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2017年03月13日 (月)


【ライヴレポート】ギャロ 単独公演<LUCIFERO-TOKYO->3月10日(木)新宿ReNY。3時間33曲、最長熱狂記録更新!

REPORT - 12:49:10

 

  最新音源集(アルバム)『LUCIFERO』を手に行った東名阪単独ツアー。そのファイナルとなる公演「LUCIFERO-TOKYO-」を3月10日(金)に新宿ReNYでギャロは行った。この日はなんと、アンコールを含め33曲も演奏。ギャロとして歴代最長演奏時間になったのは、もちろん。最長熱狂記録も更新した。

 

 

────それはまるで、ギャロが示した夢魔の風景のように…。

 

 その宴は、とても黒く不気味な装いを持って姿を現した。『魔王-胎動-』が告げたのは、今宵の宴が妖しくも毒々しい快楽に支配される一夜になること。舞台上には、縛られた女性を椅子にしながら歌うジョジョの姿も…。

 

 熱狂の幕開けを告げたのは『夢魔-INCUBUS-』だった。黒く熱した血のたぎりを気持ちへ与えるよう、彼らはどす黒い熱狂を舞台上から降り注いでゆく。感覚を心地好く麻痺する歌と演奏に触れ、会場中の人たちが宴へ無邪気に興じていた。その熱狂の裏では、女性が緊縛魔術師に身体を縛られ、さらには三角木馬を跨ぎながら、快楽へ淫らに溺れていた。それはまるで、ギャロが示した夢魔の風景のように…。

 

 ヒステリカルなギターのフレーズを合図に、演奏が轟きだした。感情を痛く揺さぶる『獄魔-ASTAROTH-』に身を預け、狂い続ける観客たち。その演奏は意識を混濁させてゆく、暴れ狂うことが熱狂へ向け覚醒してゆくことと言わんばかりに…。

 

 身体中から沸き上がる情熱を一気に放出するように、ギャロは『大東亜魔方陣』をぶつけてきた。大きく手を振り、熱した感情をつかもうとする観客たち。中盤では全員が床に座り、煽りに合わせヘドバンしてゆく場面も。ギャロの与える刺激によって意識はどんどん乱れてゆく。

 

────感情を混濁させる悪魔の輪舞曲。こんな微睡みなら、何時までも蕩けていたい。

 

  「それでは次の扉を開きましょう」。メンバーらのハーモニーを合図に飛び出した、ハイな気持ちへ上げてゆく熱情ロックナンバーの『魔王-輪廻-』。ねっとり絡みつく表情を通し、地へ墜ちるよう折り畳む風景が生まれれば、疾走するビートが駆けだしたときには、天へ向かって感情を解き放ちたい気分に心は支配されていた。

 

  黒いスコップを手に掲げたジョジョ、彼は『黒鶏式葬送曲第壱番-ドウベ-』に合わせ、騒ぎ続ける観客たちを漆黒の闇へ葬り去ろうとしていた。キリキリと痛みを携えた、でも熱を持って弾む演奏に合わせ、ジョジョはスコップを翳しながら歌い続けていた。

 

  ゆっくりと奈落へ引き込むように流れた茨のワルツ。意識が心地好く微睡んでゆく。後半へ進むにつれ、演奏は躍動していく。『魔王-贖罪-』が連れ出したのは、感情を混濁させる悪魔の輪舞曲。こんな微睡みなら、何時までも蕩けていたい。

 

 SAXを迎え作りあげたのは、危険な匂いを放つ場末の倶楽部の中、触れちゃいけない存在に刺激を受け、我を忘れ熱狂のダンスへ溺れてゆく空間。『東京破廉恥劇場-ヱデン-』が導き出した、すべての堕落を快楽に変え酔い狂う世紀末な宴の風景。こんな妖しく刺激的なロックパーティなら、いくらでも身を捧げ壊れたい。

 

  ザクザクとしたギターの音が魂を雄々しく喚起させた。スリリングな緊張感こそ史上最高の刺激に快楽と言わんばかりに、ギャロは『東京市下谷区少年盗賊団・虎徹』を叩きつけた。突き刺さるその音が気持ちを熱く熱く沸騰させてゆく。誰もが無敵な少年少女に戻り、ヤバい刺激へ嬉しく溺れていた。

 

 轟くような黒い音の唸りが身体を覆い尽くしていく。感情を昂らせる『魔王-埋葬-』にのしかかられ、大勢の人たちがタオルを振りまわし、掲げた両手を頭上で合わせ跳ね続けていた。狂え狂え、それこそが今は快楽なんだもの。

 

────心や視線が動けないほど釘付けになっていた。崩れ落ちるジョジョの姿をしっかり受け止めていたかった。

 

  弾むビートは、ドープな快楽へ溺れてゆくための誘いの合図。ねっとり絡みつくように歌を這わせてゆくジョジョ。『帝都四号魔水路』に触れ、誰もがメンバーたちの姿を吸い込まれるように凝視していた。微睡む意識へ妖しい毒を振りかけるように流れたのが、『阿片』。触れた人たちの意識を闇の世界へトリップさせてゆく。絡み付くような歌と演奏が心にまとわりついては、ここじゃない違う快楽の舞台へと導いていった。ゆったり陶酔してゆく感覚がとても心地好い。

 

  意識が混濁した身体へ、ギャロはソリッドなロックナンバー『裏・東京シンデレラ』を突き付けた。「トリップしたまま暴れちまいなよ!」と言わんばかりに、彼らは感覚をチクチク刺激するソリッドな音を突き付け、ふたたび熱を抱いた空間をその場に作りあげていった。

 

  次のブロックでは、全員が椅子に座りながらアコースティックなスタイルで演奏。カエデのカホンのリズムに重なるベースと2本のアコーティクギターの旋律。ジョジョは、メロディーを追いかけるように『魔王-残光-』を歌いあげた。何処か光を帯びながら、でも、その歌声にはグッと心をつかむ哀切な匂いも醸しだされていた。音の際立つ演奏を背景にしたことで、楽曲の持つ痛い刹那な気持ちが心へストレートに突き刺さってきた。

 

  沸き上がる愛しき想いを伝えるように、情愛と闇を携えたジョジョの歌声が、『詐欺師』を通して心や脳裏へ不を背負った情念な物語を描き出していく。

 

 流れだした優しい調べが観客たちに見せたのは、今にも壊れそうな声で『星屑』を歌い嗚咽するジョジョの姿と、彼の歌声へ寄り添う演奏たち。今にも理性が破壊されそうな気持ちで想いを吐き出してゆくジョジョ。情熱メロウな『星屑』の演奏から目を離したくはなかった。いや、心や視線が動けないほど釘付けになっていた。歌いながら崩れ落ちるジョジョの姿をしっかり受け止めていたかった。

 

────MAGICとSMの融合。なんて目を離せないSHOWなんだ。

 

舞台上では緊縛魔術師に操られる女性の姿があった。まるでSM SHOWのような妖しい拘束劇が、そこでは繰り広げられてゆく。赤い縄で首を縛られる女性。その縄は、彼女の身体中へ蛇のようにまとまわりついては、その身をギュッと固く結びつけてイッた。身悶える女性、緊縛魔術師は、彼女を引き回しては凌辱していく。さらには彼女を断頭具にくくりつけ、剣を刺し続けてゆく。やがて彼女は、その命を奪われてしまった。。。MAGICとSMの融合。なんて目を離せないSHOWなんだ。 

 

────暴れ狂え、それが己を覚醒させた今のあるべき答えだ。

 

  後半の宴は、アンディのベースの唸りから幕を開けた。彼の演奏に次々と音が重なりだした。ジョジョは、三角木馬に座りながら『BOUTIQUE BEELZEBUB』を歌いあげてゆく。ふたたびギャロは、漆黒の妖しい宴の中へ観客たちを熱く手招きだした。メンバーらの演奏に煽られ、何時しか場内には咲きながら嬉しく飛び跳ねる大勢の観客たちの姿が生まれていた。

 

  轟きだした黒い唸り。『黒鶏論-破壊篇-』を合図に物語は、意識を破壊してゆく重厚な音の絨毯で騒ぎ狂う観客たちを覆い尽くしていった。騒がずにいれない。次々と刺激を刺してゆく音に熱を持って立ち向かっていたい。

 

  ジョジョの叫び声を合図に、楽曲は一気に天へ向かって轟きだした。気持ちを嬉しく掻き立てる『魔王-咆哮-』へ刺激された観客たちが、フロアーを目一杯使いサークルモッシュしてゆく。「グチャグチャに犯されたいか!?、メチャクチャにしてやるよ」、『魔王-覚醒-』に刺激を受け、誰もが本能の導くままに暴れ倒していた。大勢の人たちが延々と続く逆ダイに嬉しく興じていった。

 

  ゆったり開放した調べ、ふたたび演奏が加速し始めると同時に、場内には暴れ狂う空間が生まれていた。緩急巧みな表情を描いた『魔王-屠星-』に触れ、意識を黒く塗り潰してゆく観客たち。暴れ狂え、それが己を覚醒させた今のあるべき答えだ。

 

  嘆くように、心へむせぶ想いを注ぐように、ギャロは『魔王-慟哭-』を奏で始めた。哀切さを持った歌が、火照った身体を青く包み込んでいた。嘆く気持ちへさらに切なさを注ぐよう、心がむせび泣くようにギャロはミッドメロウな『姦魔-LEVIATHAN-』を披露。刹那の琴線を震わせるその歌声と演奏に、何時しか身体はキュッと縛られていた。でも、心はそうしていたかった。

 

────暴走する演奏に飛び乗り大勢の人たちが拳を振り上げ、頭を振りながら快楽の夢に溺れていた。

 

  マーチングのリズムに乗せ奏でたのが、『夢魔-SUCCUBUS-』。演奏は、瞬時にスピーディでメロディアスな、絶叫飛び交う表情へ塗りかえられていった。三角木馬に跨がり歌うジョジョ。嘆きと絶頂を繰り返すジェットコースターのような楽曲へ身を任せるうちに、またも意識は理性という言葉を壊し出した。

 

 『腐食』が連れ出したのは、頭振り乱し暴れ狂う熱狂の儀式だ。暴走する演奏に飛び乗り大勢の人たちが拳を振り上げ、頭を振りながら快楽の夢に溺れていた。

 

  「今日はここに全てを吐き出しにきました。お前らも全部吐き出してこいよ!!」。ラウドな音の衝撃が、雪崩れのよう一気に身体を呑み込んでいった。『魔王-粛清-』が凄まじい熱を持って感覚や身体を浸食していった。狂え狂え、暴れ狂え。沸き上がる興奮をぶつけながら騒ぎ狂え!!。「俺たちのために命を捧げられるかー!!」、ヒステリカルな旋律が意識をグチャグチャにかき乱してゆく。『葬魔-LUCIFER-』が作りあげた、我を忘れ一心不乱に頭を振り続ける光景。フロアーの熱はどんどん上がっていく。

 

  「ギャロに対する愛情を俺たちに示してください」。激しく唸るリフビート、メロディアスでヘヴィ&スピーディな『魔王-狂想-』が飛び出した。演奏が進むごといろんな表情を見せてゆく楽曲だ。その様に合わせ楽しんでゆく観客たち。その楽しさへ恍惚と快楽のエナジーを注ぐように、歌物高揚曲『淫魔-BELPHEGOR-』が流れだした。誰もが身体を躍動させる偏執狂的ダンスビートに身を預け、熱した想いの中へ嬉しく溺れていた。「喰い殺されたいかー!!」。雄大な音の調べ。演奏は、キリキリとした痛みを持って一気に走り出した。嘆く絶叫の歌声、荒れ狂う『魔王-闇詩-』に身を任せ、フロアー中の人たちが皿とスプーンを打ち鳴らし騒ぎに興じていた。

 

  「さぁ死ぬまで踊ろう」最期は『夢葬』に合わせ、会場中の人たちが踊り騒ぎ続けていた。これまでの興奮をすべて懐に抱えながら、舞台上のギャロに熱狂という戦いを挑んでいった。止まぬ声。その絶叫は、まだまだギャロを求める叫びに変わっていた。

 

────グッチャグチャに熱狂渦巻く風景じゃないか。

 

 「僕たちとみんなでギャロだなと思ってる」。アンコールに飛び出したのが、身体を揺らし踊る様やモッシュ、逆ダイの応酬が続いた『神風型駆逐艦・闇風』だ。胸をくすぐる歌ものながら騒がずにいれない一体化を作りあげてゆく楽曲だ。SAX PLAYERのデヴも乱入し観客たちを煽ってゆく。途中、ノヴがドラムを叩くことでカエデが前に出てきて煽る場面や、ジョジョが、カエデが、ワジョウがC02を場内中へ振りまく様も登場。さすが、アンコールならではなグッチャグチャに熱狂渦巻く風景じゃないか。

 

 最期の最期にギャロはシンガロングなパンクナンバー『禁句』を通し、場内を満面の笑顔でサークルモッシュしてゆく人たちの熱狂で埋めつくし、3時間に及ぶライブの幕を閉じていった。

 

 

  最期に、新たなお知らせを伝えよう。ギャロは、事前にも告知していた「ギャロ単独公演企画『SHIBUYA BLACK CIRCUS』」の詳細を発表。タイトルへも示した通り、この企画では「渋谷のライブハウス」を舞台に5本の単独公演を行う。あえて小箱を舞台にしているように、熱狂渦巻くライブを繰り広げてゆくことは間違いない。むしろ、急いでチケットを手にしないと見たくても見れないことになる可能性は大いに有り得ること。気になった方は、急いで手にしていただきたい。

 

  ギャロは5月5日に、毎年恒例となった生誕公演も実施する。今年も会場は、ギャロ初ライブの場となった池袋サイバー。今回は、1日2公演を実施。

 

  ギャロ八周年記念無料単独公演『THE TOKYO DEMON CIRCUS 2017』は、チケット代無料のFREE LIVE。「ギャロ八周年記念晩餐会」は、晩餐会の名の通り食事(軽食)付きの催しになる。「当日だけの黒鶏式遊戯会、その他計画中」とメンバーが告げたように、何が飛び出すのかにも期待したい。

 

  他にも今年は、2MANや3MANなど熱い戦いを行うライブも数多くギャロは行う予定。ぜひ、スケジュールをチェックして、その熱狂を味わいに足を運んでもらえたら幸いだ。

 

 

撮影:TAMA

TEXT:長澤智典

 

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ギャロ official web http://9allo.jp/

 

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★LIVE情報★

 

ギャロ単独公演企画

『SHIBUYA BLACK CIRCUS』

 

平成29年04月21日(金)

渋谷デセオ

『SHIBUYA BLACK CIRCUS-GALLO-』

 

平成29年06月07日(水)

渋谷チェルシーホテル

『SHIBUYA BLACK CIRCUS-DIAVOLO-』

 

平成29年07月03日(月)

渋谷ラママ

『SHIBUYA BLACK CIRCUS-ACUSTICO-』

 

平成29年07月16日(日)

渋谷プラグ

『SHIBUYA BLACK CIRCUS-NERO-』

 

平成29年08月02日(水)

渋谷オークレスト

『SHIBUYA BLACK CIRCUS-RINASCIMENTO-』

 

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平成29年05月05日(金・祝)

池袋サイバー

 ギャロ八周年記念無料単独公演

 『THE TOKYO DEMON CIRCUS 2017』

 

平成29年05月05日(金・祝)

池袋サイバー

ギャロ八周年記念晩餐会

 

セットリスト

1.魔王-胎動-

2.夢魔-INCUBUS-

3.獄魔-ASTAROTH-

4.大東亜魔方陣

5.魔王-輪廻-

6.黒鶏式葬送曲第壱番-ドウベ-

7.魔王-贖罪-

8.東京破廉恥劇場-ヱデン-

9.東京市下谷区少年盗賊団・虎

10.魔王-埋葬-

11.帝都四号魔水路

12.阿片

13.裏・東京シンデレラ

アコースティック

14.魔王-残光-

15.詐欺師

16.星屑

17.BOUTIQUE BEELZEBUB

18.黒鶏論-破壊篇-

19.魔王-咆哮-

20.魔王-覚醒-

21.魔王-

22.魔王-慟哭-

23.姦魔-LEVIATHAN-

24.夢魔-SUCCUBUS-

25.腐食

26.魔王-粛清-

27.葬魔-LUCIFER-

28.魔王-狂想-

  1. 淫魔-BELPHEGOR-

30.魔王-闇詩-

31.夢葬

-EN-

神風型駆逐艦・闇風

禁句