2021年02月24日 (水)

【ライヴレポート】＜Waive 20th Anniversary Special GIG「ライブハウス渋谷公会堂へようこそ。」＞2021年2月23日（火・祝）LINE CUBE SHIBUYA（渋谷公会堂）◆「まだこの先世の中がどうなっていくのかわからないけど、俺たちはチャレンジし続ける」

REPORT - 16:00:22

今年、結成20周年を迎えた「解散中！」のロックバンドWaiveが、その記念公演として、Waive 20th Anniversary Special GIG「ライブハウス渋谷公会堂へようこそ。」と題し、2021年2月23日（火・祝）LINE CUBE SHIBUYA（渋谷公会堂）公演を開催！Waiveとしては初の “渋公”ワンマンステージとなった。

SEが鳴り響く中、メンバーが一人ずつステージセンター後方から登場すると、ミディアムバラードの名曲「春色」からライブがスタート。2曲目の「FAKE」で一気に会場のボルテージを上げていった。このオープニングナンバー2曲は、2004年に開催されたWaive初のホールワンマン「ライブハウス青年館へようこそ。」と同じ選曲で、17年の歳月を経て、今度は渋谷公会堂で同様の流れが披露されたことも、とても感慨深かった。

ボーカルの田澤は、「当たり前だったことが特別なことに感じてます。（コロナ禍のライブで）色々と制約がある中、今日この場所に来ることを選んでくれて本当にありがとう。そしてやむなく来れなかった方も配信で観ててくれたら嬉しいです。それぞれの場所すべてが渋谷公会堂なので、思いっきり心と身体を動かして楽しんでくれたらいいなって思います。」と語り、皆がそれぞれの思いを抱えながらも、この記念すべきライブを最高のものにしたいという強い思いが伝わってきた。

ライブの中盤では、Waive最古のバラード「spanner」、Waive東京進出初のシングルバラード「そっと…」、Waive最後のオリジナルアルバムHURT.のラストを飾る名曲バラード「C.」、そして2019年の再演時に披露された新曲バラード「BRiNG ME TO LiFE」と、圧巻のバラード4連発で、初の渋谷公会堂のステージを完全なるWaive色に染め上げた。

キラーチューン「ガーリッシュマインド」「いつか」で激熱の本編を締めくくり、アンコールで再びメンバーがステージに登場すると、リーダーの杉本から、「（コロナ禍の中で）動員規制や様々なルールがある中のライブだったけど、やっぱり本来やりたかった形でやりたかった。まだこの先世の中がどうなっていくのかわからないけど、そのために俺たちはチャレンジし続けようと思う。だからもう一度20周年やりましょう！来年2022年1月29日、またここ渋公で20周年公演やります！

今ここにいる皆、来れなかった皆、配信を観てくれてる皆、すべての人が本当に観たかったライブ、満員の渋公をやろうぜ！」と嬉しいサプライズ宣言が！

その発言を受けて田澤の「俺たちの思い出がもう1ページ増やせるように希望を込めて」という言葉から、結成15周年の再演時に生まれた新曲「Days.」を届け、フロアいっぱいが感動の空気に包まれる中、来年再びこの場所に帰ってくることを固く胸に誓い、Waive結成20周年記念公演、第一章の幕は閉じた。

加えてライブ配信では、開演前の楽屋からステージに向かうメンバーの姿から始まるオープニング演出と、終演後に会場をあとにするお客さん目線のカメラが登場し、まるでフロアに居たかのような気分にさせてくれるという、Waiveならではのエンディングが用意されていた。今月いっぱいはアーカイブ配信中なので、会場に訪れたファンの皆もまた一味違ったストーリーを楽しむことが出来るので、最高画質と評価が高かったアーカイブ配信も、是非楽しんでもらえたらと思う。

※写真：Viola Kam (V’z Twinkle)

2021.2.23(火・祝) LINE CUBE SHIBUYA

Waive 20th　Anniversary Special GIG「ライブハウス渋谷公会堂へようこそ。」