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2022年04月10日 (日)


【ライヴレポート】<HOWL メルヘンオーディション『  /150』>2022年4月8日(金)渋谷club asia◆今日集まってくれた全員がHOWLのことをかっこいいバンドなんだよ、好きなんだよって言ってもらえるようなアーティストになろうと思います。」(Vo.真宵)

REPORT - 23:17:10

HOWL史上最大キャパに挑んだワンマンライブ<メルヘンオーディション『  /150』>が2022年4月8日(金)、天候にも恵まれ渋谷club asiaで開催となった。こちらの模様をお届けしたい。

 

「人生のメリーゴーランド」に合わせて、まさかのステージからではなく、客席脇の窓枠の中から登場したyuki(Dr)、よっぴ(Gt)、ゆうと(Ba)、真宵(Vo)の4人。

メルヘンオーディション。この日のライブテーマにぴったりなSEに包まれ、色とりどりのライトがステージとフロアの間にかかっている幕にも反射して醸し出す幻想的な雰囲気はまさに「メルヘン」である!

この日の1曲目を飾ったのは「Mr.Moonlight」。幕越しのメンバーにも見えているであろうはうるんるん”(ファンの愛称)がかざすキラキラリングがとても綺麗だ。

 

続く「ふぁぼって人生。」。曲が始まるとすぐに幕が落とされ、やっとメンバーとのご対面である。

ステージ上には宮殿風のソファーが置かれていたり、ドラムのyukiもセンターでなく上手側にいたりと、いつものHOWLのライブとはテイストが異なっている。

ワンマンライブでは初披露となる「メルヘン」な衣装を着こなすメンバー。前回は“かっこいい”テイストだったが、フェアリーな装いも案外似合う!?

続く「迷宮ディスコニック」ではジャジーなメロディーに乗せて、会場を盛り上げていく。会場に集まったはうるんるんも楽しそうに応えており、みんなが待ちに待ったライブだったことが伝わってくる。

 

「こんばんは、HOWLです!」という真宵の挨拶で、MCが始まった。

「こうやってHOWLを選んでくれたってことは、HOWLのライブが楽しいにきまってるって全賭けしてくれたってことで良いですか?この4人の未来にちょっとだけ期待しても良いかなって思ってくれた、違いますか?」と会場に問いかける真宵。

 

「俺らが1番得意なことは、みんなのことを褒めることです。渋谷、手拍子ちょうだい!」との真宵のメッセージで「生きてるだけで褒められたい。」に突入。1サビが終わったところで「DARLIN’!!」が始まった。そう、今回はメドレーで楽曲を伝えてくれるのである!まさにHOWLのいいとこ取りである。

続いては「無防備フライデー」へ。HOWLで1番難しいフリがあるが、はうるんるんはそんなことお構いなしに会場を盛り上げていく。

「頭ちょうだい!」

真宵の一言でメドレー最後の「極楽浄土」が披露された。会場がひとつになっていく。

 

メドレーの後は「絶景FLAGS」。会場にはHOWLのフラッグ(旗)を持ったはうるんるんが多く、今年1番の絶景がメンバーには見えているのではないかと思わされる。

「メルティナイト」と続き、今度は会場を大人な雰囲気で包む。元気な部分も大人な部分も持ち合わせているのがHOWLの良さだ。

 

異世界感強めのバックミュージックにあわせ、ここでメンバーの自己紹介が始まった。

「今日は楽しい日なので、ここでなら話せますよ、メンバーさん!」と真宵が問いかけたところ、yukiが話し始め、なかなかレアな展開を見せる。

話の最中にソファーに座り込む真宵、よっぴ、ゆうと。ソファーはぎゅうぎゅうだ・・・。

「全員で立てて良かったです。幸せな1日にします」とyukiが伝えた。

ディズニーランドが好きなよっぴ。夢は「ディズニーランドみたいなバンドになること」で、よっぴは“ほぼダッフィー”とのこと・・・(?!)。

続いて真宵曰く問題児(?)のゆうと。話し出すと、なぜかソファーに座り始める。どこまでも自由だ・・。

「いつもと違った感じ」のHOWLではあるものの、MCはいつも通りである。

 

「恥ずかしいを超えた先に楽しいとかドキドキは待っている」ことを中学生だった真宵は知った、とエピソードを話し、「俺に付いてくればばっちりなんで、付いてこれますか?」「さんざん『行けますか』なんて聞いたけど、みんなにある選択肢はyes or yes!それだけです」と煽り始まった「honeydrunker」。

はうるんるんと真宵が曲中、タオルをガンガン振りまわし、会場が再びMC前の盛り上がりに戻る。

そして定番のメンバーコール。大好きなメンバーに向けて、はうるんるんも思い思いのジャンプを繰り広げる。会場を煽り続ける真宵の誘導で、会場はひとつになる。

 

続けて、「UNVENUS」。地べたに座るよっぴ、ソファーに座るゆうと。

どんどん会場をモノにしていき、アグレッシブなステージを披露する。拳で応えるはうるんるんにもメンバーの「楽しい」が伝播しているのが、目に見るように分かる。

「先天性君症候群」ではステージ後方の幕が開いて映像が流れ、楽曲を盛り上げる。「ENIGMA」とライブで盛り上がる定番曲が続く。「こんなに愛してるのに」と歌詞が表示され、こんなに相思相愛な会場なのに、「声」が出せない今の現状とも重なり、辛い気持ちも込み上げた。

 

続くMCではよっぴがギターで音色を奏で、真宵が言葉を紡いでいく。

 

「バンドを始めて4年目、4月8日のライブに選んだタイトルが「メルヘンオーディション」。どういうイメージを持つかな?

去年の10月に今日のライブをやることに決めてから、「メルヘンオーディション」の意味について、考え込む時間が多くて。俺的には夢を追う資格があるのかと審査される時間、というイメージがあって。

「夢」って言葉にたくさんぶつかってきたと思う。夢を追うのにも信頼がいるし、才能がいるし、制限時間があるし。そろそろ審査、ゲームから降りた方が良いんじゃないかと思ったり、そもそも夢持ってたっけと考えたり。“夢持ってる風バンドマン”じゃんってどうしたら良いか分からない時期もあったんだよ。

でも作品を作るのは好きだし、歌詞とかを書いて、みんなから感想をもらったりする、そこに充実感はあったし。夢ってものに、引っ掛かってた時期があった。今年に入ってからだけど、自分がたまたまいった場所で、先輩がメンバーに対して、冗談かもしれないけど「HOWLまだやってたんだ」みたいにって言ってるのを見ちゃって。すぐそこを飛び出したんだけど、涙が止まらなかった。でもそこで思ったのは、自分の仲間と作ってきた時間をバカにされるのって悔しいんだ、って思ったんだ。

そのことをみんなにもここで伝えておかないといけない気がする。俺のせいで、どこかで恥ずかしい思いをさせてたら、ごめん。HOWLが売れていないせいで、こうじゃいけないと思ったんだ。

みんなに今日伝えたいことは、応援してくれるみんなにとって、かっこいいボーカリストでいよう、このバンドをちゃんとかっこいいバンドにしようと思ってるってこと。今日集まってくれた全員がHOWLのことをかっこいいバンドなんだよ、好きなんだよって言ってもらえるようなアーティストになろうと思います。」とメッセージを伝えて始まったのが「アーティスト」。

「傷だらけでいいさ ダサくたっていい 一人きり 流し続けた涙も 弱さも強さに彩る アーティストであれ」という最後のメッセージが心い深く突き刺さった。

 

「君たちが信じてくれた僕たちを信じたいと思います。」と「PRAYER」へ。「君が信じた僕を信じたい」という歌詞がMCの話と重なる。

 

そして「愛情絶対値」ではうるんるんHOWLの互いの愛を確かめた。「どうしようもない僕のことを 選んでくれた君へと全てを捧げよう」これがきっとHOWLなりの愛情表現なのだろう。ぜひ歌詞を見ながら、ゆっくり聞き直したい楽曲である。

 

「去年の10月にこの公演を決めてから、4人で同じ目標に向かって活動できているのも、集まってくれているみんなのおかげだと思っています。ありがとうございます。」そこから誕生日についてのエピゾードを真宵が語る。

「誕生日って居なくなっちゃった人に気がついてしまう日のイメージもあって。楽しいだけで良い筈なのに。でも、そんな正直な気持ちにも向き合って作った楽曲です。居なくなっちゃうかもって思ったら、辛いし、どう生きていいのかも分かんないけど。それもきっとみんなのことを大事に思ってる証拠だと思います。この曲を今日一緒に過ごしてくれたみんなに送りたい。」と今年2月のバースデー公演より披露されている「1/365 day」を披露した。

曲の途中では紙吹雪が舞う。ほんのりピンクになった紙吹雪はまるで、桜の花びらのようだった。

 

そこからムードを変えて「An inch ahead」へ。大サビ直前で曲が止まり、まさかの映像が流れ始める。CDの発売、5大都市ツアーの決定が告げられた。

余韻もそのままに、「メロドラマ」が始まる。会場がHAPPYで幸せな空気でいっぱいになっていた。「今度は俺らからみんなの街に会いにいくからな!」と、ツアーの決定に真宵も嬉しそうだ。

 

asia、大ラスいけるかー!いつでも来てください。がむしゃらにつっ走れって言いたいわけじゃないです。今日ライブに来てくれて、もし楽しかったなら、この時間は君が踏み出さなかったら出会えなかったこと。たまに泣いたっていいと思う。でもそこからまた踏み出した先に今日みたいな楽しい空間があるかもって希望を持って生きてほしいんだよ。」と最後の曲「#prologue」が始まった。

「走り出せ 走り出した先に何があるか わからないけどもう嫌なんだろ 泣いてるだけは このままじゃ終われない」。

きっとHOWLのライブに来る勇気を持てるのだとしたら、その先はHOWLに委ねてしまえば良い。きっと素敵な景色、絶景に連れていってくれるはずだ。

これから先も自信を持って「HOWLが好きだ」と言える、そんなアーティストであり続けて欲しいと切に願うライブだった。

 

「これからもHOWLはみんなと夢を追い続けていきますので、これからもよろしくお願いします。3年以内に武道館しようぜ!」と男らしいゆうと。その他いつも通り、言わんくて良いことも言い、会場を笑いの渦に。

「後ろまでいっぱいありがとうございます。ライブがめっちゃ好きで、みんなの笑顔が好きで、それを見るためにライブやってるんじゃないかと思うくらい。これからもその笑顔を僕たちで作らせてください。」とyuki

「うちらは大きくなりたいと思ってるんで、もっともっと大きなところを想像できるライブにしたいと思って。みんなを喜ばせられる事が俺なりのビジュアル系の世界観です。今日は良い1日だったなと思います。」とよっぴ。「言いたいこと全部言ったしなーー・・・・うーん、好きです!」とまとめた真宵。

 

バンド結成4年目を迎えているHOWL

まだまだ彼らの成長は止まることを知らない。

4周年を目前に初の5大都市ツアーやリリースを控え、更なる活動が期待される。

 

 

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<セットリスト>

 

SE

1.Mr.Moonlight

2.ふぁぼって人生。

3.迷宮ディスコニック

MC

メルヘンオーディションスペシャルメドレー

4.生きてるだけで褒められたい。

5.DARLIN’!!

6.無防備フライデー

7.極楽浄土

8.絶景FLAGS

9.メルティナイト

MC

10.honey♡drunker

short SEdrum solo

11.UNVENUS

12.先天性君症候群

13.ENIGMA

MC

14.アーティスト

15.PRAYER

16.愛情絶対値

MC

17.1/365 day

18.An inch ahead

19.メロドラマ

20.#prologue

END SE

 

 

Photo: 折田琢矢

 

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OFFICIAL WEBSITE

https://howl-official.com/

公式 @HOWL_staff

Vo.真宵:@myi_howl

Gt.よっぴ:@yoppy_howl

Ba.ゆうと:@yuto_howl

Dr.yuki@yuki_howl

 

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ONE MAN LIVE

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HOWL ご新規さん大歓迎ワンマン『「HOWLさん!よく友達のリツイートで流れてきます。楽しそうなライブしてるのは知ってるんですけど、実際に見たことはないです。あれって本当に開催してるんですか? 」「いや知らねーーーんだったら教えてあげよう!!楽しいライブは試験範囲。仲の良い友達には教えてあげなきゃいけない」』

2022527日(金)新宿HEIST

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HOWL ONE MAN LIVE TOUR 2022「僕らだけの約束」

86日(土)新宿HEIST

88日(月)福岡graf

89日(火)広島Yise

810日(水)大阪・心斎橋VARON

812日(金)名古屋・今池3STAR

815日(月)池袋EDGE

https://howl-official.com/contents/50297

 

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RELEASE 

 

2nd single「タイトル未定」

2022621日(火)RELEASE

インストアイベント第一弾(予約会)発表!!

https://howl-official.com/contents/50206