2019年08月28日 (水)
【有村竜太朗】<ACOUSTIC LIVE「Op.」>初日、東京キネマ倶楽部閉幕。29日、大阪公演がスタート!
NEWS - 22:33:01
Plastic Treeのボーカリストとして活動する傍ら、2016年からソロワークをスタートさせた有村竜太朗。
そんな彼がこの夏、アコースティックセットでのソロライブ“ACOUSTIC LIVE「Op.」”を開催(都内2ヶ所&大阪1ヶ所。いずれも昼の部と夜の部の1日2公演)。
涼しげなアレンジでしっとりと持ち曲を歌い上げた。
初日となったのは8月22日の東京キネマ倶楽部。
ここでは15時開演の“昼の部”の様子をお届けしよう。
会場となった東京キネマ倶楽部だが、ここは有村竜太朗が“大好きなライブハウス”と公言している。
レトロなキャバレーの香り漂う独特の雰囲気で、Plastic Treeとしても毎年ハロウィンライブを行っており、ファンにとってもなじみ深い場所である。
この日はフロアに椅子席が設けられ、じっくり音楽が楽める仕様。
ステージと客席の距離感も密接で、生音を楽しむには完璧なシチュエーションだ。
まずはステージにバンドメンバーの野村慶一郎(Key/Mani)、中条幸一(Acc)、青月泰山(Vc)、emyu(Vn)の4人が登場。
ほどなく、開演を告げる上映ブザー音が響き、場内は暗転。
舞台下手から白い衣装に身を包んだ有村が現れ、ステージセンターのスツールに、ふわりと腰掛ける。
それからギターを手にして、さりげなく1曲目の「浮融/fuyuu」へ。
背景にはサンドアートの映像が映され、温かみのあるサウンドと溶け合いながら進行。
サンドアートは大人のような胎児のような、不思議な人物の姿を描き出す。
このサンドアートを担当したのはSILT(シルト)というサンドアートパフォーマンス集団。
これまでも、アーティストのライブ演出や広告映像に多数参加してきたので、彼らの作品に触れた人も多いはずだ。
今回の公演では、非常に重要な役割を果たしていると思う。
2曲目の「猫夢/nekoyume」は、アコースティックながら、弾むようなノリ。
有村も左足でリズムを取って曲に入りこんでいく。
ちなみに、セットリストは個人作品集1996-2013「デも/demo」と個人作品集1992-2017「デも/demo #2」の収録曲だ。
このあとも「くるおし花/kuruoshibana」や「鍵時計/kagidokei」など、2作品からの曲が次々と演奏されていく。
MCも一切ナシ。
ゆえに、ライブそのものが、非現実的な世界に感じられた。
中盤ではバンドサウンドの印象が強い「色隷/shikirei」で、躍動感を作り出す。
かと思えば、「日没地区/nichibotsuchiku」の出だしにはひぐらしの鳴き声を流し、夕暮れを演出。
アコーディオンのイントロが響くと、照明も夕焼け色になってステージを照らした。
観客の多くは、それぞれが思い描く懐かしい夕焼けを思い浮かべたはずだ。
後半へのラストスパートは「19罪/jukyusai」。
バンドアレンジではノイジーなギターが降り注ぐのだが、ここでは内に秘めた熱がジワジワあふれ出すようなパフォーマンスとなった。
さて、残るはあと2曲である。
続いてプレイされた「恋ト幻/rentogen」では、再び冒頭のサンドアートで描かれた人物が背後に浮かんでくる。再び冒頭の緊張感に戻っていくような、不思議な感覚だ。
そして、ラストの「憑影と月風/tsukikagetotsukikaze」では、曲に合わせ、サンドアートで様々な月が描かれていく。
楽曲の世界観と融合する演出は見事だった。
曲が終わり、バンドメンバーがステージを去ると、有村はひとり、深々と一礼。
ライブを締めくくった。
暖かい拍手の中、客電が点いたが、観客は急に現実に引き戻されたように、戸惑い気味。
ここは、もう少し余韻に浸りたいところだ。
誰も席を立たず、アンコールの手拍子が起こる。
有村は声援に応え、再びステージへ。
しかし、「もう曲がないんです(苦笑)。また同じ曲でいいですか?」と前置きして、弾き語りバージョンで「くるおし花/kuruoshibana」を切々と聴かせた。
終演後、会場を出ると、夏の終わりの夕方らしい空気が漂っている。
早い時間のライブもまた粋だなと感じた。
ちなみに夜の部では、有村は赤のアジア風衣装にチェンジ。
雰囲気を変えるという気配りを見せ、ダブルヘッダー公演を見事に完遂。
ノスタルジックなアコースティックサウンドと、記憶や思考を刺激する有村竜太朗の歌詞、そして哀愁漂う東京キネマ倶楽部の空気によって、夏の終わりにピッタリの公演となった。
文:海江敦士
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《公演情報》
ACOUSTIC LIVE 「Op.」
2019年8月29日(木) 味園ユニバース(大阪府)
<昼の部> 14:00 / 15:00
<夜の部> 18:00 / 19:00
2019年9月3日(火) Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE(東京都)
<昼の部> 14:00 / 15:00
<夜の部> 18:00 / 19:00 (Sold Out)
チケット料金前売り¥5,800(税込)
*3歳以上有料
*全席指定
*1ドリンク代別途
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《リリース情報》
2019年6月12日全国発売DVD
有村竜太朗 TOUR2019 「デも/demo #2」-Road Show-
価格:¥6,400(税抜き)
発売元:(株)ブロウグロウ
販売元:(株)ソニー・ミュージックソリューションズ
有村竜太朗オフィシャルサイト:https://arimuraryutaro.com
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