2024年01月11日 (木)
★びじゅなび独占企画:座談会<後編>★【XANVALA・Ashmaze.・鐘ト銃声】ネクストエース揃い踏み「三鼎-参-」!東名阪ツアー&トークイベント決定!
NEWS - 20:00:55
XANVALA、Ashmaze.、鐘ト銃声の3組による話題のライヴ<三鼎–参–>。
今年はいよいよ東名阪ツアーが実現。似ても似つかない…だが、何かが共通している。その根幹に至る思考と隠し切れぬ“敬意”ある友情故の対談、後半戦をお届け!
◆ ◆ ◆
──ところでこの<三鼎>ですが、池袋EDGE、赤羽ReNY Alphaと続いてきていますが、そもそもの発起人はどなただったんですか?
諒:70.さんかな…。昨年のXANVALAとの2マンツアー<ASHLA TOUR>で70.さんとご飯行った時に鐘ト銃声も交えてツアーしたいねって話になったんじゃなかったかな。
70.:森羅万象ツアーの時にこの3バンドは一緒にやるべきだって話が出てたかも知れない。あとなんかね、ライヴハウスの方からもこの3バンドでやってほしいっていう声が多かったんですよ実は。それまで深い交流もないのに。求められた結果というところもありますよね。有難いです。
──ネクスト世代オールスターだと思うんですけど実際1回目の池袋EDGEはソールドアウト。これはコロナ以降では初のことでした。この事象ってどうとらえてます?
70.:僕はワイヤレスのトラブルとかあったんで悔しいことしか覚えてないです(笑)
諒:あ~確かにあったね~。70.さん珍しく怒ってたよね。
70.:久しぶりにマジでなんなん!ってなりました。1番手だったんですけど、3マンの1番手って流れを作る意味ですごく大事なんですよ。だから申し訳ないっていう記憶でいっぱいです。
詩結:まぁ単純にこの対バンの意義というか…今でこそみんな仲良くなっちゃたけど、最初は友達でもなかったし…存在は知ってたけど、バンドカラーも違うしっていう3組が何故かコロナ禍を生き残ったわけで、そのバンドが集まるっていうこと自体に意義がある。それに結果として池袋EDGEが完売したってことはやはり意義も意味もあることだったんだねって思います。これから先にもきっと何かに繋がるんだろうなって思いました。
潤-URU-:僕はすごいなって思いました。当事者なのに何か不思議と俯瞰して見てました。規制解除後初の完売、お客さんとか関係者と同じ感覚だったかも。
詩結:小さなことかも知れないけど、意味がありますよね。規制解除とは言っても、そのキャパシティが完全にパンパンになる状態でライヴを観たいか?って言ったらまだそうじゃない気がしてて、お客さん心理だとまだ気持ちがその状態に追いついてないと思うんですよ。当時のあの状況で満員になったってことは他の会場だったらもっと入ったのかも知れないけど、それはちょっと意味合いが違うじゃないですか。
──券売の話じゃなくて、その膨張したフロアと対峙する心構えとそれでも目撃したいっていう熱量のことですよね。それに完売ってつまりまだ観たかった人がいるっていう証でもあります。
狂ヰ散流:確かにそうですね。
詩結:1000人のキャパに800人入ること…以上に意味がある日だった気がします。
諒:そうだね。
──実際その状況がこの3バンドの強さを知らしめると共に、さらなる規模の拡大にも繋がりました。意図せず絆が芽生えた皆さんですが、今回はいよいよ東名阪ツアーとなるわけですが、各バンドについても印象を語っていただきたいと思います。
巽:みんなで囲って悪口でも言ってやりますか(笑)
──やりますか(笑)。では早速Ashmaze.というバンドについて伺って参りたいと思います。
諒:褒めろ!褒めろよ!
潤-URU-:まぁね。何より、ギターの諒さんの人間性が素晴らしい!
一同:(笑)
潤-URU-:こんなところで良いですか?(笑)
諒:言わせた感しかないわ!
潤-URU-:うちとは真逆と言うか、5人全員の音に対するこだわりがすごくて完成度が違いますよね。
70.:うん。曲への愛がすごい!各々弾くフレーズが緻密で整合性があって、ちゃんと話し合って作ってるんだなって思います。
諒:いや、そんなに話し合うって感じではないですよ。もうアイツはこうだろうな~みたいなそれぞれの武器をちゃんと理解してるんで、音出しあった時にちゃんとまとまってる……それが凄いところですよね~
──自画自賛スタイル(笑)
70.:あとは諒くんの人間性です(笑)
──でもAshmaze.の両ギタリストってテクニカルな面がフィーチャーされがちですけど、佇まいの対比が素晴らしいんですよね。僕の場合はそれが12012だったんですけど、ハツラツとして表情豊かな諒さんとAIよりも美しい詩結さんっていう構図は、初めてライヴハウスでバンドを見るのがAshmaze.だったらもう抜け出せなくなるよなって思います。
諒:おお…それ絶対記事にして下さいよ。
──っていうところまで記事にします(笑)XANVALAについていかがでしょうか?
諒:年中ツアーしとるなってイメージです。あと、なんか新潟によくいない?
巽:そうすか?
諒:潤-URU-くんとかと飲んでて“70.さん呼ぶ?”ってなっても“また新潟じゃない?”ってなってますよ(笑)
70.:うちが山口にいた時かな?テレビ通話で飲んだよね。
諒:あれだけツアー廻っててあの人達どこで作業してんの?って驚いてます。ただのライヴバンドっていうよりももっとタフなイメージ。
詩結:バイタリティが凄いよね。常にバンドで動いてるイメージ。
諒:お互い昨年8月にリキッドルームワンマンがあったっていうのもあってやっぱりめちゃめちゃ気にする存在ですね。口には出さなかったけど。
70.:でもお互いのリキッドの日にお互いに別のライヴ入ってたんですよね。
諒:そうそう!
70.:観に来てねえし、観に行けてねえ!っていうそういう関係です(笑)
巽:うち長野にいたんだよね。
70.:そう。で、うちのリキッドの日はAshmaze.は名古屋にいた(笑)
──その日は確か鐘ト銃声も大阪でしたよね。BIG CATでしたか。
狂ヰ散流:あーそうですそうです。
70.:この3バンドファイナル被りがちなんですよ。
潤-URU-:XANVALAはアツいの一言に尽きますよね。
狂ヰ散流:北海道で遠征被った時にライヴ観たんですけどアツかったですねぇ。
70.:散流くんは観に来てくれたんですよ。散流くんは。
潤-URU-:潤-URU-ちゃんも観に行こうとしてたんですけど、宿泊先で目覚めたらもう開演時間でした。すいません。まぁ抽象的ですけど、バンドカラーが違うのにアツさを感じるのって、各々が自分のパートに対して想いが強いっていうことだと思うんですよ。外見は違っても内面は似てる。じゃなきゃとっくにバンド辞めてますよ。
巽:うん。
70.:結果としてコロナで篩いにかけられたんだなって思いますよ。だからあの時頑張って良かったねって。
潤-URU-:必然っすね。……。あの今の大きく書いておいてもらっていいすか。
──何色にします?(笑)
潤-URU-:ショッキングピンク太文字でお願いします(笑)
70.:やだなあ~
──さて、そんなところで鐘ト銃声ですが、どんなバンドでしょうか。
詩結:謎めいてますね。MVとかも撮ってないし。
諒:そうなんですよ。検索しても出てくる情報が少ないから気になる存在で、インストアイベントとかで気になるバンドいますか?って聞かれるたびに“鐘ト銃声です”ってずっと言ってたんですよ。ライヴ観ると狂ってて“なんじゃこりゃ~”とはなるんですけど、実はドロドロしてないのがミソというか。
詩結:いい意味で想像と違うんだよね。フェリーで出会って朝まで飲んでなんか意気投合しちゃったけど、それまでは本当によくわからない謎のバンドでした。ライヴ観たら“あれ、なんか面白いぞ”って惹きこまれました。
潤-URU-:人と同じことはしないよって気持ちがあるので、詩結くんにそう言ってもらえるのは嬉しい…というか鐘ト銃声がやっていきたことは間違いじゃないんだなって今、確信しましたね。
詩結:コロナ禍を経てなかったら毛色が違い過ぎて自分から近寄ろうとは思うわなかったんじゃないかな。あの時期やっぱり大変だったからこそ、何かを持ってないと生き残れなかったんですよ。で、生き残ったってことは何かを持っているってことだし、いざ出会ってコミュニケーションとってみると得意な表現方法が違うだけで根っこの部分は変わらないんですよ。ポジティヴな先入観で感じていいバンドだと思います。これはXANVALAも含め。
70.:うん。鐘ト銃声ってヴィジュアル系なのに仮面を被ってないんですよ。メンバーがそのまんまの自分を出しているというか、曲に乗せてむき出しの感情で表現するからエモーションがある。俺は結構考えて作り込むのが好きなんでやっぱり真逆なんですよ。ライヴ観てると“あ、こいつら何にも考えてねーんだな”ってわかるから、それが羨ましいです。
狂ヰ散流:そうですねえ。うん、何にも考えてないです。お尻も普段から出してますし。
巽:鐘銃はねえ…キショイです(笑)
狂ヰ散流:ちょっち!!
巽:ふふふ。でもそれがいいじゃないですか。
70.:何をやってもいいバンドになってるよね。
巽:マジでキショくて(笑)それがズルい。初めてオープニングアクトで出てた時に観て“あ、対バンしたくねえ!”って思いました。何をしてくるかわからないから戦い方がわからないんですよ。最初は本当に戸惑いました。それが今では化学反応を起こして、こうやって仲間になってますけど、この人(散流)はマジでヤバい人だって…めっちゃリスペクトしてますよ。
──ヴォーカリスト同士ですけど、巽さんと散流さんは2人でお食事に行くこととかは…
巽:ないですね。
──今後も?
狂ヰ散流:いやぁ、暇とか合えば全然…
巽:いや、ないと思います(笑)
一同:(爆笑)
潤-URU-:巽くん、ご飯行けないの?それとも行きたくないの?
巽:あぁ、ちょっと忙しいです(笑)
──しかし、巽さんみたいにヴィジュアル系が大好きな人からすると鐘ト銃声ってどこか懐かしい、思い当たるフシのある香りがしているからこそ作為的でもあるのかなって思っていざライヴ観ると…おやおや、そうでもないぞ?っていう感覚にさせられますよね。
70.:何が起こるかわからないバンドですよね。
諒:うん、ドキドキさせてくれますよね。それってバンドに必要ですよね。
70.:潤-URU-とか怒ってベース投げつけるんじゃないかっていう怖さもあります。
潤-URU-:あぁ…まぁダメだって言われたらそれまでなんですけど、僕普通に怒ったり顔に出ちゃうんですよね。ベースも過去に投げちゃってるし。楽屋に帰ったりとか。でも、冷静に“これはいけないな…”ってステージに戻っちゃうのが僕の弱さですね(笑)だからこそ、そんな勝手なバンドについてきてくれるお客さんには感謝してますし、それが受け入れられない人には無理だよってそんな4人だと思いますウチは。
──この3組って、ファンの人も全バンドを好きにはなれるし、けれどもともと自分が信じたバンドを好きな気持ちからは逃げられないなって感じがするんですよね。
70.:ちゃんと“ヴィジュアル系”を観れる座組ですね。仲良くなるバンドとか似通っちゃったりしますけど、そうじゃないですからね。
詩結:似たバンドが3つ出てきたらもういいよってなっちゃいますからね。
潤-URU-:そういう時、鐘ト銃声が毒になれますから。
◆ ◆ ◆
──さて、三鼎は名古屋と大阪にも進出することになるわけですが、これまでとの違いはいかがでしょう?どんなことが起こるんですかねぇ。
詩結:3公演廻っていくことで単純に出順も変わるのかなぁとか、今までと違った絡み方もあるのかなぁなんて想像を膨らませて楽しみにしていてほしいです。
巽:過去に2回やってきた<三鼎>もついに3ですけど、こうやってコロナ禍を生き抜いてきた3バンドが共演することによってヴィジュアル系の未来に繋がれば良いなと思います。俺は4もやりたいです。
諒:ライヴでは負けたくないじゃないですか。だからボコボコにしますよ!XANVALAのファンの人にも鐘ト銃声のファンの人にもAshmaze.を届けて、かっさらいたいと思います。けど、なんだかんだ仲良いんですよ。一緒にいて楽しいし。だからツアーが終わった後に開催されるアフタートークイベントでこの混ぜたら危険な3バンドの化学反応を楽しんで下さい。
──そのイベントの司会を僭越ながら私がするとさっき聞かされましたよ(笑)
諒:俺はそっちも楽しみです。
70.:それまでに口も聞かなくなるぐらい大喧嘩してたりしてね(笑)
潤-URU-:俺ね、お客さんのTwitterかなんかで“仲良い身内ノリじゃん!”みたいなの見たんですけど…“は?”と。仲良いのとステージは別なんです。殺します!以上。
70.:<三鼎>って王宮への捧げものを入れる器のことなんですね。だからこの3バンドがこれからのヴィジュアル系の歴史に捧げる存在になればいいし…
諒;ヨッ!
巽:いいね~でるね~(拍手)
──全員、静かにして下さい(笑)
諒:これが身内ノリだよ(笑)ふはははは!
70.:…はい。くどいようですけど、コロナ禍を乗り切った3バンドの姿を見て下さい。来て後悔することはないと思います。…それと個人的には<三鼎>はいったんここで第一章終了と考えてます。スケジュールが取れない3バンドっていうのもあるんですけど、いつかまたもっと違う形で皆さんがワクワクするものを提示したいなとは描いているので、今回の東名阪は見逃さないでほしいです。
──では、最後に散流さんお願い致します。
狂ヰ散流:今までは東京だけだったのが今回は東名阪という形で出来るのですごく楽しみです。東京では遠かったという方も是非…ね、例えば福岡の方だったら大阪なら近いじゃないですか。
諒:結構遠いぞ(笑)
狂ヰ散流:ああじゃあその周辺の関西とか…あぁ、岡山ですか?岡山の人とかも来てください。大阪にね。あと名古屋だと…東海周辺ですか?東海。あ、静岡からも来れますね。ん?あれ、違います?
一同:(悶絶)
──ちなみに東京公演はどんな人におすすめしたいですか?
狂ヰ散流:え?東京は東京じゃないですか?東京は東京の人におすすめです!…へ?なんか違います?あっ、ごめんなさい。なんでもないです!
インタビュー:山内秀一
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■「三鼎–参–」
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3月29日(金)HOLIDAY NEXT NAGOYA
OPEN 18:00/START 18:30
①Ashmaze.
②XANVALA
③鐘ト銃声
https://eplus.jp/sf/detail/3982920001-P0030001
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3月30日(土)心斎橋soma
OPEN 17:00/START 17:30
①鐘ト銃声
②Ashmaze.
③XANVALA
https://eplus.jp/sf/detail/3982930001-P0030001
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4月4日(木)渋谷WWW X
OPEN 18:00/START 18:30
①XANVALA
②鐘ト銃声
③Ashmaze.
https://eplus.jp/sf/detail/3982950001-P0030001
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[チケット]
前売¥5,000- / 当日¥5,500-
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e+プレオーダー
・受付期間
1/8(月祝)12:00 ~ 1/15(月)18:00
・入金期間
1/17(水)13:00 ~ 1/20(土) 21:00
e+ 一般発売
1/27(土)10:00~
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●「三鼎–参–」トークイベント
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4月5日(金)快・決いい会議室新宿店ホールB
●1部 OPEN 17:00/START 17:30
出演:宗馬、70.、智哉(XANVALA)/諒、Яyu(Ashmaze.)/潤-URU-、詠真(鐘ト銃声)
MC:山内秀一
●2部 OPEN 19:30/START 20:00
出演:巽、Yuhma(XANVALA)/双真、詩結、S1TK(Ashmaze.)/狂ヰ散流、百合子(鐘ト銃声)
MC:山内秀一
1/20(土)12:00~ 発売
https://t.livepocket.jp/e/fxtcd
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★XANVALA OFFICIAL HP★ https://xanvala.com/
★Ashmaze. OFFICIAL HP★ https://www.ashmaze.com/
★鐘ト銃声 OFFICIAL HP★ https://kanetoinfo.tokyo/