2014年10月09日 (木)
★TACOS NAOMI 1stアルバム「WORKS」発売★
NEWS - 14:00:00THE ポッシボー/KENN(声優)/YOFFY(サイキックラバー)/岡田悠(ex:イロクイ。)/u-ya asaoka(ex:FIELD OF VIEW)/黒田倫弘らがヴォーカルで参加!!デビュー20年目にして、TACOS NAOMI初のアルバムが完成!!ところで、TACOS NAOMIって誰??!!
あなたは、TACOS NAOMIというアーティストのことをご存じだろうか??。何、チャラい名前付けてるんだ??って、しょうがない。彼は元々、コミカルな要素を満載した三枚目ハードロックバンドNOISE FACTORY(かつてKi/oon Sonyよりデビュー)のメンバー。本名は…おっと、本名をバラしてしまうところだった。まぁ、今更名前の理由は語らなくてもいいだろう。大切なのは、そこじゃない。彼が、ここへ至るまで「どれだけ素晴らしい功績を音楽シーンへ残してきたか」なのだから。
余談だが、noise factoey(http://noisefactory.aikotoba.jp/)という可愛らしいアイドル・グループが存在しているが、TACOS NAOMIが在籍していたバンドとはまったく関係ないと、先に断りを入れておこう。
バンド解散後、TACOS NAOMIはフリーの”キーボディスト及び/サウンド・プロデューサー”として数多くの楽曲を提供すれば、いろんなアーティストのプロデュース活動も実施。様々なアーティストのサポート・メンバーとしてステージに立ち、舞台を彩り続けてきた。近年でもTHE ポッシボーやPENICILLIN、サイキックラバー、黒田倫弘、辻詩音など,様々なアーティストたちを支えるライブ・メンバーとしてステージへ登場。ジャンルの枠を超え、いろんなアーティストの音楽を際立ち、輝かせる鍵盤演奏を響かせている。
さて、ここからが本題だ。1994年にNOISE FACTORYのメンバーとしてデビューしてから、今年で20年目。一線で活動し続けることが試練という音楽業界の中、首都高ではなく下道ながらも常にシーンの第一線で走り続けてきたのも、TACOS NAOMIの才能を求めるアーティストたちが数多く存在しているからに他ならない。違う捉え方をするなら、それだけ熱い人望をTACOS NAOMIが持ってるということだ。
その20年間の活動の中、懐に溜めた人望と、己の経験を一気に吐き出したのが、11月12日(水)に発売となる1stアルバム「WORKS」になる。そう、20年目にして初のアルバムが、ここに完成した。
アルバム「WORKS」に参加したメンツがもの凄い。後に詳しく解説するとして、まずは先に名前を列挙しておこう。TACOS NAOMI自身キーボディストのように、歌は一切歌っていない。変わりにヴォーカリストとして参加したのが、THE ポッシボー/KENN(声優)/u-ya asaoka(ex:FIELD OF VIEW)/黒田倫弘(ex:Iceman)/YOFFY(サイキックラバー)/ANGEL-TAKA(UCHUSENTAI:NOIZ)/ 辻詩音/岡田悠 (ex:イロクイ。)/JUAN & MARU(トリルダン)/成田圭といった錚々たる面々。
楽器陣では、ギターに、手島”Tessy”いさむ(ユニコーン)/馬場”BABI”一嘉(ex:UB-TAPS)/江草一平(PocketCube)/鍋嶋圭一。ベースに田中亮輔(ex:HAIR CUTS)/三宅博文(EX:EBONY EYES)/リウ(MC-K2 FACTORY)。ドラムに、鍵山喬一(ex:アーバンギャルド)。ホーンセクションでは、トランペットに柴田直人(Brass Band Club)。トロンボーンに小幡愛(BEE!BANG!BOO!)。サックスに横溝雄毅 (BEE!BANG!BOO!)が参加。さらにミックスを大串友紀 (SLOTH MUSIC)が担当している。
まだまだ話題のニュースは、満載だ。作家としても数多くの楽曲をTACOS NAOMIは提供し続けてきた。この「WORKS」では、参加した歌い手の多くが作詞にも参加。彼が提供した楽曲のカバーも、幾つか収録になっている。TACOS NAOMIがプロデュースした大五郎の歌った「呼吸」を、若手女性シンガーの成田圭が。モデルのAKIRAが率いるDISACODEへ楽曲提供した「愛し方」を、サイキックラバーのYOFFYがカバー。さらに、声優・椎名へきるの代表曲でもある「Graduater」をUCHUSENTAI:NOIZのANGEL-TAKAが熱唱。加えて、NOISE FACTORYの楽曲「Dream Comes True」をTHE ポッシボーがカバーしてくれた。カバー曲はどれも、性別を変えたシンガーが歌っているのも大きな特色だ。
すでにこの時点で、ニュースに記すネタが満載じゃないか!!しかもその範疇は、ロック/ポップス/アイドル/アニソン&声優/ビジュアル系という幅広さ。これも、予約の絶えない高級レストランではなく、大衆の行列が連日途切れることのない絶品の品数を多数並べた食堂の大将,TACOS NAOMIらしさの現れと言えようか。ではここから、簡単にだが楽曲解説を記そう。
――「WORKS」全曲解説――
M01:「Dream Comes True」 feat. THE ポッシボー
lyric : ROCKY 生田.f / music : TACOS NAOMI
Gtr 江草一平 / Dr 鍵山喬一
(original : NOISE FACTORY 1995年10月1日発売 Album「NOISE FACTORY II ~PEARL 7」KSC2-133)
アイドル・ユニットのTHE ポッシボーをヴォーカリストに迎え形にしたのが、TACOS NAOMIがメンバーとして在籍していたNOISE FACTORYのナンバー。往年のハードロック・テイストを持った演奏も響き渡る、ハードポップ作として完成。THE ポッシボーの5人が高らかに合唱してゆくサビ歌の、なんと華やかなことか。その爽やかな色気に、NAOMIさん、クラッとしちゃいました??
M02:「Plastic desire ~月が見えない夜~」 feat. 黒田倫弘
lyric : 黒田倫弘 / music : TACOS NAOMI
Gtr 手島”Tessy”いさむ (ユニコーン) / Ba 田中亮輔
黒田倫弘が作詞と歌唱を担当。艶かしい歌詞も刺激的。男の色気がたっぷり漂う、これぞアダルトなロックナンバー。女性なら、こんな仕種と言葉で口説かれたい??。ちょっぴりの歌謡ムード??。哀愁味を持ちながらもドラマチックな表情を描き出すTACOS NAOMIの鍵盤プレイにも注目を。
M03:「ナニモカモ ナンドデモ」 feat. u-ya asaoka (ex. FIELD OF VIEW)
lyric : u-ya asaoka / music : TACOS NAOMI
Gtr 江草一平 / Trp 柴田直人 / Trb 小幡愛 (BEE!BANG!BOO!) / Sax 横溝雄毅 (BEE!BANG!BOO!)
爽やかなキーボードの旋律の上で、開放的なブラスの音色が心地好く響き渡ってゆく。元FIELD OF VIEWの浅岡雄也ことu-ya asaokaみずから作詞と歌唱を担当。何度でも色を塗り替え、思いのままに前へ進もう。力強いメッセージが、晴れやかな歌に乗せ広がっていく。まさに、爽やかさ満載なポップナンバーだ。
M04:「12月17日」 feat. 辻詩音
lyric : 辻詩音 / music : TACOS NAOMI
AGtr 馬場”BABI”一嘉 / Ba 田中亮輔
辻詩音みずから作詞と歌唱を担当。後悔したくないからこそ、「好き」という気持ちあなたに伝えたい。溢れ出る想いに押し潰されそうなほど強い恋心抱えた女性の気持ちを、辻詩音が、今にも壊れそうな歌声で切々と歌唱。触れているだけで、胸がキュッと締めつけられるラブバラード作だ。
M05:「愛し方」 feat. YOFFY (サイキックラバー)
lyric : 須王秋羅 / music : TACOS NAOMI
Gtr 鍋嶋圭一 / Ba 三宅博文
(original : DISACODE 2011年9月7日発売 Album「カッコつけずにはいられない」JECR-1004)
オリジナルは、現在モデル/ソロ・シンガーとしても活動中のAKIRAが在籍しているロックバンド、DISACODEのナンバー。TACOS NAOMIが提供した同楽曲を、男性シンガーであるサイキックラバーのYOFFYが歌唱。YOFFY得意のしゃくりあげるようなハードロック系歌唱スタイルを全開。スケールあふれるミッドバラードへ、情熱的な炎を注いでいった。振られた女性の、何処か女々しさ秘めた強がった心情を男性が歌いあげてゆく様も、なかなかの聞きどころだ。
M06:「呼吸」 feat. 成田圭
lyric : 大五郎 / music : TACOS NAOMI
AGtr 馬場”BABI”一嘉
(original : 大五郎 2002年8月25日発売 Maxi Single「呼吸」 DAIZ-2)
京都を中心に活動しているシンガーソングライターの大五郎が歌った「呼吸」を、秋田県出身、「歌スタ!!」で話題を集めデビューを飾った女性シンガーの成田圭が歌唱。星や海など大きな世界観を歌詞へ用いながら、すぐ側にいる”あなた”という存在の愛おしさを、愛情たっぷりに告白してゆく。澄み渡る成田圭の歌声も印象深い、とても美しい、スロウなラブソング。
M07:「Graduater」 feat. ANGEL-TAKA (UCHUSENTAI:NOIZ)
lyric : アキレスKEN / music : TACOS NAOMI
Gtr 江草一平 / Ba リウ / Dr 鍵山喬一
(original : 椎名へきる 1988年1月21日発売 single「Graduater」SRDL-4442 / 1998年2月1日発売 Album「Baby blue eyes」SRCL-4179)
今でも声優/シンガーの椎名へきるが、ライブの盛り上がりナンバーとして歌い続けている、椎名へきるファンなら知らない人がいない超定番ナンバー。元々は、木根尚登原作による「CAROL」シリーズから派生したラジオドラマであり、椎名へきるがヒロインの声を演じていた「CAROL-K」の劇中歌として作られた楽曲。本作では、UCHUSENTAI:NOIZのANGEL-TAKAが歌唱。溜めを効かせ歌いあげてゆく様が特徴的だ。ちなみに椎名へきるバージョンが有名だが、こちらは、オリジナルともまた違う新バージョンになっている。
M08:「風に抱かれて」 feat. KENN
lyric / music : TACOS NAOMI
Gtr 江草一平 / Trp 柴田直人 / Trb 小幡愛 (BEE!BANG!BOO!) / Sax 横溝雄毅 (BEE!BANG!BOO!)
「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」の遊城十代役や「アオハライド」の小湊亜耶役。ミュージカル「ミュージカル テニスの王子様」シリーズの不二裕太役など、声優/役者として非常に高い人気を誇っているKENN。かつては、The NaB’sのヴォーカリストとして活動していたよう、歌にも定評がある。本作は、哀愁味を帯びたソウルフルな楽曲。好きな相手が、寂しさを紛らわすため寄せた一夜の想い。本音伝えたい気持ちをグッと堪え、相手の寂しさを受け入れてゆく男の心情を、KENNが哀切な想いたっぷりに歌いあげている。なんて胸が痛くなる悲しい心模様なんだ。これは、TACOS NAOMIの体験談??
M09:「MAJO」 feat. JUAN & MARU (トリルダン)
lyric : JUAN & MARU / music : TACOS NAOMI
Gtr 江草一平 / Ba 三宅博文
トリルダンのツインヴォーカル・チームJUANとMARUが、作詞と歌唱を担当。小悪魔でワガママな女の子の自分よがりな心情を、魔女っ子に投影。毒っ気と可愛らしさが混在してゆくところは、トリルダンらしさも生かした上での表情??。ハード&フリーキー。でも、不思議とポップ感も味わえる、TACOS NAOMI流ガーリーロック・ナンバー。
M10:「雨」 feat. 岡田悠 (ex. イロクイ。)
lyric : 岡田悠 / music : TACOS NAOMI
Gtr 江草一平 / Ba リウ
元ビジュアル系バンド、イロクイ。のヴォーカリストだったゆーりこと岡田悠が歌詞と歌唱を担当。何処か病んでる歌詞も特徴的。切々とした表情ながら、1曲の中様々なドラマを描いてゆく楽曲展開は、TACOS NAOMI流ビジュアル・バラード作というべきか。まるで女性??とも勘違いしてしまいそうな、岡田悠のとても儚くて切々とした歌声が、痛い歌詞とは裏腹に心を温かく包んでゆく。このアルバムの最後を飾るに相応しい、壮麗でドラマチックなバラード・ナンバーだ。
歌い手の個性を生かした上で制作した楽曲が多いのも、アーティストの屋台骨を支える活動を長年続けてきたTACOS NAOMIの魅力。この「WORKS」を通し、TACOS NAOMIらしさを味わうのか?。TACOS NAOMIというフィルターを通し歌い上げた、ゲスト・ヴォーカリストたちの”らしい色”を楽しむのか??。まぁ、そこは聞き手に委ねようか。
20年目の初のアルバムにして、このクオリティ。いや、良質な作品に仕上がることはわかっていたので、むしろ「納得の1枚」というべきか。この機会に改めてTACOS NAOMIという存在を認知し、たまには大好きなアーティストたちを支える存在の魅力にもエールを送っていただきたい。えっ、どうやってエールを送るのか??。そんなの答えは簡単だろう。今すぐCDショップへ行き、予約購入しなさい。Amazonで買いなさい!!
TEXT:長澤(NOISE FACTORYの頃から見ている)智典
TACOS NAOMI BLOG
http://tacos-naomi.269g.net/
TACOS NAOMI twitter
https://twitter.com/TACOS_NAOMI
TACOS NAOMI HP
http://www.allex-inc.com/
アーティスト : TACOS NAOMI
商品名 :「WORKS」
発売日 : 2014 年11月12日(水)
価格 : 3,000( 税抜)/ 3,240(8% 税込)
商品番号 : AECD-0030
発売元 : ALLEX ENTERTAINMENT
販売元 : ALLEX ENTERTAINMENT / ダイキサウンド株式会社
収録曲
M01.「 Dream Comes True」 feat. THE ポッシボー
M02.「 Plastic desire」 feat. 黒田倫弘
M03.「 ナニモカモ ナンドデモ」 feat. u-ya asaoka (ex. FIELD OF VIEW)
M04.「 12月17日」 feat. 辻詩音
M05.「 愛し方」 feat. YOFFY ( サイキックラバー )
M06.「 呼吸」 feat. 成田圭
M07.「 Graduater」 feat. ANGEL-TAKA (UCHUSENTAI:NOIZ)
M08.「 風に抱かれて」 feat. KENN
M09.「 MAJO」 feat. JUAN / MARU (トリルダン)
M10.「 雨」 feat. 岡田悠 (ex. イロクイ。)