挑発するKの歌声と煽りに触発され、何時しかフロア中の人たちが熱狂の祭り人へと変貌していた。

 

「まだまだイケるよな、今日はいい日だからさ」、Kの言葉に続いて飛び出したのが、重く激しく疾走するブラストナンバーの『The beautiful hate』だ。凄まじい音の衝撃に負けまいと、全力で立ち向かう観客たち。その様を観て、お立ち台の上から「もっと騒ぎ狂えよ」と言わんばかりに挑発し続けるK。凄まじいヘドバンの嵐吹き荒れる様を観ては、ニヒルな笑みを浮かべながら、「もっともっと」とKは煽り続ける。彼の中に潜むサディスティックな感情も露呈しながら、Kは朗々と歌いあげていった。

 

ライブも終盤戦だ。『PP』に合わせ、観客たちが右へ左へと駆けだせば、その場で激しく頭を振り乱し、身体を折り畳む。熱狂の中へ堕ちていけと言わんばかりに、Kはお立ち台の上で観客たちを煽り続けてゆく。逆ダイし続ける観客たちの姿を、時折舌も突き出し挑発するK。何時しか祐弥やタイゾ、seiyaも前へ出てきては、観客たちを挑発。終わりを知らぬように、延々と逆ダイしてゆく光景をKと仲間たちが作りだしていった。

 

 それまでの熱狂を、同じく熱を抱いた大きなうねりで包み込もうと、最後にKは『Mirror』をプレゼント。ふたたびギターを手にしたKは、高揚した歌声で、沸きだす想いをしっかり届けてきた。演奏を終え、最後にギターへ接吻したKの姿も艶かしくも美しく見えていた。

 

 アンコールは、本編に生まれた熱の続きを描くように、ハードにドライブしたロックンロールナンバー『4/4Party』からスタート。ザクザクとした音の上で、挑発するように歌うK。フロアでは、身体を嬉しく揺さぶる演奏へ飛び乗り、観客たちが手にしたタオルを振りながら大騒ぎ。さぁ、ふたたび熱狂のパーティをここに作りあげようか。空を見上げながら、心の内側から沸き上がる気持ちのままに、Kは『深愛』を熱唱。激しく、でも解放感を持って疾走する演奏。Kも、込み上げる気持ちのまま感情的に歌声をぶつけていた。

 

このまま、Kの世界へどっぷり飛び込んでいけ。ギターを手にしたKは、最後に『MY WORLD』を披露。心地好く走る演奏へ身を預け、気持ち弾ませる歌をKは届けてゆく。途中、マイクがスタンドから外れ、seiyaが直すというハプニングも登場。そんなトラブルさえ笑顔で飲み込んだほど、メンバーも、観客たちも、心を一つに、この空間の中ではしゃぎあうことを楽しんでいた。メンバーが、ファンたちが、何よりK自身が、このパーティを心底楽しんでいた。音楽とは、理屈も理性も常識もすべて吹き飛ばし、その人の心を開放してゆく魔法。その楽しさをダイレクトに感じあえるライブという空間の中、みんなで心を一つに笑顔で「楽しい」をむさぼり喰らえるのが最高だ。

 

止まない熱狂の声を受け、メンバーらがステージへ。ギターを手にしたKは、『Rebirth』をプレゼント。Kのギターが激しい音を掻き鳴らす…と思った瞬間に、音が堕ちるというハプニングが。そこへ登場したのが、バースデーケーキを手にしたDEZARTのSORA。みんなでKの誕生日を祝いながら、ふたたび演奏は『Rebirth』へ。Kとタイゾのギターが交互にリフを刻むと同時に、楽曲は激しい唸りを持って疾走。Kは、一緒に熱狂の彼方まで意識を飛ばして騒ごうぜと誘いをかけてきた。Kの始まりを告げた『Rebirth』を、Kの生まれた日のライブの最後に、この歌を持ってくる演出が心憎いじゃない。間奏では、Kのギターソロも炸裂。会場中の人たちの誰もが、童心に返った笑顔のまま、熱狂渦巻く轟音パーティに楽しく溺れていた。いや、拳を振り上げ、飛び跳ねながら、この熱狂に身を焦がし続けていた。

 

 本当なら、ここでライブは終了の予定だった。だが、気持ちが完全にバーニングしたKはふたたび『deeply 』を演奏。お立ち台に上がり、観客たちを煽りだす。その挑発を受け、観客たちも右へ左へと飛び跳ね、騒ぎ続ける。Kが、メンバーが、観客たちが理性を消し去り、野生の牙を剥き出しに、熱狂の中、体力果てる勢いで騒ぎ狂っていた。『Higher』を通し、またもフロア中にモッシュピットが誕生。誰もが喧騒と熱狂の中へ嬉しく堕ちていった。フロアの中、あちこち笑顔で身体をぶつけはしゃぐ観客たちの姿がとても眩しく見えていた。あの楽しさを間近でみたら、Kがもっともっと暴れたくなるのも納得だ。その熱狂した観客たちの姿こそ、Kには一番嬉しい誕生日プレゼントだった。

 

 去り際、Kは「こうやって助けてくれる仲間を大切にしながら、みんなと一緒に音楽で騒いでこれからも生きていけたらなと思ってます」と語っていた。この続きは、Kの始まりの日となった8月19日の青山RizM公演、『 EVER DEEPLY 』で。

 

           

PHOTO:NORI

TEXT:長澤智典

 

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K Web

http://k-kingdom.net/

K mobile

http://www.pscompany.co.jp/k/data/

K twitter

https://twitter.com/_BORN_K

 

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★インフォメーション★

 

PS COMPANY PRESENTS K 3rd Anniversary ONEMAN LIVE

『 EVER DEEPLY 』

■出演:K

■公演日:2019年8月19日(月)

■会場:青山RizM

■時間 開場17:30 / 開演 18:00

■料金:スタンディング 前売 ¥4,200(税込・1Drink代別)

■問い合わせ:会場:03-6804-5925

 

<PS mobile受付>

■受付期間:05月27日(月)14:00~06月10日(月)18:00

■入金期間:06月14日(金)14:00~06月18日(火)23:59

■確定枚数:06月19日(水)

■受付URL:http://m.pscompany.co.jp/r/k_everdeeply_ticket/

[一般発売:e+]

発売日:2019年06月29日(土)10:00~

URL:https://eplus.jp/sf/detail/2970640001-P0030001

 

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◆日付:2019年06月13日(木)

・会場:西永福JAM

K × ユウヤヤバセ PRESENTS

『Rock Acostic Show』

CAST

Vo,ba. K

Vo,gt.祐弥(ユウヤヤバセ)

サポートメンバー

Gt. タイゾ(ex Kra)/ Dr.SOY(BreathingBooost)

 

■開場18:00 / 開演 18:30

■スタンディング 前売 ¥4,000(税込・1Drink代別)

■一般発売

2019年04月27日(土)10:00~

■URL一般(パソコン/スマートフォン/携帯共通)

https://eplus.jp/sf/detail/2926970001-P0030001

INFO:西永福JAM;TEL03-6304-7012

 

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―セットリスト―

 

1.『fame』

2.『Raging pain』

3.『Screaming for~』

4.『Higher』

5.『HARMFUL』

6.『Lily』

7.『色彩』

8.『STORY』

9.『雀羅』

10.『deeply』

11.『The beautiful hate』

12.『PP』

13.『Mirror』

-ENCORE.1-

14.『4/4Party』

15.『深愛』

16.『MY WORLD』

-ENCORE 2-

17.『Rebirth』

18.『deeply』

19.『Higher』