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2014年07月28日 (月)


★THE MICRO HEAD 4N’S Interview★早くも2ndシングル『PARASITIC EMOTION』が発売に! レベルアップした夏の3rd Anniversary Tourも見逃せない!!

NEWS - 13:00:00

 毎回異なるテーマを設け、驚きの趣向が打ち出された5カ月連続ワンマンライヴ「EARNEST GAMES」を終え、大きな進化を遂げたTHE MICRO HEAD 4N’S(マイクロヘッドフォンズ)。5月30日に発売されたバンド初のシングル『EARNEST GAME』に続き、7月30日には2ndシングル『PARASITIC EMOTION』がリリースされる。翌日7月31日には「3rd Anniversary Tour 2014 PARASITIC EMOTION」がスタート。Ricky(Vo)、kazuya(G)、SHUN.(G,DJ)、ZERO(B)、TSUKASA(Dr)のメンバー全員に、シングル制作秘話とツアーへの意気込みを聞いた。

――1stシングル発売からわずか2カ月で、早くも2ndシングル『PARASITIC EMOTION』が2パターンで登場です。

kazuya 今年は音源をいっぱい出したいねという話をメンバーとしていたんです。今回は遊び心をこめて、2パターンをリリースすることにしました。どの曲も作ったのは去年なんですが、表題曲の“PARASITIC EMOTION”は、自分の中にもう一声いけるという感触があったんで、半年以上アレンジを続けたんです。ダブステップやEDMにはまっていた時期に書いたんで、そのエッセンスをバンドに取り入れたいという思いがありました。最初はデジロックだったんですけど、なにかの瞬間にもっとポップになりそうだなと思って、すべて取っ払って作り直すなど、アレンジにすごく時間をかけましたね。さらっと聴けるけど、コード進行は複雑なんです。
Ricky kazuyaとキャッチボールをしながら進めた曲なんですけど、僕が歌や思い浮かんだメロを入れて送り返すと、激変して戻ってきたりとか、結構大変なんだけど、僕は対応できちゃう人なんで(笑)。バンドとして曲を作り上げていくのは楽しいですし、自分でもすごくスキルアップできたと思います。あとで外すのは簡単なので、とりあえずいいアイディアはぶっ込んでおく(笑)。
ZERO Rickyさんはイントロにもいろいろ入れてくるじゃないですか。そんなにがんばって歌わなくてもいいのにって、たまに思います(笑)。
Ricky わかる、わかるよ。演奏隊的には別になくてもいいと思うだろうけど、僕的にはライヴでお客さんが歌うところまで想定しているんです。今回もサビの頭の空白部分に、“Please love me”って入れたんですけど、やりとりの中で1回外されたんですよ。
kazuya それでも入れて戻してきたから、よっぽどこだわりがあるんだなって、そこは汲み取りました(笑)。
Ricky この言葉が入ることで流れができて、歌詞が膨らむんです。いつもは夢、光、復活といったテーマを伝えることが多いんですけど、今回は視点を変えたラブソングみたいな感じで、わりと詞で遊んでいるんですよ。もちろん、お客さんに歌ってもらいたいというのもあるし、アレンジを進める上で、そういうメンバーとのせめぎ合いはありますね。
kazuya でも、そうすることで、お互いの想像を超える曲ができるんです。いろいろ挑戦ができた曲ですね。
SHUN. 確かに。ストレートにギターを弾くというより、パズルみたいに組み立てていった曲だし、DJをちゃんと入れたのも今回が初めて。kazuyaと意見交換しながら、こんなのはどうかなと引き出しからいろいろ引っ張り出して、結果、今までやったことがないようなパートも弾きました。コードの鳴りとかアンサンブルを大切にしながら一緒に作れた曲ですね。
ZERO 僕は前のヴァージョンをもう覚えていなかったので、レコーディング前にデモをもらったとき、新曲を初めて聴くような感覚でした。だからすごくワクワクしたし、頭にいろんなイメージが広がった。とても遊びたくなってしまい、MIDIでアレンジしだしたら、遊び過ぎて今度は弾けなくなったので、少し修正しました(笑)。最近、こういう自分に対する挑戦みたいなのをやっていなかったから、新鮮でしたね。
TSUKASA 僕がもらったときはAメロが8ビートだったんで、ちょっとゆったりして聴こえたんです。Rickyさんの歌声を想定しながら、もう少しスピード感を出すにはどうすればいいだろうと思って、「そうだ、倍だ!」と16ビートにしてみたら、疾走感が出てカッコいい感じになりました。僕もMIDIを使っているうちに、人間業じゃないアレンジになってしまい、ライヴで叩けるように変更しましたね。

――同じ時期にできたとはいえ、カップリングの“PRISONER”と“声なきスマイル”は、表題曲とまったく雰囲気が異なりますね。

kazuya そうですね。“PRISONER”みたいなデジロックを作ると、今度はその反動でバラードがやりたくなり、それで生まれたのが“声なきスマイル”なんです。イメージがこれまでのマイフォとは違いすぎるし、正直、メンバーに聴かせるのも最初はどうしようかと(笑)。ZEROとTSUKASAが得意とする曲ではないはずなのに、ベースラインもドラムもカッコよく仕上がってきて、あらためてメンバーの適応力ってすごいなと思いました。
ZERO まちがいなく、これまでにやったことのないタイプの曲ですけど、実は結構好きなんですよ。この曲はフレットレスの指弾きだなと思ったんですけど、手元に4弦しかなくて、5弦じゃないと無理だったんで、感覚的にそのニュアンスが出るように演奏しましたね。
TSUKASA 僕は遅いテンポが苦手なんですけど、“声なきスマイル”はメロディがすごくキレイだったので、ここはずっしりと支えていこうみたいなのがありました。これまで弱いショットって叩いたことがなかったんですが、今回、ゴーストノートを取り入れたんです。加減がむずかしかったですね。あと、歌詞にすごく感動しました。
Ricky ありがとう(笑)。“声なきスマイル”はすごく広がる曲だなと思って、伝わりやすいシンプルな言葉を選んだんですよ。
SHUN. 個人的には、あまり普通のバラードにしたくないというのがありましたし、それをぶち壊すのが自分の役目だと思ったんで、普通だったら7弦を使う曲ではないけど、7弦の低い音や音圧を意識したので、いい感じのロックバラードになった。“声なきスマイル”は、“PARASITIC EMOTION”や“PRISONER”ほど同期がないですし、大人になったせいか引き算を考えて、メロディを引き立たせるために多少、オブリを入れたくらいですけどね。昔だったら強引にもっといろいろ入れていたと思うんですけど……。
Ricky オブリシュン……。
(一同爆笑)
Ricky ゴメン、がまんできなかった。
SHUN. 次は許さねぇからな(笑)。

――2月のライヴで、“この先ずっと…”のバレンタイン・ヴァージョンが披露されましたが、今回収録されている“この先ずっと…~Ballad version~”はその進化系ですね。

kazuya “この先ずっと…”は1stアルバム収録曲ですけど、この形が答えだったのかもと思うくらいしっくりきたし、なによりクオリティが高かったので、今回どうしても入れたかったんです。ヴァージョンを変えて発表するという試みは前からやってみたかったですし、音楽も消費の時代とは言われますけど、1曲をもっと大切にしたいっていうのが根本にある。それが、今回のバラード・ヴァージョンに結びつきました。
Ricky キャッチーな表題曲と、“PRISONER”のようなドスのきいた遊びテイストが入った曲、そしてバラードと、声を使い分けたりするのが楽しかったですね。エフェクトをかけたりもしていますし、いろんなRickyを見せられたんじゃないかと思います。
ZERO たった3曲なのに、マイフォのなんでもあり感がうまく表せたんじゃないですかね。

――シングル発売後、いよいよ夏のツアー「3rd Anniversary Tour 2014 PARASITIC EMOTION」が始まります。

kazuya 去年とはまったく違うバンドになっているはずですし、ショーとしてのエンタテイメント感が増したライヴを楽しんでもらいたいですね。あとひょっとしたら今年最後のワンマンでのツアーになるかもしれないので、沢山の方に来て頂きたいです。
ZERO 自分たちだけでなく、来てくれた人たちもゲームを楽しんでもらえたのが前回のツアーだったと思うんですけど、今回はさらに自己ベストを更新してもらいたいです。
TSUKASA 前回は東京だけでしたけど、今回は地方のみんなに会いにいけるっていうのがなによりもうれしいですね。いっぱい寄生してもらって、マイフォの虫が体を蝕んで……。
SHUN. 虫? 無理にツアータイトルに絡めなくてもいいよ(笑)。
TSUKASA えーっと、なにかを残してくるツアーにしたいです!
SHUN. 前回は、オレの断髪式とかTSUKASAの演歌ショーとか、逆チョコとかイベントがいろいろあったけど、今回は音楽だけで遊びを追求していきたいんですよね。
ZERO 大阪や名古屋でも断髪式をやらなくていいんですか?
TSUKASA そうだ、ヘルニアが悪くならないようにイスも準備しましょうか。
SHUN. やらないし、いらねぇよ(笑)。
Ricky 実は僕の中では、前回の「EARNEST GAMES」からの切り替えができてない。まだ、ボスを倒せてない気がするんだよね。
TSUKASA 裏ボスがいますから。
Ricky メタルスライム的な(笑)? 倒すべき敵はまだまだいるし、もっとレベルアップできると思うので、「EARNEST GAMES」の本当のステージはこのツアーかもしれない。
ZERO 「EARNEST GAMES」はレベル50くらいでボスを倒しちゃったけど、今度はレベル90まで上げて、ボスを倒す感じですね。
kazuya 3周年を目前に、やれること、やりたいことがどんどん増えてるなと感じているので、他のバンドとは違うかもしれないけど、自分たちのペースでいろんなことに挑戦していきたいと思っています。前回のようにテーマは設けてないですが、今回はシルバー、ピンク、青、紫、黄色と、メンバーおのおのをカラーで表現してみようかと思っているので、そうしたところにも注目してもらいたいですね。

TEXT 権田アスカ


PARASITIC EMOTION
https://www.youtube.com/watch?v=mMjULRv6lG0&list=UUF4PMH6LZcmB7wsaeiwLPig

PARASITIC EMOTION 2
https://www.youtube.com/watch?v=z0JhziwlZsw


■3rd Anniversary Tour2014
PARASITIC EMOTION

2014.7.31. THU  ZERO誕生日
高田馬場AREA OPEN 18:30 / START 19:00 

2014.8.3. SUN
横浜BAYSIS OPEN 17:30 / START 18:00

2014.8.9. SAT
柏Thumb Up OPEN 17:30 / START 18:00

2014.8.16. SAT
名古屋UP SET OPEN 17:30 / START 18:00

2014.8.17. SUN
OSAKA MUSE OPEN 17:30 / START 18:00

TOUR FINAL THE MICRO HEAD 4N’S 3周年!!!
2014.8.24. SUN

Shibuya WWW OPEN17:30 START 18:00


★7月30日(水)発売決定!!!
「PARASITIC EMOTION」

Aパターン         Bパターン
M-1 PARASITIC EMOTION   M-1 PARASITIC EMOTION 

M-2 Prisoner       M-2Prisoner

M-3声なきスマイル      M-3 この先ずっと…~Ballad version~

各1500円+税

インストアなど詳細はこちらまで
http://themicrohead4ns.jp