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2021年12月10日 (金)


【NO VISUAL, NO LIFE】主催者・「ヴィジュアル博士のる」インタビュー企画!”notヴィジュアル系バンド”オムニバスアルバム、リリース迫る!

NEWS - 20:00:26

活動中のヴィジュアル系バンドはエントリー不可という前代未聞のオムニバスアルバムが、もっかクチコミによって拡散中だ。

現役ヴィジュアル系バンド”ではない”アーティストによる、何処よりも『ヴィジュアル系』らしい楽曲を集めた「NO VISUAL, NO LIFE ~GIANT KILLING~」が、遂に12月12日、リリースとなる。

作品に参加した”notヴィジュアル系バンド”は総勢24組。

引退した元V系バンドマン、別ジャンルで活動中のミュージシャン、趣味で作曲していたバンギャル男等、従来の登竜門的なオムニバス作品ではお目にかかることができないラインナップが揃っている。

 

主催者であるヴィジュアル博士のるに、作品に込めた想いを語ってもらった。

 

 

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■ 『ヴィジュアル系』をこよなく愛するのるさんから、”notヴィジュアル系バンド”でオムニバスを作ると聞いたときは、かなり驚きました。

制作のきっかけは、どのような想いからだったのでしょうか?

 

ヴィジュアル博士のる(以下、「のる」):基本的に暇さえあれば色々なバンドや音楽に関する情報収集をしているのですけれど、配信で曲をリリースしていたり、YouTubeなどのオンライン上で楽曲を公開している”現役で活動しているヴィジュアル系バンドではない”ヴィジュアル系が好きな人って、意外と多いなと気が付いたんです。

趣味で音楽をやっているような方でも、目を見張るような素敵な曲を発表していたりして。

ただ、配信やサブスクに流れている曲って無限にあるじゃないですか。

そこから珠玉の1曲を探すのってすごく難しいことでもあって、どうしたら多くの人のそれを届けることができるのだろうと考えた時に、そんなミュージシャンを集めて1枚のCDにしちゃったら面白いんじゃないか、と思い立ったんです。

 

 

■ サブスクが主流になってオムニバス作品という形式が減っているように思いますが、あえてオムニバスアルバムをCDでリリースするというところに、こだわりを感じます。

のる:オムニバスって、目当て以外のバンドの曲に初めて触れて「このバンドいいじゃん!」っていう経験が楽しいじゃないですか。

あの体験は、CDだからこそだよな、と。

それに、僕は曲を耳にするまでの労力も込みで音楽を聴いていたところがあるんです。

雑誌やメディアでCDの情報を得て、わざわざ交通手段を使って時間をかけてCD屋に行って、CDそのものを手にして家に帰って、開封してコンポに入れて…っていう。

それは”手間”ではなくて、”期待を高めるための時間”で、利便性や効率が重視される時代ではありますが、それを感じてほしいとも思っています。

まぁ、通販でも販売させていただくのですが(笑)。

 

 

■ そんな時間をじっくり味わいたい人は、是非ともライカエジソン(東京・大阪)で(笑)。

参加アーティストについては、あらかじめ構想はあったのですか?

のる:構想は一切なくて、とにかく、この企画に賛同してくれる人だけで揃えました。

始めはSNSで呟いて、それに反応してくれた人に声をかけて。

そうしたら、イメージ以上のベストな24組になりましたね。

 

 

■ 本当に魅力的なアーティストが揃っています。

このオムニバスだからこそ発掘できるぞ、という特に聴いてほしいアーティストはいますか?

のる:そりゃもう全員ですよ(笑)。

自分も発起人なので申し訳程度に曲を入れさせていただきましたが、今回に関しては自分そっちのけで他の人たち全員を推したいですね。

参加アーティストの経歴や人となりはSNSを辿っていただければすぐ分かるかと思うので、バックボーンも踏まえながら聴いていただきたいです。

本当に色々なタイプの人が集まっています。

 

 

■ オムニバス制作の裏側はあまり知られていませんが、これだけ多くのアーティストが揃うと、運営の難しさもあったのかと。

のる:一番要求されたな、と思ったのはマメさですね。僕の性格とは真反対のところの(笑)。

参加アーティストのみんなと連絡を取りながら、同時進行でプレス業者とも打ち合わせをして、ブックレットなんかのデザインも…

オムニバスCDに限りませんが、裏方さんたちを改めて尊敬しました。

僕もマメさを身につけることを今後の人生の課題とします(笑)。

 

 

■ 渡辺静氏が手掛けたジャケットも印象的です。

のる:色々な人が名乗りを上げてくれたのですが、今回は自分含め制作に携わってくれた方とも協議の結果、漫画家の渡辺静先生にお願いしました。

絵柄が好きなのもあるし、何より渡辺先生もかなりのヴィジュアル系フリークで。

今回制作に携わってくれる方はすべてヴィジュアル系が好きな人で固めたい、というのがありました。

是非ジャケ買いしてください!

 

 

■ のるさんもCălătorie-カラトリア-として参加しています。せっかくなので、アピールしていきましょう。

のる:僕も自分のソロ名義で1曲参加させていただきました。

以前、ヴィジュアル系の色々なサブジャンル(コテ系、お洒落系、耽美系、ピコピコ系 etc)をテーマにした楽曲を連続でリリースしたのですが、その時にも構想があった楽曲です。

自分の中でのイメージは「90年代後半~00年代初頭の黒系コテバンドがシングルの最後に入れるような白系の曲」です。

なんとなくピンと来そうな方には是非とも聴いて欲しいです(笑)。

 

 

 

■ 第二弾を期待する声も聞こえてきます。最後にずばり、次の展開はあるのでしょうか?

のる:このCDを発表したときに興味を持ってくれたミュージシャンやアーティストの方もいらっしゃったりして、そうなるとやっぱり第二弾も考えたくなってきますよね。

ただ自分一人でどうこうできる問題ではないので、もし第二弾を作るとしたら賛同してくれる方、この場を借りて募集します(笑)。

是非僕まで直接ご連絡ください!

 

https://www.youtube.com/watch?v=c2TNEcM6NnQ

 

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<リリース>

 

「NO VISUAL, NO LIFE ~GIANT KILLING~」

発売日:2021.12.12(日)

¥2,000-

 

《収録内容》

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[DISC 1]

1. 白昼夢~farewell after daydream~/Călătorie-カラトリア-

2. Ftencive Cuef/岡崎

3. ハロー(another catharsis ver.)/まおにょろ

4. Inability/王子オズボーン

5. 通り雨/暁人 feat.kuwa(from vkdb)

6. ストーリー/KAIKO虫

7. Echis/Herpet

8. 赤い絲/夏姫

9. WHICH/音無蛍

10. 術法(LIVE version)/Sorcier;glace

11. Overture/Shizuki

12. わかってしまった/路地裏堂

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[DISC 2]

1. GRAVITY/THE HUGE

2. 薔薇色哀歌/アスラン

3. Lunacy/GARAGELAND

4. White Night/Re:7th-MOON

5. 巡神-Megami-/人外商店 from 巡神蓮

6. 書架の翳/中村椋

7. Lost word/新橋朱里

8. 世界が『 』をなかった事にした/Stardust One

9. 同じ空の下/咲花-サカナ。-

10. コトノネ/HUMA

11. Hello World/CHRONOLYZE LAB

12. 良いホームラン/色々な十字架(SPECIAL GUEST)

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■販売店

ライカエジソン東京店、大阪店

その他、参加アーティストのライブ会場での販売・通信販売にて取扱