2021年07月16日 (金)
【凛-Lin-】「九天攬樂-Ninth Heaven-」 MV 配信決定!
NEWS - 18:00:41中国生まれ日本育ちの V 系ギタリスト・凛-Lin-の約二年ぶりの新作「九天攬樂-Ninth Heaven-」がリリースされ、音楽誌YOUNG GUITARやBURRN!でも取り上げられるなど好評を得ているが、作品の世界観がより広がるMV予告が公開され、さらには配信リリースが決定した!
今回は特別に凛-Lin-本人より、作品の制作背景などを紹介してくれた。
今後のさらなる活躍に期待したい!
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◇プロジェクト立ち上げの経緯◇
LilithとAS二期の活動が終わり、生活拠点を東京に移したのですが、再び日本へ戻るにあたって様々なことを考えました。
バンド活動を中心に生きてきましたので、一人になった時に何が出来るのかと。
自分と向き合う時間が増え、楽曲提供などをしたり、変わらずギターを弾いていました。
とにかく音楽に触れていないと、それまでを否定していまうんじゃないかという不安がありました。
結局それを解決するのは音楽であって、前へと進むために過去を越えていく、新しい作品を生み出すことが最良の選択であるということに気づきました。
同時に過去作を越えないといけないというプレッシャーも大きく感じていたのですが、新たなスタート地点となった前作「INNOCENCE」が完成した時、その後の指針が明瞭になりました。
これは当時の自分の持ちうる全てを出し切った作品でした。
それを越える作品を創りたいというのがまずあって、模索する中でESPから7弦ギターを提供して頂いたのですが、それによって未知なる領域が開けました。
6弦ギターでのドロップチューニングにハード面で限界を感じていたので、7弦ギターを使うことによって、さらに低い音域、そして弦が増えることによってさらなる高音を出すことが出来るようになりました。
それは即ち、楽曲にさらなる広がりを与えることを意味します。
そして昨年からのコロナ禍によって目まぐるしく変わる情勢、分断されていく世界。
メディアによる偏向報道にすごく違和感を感じていて、中国の人は親日で日本の文化にもなじみ深いのに、その反面、日本の人は全然今の中国を知らないと思うことがよくあります。
中国で最初に音楽活動を始めた2012年当時、まだ発展途上な部分があって、一方で日本のロックシーンは成熟していて、音楽ビジネスを取り巻く環境も進んでいました。
そういうこともあって、当初、自分は日本風のカッコいい音楽を中国で広めたいという気持ちが強かったです。
しかし、活動していく内にだんだんと、中国人として何が出来るのかと考えるようになりました。
中国ツアーをしてからは、自分のルーツをより意識するようになり、中国から世界に発信していけるような音楽を創ることを重視するようになりました。
それがLilith後期の代表作「雪未央」や「盤龍舞鳳」といった曲が生まれたきっかけであり、自分の出せるオリジナリティとして広がった部分であったと思います。
あれから時間も経っているので、もっと進化したものを創りたいなと考えていて、昨年の夏くらいから構想を練っていました。
また、日本は自分にとっては同じく母国のような存在であって、音楽活動を始めた地でもあるので、自分の場合、人と違うのはこの特別なバックグラウンドだと思っています。
自分のアイデンティティーの証明をしたいと考えていましたし、どちらの視点にも立って物事を捉え、考えることが出来て、両方のことに対して、深く理解があることは、自分の強みだと感じています。
そんな、自分のアイデンティティーとは・・・。
それは東洋人であること。
ロックは西洋で生まれ世界中で愛されていますが、僕はもっと民族的な要素を加えて発信していきたいと思いました。
日本の音楽も中国の音楽もルーツは同じですし、使われる楽器もそんなに離れてはいないですよね。
だからどちらのリスナーが聴いても理解しやすいと思うし、そういう分かりやすいものを創ろうと思いました。
そして、日本でリリースする意味としては、中国を知ってもらうきっかけになればといいと思いますし、中国でリリースすることによってロックがより浸透するきっかけになれればと考えています。
さらに大事なのはアジア地域以外の人が聴いた時にいかに衝撃を与えられるか、そのへんはギターのプレイはもちろんのこと、古典楽器パートのアレンジには特に力を入れました。
ドラムアレンジはLilithのメンバーであるドラム担当の楽くんに手伝ってもらっています。
彼はいつの時も一緒に制作をして来た戦友でもあり、親友でもあるので、安心して任せています。
今回も一発でいいのものを返してくれました。
そして、曲中の間奏部分からギターソロのセクションは匠さん(Sukekiyo)がアレンジをしてくれました。
曲の最終構成が決まり、本チャンのレコーディングも終えていたのですが、ミックス前に聴き直すと、もう少し変化が欲しいと感じて、急遽、匠さんに相談したのですが、快く引き受けてくれました。
実は、Lilithの日本公演を見に来てくれていて、その時から親交がありました。
音楽家として尊敬している大先輩です。
最終的に二曲の構成となり、曲数は多くはありませんが、構想から約半年の時間が経って、やっとリリース出来る形となりました。
いろいろなところで聴いてもらえればいいなと思います。
ソロなのですが、MVの制作も含めいろいろな方の協力の下、素晴らしい作品が出来たと自負しています。
感謝の気持ちを持って、今後も頑張っていきたいと思います。
↓動画リンク↓
「九天攬樂-Ninth Heaven-」MV FULL by 凛-Lin-
凛-Lin- New MV
「九天攬樂-Ninth Heaven-」 MV Full
[発売日] 2021年7月21日
[配信先] iTunes 他
凛-Lin- New EP
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「九天攬樂-Ninth Heaven-」
[発売日] 2021年6月23日
[收录曲]
1.-夢境– (Daydream)
2.九天攬樂 (Ninth Heaven)
[発売元] Grows Independent Music
※デジタル音源
[配信先] iTunes 他
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[PROFILE]
凛-Lin-
中国生まれ日本育ちの V 系ギタリスト。
関西を中心に音楽活動を行った後、2012 年より上海へと渡り、Lilith(リリス)を結成。破竹の勢いで中国のロックシーンにその名を刻み、バンドの代表曲である「Arcadia」は 2016 年にアニメ「一人之下 the outcast」のオープニングテーマ曲に選ばれた。
バンド活動終了後はコンポーザーとしても多岐に渡って活動を展開。
2017 年にアニメ「THE KING OF FIGHTERS DESTINY 拳皇命运」に挿入曲を提供。
2019 年には「陰陽師・平安物語」第二期主題歌「真夏絵巻」を作詞・作曲した。
日本の楽器メーカーESP のオフィシャルエンドーサーであり、デモンストレーションムービーに度々登場している。
–代表作–
・2016年
アニメ「一人之下 the out cast」第一期OP曲「Arcadia」、ED曲「In the Dawn」
・2017年
アニメ「THE KING OF FIGHTERS DESTINY-拳皇命运–」挿入曲集「Music for KOF-拳皇命运–」
・2019年
アニメ「陰陽師・平安物語」第二期主題歌「真夏絵巻」
ギターインストゥルメンタル作品「INNOCENCE」
[LINKS]
■凛-Lin-
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■樂(ex.Lilith)
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■匠(Sukekiyo)
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■ESP→ https://espguitars.co.jp/artists/