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2010年04月09日 (金)


どこよりも早く、びじゅなびがお届けします!!特別ライブレポート!!!★★★Phantasmagoria★★★伝説の一夜をプチレポート!!INDIVISUALでの全世界生配信も前例がない程の盛り上がりを見せた、Phantasmagoriaラスト公演!!

LIVE - 01:00:00 †UNDER CODE PRODUCTION†

●Phantasmagoria MAXI-SINGLE発売記念60minutes Limited Premium Live
「Diamond Dust in Truth~新たな約束~」
2010.4.05 大阪BIG CAT

Phantasmagoriaにとってこの日が期間限定復活の最後の日となるステージ。
大阪を拠点として全国的に様々な伝説を築き上げていった彼らが選んだ場所は大阪だった。これも「地元を愛する」といったものだろうか。
 
チケットは即日完売し、ホールの扉が閉まらない程のオーディエンスが詰め掛け、プレミアムライブとなる一夜の幕があがろうとしている。
 
ライヴは幕開けを今か今かと待ちわびる1F客席の熱気は私のいる2Fにまで伝わり、会場全体を沸騰寸前の状態に包んでいた。
 
SEが始まった瞬間、凄まじい程の熱気から一気に固唾を飲む程の緊張状態へと変わる。
照明のレーザーに照らされたスモークが雲の様に見え、まるで神が降臨するかのような幻想的な雰囲気を醸し出している。
そして、メンバーが登場すると客席の歓声はひとつの音となり今までになく割れそうな程に凄まじくなる。
歓声が鳴り止まない中、一曲目の『NEO ARK』が始まり、オーディエンスのテンションは一気に爆発にも似た盛り上がりを見せる。
会場はそのままの勢いで戮の「全員で行くぞ~!」の叫び声から『Unknow zero distance』へ。
 
ヘッドバンキングの嵐が続いた後はダークかつハードなナンバーの『Material Pain』で雰囲気をガラッと変え、会場の一体感は更にヒートアップ。
ようやくMCに入るも熱気は冷めずに『Glitter』『Actuate Eden』へと続く。
Phantasmagoria特有の怪しくも激しい振り付けに会場の一体感は更に増している中、幻想的なSEで一気に空気を変え、透き通ったイントロから始まる『幻想曲~Eternal Silence』、続いてオルゴールから始まる『fairy time memory』へ。
演奏中にフロント4人が中央に集まる一面を見せるが、リーダーでもあるKISAKIはいつも以上にメンバーの顔を見つめる。
これはメンバーとファンに対しての想いが強い為に出た表情なのであろう。
そして、遂にライヴは終盤へと向かう。「楽しい時間は早いもので、こうしてPhantasmagoriaとして残された時間は二曲です。
なので暴れていって下さい!いいか!行くぞ!」戮のこれでもかと言うくらいの煽りが会場を熱くさせ、KISAKI、JUN、伊織、纏も負けじと煽る。
もうこうなってしまえば、このメンバー5人とオーディエンスの熱狂は誰も止める事は出来ない。
会場が凄まじい歓声の中、『狂想曲~Cruel Crucible~』が始まる。
ラストはPhantasmagoriaの定番曲と言っても過言では無い『Pixy false』。
始まった瞬間、会場はまるで激しく荒れた海のような光景とひとつに纏まった大きな声が、見ている私も興奮状態に陥る。
最後のベースフレーズの一音一音が、より気持ちの籠もった音に聞こえ、最後の締めの音にもメンバーの想いが伝わってくる。
最後の音をかき消すかのような大歓声が響き渡りメンバーも手を上げながらステージから去るが、間髪入れずにアンコールの声が上がる。
そして、約5分経ってアンコールの声が一気に歓声へと変わりメンバーが登場。
「大きな声と命を吹き込んで下さい。」と戮が言った後、名曲『光に降る雨』が演奏される。
会場全体の大合唱がメンバーだけではなく私の心にも気持ちが伝わる素晴らしいものだった。
そして、静かに曲が終わると戮のMCが始まり、KISAKIの新バンド「凛」のヴォーカルは彼が務める事を発表。
KISAKIは大阪を拠点として活動し、必ず大阪を盛り上げていくと約束する。
やはり地元を大切にするという気持ちを忘れてはいない。
そして、知らない人はいないはずのあのフレーズ「神に祈りを捧げようか!」と戮の会場に響き渡る声とそれに応えるオーディエンスとの掛け合いが始まり、会場全体のボルテージが最高潮に達したところで本当の最後となる『神歌』が始まる。
リズムに合わせてKISAKIの名前を叫ぶ声がいつになく凄みを感じる。
何かが起きそうな予感がする程の会場全体は異常な盛り上がり見せ、観客を度々照らす照明によって見えるものは、まるで津波がステージを襲うかのようにも見える。
そんな凄まじい光景に対してもメンバー5人の激しいパフォーマンスでさらに追い討ちを掛ける。
戮の煽り、挑発するJUN、伊織のシャウト、纏の勢い、そしてもうトランス状態になってしまったKISAKIはBassを投げ捨て客席へとダイブするといった場面もあり、盛り上がりはオーバーヒート寸前。最後はとどめの五発のキメで終了。
そして、大歓声の中、END SEが流れ始め、メンバーがステージ上に集結し、最後の最後は全員で手を繋いでジャンプでラストを締めくくり、彼らたちは去っていった。
 
間違いなく記憶に残るであろう伝説の一夜となったPhantasmagoriaファイナル公演となった大阪BIG CAT。
 
しばらくの間、熱気が続いた状態であり、私自身も余韻に浸っていた。

ラストライヴを見れた事に至福を感じ、会場を後にした。

(text.HIROMI OKA)

-SE-
1.NEO ARK
2.Unknow zero distance
3.Material Pain
-MC-
4.Glitter
5.Actuate Eden
-SE-
6.幻想曲~Eternal Silence~
7.fairy times memory
-MC-
8.狂想曲~Cruel Crucible~
9.Pixy false

-アンコール-
10.光に降る雨
11.神歌
-SE~

記憶に残るであろう、Phantasmagoria伝説の一夜。
あの曲達が、ステージの光景が、メンバー、そしてファン全員の笑顔が。
全てがしっかりと心に刻まれた、2010年4月5日。
心からありがとう、Phantasmagoria。
永遠に、忘れない…。