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2011年12月13日 (火)


特別速報ライブレポ★★★jealkb LIVE HOUSE TOUR 2011「霧薔薇ノ月夜」FINAL公演★★★2011年12月10月(土)品川ステラボール!!!来年の対バンツアーも大決定!!!

NEWS - 03:00:00 ★jealkb★

■jealkb LIVE HOUSE TOUR 2011「霧薔薇ノ月夜」
FINAL公演■
2011年12月10月(土)品川ステラボール

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クリスマスのイルミネーションがあちこちに飾られた品川。
 品川プリンスホテル内にある「エプソン品川アクアスタジアム」というエンタテインメント施設の中にある「品川ステラボール」は、約1800のキャパシティを誇る、大型ライブハウスだ。
冷たい冬の空気が吹き付ける中、続々とジュアラー達が集結、手にはおなじみの赤いハンカチが装備されている。

 はちきれんばかりのファンの想いを弾けさせるが如く、9月14日に発売されたばかりのMini Album「AGAINST」からタイトルチューンの「AGAINST」でライブはスタート!
グルーヴの効いたハード・チューンが、ロックバンド「jealkb」をステージの上に映し出す。
フロアは既に熱狂とカオスの渦に包まれ、熱い空気が一気に会場内を上昇する。
続いて、同Mini Albumから「jealize」。
攻撃的なサウンドの応酬が、既にファンをひとつに結びつけている。

 「どうも、jealkbです!逢いたかった!?(ファンの「逢いたかった!」レスポンス)バカ、オレらの方が逢いたかったよ!!!」
「特別な夜にしようぜ、ジュアラー!」
jealkbと、そのファンを総称する「ジュアラー」達は、どこから見ても相思相愛の関係だ。求め、求められる絆の深さは、他のどのバンドのものよりがっちりと強固だ。
 ヘヴィな重みがぐいぐい引き込む「殺気撩乱」に続き、切ないメロディにのった「閉塞」で披露される振りは、hidekiがわかりやすくナビゲートしてくれるので、ファンもすっかり熟知している様が伺える。
初心者でもすぐに溶け込めるはずだ。
「Silhouette」は、ビートの効いたシンプルなロック。
jealkbのライブの魅力は多々あるが、まず「言葉」の力がある。
わかりやすく耳に歌の歌詞が届いてくるので、haderuの言葉をしっかり受け止めて音を楽しめる。
「どんな事があっても大丈夫」と歌うhaderuの優しさ、温かさが伝わる1曲だった。

 ライブでは数回、VTRが挟まれる。もちろん、メンバー出演のドッキリ企画や、ドラマ仕立てのものなど、曲間中にもかなり楽しめるのだが、内容で気づくのは各メンバーの「jealkb愛」。
面白く仕上げられているものの、そこにはメンバー同士の強い絆や、jealkbというバンドへの愛が溢れている。
笑いながらも、ふっと感動させられてしまうのだ。

 シングルカットされている2曲、名曲「Julia」と、激しいリズムが抜群に格好いいロックチューン「嘆きのエンドレス」を披露した後、haderuが煽る。
「男ジュアラー声出せ!」
「オーー!!」
その男性声に、どよめきが起こる。
性別も年齢も、ジュアラーには関係ない。
フロアからステージを見つめる男性キッズ達のその瞳は、正に憧れのロックスターを見つめる瞳そのものでもある。

 夏に開催されたランキングライブ1位の「ト或コイ」、3位の「恋する日曜日」では楽しく踊れるPOP ROCKで場内に笑顔の花を咲かせてくれる。
musumeとその友達「musume’s」と称された可愛いダンサー達が登場して盛り上げる「super special summer」で熱さが徐々に戻ると、「snatch」「killss」の連発でボルテージが上がり始める。

 「暴れようぜ品川!死ぬ気で来い!」
レーザーを手にしたhaderuが煽りまくる激ハードナンバー「baker baker paradox」で、遂に本格的にオーディエンスの導火線に火が点く。
いかつく見えて優しいリーダー、Drums.elsaにスポットが当たり、刻まれたリズムでスタートするのは「Sadistic Maria」。elsaはハードロックドラマーとしてのスタイルを見せつけながら、疾走感のある音を叩き出している。
とぼけたMCの味とは裏腹に、腰を落としてプレイする硬派なスタイルが目を引きつけるBass.dunch。
自由に、そしてアグレッシヴに。ギタリスト然としたedieeのギタースタイルは、jealkbの音の軸としてバンドサウンドを支えている。
ツインボーカル、といった様相を呈しているhaderu、hidekiのアプローチが秀逸な「ROLLING」、これでもかと激しいサウンドを突きつけて来る「堕落」。
戦いに挑むかのごとく、オーディエンスも全力でステージの5人に応えている。
ここでまた、少しホロリと来るくらいに、jealkb愛に溢れたドラマ風VTRを挟んで始まったのは、こちらも名曲の「WILL」。SWEETな甘さを含んだロックナンバーが、ふわりとステラボールを包んでゆく。

————-今年の震災後、ライブを演れる、みんなで集まれる大切さを感じ、前向きになれる曲を、と制作されたという「虹の橋」がラストに披露される。
優しいギターの音が奏でられると降ってくるこの1曲は、どこまでも優しく、温かくジュアラーを包み込んだ。
照明の柔らかい光に照らされた、汗だくのjealkbの5人とオーディエンスの表情の向こうに、大きな虹が見えたような気がした。

 来年の対バンツアー、日程と会場がスクリーンで告知され、大歓声が沸き上がった後は、12月4日にhaderu、12月16日にelsaと、バースデイの2人にケーキも登場。アットホームなお祝いの後は、全員がルミカを持って踊りまくりの「傷心マキアート」、オーディエンスがひとつの塊のようになってうねりまくる「D.D.D」「妄想アメリ」「Shell」といったヘヴィ・ロックサウンドで幕を閉じた、この日のワンマンライブ。

 恐るべきバラエティーに富んだ楽曲陣とライブパフォーマンスで、一時たりとも飽きさせない、ステージに惹き付け続けてしまう5人のパワー。
そこには、ファンへの圧倒的な愛を惜しみなく注ぎ続ける、堂々とした「jealkb」というロックバンドの姿があった。


★対バンツアー決定!!!

■jealkb LIVE HOUSE TOUR 2012「異色薔薇ノ歌合戦」■

2012年 3月3日(土) 新宿BLAZE
2012年 3月17日(土) 福岡DRUM LOGOS
2012年 4月5日(木)神奈川サンフォニックスホール
2012年 4月28日(土) 名古屋E.L.L
2012年 4月30日(月・祝) 大阪AKASO
2012年 5月3日(木・祝)千葉LOOK
2012年 5月12日(土) さいたまHEAVEN’S ROCK
2012年 6月9日(土) SHIBUYA-AX

対バンアーティストやチケット情報は、随時HPやメルマガにて掲載致します。