2023年05月01日 (月)

【DazzlingBAD】5月2日池袋EDGEにてツアーファイナル！関東集中ワンマンツアーで更なる成長を遂げたバンドの集大成を見逃すな！！

NEWS - 08:00:24

ワンマンツアー敢行中の新人バンド「DazzlingBAD」の2周年ワンマンレポートの第二弾を間が空いてしまったが、ツアーファイナル直前の今お届けする。

後半戦スタートは激しい楽曲で攻め立てたところから一転、ピアノの音からiTがストーリーテラーとなって完成する楽曲「malus in the Garden of EDEN」で空気を変える。

ワンマンだからこそできる彼らの表現とも言える物語調で問いかける、一見清廉に映っていたものが実はドス黒いモノの上に成り立っているというストーリーには彼らのバンド名やテーマでも相反するものを正しい・一般的に良いとされる一方からだけで観るのではなく、ネガから捉えるポジという表現をしっかりメッセージとして取り込んでいる。

続く「Sanctuary」は、「malus in the Garden of EDEN」と連なるストーリーを持つ楽曲で、悲壮感は保ちつつも激しい演奏を多用しつつも、ただの暴れ曲ではなくしっかりとメッセージを織り込んでいく。シングル曲の激しい楽曲でありながら「聴きこませる」という表現を創り上げていることは驚きだ。

そしてこの流れで演奏される「Canaan」も含めた3曲は、一つの連なるストーリーを表現している。

楽曲自体の振り幅も大きい上に

生まれる前から始まる「生」

業を背負って迎える「死」

死によって手に入れた「解放」

と壮大なストーリーと共に一つのテーマがぎゅっと凝縮されている。

この濃厚な三曲をもって本編を終了させた後、新曲・MVの先出しと予定調和のないアンコール（終演後にメンバーに聴いたところ、本当にアンコールの演奏曲も決めていませんでした）を駆け抜けた。

5月2日池袋EDGEで行われる関東近県で行われた集中ツアーで培ってきた成長を必ずや見せてくれるだろう。

前回にも述べたが、古くからヴィジュアル系を愛したあなたに足を運んで欲しい思えるヴィジュアル系の良さをしっかりと継承した新しいヴィジュアル系バンドが生まれたと思っている。

楽曲はもちろんだがこんな息苦しい世の中で吐き出せない感情を代弁してくれる彼らに注目して欲しい。

文章：神崎要

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